JP2017015352A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアを形成する際の加熱によってレインフォースを確実に切断する。【解決手段】レインフォース20は、冷却水の流れ方向の中央からオフセットされた位置に設けられチューブ11とフィン12とを加熱により一体化させてコア10を形成する際にコア10に対する位置が規定される位置規定部24と、冷却水の流れ方向の端部23と位置規定部24との間に他の部分と比較して脆弱に形成されコア10を形成する際に切断される切断部27と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器に関する。
特許文献1には、一対のタンクの間を連結する複数の偏平管と、偏平管と交互に積層されるフィンと、からなるコアを有する熱交換器が開示されている。この熱交換器では、コアの積層方向の両端部にそれぞれ側板が取り付けられる。熱交換器の使用時に偏平管の内部を高熱の流体が流れると、偏平管は熱膨張によって伸長する。
特開2007−303813号公報
ところで、コアに取り付けられた側板は、熱交換器の使用時に偏平管と温度分布が異なるために、偏平管と同じように伸長しない場合がある。そのため、側板が偏平管の伸長の妨げにならないように、使用前に予め側板の一部を切断しておくことが望ましい。しかしながら、特許文献1に記載の熱交換器では、コアのロウ付け時の熱膨張によって側板が切断される場合もあれば、使用時の熱膨張によって側板が切断される場合もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コアを形成する際の加熱によって補強板を確実に切断することを目的とする。
本発明のある態様によれば、熱交換器は、互いに間隔をあけて設けられ内部を熱交換流体が流れる複数のチューブと、前記チューブの間に積層されるフィンと、積層方向の両端部に設けられる前記フィンの外側に各々取り付けられる一対の補強板と、を備え、前記補強板は、熱交換流体の流れ方向の中央からオフセットされた位置に設けられ前記チューブと前記フィンとを加熱により一体化させてコアを形成する際に熱交換流体の流れ方向の位置が規定される位置規定部と、熱交換流体の流れ方向の端部と前記位置規定部との間に他の部分と比較して脆弱に形成され前記コアを形成する際に切断される切断部と、を有することを特徴とする。
この態様では、チューブとフィンとを加熱により一体化させてコアを形成する際に、熱交換流体の流れ方向における位置規定部の位置が規定される。位置規定部は、チューブにおける熱交換流体の流れ方向の中央からオフセットされた位置に設けられる。よって、位置規定部の位置が規定された状態で加熱されると、補強板の熱膨張による引張応力が切断部に集中するので、切断部から補強板が切断される。したがって、補強板に位置規定部と切断部とを設けることで、コアを形成する際の加熱によって補強板を確実に切断することができる。
図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の正面図である。 図1Bは、図1Aにおける平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の補強板の斜視図である。 図3は、図2の補強板の端部を拡大して示す斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器と治具とを示す斜視図である。 図5は、位置規定部と治具の位置規定ピンとを説明する断面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る熱交換器の補強板の斜視図である。 図7は、図6の補強板における弾性部の変形例を示す斜視図である。 図8は、本発明の第3の実施形態に係る熱交換器の補強板の斜視図である。 図9は、図8の位置規定部の近傍を拡大して示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
以下、図1Aから図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る熱交換器としてのラジエータ1について説明する。
ラジエータ1は、車両に搭載される。ラジエータ1では、熱交換流体として不凍液などの冷却水が用いられる。以下では、冷却水の流れ方向である車幅方向を左右方向と称し、車両の進行方向を前後方向と称する。
まず、図1A及び図1Bを参照して、ラジエータ1の全体構成について説明する。
