JP6495132B2 - 建物 - Google Patents
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Description
図1(A)、(B)及び図2には、本実施形態の建物10が示されている。建物10は、一例として三階建てとなっている。なお、以後の説明では、一例として、建物10を平面視したときの図の上側、下側、左側、右側を北側、南側、西側、東側と称して説明する。また、各図における東西南北の表示は省略する。
次に、建物10の昇降路20の構造について説明する。
図3及び図4には、建物10の二階の昇降路20の構造が示されている。昇降路20とは、将来的に第1エレベータの一例としてのホームエレベータ80(図10参照)が設置されるエレベータシャフトとなる予定の空間である。換言すると、昇降路20は、複数の階に昇降する未設置のホームエレベータ80を収容可能な大きさとされた設置予定空間である。また、昇降路20は、一例として、建物10を高さ方向(後述するダムウェータ82の昇降方向)に見て(平面視して)、南北方向及び東西方向に広がる四角形状に形成されている。ホームエレベータ80の詳細については後述する。
4本の柱72は、一例として、軽量鉄骨製であり、それぞれ同様の長さ及び形状(水平方向の断面形状が正方形状)とされている。また、4本の柱72は、建物10の図示しない基礎上に立設されている。具体的には、4本の柱72は、昇降路20の四隅に1本ずつ配置され、立設されている。図3では、4本の柱72に囲まれることにより形成(設定)された昇降路20の外周を二点鎖線で示している。即ち、二点鎖線で囲まれた範囲が昇降路20に相当する。
図6(A)に示すように、梁73は、建物10の高さ方向に沿った板状のウェブ73Aと、ウェブ73Aの高さ方向上端から水平方向に張り出された上フランジ73Bと、ウェブ73Aの高さ方向下端から水平方向に張り出された下フランジ73Cとを有している。ウェブ73Aには、ボルト93を挿入可能な大きさの図示しない貫通孔と、該貫通孔の縁部を構成するウェルドナット73Dとが形成されている。また、梁73は、既述のように、両端部が4組の柱72に接合(架設)されており、昇降路20を四角形状に囲んでいる。
図3に示す仕切壁74は、一例として、第1仕切壁74A、第2仕切壁74B、第3仕切壁74C、第4仕切壁74D及び第5仕切壁74Eを有している。第1仕切壁74A、第2仕切壁74B、第3仕切壁74C、第4仕切壁74D及び第5仕切壁74Eは、いずれも、互いに対向する図示しない一対の壁面材と、一対の壁面材の間に設けられた図示しない下地材とを含んで構成されている。
図3に示すように、収納室76は、2階の第1空間部21Aに設けられており、第2共有スペース34側から物品を収納可能となっている。図3では、一例として、収納室76に物品の一例としての箱Bが収納されている。
クローゼット78は、2階の第1空間部21Bに設けられており、キッチン44側から物品を収納可能となっている。図3では、一例として、クローゼット78に物品の一例としての衣服Cが収納されている。
図10には、建物10の昇降路20にホームエレベータ80を設置した状態が示されている。ホームエレベータ80は、一部の取り付け部位を除いて、昇降路20内に収容可能な大きさでかつ平面視で昇降路20のほぼ全体を占める大きさとされている。また、ホームエレベータ80は、人運搬用のエレベータであるが、車椅子の運搬及び荷物運搬も可能である。なお、本実施形態では、一例として、ホームエレベータ80に対して居住者が北側から乗降するように、ホームエレベータ80が設置される。
図3に示すダムウェータ82は、小荷物運搬用のエレベータであり、一階から三階までの第2空間部21Cをエレベータシャフトとして、第2空間部21Cに設けられている。また、ダムウェータ82は、第2空間部21Cにおいて図示しないアクチュエータにより昇降可能とされた箱状のケージ83を有している。本実施形態では、一例として、ケージ83が、北側及び東側の2方向で操作(開閉)可能とされている。
図4に示す二階の床部90は、一階の天井84上で柱72(図3参照)に接合された梁73に取り外し可能に設けられ、二階の第1空間部21A、21B(図3参照)の床を形成している。ここでは、二階が上階の一例であり、一階が下階の一例である。具体的には、床部90は、取付部材の一例としての床受金物92と、床受材94と、根太96と、床板98とを有している。
図8に示すように、床受金物92は、一例として、被取付部92Aと、延出部92Bと、縦壁部92Cと、載置部92Dとを有している。図8では、東西方向を矢印X、南北方向を矢印Y、高さ(上下)方向を矢印Zで示している。なお、以後の説明では、東西方向をX方向、南北方向をY方向、高さ方向をZ方向と称する。
図4に示す床受材94は、木製であり、一方の梁73から他方の梁73までX方向に沿って延びている。また、床受材94は、X方向に見た断面が四角形状とされており、X方向両端部が1組の床受金物92に支持されている。床受材94の上面と梁73の上面とは、一例として、ほぼ同じ高さに配置されている。
図6(A)に示すように、根太96は、木製の部材であり、床受材94又は梁73に支持されると共に床板98を支持している。床受材94と根太96とは、平面視で直交している。図5に示すように、根太96は、一例として、3種類の根太96A、96B、96Cにより構成されている。
図6(A)に示すように、床板98は、一例として、下地材としてのパーチクルボード98Aと、パーチクルボード98A上に載置された仕上げ材としてのフローリング98Bとを有している。図3に示すように、昇降路20における床板98は、第1空間部21A、21Bに配置されており、第2空間部21Cには配置されていない。さらに、昇降路20における床板98は、第1空間部21A、21Bの外形に合わせた形状及び大きさとされており、昇降路20以外の床部とは繋がっていない。即ち、昇降路20における床板98は、昇降路20以外の床部に対して独立して設置及び取り外しが可能となっている。
