JP2019085743A - 仮設住宅 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用材料を用いて迅速に組立てることができる仮設住宅を提供する。【解決手段】土台及び大引きの設置位置に打設された複数の杭芯と、杭芯上に固定された木材製の土台13と、杭芯に搭載された木材製の大引きと、土台上及び大引き上にて掛け渡されて固定された木製の複数の根太と、規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルの小寸法パネルからなり根太上に配列された複数枚の床パネルと、土台及び大引き上に立設された複数の柱16と、型枠用の規格パネル又は小寸法パネルからなり柱間に取付けられた外壁19と、外壁上端の柱に掛け渡されて固定された軒桁21と、軒桁の間にて平行に掛け渡された大梁29と、軒桁と直交する方向に固定された複数の小梁22と、小梁に固定された合板製の複数の三角形板状合掌26と、型枠用の規格パネル又は小寸法パネルからなり合掌16に固定された屋根板27と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は仮設住宅に関し、特に汎用材料を用いて迅速に組立てることができるようにした仮設住宅に関する。
最近、大地震、台風、土砂災害あるいは火災等によって住宅を消失することが度々起こっている。住宅を失った場合、体育館等の避難所やテント等で長期間の仮住まいを強いられ、その精神的・肉体的苦痛ははかり知れない。
他方、在来の工法によって仮設住宅を建築する場合には急いでも1ヶ月近くかかり、しかもそのための費用も膨大である。
これに対し、軽量かつ高強度の石膏ボード原紙再生パネルを用いて仮設住宅を組み立て、仮住まいとして利用できるようにした技術が提案されている(特許文献1)。
また、2枚の板材を貼り合わせて合板を製作し、合板を屋根、壁、床や棟木に使用するようにした仮設住宅が提案されている(特許文献2)。
しかし、特許文献1記載の仮設住宅では石膏ボード原紙再生パネルを使用しているので、リサイクル品で安価であるものの、石膏ボード原紙再生パネルを製造する設備を必要とする。
また、特許文献2記載の仮設住宅では2枚の板材を貼り合わせた合板と準備する必要があり、材料がコスト高になる。
本発明はかかる問題点に鑑み、汎用材料を用いて迅速に組立てることができるようにした仮設住宅を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る仮設住宅は、建設予定地の少なくとも土台及び大引きの設置位置の地盤に所定の長さを突き出させて打設され、基礎を構成する複数の杭芯と、該杭芯上に固定された木材製の土台と、上記杭芯上に固定され、両端が上記土台に固定された木材製の大引きと、上記土台上及び大引き上にて上記大引きと直交する方向に延びて掛け渡され、上記土台及び大引きに固定された木製の複数の根太と、規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルから採取された小寸法パネルからなり、上記根太上に配列された複数枚の床パネルと、上記土台及び大引き上に立設された複数の柱と、規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルから採取された小寸法パネルからなり、隣接する柱の間に取付けられ、出入り口及び窓を有する外壁と、該外壁上端の柱に掛け渡されて固定された軒桁と、該軒桁の間にて相互に平行に掛け渡された大梁と、該軒桁と直交する方向に掛け渡されて固定された複数の小梁と、該小梁に固定された合板製の複数の三角形板状合掌と、該規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルから採取された小寸法パネルからなり、上記三角形板状合掌に固定された屋根板と、を備えたことを特徴とする。
本発明の特徴は複数の杭芯によって基礎を構成するようにした点にある。
これにより、コンクリート基礎を打設して固化させ養生する場合に比較して非常に短い時間で基礎を造ることができ、その後に柱や壁、屋根を造作し、内装を行って仮設住宅を建てる時間が非常に短くできる。本件発明者らの試作によれば1.5日〜2日で仮設住宅を完成させることができた。
これにより、コンクリート基礎を打設して固化させ養生する場合に比較して非常に短い時間で基礎を造ることができ、その後に柱や壁、屋根を造作し、内装を行って仮設住宅を建てる時間が非常に短くできる。本件発明者らの試作によれば1.5日〜2日で仮設住宅を完成させることができた。
本発明の第2の特徴は床パネル、外壁及び屋根板に型枠用の規格パネルを使用するようにした点にある。
