JP4227888B2 - 壁パネル及び壁パネルの取付構造 - Google Patents

壁パネル及び壁パネルの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、耐震性に優れた壁パネル及びこの壁パネルを建物に取り付けた壁パネルの取付構造に関する。
特に、鉄骨系のユニット建物に好適な壁パネル及び壁パネルの取付構造に関する。
従来、壁パネルの取付構造としては種々な構造が知られている。
例えば、枠材を矩形状の枠に組み立て、この枠の相対する枠材に桟材を差し渡し、この枠と桟材の一面に壁面材を取り付けた壁パネルの上下と左右の枠材を建物の柱や梁等に釘で固定する壁パネルの取付構造が知られている。
また、特許文献1に記載されているように、ALC製の壁パネルを、上下の梁に滑動自在に取り付けた壁パネルの取付構造も知られている。
一方、ユニット建物は、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且つ、内部外部の仕上げられた建物ユニットと屋根ユニット・屋根パネルとを、予め、工場で製造し、この建物ユニットや屋根ユニット・屋根パネルの複数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物となるものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度のよい標準化された建物となる特徴があることから、近年、多く建てられている。
このユニット建物を構成する建物ユニットとしては、種々な構造のものが知られているが、特許文献2に記載されているような鉄骨系の建物ユニットが多く採用されている。
この特許文献2に記載されている鉄骨系の建物ユニットは、四隅に立設した鋼製の四角
筒状体の4本の柱と、この4本の柱の上端部を矩形状の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の4本の天井梁と、この4本の柱の下端部を矩形状の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の4本の床梁とからなる骨格を有している。
そして、建物ユニットは、この骨格の相対する床梁に鋼製の四角筒状体の床小梁を差し渡して取り付け、この床小梁の上に木製の床根太を取り付け、この床根太の上にパーチクルボードの床面材を取り付けて床を形成し、相対する天井梁に木製の天井野縁を差し渡して取り付け、この天井野縁の下面に石膏ボードの天井面材を取り付けて天井を形成したものである。
この鉄骨系のユニット建物の壁パネル取付構造としては、上下の梁に壁パネルを移動可能に係止した壁パネル取付構造が知られている。
なお、従来の壁の構造は、ALC製の壁面材を上下の梁等の建物構造体に差し渡し、この壁面材の上下1箇所ずつ合計2箇所を建物構造体にボルト・ナット等で取り付けた構造をしている。
特公平7−76465号公報 特公昭61−42061号公報
しかしながら、上記の壁パネル取付構造では、壁パネルの上下と左右の枠材が建物の柱や梁等に強固に取り付けられている。従って、地震等で建物が揺れ動くと、上下の梁の相対的位置が変化したり柱が傾き、そのために、この梁や柱に固定されている枠材のそれぞれには、壁パネルを平行四変形に変形させようとする大きな力がかかり壁パネルが破損するという問題がある。
特に、鉄骨系のユニット建物では、この鉄骨系のユニット建物を構成する建物ユニットの柱や梁が撓み易い軽量鉄骨で構成されているものが多く、地震等では、建物ユニットが揺れ易くなっしいる。従って、地震の際には、壁パネルが破損し易い。また、壁パネルが破損しないように壁パネルの機械的強度を大きくすると、地震等の際に、この揺れが、直接、建物ユニットを固定しているアンカーボルトにかかり、このアンカーボルトが曲がったり折れるというように、建物ユニットの構造的バランスが崩れて建物のどこかの部材が破損するという問題がある。
特許文献1及び上記の壁パネル取付構造では、地震等で建物ユニットが揺れても、壁パネルが建物の構造材(梁)に滑動自在に取り付けられたり、移動可能に係止されているので、この壁パネルが滑動したり移動して、壁パネルが破損しないが、複雑な構造にする必要があるために、施工が困難であるし、高価になるという問題がある。
