JP6490022B2 - Pos端末装置、pos端末設定方法およびpos端末設定プログラム - Google Patents

Pos端末装置、pos端末設定方法およびpos端末設定プログラム Download PDF

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本発明は、POS端末装置、POS端末設定方法およびPOS端末設定プログラムに関する。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売店等では、POS(Point Of Sale)端末装置が広く普及している。POS端末装置は、バーコードスキャナを備え、商品に付されたバーコードをスキャンし、商品コードを取得する。そして、POS端末装置は、取得した商品コードで商品情報ファイルを検索し、商品名や販売価格等の商品情報を取得し、商品情報をプリンタでレシートに印刷する。
POS端末装置は、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)を利用し、ネットワークを介してコンピュータと接続する。POS端末装置で登録された商品の売上情報は、コンピュータによって収集される。
POS端末装置を増設した際に、コンピュータにおいて、POS端末装置をコンピュータに認識するための設定作業に関する技術が知られている。
特開2012−53683号公報
POS端末装置が備えるHDDに故障が発生して新規のHDDに交換した場合、故障したHDDに記憶されていたIPアドレスやデバイスの設定情報を保守員がPOS端末装置に設定し直す必要があった。
POS端末装置におけるネットワークやデバイスに関する設定作業は手動で行われているため、設定作業を行う保守員が技術に精通していることを要する。不慣れな保守員が作業を行う場合、設定作業に時間を要する上に人為的ミスが生じる蓋然性が高い。
このため、POS端末装置におけるネットワークやデバイスの設定作業を軽減することにより、不慣れな保守員であっても実行が可能なPOS端末装置を設定する技術が望まれている。
一側面では、本発明は、設定作業を軽減できるPOS端末装置、POS端末設定方法およびPOS端末設定プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すようなPOS端末装置を提供する。POS端末装置は、1以上のデバイスと接続し、第1の記憶部と第2の記憶部と制御部を備える。第1の記憶部は、POS端末装置に内蔵されたメモリである。第2の記憶部は、POS端末装置が備える記憶装置着脱部に挿入された着脱可能な外部記憶装置である。制御部は、第1の記憶部から第1の設定情報を読み出し、第2の記憶部から第2の設定情報を読み出し、第1の設定情報に含まれる版数と第2の設定情報に含まれる版数とを比較し、第1の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、第1の設定情報を第2の記憶部に記憶第2の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、第2の設定情報を第1の記憶部に記憶し、第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいてPOS端末装置にIPアドレスの設定を行い、第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数と、デバイスが備える記憶部に予め記憶された設定情報に含まれる版数とを比較し、デバイスに記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、デバイスに記憶された設定情報を第1の記憶部および第2の記憶部に記憶し、デバイスに記憶された設定情報に基づいてデバイスの設定を実行し、第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいてデバイスの設定を実行し、デバイスの設定を実行する際に、デバイスがプリンタである場合、第1の記憶部に記憶された設定情報から、プリンタが印刷するレシートの用紙幅とレシートで印字が可能な文字の桁数とを設定する情報を読み出し、プリンタの設定を実行し、デバイスの設定を実行する際に、デバイスがキーボードである場合、第1の記憶部に記憶された設定情報から、POS端末装置で会計を行う際に用いられるキーの位置を設定する情報を読み出し、キーボードの設定を実行し、デバイスの設定を実行する際に、デバイスがスキャナである場合、第1の記憶部に記憶された設定情報からスキャナで読み取るバーコードの規格を設定する情報を読み出し、スキャナの設定を実行する。
一態様によれば、設定作業を軽減できるPOS端末装置、POS端末設定方法およびPOS端末設定プログラムを提供できる。
第1の実施形態のPOS端末装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のPOSシステムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のPOS端末装置の外観の一例を示す図である。 第2の実施形態のPOS端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の設定情報の一例を示す図である。 第2の実施形態のPOS起動処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のリカバリ処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のIPアドレス設定処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のプリンタ設定処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のキーボード設定処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のスキャナ設定処理のフローチャートを示す図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態のPOS端末装置について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態のPOS端末装置の構成の一例を示す図である。
POS端末装置1は、商品のバーコードをスキャナで読み取り、商品の会計処理を行い、会計情報をディスプレイに表示し、会計情報をプリンタでレシートに印刷して出力し、図示しないPOSサーバにネットワークを介して取引に関する情報を送信する機能を有している。POS端末装置1は、制御部2と第1の記憶部3と第2の記憶部4とを備え、1以上のデバイス8と接続する。
制御部2は、POS端末装置1を制御し、POS端末装置1の設定を実行する。なお、POS端末装置1の設定とは、POS端末装置1自身の設定とPOS端末装置1に接続したデバイス8の設定を含む。制御部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、POS端末装置1でプログラム(例えば、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、アプリケーションプログラム)を実行する。
