JP6498231B2 - フォークガード構造 - Google Patents

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本発明は、フロントフォークを保護するフォークガードに関し、詳細にはフロントフォーク内に固定されるフォークガード構造に関する。
フロントフォークを保護するフォークガード構造としては、フロントフェンダの車幅方向外側に配置されたフロントフォークの更に車幅方向外側に、フロントフェンダとは別体に設けられたフォークカバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−278339号公報
上記特許文献1では、フォークカバーをフロントフェンダの外側に取付けるため、走行風の流れや外観性を考慮して外装面の連続性を確保する必要がある。そのため、フォークカバーの配置の自由度が制約され、フロントフォークとフロントフェンダ、フォークカバーとを近接して配置することが困難になり、フォークカバーでフロントフォークを保護する保護効果の更なる向上を図ることが困難である。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、フロントフォークを保護するフォークガードをフロントフェンダに取付ける構造としながら、走行風の流れや外観性の制約を受けにくく、且つ保護効果の更なる向上が図れるフォークガード構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、二輪車(10)の前輪(33)を支持するフロントフォーク(13)に、前記前輪(33)の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ(34)が取付けられ、前記フロントフォーク(13)を構成する左右一対の筒状の緩衝部(26)の少なくとも一部を覆うフォークガード(30L,30R)が前記フロントフェンダ(34)に組付けられたフォークガード構造において、前記フォークガード(30L,30R)は、前記フロントフェンダ(34)内に固定され、前記フォークガード(30L,30R)の後側が、車幅方向内側に指向し、正面視にて、前記フォークガード(30L,30R)の上端は、前記フロントフェンダ(34)と重なることを特徴とする。
この構成によれば、フロントフェンダ内にフォークガードが固定されるため、走行風の流れや外観性の制約を受けにくくなり、また、フォークガードを緩衝部に可及的に近接させて配置することができ、フロントフォークの保護効果を向上させることができる。
本発明は、二輪車(10)の前輪(33)を支持するフロントフォーク(13)に、前記前輪(33)の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ(34)が取付けられ、前記フロントフォーク(13)を構成する左右一対の筒状の緩衝部(26)の少なくとも一部を覆うフォークガード(30L,30R)が前記フロントフェンダ(34)に組付けられたフォークガード構造において、前記フォークガード(30L,30R)は、前記フロントフェンダ(34)内に固定され、前記フォークガード(30L,30R)の後側が、車幅方向内側に指向し、前記フロントフェンダ(34)と共に前記フォークガード(30L,30R)は、左右の前記緩衝部(26)を連結するボトムブリッジ(25)の下方に配置され、左右の前記緩衝部(26)は、前記ボトムブリッジ(25)で連結、支持され、前記フロントフェンダ(34)は、その上面が前記ボトムブリッジ(25)に固定されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)が前記ボトムブリッジ(25)より前方及び後方で前記フロントフェンダ(34)に固定されることを特徴とする。
この構成によれば、剛性部材であるボトムブリッジを前後に挟んで、フォークガードをフロントフェンダに固定することにより、フォークガードの固定部の剛性を向上させることができ、フォークガードと緩衝部とを近接して配置しても支持剛性が高いため、双方の干渉を回避して、効果的にフロントフォークを保護することができる。
本発明は、二輪車(10)の前輪(33)を支持するフロントフォーク(13)に、前記前輪(33)の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ(34)が取付けられ、前記フロントフォーク(13)を構成する左右一対の筒状の緩衝部(26)の少なくとも一部を覆うフォークガード(30L,30R)が前記フロントフェンダ(34)に組付けられたフォークガード構造において、前記フォークガード(30L,30R)は、前記フロントフェンダ(34)内に固定され、前記フォークガード(30L,30R)の後側が、車幅方向内側に指向し、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の一部を囲繞するように形成されるとともに、前記フロントフォーク(13)に前記フロントフェンダ(34)を固定した状態で、着脱可能に形成されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の軸線(103)を中心に回転させることにより、前記フロントフェンダ(34)に固定されることを特徴とする。
