JP6483192B2 - 車両側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両側部構造に関する。
従来、前輪から跳ね上げられた小石等の衝突によるチッピングからドアを守るためのものとしては、例えば、サイドシルを車幅方向外側に膨出させた自動車の側部車体構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された側部車体構造は、サイドシルアウタの下端部に接合される接合部と、接合部から車幅方向外側に膨出する膨出部と、を有する板状補強部材をサイドシルに設けて、サイドシルを補強している。
特開2010−188802号公報
しかし、特許文献1に記載の側部車体構造は、サイドシル自体を極端に車幅方向外側に膨出させているので、乗員が車両に乗降する際に、乗員の脚部が膨出部に当接するため、乗降性に影響が生じる可能性がある。
また、特許文献1に記載の側部車体構造は、サイドシルを鋼板によって成型している。このため、サイドシルをチッピングから守るために形状を変える場合には、成形性の精度が必要となるという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、車両への乗降性を維持しつつ、チッピングによる損傷を抑制することができる車両側部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の車両側部構造は、センタピラーを介して前後に設けられた前部ドア及び後部ドアと、前記前部ドア及び前記後部ドアの下方に配置されたサイドシルと、前記サイドシルに固定されたサイドシルガーニッシュと、前記前部ドア及び前記後部ドアの下端部と前記サイドシルガーニッシュの上端部との間に配置され、前記前部ドア及び前記後部ドアの下端部よりも車幅方向外側に側面が突出したモールディング部材と、を備え、前記モールディング部材は、前記前部ドアの前部の下側に配置されている前部ドア下方部位と、前記後部ドアの後部の下側に配置されている後部ドア下方部位と、前記センタピラーの下部の車幅方向外側に配置されているセンタピラー外方部位と、を有し、前部ドア下方部位と後部ドア下方部位は、前記センタピラー外方部位よりも車幅方向内側に凹んでいることを特徴とする。
本発明は、車両への乗降性を維持しつつ、チッピングによる損傷を抑制することができる車両側部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両側部構造の一例を示す要部側面図である。 アウタパネルの斜視図である。 図1のIII−III拡大断面図である。 図1のIV−IV拡大断面図である。 図1のV−V拡大断面図である。 前輪からのチッピング軌跡を示す説明図である。 車両から乗員が乗降するときの状態を示す図で、ドア等を省略した要部概略斜視図である。 サイドシルガーニッシュ及びモールディング部材の平面図である。 モールディング部材をモールドする前のサイドシルガーニッシュの状態を示す斜視図である。 モールディング部材をモールドする前のサイドシルガーニッシュの状態を示す斜視図である。
添付図面を参照して本発明の実施形態に係る車両側部構造を説明する。
なお、実施形態では、「前」は車両のフロント側、「後」は車両のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車幅方向側とする。
≪車両≫
まず、本発明の実施形態に係る車両側部構造Aを説明する前に、車両側部構造Aを備える車両Vについて説明する。
図1に示すように、車両Vは、例えば、センタピラー12と、サイドシル16と、センタピラー12の前後に配置された前部ドア6及び後部ドア7と、を有する自動車であり、特に、車両Vの種類や形状等は限定されない。以下、前部ドア6、後部ドア7等を有する乗用車の右側の車体側部1aを例に挙げて実施形態を説明する。また、車両側部構造Aは、略左右対称に形成されているので、助手席側(左側)については説明を省略する。
≪車両側部構造≫
車両側部構造Aは、車体1の左右の車体側部1aを形成するためのものである。車両側部構造Aは、アウタパネル10と、不図示のインナパネル及び補強部材と、フロントフェンダー2と、前部ドア6と、後部ドア7と、モールディング部材5と、サイドシルガーニッシュ4と、を主に備えて構成されている。
図2に示すように、アウタパネル10は、車体側部1aの意匠面を構成する高強度鋼板等から成るパネル部材である。アウタパネル10の車室内側には、不図示のインナパネル等が接合されている。アウタパネル10には、フロントピラー11と、センタピラー12と、クォーターピラー13と、リヤピラー14と、ルーフサイドレール15と、サイドシル16と、リヤフェンダー17と、の一部を構成する部位が一体形成されている。
センタピラー12は、ルーフサイドレール15とサイドシル16の間に上下方向に延在して架設され、前部ドア6によって開閉される前部ドア開口部1bと、後部ドア7によって開閉される後部ドア開口部1cとの間に配置されている。図4に示すように、センタピラー12は、ピラーアウタパネル12aと、補強部材としてのスチフナ12bと、ピラーインナパネル(図示省略)と、を接合して閉断面を形成した管状のものから成る。
ピラーアウタパネル12aは、センタピラー12の車外側部位を形成している。
スチフナ12bは、センタピラー12の強度及び曲げ剛性を向上させるための高強度鋼板から成る。スチフナ12bは、ピラーインナパネル(図示省略)とピラーアウタパネル12aとを接合して柱状に形成されたセンタピラー12の内側と外側に仕切るように配置されている。
