JP6112343B2 - ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器 - Google Patents

ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP6112343B2
JP6112343B2 JP2013007953A JP2013007953A JP6112343B2 JP 6112343 B2 JP6112343 B2 JP 6112343B2 JP 2013007953 A JP2013007953 A JP 2013007953A JP 2013007953 A JP2013007953 A JP 2013007953A JP 6112343 B2 JP6112343 B2 JP 6112343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
heater
mounting structure
wall
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013007953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014139487A (ja
Inventor
衣笠 朋文
朋文 衣笠
真吾 立石
真吾 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2013007953A priority Critical patent/JP6112343B2/ja
Publication of JP2014139487A publication Critical patent/JP2014139487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6112343B2 publication Critical patent/JP6112343B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Description

本発明は、たとえば給湯装置を構成する熱交換器の凍結防止などを図るのに用いられるヒータの取付け構造、およびこの構造を備えた熱交換器に関する。
本出願人は、凍結防止用のヒータを熱交換器に取り付けるための手段として、特許文献1に記載のものを先に提案している。同文献に記載の手段を、図8に示す。
同図においては、ヒータHを保持するホルダ2に、バネ性を有する取付け片8が接合されている。この取付け片8は、ホルダ2の上方および下方に突出した上片部80および下片部81を有している。これら上片部80の上端部、および下片部81の下端部は、熱交換器Bの缶体1の上部側および下部側に形成された第1および第2の隙間14a,14bに進入し、それらの手前側に位置する第1および第2の壁部13a,13bに係合している。このような係合は、少なくとも下片部81に撓み変形を生じさせた状態でなされている。このことにより、取付け片8は、ホルダ2を缶体1側に押圧するバネ力を発揮する。
このような構成によれば、缶体1にホルダ2を圧接させることができるために、これらの接触面積(伝熱面積)を大きくし、ヒータHによる加熱効率をよくすることができる。また、ホルダ2の取り付けを安定したものとすることも可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次のように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、従来においては、下片部81の下端部を第2の壁部13bに係合させるための手段として、下片部81の下端部を、第2の隙間14b内のかなり低い位置まで進入させている。このため、ヒータHの取り付け作業時において、下片部81の下端部を、矢印N10,N11で示すような経路で移動させて第2の壁部13bに係合させる際の前記下端部の上下高さ方向の移動ストロークは、比較的大きなものとなる。一方、前記したような作業は、下片部81のバネ力に抗して下片部81を撓ませながら行なう必要がある。このようなことから、下片部81を第2の壁部13bに係合させる作業は、やや面倒なものとなっており、ヒータの取り付け作業性を良くする上で、未だ改善の余地があった。
なお、取付け片8の剛性を小さくし、取付け片8がかなり弱い力で変形するようにすれば、ヒータの取付け作業性をある程度改善することは可能である。ところが、そのような手段を単に採用しただけでは、ヒータHの取付け状態の不安定化を招く。ヒータHは、たとえば給湯装置が施工される前の搬送時などに脱落したり、あるいは大きなガタツキを生じないように、熱交換器Bに対して強固に取り付けられていることが要望されるが、取付け片8を単に変形し易くしただけでは、そのような要望に的確に応えることは難しい。