上記構成において、前記フォークガード(30L,30R)は、少なくとも車幅方向外側に指向する面が前記緩衝部(26)に沿うように円筒の一部を構成するようにしても良い。この構成によれば、フロントフォーク形状に沿って、フォークガードを形成するため、フロントフォークの保護効果を更に向上させることができる。
また、上記構成において、前記フロントフェンダ(34)には、前記フロントフォーク(13)を挿通させる開口(34g)が形成されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)が前記開口(34g)の一部を塞ぐように配置されるようにしても良い。この構成によれば、フロントフェンダのフロントフォーク挿通用の開口を大きく形成して、フロントフォークとフロントフェンダとの組付け性を容易にすることができるとともに、フォークガードで開口の一部を塞ぐため、前輪側からフロントフェンダ上方へ抜ける開口面積を可及的に小さくし、水等のフロントフェンダ上方への飛散を抑制することができる。
また、上記構成において、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の一部を囲繞するように形成されるとともに、前記フロントフォーク(13)に前記フロントフェンダ(34)を固定した状態で、着脱可能に形成されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の軸線(103)を中心に回転させることにより、前記フロントフェンダ(34)に固定されるようにしても良い。この構成によれば、フロントフェンダとフロントフォークとを小組みした状態で、フォークガードを組付けることができるとともに、左右の緩衝部間のスペースを利用して、フォークガードを挿入し、回転させることにより、緩衝部外方側で固定することができるため、フォークガードの組付け性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の後方で車幅方向の車体中心側に延びるリブ壁(30j)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、フロントフェンダの後側にて前輪から跳ね上がった水等がフロントフェンダの前方に飛散するのをリブ壁で掻き落として防ぐことができ、フロントフォークの保護効果を高めることができる。
た、上記構成において、左右一対の前記フォークガード(30L,30R)間に前記ボトムブリッジ(25)と前記フロントフェンダ(34)との締結部を設けるようにしても良い。この構成によれば、フォークガードが固定されるフロントフェンダ自体をフォークガード間でボトムブリッジに固定するため、フロントフェンダの支持剛性をフォークガードに作用させることができる。
また、上記構成において、前記緩衝部(26)は、下部に外筒(102)、上部に内筒(101)を有するテレスコピック式で構成され、外筒(102)の上端に最大径部(30a)が形成されるとともに、前記最大径部(30a)の上下幅(W)の範囲に前記フォークガード(30L,30R)の下端(30u)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、フロントフォークとフォークガードとを近接して配置することができるとともに、フォークガードとフロントフォークとを一体的に見せることができるため、外観性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記フロントフェンダ(34)の側壁(34b)と前記フォークガード(30L,30R)とが当接するようにしても良い。この構成によれば、フロントフェンダ側壁の剛性をフォークガードで高めることができる。
本発明は、フォークガードが、フロントフェンダ内に固定され、フォークガードの後側が、車幅方向内側に指向するので、走行風の流れや外観性の制約を受けにくくなり、また、フォークガードを緩衝部に可及的に近接させて配置することができ、フロントフォークの保護効果を向上させることができる。
また、フォークガードは、少なくとも車幅方向外側に指向する面が緩衝部に沿うように円筒の一部を構成するので、フロントフォーク形状に沿ってフォークガードを形成するため、フロントフォークの保護効果を更に向上させることができる。
また、フロントフェンダには、フロントフォークを挿通させる開口が形成されるとともに、フォークガードが開口の一部を塞ぐように配置されるので、フロントフェンダのフロントフォーク挿通用の開口を大きく形成して、フロントフォークとフロントフェンダとの組付け性を容易にすることができるとともに、フォークガードで開口の一部を塞ぐため、前輪側からフロントフェンダ上方へ抜ける開口面積を可及的に小さくし、水等のフロントフェンダ上方への飛散を抑制することができる。
また、フォークガードは、緩衝部の一部を囲繞するように形成されるとともに、フロントフォークにフロントフェンダを固定した状態で、着脱可能に形成されるとともに、フォークガードは、緩衝部の軸線を中心に回転させることにより、フロントフェンダに固定されるので、フロントフェンダとフロントフォークとを小組みした状態で、フォークガードを組付けることができるとともに、左右の緩衝部間のスペースを利用して、フォークガードを挿入し、回転させることにより、緩衝部外方側で固定することができるため、フォークガードの組付け性を向上させることができる。
