JP6747403B2 - 売上データ処理装置、売上データ処理方法、および、売上データ処理プログラム - Google Patents

売上データ処理装置、売上データ処理方法、および、売上データ処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、売上データ処理装置、売上データ処理方法、および、売上データ処理プログラムに関する。
近年、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下“BLE”と記載することがある。)がスマートフォンに搭載されるようになった。そのため、電子キャッシュレジスタにBLEを搭載してスマートフォンと通信を行うことが考えられている。これにより、今まで紙に印刷していた内容を電子データとしてスマートフォンに保存することができ、更にスマートフォンから外部のサーバ装置に送信することができる。
特許文献1の要約書の課題には、「端末による売上集計と自動販売機全体の売上集計との整合性を容易に図ることができるようにする。」と記載されている。
更に、同文献の解決手段には、「端末5により商品を購入可能なように端末との間でデータ送受信を行う交信手段と、自動販売機100の販売動作を制御する自販機制御部1と、該自販機制御部と前記交信手段との間で各種データの処理を行う交信制御部4とを備えた自動販売機において、センタ装置は前記交信制御部に対し、所定間隔で第2の記憶手段のデータの送信要求を行い、前記交信制御部は、センタ装置のデータ要求に基づき、センタ装置に売上データに精算データを含む売上データを送信するとともに、センタ装置への送信結果を自販機制御部に送信し、送信結果をプリンタ7により印字するものである。」と記載されている。
特開2009−176309号公報
特許文献1のように売上データを外部機器に送信し、かつ、用紙への印字も行う技術が知られている。しかし、売上データが印字された用紙を見ても外部機器に送信済みであるのか、未送信であるのかはわからない。売上データは、電子キャッシュレジスタから短期間で消去してしまう場合が多い。売上データをスマートフォンなどに保存していないと、その売上データは容易に失われてしまう。
そこで、本発明は、売上データ処理装置、売上データ処理方法、および、売上データ処理プログラムについて、売上データのバックアップ状態を容易に把握することを課題とする。
本発明は、上記目的を達成するため、
売上データを外部記憶媒体に記憶する記憶制御手段と、
前記記憶制御手段によって前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたか否か判定する判定手段と、
前記売上データを印刷させる印刷制御手段と、
を備え、
前記印刷制御手段は、前記判定手段によって、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたと判定されたことを条件に、当該外部記憶媒体の識別情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする売上データ処理装置である。
本発明によれば、売上データのバックアップ状態を容易に把握することが可能となる。
第1の実施形態におけるシステムの概略図である。 第1の実施形態における電子キャッシュレジスタの外観図である。 電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。 モードスイッチの外観図である。 保存先記憶部の構成を示す図である。 送信先記憶部の構成を示す図である。 精算時の表示部を示す図である。 精算時にスマートフォンを検知した際の表示部を示す図である。 精算時にスマートフォンとメモリカードを検知した際の表示部を示す図である。 システムの精算動作を示すシーケンス図である。 電子キャッシュレジスタの精算処理を示すフローチャート(その1)である。 電子キャッシュレジスタの精算処理を示すフローチャート(その2)である。 電子キャッシュレジスタの精算処理を示すフローチャート(その3)である。 送信済みかつ保存済みであることを示す精算レポートを示す図である。 未送信かつ未保存であることを示す精算レポートを示す図である。 送信済みかつ保存済みであることを示す点検レポートを示す図である。 未送信かつ未保存であることを示す点検レポートを示す図である。 第2の実施形態における電子キャッシュレジスタの外観図である。 電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。 精算時のタッチパネルディスプレイを示す図である。 精算時にスマートフォンとメモリカードを検知した際のタッチパネルディスプレイを示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態におけるシステムの概略図である。
システムSは、サーバ装置1とスマートフォン2がネットワークNを介して接続され、このスマートフォン2と電子キャッシュレジスタ3とが相互に通信可能に接続されて構成される。第1の実施形態の電子キャッシュレジスタ3は、精算レポートや点検レポートを電子データで送信し、かつ、紙への印字も併せて行うものである。
図2は、第1の実施形態における電子キャッシュレジスタ3の外観図である。
電子キャッシュレジスタ3は、ドロア35の上に筐体が配置されて構成される。なお、ドロア35は、電子キャッシュレジスタ3の筐体と分離して配置可能である。
この筐体の左側には印刷部36が配置され、その右側にはキーボード38、表示部37、モードスイッチ381が配置されている。なお、印刷部36のプリンタカバー361を外した内部には、ロールペーパ(レシート用紙)362が備えられている。
電子キャッシュレジスタ3のオペレータは、キーボード38を介して商品の単価と部門とを入力し、小計を表示させたのちに預り金を入力することで、商品を登録することができる。この商品の登録時に、電子キャッシュレジスタ3は、ドロア35を引き出して、預り金を入金させる。