上記の従来の壁面材の取付構造では、壁面材の上下1箇所ずつ合計2箇所が梁にボルト・ナット等で取り付けられているだけであるので、地震等が発生したときには、幅の小さい壁面材では、ボルトを中心にして壁面材が回動し、壁面材が破損しない。しかし、幅の小さい壁面材を1個宛建物に取り付ける必要があり施工が煩雑であるし、壁面材が傾いたときに隣接する周囲の壁面材と衝突するという問題がある。また、幅の大きな壁面材では、地震等で斜めに変形したときの両端の変移が大きくなり、壁面材が周囲の壁面材と衝突して破損するという危険が更に増加するとい問題がある。
そこで、本発明は、地震等が発生し、建物が揺れても、壁パネルが破損したり、建物に悪影響を及ぼさない安価な壁パネルと、この壁パネルを建物に取り付けた壁パネルの取付構造を提供することである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1記載の発明は、木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられている壁パネルを特徴とするものである。
この発明における壁パネルは、壁面材を建物の構造材に取り付け易いようにパネル状にしたものであって、この壁の位置はどこでもよい。例えば、外壁の外側を構成する外壁パネルであってもよいし、外壁の内側を構成する内壁パネルであってもよいし、部屋を区切る間仕切り壁パネルであってもよい。
請求項1記載の発明における木質の枠材とは、木材や、パーチクルボードやハードボード等の木質系の材料を枠材に加工したものをいう。
また、壁面材とは、壁に使用される面材のことであり、従来使用されている壁面材が使用できる。かかる壁面材としては、石膏ボードや、木板、ハードボード、パーチクルボード等の木質系のボードや、亜鉛鉄板や、硬質木片セメント板やモルタル板等のセメント系の板等を挙げることができる。特に、石膏ボードが好ましい。
そして、この壁面材は、並べられているが、これは、複数個の壁面材を相対する上下または左右の枠材に差し渡した状態に並べるこという。この際、相対する上下の枠材に差し渡した状態に並べる方が施工し易いので好ましい。
また、この壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に、並べられているが、この若干の隙間は、壁面材が傾いたときに隣接する壁面材に衝突することのないようにするものである。従って、この隙間の大きさは、壁面材の高さや揺れの大きさによって異なる。通常の壁の高さで通常の地震であれば、この隙間の幅は1mm〜3mm、好ましくは、1.5mm〜2.5mmでよい。
請求項2記載の発明は、木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられ、相対する枠材には、固定金具が取り付けられている壁パネルを特徴とするものである。
この請求項2記載の発明における固定金具とは、建物に取り付け易いように設けるものであって、相対する枠材の所々に取り付けられた複数個の小片であってもよいし、相対する枠材に沿って取り付けられた長尺体であってもよい。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に係り、前記相対する枠材には、桟材が前記壁面材に対して略平行に差し渡されて取り付けられ、前記隣接する2個の壁面材の間に存在する隙間がこの桟材の前面に位置する状態になされているものである。
この請求項3記載の発明に使用する桟材には適宜材料が使用可能であるが、枠材と同じ木質であると、枠を製造する際に同時に製造できるので好ましい。
なお、壁面材はこの桟材に釘等で固定されてもよいし、固定されてなくてもよいが、固定されてない方が枠材が傾き易いので好ましい。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の壁パネルの相対する枠材または請求項2記載の壁パネルの固定金具が建物の構造材にボルト・ナットで固定され、別の相対する枠材は建物に固定されてない壁パネルの取付構造を特徴とするものである。
この請求項4記載の発明における建物の構造材とは、壁パネルを取り付ることが可能な強度を有する横材や縦材等をいう。かかる横材としては、天井梁、床梁等の梁や、マグサや、窓台等があり、縦材としては柱や間柱等がある。
