JP5991879B2 - 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法 - Google Patents

浴室構造及びユニットバス本体の固定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5991879B2
JP5991879B2 JP2012177266A JP2012177266A JP5991879B2 JP 5991879 B2 JP5991879 B2 JP 5991879B2 JP 2012177266 A JP2012177266 A JP 2012177266A JP 2012177266 A JP2012177266 A JP 2012177266A JP 5991879 B2 JP5991879 B2 JP 5991879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
wall
building
bathroom structure
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012177266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014034824A (ja
Inventor
直美 吉川
直美 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Housing Corp
Original Assignee
Toyota Housing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Housing Corp filed Critical Toyota Housing Corp
Priority to JP2012177266A priority Critical patent/JP5991879B2/ja
Publication of JP2014034824A publication Critical patent/JP2014034824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5991879B2 publication Critical patent/JP5991879B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、浴室構造及びユニットバス本体を建物に固定する際の固定方法に関する。
下記特許文献1に示されたユニットバス(ユニットバス本体)は、ボルト脚(脚部)で自立する構造となっており、建築現場において、当該ボルト脚にユニットバスが固定される。このため、建築現場における作業量が増え、工期が長くなってしまう。
特開平11−117551号公報
その一方で、ボルト脚が固定された状態のユニットバスを工場で組み立てようとした場合、運搬時の振動によって当該ボルト脚が破断してしまう可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、運搬時における脚部の破断を抑制又は防止することができる浴室構造及びユニットバス本体の固定方法を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る浴室構造は、側壁、天井壁及び底壁を有するユニットバス本体と、前記底壁から下方へ延び、前記ユニットバス本体が設置される建物の床材に固定される脚部と、前記建物の壁材と前記ユニットバス本体の側壁との間に設けられた隙間のうち、少なくとも四隅において前記天井壁から前記床材に亘って設けられ当該ユニットバス本体に当接してユニットバス本体の横揺れを抑制する緩衝部材と、を有している。
請求項1に記載の浴室構造では、ユニットバス本体の底壁から脚部が下方へ延びており、ユニットバス本体が設置される建物の床材に固定されるようになっている。また、建物の壁材(建物の外壁の一部を構成する壁材や間仕切り壁)とユニットバス本体の側壁との間には隙間が設けられており、当該隙間のうち、少なくとも四隅において天井壁から床材に亘って緩衝部材が設けられている。換言すると、ユニットバス本体において、隣り合う側壁で構成される角部に緩衝部材が設けられている。この緩衝部材が、ユニットバス本体に当接して当該ユニットバス本体の横揺れを抑制する。
請求項2に記載の発明に係る浴室構造は、請求項1に記載の発明に係る浴室構造において、前記緩衝部材が断熱材であり、当該断熱材によって前記隙間が埋められている。
請求項2に記載の発明に係る浴室構造では、建物の壁材とユニットバス本体の側壁との間に設けられた隙間が断熱材によって埋められているため、ユニットバス本体において断熱性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明に係る浴室構造は、請求項2に記載の発明に係る浴室構造において、前記床材と前記ユニットバス本体の底壁との間に断熱材が設けられている。