図3は、電子キャッシュレジスタ3の構成を示すブロック図である。
電子キャッシュレジスタ3は、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)331、記憶部332、電源34、ドロア35、印刷部36、表示部37、キーボード38、通信部39、メモリカードリーダ30を含んで構成されており、各部はバス等によって接続されている。電子キャッシュレジスタ3は更に、モードスイッチ381を備えている。なお図面では、モードスイッチ381のことを“モードSW”と記載している場合がある。
CPU31は、ROM331や記憶部332などに記憶されている電子キャッシュレジスタ3に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムと、キーボード38から入力される各種指示とをRAM32内のワークメモリに展開する。CPU31は更に、この入力指示および入力データに応じてワークメモリに展開したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM32内のワークメモリに格納するとともに、表示部37に表示する。そしてCPU31は、ワークメモリに格納した処理結果をキーボード38から指示されるRAM32内の保存先に保存する。
CPU31は、売上データを印刷部36に印刷させる印刷制御手段として機能する。CPU31は、モードスイッチ38によって精算モードまたは点検モードが指定された際に、これを売上データの印刷指示として受け付ける入力制御手段として機能する。
キーボード38は、部門キー、現/預キー、クリアキー等を含む各種機能キーおよび数字入力キー等を備え、各キーで押下された押下信号をCPU31に出力する。
なお、キーボード38に限らず、入力指示ができるものであればどのようなものでもよい。キーボード38の代わりに、タッチパネル(タッチスクリーン)のように入力ペンや指先等により指示された座標を感知し、電磁誘電方式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理で指示された位置座標を検出するようにしてもよい。
モードスイッチ381は、電子キャッシュレジスタ3の動作モードを決定するスイッチであり、後記する図4で詳細に説明する。
電源34は、例えば商用交流電源を直流に変換する直流電源回路であり、直流電源を電子キャッシュレジスタ3の各部に供給する。
ドロア35は、硬貨や紙幣などの現金を収納する収納手段である。ドロア35は、この電子キャッシュレジスタ3の操作によって解錠と施錠が行われる。
第1の実施形態の表示部37は、7セグメントの液晶表示素子または発光素子等により構成され、数字や簡易的なアルファベット表示に対応している。電子キャッシュレジスタ3は、CPU31から入力される表示データに基づく信号を生成して、表示部37に各種表示を行う。
印刷部36は、例えば熱転写プリンタであり、CPU31の指示により、レシート情報をロールペーパ(レシート用紙)362に印字して出力する。この印刷部36は更に、CPU31の印刷指示により、レシート用紙に精算レポートや点検レポートを印字する。
ドロア35は、現金を収納する部位であり、オペレータが電子キャッシュレジスタ3を操作することにより引き出すことができる。
記憶部332は磁気的、光学的記憶媒体、または半導体メモリなどの書換え可能な記憶媒体で構成されている。この記憶部332は、システムプログラムおよび、このシステムに対応する各種アプリケーションプログラム、これらプログラムによって処理されたデータ等を記憶する。記憶部332は更に、保存先格納場所51と送信先格納場所52を含んでいる。
通信部39は、例えばBLE等に対応した通信手段であり、スマートフォン2(外部装置の一例)と相互に通信可能である。通信部39は、売上データをスマートフォン2に送信する通信手段として機能する。
電子キャッシュレジスタ3のCPU31は、プログラムデータや売上データをスマートフォン2等の情報端末に送信する。その後、CPU31は送信したデータの種別(プログラムデータ、点検データ、精算データ等)や送信先、日時等のデータを送信記録として、記憶部332内の送信先格納場所52に格納する。操作者(店員)がプログラムの点検操作や売上げの点検操作、もしくは精算操作を実行すると、CPU31は、送信先格納場所52の送信記録を参照して、同じデータ種別の送信記録があれば、送信先、日時等の情報をレポート内に印字する。送信先格納場所52に対象のデータ種別の送信記録がない場合は、未送信のデータである旨をレポート内に印字する。送信先格納場所52の送信記録は、データの送信毎に更新するか、任意の期間(1日、1週間等)で初期化するかを選択できる。
メモリカードリーダ30は、メモリカード4が挿抜可能であり、挿入されているメモリカード4との間で所望のファイルを読み書き可能である。メモリカードリーダ30は、売上データをメモリカード4(外部記憶媒体)に記憶させる記憶制御手段である。
電子キャッシュレジスタ3のCPU31は、プログラムデータや売上データをメモリカードリーダ30によってメモリカード4に保存する。その後、CPU31は保存したデータの種別(プログラムデータ、点検データ、精算データ等)や送信先、日時等のデータを保存記録として、記憶部332内の保存先格納場所51に格納する。
プログラムの点検操作や売上げの点検操作、または精算操作を実行すると、CPU31は、保存先格納場所51の保存記録を参照して、同じデータ種別の送信記録があれば、保存先、日時等の情報をレポート内に印字する。保存先格納場所51に対象のデータ種別の送信記録がない場合は、未保存のデータである旨をレポート内に印字する。保存先格納場所51の保存記録は、データの保存毎に更新するか、任意の期間(1日、1週間等)で初期化するかを選択できる。
