JP6484155B2 - マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器及び平面アンテナ装置 - Google Patents

マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器及び平面アンテナ装置 Download PDF

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Description

本発明は、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器及び平面アンテナ装置に係り、さらに詳しくは、誘電体基板をそれぞれ挟んで4以上の導電層が積層された多層基板を備えるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器及び平面アンテナ装置の改良に関する。
マイクロストリップアンテナは、誘電体基板上に形成されるマイクロストリップ線路を利用して、マイクロ波帯又はミリ波帯の電波を送受信する平面アンテナである。この様なマイクロストリップアンテナに対し、ストリップ線路を介して給電する場合は、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器が用いられる。マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、誘電体基板上のマイクロストリップ線路とストリップ線路との間で伝送電力を相互に変換する電力変換装置である。
マイクロストリップ線路は、誘電体基板の前面に設けられる線路パターンと、誘電体基板の背面に設けられる接地板とにより構成される平面線路である。一方、ストリップ線路は、誘電体基板内に設けられる線路パターンと、誘電体基板の前面及び背面にそれぞれ設けられるグランドパターンとにより構成される。
例えば、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、誘電体基板をそれぞれ挟んで4つの導電層が積層された多層基板により構成される。多層基板の前面において露出する前面導電層は、直線状に延びる第1線路パターンと、第1線路パターンの先端部が配置される切り込みを有するシールド板とを形成する。多層基板の背面において露出する背面導電層は、接地板を形成する。前面導電層及び背面導電層間に配置される第1の内部導電層は、誘電体基板に沿って拡がるグランドパターンを形成する。第1線路パターン及びグランドパターンにより、マイクロストリップ線路が形成される。
第1の内部導電層及び背面導電層間に配置される第2の内部導電層は、第1線路パターンとは反対方向に向かって直線状に延びる第2線路パターンと、第2線路パターンの先端部が配置される切り込みを有するシールド板とを形成する。第2線路パターン、グランドパターン及び接地板により、ストリップ線路が形成される。
従来のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器では、第1線路パターンと第2線路パターンとを電気的に接続するビアホールと、前面導電層のシールド板、第1の内部導電層のグランドパターン、第2の内部導電層のシールド板及び背面導電層の接地板を電気的に接続する複数のスルーホールとが設けられる。ビアホールは、前面導電層及び第2の内部導電層を導通させる層間ビア(Blind via hole)であり、線路パターンの先端部に配置される。マイクロストリップ線路及びストリップ線路は、ビアホールによって電磁的に結合される。
スルーホールは、多層基板を貫通する貫通ビア(Through Hole Via)であり、シールド板の切り込みに沿って配置される。スルーホールを形成することにより、誘電体基板内をシールド板よりも外側に電磁波が漏出するのを防いでいる。ビアホールやスルーホールは、シールド板やグランドパターンが形成された誘電体基板に対し、貫通孔を形成した後、金属をめっきすることによって貫通孔の内壁を金属層で覆うことによって形成される。
上述した様な従来のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、ビアホールを用いてマイクロストリップ線路及びストリップ線路を電磁的に結合し、また、スルーホールを用いて電磁波の漏出を防いでいる。このため、穴あけ加工が不可欠であり、製造工程が複雑となり、生産コストの低減が難しいという問題があった。また、ビアホールやスルーホールの形成工程において誘電体基板が損傷を受け、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器の性能を安定させることが難しいという問題もあった。例えば、誘電体基板に反りが生じ、或いは、表面の平滑度が低下するなどの不具合により、誘電体基板に対するパターン加工の精度が低下してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造を容易化することができるとともに、信頼性を向上させたマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器を提供することを目的とする。また、本発明は、伝送損失の増大を抑制しつつ、製造を容易化することができるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器を提供することを目的とする。
