JP6488883B2 - 熱源機 - Google Patents

熱源機 Download PDF

Info

Publication number
JP6488883B2
JP6488883B2 JP2015104164A JP2015104164A JP6488883B2 JP 6488883 B2 JP6488883 B2 JP 6488883B2 JP 2015104164 A JP2015104164 A JP 2015104164A JP 2015104164 A JP2015104164 A JP 2015104164A JP 6488883 B2 JP6488883 B2 JP 6488883B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
case
heat
heat exchanger
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015104164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016217646A (ja
Inventor
樫原 康司
康司 樫原
健吾 堀内
健吾 堀内
俊彦 ▲濱▼上
俊彦 ▲濱▼上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2015104164A priority Critical patent/JP6488883B2/ja
Priority to US15/149,265 priority patent/US10634348B2/en
Publication of JP2016217646A publication Critical patent/JP2016217646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6488883B2 publication Critical patent/JP6488883B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23MCASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F23M11/00Safety arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements
    • F23N5/245Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements using electrical or electromechanical means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/24Preventing development of abnormal or undesired conditions, i.e. safety arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、燃焼により加熱するための熱源機に関し、特に、燃焼加熱のための缶体(例えば燃焼ケースや熱交換器ケース)の過熱防止技術に係る。
従来、熱源機において、各種の温度ヒューズを用いた過熱防止装置が知られ、例えば漏洩排ガス等の熱を検知したり、あるいは、その熱を受けて一部が溶断して導通が遮断されたり、することで、燃焼を強制停止させるように構成されている。
下記の特許文献1には、熱交換器(熱交換器ケース)の背面と筐体との間にある背面空間の上部を閉塞させ、左右方向中央位置にのみ通気孔を設け、この通気孔の下方位置に温度ヒューズを設けることにより、前記背面空間の熱気が中央の通気孔に向けて流れる際に温度ヒューズを通過するように、熱気の流れをガイドすることが記載されている。
特許文献2には、熱交換器ケースの周囲を巻回するように配置された出湯管と、この出湯管の下側に配置した温度ヒューズとを、カバー板で覆うようにすることが記載されている。
特許文献3には、燃焼バーナを内蔵した燃焼ケースの周囲を巻回するように給水管を配置し、この給水管を取り付けるための取付バンドの先端延長部を折り曲げることにより温度ヒューズを燃焼ケースの表面から離した状態で支持させることが記載されている。
特開2011−069582号公報 特開2013−234821号公報 特許第3792326号公報