また、記憶部332に記憶するプログラム、データ等は、その一部または全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記憶する構成にしてもよい。更に記憶部332は、ネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。更に、各プログラムは、ネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
図4は、モードスイッチ381の外観図である。
モードスイッチ381は、付属のモード鍵が差し込まれることで、この電子キャッシュレジスタ3の動作モードを切り替える。電子キャッシュレジスタ3の動作モードには、精算、点検、電卓、登録、OFF、戻、設定がある。
「精算」は、この電子キャッシュレジスタ3によって売上の精算を行うときのモードである。「点検」は、この電子キャッシュレジスタ3によって売上の点検を行うときのモードである。「電卓」は、この電子キャッシュレジスタ3を電卓として使用するときのモードである。「登録」は、この電子キャッシュレジスタ3によって売上の登録を行うときのモードである。「OFF」は、この電子キャッシュレジスタ3の電源34を切るモードである。「戻」は、この電子キャッシュレジスタ3によって返品処理(戻し)を行うときのモードである。「設定」は、この電子キャッシュレジスタ3に対して、お店に合わせたいろいろな設定を行うときのモードである。
図5は、保存先格納場所51の構成を示す図である。
保存先格納場所51は、データ名欄、ハッシュ値欄、保存先欄、保存日時欄を含んだ複数のレコードで構成される。図5では各欄は横方向に配列しており、各レコードは縦方向に配列している。各レコードは、1回の保存動作を記録したものである。
データ名欄は、この保存動作で保存したデータの名称を格納している。
ハッシュ値欄は、この保存動作で保存したデータのハッシュ値を格納している。なお、ハッシュ値を導出する関数は、任意のものでよく、限定されない。このハッシュ値により、データが既に保存されているか否かを判断することができる。
保存先欄は、この保存動作における保存先のメモリカード4を識別する情報を格納している。なお、ここでは「カードA」のように名称を格納しているが、メモリカード4を一意に識別するID情報であってもよく、限定されない。
保存日時欄は、この保存動作を実行した日時を格納している。
図6は、送信先格納場所52の構成を示す図である。
送信先格納場所52は、データ名欄、ハッシュ値欄、送信先欄、送信日時欄を含んだ複数のレコードで構成される。図5では各欄は横方向に配列しており、各レコードは縦方向に配列している。各レコードは、1回の送信動作を記録したものである。
データ名欄は、この送信動作で送信したデータの名称を格納している。
ハッシュ値欄は、この送信動作で送信したデータのハッシュ値を格納している。なお、ハッシュ値を導出する関数は、任意のものでよく、限定されない。このハッシュ値により、データが既に送信されているか否かを判断することができる。
送信先欄は、この送信動作における送信先の外部装置(スマートフォン2)を識別する情報を格納している。なお、ここでは「店長スマホ」のように名称を格納しているが、スマートフォン2を一意に識別するID情報であってもよく、限定されない。
送信日時欄は、この送信動作を実行した日時を格納している。
図7は、精算時の表示部37を示す図である。
表示部37は、8個の7セグメント表示素子の配列によって8桁の数字を示している。最上位桁は、電子キャッシュレジスタ3が精算モードであることを示す“u”を表示している。
右端から4桁目の表示素子は、「0」を表示しており、スマートフォン2の電波が検知されていないことを示している。
右端(1桁目)の表示素子は、「0」を表示しており、メモリカード4が検知されていないことを示している。
2,3桁目と5−8桁目の表示素子には何も表示されていない。
図8は、精算時にスマートフォン2を検知した際の表示部37を示す図である。
右端から4桁目の表示素子は、「3」を表示しており、スマートフォン2の電波が検知されていることと、その電波強度が中程度であることを示している。
右端(1桁目)の表示素子は、「0」を表示しており、メモリカード4が検知されていないことを示している。
2,3桁目と5−8桁目の表示素子には何も表示されていない。
図9は、精算時にスマートフォン2とメモリカード4を検知した際の表示部37を示す図である。
右端から4桁目の表示素子は、「5」を表示しており、スマートフォン2の電波が検知されていることと、その電波強度が強いことを示している。
右端(1桁目)の表示素子は、「1」を表示しており、メモリカード4が検知されていることを示している。
2,3桁目と5−8桁目の表示素子には何も表示されていない。
以上から、右端から4桁目の表示素子は、スマートフォン2の電波が検知されていない場合には「0」を、検知されている場合にはその電波強度を「1〜5」の5段階で示すものである。
また、右端(1桁目)の表示素子は、メモリカード4が検知されていない場合には「0」を、検知されている場合には「1」を示すものである。
つまり、右端から4桁目の表示素子は、精算モードまたは点検モードが指定された際に、通信部39により売上データをスマートフォン2に送信することが可能であるか否かを報知する報知手段として機能する。
右端(1桁目)の表示素子は、精算モードまたは点検モードが指定された際に、メモリカードリーダ30により売上データをメモリカード4に保存することが可能であるか否かを報知する報知手段として機能する。
図10は、システムの精算動作を示すシーケンス図である。
ステップS10において、電子キャッシュレジスタ3は売上登録を実行する。店舗の営業時間において売上登録は、何回か繰り返されることが多い。
店舗の営業時間が終了すると、操作者である店員は、モードスイッチ381(図4参照)を「精算」に切り替える(ステップS20)。これにより電子キャッシュレジスタ3は、精算モードに切り替わる。
次いで店員は、スマートフォン2上で転送アプリを起動する(ステップS21)。この転送アプリは、電子キャッシュレジスタ3との間で各種データを転送するためのプログラムである。
