JP6487261B2 - メス端子 - Google Patents

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Description

本発明は、オス端子と接続されるメス端子に関するものである。
一般にコネクタに使用されるコネクタ端子(オス端子やメス端子)は、銅または銅合金の母材に錫メッキを施した金属材料により構成されている。そして、オス端子は、前部に相手側メス端子と嵌合することでメス端子と導通接触するタブ部を有し、その後部に電線の接続部を有している。また、メス端子は、前部に、相手側オス端子のタブ部が挿入されることでオス端子と接触導通する筒状の電気接続部を有し、その後部に、電線の接続部を有している。
端子母材の表面に錫メッキを施す理由は、錫が軟らかく、コネクタ端子同士を嵌合させた際に、端子間の接触荷重により錫が自然酸化被膜を容易に機械的に破壊することができて、錫の新生面同士を接触させることができ、それにより、良好な接触性能(低く安定した接触抵抗)を長期に亘って安定的に維持できるからである。つまり、高温環境下での接続信頼性の向上や腐食環境下での耐食性の向上などの観点から、端子母材の表面に錫メッキを施している。
この錫メッキ層がないと、硬い銅または銅合金母材の酸化被膜が表面に現れるので、端子嵌合時の表面層の機械的な破壊が期待できなくなる。そして、銅または銅合金母材の酸化被膜は体積抵抗率が非常に高いために、端子間の接触抵抗が高くなりがちとなってしまう。
図3は、特許文献1に記載されている従来のメス端子の一例を示している。
このメス端子110は、前部に四角筒状(箱状とも言う)の電気接続部111を有している。この電気接続部111は、天井壁112と底壁113との間に、オス端子130のタブ部131の挿入経路を確保している。底壁113には、挿入されるオス端子130のタブ部131に押されることで、タブ部131の挿入方向と直交する方向に撓み変形し、撓み復帰力を端子間接触荷重としてタブ部131に加える弾性バネ部114が一体に設けられている。また、天井壁112は、弾性バネ部114との間にタブ部131を挟圧する挟圧壁の役目を果たすようになっている。
そして、弾性バネ部114と、挟圧壁としての役目を担う天井壁112の互いに対向する対向面に、挿入されるオス端子130のタブ部131の表面(側面)に摺動接触する凸部115,116,118が設けられている。
このメス端子110の電気接続部111の内部にオス端子130のタブ部131が挿入されると、タブ部131に押されて弾性バネ部114が撓むことで、タブ部131の挿入が許容される。タブ部131の挿入過程では、弾性バネ部114や天井壁112の凸部118,115,116にタブ部131の側面が摺動し、端子挿入完了位置では、凸部118,115,116とタブ部131の側面とが接触した状態に保持される。そして、弾性バネ部114の撓み復帰力を接触荷重として、メス端子110とオス端子130とが接触導通する。
ところで、端子同士の接触面は、その全領域が電気的導通性を担うわけではないため、みかけの接触面と考えることができる。みかけの接触面のうちで実際に接触する面(真実接触面)が電気的通電を担う。真実接触面は、錫メッキ層の表面にできる酸化膜が破壊され、露出した錫メッキ層同士が接触する点(オーミック点)に形成される。酸化膜を破壊するためには一定以上の接触荷重を与えなければならず、上記のメス端子110の例では、限定された大きさの凸部115,116,118がオス端子130のタブ部131の表面に接触することにより、一定以上の接触荷重が保たれるようになっている。
また、図3のメス端子110では、前述の真実接触面を広く確実に確保するために、凸部115,116,118に、タブ部131との摺動接触面の酸化膜を剥ぎ取る役目を担わせている。しかし、単純に凸部115,116,118とタブ部131を摺動させるだけでは酸化膜の除去が十分に行われない場合がある。