また、フォークガードは、緩衝部の後方で車幅方向の車体中心側に延びるリブ壁が設けられるので、フロントフェンダの後側にて前輪から跳ね上がった水等がフロントフェンダの前方に飛散するのをリブ壁で掻き落として防ぐことができ、フロントフォークの保護効果を高めることができる。
また、左右の緩衝部は、ボトムブリッジで連結、支持され、フロントフェンダは、その上面がボトムブリッジに固定されるとともに、フォークガードがボトムブリッジより前方及び後方でフロントフェンダに固定されるので、剛性部材であるボトムブリッジを前後に挟んで、フォークガードをフロントフェンダに固定することにより、フォークガードの固定部の剛性を向上させることができ、フォークガードと緩衝部とを近接して配置しても支持剛性が高いため、双方の干渉を回避して、効果的にフロントフォークを保護することができる。
また、左右一対のフォークガード間にボトムブリッジとフロントフェンダとの締結部を設けるので、フォークガードが固定されるフロントフェンダ自体をフォークガード間でボトムブリッジに固定するため、フロントフェンダの支持剛性をフォークガードに作用させることができる。
また、緩衝部は、下部に外筒、上部に内筒を有するテレスコピック式で構成され、外筒の上端に最大径部が形成されるとともに、最大径部の上下幅の範囲にフォークガードの下端が設けられるので、フロントフォークとフォークガードとを近接して配置することができるとともに、フォークガードとフロントフォークとを一体的に見せることができるため、外観性を向上させることができる。
また、フロントフェンダの側壁とフォークガードとが当接するので、フロントフェンダ側壁の剛性をフォークガードで高めることができる。
本発明の一実施形態のフォークガード構造を採用した自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車を示す正面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 フロントフォーク及びフロントフェンダを示す説明図である。 フロントフェンダの内側を説明する斜視図である。 フロントフェンダの内側を説明する説明図である。 図7のフロントフェンダ及びフォークガードを示す要部拡大図である。 フロントフェンダ及びフォークガードを示す断面図である。 フロントフォーク及びフォークガードを示す要部側面図である。 図8のXI−XI線断面図である。 フォークガードの組付要領を示す作用図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の一実施形態のフォークガード構造を採用した自動二輪車10の左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部を構成するヘッドパイプ12に操舵可能にフロントフォーク13が取付けられ、車体フレーム11の下部を構成するロアフレーム16の下部後端部にリンク18を介して上下スイング可能にパワーユニット21が取付けられ、車体フレーム11の後部を構成するリヤフレーム17に収納ボックス22が取付けられている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方斜め後方に延びるダウンフレーム14と、このダウンフレーム14の左右に前端部が連結されるとともに後方に延びる左右一対のロアフレーム16,16(手前側のロアフレーム16のみ図示)と、これらのロアフレーム16,16の後端から一体に後方斜め上方に延びる左右一対のリヤフレーム17,17(手前側のリヤフレーム17のみ図示)とから構成され、車体フレーム11の大部分が車体カバー23で覆われている。
フロントフォーク13は、ヘッドパイプ12に回転可能に支持されたステアリングステム24と、このステアリングステム24の下端部に取付けられたボトムブリッジ25と、このボトムブリッジ25の左右両端部に取付けられた緩衝部26,26(手前側の緩衝部26のみ図示)とから構成されている。ステアリングステム24の上端部にはバーハンドル31が取付けられ、左右の緩衝部26,26の下端部には、車軸32を介して前輪33が支持されている。前輪33は、上方からフロントフォーク13に取付けられたフロントフェンダ34で覆われ、このフロントフェンダ34にフロントフォーク13を保護する左右一対のフォークガード30L,30R(手前側のフォークガード30Lのみ図示)が取付けられている。
パワーユニット21は、前部を構成するエンジン35と、このエンジン35の後部に一体的に設けられた無段変速機36とから構成される。エンジン35は、クランクケース37からシリンダヘッド、シリンダブロック等を備えたシリンダ部がほぼ前方に延び、シリンダヘッドにエアクリーナ38を含む吸気装置が接続されている。無段変速機36は、クランクケース37の後端部に一体に設けられた伝動ケース39を備え、この伝動ケース39の後端部に出力軸42を介して後輪43が取付けられている。一方のリヤフレーム17と伝動ケース39とにはリヤクッションユニット45が渡されている。
収納ボックス22は、その上部にシート46が開閉可能に取付けられている。