請求項3に記載の発明に係る浴室構造では、建物の床材とユニットバス本体の底壁との間に断熱材が設けられているため、冬期において、ユニットバス本体に隣接する脱衣室からユニットバス本体の浴室へ移動する際に足が冷たく感じないようにすることができる。
請求項4に記載の発明に係る浴室構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の浴室構造において、前記緩衝部材はユニットバス本体の隣り合う側壁に対向して設けられる平面視L字型に形成されている。
請求項4に記載の発明に係る浴室構造では、緩衝部材が平面視L字型に形成されることで、建物の壁材に緩衝部材を設ける際の施工性が向上する。
請求項5に記載の発明に係る浴室構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の浴室構造において、前記建物の壁材に設けられた桟に前記緩衝部材が固定されている。
請求項5に記載の発明に係る浴室構造では、建物の壁材に設けられた桟に緩衝部材が固定されているため、ユニットバスを組み立てる際に、緩衝部材にユニットバス本体を突き当て、当該ユニットバス本体の側壁を建物の壁材に対して位置決めすることができる。
請求項6に記載の発明に係る浴室構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の浴室構造において、前記建物の壁材に設けられた桟に前記ユニットバス本体の天井壁が固定されている。
請求項6に記載の発明に係る浴室構造では、建物の壁材に設けられた桟にユニットバス本体の天井壁が固定されることで、運搬時におけるユニットバス本体の横揺れをさらに抑制又は防止することできる。
請求項7に記載の発明に係るユニットバス本体の固定方法は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の前記建物の壁材に前記緩衝部材を固定させる第1工程と、当該緩衝部材に前記ユニットバス本体を突き当て、当該ユニットバス本体を前記建物の壁材に固定する第2工程と、を有している。
請求項7に記載の発明に係るユニットバス本体の固定方法では、予め、第1工程として、建物の壁材に緩衝部材を固定させる。そして、第2工程として、当該緩衝部材にユニットバス本体を突き当てる。これにより、ユニットバス本体が建物の壁材に位置決めされる。この状態で、当該ユニットバス本体を建物の壁材に固定する。
以上説明したように、請求項1に記載の発明に係る浴室構造では、運搬時における脚部の破断を抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の発明に係る浴室構造では、運搬時において、ユニットバス本体の横揺れを防止するだけでなく、ユニットバス本体の断熱性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の発明に係る浴室構造では、ユニットバス本体の側壁側だけでなく底壁側にも断熱材を設けることで、冬期において、浴室の床面と脱衣室の床面との温度差を小さくすることができる、という優れた効果を有する。
請求項4に記載の発明に係る浴室構造では、施工性の向上により、コストダウンを図ることができる、という優れた効果を有する。
請求項5に記載の発明に係る浴室構造では、建物の壁材に対するユニットバス本体の位置決めが容易となり、工場での施工性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項6に記載の発明に係る浴室構造では、運搬時における脚部の破断をさらに抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
請求項7に記載の発明に係るユニットバス本体の固定方法では、建物の壁材に対するユニットバス本体の位置決めが容易となり、工場での施工性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
本実施形態に係る浴室構造が適用された建物ユニットが建築現場において設置された状態を示す縦断面図である。 本実施形態に係る浴室構造の構成を示す垂直断面図である。 本実施形態に係る浴室構造の構成を示す水平断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態に係る浴室構造が適用されたユニットバス本体を建物ユニットの壁材に固定する固定方法を示す水平断面図である。 本実施形態に係る浴室構造が適用されたユニットバス本体の天井壁を建物ユニットの壁材に固定する固定方法を示す要部が拡大された垂直断面図である。
一般的に建物ユニットは、四隅に立設された柱と、柱の上端部同士を連結する天井フレームと、柱の下端部同士を連結する床フレームと、によってユニット躯体が構成されている。天井フレーム及び床フレームは、各々溝形鋼によって構成された長短二種類の天井大梁、床大梁を矩形枠状に配置すると共に、長い方の天井大梁、床大梁間にそれぞれ天井小梁、床小梁が所定の間隔で複数架け渡されることによって構成されている。本実施形態では、建物ユニットの一部を構成する浴室構造が適用されたユニットバスについて、図面を参照して説明する。
