JP6483778B1 - 磁歪式トルク検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】被検出体に形成される磁路がその軸心に対して所定角度となるように絶縁筒体に組み付けられた複数のコアとの間に形成される磁路を各々増やすことでトルク検出感度を向上させた磁歪式トルク検出センサを提供する。【解決手段】被検出体の外周を覆って同心状に組み付けられる絶縁筒体3α、3βと、前記絶縁筒体の周面に設けられた溝3aに沿って巻き付けられた複数の検出コイル4と、両側脚部を連結する架橋部に囲まれたコ字状空間部を前記検出コイルが通過するように前記絶縁筒体に組み付けられる複数のコア5と、を具備し、複数のコアは被検出体の軸心に対して所定角度で傾斜して配列され、両側脚部の端面5eが絶縁筒体の内周面より被検出体に臨むように組み付けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、磁歪式トルク検出センサに関する。
回転軸等の被検出に作用するトルクを非接触で検出する方法として、磁歪式のトルク検出装置がある。トルク検出装置は、一対のコイルが被検出体の周りに非接触で巻回され、これらの内外周を囲む一対のクローポール型のコアが被検出体に接触することなく同心状に設けられている。各コアは筒部の両端に内周側に極歯が設けられた一対のリング部が極歯どうしが噛み合い配置となって被検出体と対向するように組み付けられる。各コアは被検出体と共に磁路を形成し、被検出体の軸線に直交する線分に対して対称に配置されている。各コイルへの通電により発生する磁束はコア及び被検出体による磁路が形成される。
対象体Sにトルクが作用した場合について説明する。被検出体に作用するトルクの方向に応じて、被検出体の軸線方向に対して+45°の方向に圧縮応力が作用し−45°の方向に引張応力が作用し、又は+45°の方向に引張応力が作用し−45°の方向に圧縮応力が作用する。被検出体には磁束が軸線に対して傾斜した方向に通過するので、上記被検出体に作用する引張応力若しくは圧縮応力の方向に沿うように磁束が通過する。被検出体の比透磁率が変化することにより、一対のコイルのインダクタンスが変化する。この一対のコイルのインダクタンスの変化をトルクに換算することにより、被検出体に作用するトルクを検出するようになっている。また、図4に示すようにクローポール型の上下に噛み合う歯101と歯102との間隔をC1、C2と異ならせることにより、対象体Sを通過する磁束の方向を所望の方向にすることができるとしている。(特許文献1:特許第5683001号公報参照)。
特許第5683001号公報
しかしながら、上述した特許文献1の検出装置においては、僅かではあるものの所望の方向の磁束とは異なる方向の磁束も形成されてしまいこのため磁束が互いに打ち消し合って、検出感度が低下するおそれがあった。
また、所望の方向の磁束自体をより増やすことで、検出感度をより向上させたいという要求もあった。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、被検出体に形成される磁路がその軸心に対して所定角度となるように絶縁筒体に組み付けられた複数のコアとの間に形成される磁路を各々増やすことでトルク検出感度を向上させた磁歪式トルク検出センサを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
被検出体の外周を覆って同心状に組み付けられる絶縁筒体と、前記絶縁筒体の周面に設けられた溝に沿って巻き付けられた複数の検出コイルと、両側脚部を連結する架橋部に囲まれたコ字状空間部を前記検出コイルが通過するように前記絶縁筒体に組み付けられる複数のコアと、を具備し、前記複数のコアは前記被検出体の軸心に対して所定角度で傾斜して配列され、前記両側脚部の端面が前記絶縁筒体の内周面より前記被検出体に臨むように組み付けられていることを特徴とする。
上記磁歪式トルク検出センサによれば、複数のコアが被検出体の軸心方向に対して所定角度で傾斜して配列され、両側脚部の端面が絶縁筒体の内周面より被検出体に臨むように組み付けられている。また、コ字状に形成されたコアは被検出体の軸心に対して所定角度で傾斜して配列することで、一方の脚部(端面)−被検出体−他方の脚部(端面)−架橋部を通る独立した磁路が形成される。コアが無い場合に比べ、より磁束を集中させることが可能であり、磁路が上記のルートにほぼ限定することができる。トルクの検出に有効な磁束の絶対量を増やすことができるので、被検出体に作用するトルクの検出感度が向上する。特に、コ字状に形成されるコアは複数段に積層することが可能であるので、目的とする方向の磁束量を更に大きく確保することができる。また、所望ではない磁路である一方の脚部から同一側の隣り合う脚部を通る磁路は、複数のコアに同一のコイルが通っていることでコイルの周りに同一の磁界が発生するため同極となり、そのためこの所望ではない磁路は形成されることはない。更に前述のようにコアに磁束を集中されることで隣り合うコア間同士を結ぶ磁路が形成されにくい構造となっている。よって、この構造は所望の磁路がより多く得られる構造となっている。このため、トルク検出感度の向上に更に寄与することができる。