本発明は、製造を容易化することができるとともに、信頼性を向上させた平面アンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、誘電体基板をそれぞれ挟んで前面導電層、第1の内部導電層、第2の内部導電層及び背面導電層が積層された多層基板を備える。上記多層基板の背面において露出する上記背面導電層は、接地板を形成する。上記前面導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第1の内部導電層は、矩形状の環状パターンと、上記環状パターンの第1長辺から外側に向かって延びる第1線状パターンと、上記環状パターンの第2長辺から外側に向かって延びる第2線状パターンとを形成する。上記多層基板の前面において露出する上記前面導電層は、上記環状パターンの内縁に対向する矩形状のシールド板と、上記内縁を横切って延びる第1線路パターンとを形成し、上記シールド板は、上記第1線路パターンの先端部が配置される切り込みを有する。上記第1の内部導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第2の内部導電層は、上記環状パターンの内縁を横切って延びる第2線路パターンと、上記環状パターンよりも内側に配置される整合素子とを形成し、上記第2線路パターンが上記整合素子に連結する。上記第1線状パターン及び上記第2線状パターンは、上記第1線路パターン及び上記第2線路パターンにそれぞれ対向し、上記第1線路パターンの先端部は、上記整合素子と重複する。
このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器では、誘電体層を挟んで第1線路パターンに対向する第1線状パターンがマイクロストリップ線路のグランドとして機能し、誘電体層を挟んで第2線路パターンに対向する第2線状パターン及び接地板がストリップ線路のグランドとして機能する。
また、第1線路パターンの先端部は、環状パターンの内縁を横切って延び、環状パターンよりも内側に配置される整合素子と重複することから、シールド板の切り込み内において、誘電体層を挟んで整合素子と対向することになる。このため、第1線路パターン及び第2線路パターンを電気的に接続するビアホールを設けなくても、マイクロストリップ線路及びストリップ線路を電磁的に結合させることができる。従って、ビアホールを用いる場合に比べ、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器の製造を容易化することができる。また、ビアホールの加工に起因して多層基板が損傷を受けることがないため、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器の信頼性を向上させることができる。
本発明の第2の態様によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、上記構成に加え、上記整合素子の上記第2線路パターンが延びる方向の長さが電磁波の管内波長の1/2波長の整数倍に略一致し、上記第1長辺及び上記第2長辺の幅が電磁波の管内波長の1/4波長の奇数倍に略一致するように構成される。
このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器では、第1長辺及び第2長辺の幅が電磁波の管内波長の1/4波長の奇数倍に略一致する。このため、誘電体基板内を環状パターンの外縁よりも外側に伝搬する電磁波は、環状パターンの外縁及び内縁で反射して伝搬する電磁波との干渉によって打ち消される。従って、マイクロストリップ線路及びストリップ線路間で電力を伝送する際に、電磁波が環状パターンの外縁よりも外側の誘電体基板内に漏出するのを抑制することができる。
つまり、このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器では、多層基板を貫通するスルーホールを設けなくても、第1の内部導電層や第2の内部導電層のパターニングによって電磁波の漏出を防ぐことができるため、スルーホールを用いる場合に比べ、伝送損失が増大するのを抑制しつつ、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器の製造を容易化することができる。また、スルーホールの加工に起因して多層基板が損傷を受けることがないため、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器の信頼性を向上させることができる。
また、第2線路パターンが延びる方向に関し、整合素子の長さが電磁波の管内波長の1/2波長の整数倍に略一致するため、マイクロストリップ線路及びストリップ線路間で電力を伝送する際の変換効率を向上させることができる。