(ユニットバスの構成)
図2には、本実施形態に係る浴室構造が適用されたユニットバス11の構成を示す垂直断面図が示されており、図3には、当該ユニットバス11の構成を示す水平断面図が示されている。図2及び図3に示されるように、本実施形態に係るユニットバス11は、ユニットバス本体12を備えている。このユニットバス本体12は、前側壁14、後側壁16、右側壁18、左側壁20、及び天井壁24を備えており、中空の直方体状に形成されている。
ユニットバス本体12の内部には、浴室26が設けられており、ユニットバス本体12の前側壁14の右側には、当該浴室26への出入口となるドア28が設けられている。また、浴室26の左側壁20側には、浴槽30が設けられており、浴室26の右側壁18側は、洗い場32とされている。洗い場32における後側壁16側には、シャワー34が設けられており、後側壁16と右側壁18の隅部にはカウンター36が設けられている。なお、浴槽30、洗い場32、カウンター36、及びドア28などの配置は、図3に示される構成に限らず、適宜変更することができ、また、浴槽30やカウンター36は必ずしも必要ではない。
ここで、図2に示されるように、建物ユニット10の一部を構成するユニットバス11では、床フレーム39(床大梁40及び床小梁42)上に板状の高性能硬質ウレタンフォーム44が敷設されており、当該高性能硬質ウレタンフォーム44上には床材としての板状のパーティクルボード46が敷設されている。これらの高性能硬質ウレタンフォーム44及びパーティクルボード46には取付孔47がそれぞれ設けられており、図示しないビスなどの取付部材が挿入可能とされている。この取付部材によって高性能硬質ウレタンフォーム44及びパーティクルボード46は、床フレーム40及び床小梁42に固定されている。
また、パーティクルボード46には、脚部としてのボルト脚50が複数立設されており、当該ボルト脚50によってバスユニット本体12の底壁を構成する浴槽30及び洗い場32が支持されている。このボルト脚50により、浴槽30及び洗い場32とパーティクルボード46との間には、配管スペース52が設けられるようになっており、当該配管スペース52内には配管(図示省略)が配設されている。
さらに、図3に示されるように、本実施形態では、例えば、ユニットバス本体12は建物ユニット10の角部に配置されるようになっており、ユニットバス本体12における左側壁20は、ユニット建物56の外壁57に対向して配置されている。また、ユニットバス本体12における後側壁16は、ユニット建物56の外壁58に対向して配置されている。
外壁57は、グラスウール等で形成された断熱材59とユニット建物58の壁材としての石膏ボード60とを含んで構成されており、外壁58は、断熱材59とユニット建物58の壁材としての石膏ボード62とを含んで構成されている。また、石膏ボード60はユニットバス本体12の左側壁20に対向しており、石膏ボード62はユニットバス本体12の後側壁16に対向している。
さらに、ユニットバス本体12における前側壁14は、ユニット建物56において、当該ユニットバス本体12と隣接する脱衣室64との間を区画するユニット建物56の壁材としての間仕切り壁66(外壁57、58よりも薄い壁)に対向して配置されている。また、ユニットバス本体12における右側壁18は、ユニット建物56において、当該ユニットバス本体12と隣接する廊下等の空間65との間を区画するユニット建物56の壁材としての間仕切り壁68(外壁57、58よりも薄い壁)に対向して配置されている。
一方、図5には、間仕切り壁66、68(なお、間仕切り壁66側は図3を省略する。)の上端側が示されている。図5に示されるように、間仕切り壁66、68には縦桟66A、68Aが設けられている。この縦桟66A、68Aの上端側には、垂直方向に沿って切断された断面形状が逆L字状を成すブラケット82の一方側が、ビスなどの固定具84によって固定されている。ブラケット82の他方側は、合板86に固定されており、当該合板86を介して、ボルトなどの固定具88によってユニットバス本体12の天井壁24が結合されている。
なお、固定具については、特に限定されるものではない。また、これは単なる一例であり、ユニットバス本体12の建物ユニット10への設置場所は、建物の構造などにより適宜変更される。このため、複数の建物ユニット10によって構成されたユニット建物56におけるユニットバス11の配置場所によって、ユニットバス本体12を囲む壁が間仕切り壁のみの場合もある。
以上のように、本実施形態では、図3に示されるユニットバス本体12の側壁13(前側壁14、後側壁16、右側壁18、及び左側壁20)は、石膏ボード60、62及び間仕切り壁66、68によって囲まれている。そして、ユニットバス本体12の左側壁20、後側壁16と石膏ボード60、62との間には、それぞれ隙間70、72が設けられている。また、ユニットバス本体12の前側壁14、右側壁18と間仕切り壁66、68との間には、それぞれ隙間74、76が設けられている。
