JP6488556B2 - 端末装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、コード情報を受信するのに応じて会員証としてのバーコードを携帯型情報端末が表示し、表示されたバーコードをPOS(Point Of Sales)端末などで読み取ることによりユーザの会員証情報を取得するようにされた会員証処理システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記のようにバーコードの読み取りができなくなる状況は、例えば精算が終わるまでの時間を長引かせることなどにつながるために好ましくない。
図1は、本実施形態の端末装置を含む会員証処理システムの構成例を示している。同図に示す会員証処理システムは、端末装置100、アプリケーションサーバ200、レジスタ300A、300B及びポイント管理サーバ400A、400Bを備える。同図においては、本実施形態の会員証処理システムに対応する店舗として2つの店舗A、店舗Bが示されている。店舗Aと店舗Bとは、それぞれ、互いに異なる系列の店舗である。店舗Aと店舗Bとで顧客が使用可能な会員証も、店舗Aでは会員証CD−A、店舗Bでは会員証CD−Bというように異なる。
レジスタ300Aとポイント管理サーバ400Aは、店舗Aに対応する。レジスタ300Aは店舗A内に設置され、ポイント管理サーバ400Aはレジスタ300Aと接続される。ポイント管理サーバ400Aは、店舗Aが提携しているポイントサービスに対応して運用されるサーバである。
また、レジスタ300Bとポイント管理サーバ400Bは、店舗Bに対応する。レジスタ300Bは店舗B内に設置され、ポイント管理サーバ400Bはレジスタ300Bと接続される。ポイント管理サーバ400Bは、店舗Bが提携しているポイントサービスに対応して運用されるサーバである。
端末装置100には、情報提供アプリケーションがインストールされている。情報提供アプリケーションは、アプリケーションサーバ200の運営者と提携する店舗のうちの特定の店舗に対応する。以降においては、端末装置100にインストールされた情報提供アプリケーションが店舗Aと提携するポイントサービスに対応する場合を例に挙げる。
そのうえで、本実施形態の情報提供アプリケーションは、店舗Aにて顧客が使用可能な会員証としての画像を画面に表示することができる。
初期登録にあたり、ユーザは、例えばユーザ名などのユーザアカウントと、パスワードなどを入力する。なお、ユーザアカウントにはユーザ名のほかに電話番号なども含まれてよい。また、ユーザは、例えば自分が所有しているカード形式の会員証CD−Aに対応付けられた番号である、会員番号を入力する。
ここで、ユーザ登録情報には、情報提供アプリケーションが対応するポイントサービスがいずれであるのかを示すポイントサービス識別情報が付加されている。この場合のアプリケーションサーバ200は、受信したユーザ登録情報に付加されたポイントサービス識別情報により示されるポイントサービスが店舗Aと提携するポイントサービスであることを識別する。そこで、アプリケーションサーバ200は、ユーザ登録情報に含まれるユーザ登録情報を、店舗Aと提携するポイントサービスに対応するポイント管理サーバ400Aに送信する。
ポイント管理サーバ400Aは、ユーザ認証が成立した場合には、例えばユーザ登録情報に含まれるパスワードを、ユーザ登録情報に含まれるユーザアカウントと会員番号の組み合わせを含む会員情報に追加登録する。このようにして、ポイント管理サーバ400Aにおいて、情報提供アプリケーションに関するユーザ登録が完了する。
端末装置100において、情報提供アプリケーションは、受信したバーコード画像を、端末装置100が備える記憶部に記憶させる。
アプリケーションサーバ200は、受信された接続要求に付加されたポイントサービス識別情報により示されるポイントサービスが店舗Aと提携するポイントサービスであることを識別する。そこで、アプリケーションサーバ200は、ユーザ提供情報項目要求を、店舗Aが提携するポイントサービスに対応するポイント管理サーバ400Aに送信する。ユーザ提供情報項目要求には、接続要求に含まれていたユーザ認証情報が含められる。なお、1つのアプリケーションサーバに対して連動しているポイントサービスが1つである場合等、ポイントサービスを識別する必要がない場合においては、ポイントサービス識別情報を付加することによるポイントサービスの識別は不要としてもよい。