図1Aに示すように、ラジエータ1は、互いに間隔をあけて設けられる複数のチューブ11と、チューブ11の間に積層されるフィン12と、チューブ11及びフィン12の左右方向の両端にそれぞれ設けられる一対のタンクプレート13と、積層方向(図1Aでは上下方向)の両端部に設けられるフィン12の外側に各々取り付けられる一対の補強板としてのレインフォース20と、を備える。ラジエータ1では、複数のチューブ11と複数のフィン12とが交互に積層された状態でロウ付けされてコア10が形成される。
チューブ11は、両端部がタンクプレート13に挿通して固定される偏平管である。複数のチューブ11は、ラジエータ1の左右方向に沿って互いに平行に設けられる。チューブ11の内部には、冷却水が流れる。
フィン12は、チューブ11と交互に積層される。フィン12は、隣り合うチューブ11の間と、積層方向の両端に位置するチューブ11の外側と、に設けられる。よって、コア10における積層方向の両端部には、フィン12が配設される。フィン12は、コア10を通過する空気との間で熱交換を行う面積を大きくするために波状に形成される。なお、図1では、フィン12の詳細な形状は省略して示している。
タンクプレート13の左右方向の外側には、それぞれラジエータタンク(図示省略)が取り付けられる。即ち、コア10の左右方向の両端には、タンクプレート13を介してラジエータタンクが取り付けられる。タンクプレート13は、内側に折り曲げられることによってラジエータタンクを固定する複数のカシメ部13aを有する。
レインフォース20は、コア10における積層方向の両端部に設けられるフィン12に当接する。レインフォース20は、左右方向の端部23が一対のタンクプレート13にそれぞれ係止され、一対のタンクプレート13の間を連結して補強する。レインフォース20は、チューブ11とフィン12とをロウ付けしてコア10を形成する際に、フィン12にロウ付けされてコア10と一体になる。
レインフォース20は、コア10のロウ付けの際に、後述する一対の治具30(図4参照)によってコア10に押し付けられる。これにより、一対のレインフォース20の間で交互に積層されたチューブ11とフィン12とが、互いに密着した状態でロウ付けされる。
次に、図2及び図3を参照して、レインフォース20の構成について説明する。
図2に示すように、レインフォース20は、フィン12に当接する底面部21と、底面部21における前後方向の両端部から積層方向に立設される一対の側壁部22と、タンクプレート13に係止される左右の端部23と、を有する。レインフォース20は、チューブ11と熱膨張係数が略同一の材料によって形成される。
レインフォース20は、左右方向の中央からオフセットされた位置に設けられチューブ11とフィン12とを加熱により一体化させてコア10を形成する際に左右方向の位置が規定される位置規定部24と、左右の端部23と位置規定部24との間に他の部分と比較して脆弱に形成されコア10を形成する際に切断される切断部27と、位置規定部24を挟んで切断部27の反対側に設けられ左右方向に伸縮自在な弾性部28と、を有する。
位置規定部24は、レインフォース20の左右方向の異なる二箇所に設けられる。一対の位置規定部24は、コア10の左右方向の中央から左右にそれぞれオフセットされた位置に設けられる。これに限らず、位置規定部24を一箇所のみに設けてもよく、また、三箇所以上に設けてもよい。
図3に示すように、位置規定部24は、後述する治具30の位置規定ピン32(図4参照)が挿入される孔25と、チューブ11及びフィン12の積層方向に突出して孔25が形成される突出部26と、を有する。
孔25は、チューブ11及びフィン12の積層方向に円形に形成される。孔25には、コア10のロウ付けの際に、治具30の位置規定ピン32が挿入される。これにより、位置規定部24の左右方向の位置が規定される。
突出部26は、チューブ11及びフィン12の積層方向の外側に向けて球面状に突出する。突出部26の突出端には、孔25が形成される。突出部26は、孔25に位置規定ピン32が挿入された際に位置規定ピン32の先端がフィン12に干渉しない大きさだけ突出する。
切断部27は、一対の位置規定部24と左右の端部23との間にそれぞれ形成される。つまり、切断部27は、一対の位置規定部24よりも左右方向の外側にそれぞれ形成される。切断部27は、一対に限らず、少なくとも一箇所に形成されればよい。例えば、ラジエータ1の左右方向の幅が比較的小さい場合には、左右方向の中央に単一の切断部27を形成してもよい。
切断部27は、レインフォース20の底面部21と側壁部22の一部とが前後方向に沿って切り欠かれることによって形成される。切断部27では、側壁部22の一部のみが直線的に連結されている。よって、切断部27は、コア10のロウ付けの際の加熱によってレインフォース20が熱膨張したときに、引張応力が集中して切断される。
弾性部28は、左右の位置規定部24の内側に一対形成される。弾性部28は、一対に限らず、少なくとも一箇所に形成されればよい。
