JP6489090B2 - 自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤及び保守用端末 - Google Patents

自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤及び保守用端末 Download PDF

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Description

本発明は、エレベーターの制御盤及び保守用端末に関する。
従来、地震により運転休止した後に実行され得る自動診断運転の結果に基づいて自動復旧する機能を有するエレベーターが知られている。このようなエレベーターは、例えば、自動診断運転における巻上機トルクが予め設定された基準を満たす場合に自動復旧する。自動復旧機能を有するエレベーターとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開2008−247492号公報
自動診断運転で使用されるトルク基準値は、例えば、自動復旧機能の施工時に設定される。トルク基準値は、例えば、エレベーターを無負荷で運転した際の巻上機トルクと一定負荷で運転した際の巻上機トルクとの差分に基づいて設定される。一定負荷でのエレベーターの運転とは、例えば、かご内に100kgの錘を積載した状態で行われる。このため、トルク基準値の設定作業を行う保守作業者の労力が大きい。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、自動診断運転で使用されるトルク基準値の設定作業に要する労力を軽減することができる自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤及び保守用端末を提供することである。
本発明に係る自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤は、エレベーターの巻上機トルクを検出するトルク検出部と、地震発生後に自動診断運転を行う機能を有する自動診断制御部と、エレベーターを無負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値と当該エレベーターを実際に無負荷で運転した際にトルク検出部により検出された巻上機トルクの実測値との差分を走行ロスとして算出し、当該エレベーターを一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値及び当該走行ロスに基づいて、自動診断運転で使用されるトルク基準値を算出するトルク演算部と、を備えたものである。
本発明に係る保守用端末は、エレベーターを無負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値と当該エレベーターを実際に無負荷で運転した際に検出された巻上機トルクの実測値との差分を走行ロスとして算出し、当該エレベーターを一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値及び当該走行ロスに基づいて、地震発生後に実行され得る当該エレベーターの自動診断運転で使用されるトルク基準値を算出するトルク演算部を備えたものである。
本発明において、トルク演算部は、エレベーターを一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値及び走行ロスに基づいて、自動診断運転で使用されるトルク基準値を算出する。このため、本発明によれば、自動診断運転で使用されるトルク基準値の設定作業に要する労力を軽減することができる。
エレベーターの構造の一例を示す第1の模式図である。 実施の形態1におけるエレベーターの制御盤及び保守用端末の構成図である。 エレベーターのかごと釣合おもりがすれ違う時の状態を示す模式図である。 実施の形態1におけるエレベーターの制御盤及び保守用端末の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるエレベーターの制御盤及び保守用端末の構成図である。 エレベーターの制御盤のハードウェア構成図である。
添付の図面を参照して、自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤及び保守用端末を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、エレベーターの構造の一例を示す第1の模式図である。
図1に示すように、エレベーター1は、昇降路2、巻上機3、ロープ4、かご5、釣合おもり6及び制御盤7を備える。昇降路2は、例えば、図示しない建物の各階を貫くように形成されている。巻上機3は、例えば、図示しない機械室等に設けられている。ロープ4は、巻上機3に巻き掛けられている。かご5及び釣合おもり6は、ロープ4によって昇降路2内に吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機3が駆動することにより昇降する。巻上機3は、制御盤7によって制御される。