第1の記憶部3と第2の記憶部4は、各種の情報を記憶可能であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や各種メモリ等の記憶装置である。第1の記憶部3は、第1の設定情報6aを記憶する。第1の設定情報6aは、装置設定情報6bと版数6cを含む。第2の記憶部4は、第2の設定情報7aを記憶する。第2の設定情報7aは、装置設定情報7bと版数7cを含む。
装置設定情報6b,7bは、POS端末装置1やPOS端末装置1に接続したデバイス8を設定するためのデバイス設定情報であり、IPアドレスやデバイス8のデバイス設定情報である。デバイス8のデバイス設定情報は、デバイス8ごとに異なる。例えば、デバイス8がキーボードである場合、デバイス8のデバイス設定情報は、キーボードの配置を決定するキーマップ情報等である。また、デバイス8がディスプレイである場合、デバイス8のデバイス設定情報は、解像度や輝度等である。また、デバイス8がスキャナである場合、デバイス8のデバイス設定情報は、スキャナで読み取るバーコードの規格を指定する情報等である。
版数6cは、第1の設定情報6aのバージョン番号や第1の設定情報6aを第1の記憶部3に記憶した日時を示す情報等である。版数7cは、第2の設定情報7aのバージョン番号や第2の設定情報7aを第2の記憶部3に記憶した日時を示す情報等である。
デバイス8は、POS端末装置1に接続する周辺機器であり、スキャナやディスプレイやプリンタやキーボート等を含む。
ここで、POS端末装置1において、POS端末装置1およびデバイス8の設定を行う場合について説明する。制御部2は、第1の記憶部3から第1の設定情報6aを読み出し、第2の記憶部4から第2の設定情報7aを読み出す。制御部2は、第1の設定情報6aに含まれる版数6cと第2の設定情報7aに含まれる版数7cとを比較し、第1の設定情報6aに含まれる版数6cが新しいと判定した場合、第1の設定情報6aを第2の記憶部4に記憶し、第1の設定情報6aに基づいてPOS端末装置1の設定を実行する。制御部2は、第1の設定情報6aに含まれる版数6cと第2の設定情報7aに含まれる版数7cとを比較し、第2の設定情報7aに含まれる版数7cが新しいと判定した場合、第2の設定情報7aを第1の記憶部3に記憶し、第2の設定情報7aに基づいてPOS端末装置1の設定を実行する。言い換えると、制御部2が、第1の記憶部3と第2の記憶部4のどちらに記憶された設定情報が新しいかを判断し、新しい設定情報を用いてPOS端末装置1の設定処理を実行する。このため、POS端末装置1によって、設定処理に要する保守員の作業を自動化でき、この設定作業に関しては不慣れな保守員が作業を行う必要がなくなり、結果として人為的ミスの減少が見込める。
従来、可搬型記憶媒体が故障した後に新規の可搬型記憶媒体に入れ替えた場合、新規の可搬型記憶媒体に設定作業を行うのは、保守員が設定情報が記録されている資料(紙ベースのものや電子データファイルの形式でPOS端末装置に内蔵されたメモリに格納されているもの)を参照しながら、手動で作業をしなければならなかった。そのため保守員は、入力ミス等、間違えて設定作業を行ったり、古い設定情報を用いて設定したりする場合があった。
POS端末装置1によって、設定作業に要する保守員の作業を自動化でき、設定作業を軽減できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態のPOSシステムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態のPOSシステムの構成の一例を示す図である。
POSシステム100は、POSサーバ400と1台または複数台のPOS端末装置200を備え、販売時点情報管理を行う。
POSサーバ400とPOS端末装置200は、ネットワーク160を介して通信可能に接続される。ネットワーク160は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。
POSサーバ400は、POS端末装置200により登録された販売情報等を管理する。POSサーバ400は、TCP/IPを用いてPOS端末装置200と通信可能である。
POS端末装置200は、各種のデバイス(プリンタやスキャナやディスプレイ等)が接続されている。POS端末装置200の詳細について、図3および図4を用いて後で説明する。
次に、POS端末装置の外観について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のPOS端末装置の外観の一例を示す図である。
POS端末装置200は、販売代金の受領作業と商品コードの入力作業を行うための装置である。POS端末装置200は、制御ユニット140と、キーボード105、自動釣銭機106、キャッシュドロア107、自動釣札機108、スキャナ109、タッチパネル110、ディスプレイ111、カスタマディスプレイ112、プリンタ113を有する。また、POS端末装置200は、着脱可能な外部記憶装置300を有する。
制御ユニット140は、POS端末装置200を統括的に制御するコンピュータである。
自動釣銭機106は、顧客から受け取った硬貨の入金と、釣銭の出金とを行う。自動釣札機108は、顧客から受け取った紙幣の入金と、釣札の出金とを行う。キャッシュドロア107は、硬貨および紙幣を収納する収納庫である。
スキャナ109は、商品に付与されたバーコードを読み取るための装置である。オペレータは、スキャナ109を商品に付されたバーコードに向けてかざすことで、スキャナ109を入力装置とした商品コードの入力を行う。商品コードの入力結果は、ディスプレイ111,カスタマディスプレイ112に表示されて、オペレータや顧客が商品コードの入力結果を確認することができる。
ディスプレイ111は、POS端末装置200のリカバリ処理や商品の取引作業を行うための所定のGUI(Graphical User Interface)を表示する。また、ディスプレイ111は、例えば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ111は、タッチパネル110の下層に位置している。ディスプレイ111の表示する画面は、タッチパネル110を透過して、オペレータから視認可能である。オペレータは、ディスプレイ111によって表示された画面を見ながら、タッチパネル110に対するタッチ操作を行うことができる。
キーボード105は、ディスプレイ111に表示されたGUIを操作するための入力装置である。カスタマディスプレイ112は、顧客側に取引情報を表示する表示装置であり、例えば、商品購入代金の合計額、顧客からの預かり金額、釣銭金額等を表示する。
プリンタ113は、顧客の精算処理結果をロール紙に印字してレシートを発行する印字手段である。
外部記憶装置300は、POS端末装置200に着脱可能な記憶装置であり、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)等の記憶部である。外部記憶装置300に故障が発生した場合、オペレータや保守員は、POS端末装置200の電源を切り、故障した外部記憶装置300を取り出し、新しい外部記憶装置300をPOS端末装置200に挿入し、電源を入れてPOS端末装置200を再起動することができる。
次に、POS端末装置のハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のPOS端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