前記複数のコアと前記被検出体に形成される磁路が当該被検出体の軸心に対して±45°のいずれかの傾斜角度となるように前記複数のコアが前記絶縁筒体に組み付けられていることが望ましい。
これにより、被検出体の軸心に対してトルクが印加された場合+45°の方向に圧縮応力が作用し−45°の方向に引張応力が作用する場合、又は+45°の方向に引張応力が作用し−45°の方向に圧縮応力が作用する。その際、前記のように当該被検出体の軸心に対して±45°のいずれかの傾斜角度となるように前記複数のコアが前記絶縁筒体に組み付けられていることで、被検出体に生じる透磁率の変化を検出コイルのインダクタンス変化量からトルクに換算して最大に検出することができる。
また、前記被検出体に形成される磁路が当該被検出体の軸心に対して+45°の傾斜角度で形成されるように前記複数のコアが組み付けられた第一の絶縁筒体と前記被検出体に形成される磁路が当該被検出体の軸心に対して−45°の傾斜角度で形成されるように前記複数のコアが組み付けられた第二の絶縁筒体が軸方向に近接して配置されていてもよい。
これにより、被検出体に作用するいずれの回転方向のトルクの変化を高感度で検出することができる。
被検出体と、その軸心に対して所定角度となるように絶縁筒体に組み付けられた複数のコアとの間に形成される所望の方向の磁路の磁束量を増やすことができ、かつ望まない方向へ向かう磁束との打消し量を減らすことでトルク検出感度を向上させた磁歪式トルク検出センサを提供することができる。また、トルク検出感度が向上することでシャフト自体に加工が不要となり、コアが複数あるためシャフト表面の材質むら、回転中の偏心等による変動をコアの数で平均化することで安定してトルク検出を行うことができ、部品の品質精度や管理などにかかるコストを低減することができる。
磁歪式トルク検出センサの正面図及び斜視図である。 コアの形状を示す正面図及び斜視図である。 第一、第二の絶縁筒体の正面図、軸方向側面図及び矢印Y−Y方向断面図である。 従来の磁歪式のトルク検出装置のコアの説明図である。
以下、本発明に係る磁歪式トルク検出センサの一実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。先ず、磁歪式トルク検出センサの概略構成について図1A,Bを参照して説明する。
被検出体Sの一例としては、逆磁歪効果が大きい材料が好ましい。例えば、逆磁歪効果が高い材料として、パーメンジュール、Fe-Al(アルフェル)、Fe-Nix(パーマロイ)および球状黒鉛鋳鉄( JIS :FCD70 ) などがある。尚、逆磁歪効果とは、磁性体に外部から応力を加えると磁気特性が変化する現象である。また、被検出体Sには、必要に応じて磁性焼鈍を予め施しておくと、詳しくは後述するが被検出体Sに作用するトルクを好適に検出できる。また、非磁性材料であっても金属磁性材料を溶射等してコーティングしたり、磁性円筒を軸に圧入したりすることでトルク検出することが可能となる。尚、図1A,Bに例示した被検出体Sは、円柱状であるがこれに限定されない。被検出体Sは、外形が円柱状であれば、内部の構造は問わない。例えば、内径が軸方向において一定である円筒状、または内径が軸方向に位置により異なっている円筒状であってもよい。また、被検出体Sは、回転することが予定されているものであってもよいし、予定されていないものであってもよい。
図1A,Bに示すように、被検出体Sの外周を覆って一対の磁歪式トルク検出センサ1,2が同心状に組み付けられる。樹脂製の第一の絶縁筒体3α,第二の絶縁筒体3β(インシュレータ)が被検出体Sの外周を覆って同心状に各々組み付けられる。絶縁筒体3の周面には斜め方向に傾斜した溝3aが複数箇所に穿設されている。この一対の溝3a内に検出コイル4が各々埋設され、第一、第二の絶縁筒体3α,3βの端部で溝3a間を渡って周回して巻き付けられている(図1B、図3B参照)。第一,第二の絶縁筒体3α,3βの周囲には複数の検出コイル4が隣り合う溝3a内を通過して周回して巻き付けられている。
第一,第二の絶縁筒体3α,3βに形成された溝3aに沿って一定間隔でコ字状に形成された複数のコア5が組み付けられている。図1A,Bに示すように、各コア5は、両側脚部5aを連結する架橋部5bに囲まれたコ字状空間部5cを検出コイル4が通過するように絶縁筒体3に組み付けられる。
