JP2016061461A - 熱交換器及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器及び熱交換器の製造方法 Download PDF

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吉宗 内田
祐行 鈴木
Sukeyuki Suzuki
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Abstract

【課題】製造工数を減らせる熱交換器及び熱交換器の製造方法を提供すること。【解決手段】コア部10は、複数のチューブ12と、チューブ12よりも積層方向外側に設けられるレインフォース14と、チューブ12とレインフォース14との間に設けられるフィン13と、チューブ12の両開口端部12Aがそれぞれ接続される第1プレート21及び第2プレート22と、がろう付けによって接合して形成される。レインフォース14は、その中程に設けられる繋ぎ部材18がコア部10のろう付け時に溶け落ちることによって第1レインフォース部材15と第2レインフォース部材16とに分割される。【選択図】図1

Description

本発明は、積層されるチューブ及びフィンの積層方向外側にレインフォースが設けられる熱交換器及び熱交換器の製造方法に関する。
特許文献1には、内部を媒体が流れる複数のチューブと、チューブと交互に積層される複数のフィンと、フィンよりも積層方向外側に設けられる対のサイドプレート(レインフォース)と、チューブの両開口端部がそれぞれ接続される対のコアプレートと、を備える熱交換器のコア部構造が開示されている。
上記熱交換器の製造時に、コア部はチューブ、フィン、及びサイドプレートが積層されたものが対のコアプレートの間に介装された状態でろう付けにより接合される。ろう付けが行われた後に、サイドプレートの長手方向の中程が工具を用いて切断され、2つの部材に分割される。
上記熱交換器の作動時に、サイドプレートの分割された2つの部材間の距離が変化することにより、チューブとサイドプレートとの熱膨張差が吸収され、コアプレートに対するサイドプレートの接合部に生じる熱歪みが小さく抑えられる。
特開2008−20085号公報
しかしながら、このような従来の熱交換器にあっては、コア部のろう付けが行われた後に、サイドプレートを工具を用いて切断する工程が行われるため、製造工数が増えるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、製造工数を減らせる熱交換器及び熱交換器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、コア部を流れる媒体の熱交換が行われる熱交換器であって、コア部は、内部を媒体が流れる複数のチューブと、チューブよりも積層方向外側に設けられるレインフォースと、チューブとレインフォースとの間に設けられるフィンと、チューブの両開口端部がそれぞれ接続される第1プレート及び第2プレートと、がろう付けによって接合することで形成され、レインフォースは、その中程に設けられる繋ぎ部材がコア部のろう付け時に溶け落ちることによって第1プレートに接合される第1レインフォース部材と第2プレートに接合される第2レインフォース部材とに分割されることを特徴とする熱交換器が提供される。
上記態様によれば、コア部のろう付けが行われる前では、レインフォースの第1レインフォース部材及び第2レインフォース部材が繋ぎ部材によって連結されているため、第1レインフォース部材及び第2レインフォース部材が一体で延びるレインフォースによってコア部のフィン、チューブ、第1プレート、及び第2プレートの組み立て位置精度が確保される。コア部のろう付けが行われるときに、繋ぎ部材が溶け落ちることによってレインフォースが第1レインフォース部材と第2レインフォース部材とに分割されるため、ろう付けが行われた後にレインフォースを工具を用いて切断する工程を行う必要がなく、製造工数を減らせる。
本発明の第1実施形態に係るコア部の組み立て状態を示す斜視図である。 図1の一部を拡大した斜視図である。 組み立て工程におけるコア部の一部を示す斜視図である。 ろう付け工程後におけるコア部の一部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコア部の組み立て状態を示す斜視図である。 図5の一部を拡大した斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るコア部の組み立て状態を示す斜視図である。 図7の一部を拡大した斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る熱交換器1のコア部10を示す斜視図である。熱交換器1は、車両に搭載されるラジエータに適用される。
熱交換器1は、中央部に設けられるコア部10と、コア部10の両端に設けられる対のタンク(図示省略)と、を備える。熱交換器1では、ポンプ(図示省略)から送られる媒体(冷却液)が、一方のタンクに流入し、コア部10を循環した後に、他方のタンクから流出する。熱交換器1は、車両走行風またはファン(図示省略)によって送られる強制風がコア部10を通過するように配置される。熱交換器1は、コア部10を循環する媒体と、コア部10を通過する大気との間で熱交換が行われ、媒体の熱が大気に放出されるようになっている。