POS端末装置200は、制御ユニット140に各種入出力装置を接続する。制御ユニット140は、CPU140aによって装置全体が制御されている。CPU140aには、バス140gを介してRAM(Random Access Memory)140bと、通信インタフェース140d、グラフィック処理装置140e、入出力インタフェース140f、不揮発性メモリ140h、外部記憶装置300が接続されている。
RAM140bには、CPU140aに実行させるOS(Operating System)のプログラム、POS業務を実行するためのアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM140bには、CPU140aによる処理に必要な各種データが格納される。
不揮発性メモリ140hは、POS端末装置200のシステム設定に必要な情報やファームウェア等を記憶する記憶部であり、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等である。不揮発性メモリ140hは、バス140gを介して情報を書き込むことができる。
外部記憶装置300は、POS端末装置200のシステム設定に必要な情報や、OSやアプリケーションプログラム等を記憶する記憶部であり、例えば、HDDやSSD等である。
グラフィック処理装置140eには、ディスプレイ111およびカスタマディスプレイ112が接続されている。グラフィック処理装置140eはCPU140aからの命令に応じて、POS業務を行うために必要な情報をディスプレイ111およびカスタマディスプレイ112の画面に表示させる。
入出力インタフェース140fには、キーボード105と、自動釣銭機106、キャッシュドロア107、自動釣札機108、スキャナ109、タッチパネル110、プリンタ113が接続されている。入出力インタフェース140fは、キーボード105と、自動釣銭機106、キャッシュドロア107、自動釣札機108、スキャナ109、タッチパネル110、プリンタ113からそれぞれ送られてくる信号をバス140gを介してCPU140aに送信する。
通信インタフェース140dは、例えば、TCP/IP等の通信プロトコルでデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、これらの構成は一例であり、POS端末装置200は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)等からなるモジュールを含んで構成することもできる。
なお、POSサーバ400も、POS端末装置200と同様のハードウェア構成で実現できる。また、上記のハードウェア構成は一例であり、構成部の組み合せは適宜決定される。上記のハードウェア構成のうち、必要のないものを削除するとしてもよい。
次に、設定情報について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の設定情報の一例を示す図である。
図5は、POS端末装置200の設定情報の一例である。図5(A)(B)(C)(D)に示す設定情報は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶される。なお、図5(B)(C)(D)については、設定する対象のデバイス(プリンタ113,キーボード105,スキャナ109)が備える記憶部にも記憶される。
図5(A)は、POS端末装置200のIPアドレスを設定するためのIPアドレス設定情報の一例である。IPアドレス設定情報500は、データ番号と、データ内容を含む。データ番号「1」のデータ内容は、IPアドレスである。IPアドレスは、POS端末装置200をネットワーク上で識別するための番号であり、数字4組をドットで繋いで表記される(例えば、「10.1.128.255」)。
データ番号「2」のデータ内容は、版数(登録日時情報)である。以下、版数(登録日時情報)を版数と記載する。版数は、IPアドレス設定情報500のバージョン番号(例えば、「V1.0」)であってもよいし、IPアドレス設定情報500の登録日時情報(例えば、「2016/3/3 10:00」)であってもよい。
図5(B)は、プリンタ113を設定するためのプリンタ設定情報の一例である。プリンタ設定情報510は、データ番号とデータ内容を含む。データ番号「1」のデータ内容は、用紙幅桁数情報である。用紙幅桁数情報は、プリンタ113で印字するために設定を要する情報であり、例えば、用紙幅と桁数を含む。用紙幅は、プリンタ113で印刷が可能なレシートの幅である。桁数は、プリンタ113で印字が可能な文字の桁数である。なお、これらは、一例に過ぎず、他の情報(文字フォント、文字のサイズ、印刷色、解像度等)を含めてもよい。ここで、用紙幅桁数情報の具体例を示す。例えば、用紙幅桁数情報の値が「1」である場合は、用紙幅「58mm」かつ桁数「38桁」を設定することを示す。また、用紙幅桁数情報の値が「2」である場合は、用紙幅「80mm」かつ桁数「50桁」を設定することを示す。
データ番号「2」のデータ内容は、版数である。版数は、プリンタ設定情報510のバージョン番号(例えば、「V2.0」)であってもよいし、プリンタ設定情報510の登録日時情報(例えば、「2016/3/4 10:00」)であってもよい。
図5(C)は、キーボード105を設定するためのキーボード設定情報である。キーボード設定情報520は、データ番号とデータ内容を含む。データ番号「1」のデータ内容は、キーマップ情報である。キーマップ情報は、会計の処理をする際に必要なキーの場所を設定する情報である。ここで、キーマップ情報の具体例を示す。例えば、キーマップ情報の値が「1」である場合は、テンキーと合計キーの位置をキーボード105の右下に設定することを示す。また、キーマップ情報の値が「2」である場合は、テンキーと合計キーの位置をキーボード105の左下に設定することを示す。
データ番号「2」のデータ内容は、版数である。版数は、キーボード設定情報520のバージョン番号(例えば、「V3.0」)であってもよいし、キーボード設定情報520の登録日時情報(例えば、「2016/3/5 10:00」)であってもよい。
図5(D)は、スキャナ109を設定するためのスキャナ設定情報である。スキャナ設定情報530は、データ番号とデータ内容を含む。データ番号「1」のデータ内容は、バーコード読取設定情報である。バーコード読取設定情報は、スキャナ109で読み取るバーコードの規格を設定する情報である。例えば、バーコード読取設定情報の値が「1」である場合は、JAN(Japan Article Number)8桁をスキャナ109で読み取る設定であることを示す。バーコード読取設定情報の値が「3」である場合は、JAN8桁およびJAN13桁をスキャナ109で読み取る設定であることを示す。バーコード読取設定情報の値が「7」である場合は、JAN8桁,JAN13桁およびUPC(Universal Product Code)をスキャナ109で読み取る設定であることを示す。
データ番号「2」のデータ内容は、版数である。版数は、スキャナ設定情報530のバージョン番号(例えば、「V4.0」)であってもよいし、スキャナ設定情報530の登録日時情報(例えば、「2016/3/6 10:00」)であってもよい。
なお、図5で示した設定情報は、POS端末装置200の設定情報の一例に過ぎず、例えば、自動釣銭機106やディスプレイ111等のデバイスに対しても設定情報を設けることが可能である。このように、デバイスごとに設定情報の版数を管理することで、POS端末装置200は、デバイスごとに最新の設定情報か否かを判定することが可能となる。
