JP6484296B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水を電気分解して電解水素水を生成する電解水生成装置に関する。
従来、電解室内で水を電気分解し、陰極側で得られた電解水素水を出水路を経由して吐水口から吐出する電解水生成装置が知られている。特許文献1では、電解水素水に溶け込んだ水素の溶存濃度(すなわち、溶存水素濃度)を表示する表示手段を備えた電解水生成装置が開示されている。
一般に、溶存水素濃度は、電解室に供給される水量と、給電体に供給される電流と相関がある。そこで、従来の電解水生成装置では、電解室に供給される水量を検出する流量センサーと、給電体に供給される電流を検出する電流検出手段とが設けられ、検出された水量及び電流に基づいて、電解室で生成される電解水素水の溶存水素濃度が計算されている。
特開2015−176063号公報
しかしながら、電解水生成装置では、電解水素水が、電解室の下流側の出水路を通過する際、物理的な衝撃を受けることにより溶存水素濃度が低下する。このため、水量及び電流に基づいて計算された溶存水素濃度と、吐水口から現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度との間に乖離が生ずるおそれがある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、吐水口から現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度を正確に算出できる電解水生成装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、互いに極性が異なる第1給電体及び第2給電体が配置された電解室内で水を電気分解し、陰極側で得られた電解水素水を出水路を経由して吐水口から吐出する電解水生成装置であって、前記第1給電体及び第2給電体に供給される電流を検出する電流検出手段と、単位時間あたりに前記電解室に供給される水量を検出する流量センサーと、前記電流及び前記水量に基づいて、前記電解水素水に溶け込んだ水素の溶存濃度を計算する溶存濃度計算手段と、前記電解室から前記吐水口に至る出水路の形状に関するパラメーターに応じて、前記溶存濃度を補正する溶存濃度補正手段と、を備える。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記パラメーターは、前記出水路の長さを含むことが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記パラメーターは、前記出水路の経路に沿った曲率を含むことが望ましい。
本発明の電解水生成装置では、電流検出手段によって検出された電流及び流量センサーによって検出された水量に基づいて、溶存濃度計算手段が電解水素水に溶け込んだ水素の溶存濃度を計算する。さらに、溶存濃度補正手段が、電解室から吐水口に至る出水路の形状に関するパラメーターに応じて、溶存濃度を補正する。これにより、吐水口から現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度を正確に算出できるようになる。
本発明の電解水生成装置の一実施形態の流路構成を示す図である。 図1の電解水生成装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の電解水生成装置によって電解水素水を生成する際の制御手段の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の電解水生成装置の別の実施形態の流路構成を示す図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の電解水生成装置1の概略構成を示している。図2は、電解水生成装置1の電気的構成を示している。本実施形態では、電解水生成装置1として、例えば、家庭の飲用水の生成に用いられる家庭用電解水生成装置が示されている。
電解水生成装置1は、水を浄化する浄水カートリッジ2と、浄化された水が供給される電解室40が形成された電解槽4と、を備えている。
本実施形態では、浄水カートリッジ2は、電解槽4の上流に設けられている。浄水カートリッジ2には、原水が供給される。原水には、一般的には水道水が利用されるが、その他、例えば、井戸水、地下水等を用いることができる。浄水カートリッジ2は、原水を濾過により浄化し、得られた浄水を電解室40に供給する。
浄水カートリッジ2は、電解槽4の下流に設けられていてもよい。この場合、浄水カートリッジ2は、電解室40によって電気分解された水を浄化する。