これにより、仮設住宅の大部分を汎用材料を用いて建築することができ、安価に仮設住宅を建築することができる。
これにより、仮設住宅の大部分を汎用材料を用いて建築することができ、安価に仮設住宅を建築することができる。
本発明の第3の特徴は合掌に三角形状の合板を用いるようにした点にある。
これにより、屋根の荷重に十分に耐えることのできる構造を提供することができる。
これにより、屋根の荷重に十分に耐えることのできる構造を提供することができる。
杭芯と土台や大引き、土台と大引き、軒桁と柱、軒桁と大梁、大梁と小梁、土台又は大引きと柱、柱と外壁を構成するパネル、合掌と小梁、合掌と屋根板とは釘打ちによって固定してもよく、固定用の金具を用いて固定してもよく、ほぞとほぞ穴の嵌合によって固定してもよい。
仮設住宅の内装や間仕切りについては特に限定されず、居住者の希望に応じて適宜選択することができる。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図12は本発明に係る仮設住宅の好ましい実施形態を示す。本例の仮設住宅を建設する場合、図3に示されるように、仮設住宅10の建設予定の地盤11の所定間隔、例えば1365mm×910mmの間隔をあけた格子点の位置に所定の寸法だけ突出させて杭芯12を打ち込み、基礎とする。杭芯12には例えば間伐材を用いることができる。
次に、図4に示されるように、外周の杭芯12上に土台13を載せ、中央の杭芯12上に大引き14を載せ、L字状の取付け金物を用いて固定するが、ほぞとほぞ穴の嵌合によって固定してもよい。土台13及び大引き14には例えば90mm×90mmの木材を使用することができる。
また、土台13及び大引き14上には根太掛けを釘打ちやねじで取付け、根太掛け上に複数の根太15を相互に間隔をあけて平行にかつ大引き14と直交するように載せ、釘打ち又はねじによって固定するが、L字状又は函状の取付け金物を用いて固定することもできる。例えば、根太掛けには90mm×90mm×3000mmを24本、30mm×90mm×3000mmを8本用いることができる。土台13、大引き14及び根太15は火打ち17によって補強する。
また、土台13、大引き14及び根太15には柱16をほぞとほぞ穴の嵌合によって立てる。例えば、柱16には90mm×90mm×3000mmを23本用いることができる。
次に、根太15上に床パネル18を割りつける。床パネル18には型枠に使用する規格パネル又は規格パネルを切断した小寸法パネルを用いる。例えば、床パネル19には厚み72mmの900mm×1800mmを4枚、835mm×1800mmを2枚、900mm×1780mmを8枚、835mm×1780mmを4枚用いる。
また、和室を除く箇所の床パネル18上には床板を貼り付けてフローリング仕上げを行う。
他方、柱16の間には図12の(b)(c)(d)に示されるように、外壁パネル19が張られて釘打ちやねじによって固定される。外壁パネルには型枠に用いる規格パネル19又は規格パネルを切断して得られる小寸法パネルが用いられる。例えば、900mm×1730mm、750mm×1730mm、750mm×820mmのパネルを用いる。
他方、室内の間仕切り20には図6ないし図8に示されるように、合板、例えば4mm厚みの、900mm×1730mm、662mm×1730mm、900mm×455mm、617mm×455mm、482mm×1730mm、820mm×910mm、572mm×2640mmの合板を用いる。
また、柱16の上端には図9に示されるように、大梁20及び軒桁21をほぞとほぞ穴の嵌合や取付け金物によって取付け、大梁20上には小梁22を相互に間隔をあけて平行にかつ大梁29に直交するように延びて取付ける。軒桁21と小梁22とは図9に示されるように、取付け金物23によって相互に固定し、小梁22は補強金物24によって補強する。
小梁22には図10に示されるように複数の桟木25を取付け、桟木25によって三角形板状の合掌26を取付ける。合掌26には合板を三角形状に切断して用いる。合掌26には屋根板27を釘打ちやねじによって取り付け、屋根板27上には波板28を取り付ける。屋根板27には型枠に用いる規格パネルを用いる。
なお、室内については断熱材を入れて内壁を構成し、洋間や台所はフローリング貼りを行い、台所には流し台を装備し、便所や浴室には便器や浴槽を据付け、和室には畳を敷くが、使用者の好みに応じて適宜選択するので、その詳細は省略する。
以上のように、杭芯12によって基礎を構成するようにしたので、コンクリート基礎を打設して固化し養生する場合に比較して非常に短い時間で基礎を造ることができ、その後に柱や壁、屋根を造作し、内装を行って仮設住宅を建てる時間が非常に短くできる。本件発明者らの試作によれば1.5日〜2日で仮設住宅を完成させることができる。