隙間70、72は、平面視で略L字状を成すウレタンフォームで形成された緩衝部材としての断熱材78によって、その隙間70、72の略全域が埋められている。また、隙間74、76は、平面視で矩形状を成すウレタンフォームで形成された緩衝部材としての断熱材80、81によって、その隙間74、76の略全域がそれぞれ埋められている。なお、ユニットバス本体12のドア28等の開口部では、断熱材80において、当該開口部と対向する部分に開口が形成されている。
(ユニットバスの作用・効果)
次に、本実施形態に係るユニットバス11の作用・効果について説明する。
まず、ユニットバス本体12(ユニットバス11)の建物ユニット10への固定方法について説明する。図4(A)に示されるように、断熱材78は平面視でL字状を成している。断熱材78の一方側78Aは、ネジなどの固定具90によって外壁57の一部を構成する石膏ボード60の縦桟60Aに予め固定されている。また、断熱材78の他方側78Bは、外壁58の一部を構成する石膏ボード62の縦桟62Aに固定されている(第1工程)。一方、断熱材80は、間仕切り壁66の縦桟66Aに固定されており、断熱材81は、間仕切り壁68の縦桟68Aに予め固定されている。なお、断熱材80、81において、固定具の図示は省略している。
断熱材78の一方側78Aは、ユニットバス本体12の左側壁20に対して対面可能とされており、断熱材78の他方側78Bは、ユニットバス本体12の後側壁16に対して対面可能とされている。このため、図4(B)に示されるように、ユニットバス本体12の左側壁20及び後側壁16を断熱材78に突き当てる。
この状態で、断熱材80が固定された間仕切り壁66をユニットバス本体12の前側壁14に固定させ、断熱材81が固定された間仕切り壁68をユニットバス本体12の右側壁18に固定させる(第2工程)。さらに、図5に示されるように、ブラケット82及び合板86を介して、間仕切り壁66、68をユニットバス本体12の天井壁24に固定する。
以上のようにして、図2に示されるように、ユニットバス11が固定された建物ユニット10は、図示はしないがトラックの荷台に載置され、クレーンによって建築現場において、所定の場所に配置される。建築現場では、図1に示されるように、地面(GL)上に基礎92が打設されているため、当該基礎92上に建物ユニット10を載置し当該建物ユニット10の下部を構成する床フレーム40を当該基礎92に固定させる。
本実施形態では、図3に示されるように、ユニットバス本体12の側壁13(前側壁14、後側壁16、右側壁18、及び左側壁20)と石膏ボード60、62及び間仕切り壁66、68との間には、隙間70、72、74、76が設けられており、隙間70、72は断熱材78によって埋められ、隙間74、76は断熱材80、81によってそれぞれ埋められている。
このため、建物ユニット10を運搬する際の運搬時において、当該断熱材78、80、81が緩衝材となってユニットバス本体12の横揺れを抑制又は防止することができる。これにより、浴槽30及び洗い場32を支持するボルト脚50の破断を抑制又は防止することができる。
また、ユニットバス本体12の側壁13と石膏ボード60、62及び間仕切り壁66、68との間の隙間70、72、74、76を断熱材78、80、81で埋めることによって、ユニットバス本体12において断熱性を向上させることができる。つまり、本実施形態では、運搬時において、ユニットバス本体12の横揺れを防止するだけでなく、ユニットバス本体12の断熱性を向上させることができる。
また、本実施形態では、断熱材78は平面視L字型に形成されている。これにより、石膏ボード60、62にそれぞれ断熱材を固定させる場合と比較して、施工性が向上し、コストダウンを図ることができる。
さらに、本実施形態では、第1工程として、図4(A)に示されるように、予め石膏ボード60、62の縦桟60A、62Aに断熱材78が固定されている。このため、ユニットバス11を組み立てる際に、第2工程として、図4(B)に示されるように、当該断熱材78にユニットバス本体12の左側壁20及び後側壁16を突き当て、当該ユニットバス本体12を外壁57、58に対して位置決めすることができる。このように、本実施形態によれば、外壁57、58に対するユニットバス本体12の位置決めが容易となり、工場での施工性を向上させることができる。
また、本実施形態では、図5に示されるように、間仕切り壁66、68(なお、間仕切り壁66側は図3を省略する。)に設けられた縦桟66A、68Aにユニットバス本体12の天井壁24が固定されている。これにより、運搬時におけるユニットバス本体12の横揺れをさらに抑制又は防止することでき、運搬時におけるボルト脚50の破断をさらに抑制又は防止することができる。