浄水カートリッジ2と電解槽4との間には、浄水を電解室40に供給するための入水部3が設けられている。入水部3は、入水管31及び流量センサー32を有している。
浄水カートリッジ2によって浄化された水は、入水管31を通って電解槽4の電解室40に供給される。入水管31には、流量センサー32が設けられている。流量センサー32は、浄水カートリッジ2を単位時間に通過する通水量(すなわち、電解室40に供給される単位時間あたりの水量)を検出し、検出した通水量に相当する電気信号を後述する制御手段6に出力する。なお、流量センサー32は、電解室40に供給される水の流量を直接的又は間接的に検出できればよいので、浄水カートリッジ2の上流又は電解槽4の下流に設けられていてもよい。
入水管31は、分岐部33において二方の入水管34,35に分岐している。各入水管34,35は、電解槽4に接続され、各入水管34,35内を流れる浄水は、電解室40に流入する。
電解室40に流入した浄水は、電解室40で電気分解される。電解室40の内部には、互いに極性が異なる第1給電体41及び第2給電体42が対向して配置されている。
第1給電体41と第2給電体42との間には隔膜43が配設されている。隔膜43は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)親水膜によって構成されている。隔膜43には、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂からなる固体高分子膜が用いられていてもよい。
隔膜43は、電解室40を第1給電体41側の第1極室40aと第2給電体42側の第2極室40bとに区分する。第1極室40aは、入水管34と連通し、第2極室40bは、入水管35と連通する。隔膜43を介して第1給電体41と、第2給電体42とが電気的に接続される。
第1給電体41及び第2給電体42の一方は陽極給電体として適用され、他方は陰極給電体として適用される。電解室40の第1極室40a及び第2極室40bの両方に水が供給され、第1給電体41及び第2給電体42に直流電圧が印加されることにより、電解室40内で水の電気分解が生ずる。
例えば、図1に示される状態では、第1給電体41には正の電荷が帯電し、第1極室40aは、陽極室として機能している。一方、第2給電体42には負の電荷が帯電し、第2極室40bは、陰極室として機能している。すなわち、第2極室40bでは電気分解により発生した水素ガスが溶け込んだ還元性の電解水素水が、第1極室40aでは電気分解により発生した酸素ガスが溶け込んだ電解酸性水がそれぞれ生成される。
第1給電体41及び第2給電体42に印加される電圧の極性は、制御手段6によって制御される。第1給電体41及び第2給電体42の極性が適宜切り替えられることにより、第1給電体41及び第2給電体42が陽極給電体又は陰極給電体として機能する機会が均等化される。これにより、第1給電体41及び第2給電体42等へのスケールの付着が抑制される。
以下、本明細書では、特に断りのない限り、第1給電体41が陽極給電体として、第2給電体42が陰極給電体として、それぞれ機能している場合が説明される。
電解槽4の下流側には、電解室40で生成された電解水を取り出すための出水部5が設けられている。
出水部5は、第1水管51、第2水管52、第3水管53及び第4水管54と、流路切替弁55と、を含んでいる。第1水管51の一端は、第1極室40aに接続され、他端は、流路切替弁55に接続されている。第2水管52の一端は、第2極室40bに接続され、他端は、流路切替弁55に接続されている。第3水管53の一端は、流路切替弁55に接続され、他端には、電解水を吐出する吐水口53zが設けられている。第4水管54の一端は、流路切替弁55に接続され、他端には、電解水を吐出する吐水口54zが設けられている。
流路切替弁55は、電解槽4の下流側の流路、すなわち、第1水管51及び第2水管52と第3水管53及び第4水管54との接続を切り替える。
本実施形態の電解水生成装置1は、さらにユーザーによって操作される操作手段7と、各種の情報を表示する表示手段8と、を備えている。操作手段7及び表示手段8は、例えば、電解水生成装置1の外装ケースに配されている。
操作手段7には、各種のスイッチ等が配列されている。操作手段7は、例えば、ユーザーが吐水口53zから吐出させる電解水の種別(例えば、電解水素水等)を選択・変更するために操作される。ユーザーによってスイッチが操作されると、操作手段7は、その旨の電気信号を制御手段6に出力する。制御手段6は、操作手段7から入力された電気信号に応じて、電解水生成装置1の各部を制御する。