車体カバー23は、フロントフォーク13の上部の前方を覆うフロントカバー51と、このフロントカバー51の下端に連続して設けられた左右一対のフロントロアカバー52,52(手前側のフロントロアカバー52のみ図示)と、バーハンドル31の中央部を覆うハンドルカバー53と、フロントフォーク13の上部の後方を覆うフロントインナカバー54と、フロントフォーク13の上部の後方を覆うとともにフロントカバー51の左右端に接続されて運転者の脚部の前方を覆うレッグシールド56と、このレッグシールド56の下端部から下方及び後方に延びて運転者の足載せとされるフロアステップ57と、このフロアステップ57左右縁部から下方に延びる左右一対のフロアサイドスカート58,58(手前側のフロアサイドスカート58のみ図示)と、これらのフロアサイドスカート58,58の後端に連続するように設けられた左右一対のリヤサイドスカート59,59(手前側のリヤサイドスカート59のみ図示)とを備える。
更に車体カバー23は、フロアステップ56の後端からシート46の前端部下方まで延びるセンタカバー61と、フロアステップ56及びセンタカバー61からシート46の側縁下方を車体後方に延びる左右一対のボディサイドカバー62,62(手前側のボディサイドカバー62のみ図示)と、シート46の後方で左右のボディサイドカバー62,62の後端部間を覆うリヤセンタカバー63と、左右のボディサイドカバー62,62の下縁に沿ってフロアステップ56の後端から後方へ延びる左右一対のボディロアカバー64,64(手前側のボディロアカバー64のみ図示)と、ボディサイドカバー62,62の後端部下縁に接続される左右一対のリアサイドカバー66,66(手前側のリアサイドカバー66のみ図示)とを備える。
ハンドルカバー53には、前部にヘッドライト71、上部にウインドスクリーン72、左右端部に左右一対のバックミラー73,73(手前側のバックミラー73のみ図示)が設けられている。ロアフレーム16にはサイドスタンド75が設けられ、クランクケース37の下部にはメインスタンド76が設けられている。なお、図中の符号74,74(手前側の符号74のみ図示)はウインカ、77は同乗者が掴むグラブレール、78はグラブレール77の後部に取付けられたラゲッジボックス、81は後輪43を上方から覆うリヤフェンダ、82はテールランプ、83はライセンスプレートである。
図2は、自動二輪車10を示す正面図である。
フロントカバー51は、左右一対の下部カバー86,86と、これらの下部カバー86,86の上部間に設けられた正面視Y字形状の中間部カバー87と、この中間部カバー87の上方に設けられた上部カバー88とから構成され、下部カバー86,86及び中間部カバー87が、左右のフロントロアカバー52,52と共に開口部91を形成している。
開口部91からは、フロントフォーク13の下部、前輪33及びフロントフェンダ34等が外部に突出している。図中の符号93,93(手前側の符号93のみ図示)はバーハンドル31の両端部の前方を覆うハンドガード、94は上部カバー88に取付けられたライセンスプレートである。
左右一対のフォークガード30L,30Rは、フロントフォーク13の左右の緩衝部26におけるフロントフェンダ34から突出した部分の上部を覆っている。
図3は、図1のIII−III線断面図である。
フロントフェンダ34は、ボトムブリッジ25(図1参照)に取付けられる上壁34aと、フロントフォーク13の車幅方向外方に配置された左右の側壁34b,34bとを備える。フォークガード30L,30Rは、ほぼ左右対称な形状に形成され、フロントフェンダ34の上壁34aに取付けられるとともに、フロントフェンダ34の側壁34b,34bの車幅方向内方に配置されて、フロントフォーク13の緩衝部26を構成するフォークパイプ101の前方、側方及び後方を覆い、飛び石等からフォークパイプ101を保護している。
図4は、図2のIV−IV線断面図であり、車体前部の断面を示している。
緩衝部26は、ボトムブリッジ25に上端が取付けられたフォークパイプ101と、このフォークパイプ101がスライド可能に挿入されるとともに下端部で前輪33を支持するボトムケース102とでテレスコピック構造に構成され、これらのフォークパイプ101及びボトムケース102内にダンパ及びスプリングからなる緩衝機構が内蔵されている。なお、符号103は緩衝部26の軸線である。
ボトムケース102は、上端部にフォークパイプ101との間をシールするシール部材を内蔵する大径部30aが設けられ、この大径部30aの側方及び大径部30aより上方のフォークパイプ101の側方が、フォークガード30L,30R(奥側のフォークガード30Rのみ図示)で覆われている。即ち、大径部30aの軸線103に沿う幅W内にフォークガード30L,30Rの下端30uが配置されている。
フロントフェンダ34は、断面が略円弧形状の上壁34aに、一体に凹ませられた取付部34dが形成され、この取付部34dに、フロントフェンダ34をボトムブリッジ25に取付けるためのほぼ平坦状のブリッジ側取付部34eと、このブリッジ側取付部34eより低い位置に形成された複数のガード取付部34fとを備え、このガード取付部34fに左右のフォークガード30L,30Rが取付けられる。
図5は、フロントフォーク13及びフロントフェンダ34を示す説明図であり、ステアリングステム24の軸線に沿う方向で上方から見た図である。
