以下、図面を用いて実施形態について説明する。
図1は、POS(Point Of Sales)端末1及びサーバ2を例示するブロック図である。
POS端末1及びサーバ2は、ネットワークを介して互いに通信自在に接続する。
POS端末1は、店舗内に設置され、商品の決済を行うことを可能とする機器であり得る。POS端末1は、オフラインでの決済及び決済センタとの通信による決済の両方に対応する。例えば、オフラインでの決済は、現金及び商品券などによる決済である。例えば、決済センタとの通信による決済は、クレジットカード、電子マネー、デビットカード及びコード決済などによる決済である。
POS端末1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信インタフェース14、入力デバイス15、表示デバイス16、印刷デバイス17及び読取デバイス18を含むコンピュータである。POS端末1を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図1では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
プロセッサ11は、POS端末1の中枢部分に相当する。例えば、プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ11は、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ11は、メインメモリ12または補助記憶デバイス13に予め記憶されているプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
メインメモリ12は、POS端末1の主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
補助記憶デバイス13は、POS端末1の補助記憶部分に相当する。例えば、補助記憶デバイス13は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)またはSSD(Solid State Drive)などである。補助記憶デバイス13は、上述のプログラム、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ11での処理によって生成されるデータを記憶する。
通信インタフェース14は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、POS端末1を他の機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
入力デバイス15は、POS端末1へデータまたは指示を入力可能なデバイスである。例えば、入力デバイス15は、キーボードまたはタッチパネルなどである。入力デバイス15は、入力部の一例である。
表示デバイス16は、プロセッサ11の制御により種々の画面を表示可能なデバイスである。例えば、表示デバイス16は、液晶ディスプレイまたはEL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。表示デバイス16は、表示部の一例である。
印刷デバイス17は、レシートなどに情報を印刷するデバイスである。例えば、印刷デバイス17は、サーマルプリンタまたはインクジェットプリンタなどである。
読取デバイス18は、種々のデータを読取可能なデバイスである。例えば、読取デバイス18は、接触式ICカードからデータを読取可能なリーダを含む。例えば、読取デバイス18は、非接触式ICカードまたはRFID(Radio Frequency Identification)を使用した記録媒体からデータを読取可能なリーダを含む。例えば、読取デバイス18は、カード媒体の磁気ストライプからデータを読取可能なリーダを含む。例えば、読取デバイス18は、コードシンボルからデータを読取可能なスキャナを含む。コードシンボルは、バーコードシンボル及びQRコード(登録商標)などの二次元コードシンボルなどである。スキャナは、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもいいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
なお、POS端末1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。POS端末1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
サーバ2は、店舗内または店舗外に設置され、店舗で販売されている各商品に関するデータを管理する機器であり得る。
サーバ2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23及び通信インタフェース24を含むコンピュータである。サーバ2を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
プロセッサ21は、サーバ2の中枢部分に相当する。プロセッサ21は、上述のプロセッサ11と同様のハードウェア構成である。プロセッサ21は、メインメモリ22または補助記憶デバイス23に予め記憶されているプログラムをメインメモリ22に展開する。プログラムは、サーバ2のプロセッサ21に後述する各部を実現させるプログラムである。プロセッサ21は、メインメモリ22に展開されるプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
メインメモリ22は、サーバ2の主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、上述のメインメモリ12と同様のハードウェア構成である。メインメモリ22は、プログラムを記憶する。
補助記憶デバイス23は、サーバ2の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、上述の補助記憶デバイス13と同様のハードウェア構成である。補助記憶デバイス23は、上述のプログラムを記憶する。補助記憶デバイス23は、商品データベースを記憶する。商品データベースは、店舗内で販売されている各商品に関するデータを記憶する。商品データベースの構成例については後述する。補助記憶デバイス23は、記憶部の一例である。
通信インタフェース24は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、サーバ2を他の機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
なお、サーバ2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
上述のプロセッサ21に実装される各部について説明する。
プロセッサ21は、第1の表示制御部211、第2の表示制御部212、第3の表示制御部213、第4の表示制御部214、検出部215、第1の取得部216、第2の取得部217及び反映部218を実装する。プロセッサ21に実装される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ21に実装される各部は、プロセッサ21及びメインメモリ22を含む制御部に実装されるということもできる。
第1の表示制御部211は、第1の登録画面をPOS端末1の表示デバイス16に表示させる。第1の登録画面は、複数の商品に対する新たな売価の一括設定の登録に用いられる画面である。売価は、実際に販売する際の商品の価格である。新たな売価は、実売単価からの変更後の単価である。新たな売価は、新売価ともいう。実売単価は、現在の売価である。実売単価は、売価の変更によって変動する。複数の商品に対する新たな実売単価の一括設定の登録は、一括設定の登録と表記する。第1の登録画面は、第1の画面の一例である。第1の登録画面の構成例については後述する。