表示手段8は、例えば、文字情報等の画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)92等によって構成される。表示手段8は、制御手段6から入力された電気信号に相当する画像を表示する。
第1給電体41及び第2給電体42に印加される電圧は、制御手段6によって制御される。
制御手段6は、例えば、各種の演算処理、情報処理等を実行するCPU(Central Processing Unit)及びCPUの動作を司るプログラム及び各種の情報を記憶するメモリ等を有している。制御手段6の各種の機能は、CPU、メモリ及びプログラムによって実現される。制御手段6は、メモリに第1給電体41及び第2給電体42の極性を示すフラグを記憶している。
第1給電体41と制御手段6との間の電流供給ライン44には、電流検出手段45が設けられている。電流検出手段45は、第2給電体42と制御手段6との間の電流供給ラインに設けられていてもよい。電流検出手段45は、第1給電体41及び第2給電体42に供給する電解電流を検出し、その値に相当する信号を制御手段6に出力する。
制御手段6は、流量センサー32から入力される通水量に相当する電気信号に基づいて、所望の溶存濃度の電解水を生成するために必要な電解電流を決定する。そして、制御手段6は、電流検出手段45から入力される信号に応じて、第1給電体41と第2給電体42との間に印加する電圧をフィードバック制御する。例えば、電解電流が過大である場合、制御手段6は、上記電圧を減少させ、電解電流が過小である場合、制御手段6は、上記電圧を増加させる。これにより、第1給電体41及び第2給電体42に供給する電解電流が適切に制御されうる。
制御手段6は、例えば、流路切替弁55に設けられているモーターを駆動することにより、流路切替弁55の動作を制御する。制御手段6は、メモリに流路切替弁55の動作状態を示すフラグを記憶している。そして、第1給電体41及び第2給電体42の極性と流路切替弁55の動作とを同期して制御することにより、ユーザーによって選択された所望の電解水を、常に一方の吐水口53zから吐出可能となる。このとき、副次的に生成される電解水は、他方の吐水口54zからキッチンのシンク等に排出される。以下、本明細書では、特に断りのない限り、ユーザーによって電解水素水が選択され、吐水口53zから吐出される場合が説明される。
例えば、第1極室40aで生成された電解水を吐水口53zから吐出させる場合、流路切替弁55は、第1水管51と、第3水管53とを連通させる。これにより、第1極室40aから吐水口53zに至る第1出水路56は、第1水管51、流路切替弁55及び第3水管53によって構成される。第2極室40bで生成された電解水を吐水口53zから吐出させる場合、流路切替弁55は、第2水管52と、第3水管53とを連通させる。これにより、第2極室40bから吐水口53zに至る第2出水路57は、第2水管52、流路切替弁55及び第3水管53によって構成される。
制御手段6は、さらに、電解水素水の溶存水素濃度を計算する溶存濃度計算手段61と、その溶存水素濃度を補正する溶存濃度補正手段62としての機能を有している。
電解室40における水素ガスの発生量は、第1給電体41及び第2給電体42に供給される電解電流に依存する。そして、電解水素水中の水素ガスの溶存濃度は、電解室40を通過する水量及び水素ガスの発生量と相関がある。
そこで、制御手段6は、電流検出手段45によって検出された電解電流及び流量センサー32によって検出された水量に基づいて、電解室40にて生成された電解水素水の溶存水素濃度を計算する。制御手段6は、第1極室40aにて生成された電解酸性水の溶存酸素濃度を計算するように構成されていてもよい。
ところで、電解室40にて生成された電解水素水は、第1出水路56又は第2出水路57を移動する際、物理的な衝撃によってその溶存水素濃度が低下する。従って、吐水口53zから現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度は、上記電解電流及び水量に基づいて算出された溶存水素濃度とは異なる場合がある。
上記電解水素水が受ける物理的な衝撃は、電解水素水を構成する分子と、各水管51,52,53,54及び流路切替弁55の内壁との衝突及び電解水素水を構成する分子同士の衝突等によって引き起こされる。従って、上記衝撃の頻度や大きさは、第1出水路56及び第2出水路57の形状に依存すると考えられる。