本発明の第3の態様によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、上記構成に加え、上記第2線路パターンが、上記第1線路パターンと略平行に延びるように構成される。この様な構成によれば、マイクロストリップ線路及びストリップ線路間で電力を伝送する際の変換効率をさらに向上させることができる。
本発明の第4の態様によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、上記構成に加え、上記シールド板の外縁が、上記環状パターンの外縁と略一致するように構成される。この様な構成によれば、マイクロストリップ線路及びストリップ線路間で電力を伝送する際の伝送損失をさらに低減させることができる。
本発明の第5の態様による平面アンテナ装置は、ストリップ線路を介して互いに接続される2以上のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器と、マイクロストリップ線路を介してそれぞれ異なる上記マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器に接続される高周波回路及びマイクロストリップアンテナとが共通の多層基板上に形成される。上記マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、誘電体基板をそれぞれ挟んで前面導電層、第1の内部導電層、第2の内部導電層及び背面導電層が積層された多層基板を備える。上記多層基板の背面において露出する上記背面導電層は、接地板を形成する。上記前面導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第1の内部導電層は、矩形状の環状パターンと、上記環状パターンの第1長辺から外側に向かって延びる第1線状パターンと、上記環状パターンの第2長辺から外側に向かって延びる第2線状パターンとを形成する。上記多層基板の前面において露出する上記前面導電層は、上記環状パターンの内縁に対向する矩形状のシールド板と、上記内縁を横切って延びる第1線路パターンとを形成し、上記シールド板は、上記第1線路パターンの先端部が配置される切り込みを有する。上記第1の内部導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第2の内部導電層は、上記環状パターンの内縁を横切って延びる第2線路パターンと、上記環状パターンよりも内側に配置される整合素子とを形成し、上記第2線路パターンが上記整合素子に連結する。上記第1線状パターン及び上記第2線状パターンは、上記第1線路パターン及び上記第2線路パターンにそれぞれ対向し、上記第1線路パターンの先端部は、上記整合素子と重複する。
この様な構成によれば、第1線路パターン及び第2線路パターンを電気的に接続するビアホールを設けなくても、マイクロストリップ線路及びストリップ線路を電磁的に結合させることができる。従って、ビアホールを用いる場合に比べ、平面アンテナ装置の製造を容易化することができる。また、ビアホールの加工に起因して多層基板が損傷を受けることがないため、平面アンテナ装置の信頼性を向上させることができる。
本発明によれば、第1の内部導電層や第2の内部導電層のパターニングによってマイクロストリップ線路及びストリップ線路を電磁的に結合させることができるため、ビアホールを用いる場合に比べ、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器及び平面アンテナ装置の製造を容易化することができる。また、ビアホールの加工に起因して多層基板が損傷を受けることがないため、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器及び平面アンテナ装置の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の一構成例を示した斜視図である。 図1の多層基板10の前面を示した平面図である。 図1の誘電体基板32上に形成された線状パターン41,42及び環状パターン43を示した平面図である。 図2の多層基板10を示した断面図であり、多層基板10をA−A切断線により切断した場合の切断面が模式的に示されている。 図2の多層基板10を示した断面図であり、多層基板10をB−B切断線により切断した場合の切断面が模式的に示されている。 図1のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の動作特性の一例を示した図である。 図1の線路パターン51及び整合素子52の構成例を示した平面図である。 線路パターン51の挿入長Lxを変化させた場合の動作特性の一例を示した図である。 図1の線路パターン51及び整合素子52の他の構成例を示した平面図である。 線路パターン51の接続位置Lyを変化させた場合の動作特性の一例を示した図である。 2以上のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1を備える平面アンテナ装置100の一構成例を示した平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本明細書では、便宜上、多層基板に垂直な方向を前後方向として説明するが、本発明によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器の使用時における姿勢を限定するものではない。
<マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1>
図1〜図5は、本発明の実施の形態によるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の一構成例を示した図である。図1は、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1を展開して示した斜視図であり、図中には、誘電体基板31〜33を挟んで4つの導電層11〜14が積層される多層基板10が示されている。
図2は、図1の多層基板10の前面を示した平面図であり、図中には、誘電体基板31上に形成された線路パターン21及びシールド板22が示されている。図3は、図1の誘電体基板32上に形成された線状パターン41,42及び環状パターン43を示した平面図である。図4及び図5は、図2の多層基板10を示した断面図である。図4には、多層基板10をA−A切断線により切断した場合の切断面が模式的に示されている。図5には、多層基板10をB−B切断線により切断した場合の切断面が模式的に示されている。
マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1は、マイクロストリップ線路を伝送する電力とストリップ線路を伝送する電力とを相互に変換するための電力変換装置である。
このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1は、誘電体基板31〜33をそれぞれ挟んで4つの導電層11〜14が積層された多層基板10により構成される。誘電体基板31〜33は、いずれもフッ素樹脂等の誘電体材料からなり、それぞれ平板状の誘電体層を形成する。
<前面導電層11>
多層基板10の前面において露出する前面導電層11は、線路パターン21及びシールド板22を形成する。線路パターン21及びシールド板22は、誘電体基板31上に形成されている。
線路パターン21は、後述する環状パターン43の内縁43aを横切って直線状に延びる概ね等幅の線状パターンであり、マイクロストリップ線路として機能する。この線路パターン21は、先端部が厚さ方向から見て後述する整合素子52と重複する位置まで延びている。厚さ方向は、導電層11〜14の積層方向であり、前後方向と一致している。このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1では、誘電体層を挟んで線路パターン21に対向する線状パターン41がマイクロストリップ線路のグランドとして機能する。
シールド板22は、ストリップ線路を短絡させ、マイクロストリップ線路をシールドするための矩形状の導体パターンであり、内縁43aに対向し、線路パターン21の先端部が配置される切り込み23を有する。このシールド板22は、内縁43aにより囲まれた領域を覆っている。また、シールド板22の外縁は、環状パターン43の外縁43bと略一致している。
図2では、線路パターン21の先端部が延びる方向を紙面の上下方向として多層基板10が描画されている。線路パターン21は、環状パターン43の内縁43aに対し、紙面の左右方向における中央に配置されている。切り込み23は、シールド板22の下端から上に向けて凹んだスリット状の凹部であり、左右方向の中央に形成されている。
図2における距離L〜Lは、多層基板10の前面に平行な方向に関し、環状パターン43の内縁43aからシールド板22の外縁までの距離である。すなわち、距離Lは、内縁43aの上側長辺よりも上側に形成されたシールド板22の外縁までの距離である。距離Lは、内縁43aの下側長辺よりも下側に形成されたシールド板22の外縁までの距離である。
距離Lは、内縁43aの左側短辺よりも左側に形成されたシールド板22の外縁までの距離である。距離Lは、内縁43aの右側短辺よりも右側に形成されたシールド板22の外縁までの距離である。
距離L〜Lは、シールド板22の外縁よりも外側の誘電体基板31〜33内への電磁波の漏出を防止するという観点から、いずれも電磁波の管内波長λgの1/4波長の奇数倍に略一致することが望ましい。ここでの管内波長λgとは、多層基板10を伝搬する電磁波のシールド板22における波長(シールド板22を伝搬する電磁波の波長)である。距離L〜Lは、管内波長λg及び整数n=0,1,2,・・・を用いて、L〜L=λg/4×(2n+1)と表すことができる。例えば、距離L〜Lは、それぞれλg/4である。
なお、シールド板22の外縁よりも外側の誘電体基板31〜33内への電磁波の漏出に関し、多層基板10に平行な方向に関して電磁波の伝送方向が上下方向であることから、左右方向への漏出は、上下方向への漏出に比べて少ない。このため、距離L及びLについては、λg/4よりも短く、或いは、λg/4よりも長くても良い。
<背面導電層14>