そして、請求項1記載の壁パネルの相対する枠材または請求項2記載の壁パネルの固定金具が構造材に取り付けられ、別の相対する枠材は建物に固定されてないが、これは、固定金具が梁等の横方向の構造材に取り付けられている場合には、左右の枠材が建物に固定されないことをいい、固定金具が柱等の縦方向の構造台に取り付けられている場合には、上下の枠材が建物に固定されないことをいう。この際、前者が施工し易いので好ましい。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明に係り、前記建物が鉄骨系のユニット建物であるものである。
この請求項5記載の鉄骨系のユニット建物とは、鉄骨系のユニット建物のすべてを含むものであって、特許文献3に記載されている鉄骨系のユニット建物は勿論のこと、その他の鉄骨系のユニット建物であってもよいのである。
(作用)
請求項1記載の発明では、木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられているので、この壁パネルは複数の壁面材からなっていて大型の壁パネルとすることができる。従って、取り付ける際の壁パネルの数を減らすことができ、施工し易い。しかも、枠材と壁面材とからだけであるので安価である。
そして、この壁パネルを建物の構造体に取り付けて使用しているときに、地震等があり、上下の構造材(横材)の相対的位置が変化したり、両側の構造材(縦材)が傾いても、壁パネルの木質の枠に打ち付けられている釘またはビスが斜めになったり、釘またはビスを中心にして壁面材が回動したり、隣接する2個の壁面材の間に存在する隙間が狭くなって、壁面材が支障なく傾き、地震の揺れに適応する。その結果、壁面パネルが破損しない。このように、この請求項1記載の発明は耐震性のよい壁パネルである。
なお、枠が比較的に柔らかい木質の枠材を矩形状に組み立てられたものであるので、釘やビスが斜めになり易いのである。また、外壁面材が石膏ボードのように比較てき柔らかい材質であると、釘またはビスが傾き易く、更に、好ましい。
請求項2記載の発明では、木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられ、相対する枠材には、固定金具が取り付けられているので、請求項1記載の発明と同様に、この壁パネルは複数の壁面材が一体となった大型の壁パネルにすることができるし、壁パネルを建物の構造材に取り付ける際に、この固定金具を取り付ければよく、壁パネルの数を減らしたり、取付工数を減らすことができ、施工し易い。しかも、桟材と壁面材と固定金具だけであるので、安価である。
この固定金具を建物の構造体に取り付けて使用しているときに、地震等があり、上下の構造材(梁)の相対的位置が変化したり、両側の構造材(柱)が傾いても、木質の枠に打ち付けられている釘またはビスが斜めになったり、釘またはビスを中心にして壁面材が回動したり、2個の壁面材の間に存在する隙間が狭くなって、壁面材が容易に傾き、地震の揺れに適応する。その結果、壁面パネルが破損しない。このように、この請求項2記載の発明は耐震性のよい壁パネルである。
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の発明に係り、前記相対する枠材には、桟材が前記壁面材に対して略平行に差し渡されて取り付けられ、前記隣接する2個の壁面材の間に存在する隙間がこの桟材の前面に位置する状態になされているので、請求項1や請求項2に記載されている作用に加えて、隣接する2個の壁面材の隙間の背後には桟材があって、この隙間から内部が見えず、好ましい壁パネルである。
請求項4記載の発明では、請求項1記載の壁パネルの相対する枠材または請求項2記載の壁パネルの固定金具が建物の構造材にボルト・ナットで固定され、壁パネルの別の相対する枠材が建物に固定されてないので、取り付ける際に相対する枠材または固定金具のみをボルト・ナットで建物の構造材に取り付ければよく施工し易い。
また、壁パネルの別の相対する枠材が建物に固定されてなく、壁パネルの相対する枠材または請求項2記載の壁パネルの固定金具が建物の構造材にボルト・ナットで固定されているだけであるので、上下および左右の枠材が強固に建物構造体に固定されているより、枠が平行四辺形になり易く、その結果、地震等に適応し易くなっているし、この壁パネルにかかる力がアンカーボルト等のその他の部材に及ぼす力が弱く、アンカーボルト等の部材が破損しない。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明に係り、前記建物が鉄骨系ユニット建物であるので、請求項4記載の発明の作用に記載されているように、壁パネルの取付構造が極めて地震等に適応し易くなっていて、鉄骨系ユニット建物のように、地震によって大きく揺れる建物でも、壁パネルが破損しない。