JP6112343B2 - ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器 - Google Patents
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Description
同図においては、ヒータHを保持するホルダ2に、バネ性を有する取付け片8が接合されている。この取付け片8は、ホルダ2の上方および下方に突出した上片部80および下片部81を有している。これら上片部80の上端部、および下片部81の下端部は、熱交換器Bの缶体1の上部側および下部側に形成された第1および第2の隙間14a,14bに進入し、それらの手前側に位置する第1および第2の壁部13a,13bに係合している。このような係合は、少なくとも下片部81に撓み変形を生じさせた状態でなされている。このことにより、取付け片8は、ホルダ2を缶体1側に押圧するバネ力を発揮する。
このような構成によれば、缶体1にホルダ2を圧接させることができるために、これらの接触面積(伝熱面積)を大きくし、ヒータHによる加熱効率をよくすることができる。また、ホルダ2の取り付けを安定したものとすることも可能である。
また、このようにヒータの取り付け作業性が良くなれば、取付け片を過剰に撓み易くする必要もない。したがって、取付け片のバネ特性を適度なものとし、ヒータの取り付け状態を安定させることもできる。
以降の説明において、前記従来技術と同一または類似の要素については、前記従来技術と同一の符号を適宜用いている。
熱交換器Aは、たとえば給湯装置の構成機器であり、上面および下面が開口した金属製の缶体1内に、多数のフィン50を備えた伝熱管5が配置された構成を有している。本実施形態では、缶体1の側面部10が、ヒータHによる加熱対象部位である。
4bを介して対向している。
ホルダ2は側面部10に圧接している。
加えて、作業性を良くすることを目的として下片部31を過剰に撓み易くする必要もなくなる。したがって、下片部31にある程度の剛性、強度をもたせることによって、ヒータHの取り付け状態を強固かつ安定したものとすることが可能である。
図6(b)に示す実施形態では、下片部31の幅変化部38Bが、一対の凸部38”を形成することによって設けられている。一対の凸部38”の形成箇所が幅広部38aであり、この幅広部38aよりも下片部31の先端側が幅狭部38bである。
これらのいずれの実施形態においても、幅狭部38bを第2の壁部13bの切欠き凹部18に嵌入させることによって、幅広部38aを第2の壁部13bの内側面に当接させることが可能である。
H ヒータ
2 ホルダ
3 取付け片
10 缶体の側面部(加熱対象部位)
13a,13b 第1および第2の壁部
14a,14b 第1および第2の隙間
18 切欠き凹部
19 貫通孔
30 上片部(取付け片の)
31 下片部(取付け片の)
32a,32b 第1および第2の突起部
38,38A,38B 幅変化部
38a 幅広部
38b 幅狭部
Claims (4)
- ヒータを保持するホルダと、
このホルダの上方および下方に突出した上片部および下片部を有し、かつ前記ホルダを加熱対象部位に対向させるように支持するための取付け片と、
前記加熱対象部位の上部領域および下部領域にそれぞれ第1および第2の隙間を介して対向する第1および第2の壁部と、を備えており、
前記上片部の上端側は、前記第1の隙間に挿入されて前記第1の壁部に係合し、かつ前記下片部は、前記加熱対象部位との対面方向に撓み変形を生じるように設定された上で、その下端側が前記第2の壁部に係合していることにより、前記取付け片は、前記ホルダを前記加熱対象部位側に押圧するバネ力を発揮するように構成されている、ヒータ取付け構造であって、
前記第2の壁部の上縁部には、上側開口状の切欠き凹部が形成されており、
前記下片部の下端側には、基端側部分が幅広部とされ、かつ先端側部分が幅狭部とされた幅変化部が形成されており、
前記下片部の下端側を前記第2の壁部に係合させるための手段として、前記幅狭部を前記切欠き凹部に嵌入し、かつ前記幅広部を前記第2の壁部の内側面に当接させる構造が用いられており、
前記上片部には、ともに前記加熱対象部位の正面方向に突出し、かつ上下に位置ずれしている第1および第2の突起部が設けられており、
前記第1の突起部は、前記上片部の上部側を前記第1の隙間に進入させた際に、前記第1の壁部に設けられている貫通孔に挿入させることが可能であり、
前記第2の突起部は、前記幅狭部を前記切欠き凹部に嵌入させた際に、前記第1の壁部の下縁部に当接し、前記取付け片が上方へ位置ずれすることを阻止可能であることを特徴とする、ヒータ取付け構造。 - 請求項1に記載のヒータ取付け構造であって、
前記第2の突起部は、前記第1の突起部よりも突出寸法が大きくされている、ヒータ取付け構造。 - 請求項1ないし2のいずれかに記載のヒータ取付け構造であって、
前記取付け片の上片部および下片部の少なくとも一方は、中央寄り部分が開口した枠状に形成されている、ヒータ取付け構造。 - 伝熱管を有する熱交換器であって、
前記伝熱管の凍結防止を図るためのヒータ取付け構造として、請求項1ないし3のいずれかに記載のヒータ取付け構造が用いられていることを特徴とする、熱交換器。
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JP2013007953A JP6112343B2 (ja) | 2013-01-19 | 2013-01-19 | ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器 |
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2013
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