ところで、過熱防止装置を適切に作動させて確実に過熱防止を図るには、例えば漏洩排ガス等の熱が過熱防止装置に対し有効に作用するように、過熱防止装置の配置を工夫する必要がある。しかしながら、熱交換器の構造等に起因して缶体の外面と、筐体内面との間にかなりの幅の空間が開いてしまう場合があり、この場合、漏洩排ガスが拡散してしまう結果、漏洩排ガスの熱を過熱防止装置に対し有効に又は迅速に作用させることが困難になる。
例えば、図9に構造例を示す熱源機の場合、熱交換器ケース100の前後に水管のベンド管101が突出し、この突出代の分だけ熱交換器ケース100の外面と筐体102の背面側の内面との間に比較的大きな隙間空間103が形成されてしまうことになる。すなわち、図9の熱交換器は、熱交換器ケース100内に多数のフィンを収容し、これらに対し一方から他方に水管を貫通させ、他方で折り返して一方に再度貫通させ、さらに折り返して他方に貫通させるということを繰り返して、フィンアンドチューブ式に構成されている。この熱交換器の場合、熱交換器ケース100の前後面において、ベンド管101,101が突出することになり、通常、このベンド管101が突出する熱交換器ケース100の後面が設置壁面Wへ取り付けられる背面壁104に臨むことになる。又、潜熱回収用の二次熱交換器105を付設することになると、その二次熱交換器105を前後方向に配置して前面に排気口を設けるには、特に、熱交換器ケース100と筐体102の正面との間にも比較的幅広の空間が形成されてしまうことになる。
通常、このような比較的大きな隙間空間103がある場合、漏洩排ガス等が万一生じた場合に、その漏洩排ガスの流れが生じる部位に過熱防止装置106,107,108を設置することが有効になる。しかしながら、その過熱防止装置の配置を決定するために、漏洩排ガスの流れがどうなるかを実際に試験を繰り返して確認した上で、試行錯誤するという作業が行われており、この作業のために多大な労力を要している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、漏洩排ガス等の拡散を抑制して過熱防止装置を確実に作動させ得る熱源機を提供することにある。
前記目的を達成するために、筐体の内部に、燃焼部及び熱交換部からなり上下方向に延びる胴筒状のケースが収容されて構成され、前記筐体の背面壁が設置対象の壁面に対し取り付けられるように設定され、前記背面壁の内面と、この背面壁の内面に対し前後方向に相対向する前記ケースの後面壁との間に隙間空間が存在する熱源機を対象にして、次の技術的手段を講じた。
すなわち、前記燃焼部と熱交換部との境界部位における前記後面壁から前記背面壁に向けて前記背面壁の近傍位置まで突出する第1のフランジを備え、前記第1のフランジに、所定温度以上の熱を受けて作動する過熱防止装置を配置する一方、その過熱防止装置の近傍位置において上下方向に貫通する通気孔を形成することとした(請求項1)。
この発明の場合、第1のフランジにより、背面壁の内面と、ケースの後面壁との間の隙間空間が上下に仕切られることになる。このため、熱交換部のケースから排ガスが万一漏洩したとしても、その漏洩排ガスは下方に拡散することなく、過熱防止装置に対し熱を有効に作用させることが可能となる。一方、燃焼部のケースから排ガスが万一漏洩したとしても、その漏洩排ガスは通気孔を通って過熱防止装置に対し熱を有効に作用させることが可能となる。これにより、過熱防止装置を早期かつ確実に作動させて過熱防止を図ることが可能となる。
本発明における過熱防止装置を、第1のフランジの突出端縁の近傍位置に配置することができる(請求項2)。このようにすることにより、筐体の背面壁の近傍位置における熱状況を過熱防止装置に的確に反映させることが可能となり、設置対象の壁面が過熱状態に陥ることの未然予防を確実に行い得ることとなる。
又、本発明における熱交換部として、ケースの後面壁から背面壁に向けて突出するベンド管を備え、このベンド管を挟んで第1のフランジよりも上方位置の後面壁から背面壁に向けて背面壁の近傍位置まで突出する第2のフランジをさらに備えることとし、第1のフランジ及び第2のフランジの突出端を、ベンド管の突出端よりも背面壁側位置まで延びるように突出させることができる(請求項3)。このようにすることにより、熱交換部のケースの後面壁と背面壁との間の隙間空間を上下に仕切り、漏洩排ガスが万一発生したとしても、その漏洩排ガスをその上下に仕切った空間に充満させることが可能となり、過熱防止装置をより確実に作動させることが可能となる。
以上、説明したように、本発明の熱源機によれば、第1のフランジにより、背面壁の内面と、ケースの後面壁との間の隙間空間を上下に仕切ることができる。このため、熱交換部のケースから排ガスが万一漏洩したとしても、その漏洩排ガスを下方に拡散させることなく、過熱防止装置に対し熱を有効に作用させることができるようになる。一方、燃焼部のケースから排ガスが万一漏洩したとしても、通気孔を通して流れ過熱防止装置に対しその漏洩排ガスの熱を有効に作用させることができる。これにより、過熱防止装置を早期かつ確実に作動させて過熱防止を図ることができるようになる。