そこで、図4に示すように、フラットな頂面151の下側に、酸化被膜の剥ぎ取り性を高めるための角部152やエッジ153を確保した膜剥ぎ用の突起部150を、前述の凸部115,116,118の少なくとも一つとして設ける例が提案されている。図5に示す例では、弾性バネ部144の表面に膜剥ぎ用の突起部150を形成している(例えば、特許文献2参照)。
このように角部152やエッジ153を有する膜剥ぎ用の突起部150を設けた場合、図5の矢印Y1方向にオス端子のタブ部(図示せず)が移動して来た際に、タブ部の表面の酸化膜160を矢印Y2のように左右に排除することができる。
特開2013−98088号公報 特開2010−267584号公報
しかし、図4及び図5に示す従来例では、角部152やエッジ153の働きが強いため、最上層の酸化膜だけでなく、その下の錫メッキ層まで削ってしまうおそれがある。また、角部152やエッジ153を有する膜剥ぎ用の突起部150を設ける場合、その形状が複雑なため、小型の端子には適用しづらいという問題もあった。
また、角部152やエッジ153の働きを弱めるために角部152やエッジ153の形状に丸みを帯びさせると、酸化膜の除去性が低下するので、接触荷重を高めるべく、弾性バネ部の撓み復帰力(接触荷重)を大きくしなくてはならない。しかしそうすると、端子が大型化するので、小型の端子には適用しづらいという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、酸化膜を弾性バネ部の微小荷重で破壊することができ、メッキ層にキズを付けることなく、接触導通性を高める(接触抵抗を下げる)ことができるメス端子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1のメス端子は、オス端子のタブ部が挿入された際に前記タブ部と接触導通する筒状の電気接続部を有し、該電気接続部の内部に、挿入される前記タブ部に押されることで、前記タブ部の挿入方向と直交する方向に撓み変形して撓み復帰力を端子間接触荷重として前記タブ部に加える弾性バネ部と、該弾性バネ部との間に前記タブ部を挟圧する挟圧壁とが設けられたメス端子において、前記筒状の電気接続部の内部に、該電気接続部の内部の前記弾性バネ部と前記挟圧壁との間に挿入される前記タブ部を、該タブ部の挿入方向に沿って弓なりに撓み変形させる変形強制手段が設けられると共に、挿入完了位置まで挿入されることで前記変形強制手段により弓なりに撓み変形させられた前記タブ部の凸側湾曲表面の頂部に対向する位置に、前記タブ部の挿入に従い該タブ部と摺動接触し該摺動接触に伴い接触面の酸化膜を剥ぎ取って当該酸化膜の下層金属と接触導通する膜剥ぎ用突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のメス端子であって、前記変形強制手段が前記弾性バネ部と前記挟圧壁との対向面の一方と他方に設けられた複数の凸部によって構成され、前記弾性バネ部と前記挟圧壁との対向面の一方には、前記凸部として、前記タブ部の挿入方向に間隔をおいて第1の凸部と第2の凸部が設けられ、前記弾性バネ部と前記挟圧壁との対向面の他方には、前記凸部として、前記第1の凸部と第2の凸部の中間に位置し、前記第1の凸部と第2の凸部とにより一方側の側面の2点が支持された前記タブ部の他方側の側面の1点を押圧して該タブ部を弓なりに撓ませる第3の凸部が設けられ、前記第3の凸部に対向する位置の前記弾性バネ部と前記挟圧壁との前記一方の対向面上に、前記タブ部と弾性バネ部の接触面の酸化膜を剥ぎ取る前記膜剥ぎ用突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のメス端子であって、前記弾性バネ部が、前記電気接続部の前記タブ部の挿入経路を挟んで対向する対向二壁の一方の壁の前端に延設された帯板を、前記電気接続部の内部に向かって折り曲げ、且つ、折り曲げ位置を基端として、該基端から後方に延びる先端を自由端とした片持バネ部として形成されると共に、前記弾性バネ部の先端側と基端側の2箇所に、前記タブ部の一方側の側面に押圧する前記第1の凸部と第2の凸部とが設けられ、また、前記電気接続部の前記タブ部の挿入経路を挟んで対向する対向二壁の他方の壁に、前記弾性バネ部との間に前記タブ部を挟圧する前記挟圧壁が設けられ、該挟圧壁に前記第3の凸部が設けられ、前記弾性バネ部の前記第3の凸部に対向する位置に前記膜剥ぎ用突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、オス端子のタブ部を筒状の電気接続部の内部に挿入することにより、変形強制部の働きによってタブ部を、挿入方向に沿って弓なりに撓ませることができる。