第2の表示制御部212は、第2の登録画面をPOS端末1の表示デバイス16に表示させる。第2の登録画面は、一括設定の登録に用いられる画面である。第2の登録画面は、第1の登録画面から遷移する画面である。第2の登録画面は、第2の画面の一例である。第2の登録画面の構成例については後述する。
第3の表示制御部213は、第1の削除画面をPOS端末1の表示デバイス16に表示させる。第1の削除画面は、一括設定の登録後の一部または全部の商品に対する設定の削除に用いられる画面である。削除は、取消の意図も含む。一括設定の登録後の一部または全部の商品に対する設定の削除は、設定の削除と表記する。第1の削除画面の構成例については後述する。
第4の表示制御部214は、第2の削除画面をPOS端末1の表示デバイス16に表示させる。第2の削除画面は、設定の削除に用いられる画面である。第2の削除画面は、第1の削除画面から遷移する画面である。第2の削除画面は、第2の削除画面の構成例については後述する。
検出部215は、第1の登録画面、第2の登録画面、第1の削除画面及び第2の削除登録画面における各種ボタンの押下を検出する。
第1の取得部216は、第1の登録画面及び第1の削除画面で入力された情報を取得する。
第2の取得部217は、商品データベースから商品に関するデータを取得する。
反映部218は、第2の登録画面及び第2の削除画面での設定を商品データベースに反映する。
商品データベースの構成例について説明する。
図2は、商品データベースを例示する図である。
商品データベースは、「商品コード」項目、「自社コード」項目、「商品名」項目、「メーカ単価」項目、「定番単価」項目、「原価」項目及び「実売単価」項目を含む。
「商品コード」項目は、商品コードをセットする項目である。商品コードは、各商品に一意に付与されたコードである。商品コードは、商品毎に異なる。例えば、青色コップの商品コードは、他の商品の商品コードとは異なる。例えば、商品コードはJANコードである。商品コードは、第1のコードの一例である。付与されることは、関連付けられる、紐付けられる及び識別されることの意図を含む。
「自社コード」項目は、自社コードをセットする項目である。自社コードは、商品コードのように商品固有のコードではなく、自社で自由に発番して付与可能なコードである。自社コードは、複数の商品のそれぞれに共通(同一)に付与されたコードである。異なる商品コードの複数の商品には、同じ自社コードが付与される。例えば、色違いまたは柄違いなどの類似する複数の商品には、同じ自社コードが付与される。例えば、青色コップ、赤色コップ、黄色コップ及び白色コップの自社コードは、同じである。自社コードは、第2のコードの一例である。
「商品名」項目は、商品名をセットする項目である。商品名は、商品の名称である。
「メーカ単価」項目は、メーカ単価をセットする項目である。メーカ単価は、メーカによって設定された商品の希望小売価格である。
「定番単価」項目は、定番単価をセットする項目である。定番単価は、店舗で最初に付けられたベースとなる商品の販売価格である。
「原価」項目は、原価をセットする項目である。原価は、商品の仕入れ値である。
「実売単価」項目は、実売単価をセットする項目である。実売単価は、上述のとおりである。例えば、実売単価は定番単価をベースとして変更された現在の売価である。なお、実売単価は定番単価から変更されていないこともある。この場合、実売単価は、定番単価と同じ価格である。
商品データベースは、商品コード、自社コード、商品名、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を互いに関連付けた商品毎のレコードを管理する。商品データベースは、一括設定の登録で新売価への変更を適用したことを示す情報を商品に関連付けて記憶していてもよい。
サーバ2は、新商品のレコードの追加に応じて商品データベースを適宜更新し得る。サーバ2は、後述するように、一括設定の登録または設定の削除に応じて、「実売単価」項目にセットされる実売単価を更新する。
まず、一括設定の登録例について説明する。
一括設定の登録は、ある自社コードを付与された全ての商品の全部または一部に対して一括で新売価の設定を登録するものである。
第1の登録画面の構成例について説明する。
図3は、POS端末1の表示デバイス16に表示される第1の登録画面30を例示する図である。
第1の登録画面30は、コード入力欄31、新売価入力欄32、開始日時入力欄33、終了日時入力欄34及び確定ボタン35を含む。
コード入力欄31は、商品コードまたは自社コードを入力する欄である。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、実売単価の変更対象となる商品に付与された商品コードをコード入力欄31に入力する。管理者は、実売単価の変更対象となる商品に付されたコードシンボルを読取デバイス18で読み取らせ、この商品に付与された商品コードをコード入力欄31に入力させてもよい。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、実売単価の変更対象となる商品に付与された自社コードをコード入力欄31に入力する。コード入力欄31は、第1の入力欄ともいう。
新売価入力欄32は、新売価を入力する欄である。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、実売単価の変更対象となる商品の新売価を新売価入力欄32に入力する。新売価入力欄32は、第2の入力欄ともいう。
開始日時入力欄33は、開始日時を入力する欄である。開始日時は、新売価の適用を開始する日時である。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、開始日時を開始日時入力欄33に入力する。
終了日時入力欄34は、終了日時を入力する欄である。終了日時は、新売価の適用を終了する日時である。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、終了日時を終了日時入力欄34に入力する。
確定ボタン35は、コード入力欄31、新売価入力欄32、開始日時入力欄33及び終了日時入力欄34に入力された情報を確定させるボタンである。例えば、管理者は、コード入力欄31、新売価入力欄32、開始日時入力欄33及び終了日時入力欄34に入力された情報の確認後に、入力デバイス15を用いて確定ボタン35を押下する。
第2の登録画面の構成例について説明する。
図4及び図5は、POS端末1の表示デバイス16に表示される第2の登録画面40を例示する図である。第2の登録画面40は、第1の登録画面30における確定ボタン35の押下に応じて第1の登録画面30から遷移する画面である。
第2の登録画面40は、自社コード表示欄41、開始日時表示欄42、終了日時表示欄43、一覧表示欄44、除外ボタン45、除外解除ボタン46及び反映ボタン47を含む。
自社コード表示欄41は、自社コードを表示する欄である。自社コード表示欄41に表示された自社コードは、コード入力欄31に入力された商品コードに対応する商品の自社コードまたはコード入力欄31に入力された自社コードに対応する。コード入力欄31に入力された商品コードに対応する商品の自社コードまたはコード入力欄31に入力された自社コードは、コード入力欄31に入力されたコードに基づく自社コードと表記する。
コード入力欄31に商品コードが入力された場合について説明する。自社コード表示欄41は、コード入力欄31に入力された商品コードに対応する商品の自社コードを表示する。例えば、コード入力欄31に商品コード「45・・・819」が入力されたとする。自社コード表示欄41は、商品コード「45・・・819」に対応する商品「青色コップ」の自社コード「1234」を表示する。