図3Aに示すように、複数のコア5は被検出体Sの軸心Oに対して所定角度で傾斜して溝3aに対して架橋部5bが検出コイル4と交差するよう両側脚部5aを第一,第二の絶縁筒体3α,3βの径方向内側に向かって挿入して組み付けられている。図3Cに示すように、コア5の両側脚部5aの脚部端面5eが絶縁筒体3の内周面より被検出体Sに臨むように露出形成されている。ここで、脚部端面51e1と51e2は、図3Aに示すコア51の両側脚部5aの端面であり、また脚部端面52e1と52e2は別のコア52の両側脚部5aの端面である。
なお、本実施例では脚部端面5eが被検出体Sに臨むように露出形成されているが必ずしも露出させる必要はなく、磁歪式トルク検出センサの利用用途などに応じて脚部端面5eを絶縁筒体3で覆っても良い。
また、図1Aに示すように、各コア5は被検出体Sに形成される磁路が当該被検出体Sの軸心Oに対して±45°のいずれかの傾斜角度となるように第一,第二の絶縁筒体3α,3βに組み付けられている。これにより、被検出体Sの軸心Oに対して+45°の方向に圧縮応力が作用し−45°の方向に引張応力が作用する場合、又は+45°の方向に引張応力が作用し−45°の方向に圧縮応力が作用する場合に、前述した逆磁歪効果により被検出体Sに生じる透磁率の変化を検出コイル4のインダクタンス変化量からトルクに換算して検出することができる。
本実施形態では、被検出体Sに形成される磁路(図1A矢印)が当該被検出体Sの軸心Oに対して+45°の傾斜角度で形成されるように複数のコア5が組み付けられた第一の絶縁筒体3α(図1A左側)と、被検出体Sに形成される磁路(図1A矢印)が当該被検出体Sの軸心Oに対して−45°の傾斜角度で形成されるように複数のコア5が組み付けられた第二の絶縁筒体3β(図1A右側)が軸方向に近接して配置されている。
これにより、被検出体Sに作用するいずれの回転方向のトルクの変化を高感度で検出することができる。
コア5は、図2A,Bに示すように、磁性板材をコ字状に折り曲げ形成されたものが好適に用いられる。磁性板材としては、軟磁性材であることが好ましく、比較的透磁率が高いケイ素鋼板や純鉄などが用いられる。コア5は、磁性ナノワイヤであっても良い。例えば、アモルファス合金(金属ガラス)のナノワイヤがあり、このワイヤを束ねたファイバーを用いることもできる。また、コア5は、フェライトで構成することもできる。コア5は、両側脚部5aとこれらを連結する架橋部5bを有し、これらに囲まれたコ字状空間部5cを検出コイル4が通過するように第一,第二の絶縁筒体3α,3βに組み付けられる。また、コア5は図2A,Bに示すように1枚板であってもよいが、図2C,Dに示すように大きさが異なる(相似形の)コ字状の磁性板材5d1〜5d3を複数枚重ねて1つのコア5を形成してもよい。これにより、コア5を通過する磁路を大きく確保することができるので、トルク検出感度の向上に寄与することができる。
ここで、被検出体Sに作用するトルクの検出原理について説明する。被検出体Sにトルクが発生すると、逆磁歪効果により被検出体Sの透磁率μが変化し、その結果検出コイル4のインダクタンスの変化として測定することができる。詳細には、検出コイル4のインダクタンスは、検出コイル4の巻き数Nの2乗に比例し、検出コイル4を挟み込む形で構成されているコア5と被検出体Sの磁路を含む磁気抵抗Rmに反比例する。磁気抵抗Rmは、磁束が流れる磁路の断面積Aと比透磁率μrに反比例し、磁束が流れる磁路Lの長さに比例する。また、所望の方向の磁束量を増やすことで透磁率μの変化を鋭敏に取得することができる。検出コイル4のインダクタンスを決定するコア5から被検出体Sに流れ込む磁束と同じ方向に圧縮力が加わると、被検出体Sの透磁率μの値は低下し、その結果として検出コイル4のインダクタンスは低下する。逆に、磁束の流れと同じ方向に引っ張り力が働くと、検出コイル4のインダクタンスが増加する。
例えば、図1A,Bにおいて被検出体Sに+45°方向に引っ張り力が作用すると検出コイル4のインダクタンスは増大し、−45°方向に圧縮力が作用すると検出コイル4のインダクタンスは低下する。このインダクタンスの変化をロックインアンプを用いた位相検波方式により出力電圧の変化として検出し、被検出体Sにトルクが作用している場合の出力電圧値と、トルクが作用していない場合の出力電圧値との変化量に基づいて、被検出体Sに作用するトルクを検出するようになっている。