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられているから、この壁パネルを大型にすることで施工し易くなるし、枠材と壁面材だけであって安価である。また、この壁パネルを建物構造体に取り付けて使用しているときに、地震等があっても、この構造体に取り付けられている壁パネルの木質の枠に打ち付けられている釘またはビスが斜めになったり、釘またはビスを中心にして壁面材が回動したり、隣接する2個の壁面材の間に存在する隙間が狭くなって、地震の揺れに適応する。その結果、壁面パネルが破損しない。このように、この請求項1記載の発明は耐震性のよい壁パネルである。
請求項2記載の発明は、木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられ、相対する枠材には、固定金具が取り付けられているから、この壁パネルを建物の構造材に取り付ける際に、大型の壁パネルにしたり、この固定金具を取り付ければよく、施工し易いし、枠材と壁面材と固定金具だけであって安価である。また、地震等があっても、木質の枠に打ち付けられている釘またはビスが斜めになったり、釘またはビスを中心にして壁面材が回動したり、2個の壁面材の間に存在する隙間が狭くなって地震の揺れに適応する。その結果、壁面パネルが破損しない。このように、この請求項2記載の発明は耐震性のよい壁パネルである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に係り、前記相対する枠材には、桟材が前記壁面材に対して略平行に差し渡されて取り付けられ、前記隣接する2個の壁面材の間に存在する隙間がこの桟材の前面に位置する状態になされているから、請求項1や請求項2に記載されている効果に加えて、隣接する2個の壁面材の隙間の背後には桟材があって、隙間から内部を見ることができず、好ましい壁パネルである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の壁パネルの相対する枠材または請求項2記載の壁パネルの固定金具が建物の構造材にボルト・ナットで固定され、別の相対する枠材が建物に固定されてないから、取り付ける際に相対する枠材または固定金具のみをボルト・ナットで建物構造体に取り付ければよく施工し易いし、上下および左右の枠材が強固に建物構造体に固定されているより、枠が平行四辺形になり易く、地震等に適応し易くなっているし、この壁パネルにかかる力がアンカーボルト等のその他の部分に及ぼす力が弱く、アンカーボルト等が破損しない。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明に係り、前記建物が鉄骨系ユニット建物であるので、請求項4記載の発明の壁パネルの取付構造が極めて地震等に適応し易くなっていて、鉄骨系ユニット建物のように、地震によって大きく揺れ易い建物でも、壁パネルが破損しない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例で説明する。
図1〜図8は本発明をユニット建物に適用した一実施例であって、図1は、ユニット建物を示す斜視図、図2は、建物ユニットを示す一部切欠斜視図、図3(a)は、屋内側面を上にした状態の内壁パネルの斜視図、(b)は、(a)の平面図、(c)は、(a)のA−A線における断面図、図4(a)は、上側固定金具の斜視図、(b)は、下側固定金具の斜視図、図5は、断熱材付き内壁パネルの取付状態を示す断面図、図6(a)は、屋内側から見た外壁パネルの斜視図、(b)は、屋外側から見た外壁パネルの斜視図、図7は、取付金具を示す斜視図、図8は、外壁パネルの取付状態を示す断面図である。
図1〜図8において、鉄骨系ユニット建物Hは、図1に示すように、基礎99の上に9個の鉄骨系の建物ユニット1が据え付けられて1階が形成され、この1階の建物ユニットの上に9個の鉄骨系の建物ユニット1が据え付けられて2階が形成され、この2階の建物ユニットの上に屋根パネル9が取り付けられたものである。
この鉄骨系の建物ユニット1は、図2に示すように、矩形状の四隅に立設された4本の鋼製の四角筒状の柱11と、この4本の柱の下端部を矩形の辺に沿って連結された鋼製の断面コ字形長尺体の床梁12と、この4本の柱の上端部を矩形の辺に沿って連結された鋼製の断面コ字形長尺体の天井梁13とからなる骨格を有する。