フロントフォーク13のボトムブリッジ25は、その中央に位置するとともにステアリングステム24が取付けられる筒状のセンタボス部25Cと、このセンタボス部25Cからそれぞれ側方斜め前方に延びる左アーム部25L及び右アーム部25Rとからなり、左アーム部25L及び右アーム部25Rの先端部に形成された上下に貫通する嵌合部25a,25aにそれぞれフォークパイプ101の上端部が嵌合され、ボルト104により締め付けられて固定されている。
ボトムブリッジ25には、センタボス部25Cから後方に突出する後方突出部25bと、左アーム部25L及び右アーム部25Rからそれぞれ前方に突出する前方突出部25d,25dとを一体に備え、これらの後方突出部25b及び前方突出部25d,25dにフロントフェンダ34が取付けられている。なお、符号25eはフロントフェンダ34を取付けるビス(不図示)をねじ結合するために後方突出部25b及び前方突出部25d,25dに形成されためねじである。
フロントフェンダ34は、フロントフォーク13の緩衝部26,26(図2参照)を挿入するためにブリッジ側取付部34eの両側方に開けられた挿入穴34g、34gと、フォークガード30L,30Rを取付けるためにブリッジ側取付部34eの両側方に且つ挿入穴34g,34gよりも前方、及び挿入穴34g,34gよりも後方に設けられた4つのガード取付部34fとを備える。
図6は、フロントフェンダ34の内側を説明する斜視図であり、フロントフェンダ34を斜め下方から見た図である。図7は、フロントフェンダ34の内側を説明する説明図であり、緩衝部26の長手方向に沿って下方から見た図である。
図6及び図7に示すように、フロントフォーク13のフォークパイプ101,101のそれぞれの前方、外側方及び後方を囲むようにフォークガード30L,30Rがフロントフェンダ34の内面34hに設けられた複数のガード取付部34fに取付けられている。
フォークガード30Lは、フォークパイプ101を囲む帯状で平坦なベース板状部30bと、このベース板状部30bの車幅方向内側の端部から前方及び後方に延びる前側延出部30c及び後側延出部30dと、ベース板状部30bの前縁から側縁及び後縁に亘って連続するように形成された周壁30eとが一体成形された部品であり、前側延出部30c及び後側延出部30dがフロントフェンダ34のガード取付部34fにそれぞれ取付けられる。フォークガード30Rは、フォークガード30Lとほぼ左右対称な部品であり、ベース板状部30b、前側延出部30c及び後側延出部30d、周壁30eが一体成形された部品である。
フロントフェンダ34の内面34hには、前後方向に延びる複数の前後リブ34jと、車幅方向に延びる複数の左右リブ34kとが一体に設けられ、剛性が高められている。
フロントフェンダ34の左右の側壁34b,34bは、それぞれ前後方向のほぼ中央で且つフォークガード30L,30Rの外側方に、車幅方向外方に膨出する膨出部34mが設けられている。
図8は、図7のフロントフェンダ34及びフォークガード30L,30Rを示す要部拡大図である。
フロントフェンダ34のブリッジ側取付部34eは、その両側の縁部34n,34nが前側では平行、後側では後すぼまりに形成され、縁部34n,34nが平行から後すぼまりに変化する屈曲縁部34p,34pの車幅方向内側にフロントフェンダ34をボトムブリッジ25に締結する2本のボルト106,106が配置され、縁部34n,34nの後すぼまりの後端部にフロントフェンダ34をボトムブリッジ25に締結する1本のボルト106が配置される。
また、縁部34n,34nから一段低くなるように左右一対の底部34q,34qが形成され、これらの底部34q,34q(取付部34dの一部を構成している。)の前部及び後部にそれぞれガード取付部34fが設けられる。ガード取付部34fは、フォークガード30L,30Rの前側延出部30c及び後側延出部30dが挿入された挿入用スリット34rと、前側延出部30c及び後側延出部30dをビス108でそれぞれ締結するための取付壁34sとからなる。
フォークガード30L,30Rのベース板状部30bの内周縁部30qは、2つの直線部30r,30sと、これらの直線部30r,30sを繋ぐ円弧部30tとからなり、円弧部30tは、フォークパイプ101の外周面101aに沿うように当てられる、又はフォークパイプ101の外周面101aに沿うように近接している。
フロントフェンダ34の膨出部34mの内面34hには、L形状の鉤部34t(図11も参照)が一体に形成されている。また、フォークガード30L,30Rの周壁30eの外周面30fには、フロントフェンダ34の鉤部34tに係合する突出係合部30gと、周壁30eの上下位置を鉤部34tと協働して規制する突出壁部30hとが一体に形成されている。
図9は、フロントフェンダ34及びフォークガード30L,30Rを示す断面図であり、フロントフェンダ34及びフォークガード30L,30Rを上下に切断している。
フォークガード30L,30Rは、周壁30eがフォークパイプ101より後方まで延び、且つフォークパイプ101より車幅方向内側まで延びている。更に周壁30eには、その車幅方向内縁より車幅方向内方に突出するリブ壁30jが一体に形成されている。従って、後輪43(図3参照)の回転に伴って後方から前方に飛散した雨水等が、リブ壁30jによって阻止されて車両前方に飛散しないようにすることができる。