次に、POS起動処理について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のPOS起動処理のフローチャートを示す図である。
POS起動処理は、POS端末装置200に電源が投入された後、OSが起動し、リカバリ処理によってPOS端末装置の設定が実行される処理である。POS起動処理は、POS端末装置200の制御部(CPU140a)が実行する処理である。
[ステップS11]制御部は、電源を投入後、OSを起動する。
[ステップS12]制御部は、リカバリ処理を実行する。リカバリ処理は、POS端末装置200の設定情報を記憶部から読み出し、POS端末装置200およびPOS端末装置200に接続しているデバイスを設定する処理である。リカバリ処理は、後で図7を用いて説明する。
[ステップS13]制御部は、POSアプリケーションを起動し、POS起動処理を終了する。なお、POS起動処理の終了後、POS端末装置200では、オペレータによって販売代金の受領作業と商品コードの入力作業が実行されるが、販売代金の受領作業および商品コードの入力作業については説明を省略する。
次に、リカバリ処理について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態のリカバリ処理のフローチャートを示す図である。
リカバリ処理は、POS端末装置200の設定情報を記憶部から読み出し、POS端末装置200およびPOS端末装置200に接続しているデバイスを設定する処理である。リカバリ処理は、POS起動処理のステップS12でPOS端末装置200の制御部(CPU140a)が実行する処理である。
[ステップS21]制御部は、IPアドレス設定処理を実行する。IPアドレス設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500を読み出し、POS端末装置200にIPアドレスを設定する処理である。IPアドレス設定処理は、後で図8を用いて説明する。
[ステップS22]制御部は、プリンタ設定処理を実行する。プリンタ設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510を読み出し、POS端末装置200に接続したプリンタ113を設定する処理である。プリンタ設定処理は、後で図9を用いて説明する。
[ステップS23]制御部は、キーボード設定処理を実行する。キーボード設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520を読み出し、POS端末装置200に接続したキーボード105を設定する処理である。キーボード設定処理は、後で図10を用いて説明する。
[ステップS24]制御部は、スキャナ設定処理を実行する。スキャナ設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530を読み出し、POS端末装置200に接続したスキャナ109を設定する処理である。スキャナ設定処理は、後で図11を用いて説明する。
なお、これらの設定処理は一例に過ぎず、POS端末装置200は、その他のデバイスの設定処理を行うこともできる。
次に、IPアドレス設定処理について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態のIPアドレス設定処理のフローチャートを示す図である。
IPアドレス設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500を読み出し、POS端末装置200にIPアドレスを設定する処理である。
IPアドレス設定処理は、リカバリ処理のステップS21でPOS端末装置200の制御部(CPU140a)が実行する処理である。
[ステップS31]制御部は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300、それぞれからIPアドレス設定情報500を読み出す。
[ステップS32]制御部は、IPアドレス設定情報500が、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300のいずれにおいて記憶されているかを判定する。制御部は、IPアドレス設定情報500が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されている場合にステップS33にすすむ。制御部は、IPアドレス設定情報500が、不揮発性メモリ140hにのみ記憶されている場合にステップS35にすすむ。
制御部は、IPアドレス設定情報500が、外部記憶装置300にのみ記憶されている場合にステップS36にすすむ。制御部は、IPアドレス設定情報500が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されていない場合にステップS37にすすむ。
[ステップS33]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500に含まれる版数が、不揮発性メモリ140hに記憶された版数よりも新しいか否かを判定する。制御部は、例えば、版数としてバージョン番号が記憶されている場合、バージョン番号が大きい版数を新しいと判定する。また、制御部は、版数として登録日時情報が記憶されている場合、登録日時情報が現在の日時に近い版数を新しいと判定する。
制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS34にすすみ、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS35にすすむ。
[ステップS34]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500を不揮発性メモリ140hに書き込む。言い換えると、制御部は、版数が新しいと判定したIPアドレス設定情報500を、不揮発性メモリ140に記憶されたIPアドレス設定情報500に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のIPアドレス設定情報500を記憶できる。
[ステップS35]制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたIPアドレス設定情報500を外部記憶装置300に書き込む。
なお、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合(ステップS33のNO)、制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたIPアドレス設定情報500を外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のIPアドレス設定情報500を記憶できる。
[ステップS36]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500を不揮発性メモリ140hに書き込む。
[ステップS37]制御部は、IPアドレス設定情報500の入力を促す表示をディスプレイ111に表示し、手動でのIPアドレス設定情報500の入力を受け付ける。