電子キャッシュレジスタ3は、スマートフォン2に通信確立のパケットを送信する(ステップS22)。スマートフォン2がこのパケットに応答して(ステップS23)、電子キャッシュレジスタ3とスマートフォン2との間に通信セッションが確立する。図示していないが、以降、電子キャッシュレジスタ3とスマートフォン2は、ポーリングにより通信セッションを維持する。これにより電子キャッシュレジスタ3は、スマートフォン2が通信可能に接続されていることを判定できる。
次いで店員は、電子キャッシュレジスタ3の現/預キーを押下する(ステップS30)。これにより電子キャッシュレジスタ3は、精算データを算出し(ステップS31)、算出した精算レポートをスマートフォン2に送信する(ステップS32)。スマートフォン2は、精算レポートを受信すると、この精算レポートをサーバ装置1に送信する(ステップS33)。これにより店員は、精算データをサーバ装置1に保存することができる。
サーバ装置1は、精算レポートを受信した旨をスマートフォン2に応答する(ステップS34)。スマートフォン2は、精算レポートの送信先である自身の名称または識別情報と、精算レポートを受信した旨を電子キャッシュレジスタ3に応答する(ステップS35)。
次いで電子キャッシュレジスタ3は、メモリカードリーダ30を用いてメモリカード4に精算レポートを保存する(ステップS36)。その後、電子キャッシュレジスタ3は、印刷部36を用いて、この精算レポートを印字する(ステップS37)。
図11〜図13は、電子キャッシュレジスタ3の精算処理を示すフローチャートである。
電子キャッシュレジスタ3は、プログラムデータ、点検データ、精算データ等の送信記録をメモリの特定場所に格納する機能と、点検や精算操作等で対象のデータ種別の送信記録をチェックして、送信履歴(未送信である場合はその旨)を各々のレポート内容に記載するレポート発行機能を有している。以下、これら機能について説明する。
精算処理において店員は、モードスイッチ381を「精算」に切り替える(ステップS40)。電子キャッシュレジスタ3のCPU31は、モードスイッチ381が「精算」に切り替わったことを検知する。
CPU31は、スマートフォン2との接続を判定し(ステップS41)、判定した接続状態を表示部37に表示する(ステップS42)。スマートフォン2の接続状態は、例えば前記した図7から図9の4桁目の数字によって示されている。4桁目の数字が“0”ならば未接続である。4桁目の数字が“1”から“5”ならば、接続済みであることと、その電波強度を示している。
CPU31は、スマートフォン2と接続済みでないならば(ステップS43→No)、スマートフォン2との接続を試行する(ステップS44)。スマートフォン2との接続試行は、具体的にいうと、図10のステップS22の処理に該当する。CPU31は、スマートフォン2と接続済みならば(ステップS43→Yes)、ステップS45の処理に進む。
次いでCPU31は、メモリカードリーダ30にメモリカード4が挿入されているか否かを判定し(ステップS45)、メモリカード4の挿入状態を表示部37に表示する(ステップS46)。メモリカード4の挿入状態は、例えば前記した図7から図9の1桁目の数字によって示されている。1桁目の数字が“0”ならば未挿入である。1桁目の数字が“1”ならば挿入済みである。
CPU31は、キーボード38の現/預キーが押下されたならば(ステップS47→現/預キー)、図12のステップS48に進み、この現/預キーが押下されていないならば(ステップS47→その他)、ステップS41の処理に戻る。これらステップS41〜S48の処理により、店員は、スマートフォン2と接続されているか否かと、メモリカード4が挿入されているか否かを容易に知ることができる。
図12のステップS48において、CPU31は、現時点における売上げから精算データを算出する。CPU31は更に、この精算データからハッシュ値を算出する(ステップS49)。
CPU31は、スマートフォン2に接続済みであるならば(ステップS50→Yes)、このスマートフォン2に精算データを送信する(ステップS51)。CPU31は、精算データの送信に成功したならば(ステップS52→Yes)、送信先格納場所52にデータ名、ハッシュ値、送信先の名称、送信日時を含むレコードとして格納する(ステップS53)。
なおステップS50において、CPU31は、スマートフォン2に接続されていなかったならば(No)、ステップS54の処理に進む。ステップS52の処理において、CPU31は、精算データの送信に失敗したならば(ステップS52→No)、ステップS54の処理に進む。
CPU31は、メモリカードリーダ30にメモリカード4が挿入済みであるならば(ステップS54→Yes)、このメモリカード4に精算データを保存する(ステップS55)。CPU31は、精算データの保存に成功したならば(ステップS56→Yes)、保存先格納場所51にデータ名、ハッシュ値、保存先の名称、保存日時を含むレコードとして格納する(ステップS57)。
なおステップS54において、CPU31は、メモリカードリーダ30にメモリカード4が挿入されていなかったならば(No)、図13のステップS58の処理に進む。ステップS555の処理において、CPU31は、精算データの保存に失敗したならば(ステップS56→No)、図13のステップS58の処理に進む。
図13のステップS58において、CPU31は、送信先格納場所52を精算データのハッシュ値で検索する。この精算データのハッシュ値が送信先格納場所52の何れかのレコードのハッシュ値と一致したならば、この精算レコードはスマートフォン2に送信済みである。
CPU31は、送信先格納場所52の何れかのハッシュ値と一致したならば(ステップS59→Yes)、送信情報を、送信先名称と日時情報の組合せとして決定する(ステップS60)。この送信情報は、精算レポートに印字される情報である。