コア部10は、タンクが設けられる第1プレート21及び第2プレート22と、タンク間を流れる媒体が通過する複数のチューブ12と、チューブ12と交互に並ぶように積層される複数のフィン13と、フィン13より積層方向外側に設けられる対の第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16と、を備える。これらの各部材12、13、15、16、21、22は、アルミ材や銅材などの熱伝導率が高い金属によって形成され、ろう付けによって互いに接合される。
各タンクは、第1プレート21、第2プレート22に結合されるタンク本体(図示省略)を備える。各タンクの内部には、媒体を各チューブ12に導く分配流路、集合流路が形成される。
チューブ12は、第1プレート21及び第2プレート22に直交するように配置される。チューブ12は、長円形の断面形状を有する扁平な管である。チューブ12は、その両開口端部12Aが第1プレート21及び第2プレート22の開口部に挿入されてタンクに接続される。チューブ12の内部には、熱交換流路19(図3参照)が形成される。熱交換流路19には、各タンク内の分配流路及び集合流路を通じて媒体が導かれる。
コルゲート状のフィン13は、積層される2つのチューブ12の間に介装されるものと、積層方向外側に設けられるチューブ12と第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16との間に介装されるものと、がある。なお、図1、図2において、フィン13は一部のみを記載している。
コア部10に導かれる大気は、フィン13とチューブ12の間を通って流れるとともに、フィン13と第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16の間を通って流れる。熱交換器1では、チューブ12の内部を流れる媒体の熱が、フィン13、第1レインフォース15、及び第2レインフォース16を通じて大気に放出される。
第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16は、互いに一列に並んで同一平面上に延び、第1プレート21及び第2プレート22に直交するように配置される。第1レインフォース部材15の端部15Aは、第1プレート21の開口部に挿入される。第2レインフォース部材16の端部16Aは、第2プレート22の開口部に挿入される。
図1、図2は、ろう付けが行われる前にコア部10の各部材12、13、15、16、21、22が組み立てられた状態を示す。この組み立て状態において、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16は、繋ぎ部材18によって互いに連結されており、1本のレインフォース14を構成している。
第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16は、互いに同一形状を有しており、コの字形の断面形状をした梁状に形成される。なお、これに限らず、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16は、平板状に形成される構成としてもよい。
第1レインフォース部材15は、チューブ12の側面12B(図3参照)との間にフィン13を挟んで平行に延びる平板状のレインフォース板部15Cと、レインフォース板部15Cの両端から曲折して延びる対のリブ部15Dと、第2レインフォース部材16の基端16Bに間隙17を持って面する基端15Bと、レインフォース板部15Cの基端15Bの中央部に開口する凹部15Eとを有する。
同様に、第2レインフォース部材16は、チューブ12の側面12Bとの間にフィン13を挟んで平行に延びる平板状のレインフォース板部16Cと、レインフォース板部16Cの両端から曲折して延びる対のリブ部16Dと、第1レインフォース部材15の基端15Bに間隙17を持って面する基端16Bと、レインフォース板部16Cの基端16Bの中央部に開口する凹部16Eとを有する。
繋ぎ部材18は、レインフォース板部15Cの基端15Bとレインフォース板部16Cの基端16Bとの間にわたされる板状に形成される。繋ぎ部材18は、凹部15E、凹部16Eをそれぞれ埋めるように形成される凸部18A、18Bを有する。第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16に結合する凸部18A、18Bの長さを任意に設定することによって、繋ぎ部材18が第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16を結合する強度が確保される。
レインフォース14を形成する際には、鋳型(図示省略)に第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16をセットした状態で溶融した金属を流し込むことによって繋ぎ部材18が鋳造される。繋ぎ部材18は、溶融した合金が固まることにより、第1レインフォース部材15の基端15B及び凹部15Eと第2レインフォース部材16の基端16B及び凹部16Eとに接合される。