そして、この鉄骨系の建物ユニット1は、相対する床梁12に鋼製の四角筒状の床小梁14が差し渡され、この床小梁14の上に木製の床根太15が取り付けられ、この床根太15の上にパーチクルボードの床面材16が取り付けられて床が形成され、相対する天井梁13に木製の天井野縁17が取り付けられ、この天井野縁17の下面に石膏ボードの天井面材18が取り付けられて天井が形成されたものである。
外壁を設ける場所には、図5に示すように、床梁12と天井梁13とに壁パネルの一種である内壁パネル2が差し渡されて取り付けられ、この内壁パネル2の屋外側に、図6に示す壁パネルの一種である外壁パネル3が取り付けられ、この内壁パネル2と外壁パネル3の間にガラスウールの断熱材29が取り付けられている。
更に、必要な場所には間仕切り壁パネルが取り付けられて部屋に区切られている。
この内壁パネル2と外壁パネル3と断熱材29とからなる外壁の構造について詳細に説明する。
まず、内壁パネル2と断熱材29について説明する。
内壁パネル2は、図3に示すように、木材製の上枠41と、下枠42と、2本の側枠43とが矩形状に組み立てられた枠4と、上下の枠材41、42に差し渡されて取り付けられた4本の木材製の桟材45と、この枠4や桟材45の一面に配置された3枚の石膏ボードの壁面材47と、鋼製の固定金具6とからなる。
そして、この3枚の壁面材5は、隣接する2個の壁面材6の間に略2mmの隙間Sが存在する状態に並べられ、釘48で枠4に取り付けられているし、桟材45は壁面材5に対して略平行になっていて、隣接する2個の壁面材47の間に存在する隙間Sは桟材45の前面に位置する状態になっている。また、壁面材47には、後述の固定ボルト68の邪魔にならないように通孔471が設けられている。
固定金具6は、上側の固定金具61と下側の固定金具62の2種類ある。
上側固定金具61は、図4(a)に示すように、一方の片611と他方の片612とが略直角に連結された鋼製の断面L字形長尺体であり、一方の片611には、枠4を取り付けるための3個の通孔613が設けられ、他方の片612には、天井梁13に取り付けるための3個の通孔614が設けられている。
なお、この通孔614には固定ボルト68が内側から外側に挿入され、回転しないように固定されて使用される。
下側固定金具62は、図4(b)に示すように、一方の片621と他方の片622とが略直角に連結された鋼製の断面L字形長尺体であって、この他方の片622の先端から一端から外側に略直角に折曲された引っ掛け片625が設けられている。そして、一方の片621には、内壁パネル2の枠4に取り付けるための3個の通孔623が設けられ、他方の片622には、床梁12に取り付けるための3個の通孔624が設けられている。
そして、この通孔624には固定ボルト68が内側から外側に挿入され、回転しないように固定されて使用される。
そして、この上側固定金具61は、上枠41と壁面材47とからなるコーナー部に当接され、通孔471から上枠41に打ち込んだ釘49で固定されている。この際、壁面材47の通孔471の中にボルト68の頭が入れられている。
また、下側固定金具62は、下枠42と壁面材47とからなるコーナー部に当接され、通孔623から下枠42に打ち込まれた釘49で固定されている。この際、壁面材47の通孔471の中にボルト68の頭が入れられている。
この内壁パネル2の屋外側には、ガラスウールの断熱材29が取り付けられている。
この断熱材29付き内壁パネル2は、図5に示すように、床梁12と天井梁13の屋外面に、ボルト68の軸を天井梁13や床梁12の設けられている通孔に入れられた状態に、当接され、この固定ボルト68に螺入されたナット69で取り付けられている。
次に、外壁パネル3について説明する。
外壁パネル3は、図6に示すように、枠31と、表面材32と、ネジ棒33と、ナット34と、ガイド片35とからなる。
この枠31は鋼製の四角筒体の枠材を略矩形状に組み立て、桟材を左右の枠材に差し渡して取り付けたものである。
また、表面材32はセメント系のサイデイング板である。
ガイド片35は、鋼製のZ形の小片である。
そして、外壁パネル3は、枠31の桟材にガイド片35のZ形の一方の片が取り付けられ、このガイド片35の一方の片にネジ棒33が立設され、この枠31のガイド片35と反対側面に、3枚の表面材32を左右の枠材に差し渡した状態にして、表面材32が枠31に取り付けられている。
取付金具7は、図7に示すように、一方の片71と他方の片72とが略直角に連結されている断面L字形の長尺体であり、他方の片72の側縁部には、外壁パネル3のネジ棒33を挿入する凹部75が設けられている。