コード入力欄31に自社コードが入力された場合について説明する。自社コード表示欄41は、コード入力欄31に入力された自社コードを表示する。例えば、コード入力欄31に自社コード「1234」が入力されたとする。自社コード表示欄41は、自社コード「1234」を表示する。
開始日時表示欄42は、開始日時入力欄33に入力された開始日時を表示する欄である。
終了日時表示欄43は、終了日時入力欄34に入力された終了日時を表示する欄である。
一覧表示欄44は、自社コード表示欄41に表示された自社コードを付与された全ての商品の一覧を表示する欄である。一覧表示欄44は、「商品コード」項目、「商品名」項目、「メーカ単価」項目、「定番単価」項目、「原価」項目、「実売単価」項目、「新売価」項目及び「除外対象」項目を含む。
「商品コード」項目は、商品コードを表示する。「商品コード」項目に表示される商品コードは、自社コード表示欄41に表示された自社コードを付与された全ての商品の商品コードである。「商品コード」項目に表示される商品コードは、商品データベースから抽出される。
「商品名」項目は、商品名を表示する。「商品名」項目に表示される商品名は、「商品コード」項目に表示された各商品コードに関連付けられている。「商品名」項目に表示される商品名は、商品データベースから抽出される。
「メーカ単価」項目は、メーカ単価を表示する。「メーカ単価」項目に表示されるメーカ単価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「メーカ単価」項目に表示されるメーカ単価は、商品データベースから抽出される。
「定番単価」項目は、定番単価を表示する。「定番単価」項目に表示される定番単価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「定番単価」項目に表示される定番単価は、商品データベースから抽出される。
「原価」項目は、原価を表示する。「原価」項目に表示される原価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「原価」項目に表示される原価は、商品データベースから抽出される。
「実売単価」項目は、実売単価を表示する。「実売単価」項目に表示される実売単価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「実売単価」項目に表示される実売単価は、商品データベースから抽出される。
「新売価」項目は、新売価を示す。「新売価」項目に表示される新売価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「新売価」項目に表示される新売価は、新売価入力欄32に入力された新売価である。各商品コードに関連付けられた新売価は、全て同じ額である。
「除外対象」項目は、管理者による商品の選択に基づいて除外マークを表示する。除外マークは、除外対象商品を示すマークである。マークは、文字、記号及び図形など識別可能な表記であればよい。除外対象商品は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち新売価への変更を非適用とする商品である。
一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち除外マークが表示された商品は、除外マークと関連付けられた商品である。一覧表示欄44において除外マークが表示された商品は、新売価への変更を非適用とする商品である。除外マークが表示された商品は、新売価への変更対象から除外される。例えば、図5を参照すると、除外マークが表示された赤色コップ及び黄色コップは、新売価への変更を非適用とする商品である。
他方、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち除外マークが非表示の商品は、除外マークと関連付けられていない商品である。一覧表示欄44において除外マークが非表示の商品は、新売価への変更を適用する商品である。例えば、図5を参照すると、除外マークが非表示の青色コップ及び白色コップは、新売価への変更を適用する商品である。
一覧表示欄44は、一覧表示欄44に表示された全ての商品(商品コードまたは商品名)のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を一覧表示欄44に表示する。なお、一覧表示欄44は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価のうちの何れか一つを表示してもよい。一覧表示欄44は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のそれぞれに関連付けて新売価を表示する。一覧表示欄44は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち管理者によって選択された新売価への変更を非適用とする商品については、商品に除外マークを関連付けて表示する。一覧表示欄44は、除外マークにより、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち新売価への変更を非適用とする商品を、新売価への変更を適用する商品と識別可能な態様で表示する。一覧表示欄44は、除外マークによらず、新売価への変更を非適用とする商品を、新売価への変更を適用する商品と識別可能な態様で表示してもよい。一覧表示欄44は、新売価への変更を非適用とする商品(商品コードまたは商品名など)を、新売価への変更を適用する商品と異なる色で表示するようにしてもよい。
除外ボタン45は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち新売価への変更を非適用とする商品を選択するボタンである。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて一覧表示欄44に表示された全ての商品の中から新売価への変更を非適用とする商品を選択した後に除外ボタン45を押下する。管理者は、除外ボタン45により、同じ自社コードの商品であっても新売価へ変更したくない商品については、新売価への変更を非適用とすることができる。これにより、図5に示すように、第2の登録画面40は、一覧表示欄44において、新売価への変更を非適用とする商品に関連付けて除外マークを表示する。例えば、第2の登録画面40は、一覧表示欄44において、赤色コップ及び黄色コップのそれぞれに関連付けて除外マークを表示する。
除外解除ボタン46は、新売価への変更を非適用とする商品の選択を解除するボタンである。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて除外マークに関連付けられた商品を選択した後に除外解除ボタン46を押下する。これにより、除外マークは表示から非表示へ遷移する。
反映ボタン47は、第2の登録画面40での設定を確定し、第2の登録画面40での設定を商品データベースに反映させるボタンである。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、第2の登録画面40での新売価への変更を非適用とする商品の選択後に反映ボタン47を押下する。
第2の登録画面40は、上述の除外ボタン45及び除外解除ボタン46により、一覧表示欄44に表示される全ての商品の中から新売価への変更を非適用とする商品を選択可能な画面となる。
図6は、第2の登録画面40での設定を反映した商品データベースを例示する図である。