CPU31は、送信先格納場所52の何れのハッシュ値とも一致しないならば(ステップS59→No)、送信情報を「未送信」として決定する(ステップS61)。
ステップS62おいて、CPU31は、保存先格納場所51を精算データのハッシュ値で検索する。この精算データのハッシュ値が保存先格納場所51の何れかのレコードのハッシュ値と一致したならば、この精算レコードはメモリカード4に保存済みである。
CPU31は、保存先格納場所51の何れかのハッシュ値と一致したならば(ステップS63→Yes)、保存情報を、保存先名称と日時情報の組合せとして決定する(ステップS64)。この保存情報は、精算レポートに印字される情報である。
CPU31は、保存先格納場所51の何れのハッシュ値とも一致しないならば(ステップS63→No)、保存情報を「未送信」として決定する(ステップS65)。
最後にCPU31は、精算レボートに送信情報と保存情報とを併せて印字し(ステップS66)、図13の処理を終了する。これにより、店員は、紙に印字された精算レボートを閲覧するだけで、この精算レポートに係る売上データのバックアップ状態を容易に把握することが可能となる。
図14は、送信済みかつ保存済みであることを示す精算レポート6aを示す図である。
精算レポート6aの4行目には、図13で言及した送信情報が印字されている。この送信情報は、「送信 店長スマホ 2017-07-27 22:03」であり、この精算レポート6aに係る売上データが店長スマホに送信済みであることを示している。ここで「店長スマホ」とは、この精算レポート6aに印刷された売上データを送信したスマートフォン2を識別するための情報である。「2017-07-27 22:03」は、この売上データを送信した時刻を示している。
精算レポート6aの5行目には、図13で言及した保存情報が印字されている。この保存情報は、「保存 カードA 2017-07-27 22:04」であり、この精算レポート6aに係る売上データがカードAに保存済みであることを示している。ここで「カードA」とは、この精算レポート6aに印刷された売上データを保存したメモリカード4を識別するための情報である。「2017-07-27 22:04」は、この売上データを保存した時刻を示している。
図15は、未送信かつ未保存であることを示す精算レポート6bを示す図である。
精算レポート6bの4行目には、図13で言及した送信情報が印字されている。この送信情報は、「未送信」であり、この精算レポート6bに係る売上データが送信されておらず、スマートフォン2にバックアップされていないことを示している。
精算レポート6bの5行目には、図13で言及した保存情報が印字されている。この保存情報は、「未保存」であり、この精算レポート6bに係る売上データが保存されておらず、メモリカード4にバックアップされていないことを示している。
なお、図6で説明したステップS40において店員が、モードスイッチ381を「点検」に切り替えると、電子キャッシュレジスタ3のCPU31は、モードスイッチ381が「点検」に切り替わったことを検知する。この状態で集計した売上データは、点検データとして処理される。以下の図16と図17に、点検データを印刷した点検レポートの例を示す。
図16は、送信済みかつ保存済みであることを示す点検レポート7aを示す図である。
点検レポート7aの4行目には、図13で言及した送信情報が印字されている。この送信情報は、「送信 店長スマホ 2017-07-24 12:27」であり、この点検レポート7aに係る売上データが店長スマホに送信済みであることを示している。
点検レポート7aの5行目には、図13で言及した保存情報が印字されている。この保存情報は、「保存 カードA 2017-07-27 22:04」であり、この点検レポート7aに係る売上データがカードAに保存済みであることを示している。
図17は、未送信かつ未保存であることを示す点検レポート7bを示す図である。
点検レポート7bの4行目には、図13で言及した送信情報が印字されている。この送信情報は、「未送信」であり、この点検レポート7bに係る売上データが送信されておらず、スマートフォン2にバックアップされていないことを示している。
点検レポート7bの5行目には、図13で言及した保存情報が印字されている。この保存情報は、「未保存」であり、この点検レポート7bに係る売上データが保存されておらず、メモリカード4にバックアップされていないことを示している。
《第2の実施形態》
図18は、第2の実施形態における電子キャッシュレジスタ8の外観図である。
電子キャッシュレジスタ8は、ドロア(不図示)とは分離されて構成される。なお、ドロアは、電子キャッシュレジスタ8と電気的に接続可能である。
この筐体の左側には印刷部86と顧客用ディスプレイ88とが配置され、その右側にはタッチパネルディスプレイ87が配置されている。第1の実施形態の電子キャッシュレジスタ3とは異なり、入力手段はタッチパネルディスプレイ87上のソフトウェアボタンである。
電子キャッシュレジスタ8のオペレータは、タッチパネルディスプレイ87上のソフトウェアボタンを介して商品の単価と部門とを入力し、小計を表示させたのちに預り金を入力することで、商品を登録することができる。この商品の登録時に、電子キャッシュレジスタ8は、不図示のドロアを引き出して、預り金を入金させる。
図19は、電子キャッシュレジスタ8の構成を示すブロック図である。
電子キャッシュレジスタ8は、CPU81、RAM82、ROM831、記憶部832、電源84、印刷部86、タッチパネルディスプレイ87、顧客用ディスプレイ88、通信部89、メモリカードリーダ80を含んで構成されており、各部はバスによって接続されている。電子キャッシュレジスタ8は、第1の実施形態とは異なり、モードスイッチを備えていない。