特に請求項2に係る熱源機によれば、過熱防止装置を、第1のフランジの突出端縁の近傍位置に配置することにより、筐体の背面壁の近傍位置における熱状況を過熱防止装置に的確に反映させることができるようになり、設置対象の壁面が過熱状態に陥ることの未然予防を確実に行うことができるようになる。
又、請求項3に係る熱源機によれば、熱交換部として、ケースの後面壁から背面壁に向けて突出するベンド管を備え、このベンド管を挟んで第1のフランジよりも上方位置の後面壁から背面壁に向けて背面壁の近傍位置まで突出する第2のフランジをさらに備えることとし、第1のフランジ及び第2のフランジの突出端を、ベンド管の突出端よりも背面壁側位置まで延びるように突出させることにより、熱交換部のケースの後面壁と背面壁との間の隙間空間を上下に仕切ることができ、漏洩排ガスが万一発生したとしても、その漏洩排ガスをその上下に仕切った空間に充満させることができるようになる。これにより、過熱防止装置をより確実に作動させることができるようになる。
熱源機の外装ケースの側壁面を省略して内部が見える状態にした側面図である。 熱源機の上半部を示す部分拡大斜視図である。 図1の熱源機の上半部を拡大して示す部分拡大図である。 図3のA部拡大図である。 図2の熱源機を斜め後ろから見た部分斜視図である。 燃焼ケース及び熱交換器ケース等を分解した状態で示す分解斜視図である。 図7(a)はファスナーを組み付ける状況を示す分解斜視図であり、図7(b)は組み付けたファスナーにより温度ヒューズを支持させた状態を示す図4の一部省略B−B線断面に対応する断面図である。 熱源機の製造ラインにおいて、缶体を横倒しにして仮置きした状態を示す一部省略側面図である。 本発明の課題を説明するための構造例を示す図3対応図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る熱源機である。この熱源機は、主として、この熱源機を設置した設置壁面(例えば住宅の木質壁面)Wを保護するための過熱防止装置(例えば温度ヒューズ)を備えている。すなわち、缶体の熱交換器ケース41等に損傷(例えば孔明き)が発生して、内部から燃焼ガスや排ガスが漏洩した場合に、その漏洩排ガスの熱により前記設置壁面Wが過熱状態に陥らないように、熱源機の作動を強制停止させるための過熱防止装置が設けられている。
熱源機は、ブラケット21,21により設置壁面Wに固定された筐体(外装ケース)2の内部に、上から順に潜熱回収用の二次熱交換器3、顕熱回収用の一次熱交換器4、燃焼器5及び送風ファン6を備えたものである。燃焼部である燃焼器5は、燃焼ケース51内の下部に複数の燃焼バーナ52が収容され、下側の送風ファン6からの燃焼用空気の供給を受けて燃焼室53で燃焼するようになっている。熱交換部である一次熱交換器4は、熱交換器ケース41内に多数収容されたフィン42を受熱用の複数の水管43が貫通したフィンアンドチューブ式のもので構成されている。水管43は、熱交換器ケース41の前後面(図1の左右面)から前後方向に突出するベンド管43a,43bにより連通接続されて、熱交換のための1本の流路が形成されている。そして、燃焼室53からの燃焼ガスとの熱交換により水管43内の水を加熱するようになっている。二次熱交換器3は、排気筒を兼ねる熱交換器ケース31内に例えば多管式熱交換器32が収容されたものであり、一次熱交換器4を通過した後の排ガスの潜熱回収により流路内の水を予熱するようになっている。給水管から給水された水は、まず、二次熱交換器3に通されて予熱され、次いで、一次熱交換器4に通されて所定温度まで加熱され、加熱された湯が給湯管に出湯されて図示省略の給湯栓に給湯されることになる。二次熱交換器3での潜熱回収により、排ガスが冷却されて排ガスドレンが生成され、この排ガスドレンが中和槽等の処理槽7に集められ、中和処理等の処理の後に排水される。
一次熱交換器4はその前後方向に熱交換器ケース41からベンド管43a,43bが突出する一方、二次熱交換器3は前後方向に比較的長く一次熱交換器4や燃焼器5の位置よりも前方に突出して前端面の排気口33が筐体2の正面壁から露出するように配置されている。このため、熱交換器ケース41及び燃焼ケース51の各後面(図1〜図3の各左面)と、筐体2の背面壁22の内面との間にはベンド管43bの突出長さに対応する内幅を有する比較的幅広の隙間空間S1が形成されている。加えて、熱交換器ケース41及び燃焼ケース51の各前面(図1〜図3の各右面)と、筐体2の正面壁23の内面との間にはベンド管43aの突出長さを超えて二次熱交換器3の突出長さに対応する内幅を有するかなり幅広の隙間空間S2が形成されている。一方、燃焼ケース51及び熱交換器ケース41の両側面と、筐体2の両側面壁の内面との間は、一方は殆ど隙間空間は無く、他方も接続用の水管を配管する以外の隙間空間は無い状態にされている。