[ステップS38]制御部は、入力されたIPアドレス設定情報500に基づき、IPアドレスを設定する。
[ステップS39]制御部は、入力されたIPアドレス設定情報500を外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、IPアドレス設定処理を終了する。
なお、IPアドレスの設定とは、POS端末装置200の記憶部に記憶されたコンフィグレーションファイルやシステムファイル等に、IPアドレスを設定することである。仮に、コンフィグレーションファイルやシステムファイル等に、IPアドレスが設定されていた場合、入力されたIPアドレス設定情報500に基づいて、IPアドレスを更新する。
[ステップS40]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたIPアドレス設定情報500に基づきIPアドレスを設定し、IPアドレス設定処理を終了する。
次に、プリンタ設定処理について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態のプリンタ設定処理のフローチャートを示す図である。
プリンタ設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510を読み出し、POS端末装置200に接続したプリンタ113を設定する処理である。
IPアドレス設定処理は、リカバリ処理のステップS22でPOS端末装置200の制御部(CPU140a)が実行する処理である。
[ステップS41]制御部は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300、それぞれからプリンタ設定情報510を読み出す。
[ステップS42]制御部は、プリンタ設定情報510が、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300のいずれにおいて記憶されているかを判定する。制御部は、プリンタ設定情報510が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されている場合にステップS43にすすむ。制御部は、プリンタ設定情報510が、不揮発性メモリ140hにのみ記憶されている場合にステップS45にすすむ。
制御部は、プリンタ設定情報510が、外部記憶装置300にのみ記憶されている場合にステップS46にすすむ。制御部は、プリンタ設定情報510が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されていない場合にステップS47にすすむ。
[ステップS43]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510に含まれる版数が、不揮発性メモリ140hに記憶された版数よりも新しいか否かを判定する。
制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS44にすすみ、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS45にすすむ。
[ステップS44]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510を不揮発性メモリ140hに書き込む。言い換えると、制御部は、版数が新しいと判定したプリンタ設定情報510を、不揮発性メモリ140に記憶されたプリンタ設定情報510に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のプリンタ設定情報510を記憶できる。
[ステップS45]制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたプリンタ設定情報510を外部記憶装置300に書き込む。
なお、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合(ステップS43のNO)、制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたプリンタ設定情報510を外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のプリンタ設定情報510を記憶できる。
[ステップS46]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510を不揮発性メモリ140hに書き込む。
[ステップS47]制御部は、プリンタ113が備える記憶部にプリンタ設定情報510が記憶されているか否かを判定し、記憶されていない場合はステップS48にすすみ、記憶されている場合はステップS52にすすむ。
[ステップS48]制御部は、プリンタ設定情報510の入力を促す表示をディスプレイ111に表示する。制御部は、キーボード105やタッチパネル110を介して、手動でプリンタ設定情報510の入力を受け付ける。
[ステップS49]制御部は、入力されたプリンタ設定情報510に基づき、プリンタ113を設定する。
[ステップS50]制御部は、入力されたプリンタ設定情報510を外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、プリンタ設定処理を終了する。
[ステップS51]制御部は、プリンタ113の記憶部に記憶されたプリンタ設定情報510の版数と外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510の版数とを比較し、プリンタ113に記憶された版数が新しいか否かを判定する。制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数が新しい場合はステップS53にすすみ、プリンタ113に記憶された版数のほうが新しい場合はステップS52にすすむ。
[ステップS52]制御部は、プリンタ113が備える記憶部からプリンタ設定情報510を読み出し、外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、プリンタ設定処理を終了する。
なお、プリンタ113が備える記憶部にプリンタ設定情報510が記憶されていた場合、既にプリンタ113の設定がされているものとし、制御部は、プリンタ113の設定を省略できるものとする。他のデバイスについても同様とする。
[ステップS53]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたプリンタ設定情報510に基づきプリンタ113を設定し、プリンタ設定処理を終了する。
なお、プリンタ113の設定とは、制御部がPOS端末装置200におけるプリンタ113のデバイスドライバの設定を行うことや、プリンタ113に対してプリンタ設定情報510を送信することを含む。プリンタ113において、送信されたプリンタ設定情報510をプリンタ113が備える記憶部に記憶し、必要な設定を行う。
次に、キーボード設定処理について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態のキーボード設定処理のフローチャートを示す図である。
キーボード設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520を読み出し、POS端末装置200に接続したキーボード105を設定する処理である。