CPU81は、ROM831や記憶部832などに記憶されている電子キャッシュレジスタ8に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムと、タッチパネルディスプレイ87から入力される各種指示とをRAM82内のワークメモリに展開する。CPU81は更に、この入力指示および入力データに応じてワークメモリに展開したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM82内のワークメモリに格納するとともに、タッチパネルディスプレイ87に表示する。そしてCPU81は、ワークメモリに格納した処理結果をタッチパネルディスプレイ87から指示されるRAM82内の保存先に保存する。CPU81は、売上データを印刷部86に印刷させる印刷制御手段として機能する。
タッチパネルディスプレイ87は、入力ペンや指先等により指示された座標を感知し、電磁誘電方式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理で指示された位置座標を検出して、位置信号をCPU81に出力する。
電源84は、例えば商用交流電源を直流に変換する直流電源回路であり、直流電源を電子キャッシュレジスタ8の各部に供給する。
顧客用ディスプレイ88は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイにより構成され、数字や文字や図面の表示に対応している。電子キャッシュレジスタ8は、CPU81から入力される表示データに基づく信号を生成して、顧客用ディスプレイ88に各種表示を行う。
印刷部86は、例えば熱転写プリンタであり、レシート情報をロールペーパ(レシート用紙)362に印字して出力する。この印刷部86は、CPU81の指示により、レシート用紙に精算レポートや点検レポートを印字する。
記憶部832は磁気的、光学的記憶媒体、または半導体メモリなどの書換え可能な記憶媒体で構成されている。この記憶部832は、システムプログラムおよび、このシステムに対応する各種アプリケーションプログラム、これらプログラムによって処理されたデータ等を記憶する。記憶部832は、保存先格納場所51と送信先格納場所52を含んでいる。
通信部89は、例えばBLE等に対応した通信手段であり、スマートフォン2(外部装置の一例)と相互に通信可能である。通信部89は、売上データをスマートフォン2に送信する通信手段として機能する。
電子キャッシュレジスタ8がプログラムデータや売上データをスマートフォン2等の情報端末に送信すると、CPU81は送信したデータの種別(プログラムデータ、点検データ、精算データ等)や送信先、日時等のデータを送信記録として、記憶部832内の送信先格納場所52に格納する。プログラムの点検操作や売上げの点検操作、もしくは精算操作を実行すると、CPU81は、送信先格納場所52の送信記録を参照して、同じデータ種別の送信記録があれば、送信先、日時等の情報をレポート内に印字する。送信先格納場所52に対象のデータ種別の送信記録がない場合は、未送信のデータである旨をレポート内に印字する。送信先格納場所52の送信記録は、データの送信毎に更新するか、任意の期間(1日、1週間等)で初期化するかを選択できる。
メモリカードリーダ80は、メモリカード4が挿抜可能であり、挿入されているメモリカード4との間で所望のファイルを読み書き可能である。
電子キャッシュレジスタ8がプログラムデータや売上データをメモリカードリーダ80によってメモリカード4に保存すると、CPU81は保存したデータの種別(プログラムデータ、点検データ、精算データ等)や送信先、日時等のデータを保存記録として、記憶部832内の保存先格納場所51に格納する。
プログラムの点検操作や売上げの点検操作、または精算操作を実行すると、CPU81は、保存先格納場所51の保存記録を参照して、同じデータ種別の送信記録があれば、保存先、日時等の情報をレポート内に印字する。保存先格納場所51に対象のデータ種別の送信記録がない場合は、未保存のデータである旨をレポート内に印字する。保存先格納場所51の保存記録は、データの保存毎に更新するか、任意の期間(1日、1週間等)で初期化するかを選択できる。
また、記憶部832に記憶するプログラム、データ等は、その一部または全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記憶する構成にしてもよい。更に記憶部832は、ネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。更に、各プログラムは、ネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
図20は、精算時にスマートフォン2とメモリカード4を検知した際のタッチパネルディスプレイ87の表示を示す図である。
タッチパネルディスプレイ87には、精算レポート閲覧画面9が表示されている。
この精算レポート閲覧画面9の右側には、精算レポートペイン91が表示されている。精算レポートペイン91は、例えば、印刷イメージであり、操作者が印刷ボタン97をタップすると、精算レポートペイン91の内容がレシート用紙に印字される。戻るボタン96をタップすると、タッチパネルディスプレイ87は、元の画面(不図示)に戻る。
精算レポートペイン91の2行目と3行目は空白である。これは、未だ印刷されておらず、よって送信状態も保存状態も確定していないことを示している。なお、売上データの送信や保存は、印刷ボタン97のタップと共に行われる。
精算レポート閲覧画面9の左上側には、スマートフォン状態テキストボックス92、メモリカード状態テキストボックス93が表示されている。スマートフォン状態テキストボックス92は、スマートフォン2の接続状態を示すテキストボックスである。メモリカード状態テキストボックス93は、メモリカード4の挿入状態を示すテキストボックスである。
これらスマートフォン状態テキストボックス92、メモリカード状態テキストボックス93により、印刷と共にバックアップが行えるか否かを容易に判断できる。