特開2012−49091号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、ヒータの取り付け状態が不安定になるといった不具合を適切に回避しつつ、ヒータの取り付け作業を従来よりも容易に行なうことが可能なヒータ取付け構造、およびこの構造を備えた熱交換器を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるヒータ取付け構造は、ヒータを保持するホルダと、このホルダの上方および下方に突出した上片部および下片部を有し、かつ前記ホルダを加熱対象部位に対向させるように支持するための取付け片と、前記加熱対象部位の上部領域および下部領域にそれぞれ第1および第2の隙間を介して対向する第1および第2の壁部と、を備えており、前記上片部の上端側は、前記第1の隙間に挿入されて前記第1の壁部に係合し、かつ前記下片部は、前記加熱対象部位との対面方向に撓み変形を生じるように設定された上で、その下端側が前記第2の壁部に係合していることにより、前記取付け片は、前記ホルダを前記加熱対象部位側に押圧するバネ力を発揮するように構成されている、ヒータ取付け構造であって、前記第2の壁部の上縁部には、上側開口状の切欠き凹部が形成されており、前記下片部の下端側には、基端側部分が幅広部とされ、かつ先端側部分が幅狭部とされた幅変化部が形成されており、前記下片部の下端側を前記第2の壁部に係合させるための手段として、前記幅狭部を前記切欠き凹部に嵌入し、かつ前記幅広部を前記第2の壁部の内側面に当接させる構造が用いられており、前記上片部には、ともに前記加熱対象部位の正面方向に突出し、かつ上下に位置ずれしている第1および第2の突起部が設けられており、前記第1の突起部は、前記上片部の上部側を前記第1の隙間に進入させた際に、前記第1の壁部に設けられている貫通孔に挿入させることが可能であり、前記第2の突起部は、前記幅狭部を前記切欠き凹部に嵌入させた際に、前記第1の壁部の下縁部に当接し、前記取付け片が上方へ位置ずれすることを阻止可能であることを特徴としている。
このような構成によれば、取付け片の下片部の下端側を第2の壁部に係合させるには、下片部の幅狭部を第2の壁部の上縁部の切欠き凹部に嵌入させて、下片部の幅広部を第2の壁部の内側面に当接させればよい。幅広部を第2の隙間内の低い位置まで大きく下降させる必要はないため、ヒータ取り付け作業時における下片部の下端部分の上下高さ方向の移動ストロークは、前記従来技術よりもかなり小さくなる。したがって、ヒータの取り付け作業性が従来にも増して良くなる。
また、このようにヒータの取り付け作業性が良くなれば、取付け片を過剰に撓み易くする必要もない。したがって、取付け片のバネ特性を適度なものとし、ヒータの取り付け状態を安定させることもできる。
さらにこのような構成によれば、ヒータの取り付け作業を行なう場合に、第1の突起部を貫通孔に挿入させておくことによって、その後の作業時において、上片部の上部側が第1の隙間内からその下方に容易に脱出しないようにすることができる。一方、下片部に設けられた幅変化部の幅狭部を切欠き凹部に嵌入させた状態では、第2の突起部が第1の突起部の下縁部に当接する作用によって、取付け片が上方に位置ずれすることが阻止されるために、下片部の幅狭部が切欠き凹部の上方に脱出するといった不具合を生じないようにすることができる。
本発明において、好ましくは、前記第2の突起部は、前記第1の突起部よりも突出寸法が大きくされている。
このような構成によれば、上片部の上部側を第1の隙間に進入させる際に、第2の突起部が第1の壁部の下縁に当接し易くなり、第1の隙間内に不当に進入し難くなる。したがって、第1の突起部を第1の壁部の貫通孔に挿入させつつ、第2の突起部を下向き起立壁の下縁部に当接させる作業が容易となる。
本発明において、好ましくは、前記取付け片の上片部および下片部の少なくとも一方は、中央寄り部分が開口した枠状に形成されている。
このような構成によれば、取付け片の表面積の減少を図り、ヒータの熱が取付け片を介して外部に放熱されるロス、あるいは取付け片から他の部材に伝達される熱量を減少させることができる。また、取付け片の剛性を下げ、取付け片の下片部を撓み変形させて所定箇所に組み付ける際に必要な力を調整することも容易となる。