アプリケーションサーバ200は、受信されたユーザ提供情報項目を含むユーザ提供情報を生成する。なお、店舗の特売、キャンペーンなどのお知らせなどの情報については、アプリケーションサーバ200側で記憶しておくようにして、アプリケーションサーバ200がこれらのお知らせの情報をユーザ提供情報に含めるようにしてもよい。
そして、アプリケーションサーバ200は、生成したユーザ提供情報を、接続要求の送信元の端末装置100に送信する。
端末装置100において、情報提供アプリケーションは、受信されたユーザ提供情報を画面に表示する。つまり、端末装置100上で動作する情報提供アプリケーションの画面においては、ポイントの累積値、ポイントの有効期限、さらには、店舗からのセールの通知などを含むユーザ提供情報としてのテキストや画像などが表示される。
店舗Aは、例えばカード形式の会員証CD−Aを顧客に配布している。端末装置100において情報提供アプリケーションにより表示される会員証は、カード形式の会員証CD−Aと同様の機能を有する。具体的に、会員証CD−Aには、1つの会員番号が付与されている。そして、端末装置100の画面に表示される会員証画像は、カード形式の会員証CD−Aに付与されているのと同じ会員番号を示すバーコードの画像を含んでいる。
つまり、店舗Aにて商品を購入したりサービスを受けるなどした顧客は、料金の支払いに際して、端末装置100の画面に表示させた会員証画像を、会員証CD−Aに代えて提示することができる。
店舗Aの店員は、提示された会員証CD−Aのバーコードをレジスタ300が備えるバーコードリーダによって読み取ったうえで、料金についての精算を行う。
レジスタ300は、会員証画像から読み取ったバーコードが示す会員番号と、今回の精算内容を示す精算情報とをポイント管理サーバ400に送信する。
このように端末装置100に表示された会員証画像が店舗Aにて実物の会員証と同様に使用可能になることで、ユーザは、カード形式の会員証を所持していなければならない煩わしさから解放される。
続いて、図2を参照して、端末装置100における会員証画面の表示態様例について説明する。
端末装置100上で、初期登録済みの情報提供アプリケーションを起動させるのに応じて、端末装置100の表示部104においては、初期画面として、同図に示す会員証画面が表示される。
会員証画像領域AR1には会員証画像が表示される。会員証画像領域AR1に表示される会員証画像には、カード形式による実物の会員証CDに付与されているのと同じ会員番号を示すバーコード画像Pbcが含まれている。
このようにして、会員証画像においてバーコード画像Pbcが含まれていることで、ユーザは、端末装置100の表示部104に表示させた会員証画像を、実物の会員証CDと同様に会員証として使用することができる。
情報提供アプリケーションは、ユーザ提供情報として、さらに以下の各情報をアプリケーションサーバ200から受信して表示させることができる。つまり、情報提供アプリケーションは、店舗の電子チラシ、店舗で行われるキャンペーンを通知するキャンペーン情報、クーポンの提供などをはじめとした店舗からのお知らせを示すお知らせ情報を表示させることができる。
上記の電子チラシ、キャンペーン情報、お知らせ情報は、図示は省略するが、それぞれ、図2に示した会員証画面とは異なる画面により表示される。
画面遷移ボタンBT2は、電子チラシが表示される画面に遷移させるための操作が行われるボタンである。
画面遷移ボタンBT3は、キャンペーン情報が表示される画面に遷移させるための操作が行われるボタンである。
画面遷移ボタンBT4は、お知らせ情報が表示される画面に遷移させるための操作が行われるボタンである。
このようにアプリケーションサーバ200からの応答が得られない(アプリケーションサーバ200との接続が確立されない)状態が生じた場合、端末装置100はアプリケーションサーバ200からユーザ提供情報を受信できない。
例えば、アプリケーションサーバ200との接続が確立されない状況において、ユーザが店員に会員証を提示するために情報提供アプリケーションを起動させた場合、端末装置100では会員証画面が表示されないような状態となる。会員証の提示は、精算時において行われることが多い。精算時において上記のように会員証画面が表示されない状態は、精算を長引かせる要因となる。