燃焼ケース51及び熱交換器ケース41は、いずれも横断面がほぼ同サイズの矩形形状を有し上下面が開放された角形の胴筒状に形成され、上下方向に互いに接合されている。又、熱交換器ケース41の後部から下方に突出して熱交換器ケース41と接続するための接続排気筒34の下端開口部は、熱交換器ケース41の上端開口部と対応する形状及びサイズに形成されており、接続排気筒34と熱交換器ケース41とが上下方向に互いに接続されている。そして、燃焼ケース51と熱交換器ケース41との接合部には、前方に突出する前部フランジ部8及び後方に突出する後部フランジ(第1のフランジ)9が形成され、熱交換器ケース41と接続排気筒34との接合部には、後部フランジ9と同等の突出長さを有する後部フランジ(第2のフランジ)10が形成されている。上下2つの後部フランジ9,10(例えば図4参照)は、その先端がいずれもベンド管43bの突出端よりも後側位置(背面壁22側の位置)であって、筐体2の背面壁22の内面と非接触ではあるが背面壁22の内面とほぼ同位置まで突出するように設定されている。つまり、後部フランジ9,10の突出端は背面壁22の内面(遮熱板24の内面)とは微小な間隔を隔てた近傍位置まで延ばされており、これら後部フランジ9,10により、背面側の隙間空間S1の前後方向のほぼ全てを上下に仕切って区画するようになっている。又、下側の後部フランジ9には、1つ又は左右方向に適宜間隔を隔てて複数の通気孔93が上下方向に貫通して形成されている(図5も併せて参照)。
前部フランジ8や後部フランジ9,10は、燃焼ケース51もしくは熱交換器ケース41のいずれかと一体に形成することができるし、あるいは、燃焼ケース51もしくは熱交換器ケース41とは別体に形成することができる。例えば、図6に示すように、燃焼ケース51の上端開口部の周囲にフランジ部54を形成し、このフランジ部54に対し、同様形状のパッキン91及びフランジ部92を重ね合わせて、上から熱交換器ケース41との間に挟み込むようにして結合させることで、後部フランジ9を形成することができる。フランジ部54,パッキン91及びフランジ部92にはそれぞれ同位置に貫通孔が形成され、フランジ部54,パッキン91及びフランジ部92を重ね合わせることで、前記の複数の通気孔93が形成されるようになっている。又、図6の例では、フランジ部54としては前部フランジ8の部分を一体に形成することなしに、前部フランジ8はそれ単独の部材として形成し、その前部フランジ8の基端部81を燃焼ケース51の前面壁に対し固定するようにしている。さらに、後部フランジ10も別体の全周フランジ部を形成して、熱交換器ケース41と接続排気筒34との間に挟み込むようにしている。
後部フランジ部92の後縁及び両側縁からは適宜間隔を隔てて複数の取付片94,94,…が上方に突出され(図6参照)、同様に前部フランジ8の前縁からも適宜間隔を隔てて複数の取付片82,82が上方に突出されている。そして、各取付片94,82に対しファスナ部材11を介して温度ヒューズ(過熱防止装置)12が支持されている(図2,図3参照)。ファスナ部材11は、図7に例示するように、下側のクリップ部111の上側にファスナ部112を備えたものである。このファスナ部材11を、取付片94,82に対し上側から差し込むことで取付孔941,821に位置固定することができ、ファスナ部112に対し温度ヒューズ12を押し込むことで支持されるようになっている。いずれもファスナ部材11の有する弾性変形、弾性復元可能という機能に基づくものである。なお、温度ヒューズ12を支持させる手段としては、周知となっている他の形状のファスナ部材等を用いることができる。
温度ヒューズ12は、本実施形態では、図2に例示するように紐状もしくは線状のもので構成され、熱交換器ケース41内を流れる排ガス温度に対応する所定温度以上の熱を受けて溶断し、これにより、導通が遮断されて過熱防止処理を作動させるためのトリガーとなるようになっている。温度ヒューズ12としては、前記の紐状等の他に、所定温度以上の熱を積極的に検知してトリガーとなる信号を出力する検知部を適宜間隔で配置することにより構成することもできる。本実施形態では、前記の取付片94,82及びファスナ部材11により、熱交換器ケース41の下側位置において熱交換器ケース41を囲むように周囲に延びて配置され、その両端がコントローラ(図2参照)13に接続されている。特に、熱交換器ケース41の後面側において、温度ヒューズ12は、後部フランジ9の突出端縁近傍に沿って延びるように配置されている(例えば図4参照)。そして、所定温度以上の熱を受けて溶断により導通が途切れると、コントローラ13ではそれを検知して燃焼の強制停止を実行するようになっている。例えば、燃焼バーナ52に対しガスを供給するためのガス電磁弁に対する通電が遮断されて開から閉切換するようにして、燃焼の強制停止がなされるように構成することができる。