そして、外壁パネル3の取付構造は、図8に示すように、取付金具7が床梁12と天井梁13に、取付金具7の他方の片72を上側に向けた状態にして、取り付けられ、この取付金具7に外壁パネル3が押し付けられ、下方に移動されることによって、外壁パネル3のネジ棒31が取付金具7の凹部75の中に挿入されて、床梁12と天井梁13に取り付けられている。
従って、外壁パネル3は、ガイド片33が取付金具7の一方の片71を押圧した状態になって、床梁12と天井梁13に固定されている。
次に、このユニット建物Uの施工方法および内壁パネルの作用について説明する。
工場で、建物ユニット1、屋根パネル9等を製造する。
この際の内壁パネル2と外壁パネル3と断熱材29とからなる外壁の施工方法と作用について説明する。
先ず、内壁パネル2の施工方法および作用について説明する。
上枠41、下枠42、2本の側枠43を矩形状に組み立てて枠4を製造し、この枠4の上下の枠材41、42に4本の桟材45を差し渡して取り付け、この枠4や桟材45の一面に3枚の壁面材47を配置し、壁面材47の表面から枠4に釘48を打ち込んで、壁面材47を枠4に取り付ける。
一方、上側固定金具61の通孔614に固定ボルト68を、固定ボルト68の軸が外側に突出するように挿入し、固定ボルト68を回転しないように固定する。
また、下側固定金具62の通孔624に固定ボルト68を、固定ボルト68の軸が外側に突出するように挿入し、固定ボルト68が回転しないように固定する。
この固定ボルト68の固定は適宜でよい。例えば、固定ボルト68にナットを螺入して固定してもよいし、固定ボルト68を固定金具6に溶接して固定してもよいし、固定ボルトボルト68の山を潰して固定してもよい。
このようにして固定ボルト68が取り付けられた上側固定金具61を上枠41と壁面材47とからなるコーナー部に、壁面材47の通孔471の中に固定ボルト68の頭を入れながら、当接させ、通孔613から上枠41に釘49を打ち込んで、上側固定金具61を枠4に取り付ける。
同様に、固定ボルト68が取り付けられた下側固定金具62を下枠42と壁面材47とからなるコーナー部に、壁面材47の通孔471の中に固定ボルト68の頭を入れながら、当接させ、通孔623から下枠42に釘49を打ち込んで、下側固定金具62を枠4に取り付けると、内壁パネル2が完成する。
そして、この内壁パネル2の裏側(屋外側)に断熱材29を取り付ける。
このようにして完成した断熱材29付き内壁パネル2を、建物ユニット1の床梁12と天井梁13に、下側固定金具62の引っ掛け片625が床梁12の上に載るようにし、且つ、固定ボルト68の軸を天井梁13や床梁12の設けられている通孔に入れながら、当接させ、この固定ボルト68にナット69を螺入し、巻き締めると、断熱材29付き内壁パネル2が床梁12と天井梁13に取り付けられる。
このようにして取り付けられた内壁パネル2は、3枚の壁面材47からなっていて大型の壁パネルである。従って、取り付ける際の内壁パネル3の数を減らすことができる。
また、上下の枠材41、42には、固定金具6が取り付けられているので、内壁パネル3を床梁12と天井梁13に取り付ける際に、この固定金具6をボルト・ナットで取り付ければよい。
このように内壁パネル2の数を減らすことができるし、固定金具6を取り付ければよく、施工し易い。
また、この内壁パネル2は枠4と壁面材47と固定金具6とからなるだけであるので安価である。
また、上下の枠材41、42には、桟材45が差し渡されて取り付けられ、前記隣接する2個の壁面材47の間に存在する隙間Sがこの桟材の前面に位置する状態になされているので、隣接する2個の壁面材47の隙間Sの背後には桟材45があって、隙間Sから内部を見ることができず、好ましい壁パネルである。
次に、外壁パネル3の施工方法について説明する。
図8に示すように、取付金具7を床梁12と天井梁13に、取付金具7の他方の片72を上側に向けた状態にして、取り付け、この取付金具7に外壁パネル3を押し付け、下方に移動させて、外壁パネル3のネジ棒31を取付金具7の凹部75の中に挿入する。
すると、ガイド片33が取付金具7の一方の片71を押圧した状態になって、外壁パネル3が床梁12と天井梁13に固定される。
隣接する外壁パネル3の間の隙間にガスケット等を挿入して、この部分を水密にすると外壁パネル3の施工が完了する。