反映部218は、検出部215による反映ボタン47の押下の検出に基づいて、第2の登録画面40での設定を商品データベースに反映する。ここでは、図5に示す第2の登録画面40での設定を参照する。反映部218は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち除外マークが非表示の商品の実売単価を新売価に更新する。例えば、反映部218は、除外マークが非表示の青色コップ及び白色コップに関連付けられた「実売単価」項目にセットする実売単価を210円から180円に更新する。反映部218は、実売単価を更新した商品に関連付けて開始日時入力欄33に入力された開始日時及び終了日時入力欄34に入力された終了日時を商品データベースに記憶させてもよい。他方、反映部218は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち除外マークが表示された商品の実売単価を更新しない。例えば、反映部218は、除外マークが表示された赤色コップ及び黄色コップに関連付けられた「実売単価」項目にセットする実売単価を210円のまま維持する。
サーバ2による処理手順について説明する。
図7は、サーバ2による登録制御処理を例示するフローチャートである。
第1の表示制御部211は、第1の登録画面30をPOS端末1の表示デバイス16に表示させる(ACT101)。ACT101では、例えば、第1の表示制御部211は、通信インタフェース24を介して、管理者により入力デバイス15を用いて入力された登録開始指示をPOS端末1から取得する。第1の表示制御部211は、登録開始指示の取得に応じて、通信インタフェース24を介して、第1の登録画面30のデータ及び第1の登録画面30の表示指示をPOS端末1へ出力する。これにより、第1の表示制御部211は、第1の登録画面30を表示デバイス16に表示させる。
検出部215は、第1の登録画面30に含まれる確定ボタン35が押下されたか否かを検出する(ACT102)。ACT102では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、確定ボタン35の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、確定ボタン35の押下に応じた信号の取得に応じて、確定ボタン35の押下を検出する。検出部215は、確定ボタン35の押下を検出しない場合(ACT102、NO)、確定ボタン35の押下の検出を続ける。
検出部215が確定ボタン35の押下を検出した場合(ACT102、YES)、第1の取得部216は、第1の登録画面30で入力された情報を取得する(ACT103)。ACT103では、例えば、第1の取得部216は、通信インタフェース24を介して、第1の登録画面30で入力された情報をPOS端末1から取得する。第1の登録画面30で入力された情報は、コード入力欄31に入力された商品コードまたは自社コード及び新売価入力欄32に入力された新売価を含む。第1の登録画面30で入力された情報は、開始日時入力欄33に入力された開始日時及び終了日時入力欄34に入力された終了日時を含む。
第2の取得部217は、第1の取得部216によって取得されたコード入力欄31に入力された商品コードまたは自社コードに基づいて、商品に関するデータを取得する(ACT104)。ACT104では、例えば、第2の取得部217は、補助記憶デバイス23に記憶されている商品データベースを参照する。第2の取得部217は、コード入力欄31に入力されたコードに基づく自社コードを付与された全ての商品に関するデータを商品データベースから取得する。例えば、商品に関するデータは、商品コード、自社コード、商品名、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を含む。
コード入力欄31に商品コードが入力された場合について説明する。第2の取得部217は、コード入力欄31に入力された商品コードに対応する商品の自社コードを付与された全ての商品に関するデータを商品データベースから取得する。例えば、コード入力欄31に商品コード「45・・・819」が入力されたとする。第2の取得部217は、商品コード「45・・・819」に対応する商品「青色コップ」の自社コード「1234」を抽出する。第2の取得部217は、自社コード「1234」を付与された全ての商品(青色コップ、赤色コップ、黄色コップ及び白色コップ)に関するデータを取得する。
コード入力欄31に自社コードが入力された場合について説明する。第2の取得部217は、コード入力欄31に入力された自社コードを付与された全ての商品に関するデータを商品データベースから取得する。例えば、コード入力欄31で自社コード「1234」が入力されたとする。第2の取得部217は、自社コード「1234」を付与された全ての商品(青色コップ、赤色コップ、黄色コップ及び白色コップ)に関するデータを取得する。
第2の表示制御部212は、第2の登録画面40を表示デバイス16に表示させる(ACT105)。ACT105では、例えば、第2の表示制御部212は、通信インタフェース24を介して、第2の登録画面40のデータ及び第2の登録画面40の表示指示をPOS端末1へ出力する。これにより、第2の表示制御部212は、第2の登録画面40を表示デバイス16に表示させる。
第2の表示制御部212は、以下に例示するように、第2の登録画面40を構成する。
第2の表示制御部212は、コード入力欄31に入力されたコードに基づく自社コードを自社コード表示欄41に表示する。コード入力欄31に商品コードが入力された場合、第2の表示制御部212は、コード入力欄31に入力された商品コードに対応する商品の自社コードを自社コード表示欄41に表示する。この例では、第2の表示制御部212は、ACT104で第2の取得部217によって商品データベースから抽出された自社コードを自社コード表示欄41に表示することができる。コード入力欄31に自社コードが入力された場合、第2の表示制御部212は、コード入力欄31に入力された自社コードを自社コード表示欄41に表示する。この例では、第2の表示制御部212は、ACT103で第1の取得部216によって取得された自社コードを自社コード表示欄41に表示することができる。
第2の表示制御部212は、開始日時表示欄42に開始日時を表示する。第2の表示制御部212は、ACT103で第1の取得部216によって取得された開始日時を開始日時表示欄42に表示することができる。
第2の表示制御部212は、終了日時表示欄43に終了日時を表示する。第2の表示制御部212は、ACT103で第1の取得部216によって取得された終了日時を終了日時表示欄43に表示することができる。
第2の表示制御部212は、コード入力欄31に入力されたコードに基づく自社コードを付与された全ての商品の情報を一覧表示欄44に表示する。一覧表示欄44に表示された全ての商品は、コード入力欄31に入力されたコードに基づく自社コードを付与された全ての商品に対応する。第2の表示制御部212は、ACT104で第2の取得部217によって取得された全ての商品に関するデータを参照する。加えて、第2の表示制御部212は、ACT103で第1の取得部216によって取得された新売価入力欄32に入力された新売価を参照する。第2の表示制御部212は、第1の取得部216によって取得された情報及び第2の取得部217によって取得されたデータに基づいて、以下に例示するように情報を一覧表示欄44に表示する。
第2の表示制御部212は、一覧表示欄44に表示される全ての商品のそれぞれに関連付けて新売価を一覧表示欄44に表示する。これにより、サーバ2は、新売価への変更の登録前に、同じ自社コードを付与された全ての商品を新売価と関連付けて表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、新売価への変更の登録前に、同じ自社コードを付与された全ての商品を確認することができる。管理者は、新売価への変更の登録前に、どの商品が新売価へ変更されるのかを確認することができる。
