JP3118014U - 建築物の躯体模型 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄筋コンクリート製の集合住宅の躯体構造を立体的かつ明瞭に示す。
【解決手段】展示用のベース10の上に,鉄筋コンクリート製のマンションの躯体構造の一部を,切断面が露出した状態で,立体的に表示する。主要な構成要素として,外壁部12と戸境壁部14と床スラブ部16と梁部18を備えている。外壁部12と戸境壁部14は直立していて,互いに垂直に接合している。水平な床スラブ部16は外壁部12と戸境壁部14の両方に垂直に接合している。水平な梁部18は外壁部12と一体になっている。外壁部12と戸境壁部14と床スラブ部16と梁部18の切断表示面20,24,28,32,36,40では,鉄筋材22,26,30,34,38,42が突き出している。床スラブ部16の上方には床材54が配置され,下方には天井材66が配置されている。
【選択図】図1

Description

本考案は,マンションのモデルルーム等に設置して,建築構造の断面等を見学者に見せるようにした,建築物の躯体模型に関するものである。
建築物の躯体模型を開示するものとして,例えば,次の特許文献1,特許文献2及び特許文献3が知られている。
特開平10−20760号公報 特開2001−175183号公報 特開2002−297023号公報
特許文献1は住宅展示場に設置する展示説明装置に関するものであり,その展示説明装置の一部として,専用重鉄ラーメン構造の鉄骨住宅の模型モデルを示している。この模型モデルは,鉄筋コンクリート製の建築基礎と,建築基礎から直立する構造柱と,構造柱に固定される水平な構造梁と,構造柱及び構造梁に貼り付けられるダインコンクリート材とを,それらの断面が見えるように組み合わせている。建築基礎の部分では,コンクリートの断面から工場組立ユニット配筋が露出している。また,構造柱,構造梁及びダインコンクリート材も,その断面を示している。
特許文献2は住宅展示場における住宅構造の展示方法に関するものであり,木造住宅の住宅構造の展示物を開示している。この展示物の例として,木造住宅の基礎及び軸組の隅部を立体的に示す第1の住宅構造模型と,木造住宅の1階並びに2階床組及び軸部の隅部を立体的に示す第2の住宅構造模型を示している。後者の住宅構造模型では,水平な土台や1階根太,1階床板,桁,2階床板などと,直立する柱や外壁などが,立体的に組み合わされていて,それらの部材は,断面構造が見えるように切断されている。
特許文献3は軽量鉄骨造住宅の構造模型を開示している。この構造模型は,水平は鋼製大引や,根太,床パネル,鉄骨梁,天井ボードなどと,直立する鉄骨柱や外壁,間仕切り壁などが,立体的に組み合わされていて,それらの部材は,断面構造が見えるように切断されている。
マンション等のモデルルームに設置する躯体模型を作る場合には,鉄筋コンクリート製の集合住宅特有の躯体構造(例えば,戸境壁や,下層階と上層階の間の床スラブなど)をわかりやく示したものが好ましい。しかしながら,上述の特許文献1乃至特許文献3は,いずれも,1戸建ての木造住宅または鉄骨住宅の躯体模型を想定しており,鉄筋コンクリート製の集合住宅の躯体構造を表すのには適していない。
そこで,本考案の目的は,鉄筋コンクリート製の集合住宅の躯体構造を立体的かつ明瞭に示すことのできる躯体模型を提供することにある。
本考案の建築物の躯体模型は,次の(ア)乃至(キ)の構成を備えている。(ア)建築物の外壁の一部を切断面が露出した状態で模した直立した外壁部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっている外壁部。(イ)建築物の戸境壁の一部を切断面が露出した状態で模した直立した戸境壁部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記外壁部に対して垂直に接合された戸境壁部。(ウ)建築物の下層階と上層階の間の床スラブの一部を切断面が露出した状態で模した水平な床スラブ部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記外壁部と前記戸境壁部に対して垂直に接合された床スラブ部。(エ)建築物の床材の一部を切断面が露出した状態で模した水平な床材部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記床スラブ部の上方に配置された床材部。(オ)建築物の天井材の一部を切断面が露出した状態で模した水平な天井材部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記床スラブ部の下方に配置された天井材部。(カ)建築物の梁の一部を切断面が露出した状態で模した水平な梁部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記外壁部と一体に形成されている梁部。(キ)建築物の鉄筋の一部を切断面が露出した状態で模した鉄筋部であって,前記外壁部及び前記戸境壁部の上端の断面表示面から上方に突き出している複数の直立鉄筋材と,前記外壁部,前記戸境壁部及び前記梁部の直立した断面表示面から水平方向に突き出している複数の水平鉄筋材とを含む鉄筋部。
本考案によれば,マンションなどの鉄筋コンクリート製の集合住宅の躯体構造を立体的かつ明瞭に示すことができる。これにより,マンションの購入検討者は,モデルルーム等において,マンションの躯体構造や,断熱,遮音のための構造を容易に理解することができる。
以下,図面を参照して本考案の実施例を詳しく説明する。図1は本考案の躯体模型の一実施例の斜視図である。図2は図1のA部の拡大図である。図1において,この躯体模型は,展示用のベース10の上に,鉄筋コンクリート製のマンションの躯体構造の一部を,切断面が露出した状態で,立体的に表示したものである。この躯体模型は,主要な構成要素として,外壁部12と戸境壁部14と床スラブ部16と梁部18を備えている。外壁部12と戸境壁部14は直立していて,互いに垂直に接合している。水平な床スラブ部16は外壁部12と戸境壁部14の両方に垂直に接合している。水平な梁部18は外壁部12と一体になっていて,外壁12のほかの部分よりも,外壁コンクリートの肉厚が厚くなっているである。
外壁部12の上端面20は断面表示面となっていて,そこからは複数の直立鉄筋材22が上方に突き出している。外壁部12の一つの側端面24も断面表示面となっていて,そこからは複数の水平鉄筋材26が水平方向に突き出している。戸境壁部14の上端面28は断面表示面となっていて,そこからは複数の直立鉄筋材30が上方に突き出している。戸境壁部14の一つの側端面32も断面表示面となっていて,そこからは複数の水平鉄筋材34が水平方向に突き出している。床スラブ部16の二つの側端面36は断面表示面となっていて,そこからは複数の水平鉄筋材38が水平方向に突き出している。梁部18は,外壁部12と一体に形成されていて,その一つの側端面40は断面表示面となっていて,そこからは複数の水平鉄筋材42が水平方向に突き出している。
外壁部12は複数の層から形成されていて,戸外側から室内側に向かって順に,外壁タイル44,外壁コンクリート46,発泡ウレタン層48,空気層50,及び,プラスターボード52となっている(図2も参照)。プラスターボード52の室内側の表面には内装材としてのビニールクロスが張られている。
戸境壁部14は,マンションの隣り合う住居を仕切る壁であり,床スラブ部16と同程度の厚さに形成された肉厚のコンクリート壁である。戸境壁部14の室内側の表面には内装材としてのビニールクロスが張られている。
床スラブ部16は,下層階(例えば1階)と上層階(例えば2階)の間を水平に仕切るコンクリート床である。床スラブ部16の上方には水平な床材54が配置されている。図2に示すように,床材54と床スラブ16の間には複数の支持脚56が配置されている。支持脚56の下端には防振ゴム58が取り付けられている。床材54は複数の層から成っており,例えば,上層の床材フローリング60と下層の床ベースパネル62から成っている。床材54の二つの側端面64は断面表示面となっている。図面では示していないが,床材54と床スラブ部16の間には,部分的に,特殊吸音フォーム材(例えば,グラスウール)が充填されている。
図1に戻って,床スラブ部16の下方には水平な天井材66が配置されている。この天井材66はプラスターボードであり,金具等によって床スラブ部16から吊られている。すなわち,二重天井になっている。図面では吊り金具を省略しているが,実際の躯体模型は吊り金具も備えている。
この躯体模型は,上述のように,全体としては,外壁部12と戸境壁部14と床スラブ16からなる立体構造をしている。そして,それらの断面表示面から多数の鉄筋材が突き出している。このような躯体模型としているので,これをマンションのモデルルームに展示した場合には,マンションの購入予定者は,マンションの躯体構造を良く理解することができる。
本考案の躯体模型の一実施例の斜視図である。 図1のA部の拡大図である。
符号の説明
10 ベース
12 外壁部
14 戸境壁部
16 床スラブ部
18 梁部
20 外壁部の上端面
22 外壁部の直立鉄筋材
24 外壁部の側端面
26 外壁部の水平鉄筋材
28 戸境壁部の上端面
30 戸境壁部の直立鉄筋材
32 戸境壁部の側端面
34 戸境壁部の水平鉄筋材
36 床スラブ部の側端面
38 床スラブ部の水平鉄筋材
40 梁部の側端面
42 梁部の水平鉄筋材
44 外壁タイル
46 外壁コンクリート
48 発泡ウレタン層
50 空気層
52 プラスターボード
54 床材
56 支持脚
58 防振ゴム
60 床材フローリング
62 床ベースパネル
64 床材の側端面
66 天井材