繋ぎ部材18は、コア部10を接合するろう材と同一の金属によって形成され、ろう付け時に溶融して溶け落ちる構成とする。なお、これに限らず、繋ぎ部材18は、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16より融点が低い金属であれば、コア部10を接合するろう材と異なる金属によって形成される構成としてもよい。
熱交換器1の製造時には、コア部10の各部材を組み立てる組み立て工程と、組み立てられたコア部10の各部材をろう付けにより接合するろう付け工程と、が行われる。
図3は、組み立て工程が行われた後にろう付け工程が行われる前におけるコア部10を示す。図4は、ろう付け工程が行われた後におけるコア部10を示す。
組み立て工程では、図3に示すように、レインフォース14は第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16が繋ぎ部材18によって連結されており、コア部10を構成する各部材12、13、21、22は対のレインフォース14を介して組み立てられる。この組み立て状態では、各レインフォース14が治具(図示省略)によって互いに平行に延びる所定位置に支持される。各レインフォース14の間に積層されたチューブ12及びフィン13は、各レインフォース14によって押圧されることよって所定位置に支持される。このときに、レインフォース14は、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16が繋ぎ部材18によって連結されることで一体化しているため、コア部10を構成する各部材12、13、15、16、21、22の組み立て位置精度が確保される。
ろう付け工程では、図3に示すように組み立てられたコア部10を加熱炉(図示省略)に搬送して加熱処理をすることにより、コア部10の各部材12、13、14、21、22がろう材を介して接合される。このろう付け時に、レインフォース14では、繋ぎ部材18が溶け落ちることにより、図4に示すように、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16が間隙17を持って分割される。繋ぎ部材18が溶け落ちた金属は、第1レインフォース部材15、第2レインフォース部材16、フィン13、及びチューブ12を接合するろう材として用いられる。
こうして、組み立て工程及びろう付け工程が行われることによってコア部10が形成される。そして、コア部10の第1プレート21及び第2プレート22にタンク本体が組み付けられることによって熱交換器1が製造される。
こうして、製造された熱交換器1は、車両のエンジンを冷却する媒体(冷却液)が循環する回路(図示省略)に介装される。
エンジンの運転時に、熱交換器1では、エンジン本体から流出する高温の媒体がコア部10のチューブ12内を流れ、媒体の熱がチューブ12、フィン13、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16を介して大気に放出される。
熱交換器1では、媒体の熱が直接伝えられるチューブ12と、媒体の熱がチューブ12及びフィン13を介して伝えられる第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16と、の間で温度差が生じ、両者の熱膨張差が生じる。このときに、間隙17が拡縮することにより、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16とチューブ12との熱膨張差が吸収される。これにより、第1プレート21及び第2プレート22に対する第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16の接合部に生じる熱歪みが小さく抑えられ、コア部10が損傷することが防止される。
次に、第1実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、コア部10を流れる媒体の熱交換が行われる熱交換器1であって、コア部10は、内部を媒体が流れる複数のチューブ12と、チューブ12と交互に積層される複数のフィン13と、フィン13よりも積層方向外側に設けられるレインフォース14と、チューブ12の両開口端部12Aが接続される第1プレート21及び第2プレート22と、がろう付けによって接合することで形成され、レインフォース14は長手方向の中程に設けられる繋ぎ部材18がろう付け時に溶け落ちることによって第1プレート21に接合される第1レインフォース部材15と第2プレート22に接合される第2レインフォース部材16とに分割される熱交換器1が提供される。
また、本実施形態によれば、繋ぎ部材18を有するレインフォース14を介してコア部10を組み立てる組み立て工程と、コア部10をろう付けによって接合する過程で、繋ぎ部材18が溶け落ちることによってレインフォース14が第1レインフォース部材15と第2レインフォース部材16とに分割されるろう付け工程と、を備える熱交換器1の製造方法が提供される。