また、床パネル18、外壁及び屋根板27に型枠用の規格パネルを使用するようにしたので、仮設住宅の大部分を汎用材料を用いて建築することができ、安価に仮設住宅を建築することができる。
さらに、合掌26に三角形状の合板を用いるようにしたので、屋根の荷重に十分に耐えることのできる構造を提供することができる。
10 仮設住宅
12 杭芯
13 土台
14 大引き
15 根太
16 柱
18 床パネル
21 軒桁
22 小梁
26 合掌
27 屋根板
29 大梁
12 杭芯
13 土台
14 大引き
15 根太
16 柱
18 床パネル
21 軒桁
22 小梁
26 合掌
27 屋根板
29 大梁
Claims (1)
- 建設予定地の少なくとも土台(13)及び大引き(14)の設置位置の地盤に所定の長さを突き出させて打設され、基礎を構成する複数の杭芯(12)と、
該杭芯(12)上に固定された木材製の土台(13)と、
上記杭芯(12)に搭載され、両端が上記土台(13)に固定された木材製の大引き(14)と、
上記土台(13)上及び大引き(14)上にて上記大引き(14)と直交する方向に延びて掛け渡され、上記土台(13)及び/又は大引き(14)に固定された木製の複数の根太(15)と、
規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルから採取された小寸法パネルからなり、上記根太(15)上に配列された複数枚の床パネル(18)と、
上記土台(13)及び大引き(14)上に立設された複数の柱(16)と、
規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルから採取された小寸法パネルからなり、隣接する柱の間に取付けられ、出入り口及び窓を有する外壁(19)と、
該外壁(19)上端の柱(16)に掛け渡されて固定された軒桁(21)と、
該軒桁(21)の間にて相互に平行に掛け渡された大梁(29)と、
該軒桁(21)と直交する方向に掛け渡されて固定された複数の小梁(22)と、
該小梁(22)に固定された合板製の複数の三角形板状合掌(26)と、
該規格寸法の型枠用の規格パネル又は該規格パネルから採取された小寸法パネルからなり、上記三角形板状合掌(16)に固定された屋根板(27)と、
を備えたことを特徴とする仮設住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017213518A JP2019085743A (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 仮設住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017213518A JP2019085743A (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 仮設住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019085743A true JP2019085743A (ja) | 2019-06-06 |
Family
ID=66763963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017213518A Pending JP2019085743A (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 仮設住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019085743A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113152933A (zh) * | 2021-03-15 | 2021-07-23 | 江苏旭福集成科技有限公司 | 一种地下防御用方舱 |
-
2017
- 2017-11-06 JP JP2017213518A patent/JP2019085743A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113152933A (zh) * | 2021-03-15 | 2021-07-23 | 江苏旭福集成科技有限公司 | 一种地下防御用方舱 |
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