つまり、情報提供アプリケーションは、ユーザ提供情報領域AR2においてユーザ提供情報を非表示とする。一方、情報提供アプリケーションは、端末装置100の記憶部から読み出したバーコード画像を利用して会員証画像を生成し、生成した会員証画像を会員証画像領域AR1に表示させる。
このように、情報提供アプリケーションは、アプリケーションサーバ200からユーザ提供情報が受信できない場合、ユーザ提供情報領域AR2におけるユーザ提供情報を非表示とする一方で、会員証画像領域AR1に会員証画像を表示させた状態の会員証画面を表示する。
ユーザ提供情報の量が多いような場合、ユーザ提供情報の画像としてはユーザ提供情報領域AR2の表示範囲を越えた範囲を有してよい。本実施形態において、ユーザ提供情報の画像は、例えば、上下方向においてユーザ提供情報領域AR2の表示範囲を越えることができる。
そして、情報提供アプリケーションは、ユーザ提供情報領域AR2を対象として上下方向のスクロールを指示する操作(スクロール操作)が行われるのに応じて、表示範囲外にあったユーザ提供情報の内容をスクロールさせてユーザ提供情報領域AR2に表示させることができる。
なお、この場合のスクロール操作は、例えばユーザ提供情報領域AR2内を始点として指などの操作体を上または下方向に移動させるフリック操作あるいはスワイプ操作であればよい。
例えば、会員証画像のスクロールも可能な場合、ユーザの知らないうちに不用意なスクロール操作が行われていると、ユーザが会員証画像を店員に提示しようとしたときに会員証画像が会員証画像領域AR1の表示範囲から外れて見えていないという状態になる。このような状態になると、ユーザは、その場で会員証画像が会員証画像領域AR1に収まるようにスクロール操作をし直す必要があり、例えば精算を長引かせてしまうことにつながる。
そこで、会員証画像についてはスクロールが行われないようにすれば、上記のような不具合が生じることがなくなる。
また、端末装置100は、携帯型の端末であることからバッテリを電源として動作する。また、携帯型の端末における表示部は、例えば液晶ディスプレイデバイスなどが採用されており、消費電力が比較的高い部位である。
そこで、端末装置100は、ユーザの操作に応じて表示部104の明るさ(輝度)を変更できるようになっている。即ち、端末装置100は、輝度パラメータを記憶しており、操作に応じて輝度パラメータを変更することができる。ユーザは、バッテリの持続時間が長くなるようにするには、輝度パラメータの値を小さく設定するように操作を行えばよい。
そして、端末装置100は、輝度パラメータに従った輝度により表示部104を表示する。なお、端末装置100は、端末装置100上で動作するアプリケーションなどにかかわらず、輝度パラメータを共通に適用して表示部104の表示を行う。
また、画面の明るさが低く設定されているまま店員に会員証画像を提示したためにバーコードリーダによる読み取りがエラーになったとしても、ユーザが画面をタップすることによって画面を明るくして、すぐに読み取りをし直してもらうことができる。
また、携帯型としての端末装置100は、さらに節電機能として、操作が行われないまま一定時間が経過するのに応じてスリープ状態に遷移するスリープ機能(非表示化機能の一例)を有している。スリープ状態では表示部104の画面が非表示の状態となる。
このために、スリープ機能が有効に設定されている場合には、例えばユーザが会員証画像を店員に提示してバーコード画像Pbcを読み取ってもらおうとしたときにスリープ状態に遷移して非表示の状態になってしまう可能性がある。このような状況となった場合には、やはりユーザがスリープ状態を解除する操作を行わねばならず、精算を長引かせる要因となる。
スクリーンショットと呼ばれる、情報機器の画面に表示されている画像を所定の画像データ形式で保存する機能が知られている。本実施形態の会員証画面は、端末装置100としての情報機器に表示される映像である。このために、スクリーンショットの機能を利用して会員証画面を画像データを保存し、保存した画像データを偽の会員証画面として表示させてポイント加算、ポイント交換などのサービスを受けるといった不正が行われる可能性がある。
そこで、本実施形態の会員証画像領域AR1における会員証画像においては、図2に示すように、バーコード画像Pbcとともに真偽識別画像Panが表示される。
真偽識別画像Panは、時間経過に応じて所定の態様で変化する画像である。具体的に、真偽識別画像Panは、点滅するようにして変化する。