キーボード設定処理は、リカバリ処理のステップS23でPOS端末装置200の制御部(CPU140a)が実行する処理である。
[ステップS61]制御部は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300それぞれからキーボード設定情報520を読み出す。
[ステップS62]制御部は、キーボード設定情報520が、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300のいずれにおいて記憶されているかを判定する。制御部は、キーボード設定情報520が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されている場合にステップS63にすすむ。制御部は、キーボード設定情報520が、不揮発性メモリ140hにのみ記憶されている場合にステップS65にすすむ。
制御部は、キーボード設定情報520が、外部記憶装置300にのみ記憶されている場合にステップS66にすすむ。制御部は、キーボード設定情報520が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されていない場合にステップS67にすすむ。
[ステップS63]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520に含まれる版数が、不揮発性メモリ140hに記憶されたキーボード設定情報520の版数よりも新しいか否かを判定する。
制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS64にすすみ、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS65にすすむ。
[ステップS64]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520を不揮発性メモリ140hに書き込む。言い換えると、制御部は、版数が新しいと判定したキーボード設定情報520を、不揮発性メモリ140に記憶されたキーボード設定情報520に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のキーボード設定情報520を記憶できる。
[ステップS65]制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたキーボード設定情報520を外部記憶装置300に書き込む。
なお、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合(ステップS63のNO)、制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたキーボード設定情報520を外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のキーボード設定情報520を記憶できる。
[ステップS66]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520を不揮発性メモリ140hに書き込む。
[ステップS67]制御部は、キーボード105が備える記憶部にキーボード設定情報520が記憶されているか否かを判定し、記憶されていない場合はステップS68にすすみ、記憶されている場合はステップS72にすすむ。
[ステップS68]制御部は、キーボード設定情報520の入力を促す表示をディスプレイ111に表示する。制御部は、キーボード105やタッチパネル110を介して、手動でキーボード設定情報520の入力を受け付ける。
[ステップS69]制御部は、入力されたキーボード設定情報520に基づき、キーボード105を設定する。
[ステップS70]制御部は、入力されたキーボード設定情報520を外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、キーボード設定処理を終了する。
[ステップS71]制御部は、キーボード105の記憶部に記憶されたキーボード設定情報520の版数と外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520の版数とを比較し、キーボード105に記憶された版数が新しいか否かを判定する。制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数が新しい場合はステップS73にすすみ、キーボード105に記憶された版数のほうが新しい場合はステップS72にすすむ。
[ステップS72]制御部は、キーボード105が備える記憶部からキーボード設定情報520を読み出し、外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、キーボード設定処理を終了する。
[ステップS73]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたキーボード設定情報520に基づきキーボード105を設定し、キーボード設定処理を終了する。
なお、キーボードの設定とは、制御部がPOS端末装置200におけるキーボード105のデバイスドライバの設定を行うことや、キーボード105に対してキーボード設定情報520を送信することを含む。キーボード105において、送信されたキーボード設定情報520をキーボード105が備える記憶部に記憶し、必要な設定を行う。
次に、スキャナ設定処理について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態のスキャナ設定処理のフローチャートを示す図である。
スキャナ設定処理は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530を読み出し、POS端末装置200に接続したスキャナ109を設定する処理である。
スキャナ設定処理は、リカバリ処理のステップS24でPOS端末装置200の制御部(CPU140a)が実行する処理である。
[ステップS81]制御部は、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300それぞれからスキャナ設定情報530を読み出す。
[ステップS82]制御部は、スキャナ設定情報530が、不揮発性メモリ140hおよび外部記憶装置300のいずれにおいて記憶されているかを判定する。制御部は、スキャナ設定情報530が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されている場合にステップS83にすすむ。制御部は、スキャナ設定情報530が、不揮発性メモリ140hにのみ記憶されている場合にステップS85にすすむ。
制御部は、スキャナ設定情報530が、外部記憶装置300にのみ記憶されている場合にステップS86にすすむ。制御部は、スキャナ設定情報530が、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300の両方に記憶されていない場合にステップS87にすすむ。
[ステップS83]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530に含まれる版数が、不揮発性メモリ140hに記憶されたスキャナ設定情報530の版数よりも新しいか否かを判定する。