このタブ部が弓なりに撓んだ場合、凸側湾曲表面の頂部には引張応力が生じ、表面の酸化膜が破壊されやすい状態となる。その頂部に膜剥ぎ用突起部が摺動するので、小さい接触荷重であっても、表面の酸化膜を効率良く除去することができる。このように、引張応力が与えられた条件下では、酸化膜を微小荷重で効率よく破壊できるので、膜剥ぎ用突起部の表面を特別に角張った形状にしなくても、摺動接触過程で酸化膜を確実に除去でき、メッキ層にキズを付けるのを避けることができる。
請求項2の発明によれば、タブ部の一方の側面に押圧する2つの凸部と他方の側面に押圧する1つの凸部で、挿入されるタブ部を弓なりに撓ませることができる。従って、限定された大きさの凸部がタブ部の表面に接触することで、接触点の荷重を高めることができ、接触導通性能を高めることができる。
請求項3の発明によれば、弾性バネ部に第1の凸部と第2の凸部と膜剥ぎ用突起部とを設け、挟圧壁側に第3の凸部を設けているので、タブ部との接触荷重の調整や酸化膜の除去性能の調整が容易にできる。
本発明の実施形態のメス端子のオス端子との嵌合前の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態のメス端子のオス端子との嵌合完了状態を示す断面図、及び、その一部の誇張拡大図である。 従来のメス端子の一例を示す断面図である。 従来の膜剥ぎ用突起部の一例を示す斜視図である。 図4の膜剥ぎ用突起部の適用例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態のメス端子のオス端子との嵌合前の状態を示す断面図、図2は同メス端子のオス端子との嵌合完了状態を示す断面図、及び、その一部の誇張拡大図である。
図1に示すメス端子10及びオス端子30は、それぞれメス側及びオス側コネクタハウジング(図示せず)に装着される。これらメス端子10及びオス端子30は、銅または銅合金の母材に錫メッキを施した金属材料を、所定形状に打ち抜き、折り曲げ加工することで構成されている。
オス端子30は、前部に帯板状のタブ部31を有している。また、メス端子10は、前部に、オス端子30の帯板状のタブ部31が挿入される四角筒状(箱状)の電気接続部11を有している。この電気接続部11は、タブ部31が前方から挿入された際にタブ部31と接触導通する部分であり、天井壁12と底壁13との間にタブ部31の挿入経路を確保している。
図1及び図2に示すように、電気接続部11の内部には、挿入されるタブ部31に押されることで、タブ部31の挿入方向と直交する方向に撓み変形して撓み復帰力を端子間接触荷重としてタブ部31に加える弾性バネ部14が設けられている。
弾性バネ部14は、電気接続部11のタブ部31の挿入経路を挟んで対向する対向二壁(天井壁12と底壁13)のうちの一方の壁である天井壁12の前端に延設された帯板を、電気接続部11の内部に向かって折り曲げ、且つ、折り曲げ位置を基端として、基端から後方に延びる先端を自由端とした片持バネ部として形成されている。
一方、対向二壁(天井壁12と底壁13)のうちの他方の壁である底壁13は、弾性バネ部14との間にタブ部31を挟圧する挟圧壁13として構成されている。
また、筒状の電気接続部11の内部には、電気接続部11の内部の弾性バネ部14と挟圧壁13との間に挿入されるタブ部31を、タブ部31の挿入方向に沿って弓なりに撓み変形させる変形強制手段としての複数の凸部15,16,17が設けられている。