そこで、店員は、ユーザが端末装置100に表示させた会員証画像を提示した際に、真偽識別画像Panが点滅した状態で表示されているか否かについて確認することによって、提示された会員証画像が真正のものであるか否かについて確認することができる。
このようにして、本実施形態では、会員証画像において真偽識別画像Panを表示させることにより、会員証画像の偽造を防止できる。
具体的に、アプリケーションサーバ200との接続が確立されている状態のとき、真偽識別画像Panにおいては、同図に示すように「オンライン」との文字が表示される。
一方、アプリケーションサーバ200との接続が確立されていない状態のとき、真偽識別画像Panにおいては、図示は省略するが「オフライン」との文字が表示される。
ユーザは、上記のように表示される接続状態表示を見ることで、現在において端末装置100がアプリケーションサーバ200と接続された状態であるか否かを確認できる。アプリケーションサーバ200との接続が確立されていないとき、ユーザ提供情報領域AR2にはユーザ提供情報が表示されない。このとき、ユーザは「オフライン」と示される接続状態表示を見ることになる。これにより、ユーザは、ユーザ提供情報が表示されていないのは、アプリケーションサーバ200との接続が確立されてないため、情報提供アプリケーションのエラーなどではないことを確認できる。
また、真偽識別画像Panには接続状態表示以外の表示が含まれてもよい。
次に、図3を参照して本実施形態の端末装置100の構成例について説明する。同図に示す端末装置100は、通信部101、制御部102、記憶部103、表示部104及び操作部105を備える。
通信部101は、所定の通信網経由でアプリケーションサーバ200と通信を実行する。
本実施形態における制御部102は、バーコード画像の管理に関連する機能部として登録処理部121を備える。また、制御部102は、会員証画面の表示に関連する機能部として、表示制御部122、輝度制御部123及びスリープ機能制御部124(非表示化機能制御部の一例)を備える。
登録処理部121、表示制御部122、輝度制御部123及びスリープ機能制御部124の各機能は、制御部102におけるCPUが、情報提供アプリケーションを実行することによって実現される。
また、登録処理部121は、ユーザ登録情報に含まれる会員番号に基づいてアプリケーションサーバ200にて生成されたバーコード画像を受信し、受信されたバーコード画像を記憶部103のバーコード画像記憶部131に記憶させる。
また、表示制御部122は、会員証画像において、真偽識別画像Panをバーコード画像Pbcとともに表示させる。
スリープ機能制御部124は、会員証画像が表示されているときには、操作が行われなくなってから一定時間が経過するのに応じて画面を非表示とする非表示化機能を無効化する。具体的には、本実施形態のスリープ機能制御部124は、操作が行われなくなってから一定時間が経過するのに応じてスリープ状態とするスリープ機能を無効化する。
これまでの説明から理解されるように、バーコード画像記憶部131が記憶するバーコード画像は、会員証画像に含まれる画像であって、会員番号を表す。
操作部105は、端末装置100が備える操作子や操作デバイスを一括して示している。本実施形態における表示部104は、タッチパネルが組み合わされることにより、表示部104の画面に対して指などの操作体を触れることによる操作が可能である。この場合、操作部105には、タッチパネルも含まれる。
次に、図4のフローチャートを参照して、端末装置100とアプリケーションサーバ200とがバーコード画像の生成と記憶とに関して実行する処理手順例について説明する。同図に示す処理は、前述のように、端末装置100にインストールされた情報提供アプリケーションが最初に起動されたときに行われる初期登録に対応する。
ステップS101において入力されるユーザ登録情報には、前述のように、ユーザアカウント、会員番号などが含まれる。
ステップS102によるユーザ登録要求の送信に応答して、アプリケーションサーバ200からはバーコード画像が送信される。
登録処理部121は、アプリケーションサーバ200から送信されたバーコード画像を受信する(ステップS103)。
登録処理部121は、ステップS103にて受信したバーコード画像をバーコード画像記憶部131に記憶させる(ステップS104)。