また、ユニットバス11を備えた建物ユニット10を工場で生産し、建築現場では、図1に示す基礎92上に当該建物ユニット10を載置し建物ユニット10の床フレーム40を当該基礎92に固定させる。このため、建築現場において、土間コンクリートの敷設を行い当該土間コンクリート上にユニットバス11の設置を行う場合と比較して、施工性が向上し、施工期間を短縮化することができる。したがって、応急住宅の設置の際に早急に対応することができる。
(実施形態の変形例)
なお、本実施形態では、図3に示されるように、ユニットバス本体12の側壁13と石膏ボード60、62及び間仕切り壁66、68との間の隙間70、72、74、76内に断熱材78、80、81が当該隙間70、72、74、76の略全域に亘ってそれぞれ設けられている。しかし、本発明では、図2に示す建物ユニット10を運搬する際の運搬時において、ユニットバス本体12の横揺れを抑制又は防止して、ボルト脚50の破断を抑制又は防止することができれば良い。
このため、図3に示す当該隙間70、72、74、76内には、ユニットバス本体12の横揺れを抑制又は防止する緩衝部材が設けられていれば良い。したがって、図示はしないが、この緩衝部材は当該隙間70、72、74、76における四隅に設けられても良く、また、ユニットバス本体12の高さ方向に沿った緩衝部材の長さも特に限定されるものではない。このように、隙間70、72、74、76内の一部に緩衝部材を設けることによって、当該緩衝部材の体積は小さくなり、コストダウンを図ることができる。
また、緩衝部材が当該隙間70、72、74、76における四隅に設けられ、さらに、図2に示す浴槽30及び洗い場32とパーティクルボード46との間に設けられた配管スペース52内にも断熱材(図示省略)を設けても良い。これによると、冬期において、洗い場32に入ったときに足が冷たく感じないようにすることができる。つまり、冬期において、洗い場32の床面と脱衣室64の床面との温度差を小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、建物ユニット10に備えられたユニットバス11について説明したが、このユニットバス11は必ずしも当該建物ユニット10に備えられなくても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 建物ユニット(建物)
11 ユニットバス
12 ユニットバス本体
13 側壁
14 前側壁(側壁)
16 後側壁(側壁)
18 右側壁(側壁)
20 左側壁(側壁)
24 天井壁
30 浴槽(底壁)
32 洗い場(底壁)
46 パーティクルボード(床材)
50 ボルト脚(脚部)
56 ユニット建物
60 石膏ボード(建物の壁材)
60A 縦桟(桟)
62 石膏ボード(建物の壁材)
62A 縦桟(桟)
66 間仕切り壁(建物の壁材)
66A 縦桟(桟)
68 間仕切り壁(建物の壁材)
68A 縦桟(桟)
70 隙間
72 隙間
74 隙間
76 隙間
78 断熱材(緩衝部材)
80 断熱材(緩衝部材)
81 断熱材(緩衝部材)

Claims (7)

  1. 側壁、天井壁及び底壁を有するユニットバス本体と、
    前記底壁から下方へ延び、前記ユニットバス本体が設置される建物の床材に固定される脚部と、
    前記建物の壁材と前記ユニットバス本体の側壁との間に設けられた隙間のうち、少なくとも四隅において前記天井壁から前記床材に亘って設けられ、当該ユニットバス本体に当接してユニットバス本体の横揺れを抑制する緩衝部材と、
    を有する浴室構造。
  2. 前記緩衝部材が断熱材であり、当該断熱材によって前記隙間が埋められている請求項1に記載の浴室構造。
  3. 前記床材と前記ユニットバス本体の底壁との間に断熱材が設けられている請求項2に記載の浴室構造。
  4. 前記緩衝部材は前記ユニットバス本体の隣り合う側壁に対向して設けられる平面視L字型に形成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の浴室構造。
  5. 前記建物の壁材に設けられた桟に前記緩衝部材が固定されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の浴室構造。
  6. 前記建物の壁材に設けられた桟に前記ユニットバス本体の天井壁が固定されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の浴室構造。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の前記建物の壁材に前記緩衝部材を固定させる第1工程と、
    当該緩衝部材に前記ユニットバス本体を突き当て、当該ユニットバス本体を前記建物の壁材に固定する第2工程と、
    を有するユニットバス本体の固定方法。