弾性部28は、切断部27と同様に、レインフォース20の底面部21と側壁部22の一部とが前後方向に沿って切り欠かれることによって形成される。弾性部28では、側壁部22の一部が前後方向内側に向けて曲線的に連結される。よって、弾性部28は、コア10のロウ付けの際の加熱によってレインフォース20が熱膨張したときに、弾性変形して変位を吸収する。
次に、図4及び図5を参照して、ラジエータ1におけるコア10のロウ付けについて説明する。
ラジエータ1では、使用時にチューブ11内を流れる冷却水の温度が高い場合には熱膨張してチューブ11が伸長する。コア10を補強するレインフォース20も同様に、冷却水の温度が高い場合には熱膨張して伸長する。
しかしながら、レインフォース20は、チューブ11と温度分布が異なることにより、同じように熱膨張しない場合がある。そのため、レインフォース20がチューブ11の熱膨張の妨げにならないように、使用前に予めレインフォース20の一部を切断しておくことが望ましい。そこで、ラジエータ1では、以下のようにして、コア10のロウ付けの際の加熱によってレインフォース20の切断部27が確実に切断されるようにしている。
図4に示すように、チューブ11とフィン12とをロウ付けしてコア10を形成する際には、一対の治具30を用いてレインフォース20をコア10に押し付け、交互に積層されたチューブ11とフィン12とを一対のレインフォース20の間で互いに密着させる。
ロウ付けは、例えば雰囲気温度が600℃以上の高温の炉の中で行われる。これに対して、ラジエータ1の使用時の冷却水の温度は、最高でも100℃程度である。よって、コア10は、ロウ付けの際には使用時と比較して高温に加熱されるため、大きく熱膨張する。ラジエータ1では、このロウ付けの際の熱膨張を利用して切断部27を切断する。
治具30は、レインフォース20の底面部21に沿った長尺の板状に形成される本体部31と、位置規定部24の左右方向の位置を規定する一対の位置規定ピン32と、位置規定ピン32の周囲に凹状に形成される一対の凹部33と、を有する。治具30は、レインフォース20及びチューブ11と比較して熱膨張係数の小さな材料によって形成される。
本体部31は、レインフォース20の底面部21と略同一の長さに形成される。本体部31は、レインフォース20に当接して、一対のレインフォース20の間で交互に積層されたチューブ11とフィン12とを積層方向に押し付ける。
図5に示すように、凹部33には、ロウ付けによってコア10を形成する際に、レインフォース20の突出部26が挿入される。凹部33は、突出部26の高さと略同一の深さに形成される。凹部33に突出部26が挿入されることによって、本体部31が突出部26を避けて底面部21と当接することができる。
位置規定ピン32は、本体部31から凹部33内に突出して形成される。位置規定ピン32は、位置規定部24の孔25に挿入される。これにより、位置規定部24は、左右方向の位置が規定され、ロウ付けの際にチューブ11が熱膨張によって伸長しても位置が変わらない。
位置規定ピン32は、孔25に挿入された状態で先端がフィン12に干渉しない長さに形成される。これにより、ロウ付けによってコア10を形成する際に、フィン12が変形することを防止できる。
ここで、仮に、位置規定部24の左右方向の位置が規定されていない状態でロウ付けのためにコア10を加熱した場合には、レインフォース20は、チューブ11と同様に全長にわたって略均一に熱膨張して伸長する。
これに対して、ラジエータ1では、位置規定部24の左右方向の位置が規定された状態でロウ付けのためにコア10が加熱される。レインフォース20は、一対の位置規定部24の間の距離が規定されているため、位置規定部24と端部23との間の部分のみが熱膨張によって伸長する。
よって、ロウ付けのためにコア10が加熱されると、レインフォース20では、タンクプレート13と係合する端部23が、チューブ11の熱膨張によりタンクプレート13に引っ張られる。このとき、位置規定部24の左右方向の位置が規定されていることにより、位置規定部24と端部23との間の部分は、熱膨張によって伸長する大きさよりも大きく変位するように引っ張られる。よって、位置規定部24と端部23との間の部分には、引張応力が作用する。この引張応力は、他の部分と比較して脆弱に形成される切断部27に集中するので、レインフォース20は、切断部27から切断される。
したがって、レインフォース20に位置規定部24と切断部27とを設けることで、コア10を形成する際の加熱によってレインフォース20を確実に切断することができる。
このとき、レインフォース20における一対の位置規定部24の間の部分も熱膨張しようとするが、一対の位置規定部24の間の距離が規定されているため、伸長することができない。しかしながら、一対の位置規定部24の間には、弾性部28が設けられている。よって、一対の位置規定部24の間の部分の熱膨張による伸長は、一対の弾性部28によって吸収される。