以上の実施形態の場合、熱交換器ケース41の周囲の壁面に孔明き損傷が万一発生して内部の排ガスが漏洩したとしても、その漏洩排ガスは、筐体2内の空気流等(例えば送風ファン6の空気吸い込み流)に影響を受けることなく、つまり拡散することなく、燃焼ケース51との接合部よりも上側の隙間空間に充満することになる。特に熱交換器ケース41の後面側では、後部フランジ9により下方が上下に仕切られ、さらに上側の後部フランジ10によっても上方が上下に仕切られているため、漏洩排ガスは、両後部フランジ9,10により上下がそれぞれ仕切られた空間S1′に充満することになる。このため、この空間S1′に延びる温度ヒューズ12に対し漏洩排ガスの熱を有効かつ効果的に作用させて早期に前記のトリガーを出力させることができる。しかも、空間S1′内の温度ヒューズ12は、後部フランジ9の突出端縁側位置、つまり設置壁面Wにより近い位置に配置されているため、漏洩排ガスの熱により設置壁面Wが過熱状態になる前に的確に前記のトリガーを出力させて、設置壁面Wの保護を確実に図ることができる。
又、前記の孔明き損傷が燃焼ケース51に発生して内部の燃焼ガスや排ガスが漏洩したとしても、その漏洩排ガスは筐体2内の前記の空気流等の影響を殆ど受けることなく隙間空間S1を上昇し、通気孔93(図4参照)を通して前記空間S1′に流入する。この結果、温度ヒューズ12に対し漏洩排ガスの熱を有効かつ効果的に作用させて、過熱防止作動のための前記のトリガーを早期に出力させることができる。
さらに、下側の後部フランジ9のみならず、上側の後部フランジ10を設けることにより、熱交換器ケース41の後面側の空間を上下両側において仕切ることができ、これにより、漏洩排ガスの拡散を防止して温度ヒューズ12の作動を確実なものとすることができる他、次のような作用効果も得ることができる。すなわち、ベンド管43bが突出している熱交換器ケース41の後面側は、その上下がベンド管43bの突出長さよりも長く突出させた2つの後部フランジ9,10により囲まれているため、例えば図8に示すように、熱源機の製造ラインにおいて、燃焼器5,一次熱交換器4及び二次熱交換器3を組み付けた組立体を横向きに仮置きしたとしても、ベンド管43bの万一の損傷発生を予防して一次熱交換器4の破損発生を防止することができる。
一方、正面側の空間S2においても、前部フランジ8の設置により幅広の空間をより狭めることができ、熱交換器ケース41の前面壁に孔明損傷が万一発生して内部の排ガスが漏洩したとしても、その漏洩排ガスの拡散を抑制して温度ヒューズ12に対し有効に熱を加えることができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、上側の後部フランジ10を設けているが、これを省略することもできる。空間S1′の閉鎖特性がその分損なわれるものの、下側の後部フランジ9の存在により熱交換器ケース41からの漏洩排ガスの熱を温度ヒューズ12に十分に作用させて過熱防止作動させることができる。又、前記実施形態では二次熱交換器3を備えた熱源機を示したが、これに限らず、二次熱交換器を備えずに熱交換器としては一次熱交換器4のみを備えた熱源機であっても、本発明を適用するこにより本発明による作用効果を得ることができる。さらに、過熱防止の保護対象が熱源機を設置する設置壁面Wであるため、後部フランジ9を設ける一方、前部フランジ8を省略することも可能である。
2 筐体
4 一次熱交換器(熱交換部)
5 燃焼器(燃焼部)
9 後部フランジ(第1のフランジ)
10 後部フランジ(第2のフランジ)
12 温度ヒューズ(過熱防止装置)
22 背面壁
41 熱交換器ケース(熱交換部のケース)
43b ベンド管
51 燃焼ケース(燃焼部のケース)
93 通気孔
S1 隙間空間
W 設置壁面(設置対象の壁面)

Claims (3)

  1. 筐体の内部に、燃焼部及び熱交換部からなり上下方向に延びる胴筒状のケースが収容されて構成され、前記筐体の背面壁が設置対象の壁面に対し取り付けられるように設定され、前記背面壁の内面と、この背面壁の内面に対し前後方向に相対向する前記ケースの後面壁との間に隙間空間が存在する熱源機において、
    前記燃焼部と熱交換部との境界部位における前記後面壁から前記背面壁に向けて前記背面壁の近傍位置まで突出する第1のフランジを備え、