Claims (1)

  1. 次の(ア)乃至(キ)の構成を備える建築物の躯体模型。
    (ア)建築物の外壁の一部を切断面が露出した状態で模した直立した外壁部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっている外壁部。
    (イ)建築物の戸境壁の一部を切断面が露出した状態で模した直立した戸境壁部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記外壁部に対して垂直に接合された戸境壁部。
    (ウ)建築物の下層階と上層階の間の床スラブの一部を切断面が露出した状態で模した水平な床スラブ部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記外壁部と前記戸境壁部に対して垂直に接合された床スラブ部。
    (エ)建築物の床材の一部を切断面が露出した状態で模した水平な床材部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記床スラブ部の上方に配置された床材部。
    (オ)建築物の天井材の一部を切断面が露出した状態で模した水平な天井材部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記床スラブ部の下方に配置された天井材部。
    (カ)建築物の梁の一部を切断面が露出した状態で模した水平な梁部であって,少なくとも一つの端面が断面表示面となっていて,前記外壁部と一体に形成されている梁部。
    (キ)建築物の鉄筋の一部を切断面が露出した状態で模した鉄筋部であって,前記外壁部及び前記戸境壁部の上端の断面表示面から上方に突き出している複数の直立鉄筋材と,前記外壁部,前記戸境壁部及び前記梁部の直立した断面表示面から水平方向に突き出している複数の水平鉄筋材とを含む鉄筋部。
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