また、図3に戻って、周壁30eは、フォークパイプ101より前方まで延び、周壁30eの前部には、その車幅方向内縁より車幅方向内方に突出するリブ壁30vが一体に形成されている。
図10は、フロントフォーク13及びフォークガード30Lを示す要部側面図である。
フォークガード30Lの周壁30eの外周面30fには、緩衝部26の軸方向に直交するように形成された突出係合部30gと、この突出係合部30gから緩衝部26の軸方向上方に離れて側面視L字形状の突出壁部30hが形成されている。突出係合部30gの車幅方向内側には矩形の貫通穴30kが開けられている。突出壁部30hは、軸方向に直交する下壁30mと、この下壁30mの端部から軸方向に延びる上壁30nとからなる。
図11は、図8のXI−XI線断面図である。
フォークガード30Lの突出係合部30gは、フロントフェンダ34の鉤部34tに係合された状態にある。また、フォークガード30Lの突出壁部30hは、鉤部34tの上方に位置するとともに、突出壁部30hの先端部30pはフロントフェンダ34の内面34hに当たっている。従って、鉤部34tが突出係合部30gと突出壁部30hとに上下に挟まれて、フロントフェンダ34に対するフォークガード30Lの上下移動が規制される。また、突出壁部30hの先端部30pがフロントフェンダ34の内面34hに当たっていることで、フロントフェンダ34の膨出部34mの剛性を高めることができ、これにより、膨出部34mとフォークガード30Lとを互いに車幅方向に振動しにくくすることができる。
以上に述べたフォークガード30Lのフロントフェンダ34への組付要領を次に説明する。
図12は、フォークガード30Lの組付要領を示す作用図である。図12(A)は組付け前の状態を示す作用図、図12(B)は組付け中の状態を示す作用図である。
図12(A)に示すように、フォークガード30Lの円弧部30tをフォークパイプ101の外周面101aに当てた状態で、フォークガード30Lをフォークパイプ101の軸方向に移動させ、フロントフェンダ34に接近させる。このとき、フォークガード30Lの前側延出部30c及び後側延出部30dは、フロントフェンダ34のガード取付部34f,34fからずれた位置になるように傾けておく。また、フォークガード30Lの突出係合部30gがフロントフェンダ34の鉤部34tに係止されるようにする。なお、符号34uはガード取付部34fの取付壁34sに開けられたビス挿通穴、111は前側延出部30c及び後側延出部30dに装着されたナット部材、111aはナット部材111に形成されたねじ穴である。
そして、フォークパイプ101及びフロントフェンダ34に対してフォークガード30Lを、円弧部30tがフォークパイプ101の外周面101aに当たった状態で、白抜き矢印で示すように回動させる。即ち、フォークガード30Lを、緩衝部26の軸線103を中心にして回動させる。これにより、前側延出部30c及び後側延出部30dは、矢印A,Bに示すようにそれぞれガード取付部34f側へ移動し、突出係合部30g及び突出壁部30hは、矢印Cで示すように鉤部34t側へ移動する。
この結果、図12(B)に示すように、前側延出部30c及び後側延出部30dは、それぞれガード取付部34fの挿入用スリット34rに挿入され、前側延出部30c及び後側延出部30dは、それぞれガード取付部34fの取付壁34sに重なり、ビス挿通穴34uとねじ穴111aとが合致する。ここで、ビス108(図8参照)を、各ビス挿通穴34uに挿入するとともにねじ穴111aにねじ込むことで、フォークガード30Lがフロントフェンダ34に固定される。また、図11に示したように、突出係合部30gが、フロントフェンダ34の鉤部34tに係合するとともに、突出壁部30hが鉤部34tの上方に位置し、突出壁部30hの先端部30pがフロントフェンダ34の内面34hに当たる。
以上の図1及び図3に示したように、自動二輪車10の前輪33を支持するフロントフォーク13に、前輪33の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ34が取付けられ、フロントフォーク13を構成する左右一対の筒状の緩衝部26の少なくとも一部を覆うフォークガード30L,30Rがフロントフェンダ34に組付けられたフォークガード構造において、フォークガード30L,30Rは、フロントフェンダ34内に固定される。
この構成によれば、フロントフェンダ34内にフォークガード30L,30Rが固定されるため、フォークガード30L,30Rが走行風の流れや外観性の制約を受けにくくなり、形状、寸法及び配置の自由度を高めることができ、また、フォークガード30L,30Rを緩衝部26,26に可及的に近接させて配置することができる。従って、フォークガード30L,30Rによるフロントフォーク13の保護効果を向上させることができる。
また、図3、図6及び図8に示したように、フォークガード30L,30Rは、少なくとも車幅方向外側に指向する面(即ち、周壁30eの外周面30f)が緩衝部26に沿うように円筒の一部を構成するので、フロントフォーク13の形状に沿ってフォークガード30L,30Rを形成するため、フロントフォーク13の保護効果を更に向上させることができる。