制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS84にすすみ、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合はステップS85にすすむ。
[ステップS84]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530を不揮発性メモリ140hに書き込む。言い換えると、制御部は、版数が新しいと判定したスキャナ設定情報530を、不揮発性メモリ140に記憶されたスキャナ設定情報530に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のスキャナ設定情報530を記憶できる。
[ステップS85]制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたスキャナ設定情報530を外部記憶装置300に書き込む。
なお、不揮発性メモリ140hに記憶された版数のほうが新しいと判定した場合(ステップS83のNO)、制御部は、不揮発性メモリ140hに記憶されたスキャナ設定情報530を外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530に上書きする。これにより、制御部は、外部記憶装置300および不揮発性メモリ140hの両方に最新の版数のスキャナ設定情報530を記憶できる。
[ステップS86]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530を不揮発性メモリ140hに書き込む。
[ステップS87]制御部は、スキャナ109が備える記憶部にスキャナ設定情報530が記憶されているか否かを判定し、記憶されていない場合はステップS88にすすみ、記憶されている場合はステップS92にすすむ。
[ステップS88]制御部は、スキャナ設定情報530の入力を促す表示をディスプレイ111に表示する。制御部は、キーボード105やタッチパネル110を介して、手動でスキャナ設定情報530の入力を受け付ける。
[ステップS89]制御部は、入力されたスキャナ設定情報530に基づき、スキャナ109を設定し、スキャナ設定処理を終了する。
[ステップS90]制御部は、入力されたスキャナ設定情報530を外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、スキャナ設定処理を終了する。
[ステップS91]制御部は、スキャナ109の記憶部に記憶されたスキャナ設定情報530の版数と外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530の版数とを比較し、スキャナ109に記憶された版数が新しいか否かを判定する。制御部は、外部記憶装置300に記憶された版数が新しい場合はステップS93にすすみ、スキャナ109に記憶された版数のほうが新しい場合はステップS92にすすむ。
[ステップS92]制御部は、スキャナ109が備える記憶部からスキャナ設定情報530を読み出し、外部記憶装置300と不揮発性メモリ140hに書き込み、スキャナ設定処理を終了する。
[ステップS93]制御部は、外部記憶装置300に記憶されたスキャナ設定情報530に基づきスキャナ109を設定し、スキャナ設定処理を終了する。
なお、スキャナ109の設定とは、制御部がPOS端末装置200におけるスキャナ109のデバイスドライバの設定を行うことや、スキャナ109に対してスキャナ設定情報530を送信することを含む。スキャナ109において、送信されたスキャナ設定情報530をスキャナ109が備える記憶部に記憶し、必要な設定を行う。
このように、POS端末装置200は、不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300とデバイスの記憶部に記憶されている設定情報の版数を比較し、新しい版数を有する設定情報を用いてネットワークやデバイスの設定を実行できる。不揮発性メモリ140hと外部記憶装置300とデバイスの記憶部のいずれかに設定情報が記憶されている場合、POS端末装置200は、手動で設定情報を入力する手間を省き最新の設定情報を用いてPOS端末装置200を設定することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、POS端末装置1,200が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、不揮発性メモリ140h等にインストールされ装置と一緒に出荷される。なお、処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。また、処理内容を記述したプログラムは、ネットワークを介して転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、不揮発性メモリ140hにインストールされたプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。
また、プログラムで記述された処理の一部または全てを、電子回路に置き換えることが可能である。例えば、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現してもよい。
1,200 POS端末装置
2 制御部
3 第1の記憶部
4 第2の記憶部
6a 第1の設定情報
7a 第2の設定情報
6b,7b 装置設定情報
6c,7c 版数
8 デバイス
100 POSシステム
160 ネットワーク
400 POSサーバ

Claims (3)

  1. 第1の記憶部と第2の記憶部とを備え、1以上のデバイスと接続したPOS端末装置であって、
    前記第1の記憶部は、前記POS端末装置に内蔵されたメモリであり、
    前記第2の記憶部は、前記POS端末装置が備える記憶装置着脱部に挿入された着脱可能な外部記憶装置であり、
    前記第1の記憶部から第1の設定情報を読み出し、
    前記第2の記憶部から第2の設定情報を読み出し、
    前記第1の設定情報に含まれる版数と前記第2の設定情報に含まれる版数とを比較し、
    前記第1の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第1の設定情報を前記第2の記憶部に記憶し
    前記第2の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第2の設定情報を前記第1の記憶部に記憶し
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記POS端末装置にIPアドレスの設定を行い、
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数と、前記デバイスが備える記憶部に予め記憶された設定情報に含まれる版数とを比較し、
    前記デバイスに記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記デバイスに記憶された設定情報を前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に記憶し、前記デバイスに記憶された設定情報に基づいて前記デバイスの設定を実行し、