上記構成に基づき、コア部10のろう付けが行われる前では、レインフォース14の第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16が繋ぎ部材18によって連結されている。このため、コア部10は、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16が一体で延びるレインフォース14によってフィン13、チューブ12、第1プレート21、及び第2プレート22の組み立て位置精度が確保される。コア部10のろう付けが行われるときに、繋ぎ部材18が溶け落ちることによってレインフォース14は第1レインフォース部材15と第2レインフォース部材16とに分割される。このため、従来の熱交換器のように、コア部10のろう付けが行われた後に、レインフォースを工具を用いて切断する工程を行う必要がなく、製造工数を減らして製品のコストダウンが図れる。また、従来の熱交換器のようにレインフォースを切断する時に切粉が生じることがないため、切粉を除去する作業が省けるとともに、製品の品質向上が図れる。
また、本実施形態によれば、第1レインフォース部材15及び第2レインフォース部材16はチューブ12との間にフィン13を挟んで延びる平板状のレインフォース板部15C及びレインフォース板部16Cを有し、繋ぎ部材18はレインフォース板部15Cとレインフォース板部16Cとの間にわたされるものとした。これにより、繋ぎ部材18を有するレインフォース14を介してコア部10を組み立てる組み立て工程において、第1レインフォース部材15と第2レインフォース部材16とが1つの繋ぎ部材18によって結合されることが可能となる。こうして、繋ぎ部材18の個数が最小限に抑えられることにより、コア部10の材料費が少なくて済み、製品のコストダウンが図れる。
<第2実施形態>
次に、図5、図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態の熱交換器1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態に係る熱交換器1は、第1レインフォース部材15と第2レインフォース部材16とが1つの繋ぎ部材18によって結合される。これに対して、第2実施形態に係る熱交換器101は、第1レインフォース部材115と第2レインフォース部材116とが2つの繋ぎ部材119、120によって結合される。
第1レインフォース部材115は、チューブ12の側面にフィン13を挟んで平行に延びる平板状のレインフォース板部115Cと、レインフォース板部115Cの両端から曲折して延びる対のリブ部115Dと、第2レインフォース部材116の基端116Bに間隙117を持って面する基端115Bと、各リブ部115Dの基端115Bの両端部に開口する対の切欠部115Fと、を有する。
同様に、第2レインフォース部材116は、チューブ12の側面にフィン13を挟んで平行に延びる平板状のレインフォース板部116Cと、レインフォース板部116Cの両端から曲折して延びる対のリブ部116Dと、第1レインフォース部材115の基端115Bに間隙117を持って面する基端116Bと、各リブ部116Dの基端116Bの両端部に開口する対の切欠部116Fと、を有する。
繋ぎ部材119、120は、レインフォース板部115Cの基端115Bとレインフォース板部116Cの基端116Bとの間にわたされる板状に形成される。繋ぎ部材119は、切欠部115F、切欠部116Fをそれぞれ埋めるように形成される凸部119A、119Bを有する。繋ぎ部材120は、切欠部115F、切欠部116Fをそれぞれ埋めるように形成される凸部120A、120Bを有する。繋ぎ部材119、120は、第1レインフォース部材115及び第2レインフォース部材116に結合する凸部119A、119B、凸部120A、120Bの長さを任意に設定することによって、第1レインフォース部材115及び第2レインフォース部材116に結合される強度が確保される。
組み立て工程では、図5、図6に示すように、レインフォース114は第1レインフォース部材115及び第2レインフォース部材116が繋ぎ部材119、120によって連結されており、コア部110を構成する各部材12、13、21、22は対のレインフォース114を介して組み立てられる。この組み立て状態では、各レインフォース114が治具(図示省略)によって互いに平行に延びる所定位置に支持される。各レインフォース114の間に積層されたチューブ12及びフィン13は、各レインフォース114によって押圧されることよって所定位置に支持される。このときに、レインフォース114は、第1レインフォース部材115及び第2レインフォース部材116が繋ぎ部材119、120によって連結されることで一体化しているため、コア部110を構成する各部材12、13、115、116、21、22の位置精度が確保される。
ろう付け工程では、図5、図6に示すように組み立てられたコア部110を加熱炉(図示省略)に搬送して熱処理をすることにより、コア部110の各部材12、13、114、21、22がろう材を介して接合される。このろう付け時に、レインフォース114は、繋ぎ部材119、120が溶け落ちることにより、第1レインフォース部材115及び第2レインフォース部材116が間隙117を持って分割される。