また、図5及び図7に示したように、フロントフェンダ34には、フロントフォーク13を挿通させる開口としての挿入穴34gが形成されるとともに、フォークガード30L,30Rが挿入穴34gの一部を塞ぐように配置されるので、フロントフェンダ34のフロントフォーク挿通用の挿入穴34gを大きく形成して、フロントフォーク13とフロントフェンダ34との組付け性を容易にすることができるとともに、フォークガード30L,30Rで挿入穴34gの一部を塞ぐため、前輪33側からフロントフェンダ34上方へ抜ける開口面積を可及的に小さくし、水等のフロントフェンダ34上方への飛散を抑制することができる。
また、図5、図7及び図12(A),(B)に示したように、フォークガード30L,30Rは、緩衝部26の一部を囲繞するように形成されるとともに、フロントフォーク13にフロントフェンダ34を固定した状態で、着脱可能に形成されるとともに、フォークガード30L,30Rは、緩衝部26の軸線103を中心に回転させることにより、フロントフェンダ34に固定されるので、フロントフェンダ34とフロントフォーク13とを小組みした状態で、フォークガード30L,30Rを組付けることができるとともに、左右の緩衝部26,26間のスペースを利用して、フォークガード30L,30Rを挿入し、回転させることにより、緩衝部26,26の外方側で固定することができるため、フォークガード30L,30Rの組付け性を向上させることができる。
また、図9に示したように、フォークガード30L,30Rは、緩衝部26,26の後方で車幅方向の車体中心側に延びるリブ壁30j,30jが設けられるので、フロントフェンダ34の後側にて前輪33から跳ね上がった水等がフロントフェンダ34の前方に飛散するのをリブ壁30jで掻き落として防ぐことができ、フロントフォーク13の保護効果を高めることができる。
また、図5及び図7に示したように、左右の緩衝部26,26は、ボトムブリッジ25で連結、支持され、フロントフェンダ34は、その上面がボトムブリッジ25に固定されるとともに、フォークガード30L,30Rがボトムブリッジ25より前方及び後方でフロントフェンダ34に固定されるので、剛性部材であるボトムブリッジ25を前後に挟んで、フォークガード30L,30Rをフロントフェンダ34に固定することにより、フォークガード30L,30Rの固定部の剛性を向上させることができ、フォークガード30L,30Rと緩衝部26,26とを近接して配置しても支持剛性が高いため、双方の干渉を回避して、効果的にフロントフォーク13を保護することができる。
また、図5、図7及び図8に示したように、左右一対のフォークガード30L,30R間にボトムブリッジ25とフロントフェンダ34との締結部(複数のボルト106による締結部)を設けるので、フォークガード30L,30Rが固定されるフロントフェンダ34自体をフォークガード30L,30R間でボトムブリッジ25に固定するため、フロントフェンダ34の支持剛性をフォークガード30L,30Rに作用させることができ、フォークガード30L,30Rを強固に支持することができる。
また、図4に示したように、緩衝部26は、下部に外筒としてのボトムケース102、上部に内筒としてのフォークパイプ101を有するテレスコピック式で構成され、ボトムケース102の上端に最大径部としての大径部30aが形成されるとともに、大径部30aの上下の幅Wの範囲にフォークガード30L,30Rの下端30uが設けられるので、フロントフォーク13とフォークガード30L,30Rとを近接して配置することができるとともに、フォークガード30L,30Rとフロントフォーク13とを一体的に見せることができるため、外観性を向上させることができる。
また、図8及び図11に示したように、フロントフェンダ34の側壁34b,34bとフォークガード30L,30R、詳しくは突出壁部30h,30hとが当接するので、フロントフェンダ34の側壁34b,34bの剛性をフォークガード30L,30Rで高めることができる。従って、フロントフェンダ34の側壁34b,34b及びフォークガード30L,30Rの振動を抑制することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
10 自動二輪車(二輪車)
13 フロントフォーク
25 ボトムブリッジ
26 緩衝部
30L,30R フォークガード
30a 大径部(最大径部)
30j リブ壁
33 前輪
34 フロントフェンダ
34b 側壁
34g 挿入穴(開口)
101 フォークパイプ(内筒)
102 ボトムケース(外筒)
103 緩衝部の軸線
W 大径部の幅(最大径部の上下幅)

Claims (10)

  1. 二輪車(10)の前輪(33)を支持するフロントフォーク(13)に、前記前輪(33)の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ(34)が取付けられ、前記フロントフォーク(13)を構成する左右一対の筒状の緩衝部(26)の少なくとも一部を覆うフォークガード(30L,30R)が前記フロントフェンダ(34)に組付けられたフォークガード構造において、
    前記フォークガード(30L,30R)は、前記フロントフェンダ(34)内に固定され、
    前記フォークガード(30L,30R)の後側が、車幅方向内側に指向し、