エレベーター1には、図示しない地震感知器が設けられている。地震感知器は、制御盤7と電気的に接続される。制御盤7及び地震感知器は、例えば、昇降路2のピット又は機械室等に設けられる。
制御盤7は、図1に図示しない保守用端末と通信可能である。制御盤7と保守用端末との通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。保守作業者は、例えば、エレベーターの自動復旧機能の施工時に保守用端末を用いて制御盤7を操作する。
図2は、実施の形態1におけるエレベーターの制御盤及び保守用端末の構成図である。図2は、保守用端末8が制御盤7と接続された状態を示している。
図2に示すように、保守用端末8は、操作部9、報知部10及び報知制御部11を有する。制御盤7は、運転制御部12、位置検出部13、トルク検出部14、トルク記憶部15、パラメーター記憶部16、自動診断制御部17及びトルク演算部18を有する。
保守用端末8は、例えば、ノートパソコン、タブレット端末又はスマートフォン等である。操作部9は、例えば、押しボタン、キーボード及び各種ポインティングデバイス等である。報知部10は、例えば、液晶ディスプレイ又はタッチパネル等である。報知部10は、視覚情報を表示する機能に加えて、音声情報を放送する機能を有してもよい。
エレベーター1は、運転モードとして少なくとも通常運転モード及び学習運転モードを有する。通常運転モード及び学習運転モードへの切り替えは、例えば、制御盤7に接続された保守用端末8を保守作業者が操作することで行われる。
運転制御部12は、巻上機3の駆動を制御することで、エレベーター1の運転を制御する。つまり、運転制御部12は、かご5の移動を制御する。運転制御部12は、例えば、地震感知器により一定以上の加速度が検出された場合にエレベーター1を休止させる。
位置検出部13は、昇降路2内におけるかご5の位置を検出する。かご5の位置の検出は、例えば、巻上機3のエンコーダーからの信号に基づいて行われる。かご5の位置の検出は、例えば、昇降路2又はかご5に設けられた図示しないセンサからの信号に基づいて行われてもよい。
トルク検出部14は、巻上機3に発生する巻上機トルクを検出する。トルク記憶部15は、トルク値を記憶する。トルク記憶部15は、例えば、トルク検出部14により検出された巻上機トルクを記憶する。
パラメーター記憶部16は、エレベーター1の制御パラメーターを予め記憶している。制御パラメーターは、例えば、定格積載量、カウンターウェイト率及び巻上機定数等を含む。制御パラメーターは、例えば、エレベーター1の機種ごとに異なる。
自動診断制御部17は、自動診断運転を実行する機能を有する。自動診断運転とは、エレベーター1を自動復旧してもよいか否かを判定するために、実際の地震発生後に実行され得る運転である。自動診断運転において、かご5は、例えば、通常時よりも低速で最下階から最上階までの範囲を往復移動する。
自動診断制御部17は、自動診断運転時にトルク検出部14により検出された巻上機トルクを予め設定されたトルク基準値と比較する。トルク基準値は、エレベーター1の上昇運転及び下降運転のそれぞれに対応して設定されたものである。トルク基準値は、例えば、トルク上限値及びトルク下限値を含む。運転制御部12は、例えば、自動診断運転時の巻上機トルクがトルク上限値とトルク下限値との間の範囲に収まっている場合に、エレベーター1の通常運転を再開させる。
トルク演算部18は、トルク検出部14により検出された巻上機トルク及びパラメーター記憶部16に記憶されている制御パラメーターに基づいて、トルク基準値を設定するための演算を行う。当該演算は、例えば、エレベーター1の自動復旧機能の施工時に行われる。当該演算は、例えば、エレベーター1が有する機器のうち巻上機トルクの変動に影響を与える機器が取り替えられた場合に行われる。
トルク演算部18は、パラメーター記憶部16に記憶されている制御パラメーターから巻上機トルクの理論値を算出する。トルク演算部18は、エレベーター1の上昇運転及び下降運転のそれぞれに対応する巻上機トルクの理論値を算出可能である。トルク演算部18は、任意のかご5内負荷に対応する巻上機トルクの理論値を算出可能である。
トルク演算部18は、例えば、エレベーター1を無負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値を算出する。以下、当該理論値を「無負荷運転時トルクの理論値」とも呼ぶ。また、エレベーター1を実際に無負荷で運転した際にトルク検出部14により検出されるトルクを「無負荷運転時トルクの実測値」とも呼ぶ。
トルク演算部18は、例えば、エレベーター1を一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値を算出する。以下、当該理論値を「一定負荷運転時トルクの理論値」とも呼ぶ。当該一定負荷とは、例えば、100kgである。
トルク演算部18は、無負荷運転時トルクの理論値と無負荷運転時トルクの実測値との差分を「走行ロス」として算出する。走行ロスは、エレベーター1ごとに異なる。トルク演算部18は、一定負荷運転時トルクの理論値及び走行ロスに基づいて、トルク基準値を算出する。