第2の表示制御部212は、一覧表示欄44に表示される全ての商品のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を一覧表示欄44に表示する。第2の表示制御部212は、一覧表示欄44に表示される全ての商品のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価のうちの何れか一つを一覧表示欄44に表示してもよい。これにより、サーバ2は、新売価への変更の登録前に、新売価への変更を非適用とする商品の選択に参考となる情報を表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価のうちの何れか一つを参照して、新売価への変更を非適用とする商品を効率的に選択することができる。
検出部215は、第2の登録画面40に含まれる除外ボタン45が押下されたか否かを検出する(ACT106)。ACT106では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、除外ボタン45の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、除外ボタン45の押下に応じた信号の取得に応じて、除外ボタン45の押下を検出する。検出部215は、除外ボタン45の押下を検出しない場合(ACT106、NO)、処理は、ACT106から後述するACT108へ遷移する。
検出部215が除外ボタン45の押下を検出した場合(ACT106、YES)、第2の表示制御部212は、一覧表示欄44において除外マークを表示する(ACT107)。ACT107では、例えば、第2の表示制御部212は、一覧表示欄44に表示された全ての商品の中から選択された新売価への変更を非適用とする商品に関連付けて除外マークを表示する。
第2の表示制御部212は、除外マークにより、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち新売価への変更を非適用とする商品を、新売価への変更を適用する商品と識別可能な態様で表示する。なお、第2の表示制御部212は、除外マークを用いることなく、新売価への変更を非適用とする商品を、新売価への変更を適用する商品と識別可能な態様で表示してもよい。これにより、サーバ2は、新売価への変更の登録前に、新売価への変更を非適用とする商品と新売価への変更を適用する商品とを一覧にして表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、新売価への変更の登録前に、新売価への変更を非適用とする商品と新売価への変更を適用する商品とを容易に識別することができる。管理者は、意図せず新売価へ変更されてしまう商品の発生する可能性を減らすことができる。
検出部215は、第2の登録画面40に含まれる除外解除ボタン46が押下されたか否かを検出する(ACT108)。ACT108では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、除外解除ボタン46の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、除外解除ボタン46の押下に応じた信号の取得に応じて、除外解除ボタン46の押下を検出する。検出部215は、除外解除ボタン46の押下を検出しない場合(ACT108、NO)、処理は、ACT108から後述するACT110へ遷移する。
検出部215が除外解除ボタン46の押下を検出した場合(ACT108、YES)、第2の表示制御部212は、一覧表示欄44において除外マークを非表示にする(ACT109)。ACT109では、例えば、第2の表示制御部212は、一覧表示欄44において、除外マークが表示された商品の中から選択された商品の除外マークを非表示に変更する。
検出部215は、第2の登録画面40に含まれる反映ボタン47が押下されたか否かを検出する(ACT110)。ACT110では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、反映ボタン47の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、反映ボタン47の押下に応じた信号の取得に応じて、反映ボタン47の押下を検出する。検出部215は、反映ボタン47の押下を検出しない場合(ACT110、NO)、反映ボタン47の押下の検出を続ける。
検出部215が反映ボタン47の押下を検出した場合(ACT110、YES)、反映部218は、第2の登録画面40での設定を商品データベースに反映する(ACT111)。ACT111では、例えば、反映部218は、商品データベースにおいて、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち除外マークが非表示の商品の実売単価を新売価に更新する。
実施形態によれば、サーバ2は、各商品に関連付けて同一の新売価を示し、新売価への変更を非適用とする商品を選択可能な第2の登録画面40を表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、新売価への変更の登録前に、商品毎に柔軟に売価を設定することができる。
次に、設定の削除例について説明する。
設定の削除は、一括設定の登録後に一部または全部の商品の実売価格を一括設定の登録前の売価へ戻すために、一部または全部の商品に対する設定を削除するものである。一括設定の登録前の売価は、一括設定の登録による新売価の変更直前の売価である。
第1の削除画面の構成例について説明する。
図8は、POS端末1の表示デバイス16に表示される第1の削除画面50を例示する図である。
第1の削除画面50は、コード入力欄51及び確定ボタン52を含む。
コード入力欄51は、商品コードまたは自社コードを入力する欄である。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、一括設定の登録前の売価へ戻す対象となる商品に付与された商品コードをコード入力欄51に入力する。管理者は、商品に付されたコードシンボルを読取デバイス18で読み取らせ、この商品に付与された商品コードをコード入力欄51に入力させてもよい。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、一括設定の登録前の売価へ戻す対象となる商品に付与された自社コードをコード入力欄51に入力する。
確定ボタン52は、コード入力欄51に入力された情報を確定させるボタンである。例えば、管理者は、コード入力欄51に入力された情報の確認後に、入力デバイス15を用いて確定ボタン52を押下する。
第2の削除画面の構成例について説明する。
図8及び図9は、POS端末1の表示デバイス16に表示される第2の削除画面60を例示する図である。第2の削除画面60は、第1の削除画面50における確定ボタン52の押下に応じて第1の削除画面50から遷移する画面である。
第2の削除画面60は、自社コード表示欄61、開始日時表示欄62、終了日時表示欄63、一覧表示欄64、除外ボタン65、除外解除ボタン66及び反映ボタン67を含む。
自社コード表示欄61は、自社コードを表示する欄である。自社コード表示欄61に表示された自社コードは、コード入力欄51に入力された商品コードに対応する商品の自社コードまたはコード入力欄31に入力された自社コードに対応する。コード入力欄51に入力された商品コードに対応する商品の自社コードまたはコード入力欄51に入力された自社コードは、コード入力欄51に入力されたコードに基づく自社コードと表記する。