例えば、第1出水路56及び第2出水路57が長く形成されている場合、衝撃を受ける回数が多くなると考えられる。また、第1出水路56及び第2出水路57の少なくとも一部が大きい曲率で形成されている場合、受ける衝撃は大きくなると考えられる。
そこで、本実施形態では、制御手段6が、第1出水路56及び第2出水路57の形状に関するパラメーターに応じて、溶存濃度を補正する。これにより、制御手段6は、吐水口53zから現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度を正確に算出できるようになる。
制御手段6によって算出され、さらには補正された溶存濃度に関する情報は、例えば、電解水素水の吐出中又は吐出後に、表示手段8によって表示される。これにより、ユーザーは、吐水口53zから現に吐出され、摂取しようとしている電解水素水の溶存水素濃度を逐次確認することが可能となり、電解水生成装置1の商品価値が高められる。
図3は、電解水素水を生成して吐水口53zから吐出する際の制御手段6の処理を示している。ユーザーによって水栓のハンドル等が操作され、浄水カートリッジ2に原水が流入する。これに伴い、流量センサー32によって検出された水量が予め定められた第1閾値を超えると(S1においてY)、制御手段6は、第1給電体41及び第2給電体42への電解電圧の印加を開始し(S2)、電解水素水が生成される。
そして、制御手段6は、流量センサー32によって検出された水量に基づいて、必要な溶存濃度を得るための電解電流の目標値を決定し、電解電圧をフィードバック制御する(S3)。さらに制御手段6は、電流検出手段45によって検出された電解電流及び流量センサー32によって検出された水量に基づいて、電解室40にて生成された電解水素水に溶け込んでいる水素の溶存濃度を計算する(S4)。
その後、制御手段6は、流路切替弁55の動作に関するフラグを参照し、ユーザーによって選択された所望の電解水素水を取り出すために有効に機能している出水路を確認する(S5)。そして制御手段6は、メモリに格納されている第1出水路56又は第2出水路57の形状に関するパラメーターを読み出し、これを用いて、溶存水素濃度を補正する(S6)。さらに、制御手段6は、補正した溶存水素濃度に関する情報を、表示手段8から表示させる(S7)。
上記S3乃至S7の処理は、流量センサー32によって検出された水量が予め定められた第2閾値を下回るまで継続される(S8においてN)。そして、ユーザーによって水栓のハンドル等が操作され、上記水量が第2閾値を下回ると(S8においてY)、電解電圧の印加を停止して(S9)、表示手段8による表示を停止させる(S10)。
各出水路56、57の形状に関するパラメーターとしては、各出水路56、57の長さに相当するパラメーターが挙げられる。なお、出水路56の長さに相当するパラメーターには、第1水管51及び第3水管53の長さのみならず、流路切替弁55内の経路に沿った長さも考慮されるのが望ましい。
例えば、電解水素水が各出水路56、57を移動する際の溶存水素濃度の低下量は、各出水路56、57の長さと正の相関があるとして、制御手段6のメモリには、各出水路56、57の長さに相当するパラメーターと溶存水素濃度の低下量との関係式が格納されている。制御手段6は、上記関係式を用いて溶存水素濃度を補正することにより、吐水口53zから現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度を正確に算出できるようになる。
電解水生成装置1は、通常、流し台上でシンクの周辺に設置される。そして、吐水口53zは、水栓から管状にのびるスパウトの先端に取り付けられた切替ユニットに設けられる。このため、第3水管53の長さは、切替ユニットに対する電解水生成装置1の相対的な位置に依存する場合がある。そこで、電解水生成装置1を設置する作業者が、第3水管53の長さに関する情報を制御手段6のメモリに記憶させるように構成されていてもよい。この場合、個々の電解水生成装置1の設置形態に応じて、溶存濃度を正確に補正することが可能となり、溶存濃度の算出精度がより一層高められる。
各出水路56、57の形状に関する別のパラメーターとしては、各出水路56、57の経路に沿った曲率(以下、単に曲率とする)に相当するパラメーターが挙げられる。この場合、適用されるパラメーターは、曲率の最大値であってもよいし、微小区間の曲率を経路に沿って積分した値であってもよい。なお、出水路56の曲率には、第1水管51及び第3水管53の曲率のみならず、流路切替弁55内の経路に沿った曲率も考慮されるのが望ましい。