多層基板10の背面において露出する背面導電層14は、接地板61を形成する。このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1では、誘電体層を挟んで線路パターン51に対向する接地板61は、ストリップ線路のグランドとして機能する。この接地板61は、多層基板10の背面を覆っている。
<内部導電層12>
前面導電層11及び背面導電層14間に配置される内部導電層12は、線状パターン41及び42と、矩形状の環状パターン43とを形成する第1の内部導電層である。線状パターン41,42及び環状パターン43は、誘電体基板32上に形成されている。
環状パターン43は、内縁43aと外縁43bとにより囲まれた導体パターンである。図3に示した環状パターン43は、紙面の左右方向に延びる長辺431及び432と、上下方向に延びる短辺433及び434とを有する。長辺431及び432は、線路パターン21が延びる方向と交差する辺であり、互いに平行である。また、短辺433及び434は、線路パターン21が延びる方向の辺であり、互いに平行であり、長辺431及び432よりも短い。
線状パターン41は、誘電体基板31を挟んで線路パターン21に対向する導体パターンであり、環状パターン43の長辺431から外側に向かって延びている。線状パターン42は、誘電体基板32を挟んで線路パターン51に対向する導体パターンであり、環状パターン43の長辺432から外側に向かって延びている。
図3では、線路パターン21の先端部が延びる方向を紙面の上下方向として線状パターン41,42及び環状パターン43が描画されている。図3におけるW〜Wは、環状パターン43の幅である。すなわち、Wは、長辺432の上下方向の幅である。Wは、長辺431の上下方向の幅である。Wは、短辺433の左右方向の幅である。Wは、短辺434の左右方向の幅である。
〜Wは、環状パターン43の外縁よりも外側の誘電体基板31〜33内への電磁波の漏出を防止するという観点から、いずれも電磁波の管内波長λgの1/4波長の奇数倍に略一致することが望ましい。ここでの管内波長λgとは、多層基板10を伝搬する電磁波の環状パターン43における波長(環状パターン43を伝搬する電磁波の波長)である。管内波長をλgとし、整数n=0,1,2,・・・を用いて、W〜W=λg/4×(2n+1)と表すことができる。例えば、距離W〜Wは、それぞれλg/4である。なお、W及びWについては、λg/4よりも短く、或いは、λg/4よりも長くても良い。
線状パターン41の幅Waは、線路パターン21の幅よりも広くなっている。また、線状パターン42の幅Wbは、線路パターン51の幅よりも広くなっている。このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1では、誘電体層を挟んで線路パターン21に対向する線状パターン41がマイクロストリップ線路のグランドとして機能し、誘電体層を挟んで線路パターン51に対向する線状パターン42がストリップ線路のグランドとして機能する。
<内部導電層13>
内部導電層12及び背面導電層14間に配置される内部導電層13は、線路パターン51及び整合素子52を形成する第2の内部導電層である。線路パターン51及び整合素子52は、誘電体基板33上に形成されている。
線路パターン51は、環状パターン43の内縁43aを横切って直線状に延びる概ね等幅の線状パターンであり、整合素子52に連結する。線路パターン51は、ストリップ線路として機能する。本実施の形態において、線路パターン51は、線路パターン21とは反対方向に向かって、線路パターン21と略平行に延びる。このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1では、誘電体層を挟んで線路パターン51に対向する線状パターン42及び接地板61がストリップ線路のグランドとして機能する。なお、線路パターン51は、線路パターン21と同方向に向かって延伸していても良く、線路パターン21に対し、交差角が45°程度までならば傾斜していても良い。
整合素子52は、マイクロストリップ線路及びストリップ線路間でインピーダンス整合させるための矩形状の導体パターンからなる共振パッチであり、環状パターン43よりも内側に配置される。この整合素子52は、環状パターン43の中央に配置されている。
図2における距離Lpは、整合素子52の上下方向の長さである。整合素子52は、環状パターン43の左右方向における中央に配置され、距離Lpを電磁波の管内波長λgの1/2波長の整数倍に略一致させることが望ましい。ここでの管内波長λgとは、多層基板10を伝搬する電磁波の整合素子52における波長(整合素子52を伝搬する電磁波の波長)である。距離Lpは、管内波長λg及び整数m=1,2,・・・を用いて、Lp=λg/2×mと表すことができる。例えば、距離Lpは、λg/2である。
上述したマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1を作製する場合の処理手順は、以下に例示する通りである。まず、平行平面板からなる誘電体基板31の前面に銅等の金属箔を貼り付け、この金属箔からなる導電層11をエッチング処理によってパターニングすることにより、線路パターン21及びシールド板22が形成される。