なお、切断部27は、レインフォース20の左右の端部23の近傍に形成される。これにより、レインフォース20とチューブ11との温度分布が異なり同じように熱膨張しない場合であっても、タンクプレート13に挿入されるチューブ11の端部に曲げ方向の力が作用することが防止される。
以上の第1の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
チューブ11とフィン12とを加熱により一体化させてコア10を形成する際に、左右方向における位置規定部24の位置が規定される。位置規定部24は、チューブ11における左右方向の中央からオフセットされた位置に設けられる。よって、位置規定部24の位置が規定された状態で加熱されると、レインフォース20の熱膨張による引張応力が切断部27に集中するので、切断部27からレインフォース20が切断される。したがって、レインフォース20に位置規定部24と切断部27とを設けることによって、コア10を形成する際の加熱によってレインフォース20を確実に切断することができる。
(第2の実施形態)
以下、図6及び図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る熱交換器としてのラジエータ201について説明する。以下では、上記の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の機能を有する構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態は、補強板としてのレインフォース220が平板状に形成される点で、第1の実施形態とは相違する。
レインフォース220は、フィン12に当接する底面部21と、タンクプレート13に係止される左右の端部23と、を有する。
レインフォース220は、左右方向の中央からオフセットされた位置に設けられチューブ11とフィン12とを加熱により一体化させてコア10を形成する際に左右方向の位置が規定される位置規定部24と、左右の端部23と位置規定部24との間に他の部分と比較して脆弱に形成されコア10を形成する際に切断される切断部227と、位置規定部24を挟んで切断部227の反対側に設けられ左右方向に伸縮自在な弾性部228と、を有する。
切断部227は、レインフォース20の底面部21の一部が前後方向に沿って切り欠かれることによって形成される。切断部227では、底面部21の前後方向の両端の一部のみが直線的に連結されている。よって、切断部227は、コア10のロウ付けの際の加熱によってレインフォース220が熱膨張したときに、引張応力が集中して切断される。
弾性部228は、切断部227と同様に、レインフォース20の底面部21の一部が前後方向に沿って切り欠かれることによって形成される。弾性部228では、底面部21の前後方向の一部のみが前後方向内側に向けて曲線的に連結される。よって、弾性部228は、コア10のロウ付けの際の加熱によってレインフォース220が熱膨張したときに、弾性変形して変位を吸収する。
以上の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、レインフォース220の積層方向の高さが抑制されるため、ラジエータ201をコンパクトに形成することが可能である。
なお、図7に示すように、弾性部228に代えて、例えば、底面部21の前後方向の一部のみがコア10の積層方向の外側に向けて曲線的に連結される弾性部229を設けてもよい。
(第3の実施形態)
以下、図8及び図9を参照して、本発明の第3の実施形態に係る熱交換器としてのラジエータ301について説明する。
第3の実施形態は、補強板としてのレインフォース320が切り欠き状の位置規定部324を有する点で、第1及び第2の実施形態とは相違する。
レインフォース320は、フィン12に当接する底面部21と、底面部21における前後方向の両端部から積層方向に立設される一対の側壁部22と、タンクプレート13に係止される左右の端部23と、を有する。
レインフォース320は、左右方向の中央からオフセットされた位置に設けられチューブ11とフィン12とを加熱により一体化させてコア10を形成する際に左右方向の位置が規定される位置規定部324と、左右の端部23と位置規定部24との間に他の部分と比較して脆弱に形成されコア10を形成する際に切断される切断部27と、位置規定部324を挟んで切断部27の反対側に設けられ左右方向に伸縮自在な弾性部28と、を有する。
位置規定部324は、レインフォース20の左右方向の異なる二箇所に設けられる。一対の位置規定部324は、コア10の左右方向の中央から左右にそれぞれオフセットされた位置に設けられる。