ユーザ登録要求を受信したアプリケーションサーバ200は、受信されたユーザ登録要求に付加されたポイントサービス識別情報を参照して、端末装置100上で動作する情報提供アプリケーションが対応するポイントサービスを識別する。そして、アプリケーションサーバ200は、上記のように識別したポイントサービスに対応するポイント管理サーバ400を特定する(ステップS202)。なお、1つのアプリケーションサーバに対して連動しているポイントサービスが1つである場合等、ポイントサービスを特定する必要がない場合においては、上記のステップS202を不要としてもよい。
アプリケーションサーバ200は、ステップS202により特定したポイント管理サーバ400に、ステップS201にて受信されたユーザ登録要求に含まれていたユーザ登録情報を送信する(ステップS203)。
ステップS203により送信されたユーザ登録情報に応答して、ポイント管理サーバ400はユーザ認証を実行し、認証結果を示す認証結果通知をアプリケーションサーバ200に送信する。アプリケーションサーバ200は、送信された認証結果通知を受信する(ステップS204)。
認証成立を示す認証結果通知を受信したアプリケーションサーバ200は、ユーザ登録情報に含まれる会員番号を示すバーコード画像を生成する(ステップS205)。
アプリケーションサーバ200は、ステップS205により生成したバーコード画像を端末装置100に送信する(ステップS206)。
ポイント管理サーバ400は、ユーザ登録情報の受信に応じて、受信されたユーザ登録情報を利用してユーザ認証を実行する(ステップS302)。ユーザ認証にあたってポイント管理サーバ400は、例えば自己が記憶している登録済みの会員情報のうちから、ユーザ登録情報に含まれるユーザアカウントと会員番号の組み合わせを含む会員情報を検索する。会員情報が検索されればユーザ認証が成立し、会員情報が検索されなければユーザ認証は不成立となる。
ユーザ認証を実行したポイント管理サーバ400は、認証結果を示す認証結果通知をアプリケーションサーバ200に送信する(ステップS303)。
また、ポイント管理サーバ400は、ステップS302によるユーザ認証が成立した場合には、ユーザ登録を行う(ステップS304)。ユーザ登録は、例えば前述のように、ユーザ登録情報に含まれるパスワードを、ユーザ登録情報に含まれるユーザアカウントと会員番号の組み合わせを含む会員情報に追加登録する処理である。
このように図4に示す処理が実行されることで、会員証画像に含められる会員証画像が生成され、端末装置100にて記憶される。
端末装置100において、表示制御部122は、先ず、会員証画面の基礎レイヤ画像を表示する(ステップS401)。会員証画面の基礎レイヤ画像は、会員証画面としての背景となる画像であって、会員証画像領域AR1における会員証画像と、ユーザ提供情報領域AR2におけるユーザ提供情報の画像とが表示されていない態様の画像である。
次に、表示制御部122は、ステップS402にて読み出したバーコード画像を含む会員証画像を生成する(ステップS403)。
表示制御部122は、ステップS403にて生成した会員証画像を、会員証画面の基礎レイヤ画像における会員証画像領域AR1に表示する(ステップS404)。
次に、表示制御部122は、ステップS407による接続要求の送信に応じて、アプリケーションサーバ200との接続が確立されたか否かについて判定する(ステップS408)。
通信状態が良好であって、かつ、アプリケーションサーバ200が応答可能な状態であれば、接続要求がアプリケーションサーバ200にて受信され、アプリケーションサーバ200からは接続要求に対する正常応答が送信される。つまり、端末装置100とアプリケーションサーバ200と間で接続が確立される。
これに対して、通信状態が良好でない場合、あるいは、通信状態が良好であってもアプリケーションサーバ200から一定時間以上にわたって応答が得られない場合には、アプリケーションサーバ200との間で接続が確立されない。
そこで、表示制御部122は、アプリケーションサーバ200から送信されたユーザ提供情報を通信部101経由で取得する(ステップS409)。そして、表示制御部122は、ステップS409により取得したユーザ提供情報を、会員証画面の基礎レイヤ画像におけるユーザ提供情報領域AR2に表示する(ステップS410)。