本発明の第2の側面により提供される熱交換器は、伝熱管を有する熱交換器であって、前記伝熱管の凍結防止を図るためのヒータ取付け構造として、本発明の第1の側面により提供されるヒータ取付け構造が用いられていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるヒータの取付け構造について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係るヒータ取付け構造を備えた熱交換器の一例を示す斜視図である。 図1に示すヒータ取付け構造に用いられるホルダおよび取付け片を示す斜視図である。 図1のIII−III断面図である。 (a)は、図1〜図3に示された取付け片の要部斜視図であり、(b)は、前記取り付け片の組み付け状態を示す要部斜視図である。 図1〜図3に示された取付け片の組み付け途中状態を示す要部断面図である。 (a),(b)は、本発明の他の例を示す要部斜視図である。 本発明の他の例を示し、(a)は、熱交換器の要部斜視図であり、(b)は、(a)の構造に用いられているヒータ用のホルダの斜視図である。 従来技術の一例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
以降の説明において、前記従来技術と同一または類似の要素については、前記従来技術と同一の符号を適宜用いている。
図1に示す実施形態においては、熱交換器Aの缶体1に、凍結防止用のヒータHが、ホルダ2および取付け片3を利用して取り付けられている。
熱交換器Aは、たとえば給湯装置の構成機器であり、上面および下面が開口した金属製の缶体1内に、多数のフィン50を備えた伝熱管5が配置された構成を有している。本実施形態では、缶体1の側面部10が、ヒータHによる加熱対象部位である。
図3に示すように、熱交換器Aは、ヒータHの取り付けに利用される部位として、第1および第2の壁部13a,13bを有している。これら第1および第2の壁部13a,13bは、缶体1の上部および下部フランジ11a,11bに断面略L字状などの補助部材12a,12bを接合することにより設けられている。第1の壁部13aは、下向き起立状であり、缶体1の側面の上部領域に対して第1の隙間14aを介して対向している。第2の壁部13bは、上向き起立状であり、缶体1の側面の下部領域に対して第2の隙間1
4bを介して対向している。
ヒータHとしては、配線コード90が接続された2本の円柱状の電熱ヒータが用いられている。ホルダ2は、ヒータHを内部に収容するケース状であり、金属製の後側部材20と前側部材21とを組み合わせて構成されている。このホルダ2の基本的な構成は、既述した特許文献1と同様であり、その詳細は省略する。
取付け片3は、ホルダ2を缶体1の側面部10に対面接触させるように取り付けるためのものであり、帯状の金属片を用いて構成されている。この取付け片3は、たとえばスポット溶接などの手段によりホルダ2の前側部材21に接合され、かつホルダ2の上方および下方にそれぞれ突出する上片部30および下片部31を有している。
図2および図3によく表われているように、取付け片3の上片部30には、第1および第2の突起部32a,32bが設けられている。これら第1および第2の突起部32a,32bは、ともに上片部30の手前方向(缶体1の側面部10の正面方向)に突出している。ただし、第2の突起部32bは、第1の突起部32aの下方に位置し、かつその突出寸法は第1の突起部32aよりも大きくされている。ヒータHの取り付け時においては、上片部30の上端部が第1の隙間14aに挿入されるが、その際、第1の突起部32aは第1の壁部13aに設けられている貫通孔19に挿入され、第1の壁部13aに係合される。第2の突起部32bは、第1の壁部13aの下縁部に当接することにより、取付け片3が一定以上に上昇しないようにするための部分である。第1の壁部13aの下縁部には、下向き開口状の切欠き凹部16が形成されている。この切欠き凹部16に第2の突起部32bが進入することにより、左右幅方向における上片部30の位置決めも図られる。
取付け片3の下片部31の下端側には、幅変化部38が形成されている。図4によく表われているように、この幅変化部38のうち、取付け片3の基端側部分は幅広部38aであり、先端側部分は幅狭部38bである。ここで、幅広および幅狭は、相対的なものであり、幅広部38aおよび幅狭部38bは、それらの幅W1,W2が、W1>W2の関係であればよい。なお、取付け片3の下端先端部には、指で操作するための摘まみ部39が形成されている。
第2の壁部13bには、下片部31の下端側を係合させるための手段として、上側開口状の切欠き凹部18、およびこの切欠き凹部18に繋がった状態でその上部側に位置する補助切欠き凹部18aが形成されている。切欠き凹部18の幅W3、および補助切欠き凹部18aの幅W4は、幅変化部38のW1,W2との関係において、W4≧W1>W3≧W2の関係である。このため、図4(b)に示すように、幅狭部38bを切欠き凹部18に嵌入させた場合には、幅広部38aの端縁を第2の壁部13bの内側面に当接させることが可能である。第2の壁部13bに対する下片部31の係合は、このような構造によって実現される。なお、幅狭部38bを切欠き凹部18に嵌入させる際には、幅広部38aを補助切欠き凹部18aに進入させた状態で、摘まみ部39を前方に押していく。その際には、幅広部38aが補助切欠き凹部18aによって左右幅方向への移動が規制された状態でガイドされ、下片部31が左右幅方向に大きく振れないようにすることができる。ただし、本発明では、第2の壁部13bには補助切欠き凹部18aを設けることなく、切欠き凹部18のみを設けた構成とすることもできる。