例えば、電解水素水が各出水路56、57を移動する際の溶存水素濃度の低下量は、各出水路56、57の曲率と正の相関があるとして、制御手段6のメモリには、各出水路56、57の曲率に相当するパラメーターと溶存水素濃度の低下量との関係式が格納されている。制御手段6は、上記関係式を用いて溶存水素濃度を補正することにより、吐水口53zから現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度をより一層正確に算出できるようになる。
各出水路56、57の内部の流路に突出する凸部が存在する場合、凸部の数及び大きさ等は、各出水路56、57の形状に関するさらに別のパラメーターとして、吐水口53zから現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度の算出に適用されてもよい。例えば、流路切替弁55を構成する部品は、各出水路56、57の内部の流路に突出する凸部となる場合がある。
制御手段6は、複数種類の上記パラメーターを組み合わせて、溶存濃度を補正するように構成されていてもよい。これにより、制御手段6は、吐水口53zから現に吐出される電解水素水の溶存水素濃度をより一層正確に算出できるようになる。
図4は、図1の電解水生成装置1の変形例である電解水生成装置1Aを示している。電解水生成装置1Aは、電解槽4及び出水部5のレイアウトの関係上、第1水管51及び第2水管52の長さ、曲率が互いに異なっている点で、電解水生成装置1とは異なる。すなわち、第1水管51の長さは第2水管52の長さよりも著しく大きく、第1水管51の曲率は第2水管52の曲率よりも著しく大きい。電解水生成装置1Aのうち、以下で説明されてない部分については、上述した電解水生成装置1の構成が採用されうる。
制御手段6は、流路切替弁55の動作に伴い、第1水管51及び第2水管52のうちいずれが第3水管53と連通しているかを把握している。従って、制御手段6は、有効に機能している出水路56又は57の長さに相当するパラメーターをメモリから読み出して、溶存水素濃度を補正する。また、制御手段6は、有効に機能している出水路56又は57の曲率に相当するパラメーターをメモリから読み出して、溶存水素濃度を補正する。これにより、第1水管51及び第2水管52の構成の違いに関わらず、適切なパラメーターを用いて溶存水素濃度を精度よく補正することが可能となる。
以上、本発明の電解水生成装置1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。すなわち、電解水生成装置1は、少なくとも、互いに極性が異なる第1給電体41及び第2給電体42が配置された電解室40内で水を電気分解し、陰極側で得られた電解水素水を出水路56,57を経由して吐水口53zから吐出する電解水生成装置1であって、第1給電体41及び第2給電体42に供給される電流を検出する電流検出手段45と、単位時間あたりに電解室40に供給される水量を検出する流量センサー32と、上記電流及び水量に基づいて、電解水素水に溶け込んだ水素の溶存濃度を計算する溶存濃度計算手段61と、電解室40から吐水口53zに至る出水路56,57の形状に関するパラメーターに応じて、溶存濃度を補正する溶存濃度補正手段62と、を備えていればよい。
1 :電解水生成装置
1A :電解水生成装置
6 :制御手段(溶存濃度計算手段、溶存濃度補正手段)
8 :表示手段
32 :流量センサー
40 :電解室
40a :第1極室
40b :第2極室
41 :第1給電体
42 :第2給電体
43 :隔膜
45 :電流検出手段
53z :吐水口
55 :流路切替弁
56 :第1出水路
57 :第2出水路
61 :溶存濃度計算手段
62 :溶存濃度補正手段

Claims (3)

  1. 互いに極性が異なる第1給電体及び第2給電体が配置された電解室内で水を電気分解し、陰極側で得られた電解水素水を出水路を経由して吐水口から吐出する電解水生成装置であって、
    前記第1給電体及び第2給電体に供給される電流を検出する電流検出手段と、
    単位時間あたりに前記電解室に供給される水量を検出する流量センサーと、
    前記電流及び前記水量に基づいて、前記電解水素水に溶け込んだ水素の溶存濃度を計算する溶存濃度計算手段と、
    前記電解室から前記吐水口に至る出水路の形状に関するパラメーターに応じて、前記溶存濃度を補正する溶存濃度補正手段と、を備える電解水生成装置。
  2. 前記パラメーターは、前記出水路の長さを含む請求項1記載の電解水生成装置。
  3. 前記パラメーターは、前記出水路の経路に沿った曲率を含む請求項1又は2に記載の電解水生成装置。
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