    前記第1のフランジには、所定温度以上の熱を受けて作動する過熱防止装置が配置される一方、その過熱防止装置の近傍位置において上下方向に貫通する通気孔が形成されている、
    ことを特徴とする熱源機。
  2. 請求項1に記載の熱源機であって、
    前記過熱防止装置は、前記第1のフランジの突出端縁の近傍位置に配置されている、熱源機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の熱源機であって、
    前記熱交換部は前記ケースの後面壁から前記背面壁に向けて突出するベンド管を備え、
    このベンド管を挟んで前記第1のフランジよりも上方位置の前記後面壁から前記背面壁に向けて前記背面壁の近傍位置まで突出する第2のフランジをさらに備え、
    第1のフランジ及び第2のフランジの突出端は、前記ベンド管の突出端よりも前記背面壁側位置まで延びるように突出されている、熱源機。
JP2015104164A 2015-05-22 2015-05-22 熱源機 Active JP6488883B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015104164A JP6488883B2 (ja) 2015-05-22 2015-05-22 熱源機
US15/149,265 US10634348B2 (en) 2015-05-22 2016-05-09 Combustion apparatus overheating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015104164A JP6488883B2 (ja) 2015-05-22 2015-05-22 熱源機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016217646A JP2016217646A (ja) 2016-12-22
JP6488883B2 true JP6488883B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=57325378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015104164A Active JP6488883B2 (ja) 2015-05-22 2015-05-22 熱源機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10634348B2 (ja)
JP (1) JP6488883B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6834296B2 (ja) * 2016-09-26 2021-02-24 株式会社ノーリツ 温水装置
JP6848303B2 (ja) * 2016-09-26 2021-03-24 株式会社ノーリツ 熱交換器および温水装置
JP6844266B2 (ja) * 2017-01-11 2021-03-17 株式会社ノーリツ 温水装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2538492A (en) * 1946-07-25 1951-01-16 Utilities Distributors Inc Portable gas burning space heating unit
US2764025A (en) * 1953-07-14 1956-09-25 Otto Walter Thermal fuse
US3377448A (en) * 1966-08-22 1968-04-09 Littelfuse Inc Thermal responsive miniature fuse
US3672386A (en) * 1969-06-06 1972-06-27 Daito Seisakusho Fuse melt type damper device for intercepting flow through a duct
US3633600A (en) * 1969-11-24 1972-01-11 Daito Seisakusho Fuse-melt-type apparatus for intercepting flow of an overheated medium through a duct
DE2534093A1 (de) * 1975-07-30 1977-04-21 Konus Kessel Waermetech Einrichtung zum erwaermen einer gegen ueberhitzung zu schuetzenden waermeuebertragungsfluessigkeit