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記デバイスの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがプリンタである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から、前記プリンタが印刷するレシートの用紙幅と前記レシートで印字が可能な文字の桁数とを設定する情報を読み出し、前記プリンタの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがキーボードである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から、前記POS端末装置で会計を行う際に用いられるキーの位置を設定する情報を読み出し、前記キーボードの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがスキャナである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から前記スキャナで読み取るバーコードの規格を設定する情報を読み出し、前記スキャナの設定を実行する制御部、
    を備えるPOS端末装置。
  2. 第1の記憶部と第2の記憶部とを備え、1以上のデバイスと接続したPOS端末装置におけるPOS端末設定方法であって、
    前記第1の記憶部は、前記POS端末装置に内蔵されたメモリであり、
    前記第2の記憶部は、前記POS端末装置が備える記憶装置着脱部に挿入された着脱可能な外部記憶装置であり、
    前記POS端末装置に備えられた制御部は、
    前記第1の記憶部から第1の設定情報を読み出し、
    前記第2の記憶部から第2の設定情報を読み出し、
    前記第1の設定情報に含まれる版数と前記第2の設定情報に含まれる版数とを比較し、
    前記第1の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第1の設定情報を前記第2の記憶部に記憶し
    前記第2の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第2の設定情報を前記第1の記憶部に記憶し
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記POS端末装置にIPアドレスの設定を行い、
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数と、前記デバイスが備える記憶部に予め記憶された設定情報に含まれる版数とを比較し、
    前記デバイスに記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記デバイスに記憶された設定情報を前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に記憶し、前記デバイスに記憶された設定情報に基づいて前記デバイスの設定を実行し、
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記デバイスの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがプリンタである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から、前記プリンタが印刷するレシートの用紙幅と前記レシートで印字が可能な文字の桁数とを設定する情報を読み出し、前記プリンタの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがキーボードである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から、前記POS端末装置で会計を行う際に用いられるキーの位置を設定する情報を読み出し、前記キーボードの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがスキャナである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から前記スキャナで読み取るバーコードの規格を設定する情報を読み出し、前記スキャナの設定を実行する、
    POS端末設定方法。
  3. 第1の記憶部と第2の記憶部とを備え、1以上のデバイスと接続したPOS端末装置におけるPOS端末設定プログラムであって、
    前記第1の記憶部は、前記POS端末装置に内蔵されたメモリであり、
    前記第2の記憶部は、前記POS端末装置が備える記憶装置着脱部に挿入された着脱可能な外部記憶装置であり、
    前記POS端末設定プログラムは、
    前記第1の記憶部から第1の設定情報を読み出し、
    前記第2の記憶部から第2の設定情報を読み出し、
    前記第1の設定情報に含まれる版数と前記第2の設定情報に含まれる版数とを比較し、
    前記第1の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第1の設定情報を前記第2の記憶部に記憶し
    前記第2の設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第2の設定情報を前記第1の記憶部に記憶し
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記POS端末装置にIPアドレスの設定を行い、
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数と、前記デバイスが備える記憶部に予め記憶された設定情報に含まれる版数とを比較し、
    前記デバイスに記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記デバイスに記憶された設定情報を前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に記憶し、前記デバイスに記憶された設定情報に基づいて前記デバイスの設定を実行し、
    前記第1の記憶部に記憶された設定情報に含まれる版数が新しいと判定した場合、前記第1の記憶部に記憶された設定情報に基づいて前記デバイスの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがプリンタである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から、前記プリンタが印刷するレシートの用紙幅と前記レシートで印字が可能な文字の桁数とを設定する情報を読み出し、前記プリンタの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがキーボードである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から、前記POS端末装置で会計を行う際に用いられるキーの位置を設定する情報を読み出し、前記キーボードの設定を実行し、
    前記デバイスの設定を実行する際に、前記デバイスがスキャナである場合、前記第1の記憶部に記憶された前記設定情報から前記スキャナで読み取るバーコードの規格を設定する情報を読み出し、前記スキャナの設定を実行する、
    処理をPOS端末装置に実行させるPOS端末設定プログラム。
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