また、本発明では図3Aに示すように複数のコア51,52などはそれぞれのコ字状空間部5c(図2参照)を単一の検出コイル4が通過するように絶縁筒体3に組み付けられる。その際、検出コイル4には図3Aの矢印の方向に電流が流れている場合、図3Cに示すコア51には一方の脚部端面51e1−被検出体S−他方の脚部端面51e2−架橋部5b(図2参照)を通る磁路が形成される。同様にコア52には一方の脚部端面52e1−被検出体S−他方の脚部端面52e2−架橋部5b(図2参照)を通る磁路が形成される。単一の検出コイル4により発生する磁路であるため、コア51、52の一方向の脚部端面51e1と52e1は磁気的に同極となり互いに磁気的に反発する性質が生じる。同様に他方の脚部端面51e2と52e2も磁気的に同極となり互いに反発する性質が生じる。
ここで対比説明としてコア51、52のコ字状空間部5c(図2参照)に複数の検出コイル4が通過し、かつ各検出コイル4に逆方向からの電流が流れていた場合について説明する。この場合、本実施例とは異なり脚部端面51e1と52e1は磁気的に異極となり互いに引き合う性質が生じる。同様に他方の脚部端面51e2と52e2も引き合う。通常、コアどうしの距離が近く異極であればあるほど磁路は形成されやすいため、脚部端面51e1と脚部端面52e1間および脚部端面51e2と脚部端面52e2間で磁路が発生してしまう。しかしながらこれらの磁路は所望の磁路である被検出体Sの軸心Oに対して±45°のいずれかの傾斜角度とは異なるものであるため、トルク検出の精度を低下させてしまうことになる。
これに対して本実施形態のように脚部端面51e1と52e1間および脚部端面51e2と52e2間では磁気的に同局となり互いに反発するため磁路は形成されず、よって脚部端面51e1と51e2間および脚部端面52e1と52e2間に磁路の形成が集中されることになる。そのため、トルク検出に有効ではない磁路が少なく、有効な磁路がより多く形成さるためトルク検出精度を高めることが可能となる。
以上説明したように、コ字状に形成された複数のコア5は被検出体Sの軸心Oに対して所定角度で傾斜して配列され、被検出体Sの周囲に複数箇所で独立した磁路が形成される。このため被検出体Sに作用するトルクの検出感度が向上する。特に、コ字状に形成されるコア5は複数段に積層することが可能であるので、磁路を大きく確保することができるので、トルク検出感度の向上に寄与することができる。また、各コア5と被検出体Sとの間で形成される磁路は独立しているので、他のコアからの漏れ磁束による磁気的な干渉を受け難く検出感度を向上させることができる。
上述した実施形態では、被検出体Sにコアの磁束鎖交面が+45°及び−45°の傾斜角度で交差した一対の絶縁筒体3α、3βを設けたがいずれか一方のみを設けてもよいし、3つ以上の絶縁筒体を設けてもよい。
また、コア5の架橋部5bにはコア5を通過する磁束密度の変化を検出するサーチコイルが巻き付けられていてもよい。
また、コア5は、磁性材料により両側脚部5aとこれらを連結する架橋部5bを有するコ字状に一体形成されていたが、両側脚部5aを磁性板材で形成し架橋部5bを絶縁筒体3の外周に同心状に篏合する磁性円筒材で構成することも可能である。
また、絶縁筒体3とコア5はインサート成形により一体に組み付けられていてもよい。
S 被検出体 1,2 磁歪式トルクセンサ 3α 第一の絶縁筒体 3β 第二の絶縁筒体 3a 溝 4 検出コイル 5,51,52 コア 5a 両側脚部 5b 架橋部 5c コ字状空間部 5d1〜5d3 磁性板材 5e,51e1,51e2、52e1,52e2 脚部端面

Claims (3)

  1. 被検出体の外周を覆って同心状に組み付けられる絶縁筒体と、
    前記絶縁筒体の周面に設けられた溝に沿って巻き付けられた複数の検出コイルと、
    両側脚部を連結する架橋部に囲まれたコ字状空間部を前記検出コイルが通過するように前記絶縁筒体に組み付けられる複数のコアと、を具備し、
    前記複数のコアは前記被検出体の軸心に対して所定角度で傾斜して配列され、前記両側脚部の端面が前記絶縁筒体の内周面より前記被検出体に臨むように組み付けられていることを特徴とする磁歪式トルク検出センサ。
  2. 前記複数のコアと前記被検出体に形成される磁路が当該被検出体の軸心に対して±45°のいずれかの傾斜角度となるように前記複数のコアが前記絶縁筒体に組み付けられている請求項1記載の磁歪式トルク検出センサ。
  3. 前記被検出体に形成される磁路が当該被検出体の軸心に対して+45°の傾斜角度で形成されるように前記複数のコアが組み付けられた第一の絶縁筒体と前記被検出体に形成される磁路が当該被検出体の軸心に対して−45°の傾斜角度で形成されるように前記複数のコアが組み付けられた第二の絶縁筒体が軸方向に近接して配置されている請求項2記載の磁歪式トルク検出センサ。
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