コード入力欄51に商品コードが入力された場合について説明する。自社コード表示欄61は、第1の削除画面50のコード入力欄51に入力された商品コードに対応する商品の自社コードを表示する。例えば、コード入力欄51に商品コード「45・・・819」が入力されたとする。自社コード表示欄41は、商品コード「45・・・819」に対応する商品「青色コップ」の自社コード「1234」を表示する。
コード入力欄51に自社コードが入力された場合について説明する。自社コード表示欄61は、コード入力欄51に入力された自社コードを表示する。例えば、コード入力欄51に自社コード「1234」が入力されたとする。自社コード表示欄41は、自社コード「1234」を表示する。
開始日時表示欄62は、開始日時入力欄33に入力された開始日時を表示する欄である。開始日時表示欄62に表示される開始日時は、商品データベースから抽出される。
終了日時表示欄63は、終了日時入力欄34に入力された終了日時を表示する欄である。終了日時表示欄63に表示される終了日時は、商品データベースから抽出される。
一覧表示欄64は、自社コード表示欄61に表示された自社コードを付与された全ての商品のうち一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品の一覧を表示する欄である。一覧表示欄64は、「商品コード」項目、「商品名」項目、「メーカ単価」項目、「定番単価」項目、「原価」項目、「実売単価」項目、「新売価」項目及び「除外対象」項目を含む。
「商品コード」項目は、商品コードを表示する。「商品コード」項目に表示される商品コードは、自社コード表示欄61に表示された自社コードを付与された全ての商品のうち一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品の商品コードである。「商品コード」項目に表示される商品コードは、商品データベースから抽出される。
「商品名」項目は、商品名を表示する。「商品名」項目に表示される商品名は、「商品コード」項目に表示された各商品コードに関連付けられている。「商品名」項目に表示される商品名は、商品データベースから抽出される。
「メーカ単価」項目は、メーカ単価を表示する。「メーカ単価」項目に表示されるメーカ単価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「メーカ単価」項目に表示されるメーカ単価は、商品データベースから抽出される。
「定番単価」項目は、定番単価を表示する。「定番単価」項目に表示される定番単価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「定番単価」項目に表示される定番単価は、商品データベースから抽出される。
「原価」項目は、原価を表示する。「原価」項目に表示される原価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「原価」項目に表示される原価は、商品データベースから抽出される。
「実売単価」項目は、実売単価を表示する。「実売単価」項目に表示される実売単価は、「商品コード」項目に表示された各商品コード及び「商品名」項目に表示された各商品名に関連付けられている。「実売単価」項目に表示される実売単価は、商品データベースから抽出される。
「除外対象」項目は、管理者による商品の選択に基づいて除外マークを表示する。除外マークは、除外対象商品を示すマークである。マークは、文字、記号及び図形など識別可能な表記であればよい。除外対象商品は、一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち、一括設定の登録により変更された売価を一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品である。
一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち除外マークが表示された商品は、除外マークと関連付けられた商品である。一覧表示欄64において除外マークが表示された商品は、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品である。除外マークが表示された商品は、一括設定の登録前の売価へ戻す対象から除外される。例えば、図10を参照すると、除外マークが表示された白色コップは、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品である。
他方、一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち除外マークが非表示の商品は、除外マークと関連付けられていない商品である。一覧表示欄64において除外マークが非表示の商品は、一括設定の登録前の売価へ戻すことを適用する商品である。例えば、図10を参照すると、除外マークが非表示の青色コップは、一括設定の登録前の売価へ戻すことを適用する商品である。
一覧表示欄64は、一覧表示欄64に表示された全ての商品(商品コードまたは商品名)のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を一覧表示欄64に表示する。なお、一覧表示欄64は、一覧表示欄64に表示された全ての商品のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価のうちの何れか一つを表示してもよい。一覧表示欄64は、一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち管理者によって選択された一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品については、商品に除外マークを関連付けて表示する。一覧表示欄64は、除外マークにより、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を、一括設定の登録前の売価へ戻すことを適用する商品と識別可能な態様で表示する。一覧表示欄64は、除外マークによらず、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を、一括設定の登録前の売価へ戻すことを適用する商品と識別可能な態様で表示してもよい。一覧表示欄64は、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品(商品コードまたは商品名など)を、一括設定の登録前の売価へ戻すことを適用する商品と異なる色で表示してもよい。
除外ボタン65は、一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を選択するボタンである。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて一覧表示欄64に表示された全ての商品の中から一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を選択した後に除外ボタン65を押下する。管理者は、除外ボタン65により、同じ自社コードの商品であっても一括設定の登録前の売価へ戻したくない商品については、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とすることができる。これにより、図10に示すように、第2の削除画面60は、一覧表示欄64において、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品に関連付けて除外マークを表示する。例えば、第2の削除画面60は、一覧表示欄64において、白色コップに関連付けて除外マークを表示する。
除外解除ボタン66は、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品の選択を解除するボタンである。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて除外マークに関連付けられた商品を選択した後に除外解除ボタン66を押下する。これにより、除外マークは表示から非表示へ遷移する。