レポート集計条件チェックボックス94は、積算レポートを集計するための条件を決めるためのチェックボックスである。ここでは、固定合計器と取引キー別集計と部門別集計が選択されている。これらチェックボックスを選択し、実行ボタン95をタップすると、積算レポートを集計するための条件を決め直すことができる。
図21は、精算データ印刷後のタッチパネルディスプレイ87の表示を示す図である。
タッチパネルディスプレイ87には、精算レポート閲覧画面9が表示されている。
この精算レポート閲覧画面9の右側には、精算レポートペイン91が表示されている。操作者が印刷ボタン97をタップしているので、精算レポートペイン91の2行目には送信状態が表示され、3行目には保存状態が表示されている。なお、精算レポートペイン91の表示内容は、印字された精算レポートの内容と同一である。
精算レポートペイン91の2行目には、図13で言及した送信情報が印字されている。この送信情報は、「送信:店長スマホ 2017/08/03」であり、この精算レポートペイン91に係る売上データが店長スマホに送信されてバックアップされたことを示している。「2017/08/03」は、この売上データを送信した時刻を示している。
精算レポートペイン91の3行目には、図13で言及した保存情報が印字されている。この保存情報は、「保存:カードA 2017/08/03」であり、この精算レポートペイン91に係る売上データがカードAに保存されてバックアップされたことを示している。「2017/08/03」は、この売上データを保存した時刻を示している。
このように、タッチパネルディスプレイ搭載の電子キャッシュレジスタ8であっても、第1の実施形態と同様の動作により、同様に精算データや点検データなどの売上データのバックアップ状態を容易に把握することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) データをバックアップするための外部装置はスマートフォンに限定されず、任意の装置であってもよい。
(b) 電子キャッシュレジスタがバックアップするデータは、点検データや精算データに限定されず、レシート用紙に印字して記録するためのデータであればよい。
(c) 外部装置との通信路は無線に限定されず、有線であってもよい。
(d) 外部装置との通信プロトコルはBluetooth(登録商標) Low Energyに限定されず、Wi-Fi(登録商標)であってもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
《請求項1》
売上データを外部装置に送信する通信手段と、
前記売上データを印刷させる印刷制御手段と、を備えており、
前記印刷制御手段は、前記売上データが送信済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする売上データ処理装置。
《請求項2》
前記印刷制御手段は、前記売上データを送信した前記外部装置の識別情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
《請求項3》
前記印刷制御手段は、前記売上データを送信した日時情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の売上データ処理装置。
《請求項4》
前記通信手段は、精算モードが指定された際は前記精算モードに対応する精算データとして前記売上データを外部装置に送信する、または、点検モードが指定された際は前記点検モードに対応する点検データとして前記売上データを外部装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
《請求項5》
前記精算モードまたは前記点検モードが指定された際に、前記通信手段により前記売上データを前記外部装置に送信することが可能であるか否かを報知する報知手段、
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の売上データ処理装置。
《請求項6》
前記精算モードまたは前記点検モードが指定された際に、前記印刷制御手段による前記売上データの印刷指示を受け付ける入力制御手段、
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の売上データ処理装置。
《請求項7》
前記印刷制御手段は、前記入力制御手段が印刷指示を受け付けた時点の売上に対応する売上データを取得し、取得された売上データと、当該売上データが送信済みであるか否かの情報と、を併せて印刷させる、
ことを特徴とする請求項6に記載の売上データ処理装置。
《請求項8》
売上データを外部記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、
前記売上データを印刷させる印刷制御手段と、を備えており、
前記印刷制御手段は、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする売上データ処理装置。
《請求項9》
前記売上データを外部装置に送信する通信手段、を更に備えており、
前記印刷制御手段は、前記売上データが送信済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする請求項8に記載の売上データ処理装置。
《請求項10》
通信手段によって売上データを外部装置への送信を試行し、
印刷制御手段によって前記売上データを印刷させる際に、前記売上データが送信済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする売上データ処理方法。
《請求項11》
売上データを外部記憶媒体に記憶させ、
印刷制御手段によって前記売上データを印刷させる際に、前記外部記憶媒体に前記売上データが記憶済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
ことを特徴とする売上データ処理方法。
《請求項12》
コンピュータを、
売上データを外部装置に送信する通信手段、
前記売上データを、前記売上データが送信済みであるか否かの情報を併せて印刷させる印刷制御手段、