    正面視にて、前記フォークガード(30L,30R)の上端は、前記フロントフェンダ(34)と重なることを特徴とするフォークガード構造。
  2. 二輪車(10)の前輪(33)を支持するフロントフォーク(13)に、前記前輪(33)の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ(34)が取付けられ、前記フロントフォーク(13)を構成する左右一対の筒状の緩衝部(26)の少なくとも一部を覆うフォークガード(30L,30R)が前記フロントフェンダ(34)に組付けられたフォークガード構造において、
    前記フォークガード(30L,30R)は、前記フロントフェンダ(34)内に固定され、
    前記フォークガード(30L,30R)の後側が、車幅方向内側に指向し、
    前記フロントフェンダ(34)と共に前記フォークガード(30L,30R)は、左右の前記緩衝部(26)を連結するボトムブリッジ(25)の下方に配置され
    左右の前記緩衝部(26)は、前記ボトムブリッジ(25)で連結、支持され、前記フロントフェンダ(34)は、その上面が前記ボトムブリッジ(25)に固定されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)が前記ボトムブリッジ(25)より前方及び後方で前記フロントフェンダ(34)に固定されることを特徴とするフォークガード構造。
  3. 二輪車(10)の前輪(33)を支持するフロントフォーク(13)に、前記前輪(33)の上方を覆うように下方に開放する箱状に形成されたフロントフェンダ(34)が取付けられ、前記フロントフォーク(13)を構成する左右一対の筒状の緩衝部(26)の少なくとも一部を覆うフォークガード(30L,30R)が前記フロントフェンダ(34)に組付けられたフォークガード構造において、
    前記フォークガード(30L,30R)は、前記フロントフェンダ(34)内に固定され、
    前記フォークガード(30L,30R)の後側が、車幅方向内側に指向し、
    前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の一部を囲繞するように形成されるとともに、前記フロントフォーク(13)に前記フロントフェンダ(34)を固定した状態で、着脱可能に形成されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の軸線(103)を中心に回転させることにより、前記フロントフェンダ(34)に固定されることを特徴とするフォークガード構造。
  4. 前記フォークガード(30L,30R)は、少なくとも車幅方向外側に指向する面が前記緩衝部(26)に沿うように円筒の一部を構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフォークガード構造。
  5. 前記フロントフェンダ(34)には、前記フロントフォーク(13)を挿通させる開口(34g)が形成されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)が前記開口(34g)の一部を塞ぐように配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のフォークガード構造。
  6. 前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の一部を囲繞するように形成されるとともに、前記フロントフォーク(13)に前記フロントフェンダ(34)を固定した状態で、着脱可能に形成されるとともに、前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の軸線(103)を中心に回転させることにより、前記フロントフェンダ(34)に固定されることを特徴とする請求項5に記載のフォークガード構造。
  7. 前記フォークガード(30L,30R)は、前記緩衝部(26)の後方で車幅方向の車体中心側に延びるリブ壁(30j)が設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフォークガード構造。
  8. 左右一対の前記フォークガード(30L,30R)間に前記ボトムブリッジ(25)と前記フロントフェンダ(34)との締結部を設けることを特徴とする請求項に記載のフォークガード構造。
  9. 前記緩衝部(26)は、下部に外筒(102)、上部に内筒(101)を有するテレスコピック式で構成され、外筒(102)の上端に最大径部(30a)が形成されるとともに、前記最大径部(30a)の上下幅(W)の範囲に前記フォークガード(30L,30R)の下端(30u)が設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のフォークガード構造。
  10. 前記フロントフェンダ(34)の側壁(34b)と前記フォークガード(30L,30R)とが当接することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のフォークガード構造。
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