反映ボタン67は、第2の削除画面60での設定を確定し、第2の削除画面60での設定を商品データベースに反映させるボタンである。例えば、管理者は、入力デバイス15を用いて、第2の削除画面60での一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品の選択後に反映ボタン67を押下する。
第2の削除画面60は、上述の除外ボタン65及び除外解除ボタン66により、一覧表示欄64に表示される全ての商品の中から一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を選択可能な画面となる。
図11は、第2の削除画面60での設定を反映した商品データベースを例示する図である。
反映部218は、検出部215による反映ボタン67の押下の検出に基づいて、第2の削除画面60での設定を商品データベースに反映する。ここでは、図10に示す第2の削除画面60での設定を参照する。反映部218は、一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち除外マークが非表示の商品の実売単価を一括設定の登録前の売価に更新する。一括設定の登録前の売価は、商品データベースに格納されていてもよい。例えば、反映部218は、除外マークが非表示の青色コップに関連付けられた「実売単価」項目にセットする実売単価を更新する。反映部218は、一括設定の登録による新売価210円から一括設定の登録前の売価180円に更新する。他方、反映部218は、一覧表示欄44に表示された全ての商品のうち除外マークが表示された商品の実売単価を更新しない。例えば、反映部218は、除外マークが表示された白色コップに関連付けられた「実売単価」項目にセットする実売単価を、一括設定の登録による新売価210円のまま維持する。
サーバ2による処理手順について説明する。
図12は、サーバ2による削除制御処理を例示するフローチャートである。
第3の表示制御部213は、第1の削除画面50をPOS端末1の表示デバイス16に表示させる(ACT201)。ACT201では、例えば、第3の表示制御部213は、通信インタフェース24を介して、管理者により入力デバイス15を用いて入力された削除開始指示をPOS端末1から取得する。第3の表示制御部213は、削除開始指示の取得に応じて、通信インタフェース24を介して、第1の削除画面50のデータ及び第1の削除画面50の表示指示をPOS端末1へ出力する。これにより、第3の表示制御部213は、第1の削除画面50を表示デバイス16に表示させる。
検出部215は、第1の削除画面50に含まれる確定ボタン52が押下されたか否かを検出する(ACT202)。ACT202では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、確定ボタン52の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、確定ボタン52の押下に応じた信号の取得に応じて、確定ボタン52の押下を検出する。検出部215は、確定ボタン52の押下を検出しない場合(ACT202、NO)、確定ボタン52の押下の検出を続ける。
検出部215が確定ボタン52の押下を検出した場合(ACT202、YES)、第1の取得部216は、第1の削除画面50で入力された情報を取得する(ACT203)。ACT203では、例えば、第1の取得部216は、通信インタフェース24を介して、第1の削除画面50で入力された情報をPOS端末1から取得する。第1の削除画面50で入力された情報は、コード入力欄51に入力された商品コードまたは自社コードを含む。
第2の取得部217は、第1の取得部216によって取得されたコード入力欄51に入力された商品コードまたは自社コードに基づいて、商品に関するデータを取得する(ACT204)。ACT204では、例えば、第2の取得部217は、補助記憶デバイス23に記憶されている商品データベースを参照する。第2の取得部217は、コード入力欄51に入力されたコードに基づく自社コードを付与された全ての商品のうち一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品に関するデータを取得する。例えば、商品に関するデータは、商品コード、自社コード、商品名、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を含む。
コード入力欄51に商品コードが入力された場合について説明する。第2の取得部217は、コード入力欄51に入力された商品コードに対応する商品の自社コードを抽出する。第2の取得部217は、抽出した自社コードを付与された全ての商品のうち一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品を抽出する。第2の取得部217は、一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品に関するデータを商品データベースから取得する。例えば、コード入力欄51に商品コード「45・・・819」が入力されたとする。第2の取得部217は、商品コード「45・・・819」に対応する商品「青色コップ」の自社コード「1234」を抽出する。第2の取得部217は、自社コード「1234」を付与された全ての商品のうち、一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品(青色コップ及び白色コップ)を抽出する。第2の取得部217は、一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品(青色コップ及び白色コップ)に関するデータを取得する。
コード入力欄51に自社コードが入力された場合について説明する。第2の取得部217は、コード入力欄51に入力された自社コードを付与された全ての商品のうち一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品に関するデータを取得する。例えば、コード入力欄51で自社コード「1234」が入力されたとする。第2の取得部217は、自社コード「1234」を付与された全ての商品のうち、一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品(青色コップ及び白色コップ)を抽出する。第2の取得部217は、一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品(青色コップ及び白色コップ)に関するデータを取得する。
第4の表示制御部214は、第2の削除画面60を表示デバイス16に表示させる(ACT205)。ACT205では、例えば、第4の表示制御部214は、通信インタフェース24を介して、第2の削除画面60のデータ及び第2の削除画面60の表示指示をPOS端末1へ出力する。これにより、第4の表示制御部214は、第2の削除画面60を表示デバイス16に表示させる。
第4の表示制御部214は、以下に例示するように、第2の削除画面60を構成する。
第4の表示制御部214は、第1の削除画面50のコード入力欄51に入力されたコードに基づく自社コードを自社コード表示欄61に表示する。コード入力欄51に商品コードが入力された場合、第4の表示制御部214は、コード入力欄51に入力された商品コードに対応する商品の自社コードを自社コード表示欄61に表示する。この例では、第4の表示制御部214は、ACT104で第2の取得部217によって商品データベースから抽出された自社コードを自社コード表示欄61に表示することができる。第1の削除画面50のコード入力欄51に自社コードが入力された場合、第4の表示制御部214は、コード入力欄51に入力された自社コードを自社コード表示欄61に表示する。この例では、第4の表示制御部214は、ACT203で第1の取得部216によって取得された自社コードを自社コード表示欄61に表示することができる。