US4089632A (en) * 1976-09-01 1978-05-16 Rexroad Basil E Fuel control safety apparatus
US4417869A (en) * 1981-02-02 1983-11-29 Carrier Corporation Flame rollout condition safety device for a combustion system
US4437829A (en) * 1981-10-19 1984-03-20 Baker Marvin E Roll-out flame detector for swimming pool heater fuel gas control
JPH0330765Y2 (ja) * 1986-09-22 1991-06-28
JPH0414965U (ja) * 1990-05-28 1992-02-06
JP2514243Y2 (ja) * 1990-07-31 1996-10-16 株式会社ガスター 燃焼式湯沸器
JP2536054Y2 (ja) * 1990-08-06 1997-05-21 株式会社ガスター 燃焼式湯沸器
JP3792326B2 (ja) * 1996-11-29 2006-07-05 株式会社ガスター 燃焼装置
JP2011069582A (ja) 2009-09-28 2011-04-07 Paloma Industries Ltd 湯沸器
JP2013234821A (ja) 2012-05-10 2013-11-21 Rinnai Corp 熱源機
JP6112343B2 (ja) * 2013-01-19 2017-04-12 株式会社ノーリツ ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器
KR101428492B1 (ko) * 2013-08-30 2014-08-12 린나이코리아 주식회사 과열 방지용 전선 거치대를 구비한 보일러

Also Published As

Publication number Publication date
US10634348B2 (en) 2020-04-28
JP2016217646A (ja) 2016-12-22
US20160341424A1 (en) 2016-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6538545B2 (ja) 燃焼装置
JP6834296B2 (ja) 温水装置
US8056553B2 (en) Condensate pan with condensate trap
JP6529364B2 (ja) 給湯器
JP6488883B2 (ja) 熱源機
KR102514853B1 (ko) 연소 장치
BRPI1004736A2 (pt) caixa coletora de forno contendo proteÇço a condensaÇço bloqueada, forno que inclui caixa coletora e sistema de proteÇço a condensaÇço bloqueada
JP6534906B2 (ja) 燃焼装置
JP5064811B2 (ja) 燃焼装置
JP2019109019A (ja) 燃焼装置
US20170211844A1 (en) Hot water supply device
JP6249750B2 (ja) 熱交換器
JP2013234821A (ja) 熱源機
JP2018031533A (ja) 燃焼装置
JP2011033208A (ja) 熱源機
CN109642751B (zh) 换热器和热水装置
JP6299312B2 (ja) 燃焼装置
JP6844266B2 (ja) 温水装置
KR101761643B1 (ko) 보일러의 잠열 열교환기 케이스 접합구조
US20120085514A1 (en) Furnace heat exchanger coupling
KR200491888Y1 (ko) 보일러의 배기 파이프
JP2005291566A (ja) 給湯機
JP2019095142A (ja) 温水装置
CN208475624U (zh) 燃气热水器
JPH08606Y2 (ja) 燃焼機器の過熱防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6488883

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150