トルク演算部18は、例えば、一定負荷運転時トルクの理論値に走行ロスの絶対値を加算したものをトルク上限値として算出する。トルク演算部18は、例えば、一定負荷運転時トルクの理論値から走行ロスの絶対値を減算したものをトルク下限値として算出する。
トルク演算部18は、例えば、一定負荷運転時トルクの理論値に対して走行ロスの絶対値及び予め設定された補正値を加減することでトルク基準値を算出してもよい。トルク演算部18は、例えば、予め設定された計算式に一定負荷運転時トルクの理論値及び走行ロスを代入することでトルク基準値を算出してもよい。
図3は、エレベーターのかごと釣合おもりがすれ違う時の状態を示す模式図である。図3に示す状態では、かご5に対するロープ4の接続部と釣合おもり6に対するロープ4の接続部とが同じ高さに位置する。図3に示す状態の時に、巻上機3に対してかご5側に位置するロープ4の重量と巻上機3に対して釣合おもり6側に位置するロープ4の重量との差は、最小限になる。トルク検出部14は、例えば、位置検出部13によりかご5が図3に示す位置にある時の巻上機トルクを検出する。トルク演算部18は、例えば、図3に示す状態の時にトルク検出部14により検出された無負荷運転時トルクの実測値を用いて走行ロスを算出する。以下、図3に示す状態におけるかご5及び釣合おもり6の位置を「中間位置」とも呼ぶ。
このように、トルク演算部18は、無負荷運転時トルクの理論値、無負荷運転時トルクの実測値及び一定負荷運転時トルクの理論値を使用してトルク基準値を算出する。つまり、トルク演算部18は、一定負荷運転時トルクの実測値を使用せずにトルク基準値を算出する。なお、トルク演算部18は、エレベーター1の上昇運転及び下降運転のそれぞれに対応するトルク基準値を個別に算出する。トルク演算部18により算出されたトルク基準値は、例えば、トルク記憶部15又は制御盤7が有する他の記憶部等に記憶されることで設定される。
図4は、実施の形態1におけるエレベーターの制御盤及び保守用端末の動作例を示すフローチャートである。
保守作業者は、例えば、エレベーターの自動復旧機能の施工時に、保守用端末8を操作することで、トルク基準値を設定することを制御盤7に指示する。制御盤7は、制御パラメーターから無負荷運転時の巻上機トルクの理論値を算出する(ステップS101)。制御盤7は、エレベーター1が学習運転モードであるか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102でエレベーター1が学習運転モードでないと判定された場合、制御盤7は、トルク基準値の設定を行わない。
ステップS102でエレベーター1が学習運転モードであると判定された場合、制御盤7は、かご内無負荷でエレベーター1を運転させる(ステップS103)。制御盤7は、かご5が中間位置にある時の巻上機トルクの実測値を記憶する(ステップS104)。制御盤7は、無負荷運転時の巻上機トルクの理論値と実測値との差分を走行ロスとして算出する(ステップS105)。制御盤7は、例えば、100kg積載時の巻上機トルクの理論値を算出する(ステップS106)。制御盤7は、例えば、100kg積載時の巻上機トルクの理論値及び走行ロスに基づくトルク基準値を設定する(ステップS107)。
ステップS101及びステップS103からステップS107までの処理は、エレベーター1の上昇運転及び下降運転のそれぞれに対応して行われる。制御盤7は、トルク基準値の設定後に、学習運転モードを終了する(ステップS108)。
実施の形態1において、自動診断制御部17は、地震発生後に自動診断運転を行う機能を有する。トルク演算部18は、エレベーターを無負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値と当該エレベーターを実際に無負荷で運転した際にトルク検出部14により検出された巻上機トルクの実測値との差分を走行ロスとして算出する。トルク演算部18は、当該エレベーターを一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値及び当該走行ロスに基づいて、自動診断運転で使用されるトルク基準値を算出する。このため、実施の形態1によれば、例えば、かご5に錘を積載せずにトルク基準値を設定できる。その結果、自動診断運転で使用されるトルク基準値の設定作業に要する労力を軽減することができる。
実施の形態1において、トルク演算部18は、制御盤7に予め記憶されている制御パラメーターから巻上機トルクの理論値を算出する。このため、実施の形態1によれば、エレベーターの機種に関係なく、容易に巻上機トルクの理論値を算出することができる。
実施の形態1において、トルク演算部18は、エレベーターのかご5に対するロープ4の接続部と当該エレベーターの釣合おもり6に対するロープ4の接続部とが同じ高さに位置する時の巻上機トルクの実測値に基づいて、トルク基準値を算出する。このため、実施の形態1によれば、トルク基準値を算出する際に、ロープ4自体の重量による影響を最小限に抑えることができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤及び保守用端末の構成を説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