図6(A)に示すように、建物10における昇降路20以外での床部を床部110とする。床部110は、一例として、複数の梁73上に載置されたALCパネル112と、ALCパネル112上に載置された床板98とを有している。ALCパネル112は、図示しない取付金物により梁73に固定されている。なお、ALCとは、軽量気泡コンクリートの略称である。昇降路20内の床板98の上面と、昇降路20以外での床板98の上面とは、ほぼ同じ高さに揃えられている。
図1(A)に示すように、建物10の一階の昇降路20では、複数の仕切壁101により仕切られることにより、第1空間部21A、21B及び第2空間部21Cが形成されている。第1空間部21Aには、収納室102が設けられ、第1空間部21Bには、押入れ104が設けられている。収納室102及び押入れ104は、収納部の一例である。なお、一階では、土間16側(東側)からダムウェータ82を操作するようになっている。仕切壁101は、一例として、既述の仕切壁74(図3参照)と同様の構成となっている。また、一階の昇降路20には、既述の床部90が設けられている。
図2に示すように、建物10の三階の昇降路20では、複数の仕切壁106により仕切られることにより、第1空間部21A、21B及び第2空間部21Cが形成されている。第1空間部21A、21Bには、収納部の一例である平面視でL字型のクローゼット108が設けられている。なお、三階では、パントリー58側(東側)からダムウェータ82を操作するようになっている。仕切壁106は、一例として、既述の仕切壁74(図3参照)と同様の構成となっている。また、三階の昇降路20には、既述の床部90が設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図6(A)に示すように、建物10の建築では、躯体の一部を構成する柱72及び梁73が構築されることで、昇降路20が形成される。続いて、各階の昇降路20では、床受金物92がボルト93によって梁73に取り付けられる。続いて、床受材94の両端部が、床受金物92に載置され、図示しないビスにより取り付けられる。さらに、床受材94上及び梁73上に根太96が載置された後、根太96上に床板98が載置される。このようにして、各階に床部90が形成される。なお、昇降路20には、床部90が形成される前にダムウェータ82(図3参照)が配設される。
図1(A)、(B)及び図2に示す建物10において、居住者の高齢化等の理由により、居住者が利用可能なホームエレベータ80(図10参照)を設置する場合、一階から三階までにおいて、仕切壁101、74、106が取り外される。
20 昇降路
21A 第1空間部
21B 第1空間部
21C 第2空間部
72 柱
73 梁
74 仕切壁
76 収納室(収納部の一例)
78 クローゼット(収納部の一例)
80 ホームエレベータ(第1エレベータの一例)
82 ダムウェータ(第2エレベータの一例)
90 床部
92 床受金物(取付部材の一例)
94 床受材
96 根太
98 床板
101 仕切壁
102 収納室(収納部の一例)
104 押入れ(収納部の一例)
106 仕切壁
108 クローゼット(収納部の一例)
B 箱(物品の一例)
C 衣服(物品の一例)
Claims (2)
- 人運搬用の第1エレベータを収容可能な大きさの昇降路の四隅に配置された4本の柱と、
各階の前記昇降路に設けられ、前記昇降路を相対的に広い第1空間部と相対的に狭い第2空間部とに仕切る仕切壁と、
前記第1空間部に設けられ物品を収納可能な収納部と、
前記第2空間部に設けられた小荷物運搬用の第2エレベータと、
前記柱に接合された梁に取り外し可能に設けられ、前記第1空間部の床を形成する床部と、
を有する建物。 - 前記床部は、
対向する1組の前記梁にそれぞれ取り付けられた取付部材と、
1組の前記取付部材に両端部が取り外し可能に設けられた木製の床受材と、
前記床受材に支持されると共に、前記床を形成する床板を支持する木製の根太と、
を有する請求項1に記載の建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148043A JP6495132B2 (ja) | 2015-07-27 | 2015-07-27 | 建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148043A JP6495132B2 (ja) | 2015-07-27 | 2015-07-27 | 建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017025664A JP2017025664A (ja) | 2017-02-02 |
JP6495132B2 true JP6495132B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=57949215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015148043A Active JP6495132B2 (ja) | 2015-07-27 | 2015-07-27 | 建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6495132B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003160284A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-03 | Kawatetsu Galvanizing Co Ltd | 戸建て住宅用外付けエレベータ昇降路 |
JP5722083B2 (ja) * | 2011-03-07 | 2015-05-20 | 旭化成ホームズ株式会社 | 住宅 |
-
2015
- 2015-07-27 JP JP2015148043A patent/JP6495132B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2017025664A (ja) | 2017-02-02 |
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