上片部30および下片部31のうち、少なくとも下片部31は適度なバネ性を有している。図3に示すヒータHの取り付け構造においては、下片部31は、缶体1の側面部10との対面方向において撓み変形を生じた状態(より厳密には、図3の仮想線で示す自然状態と比較して、下片部31が缶体1の側面部10寄りに撓んだ状態)にある。このことにより、取付け片3は、ホルダ2を缶体1の側面部10側に押圧するバネ力F1を発揮し、
ホルダ2は側面部10に圧接している。
図2によく表われているように、下片部31の幅方向中央寄り部分には、下片部31の長手方向に延びた開口部37が形成されており、下片部31は枠状(中空状)に形成されている。上片部30も開口部37を有する枠状に形成されている。
次に、前記したヒータ取付け構造の作用について説明する。
缶体1に対するヒータHの取り付けを図るには、上片部30の上端側を第1の壁部13aに係合させた後に、下片部31の下端側を第2の壁部13bに係合させる。ここで、上片部30の上端側を第1の壁部13aに係合させる場合には、図5に示すように、先ず第1の突起部32aを第1の隙間14aに進入させてから、貫通孔19に挿入させる。第2の突起部32bは、第1の突起部32aよりも突出寸法が大きいために、前記作業時において、第2の突起部32bは第1の壁部13aに当接し易く、この第2の突起部32bが第1の隙間14a内に不当に進入する虞は少なくなる。
一方、下片部31の下端側を第2の壁部13bに係合させるには、図4を参照して説明したように、幅変化部38の幅狭部38bを切欠き凹部18に嵌入させればよい。このことにより、幅広部38aの端縁が第2の壁部13bの内側面に当接した係合状態が得られる。この作業においては、下片部31の下端側を第2の隙間14b内の低い位置に配置させる必要はない。下片部31の下端側の上下高さ方向の移動ストロークは、切欠き凹部18の深さと同等程度であり、小さいものとなる。したがって、前記した係合作業は容易である。さらに、幅狭部38bを切欠き凹部18に嵌入させる際には、既述したように、幅広部38aを補助切欠き凹部18aに進入させることによって、下片部31が左右幅方向に大きく振れないようにすることができるために、前記係合作業はより容易となる。
加えて、作業性を良くすることを目的として下片部31を過剰に撓み易くする必要もなくなる。したがって、下片部31にある程度の剛性、強度をもたせることによって、ヒータHの取り付け状態を強固かつ安定したものとすることが可能である。
幅狭部38bを切欠き凹部18に嵌入させる際、および嵌入させた後には、第2の突起部32bが第1の壁部13aの下縁部に当接し、取付け片3が不当に上昇することが防止される。したがって、下片部31の下端側を下向きに付勢するバネ力F2も適切に生じさせることが可能となり、この作用に基づき、幅狭部38bが切欠き凹部18の上方に容易に脱出しないようにすることもできる。
幅狭部38bを切欠き凹部18に嵌入させれば、下片部31が左右幅方向に位置ずれしないようにすることができる。一方、第2の突起部32bも第1の壁部13aに設けられた切欠き凹部16に嵌入させることによって左右幅方向に位置ずれしないように設定できる。このようなことにより、取付け片3の全体、ひいてはホルダ2やヒータHが、左右幅方向に容易に位置ずれしないように安定させることも可能となる。
図1および図3に示すように、下片部31の前面側には、熱交換器Aの異常温度上昇を検出するための温度ヒューズ7が配される場合がある。これに対し、下片部31は、開口部37を有する枠状とされており、その表面積が小さいために、この下片部31と温度ヒューズ7とが接触した状態に設定されたとしても、その接触面積を小さくし、ヒータHの熱が下片部31を介して温度ヒューズ7に伝わる熱量を少なくすることができる。また、下片部31の表面積を小さくすれば、温度ヒューズ7に接触しているか否かには関係なく、この下片部31からの放熱量を少なくする効果が得られる。さらに、下片部31に開口部37を設ける構成によれば、この開口部37のサイズ変更などによって、下片部31の剛性を調整することも容易となる。
図6および図7は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図6(a)に示す実施形態では、下片部31の幅変化部38Aが、一対の凹部38’を形成することによって設けられている。一対の凹部38’によって挟まれた部分が幅狭部38bであり、この幅狭部38bよりも下片部31の基端側が幅広部38aである。
