JP6036120B2 - コントローラケースおよびこれを備えた温水装置 - Google Patents
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Description
同文献に記載された手段においては、漏電ブレーカとして、切欠き状の孔部を備えた一対の突出片部を左右両側面に突設した構造のものが用いられる。一方、コントローラケースの背板部には、この背板部の前面側に空間部を形成する受け部を設けており、漏電ブレーカを背板部の前面に沿わせて所定のスライド方向にスライドさせることにより、漏電ブレーカの一対の突出片部を前記空間部に進入させて、漏電ブレーカを保持できるように構成されている。さらに、コントローラケースには、漏電ブレーカを前記受け部に保持させた際に、この漏電ブレーカが前記スライド方向とは反対方向に移動することを規制するための弾性変形可能な係止用爪も設けられている。
このような構成によれば、漏電ブレーカをコントローラケースの所定箇所に配置させてからスライドさせるだけの簡単な操作により、漏電ブレーカをコントローラケースに取り付けることが可能である。漏電ブレーカをコントローラケースにビス止めする必要はないため、漏電ブレーカの取り付け作業性に優れる。
すなわち、電気部品を受け部に保持させた際にその電気部品が所定のスライド方向とは反対方向に移動することを規制するための手段として、受け部の前壁部に設けられたボス部を、電気部品の孔部または凹部に係入させる手段が用いられている。このような係入手段によれば、電気部品の所定方向への遊びがゼロ、または殆どゼロとなるように電気部品の位置決め固定を的確に図ることが可能である。その結果、運搬時などにおいて、電気部品にがたつきを生じる現象を適切に抑制することができる。
一方、受け部の前壁部にボス部を設けた構成は、簡素であり、コントローラケースを樹脂成形する場合には、前記ボス部を容易に形成することが可能である。また、ボス部は、比較的小さなサイズでよい。したがって、コントローラケースの製造コストの上昇や大型化なども適切に抑制することができる。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるコントローラケースについて述べたのと同様な効果が得られる。
温水装置5は、ファン51から燃焼用空気の供給を受けるバーナ52により発生させた燃焼ガスから熱交換器53を利用して熱回収を行なうことにより、給湯用の湯水加熱を行なうものである。制御基板2は、温水装置5の各部の動作制御を行なうための制御回路を構成するものである。電源回路基板3は、商用電源から漏電ブレーカ4を介して供給されてくる電力の電圧および電流を前記制御回路や温水装置5の各部の動作に適合するように変換する電源回路を構成するものである。
漏電ブレーカ4の左右幅方向の両側面部には、一対の突出片部40が設けられており、各突出片部40には、切欠き状の孔部40aが形成されている。2種類の漏電ブレーカ4A,4Bは、孔部40aから上端までの寸法La,Lbが、La<Lbの関係であるものの、樹脂製ケースの横幅や厚みなどの他の部分のサイズは同一である。漏電ブレーカ4の前面部には、漏電表示ランプ42や操作ボタン43が設けられている他、開閉カバー44aによって覆われた配線用端子部44も設けられている。操作ボタン43は、たとえばリセットボタンや動作試験用ボタンである。図面においては、配線用端子部44にアース線としての1本の電装線45が接続された状態を示しているが、開閉カバー44aを開いて
配線用端子部44を露出させることにより、この配線用端子部44には他の電装線(図示略)を接続することが可能である。他の電装線としては、漏電ブレーカ4を外部の商用電源に接続するためのもの、および電源回路基板3の電源回路に接続するためのものがある。
カ4の左右幅方向の位置決めは、左右一対の受け部6間に漏電ブレーカ4を挟み込むことにより図られている。
第1の係止用爪7Aは、漏電ブレーカ4Aの移動規制用であるのに対し、第2の係止用爪7Bは、漏電ブレーカ4Bの移動規制用である。そのための手段として、第1および第2の係止用爪7A,7Bの下端の高さは相違しており、図4(a)に示すように、ボス部63からそれらまでの高さL1,L2は、L1<L2の関係にある。L1,L2は、図3に示した漏電ブレーカ4A,4Bの上側部分の高さLa,Lbに対応した寸法である。