として機能させるための売上データ処理プログラム。
《請求項13》
コンピュータを、
売上データを外部記憶媒体に記憶させる記憶制御手段、
前記売上データを、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶済みであるか否かの情報を併せて印刷させる印刷制御手段、
として機能させるための売上データ処理プログラム。
1 サーバ装置
2 スマートフォン
3,8 電子キャッシュレジスタ (売上データ処理装置)
30,80 メモリカードリーダ
31,81 CPU (印刷制御手段、入力制御手段)
32,82 RAM
331,831 ROM
332,832 記憶部
34,84 電源
35 ドロア
36,86 印刷部
361 プリンタカバー
362 ロールペーパ
37 表示部
38 キーボード
381 モードスイッチ
39,89 通信部 (通信手段)
4 メモリカード
51 保存先格納場所
52 送信先格納場所
6a,6b 精算レポート
7a,7b 点検レポート
87 タッチパネルディスプレイ
88 顧客用ディスプレイ
9 精算レポート閲覧画面
91 精算レポートペイン
92 スマートフォン状態テキストボックス
93 メモリカード状態テキストボックス
94 レポート集計条件チェックボックス
95 実行ボタン
96 戻るボタン
97 印刷ボタン

Claims (11)

  1. 売上データを外部記憶媒体に記憶する記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段によって前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたか否か判定する判定手段と、
    前記売上データを印刷させる印刷制御手段と、
    を備え、
    前記印刷制御手段は、前記判定手段によって、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたと判定されたことを条件に、当該外部記憶媒体の識別情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする売上データ処理装置。
  2. 前記印刷制御手段は、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
  3. 前記売上データを外部装置に送信する通信手段を備え、
    前記判定手段は、前記通信手段によって前記売上データが前記外部装置に送信されたか否か判定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の売上データ処理装置。
  4. 前記印刷制御手段は、前記売上データが前記外部装置に送信済みであるか否かの情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の売上データ処理装置。
  5. 前記印刷制御手段は、前記判定手段によって、前記売上データが前記外部装置に送信されたと判定されたことを条件に、当該外部装置の識別情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の売上データ処理装置。
  6. 前記印刷制御手段は、前記記憶制御手段によって前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶された際の日時情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  7. 前記記憶制御手段は、精算モードが指定された際は前記精算モードに対応する精算データとして前記売上データを前記外部記憶媒体に記憶させる、または、点検モードが指定された際は前記点検モードに対応する点検データとして前記売上データを前記外部記憶媒体に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  8. 前記精算モードまたは前記点検モードが指定された際に、前記記憶制御手段により前記売上データを前記外部記憶媒体に記憶することが可能であるか否かを報知する報知手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の売上データ処理装置。
  9. 前記精算モードまたは前記点検モードが指定された際に、前記印刷制御手段による前記売上データの印刷指示を受け付ける入力制御手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の売上データ処理装置。
  10. 記憶制御手段によって売上データを外部記憶媒体に記憶させ、
    判定手段によって前記記憶制御手段が前記売上データを前記外部記憶媒体に記憶したか否か判定し、
    印刷制御手段によって前記売上データを印刷させる際に、前記判定手段が、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたと判定したことを条件に、当該外部記憶媒体の識別情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする売上データ処理方法。
  11. コンピュータを、
    売上データを外部記憶媒体に記憶する記憶制御手段、
    前記記憶制御手段によって前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたか否か判定する判定手段、
    前記売上データを印刷させる印刷制御手段、
    として機能させ、
    前記印刷制御手段は、前記判定手段によって、前記売上データが前記外部記憶媒体に記憶されたと判定されたことを条件に、当該外部記憶媒体の識別情報を併せて印刷させる、
    ことを特徴とする売上データ処理プログラム。
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