このように、本実施形態においては、真偽識別画像Panについては、先ず、会員証画像の表示とともに、「オフライン」を示す接続状態表示を伴って表示されるようになっている。例えばステップS408によりアプリケーションサーバ200との接続が確立されたか否かが判定されるまでにはある程度の時間を要する場合がある。ステップS408の判定が確定されるまでの間において真偽識別画像Panが表示されない状態で店員が会員証画面を確認した場合、偽の会員証画面かどうかを的確に判断しにくい。
そこで、本実施形態においては、ステップS405の処理を設けることによって、アプリケーションサーバ200との接続が確立されたか否かの判定が確定されなくとも、会員証画像と同じタイミングで真偽識別画像Panについても表示するようにしている。これにより、例えば店員は会員情報画面の真偽について的確に判断できる。
以上の処理を端末装置100が実行することによって、図2に例示したような会員証画面が表示される。
会員証画面を表示させている状態において、端末装置100における表示制御部122は、会員証画面に対して、上下方向に沿ったフリック操作またはスワイプ操作が行われるのを監視している(ステップS501−NO)。
つまり、表示制御部122は、ステップS501に対応して判別したフリック操作またはスワイプ操作が、ユーザ提供情報領域AR2内を始点として行われたものであるか否かについて判定する(ステップS502)。つまり、表示制御部122は、フリック操作またはスワイプ操作が開始されたときに最初に指などの操作体がタッチパネルに触れられた位置がユーザ提供情報領域AR2に含まれていたか否かについて判定する。
そこで、表示制御部122は、ステップS503により認識したスクロール操作により指定されたスクロール方向に従ってユーザ提供情報領域AR2におけるユーザ提供情報の画像をスクロールさせる(ステップS504)。
会員証画面におけるユーザ提供情報領域AR2以外の領域には、会員証画像領域AR1が含まれる。従って、この場合の表示制御部122は、会員証画像領域AR1内を始点としてフリック操作またはスワイプ操作が行われたとしても、スクロール操作であると認識することがなく、従って、会員証画像をスクロールさせる制御も実行しない。
このように、図6に示す処理が行われることによって、ユーザ提供情報領域AR2内を始点とするスクロール操作に応じてはユーザ提供情報画像がスクロールされるが、会員証画像領域AR1内を始点とするスクロール操作が行われても会員証画像はスクロールされないようにできる。
会員証画面の表示が開始されるのに応じて(ステップS601)、輝度制御部123は、現在の輝度パラメータの設定値をメモリ値として取得する(ステップS602)。輝度制御部123は、例えば取得したメモリ値を制御部102が備えるRAM(Random Access Memory)などに記憶すればよい。
会員証画面に対するタップ操作が行われるのに応じて(ステップS603−YES)、輝度制御部123は、輝度パラメータを最大値に変更する(ステップS604)。このように輝度パラメータが最大値に変更されることで、表示部104は最大輝度で表示される。
また、他の画面への遷移指示操作が行われた場合(ステップS607−YES)、表示制御部122は、他の画面への遷移指示操作によって指定された画面に表示を遷移させる(ステップS608)。そのうえで、輝度制御部123は、輝度パラメータをメモリ値に変更する(ステップS609)。
しかし、例えば端末装置100は、初期登録に際してバーコード画像を取得した際に会員証画像を生成し、生成した会員証画像を記憶部103に記憶させてもよい。この場合、端末装置100の表示制御部122が会員証画面を表示させる際には、記憶部103から読み出した会員証画像を会員証画像領域AR1に表示させればよい。
Claims (10)
- カードに付与された番号を示すバーコード画像を記憶する記憶部と、
通信を介して外部から取得した外部情報を含むユーザ提供情報をユーザに提供する情報提供アプリケーションによる画面に、通信を介して前記外部情報が取得されているか否かにかかわらず、前記記憶部から読み出したバーコード画像を表示する表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、
時間経過に応じて所定の態様で変化する真偽識別画像を前記バーコード画像とともに表示させるにあたり、前記外部情報の提供元と通信を介して接続されている状態か否かを示す接続状態表示を含む前記真偽識別画像を表示させる