一方、図7に示す漏電ブレーカ4Bの取り付け時においては、第2の係止用爪7Bが元の状態に復帰して、漏電ブレーカ4Bの上面に係止する。第1の係止用爪7Aは、漏電ブレーカ4Bによって後方に押圧されたままとなる。したがって、このような状態においては、漏電ブレーカ4Bは、第1の係止用爪7Aの弾発力F1によって前方に付勢され、突出片部40は受け部6の前壁部61に押し付けられることとなる。
このように、1つのコントローラケースCに、2種類の漏電ブレーカ4A,4Bを取り付け可能とすれば、漏電ブレーカ4A,4Bのそれぞれに対応させて2種類のコントローラケースを準備する必要はなく、コスト削減を図ることが可能である。また、2種類のコントローラケースを準備した場合には、漏電ブレーカ4A,4Bのいずれを用いるかによって、コントローラケースを使い分ける必要があるが、本実施形態によれば、そのような煩わしさもない。
前記したような電気部品4Cについても、漏電ブレーカ4A,4Bと同様な態様で電気部品用取付部Eに適切に取り付けることが可能である。本実施形態から理解されるように、本発明でいう電気部品は、漏電ブレーカに限定されず、その他の回路基板を収容したケースであってもよく、さらにはこれら以外の電気部品であってもよい。
本実施形態によれば、ボス部63の先端面63aが適度な力F2で突出片部40を後方に押圧する作用が得られる。したがって、漏電ブレーカ4などの電気部品のがたつきを防止するのに一層好ましいものとなる。
本実施形態から理解されるように、本発明では、ボス部の少なくとも一部が突出片部の孔部に係入していればよく、必ずしもボス部の全体が孔部内に進入していなくてもよい。
第2の係止用爪7A,7B)を設けない構成とすることも可能である。
E 電気部品用取付部
2 制御基板
4(4A,4B) 漏電ブレーカ(電気部品)
4(4C) 電気部品(回路基板とケースとの組み合わせ)
5 温水装置
6 受け部
7A,7B 第1および第2の係止用爪(係止用爪)
10a 背板部(電気部品用取付部の)
40 突出片部(漏電ブレーカの)
40a 孔部(突出片部の)
61 前壁部(受け部の)
62 空間部(受け部の)
63 ボス部
63a 先端面(ボス部の)
Claims (4)
- 所望の機器を制御するための制御基板を収容する用途に用いられ、かつ前記機器に関連する電気部品を取り付けるための背板部を有する電気部品用取付部を有しており、
この電気部品用取付部には、前記電気部品を前記背板部の前面に沿わせて所定のスライド方向にスライドさせた際に、前記電気部品の少なくとも一部を進入可能とする空間部を形成する前壁部を有し、かつ前記電気部品の保持が可能とされた受け部が設けられている、コントローラケースであって、
前記受け部の前壁部には、前記空間部内に向けて突出するボス部が設けられ、前記電気部品を前記受け部に保持させた際には、前記電気部品に予め設けられている孔部または凹部に前記ボス部が係入することにより、前記電気部品が少なくとも前記スライド方向とは反対方向に移動することを規制可能な構成とされており、
前記ボス部は、前記スライド方向の前方側に進むほど前記前壁部からの突出寸法が大きくなるようにその先端面が傾斜しているとともに、前記電気部品の前記孔部または前記凹部よりも前記スライド方向における幅が大きい構成とされていることにより、前記ボス部の先端面の一部分は、前記孔部または前記凹部の周縁部の一部に当接してこの当接箇所を前記背板部側に押圧可能な構成とされていることを特徴とする、コントローラケース。 - 請求項1に記載のコントローラケースであって、
前記ボス部の先端面のうち、前記スライド方向の後部寄りの部分は、前記前壁部の後面との境界部分に段差を生じないように、前記後面に対して傾斜した角度で繋がっている、コントローラケース。 - 請求項1または2に記載のコントローラケースであって、
前記受け部から離間した位置に設けられ、かつ前記電気部品が前記受け部に保持された際に、前記電気部品が前記スライド方向とは反対方向に移動することを規制するように、前記電気部品の外面に係止する係止用爪を、さらに備えている、コントローラケース。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のコントローラケースを備えていることを特徴とする、温水装置。
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