同様に、誘電体基板32の前面に金属箔を貼り付け、この金属箔からなる導電層12をパターニングすることにより、線状パターン41,42及び環状パターン43が形成される。また、誘電体基板33の前面に金属箔を貼り付け、この金属箔からなる導電層13をパターニングすることにより、線路パターン51及び整合素子52が形成される。また、誘電体基板33の背面に金属箔を貼り付けることにより、接地板61が形成される。
次に、導電層11〜13をパターニングした後の誘電体基板31〜33を重ね合せて積層体を形成し、この積層体を加熱及び加圧して硬化させることにより、多層基板10が形成される。多層基板10の端面には、積層された各層が露出している。なお、図4及び図5では、導電層11〜13について、エッチング処理によって金属箔が除去された領域は空隙であるかのように描画されているが、実際は誘電体によって充填されている。
図6は、図1のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の動作特性の一例を示した図である。図中には、横軸を電磁波の周波数とし、縦軸をSパラメータの値として、透過量S21及び反射量S11が示されている。
透過量S21は、ストリップ線路を介して入力された電力をマイクロストリップ線路へ出力する場合の挿入損失である。この透過量S21は、周波数76.5GHzにおいて最大であり、最大値は、(−1.95)dBである。
反射量S11は、ストリップ線路を介して入力された電力をストリップ線路へ反射する場合の反射損失である。この反射量S11は、周波数76.5GHzにおいて最小であり、最小値は、(−13.0)dBである。ビアホールやスルーホールを用いる従来のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器に比べ、透過量S21の低下が低く抑えられていることが判る。
図7は、図1の線路パターン51及び整合素子52の構成例を示した平面図である。図8は、線路パターン51の挿入長Lxを変化させた場合の動作特性の一例を示した図であり、図7の線路パターン51側から見た場合の入力インピーダンスが示されている。環状パターン43の内縁43aは、方形導波管の規格に準じたサイズである。例えば、76GHz〜90GHzの電磁波を伝送する場合、内縁43aは、長辺の長さLaが2.54mm、短辺の長さLbが1.27mmである。
図7に示した整合素子52は、線路パターン51の先端部が配置される切り込み53を有する。挿入長Lxは、線路パターン51が延びる方向に関し、整合素子52の外縁から線路パターン51の先端までの距離であり、インピーダンス整合を考慮して、0よりも大きい所定値に定められる。
線路パターン51側から見た場合の入力インピーダンスは、挿入長Lx=0,λg/2において最大であり、Lx=λg/4において最小となっている。また、入力インピーダンスは、挿入長Lxが0以上λg/4以下の範囲において単調に減少していることから、挿入長Lxは、この範囲内において定められる。この様な切り込み53を有する整合素子52の場合、線路パターン51の延伸方向に交差する方向、すなわち、図7の紙面における左右方向に関し、整合素子52の幅Lqは、任意である。
図9は、図1の線路パターン51及び整合素子52の他の構成例を示した平面図である。図10は、線路パターン51の接続位置Lyを変化させた場合の動作特性の一例を示した図であり、図9の線路パターン51側から見た場合の入力インピーダンスが示されている。
図9に示した整合素子52は、矩形パターンであり、線路パターン51が偏心した位置に接続されている。接続位置Lyは、線路パターン51が延びる方向に交差する方向、すなわち、図9の紙面における左右方向に関し、整合素子52の中央に対する線路パターン51のずれ量であり、インピーダンス整合を考慮して、0よりも大きい所定値に定められる。
線路パターン51側から見た場合の入力インピーダンスは、接続位置Ly=0,λg/2において最大であり、Ly=λg/4において最小となっている。また、入力インピーダンスは、接続位置Lyが0以上λg/4以下の範囲において単調に減少していることから、接続位置Lyは、この範囲内において定められる。この様な整合素子52の場合、整合素子52の左右方向の幅Lqは、λg/2のk倍(kは2以上の整数)に略一致する。
本実施の形態によれば、線路パターン21及び線路パターン51を電気的に接続するビアホールを設けなくても、マイクロストリップ線路及びストリップ線路を電磁的に結合させることができる。従って、ビアホールを用いる場合に比べ、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の製造を容易化することができる。また、ビアホールの加工に起因して多層基板10が損傷を受けることがないため、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の信頼性を向上させることができる。