図6(b)に示す実施形態では、下片部31の幅変化部38Bが、一対の凸部38”を形成することによって設けられている。一対の凸部38”の形成箇所が幅広部38aであり、この幅広部38aよりも下片部31の先端側が幅狭部38bである。
これらのいずれの実施形態においても、幅狭部38bを第2の壁部13bの切欠き凹部18に嵌入させることによって、幅広部38aを第2の壁部13bの内側面に当接させることが可能である。
図7に示す実施形態では、ホルダ2が、1つのヒータHのみを保持するものとして構成されている。取付け片3は、図1〜図5に示したものと同様な構成である。本実施形態では、ヒータHを保持するホルダ2が、伝熱管接続用のU字管部5aの相互間の狭い領域に取り付けられている。熱交換器AにヒータHを取り付ける場合には、本実施形態のような態様とすることもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るヒータ取付け構造、および熱交換器の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
取付け片は、必ずしも単一部材で構成されていなくてもよく、上片部と下片部とが別部材によって構成されていてもよい。また、取付け片の一部または全部をホルダの構成部材と一体的に形成するといったことも可能である。ヒータは、円柱状、あるいはその他の棒状のものに限らない。ホルダは、ヒータを保持する機能を有すればよく、ヒータの全体を取り囲むケース状に形成されていなくてもよい。本発明に係るヒータの取付け構造は、凍結防止以外の目的で用いることが可能である。したがって、ヒータによる加熱対象は、熱交換器に限定されず、種々の装置・機器類を加熱対象とすることができる。本発明に係る熱交換器は、給湯装置用のものに限定されない。
A 熱交換器
H ヒータ
2 ホルダ
3 取付け片
10 缶体の側面部(加熱対象部位)
13a,13b 第1および第2の壁部
14a,14b 第1および第2の隙間
18 切欠き凹部
19 貫通孔
30 上片部(取付け片の)
31 下片部(取付け片の)
32a,32b 第1および第2の突起部
38,38A,38B 幅変化部
38a 幅広部
38b 幅狭部

Claims (4)

  1. ヒータを保持するホルダと、
    このホルダの上方および下方に突出した上片部および下片部を有し、かつ前記ホルダを加熱対象部位に対向させるように支持するための取付け片と、
    前記加熱対象部位の上部領域および下部領域にそれぞれ第1および第2の隙間を介して対向する第1および第2の壁部と、を備えており、
    前記上片部の上端側は、前記第1の隙間に挿入されて前記第1の壁部に係合し、かつ前記下片部は、前記加熱対象部位との対面方向に撓み変形を生じるように設定された上で、その下端側が前記第2の壁部に係合していることにより、前記取付け片は、前記ホルダを前記加熱対象部位側に押圧するバネ力を発揮するように構成されている、ヒータ取付け構造であって、
    前記第2の壁部の上縁部には、上側開口状の切欠き凹部が形成されており、
    前記下片部の下端側には、基端側部分が幅広部とされ、かつ先端側部分が幅狭部とされた幅変化部が形成されており、
    前記下片部の下端側を前記第2の壁部に係合させるための手段として、前記幅狭部を前記切欠き凹部に嵌入し、かつ前記幅広部を前記第2の壁部の内側面に当接させる構造が用いられており、
    前記上片部には、ともに前記加熱対象部位の正面方向に突出し、かつ上下に位置ずれしている第1および第2の突起部が設けられており、
    前記第1の突起部は、前記上片部の上部側を前記第1の隙間に進入させた際に、前記第1の壁部に設けられている貫通孔に挿入させることが可能であり、
    前記第2の突起部は、前記幅狭部を前記切欠き凹部に嵌入させた際に、前記第1の壁部の下縁部に当接し、前記取付け片が上方へ位置ずれすることを阻止可能であることを特徴とする、ヒータ取付け構造。
  2. 請求項1に記載のヒータ取付け構造であって、
    前記第2の突起部は、前記第1の突起部よりも突出寸法が大きくされている、ヒータ取付け構造。
  3. 請求項1ないし2のいずれかに記載のヒータ取付け構造であって、
    前記取付け片の上片部および下片部の少なくとも一方は、中央寄り部分が開口した枠状に形成されている、ヒータ取付け構造。
  4. 伝熱管を有する熱交換器であって、
    前記伝熱管の凍結防止を図るためのヒータ取付け構造として、請求項1ないし3のいずれかに記載のヒータ取付け構造が用いられていることを特徴とする、熱交換器。