第4の表示制御部214は、開始日時表示欄62に開始日時を表示する。第4の表示制御部214は、第2の取得部217によって商品データベースから取得された開始日時を開始日時表示欄62に表示することができる。
第4の表示制御部214は、終了日時表示欄63に終了日時を表示する。第4の表示制御部214は、第2の取得部217によって商品データベースから取得された終了日時を終了日時表示欄63に表示することができる。
第4の表示制御部214は、ACT204で第2の取得部217によって取得されたデータに基づいて、以下に例示するように、情報を一覧表示欄64に表示する。一覧表示欄64に表示された全ての商品は、コード入力欄51に入力されたコードに基づく自社コードを付与された全ての商品のうち一括設定の登録で新売価への変更を適用した全ての商品である。第4の表示制御部214は、一覧表示欄64に表示される全ての商品のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価を一覧表示欄64に表示する。第4の表示制御部214は、一覧表示欄64に表示される全ての商品のそれぞれに関連付けて、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価のうちの何れか一つを一覧表示欄64に表示してもよい。これにより、サーバ2は、設定の削除前に、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品の選択に参考となる情報を表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、メーカ単価、定番単価、原価及び実売単価のうちの何れか一つを参照して、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を効率的に選択することができる。
検出部215は、第2の削除画面60に含まれる除外ボタン65が押下されたか否かを検出する(ACT206)。ACT206では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、除外ボタン65の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、除外ボタン65の押下に応じた信号の取得に応じて、除外ボタン65の押下を検出する。検出部215は、除外ボタン65の押下を検出しない場合(ACT206、NO)、処理は、ACT206から後述するACT208へ遷移する。
検出部215が除外ボタン65の押下を検出した場合(ACT206、YES)、第4の表示制御部214は、一覧表示欄64において除外マークを表示する(ACT207)。ACT207では、例えば、第4の表示制御部214は、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品に関連付けて除外マークを表示する。一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品は、一覧表示欄64に表示された全ての商品の中から選択さる。第4の表示制御部214は、除外マークにより、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を、一括設定の登録前の売価へ戻すことを適用する商品と識別可能な態様で表示する。なお、第4の表示制御部214は、除外マークを用いることなく、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を識別可能な態様で表示してもよい。これにより、サーバ2は、設定の削除前に、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品と、適用する商品とを一覧にして表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、設定の削除前に、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品と、適用する商品とを容易に識別することができる。管理者は、意図せず一括設定の登録前の売価へ戻る商品の発生する可能性を減らすことができる。
検出部215は、第2の削除画面60に含まれる除外解除ボタン66が押下されたか否かを検出する(ACT208)。ACT208では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、除外解除ボタン66の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、除外解除ボタン66の押下に応じた信号の取得に応じて、除外解除ボタン66の押下を検出する。検出部215は、除外解除ボタン66の押下を検出しない場合(ACT208、NO)、処理は、ACT208から後述するACT210へ遷移する。
検出部215が除外解除ボタン66の押下を検出した場合(ACT208、YES)、第4の表示制御部214は、一覧表示欄64において除外マークを非表示にする(ACT209)。ACT209では、例えば、第4の表示制御部214は、一覧表示欄64において、除外マークが表示された商品の中から選択された商品の除外マークを非表示に変更する。
検出部215は、第2の削除画面60に含まれる反映ボタン67が押下されたか否かを検出する(ACT210)。ACT210では、例えば、検出部215は、通信インタフェース24を介して、反映ボタン67の押下に応じた信号をPOS端末1から待ち受ける。検出部215は、反映ボタン67の押下に応じた信号の取得に応じて、反映ボタン67の押下を検出する。検出部215は、反映ボタン67の押下を検出しない場合(ACT210、NO)、反映ボタン67の押下の検出を続ける。
検出部215が反映ボタン67の押下を検出した場合(ACT210、YES)、反映部218は、第2の削除画面60での設定を商品データベースに反映する(ACT211)。ACT211では、例えば、反映部218は、商品データベースにおいて、一覧表示欄64に表示された全ての商品のうち除外マークが非表示の商品の実売単価を一括設定の登録前の売価に更新する。
実施形態によれば、サーバ2は、一括設定の登録前の売価へ戻すことを非適用とする商品を選択可能な第2の削除画面60を表示デバイス16に表示させることができる。管理者は、商品毎に柔軟に売価を設定することができる。
なお、実施形態では、サーバ2がPOS端末1に各種画面を表示させる例について説明したが、これに限定されない。サーバ2は、POS端末1とは異なるPC(Personal Computer)などの端末に各種画面を表示させるようにしてもよい。
なお、情報処理装置の譲渡は一般に、プログラムがメインメモリまたは補助記憶デバイスに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、プログラムがメインメモリまたは補助記憶デバイスに記憶されていない状態で譲渡されてもよい。そしてこの場合は、情報処理装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、この情報処理装置とは個別に譲渡されたプログラムがユーザ等の操作に応じて書き込まれる。プログラムの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読取可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。