また、線路パターン21が延びる方向(短辺方向)に関し、長辺431及び432の幅W及びWが電磁波の管内波長λgの1/4波長の奇数倍に略一致するため、誘電体基板31〜33内を環状パターン43の外縁よりも外側に伝搬する電磁波は、環状パターン43の外縁43bと内縁43aとで反射して伝搬する電磁波との干渉によって打ち消される。従って、マイクロストリップ線路及びストリップ線路間で電力を伝送する際に、電磁波が環状パターン43の外縁よりも外側の誘電体基板31〜33内に漏出するのを抑制することができる。つまり、このマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1では、多層基板10を貫通するスルーホールを設けなくても、内部導電層12及び13のパターニングによって電磁波の漏出を防ぐことができる。
よって、ビアホールやスルーホールを用いる場合に比べ、伝送損失が増大するのを抑制しつつ、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の製造を容易化することができるとともに、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1を安価に作製することができる。また、ビアホールやスルーホールの加工に起因して多層基板10が損傷を受けることがないため、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1の信頼性を向上させることができる。例えば、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1では、多層基板10上に形成される導体パターンの精度が高い。
<平面アンテナ装置100>
図11は、2以上のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1を備える平面アンテナ装置100の一構成例を示した平面図である。この平面アンテナ装置100は、共通の多層基板10上に形成された2以上のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1と、高周波回路110、マイクロストリップ線路120,140、ストリップ線路130及びマイクロストリップアンテナ150とにより構成される。
各マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1は、ストリップ線路130を介して互いに接続される。高周波回路110及びマイクロストリップアンテナ150は、マイクロストリップ線路120,140を介してそれぞれ異なるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1に接続される。
高周波回路110は、マイクロ波帯又はミリ波帯の電波を送信し、或いは、受信するための回路素子であり、多層基板10の前面又は背面に設置される。例えば、高周波回路110は、MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit:モノリシックマイクロ波集積回路)である。この平面アンテナ装置100では、高周波回路110が多層基板10の前面に設置されている。
電波の送信時には、高周波回路110から、マイクロストリップ線路120、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1、ストリップ線路130、マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器1及びマイクロストリップ線路140をこの順序で経由して、マイクロストリップアンテナ150に給電される。
マイクロストリップアンテナ150は、マイクロストリップ線路140から分岐した給電線路151と、給電線路151に連結された2以上の放射素子152とにより構成される平面アンテナであり、多層基板10の前面に設けられる。このマイクロストリップアンテナ150では、4つの放射素子152が給電線路151を介してマイクロストリップ線路140に接続されている。
この様な平面アンテナ装置100では、線路パターン21及び51を電気的に接続するビアホールを設けなくても、マイクロストリップ線路120,140及びストリップ線路130を電磁的に結合させることができる。従って、ビアホールを用いる場合に比べ、平面アンテナ装置100の製造を容易化することができる。また、ビアホールの加工に起因して多層基板10が損傷を受けることがないため、平面アンテナ装置100の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、環状パターン43内に導体パターンが存在しない場合の例について説明したが、環状パターン43内には、インピーダンス整合又は電磁結合のための矩形状の導体パターン等が形成されていても良い。
また、本実施の形態では、多層基板10が誘電体基板31〜33を挟んで4つの導電層11〜14を積層した積層体により構成される場合の例について説明したが、本発明は、多層基板10の構成をこれに限定するものではない。例えば、多層基板10が、誘電体基板をそれぞれ挟んで5以上の導電層を積層した積層体により構成されるマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器にも本発明は適用することができる。多層基板10が5以上の導電層を積層した積層体からなる場合、環状パターン43を形成する導電層12が2層以上になる。