弾性バネ部14には、タブ部31の挿入方向に間隔をおいて第1の凸部15と第2の凸部16が設けられている。また、挟圧壁13には、第1の凸部15と第2の凸部16の中間に位置し、第1の凸部15と第2の凸部16とにより一方側の側面の2点が支持されたタブ部31の他方側の側面の1点を押圧してタブ部31を弓なりに撓ませる第3の凸部17が設けられている。
また、弾性バネ部14の第3の凸部17に対向する位置には、膜剥ぎ用突起部18が設けられている。この膜剥ぎ用突起部18は、挿入完了位置まで挿入されることで凸部15,16,17により弓なりに撓み変形させられたタブ部31の凸側湾曲表面の頂部31aに対向する位置に配されている。そして、タブ部31の挿入に従いタブ部31と摺動接触し摺動接触に伴い接触面の酸化膜22,42を剥ぎ取って当該酸化膜22,42の下層金属(錫メッキ層)21,41と接触導通するようになっている。
また、弾性バネ部14の背面に位置する天井壁12の第2の凸部16に対応する位置には、弾性バネ部14の過度の撓みを規制する撓み規制凸部19が設けられている。
このように構成されたメス端子10の電気接続部11の内部にオス端子30のタブ部31が挿入されると、図2に示すように、弾性バネ部14側の第1の凸部15及び第2の凸部16が、タブ部31の一方側の側面に向けて、挿入方向に離間した2点で押圧力B1、B2を及ぼす。また、挟圧壁13側の第3の凸部17が、タブ部31の他方側の側面に向けて、押圧力B1,B2の作用する2点の中間の1点で、反対向きの押圧力A1を及ぼす。これにより、加工時に直線状に形成されているタブ部31が、挿入方向に沿って弓なりに弾性的に撓み変形することになる。この際、押圧力B1,B2の作用する2点の中間部では、タブ部31が、弾性バネ部14側に凸になるように撓み変形する。特に、第3の凸部17に対応する位置には凸側湾曲表面の頂部が位置することになり、その位置には膜剥ぎ用突起部18が配置されている。
タブ部31が弓なりに撓んだ場合、図2の拡大図に示すように、凸側湾曲表面の頂部には引張応力N1が生じ、表面の酸化膜42が破壊されやすい状態となる。その頂部に対向する位置には膜剥ぎ用突起部18が位置することになるので、膜剥ぎ用突起部18とタブ部31の凸側湾曲表面の頂部とが、第3の凸部17からの押圧力A1と膜剥ぎ用突起部18からの反力A2とで挟まれた状態で摺動することになり、弾性バネ部14とタブ部31の表面の酸化膜22,42が効率良く除去されることになる。
この場合、表面に引張応力が作用した状態での摺動により、小さい接触荷重であっても、表面の酸化膜22,42を効率良く除去することができ、これにより、酸化膜22,42の下層の金属層(錫メッキ層)21,41同士を直接接触させることができる。従って、接触導通性能を高めることができる。また、このように、引張応力が与えられた条件下では、酸化膜22,42を微小荷重で効率よく破壊できるので、膜剥ぎ用突起部18の表面を特別に角張った形状(角部やエッジを持つ形状)にしなくても、摺動接触過程で酸化膜22,42を確実に除去でき、メッキ層にキズを付けるのを避けることができる。
また、この実施形態のメス端子10では、タブ部31の一方側の側面に押圧する2つの凸部15,16と他方側の側面に押圧する1つの凸部17とで、挿入されるタブ部31を弓なりに撓ませるようにしている。このように限定された大きさの凸部15,16,17がタブ部31の表面に接触することにより、接触点の荷重を高めることができ、接触導通性能を高めることができる。
また、この実施形態のメス端子10では、弾性バネ部14に第1の凸部15と第2の凸部16と膜剥ぎ用突起部18とを設け、挟圧壁13側に第3の凸部17を設けているので、タブ部31との接触荷重の調整や酸化膜の除去性能の調整が容易にできる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、メス端子10及びオス端子30の金属母材が、銅または銅合金である場合を説明したが、端子母材がアルミニウムまたはアルミニウム合金であってもよい。