このようにして製造した建物ユニット1や屋根パネル9等を施工現場に運搬し、施工現場では、基礎99の上に9個の建物ユニット1を据え付けて1階を形成し、この1階の建物ユニットの上に9個の建物ユニット1を据え付けて2階を形成し、この2階の建物ユニットの上に屋根パネル9を取り付け、種々な仕上げを行うとユニット建物Uが完成する。
このようにして完成したユニット建物Uは、次に示すように、耐震性のよい外壁を備えている。
まず、外壁を構成する内壁パネル2の耐震性について説明する。
地震等で床梁12と天井梁13の相対的位置が変化したときには、内壁パネル2の左右の枠材43が建物に固定されてないので、すべての枠材が固定されているより枠材43が移動し易くなっている。また、木質の枠4に打ち付けられている釘48が斜めになったり、釘48を中心にして枠4が回動したり、隣接する2個の壁面材47の間に存在する隙間Sが狭くなって壁面材47が傾く。この両方の作用で、地震に適応する。従って、内壁パネル3が破損しないし、この内壁パネル3にかかる力がアンカーボルト等の建物のその他の部分に及び難く、アンカーボルト等が破損しない。
次に外壁を構成する外壁パネル3の耐震性について説明する。
地震の際には、外壁パネル3が取付金具7に釣り下げられているだけであるので、外壁パネル3が凹部75の中を移動して適応し、外壁パネル3が破損することがない。
このように、外壁を構成する内壁パネル2と外壁パネル3が共に耐震性がよく、この外壁は極めて地震等に適応し易くなっているので、地震によって揺れ易い鉄骨系のユニット建物1でも、内壁パネル2と外壁パネル3は破損せず、耐震性がよい。
この実施例では、特許文献3に記載されている鉄骨系のユニット建物について説明したが、その他のユニット建物でもよいし、ユニット建物以外の建物であってもよい。
また、内壁パネルを本発明の取付構造にしたが、その他の壁パネル、例えば、外壁パネル、間仕切り壁パネル等を本発明の取付構造にしてもよい。
また、壁パネルを床梁と天井梁に取り付けるようにしたが、その他の建物の構造材、例えば、窓台、まぐさ等の横方向の構造材や柱や間柱等の縦方向の構造材であってもよい。また、壁パネルを上下の枠材を取り付けたが、左右の枠材を取り付けるようにしてもよいし、上下および左右の両方の枠材を取り付けるようにしてもよい。
本発明をユニット建物に適用した一実施例のユニット建物を示す斜視図である。 実施例の建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。 (a)は実施例の内壁パネルの斜視図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)のA−A線における断面図である。 (a)は実施例の上側固定金具の斜視図、(b)は下側固定金具の斜視図である。 実施例の断熱材付き内壁パネルの取付状態を示す断面図である。 (a)は実施例の屋外側から見た外壁パネルの斜視図、(b)は屋内側からみた外壁パネルの斜視図である。 実施例の取付金具を示す斜視図である。 実施例の外壁パネルの取付状態を示す断面図である。
符号の説明
U ユニット建物
S 隣接する壁面材間の隙間
1 建物ユニット
2 内壁パネル
3 外壁パネル
4 内壁パネルの枠
45 桟材
47 壁面材
48 釘
6 固定金具

Claims (5)

  1. 木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられていることを特徴とする壁パネル。
  2. 木質の枠材が矩形状に組み立てられた枠と、この枠の一面に配置された複数の壁面材とからなり、この複数の壁面材は、隣接する2個の壁面材の間に若干の隙間が存在する状態に並べられて釘またはビスで枠に取り付けられ、相対する枠材には、取付金具が取り付けられていることを特徴とする壁パネル。
  3. 前記相対する枠材には、桟材が前記壁面材に対して略平行に差し渡されて取り付けられ、前記隣接する2個の壁面材の間に存在する隙間がこの桟材の前面に位置する状態になされていることを特徴とする請求項1または2記載の壁パネル。
  4. 請求項1記載の壁パネルの相対する枠材または請求項2記載の壁パネルの取付金具が建物の構造材にボルト・ナットで固定され、別の相対する枠材は建物に固定されてないことを特徴とする壁パネルの取付構造。
  5. 前記建物が鉄骨系のユニット建物であることを特徴とする請求項4記載の壁パネルの取付構造。
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