図9に示すように、位置規定部324は、側壁部22の積層方向の端部からコア10に向けて凹状に形成されコア10を形成する際に位置規定部324の左右方向の位置を規定するワイヤ等の位置規定部材(図示省略)が係合する凹部324aを有する。
以上の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、コア10のロウ付けの際に、ワイヤ等によって位置規定部324の左右方向の位置を規定できる。したがって、第1及び第2の実施形態のように専用の治具30を使用する必要がないため、位置規定部324の左右方向の位置の規定が容易である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では熱交換器がラジエータ1,201,301である場合について説明したが、冷凍サイクルに用いられるコンデンサやチャージエアクーラ等の他の熱交換器であってもよい。
また、上記実施形態ではラジエータ1,201,301は、冷却水が左右方向に流れるクロスフロー式であるが、冷却水が上下方向に流れるダウンフロー式であってもよい。
また、上記実施形態では、ロウ付けによってチューブ11とフィン12とレインフォース20,220,320とを接合して一体にしているが、ロウ付け以外の接合方法によって接合してもよい。
1 ラジエータ(熱交換器)
10 コア
11 チューブ
12 フィン
13 タンクプレート
20 レインフォース(補強板)
21 底面部
22 側壁部
23 端部
24 位置規定部
25 孔
26 突出部
27 切断部
28 弾性部
32 位置規定ピン
320 レインフォース(補強板)
324 位置規定部
324a 凹部

Claims (8)

  1. 熱交換器であって、
    互いに間隔をあけて設けられ内部を熱交換流体が流れる複数のチューブと、
    前記チューブの間に積層されるフィンと、
    積層方向の両端部に設けられる前記フィンの外側に各々取り付けられる一対の補強板と、を備え、
    前記補強板は、
    熱交換流体の流れ方向の中央からオフセットされた位置に設けられ前記チューブと前記フィンとを加熱により一体化させてコアを形成する際に熱交換流体の流れ方向の位置が規定される位置規定部と、
    熱交換流体の流れ方向の端部と前記位置規定部との間に他の部分と比較して脆弱に形成され前記コアを形成する際に切断される切断部と、を有することを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器であって、
    前記コアにおける熱交換流体の流れ方向の両端にそれぞれ設けられる一対のタンクプレートを更に備え、
    前記補強板は、前記端部が前記タンクプレートにそれぞれ係止されることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1又は2に記載の熱交換器であって、
    前記位置規定部は、前記チューブ及び前記フィンの積層方向に形成され前記コアを形成する際に前記位置規定部の位置を規定する位置規定ピンが挿入される孔を有することを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項3に記載の熱交換器であって、
    前記位置規定部は、前記チューブ及び前記フィンの積層方向に突出して前記孔が形成される突出部を更に有することを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項4に記載の熱交換器であって、
    前記突出部は、前記孔に前記位置規定ピンが挿入された際に当該位置規定ピンが前記フィンに干渉しない大きさだけ突出することを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項1又は2に記載の熱交換器であって、
    前記補強板は、前記チューブ及び前記フィンの積層方向に立設される側壁部を有し、
    前記位置規定部は、前記側壁部の端部から前記コアに向けて凹状に形成され前記コアを形成する際に前記位置規定部の位置を規定する位置規定部材が係合する凹部を有することを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の熱交換器であって、
    前記補強板は、前記位置規定部を挟んで前記切断部の反対側に設けられ熱交換流体の流れ方向に伸縮自在な弾性部を有することを特徴とする熱交換器。
  8. 請求項7に記載の熱交換器であって、
    前記補強板は、
    一対の前記位置規定部と、
    前記位置規定部よりも熱交換流体の流れ方向の外側に形成される一対の前記切断部と、
    一対の前記位置規定部の間に設けられる少なくとも一つの前記弾性部と、を有することを特徴とする熱交換器。
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