また、上記実施形態では、金属母材の表面に施すメッキの種類として錫メッキを例に挙げたが、アルミニウムメッキ(銅または銅合金母材の場合)、銀メッキを採用することも可能である。
また、上記実施形態では、弾性バネ部14側に第1の凸部15、第2の凸部16、膜剥ぎ用突起部18を設け、挟圧壁13側に第3の凸部17を設けた場合を示したが、これと反対に、挟圧壁13側に第1の凸部15、第2の凸部16、膜剥ぎ用突起部18を設け、弾性バネ部14側に第3の凸部17を設けることも可能である。
また、挿入されるタブ部31を弓なりに撓ませる変形強制手段は、上記実施形態のように、3つの凸部の組み合わせで構成する場合に限らない。
また、上記実施形態では、挟圧壁13は、電気接続部の底壁13そのもので構成した場合を示したが、挟圧を弾性バネ部によって構成することも可能である。
30 オス端子
31 タブ部
10 メス端子
11 電気接続部
12 上壁(対向二壁)
13 下壁(挟圧壁、対向二壁)
14 弾性バネ部
15 第1の凸部(変形強制手段)
16 第2の凸部(変形強制手段)
17 第3の凸部(変形強制手段)
18 膜剥ぎ用突起部
21,41 錫メッキ層(下層金属)
22,42 酸化膜

Claims (3)

  1. オス端子のタブ部が挿入された際に前記タブ部と接触導通する筒状の電気接続部を有し、該電気接続部の内部に、挿入される前記タブ部に押されることで、前記タブ部の挿入方向と直交する方向に撓み変形して撓み復帰力を端子間接触荷重として前記タブ部に加える弾性バネ部と、該弾性バネ部との間に前記タブ部を挟圧する挟圧壁とが設けられたメス端子において、
    前記筒状の電気接続部の内部に、該電気接続部の内部の前記弾性バネ部と前記挟圧壁との間に挿入される前記タブ部を、該タブ部の挿入方向に沿って弓なりに撓み変形させる変形強制手段が設けられると共に、挿入完了位置まで挿入されることで前記変形強制手段により弓なりに撓み変形させられた前記タブ部の凸側湾曲表面の頂部に対向する位置に、前記タブ部の挿入に従い該タブ部と摺動接触し該摺動接触に伴い接触面の酸化膜を剥ぎ取って当該酸化膜の下層金属と接触導通する膜剥ぎ用突起部が設けられていることを特徴とするメス端子。
  2. 請求項1に記載のメス端子であって、
    前記変形強制手段が前記弾性バネ部と前記挟圧壁との対向面の一方と他方に設けられた複数の凸部によって構成され、
    前記弾性バネ部と前記挟圧壁との対向面の一方には、前記凸部として、前記タブ部の挿入方向に間隔をおいて第1の凸部と第2の凸部が設けられ、前記弾性バネ部と前記挟圧壁との対向面の他方には、前記凸部として、前記第1の凸部と第2の凸部の中間に位置し、前記第1の凸部と第2の凸部とにより一方側の側面の2点が支持された前記タブ部の他方側の側面の1点を押圧して該タブ部を弓なりに撓ませる第3の凸部が設けられ、前記第3の凸部に対向する位置の前記弾性バネ部と前記挟圧壁との前記一方の対向面上に、前記タブ部と弾性バネ部の接触面の酸化膜を剥ぎ取る前記膜剥ぎ用突起部が設けられていることを特徴とするメス端子。
  3. 請求項2に記載のメス端子であって、
    前記弾性バネ部が、前記電気接続部の前記タブ部の挿入経路を挟んで対向する対向二壁の一方の壁の前端に延設された帯板を、前記電気接続部の内部に向かって折り曲げ、且つ、折り曲げ位置を基端として、該基端から後方に延びる先端を自由端とした片持バネ部として形成されると共に、前記弾性バネ部の先端側と基端側の2箇所に、前記タブ部の一方側の側面に押圧する前記第1の凸部と第2の凸部とが設けられ、また、前記電気接続部の前記タブ部の挿入経路を挟んで対向する対向二壁の他方の壁に、前記弾性バネ部との間に前記タブ部を挟圧する前記挟圧壁が設けられ、該挟圧壁に前記第3の凸部が設けられ、前記弾性バネ部の前記第3の凸部に対向する位置に前記膜剥ぎ用突起部が設けられていることを特徴とするメス端子。
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