JP2013007953A 2013-01-19 2013-01-19 ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器 Active JP6112343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013007953A JP6112343B2 (ja) 2013-01-19 2013-01-19 ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013007953A JP6112343B2 (ja) 2013-01-19 2013-01-19 ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014139487A JP2014139487A (ja) 2014-07-31
JP6112343B2 true JP6112343B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=51416269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013007953A Active JP6112343B2 (ja) 2013-01-19 2013-01-19 ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6112343B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6488883B2 (ja) * 2015-05-22 2019-03-27 株式会社ノーリツ 熱源機
KR101804023B1 (ko) * 2015-12-17 2017-12-01 김찬한 호퍼의 동결을 방지하는 동결방지장치와 그 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025558Y2 (ja) * 1972-03-14 1975-07-31
JPS5342340Y2 (ja) * 1973-12-25 1978-10-12
JPS5568294U (ja) * 1978-11-02 1980-05-10
JP2012049091A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Noritz Corp ヒータの取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014139487A (ja) 2014-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5394008B2 (ja) 温度検出器
JP6112343B2 (ja) ヒータ取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器
KR101291032B1 (ko) 라디에이터
JP4555280B2 (ja) 熱伝達装置
KR101932205B1 (ko) 열교환기
JP4941459B2 (ja) ヒートポンプ用モータ取付部材
JP5661578B2 (ja) 熱交換器の製造方法
JP4686205B2 (ja) 板金部材と他の部材との連結構造
KR102252235B1 (ko) 열교환기
JP2012049091A (ja) ヒータの取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器
JP2014065322A (ja) エアガイドの取付構造
KR101893896B1 (ko) 보일러 연소실용 공냉판 및 그 공냉판이 구비된 보일러 연소실
CN112368533B (zh) 热管结构体及热管结构体用压接夹具
JP2009059476A (ja) 陰極管用のソケット
JP2008151378A (ja) 除霜装置付き冷却器と除霜装置付き冷却器を備えた冷蔵庫
JP2017015352A (ja) 熱交換器
KR101731299B1 (ko) 응축기
CN217131941U (zh) 一种递接式热管散热器
JP2005180864A (ja) 給湯用熱交換器の製造方法
JP6617484B2 (ja) 人体局部洗浄装置
KR200215801Y1 (ko) 냉온수기용 온수통의 바이메탈 설치구조
US10048022B2 (en) Heat exchanger having plate and holder and the plate for the heat exchanger
JP5612878B2 (ja) 熱交換器
JP6036120B2 (ja) コントローラケースおよびこれを備えた温水装置
KR101454711B1 (ko) 응축기 헤더파이프와 브라켓 또는 튜브의 고정 및 접합방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6112343

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250