本実施形態によれば、第1レインフォース部材115及び第2レインフォース部材116は、チューブ12の側面にフィン13を挟んで延びる平板状のレインフォース板部115C、116Cと、レインフォース板部115C、116Cの両端から曲折して延びる対のリブ部115D、116Dと、を有し、繋ぎ部材119、120は第1レインフォース部材115の対のリブ部115Dと第2レインフォース部材116の対のリブ部116Dとの間にわたされる熱交換器101の製造方法が提供される。繋ぎ部材119、120はフィン13に接しないように設けられているため、ろう付け時に、繋ぎ部材119、120が溶け落ちる金属がフィン13などに堆積することが抑えられる。
<第3実施形態>
次に、図7、図8を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態の熱交換器1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態に係る熱交換器201は、第1レインフォース部材215と第2レインフォース部材216とが3つの繋ぎ部材218、219、220によって結合される。
第1レインフォース部材215は、チューブ12の側面にフィン13を挟んで平行に延びる平板状のレインフォース板部215Cと、レインフォース板部215Cの両端から曲折して延びる対のリブ部215Dと、第2レインフォース部材216の基端216Bに間隙217を持って面する基端215Bと、レインフォース板部215Cの基端215Bの中央部に開口する凹部215Eと、各リブ部215Dの基端215Bの両端部に開口する対の切欠部215Fとを有する。
同様に、第2レインフォース部材216は、チューブ12の側面にフィン13を挟んで平行に延びる平板状のレインフォース板部216Cと、レインフォース板部216Cの両端から曲折して延びる対のリブ部216Dと、第1レインフォース部材215の基端215Bに間隙217を持って面する基端216Bと、レインフォース板部216Cの基端216Bの中央部に開口する凹部216Eと、各リブ部216Dの基端216Bの両端部に開口する対の切欠部216Fとを有する。
繋ぎ部材218、219、220は、レインフォース板部215Cの基端215Bとレインフォース板部216Cの基端216Bとの間にわたされる板状に形成される。繋ぎ部材218は、凹部215E、凹部216Eをそれぞれ埋めるように形成される凸部218A、218Bを有する。繋ぎ部材219は、切欠部215F、切欠部216Fをそれぞれ埋めるように形成される凸部219A、219Bを有する。繋ぎ部材220は、切欠部215F、切欠部216Fをそれぞれ埋めるように形成される凸部220A、220Bを有する。繋ぎ部材218、219、220は、第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216に結合する凸部218A、218B、凸部219A、219B、凸部220A、220Bの長さを任意に設定することによって、第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216に結合される強度が確保される。
組み立て工程では、図7、図8に示すように、レインフォース214は第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216が繋ぎ部材218、219、220によって連結されており、コア部210を構成する各部材12、13、21、22は対のレインフォース214を介して組み立てられる。この組み立て状態では、各レインフォース214が治具(図示省略)によって互いに平行に延びる所定位置に支持される。各レインフォース214の間に積層されたチューブ12及びフィン13は、各レインフォース214によって押圧されることよって所定位置に支持される。このときに、レインフォース214は、第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216が繋ぎ部材218、219、220によって連結されることで一体化しているため、コア部210を構成する各部材12、13、215、216、21、22の位置精度が確保される。
ろう付け工程では、図7、図8に示すように組み立てられたコア部210を加熱炉(図示省略)に搬送して熱処理をすることにより、コア部210の各部材12、13、215、216、21、22がろう材を介して接合される。このろう付け時に、レインフォース14は、繋ぎ部材218、219、220が溶け落ちることにより、第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216が間隙217を持って分割される。