JP2012177266A 2012-08-09 2012-08-09 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法 Active JP5991879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012177266A JP5991879B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012177266A JP5991879B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014034824A JP2014034824A (ja) 2014-02-24
JP5991879B2 true JP5991879B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=50283981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012177266A Active JP5991879B2 (ja) 2012-08-09 2012-08-09 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5991879B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6392695B2 (ja) * 2015-03-31 2018-09-19 株式会社Lixil 衛生設備ユニット

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09137614A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Jinno Space Amenity:Kk ユニットバスルームおよびその組立工法
JPH1037337A (ja) * 1996-07-26 1998-02-10 Yamaha Living Tec Kk システムバス断熱カバー材の取付構造
JP2901956B2 (ja) * 1997-03-31 1999-06-07 倉敷紡績株式会社 建物の断熱構造
JP2000096854A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Sekisui Chem Co Ltd 浴室構造とその施工方法
JP2004036125A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Misawa Homes Co Ltd バスユニットの施工方法及びバスユニットの設置構造
JP4562563B2 (ja) * 2005-03-23 2010-10-13 パナソニック電工Awe株式会社 浴室構造および浴室の工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014034824A (ja) 2014-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7315328B2 (ja) ばねレールを備えた乾式壁構造システム
KR20170024427A (ko) 소음 차단 이중 슬라브 구조가 적용된 건축물
JP5991879B2 (ja) 浴室構造及びユニットバス本体の固定方法
JP2012154063A (ja) ユニット式建物の外壁断熱構造
JP2017020208A (ja) ユニット式建物の構造
KR101346601B1 (ko) 건축물의 판넬형 건식 벽체 시스템
KR20100031310A (ko) 건물의 벽체구조물
KR100902670B1 (ko) 건축용 판넬과 그 시공장치 및 시공방법
JP6725334B2 (ja) 高遮音階段
JP5956181B2 (ja) 床スラブ
JP5598007B2 (ja) 間仕切壁
JP2012077574A (ja) 手摺壁および手摺壁の施工方法
KR20110103632A (ko) 건식벽체 및 그 시공 방법
JP4120820B2 (ja) 防火区画壁の構造および施工方法
JP2015224446A (ja) 防振・防音床構造及び防振・防音床の施工方法
JP2005290930A (ja) 建物内装構造及びその施工方法
JP6495132B2 (ja) 建物
JP6612544B2 (ja) 建物の断熱耐火構造
JP6898129B2 (ja) 外廊下の手摺及び建物
JP6730103B2 (ja) 建物
JP2022141476A (ja) 連棟式建物
KR101718103B1 (ko) 완충층을 구비한 중공체 및 이를 포함하는 중공슬래브
JP2023183474A (ja) 階間部の階段手摺下地構造
JP5750026B2 (ja) ユニット式建物の施工方法
JP4547183B2 (ja) 多層建物の住戸構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5991879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250