1 マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器
10 多層基板
11 前面導電層
12,13 内部導電層
14 背面導電層
21,51 線路パターン
22 シールド板
23,53 切り込み
31〜33 誘電体基板
41,42 線状パターン
43 環状パターン
431,432 長辺
433,434 短辺
43a 内縁
43b 外縁
52 整合素子
61 接地板
100 平面アンテナ装置
110 高周波回路
120,140 マイクロストリップ線路
130 ストリップ線路
150 マイクロストリップアンテナ

Claims (5)

  1. 誘電体基板をそれぞれ挟んで前面導電層、第1の内部導電層、第2の内部導電層及び背面導電層が積層された多層基板を備え、
    上記多層基板の背面において露出する上記背面導電層は、接地板を形成し、
    上記前面導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第1の内部導電層は、矩形状の環状パターンと、上記環状パターンの第1長辺から外側に向かって延びる第1線状パターンと、上記環状パターンの第2長辺から外側に向かって延びる第2線状パターンとを形成し、
    上記多層基板の前面において露出する上記前面導電層は、上記環状パターンの内縁に対向する矩形状のシールド板と、上記内縁を横切って延びる第1線路パターンとを形成し、
    上記シールド板は、上記第1線路パターンの先端部が配置される切り込みを有し、
    上記第1の内部導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第2の内部導電層は、上記環状パターンの内縁を横切って延びる第2線路パターンと、上記環状パターンよりも内側に配置される整合素子とを形成し、上記第2線路パターンが上記整合素子に連結し、
    上記第1線状パターン及び上記第2線状パターンは、上記第1線路パターン及び上記第2線路パターンにそれぞれ対向し、
    上記第1線路パターンの先端部は、上記整合素子と重複することを特徴とするマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器。
  2. 上記整合素子は、上記第2線路パターンが延びる方向の長さが電磁波の管内波長の1/2波長の整数倍に略一致し、
    上記第1長辺及び上記第2長辺は、いずれも上記第1線路パターンが延びる方向の幅が電磁波の管内波長の1/4波長の奇数倍に略一致することを特徴とする請求項1に記載のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器。
  3. 上記第2線路パターンは、上記第1線路パターンと略平行に延びることを特徴とする請求項2に記載のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器。
  4. 上記シールド板の外縁は、上記環状パターンの外縁と略一致することを特徴とする請求項3に記載のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器。
  5. ストリップ線路を介して互いに接続される2以上のマイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器と、マイクロストリップ線路を介してそれぞれ異なる上記マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器に接続される高周波回路及びマイクロストリップアンテナとが共通の多層基板上に形成され、
    上記マイクロストリップ線路・ストリップ線路変換器は、誘電体基板をそれぞれ挟んで前面導電層、第1の内部導電層、第2の内部導電層及び背面導電層が積層された多層基板を備え、
    上記多層基板の背面において露出する上記背面導電層は、接地板を形成し、
    上記前面導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第1の内部導電層は、矩形状の環状パターンと、上記環状パターンの第1長辺から外側に向かって延びる第1線状パターンと、上記環状パターンの第2長辺から外側に向かって延びる第2線状パターンとを形成し、
    上記多層基板の前面において露出する上記前面導電層は、上記環状パターンの内縁に対向する矩形状のシールド板と、上記内縁を横切って延びる第1線路パターンとを形成し、
    上記シールド板は、上記第1線路パターンの先端部が配置される切り込みを有し、
    上記第1の内部導電層及び上記背面導電層間に配置される上記第2の内部導電層は、上記環状パターンの内縁を横切って延びる第2線路パターンと、上記環状パターンよりも内側に配置される整合素子とを形成し、上記第2線路パターンが上記整合素子に連結し、
    上記第1線状パターン及び上記第2線状パターンは、上記第1線路パターン及び上記第2線路パターンにそれぞれ対向し、
    上記第1線路パターンの先端部は、上記整合素子と重複することを特徴とする平面アンテナ装置。
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