本実施形態によれば、第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216は、チューブ12の側面にフィン13を挟んで延びる平板状のレインフォース板部215C、216Cと、レインフォース板部215C、216Cの両端から曲折して延びる対のリブ部215D、216Dと、を有し、繋ぎ部材218、219、220は第1レインフォース部材215のレインフォース板部215C及び一対のリブ部215Dと第2レインフォース部材216のレインフォース板部216C及び対のリブ部216Dとの間にわたされる熱交換器201の製造方法が提供される。これにより、対の繋ぎ部材219、220が中央の繋ぎ部材218と直交するように配置されるため、第1レインフォース部材215及び第2レインフォース部材216に結合されるレインフォース14の剛性が高められ、コア部210を構成する各部材12、13、215、216、21、22の組み立て位置精度が高められる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本発明は、ラジエータに限らず、車両に搭載されるオイルクーラ、インタクーラ、コンデンサなどの熱交換器にも適用できる。また、車両以外に使用される熱交換器にも適用できる。
1、101、201 熱交換器
10、110、210 コア部
12 チューブ
12A 開口端部
13 フィン
14、114、214 レインフォース
15、115、215 第1レインフォース部材
15C、115C、215C レインフォース板部
16、116、216 第2レインフォース部材
16C、116C、216C レインフォース部
18、119、120、218、219、220 繋ぎ部材
21 第1プレート
22 第2プレート
115D、116D、215D、216D リブ部

Claims (5)

  1. コア部を流れる媒体の熱交換が行われる熱交換器であって、
    前記コア部は、内部を媒体が流れる複数のチューブと、前記チューブよりも積層方向外側に設けられるレインフォースと、前記チューブと前記レインフォースとの間に設けられるフィンと、前記チューブの両開口端部がそれぞれ接続される第1プレート及び第2プレートと、がろう付けによって接合することで形成され、
    前記レインフォースは、その中程に設けられる繋ぎ部材が前記コア部のろう付け時に溶け落ちることによって前記第1プレートに接合される第1レインフォース部材と前記第2プレートに接合される第2レインフォース部材とに分割されることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、
    前記繋ぎ部材を有する前記レインフォースを介して前記コア部を組み立てる組み立て工程と、
    前記コア部をろう付けによって接合する過程で、前記レインフォースは前記繋ぎ部材が溶け落ちることによって前記第1レインフォース部材と前記第2レインフォース部材とに分割されるろう付け工程と、を備えることを特徴とする熱交換器の製造方法。
  3. 請求項2に記載の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、
    前記第1レインフォース部材及び前記第2レインフォース部材は、前記チューブとの間に前記フィンを挟んで延びる平板状のレインフォース板部を有し、
    前記繋ぎ部材は、前記第1レインフォース部材の前記レインフォース板部と、前記第2レインフォース部材の前記レインフォース板部と、の間にわたされることを特徴とする熱交換器の製造方法。
  4. 請求項2に記載の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、
    前記第1レインフォース部材及び前記第2レインフォース部材は、
    前記チューブの側面に前記フィンを挟んで延びる平板状のレインフォース板部と、
    前記レインフォース板部の両端から曲折して延びる対のリブ部と、を有し、
    前記繋ぎ部材は、前記第1レインフォース部材の対の前記リブ部と、前記第2レインフォース部材の対の前記リブ部と、の間にそれぞれわたされることを特徴とする熱交換器の製造方法。
  5. 請求項2に記載の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、
    前記チューブの側面に前記フィンを挟んで延びる平板状のレインフォース板部と、
    前記レインフォース板部の両端から曲折して延びる対のリブ部と、を有し、
    前記繋ぎ部材は、前記第1レインフォース部材の前記レインフォース板部及び対の前記リブ部と、前記第2レインフォース部材の前記レインフォース板部及び対の前記リブ部と、の間にそれぞれわたされることを特徴とする熱交換器の製造方法。
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JP2018109477A (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 株式会社ユタカ技研 熱交換器
WO2021246381A1 (en) * 2020-06-04 2021-12-09 Denso Corporation Heat exchanger with thermal stress-relief areas

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