図5は、実施の形態2におけるエレベーターの制御盤及び保守用端末の構成図である。
図5に示すように、実施の形態2において、保守用端末8は、トルク演算部18を有する。実施の形態2において、制御盤7は、トルク演算部18を有しない。トルク演算部18は、エレベーター1の制御盤7から取得した情報に基づいて、トルク基準値を設定するための演算を行う。
実施の形態2におけるトルク演算部18は、保守用端末8に設けられている点を除いて、実施の形態1と同様である。このため、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2において、トルク演算部18は、保守用端末8に設けられている。このため、実施の形態2によれば、既設の制御盤7の構成を変更しなくとも、かご5に錘を積載せずにトルク基準値を設定できる。その結果、より容易に且つ低コストで、自動診断運転で使用されるトルク基準値の設定作業に要する労力を軽減することができる。
図6は、エレベーターの制御盤のハードウェア構成図である。
制御盤7の運転制御部12、位置検出部13、トルク検出部14、トルク記憶部15、パラメーター記憶部16、自動診断制御部17及びトルク演算部18の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。図6は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51及びメモリ52を備えている場合の例を示している。
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51及び少なくとも1つのメモリ52を備える場合、運転制御部12、位置検出部13、トルク検出部14、トルク記憶部15、パラメーター記憶部16、自動診断制御部17及びトルク演算部18の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、制御盤7の各機能を実現することができる。なお、保守用端末8の各機能も、図6に示す処理回路と同様の処理回路により実現される。
1 エレベーター
2 昇降路
3 巻上機
4 ロープ
5 かご
6 釣合おもり
7 制御盤
8 保守用端末
9 操作部
10 報知部
11 報知制御部
12 運転制御部
13 位置検出部
14 トルク検出部
15 トルク記憶部
16 パラメーター記憶部
17 自動診断制御部
18 トルク演算部
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ

Claims (6)

  1. エレベーターの巻上機トルクを検出するトルク検出部と、
    地震発生後に自動診断運転を行う機能を有する自動診断制御部と、
    エレベーターを無負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値と当該エレベーターを実際に無負荷で運転した際に前記トルク検出部により検出された巻上機トルクの実測値との差分を走行ロスとして算出し、当該エレベーターを一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値及び当該走行ロスに基づいて、前記自動診断運転で使用されるトルク基準値を算出するトルク演算部と、
    を備えた自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤。
  2. エレベーターの制御パラメーターを予め記憶しているパラメーター記憶部を備え、
    前記トルク演算部は、前記パラメーター記憶部に記憶されている制御パラメーターから巻上機トルクの理論値を算出する請求項1に記載の自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤。
  3. 前記トルク演算部は、エレベーターのかごに対するロープの接続部と当該エレベーターの釣合おもりに対する前記ロープの接続部とが同じ高さに位置する時の巻上機トルクの実測値に基づいて、前記トルク基準値を算出する請求項1又は2に記載の自動復旧機能を有するエレベーターの制御盤。
  4. エレベーターを無負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値と当該エレベーターを実際に無負荷で運転した際に検出された巻上機トルクの実測値との差分を走行ロスとして算出し、当該エレベーターを一定負荷で運転した場合に発生し得る巻上機トルクの理論値及び当該走行ロスに基づいて、地震発生後に実行され得る当該エレベーターの自動診断運転で使用されるトルク基準値を算出するトルク演算部を備えた保守用端末。
  5. 前記トルク演算部は、エレベーターの制御盤に予め記憶されている制御パラメーターから巻上機トルクの理論値を算出する請求項4に記載の保守用端末。
  6. 前記トルク演算部は、エレベーターのかごに対するロープの接続部と当該エレベーターの釣合おもりに対する当該ロープの接続部とが同じ高さに位置する時の巻上機トルクの実測値に基づいて、前記トルク基準値を算出する請求項4又は5に記載の保守用端末。
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