端末装置。 - カードに付与された番号を示すバーコード画像を記憶する記憶部と、
通信を介して外部から取得した外部情報を含むユーザ提供情報をユーザに提供する情報提供アプリケーションによる画面に、通信を介して前記外部情報が取得されているか否かにかかわらず、前記記憶部から読み出したバーコード画像を表示する表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、
時間経過に応じて所定の態様で変化する真偽識別画像を前記バーコード画像とともに表示させるにあたり、前記バーコード画像とは異なる配置位置により、前記バーコード画像と同時に表示させる
端末装置。 - 前記表示制御部は、
前記記憶部から読み出したバーコード画像を、前記画面におけるバーコード画像対応領域に表示し、前記ユーザ提供情報の画像を前記画面におけるユーザ提供情報領域に表示する
請求項1または2に記載の端末装置。 - 前記表示制御部は、
前記ユーザ提供情報領域を対象として行われるスクロールを指示する操作に応じて前記ユーザ提供情報の画像のスクロールを行い、前記バーコード画像対応領域を対象として行われるスクロールを指示する操作に応じた前記バーコード画像のスクロールは行わない
請求項3に記載の端末装置。 - 前記バーコード画像が表示されている状態において所定の操作が行われるのに応じて前記画面が所定の輝度となるように制御する輝度制御部をさらに備える
請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。 - 前記バーコード画像が表示されているときには、操作が行われなくなってから一定時間が経過するのに応じて画面を非表示とする非表示化機能を無効化する非表示化機能制御部をさらに備える
請求項1から5のいずれか一項に記載の端末装置。 - 通信を介して外部から取得した外部情報を含むユーザ提供情報をユーザに提供する情報提供アプリケーションによる画面に、通信を介して前記外部情報が取得されているか否かにかかわらず、カードに付与された番号を示すバーコード画像を記憶部から読み出して表示する表示制御ステップを含み、
前記表示制御ステップは、
時間経過に応じて所定の態様で変化する真偽識別画像を前記バーコード画像とともに表示させるにあたり、前記外部情報の提供元と通信を介して接続されている状態か否かを示す接続状態表示を含む前記真偽識別画像を表示させる
表示制御方法。 - 通信を介して外部から取得した外部情報を含むユーザ提供情報をユーザに提供する情報提供アプリケーションによる画面に、通信を介して前記外部情報が取得されているか否かにかかわらず、カードに付与された番号を示すバーコード画像を記憶部から読み出して表示する表示制御ステップを含み、
前記表示制御ステップは、
時間経過に応じて所定の態様で変化する真偽識別画像を前記バーコード画像とともに表示させるにあたり、前記バーコード画像とは異なる配置位置により、前記バーコード画像と同時に表示させる
表示制御方法。 - コンピュータに、
通信を介して外部から取得した外部情報を含むユーザ提供情報をユーザに提供する情報提供アプリケーションによる画面に、通信を介して前記外部情報が取得されているか否かにかかわらず、カードに付与された番号を示すバーコード画像を記憶部から読み出して表示する表示制御ステップを実行させるためのプログラムであって、
前記表示制御ステップは、
時間経過に応じて所定の態様で変化する真偽識別画像を前記バーコード画像とともに表示させるにあたり、前記外部情報の提供元と通信を介して接続されている状態か否かを示す接続状態表示を含む前記真偽識別画像を表示させる
プログラム。 - コンピュータに、
通信を介して外部から取得した外部情報を含むユーザ提供情報をユーザに提供する情報提供アプリケーションによる画面に、通信を介して前記外部情報が取得されているか否かにかかわらず、カードに付与された番号を示すバーコード画像を記憶部から読み出して表示する表示制御ステップを実行させるためのプログラムであって、
前記表示制御ステップは、
時間経過に応じて所定の態様で変化する真偽識別画像を前記バーコード画像とともに表示させるにあたり、前記バーコード画像とは異なる配置位置により、前記バーコード画像と同時に表示させる
プログラム。
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