<サイドシル>
図2に示すように、サイドシル16は、前部ドア開口部1b及び後部ドア開口部1cの下側に配置されて、前後方向に略直線状に延設されている。サイドシル16は、図3〜図5に示すように、正面視して縦断面が、サイドシルアウタパネル16aと、不図示のスチフナと、サイドシルンナパネルとの3枚の高強度鋼板で、2つの略D字状の閉断面を形成するように接合されている。図4に示すように、サイドシル16の前後方向の中央部には、センタピラー12の下端部に直交した状態に接合されている。サイドシル16の車幅方向内側部には、車幅方向に向けて配置された不図示のクロスメンバ及び補強ブラケット(横部材)と、フロアパネル等が接合されている。
<サイドシルガーニッシュ>
図3に示すように、サイドシルガーニッシュ4は、サイドシル16の車幅方向外側を覆うように配置されて、車両走行中に飛び跳ねた小石等からサイドシル16を保護するための樹脂製の装飾用部材である。図1に示すように、サイドシルガーニッシュ4は、フロントフェンダー2のタイヤハウス部2aの下端部からリヤフェンダー17のタイヤハウス部17aの下端部に亘って前後方向に延設されている。サイドシルガーニッシュ4は、前部ドア6及び後部ドア7の下方に配置されて、クリップ91(図3参照)等の締結部材によってサイドシル16に固定されている。
図6及び図8に示すように、サイドシルガーニッシュ4の車幅方向の外面4aには、前端から後端に向かって、平坦な平坦部4f、ガーニッシュ前側凹部4g、ガーニッシュ前側凸部4h、ガーニッシュ後側凹部4i、ガーニッシュ後側凸部4jが順次形成されている。このため、サイドシルガーニッシュ4の車幅方向の外面4aは、平面視して、車幅方向外側に向かって僅かに波状に凹凸状態に形成されている。
図6に示すように、平坦部4fは、フロントフェンダー2のタイヤハウス部2aの後部下端2bと、前部ドア6の下端前端部6fと、に合わせて略垂直に形成されている。
図6及び図8に示すように、ガーニッシュ前側凹部4gは、平面視して、平坦部4fに対して車幅方向内側に凹んで形成されている箇所である。ガーニッシュ前側凹部4gは、サイドシルガーニッシュ4において、平坦部4fの後端から後方に向かって徐々に凹んだ後、ガーニッシュ前側凸部4hに向かって徐々に膨らむように、曲面状に形成されている。ガーニッシュ前側凹部4gの前端部は、サイドシルガーニッシュ4の下端部から上端部4e(前部ドア6のドア凹部6dの前端)に向けて後側に斜めに形成されている。
ガーニッシュ前側凸部4hは、平面視して、ガーニッシュ前側凹部4gに対して車幅方向外側に曲面状に緩やかに膨らんで形成されている箇所である。ガーニッシュ前側凸部4hは、センタピラー12(図4参照)の車幅方向外側に形成されている。このため、ガーニッシュ前側凸部4hは、ガーニッシュ前側凸部4hよりも後方にある後部ドア7に対するチッピングに対応する防止エリアの役目を果す。
ガーニッシュ後側凹部4iは、平面視して、ガーニッシュ前側凸部4hに対して車幅方向内側に凹んで形成されている箇所である。ガーニッシュ後側凹部4iは、ガーニッシュ前側凸部4hとガーニッシュ後側凸部4jとの間に形成されている。
ガーニッシュ後側凸部4jは、平面視して、ガーニッシュ後側凹部4iに対して車幅方向外側に膨らんで形成されている箇所である。ガーニッシュ後側凸部4jは、ガーニッシュ後側凹部4iの後端部からサイドシルガーニッシュ4の後端に亘って形成されている。図8に示すように、ガーニッシュ後側凸部4jの車幅方向内側には、サイドシルガーニッシュ4をアウタパネル10に固定するためのアウタパネル固定部4tが形成されている。
また、サイドシルガーニッシュ4の車幅方向外側の外面4aには、図6に示すように、前部ドア6の前部6bに対応するガーニッシュ前部4kと、後部ドア7の後部7cに対応するガーニッシュ後部4mとに、上方から下方に従って車幅方向内側に向かって傾斜する傾斜部4b(図3及び図5参照)がそれぞれ形成されている。換言すると、サイドシルガーニッシュ4の車幅方向外側には、車幅方向外側上方に向かって傾斜しているガーニッシュ傾斜部4cを有している。
その傾斜部4b(ガーニッシュ傾斜部4c)の下端部には、図3〜図5に示すように、サイドシルガーニッシュ4の下側全体に亘って、サイドシル16の下面を覆う水平面4dが形成されている。
このため、サイドシルガーニッシュ4とサイドシル16との間の車幅方向の距離L1,L2,L3は、センタピラー12の下部が配置されているセンタピラー設置部位4n(図4参照)の距離L2が最も長くなっている。
つまり、図3に示す前後方向前部のサイドシルガーニッシュ4とサイドシル16との間の車幅方向の距離L1と、図4に示す前後方向中央部のサイドシルガーニッシュ4とサイドシル16との間の車幅方向の距離L2と、図5に示す前後方向後部のサイドシルガーニッシュ4とサイドシル16との間の車幅方向の距離L3とは、
L2>L3>L1
になっている。
図9及び図10に示すように、サイドシルガーニッシュ4の上部には、モールディング部材5が装着されるモールディング部材設置溝4pと、ウエザーストリップ3(図3参照)が装着されるウエザーストリップ設置溝4rと、が前後方向に延設されている。モールディング部材設置溝4p内には、モールディング部材5に形成された係止突起(図示省略)が係合する多数の係止孔4qが形成されている。ウエザーストリップ設置溝4r内には、ウエザーストリップ3をサイドシルガーニッシュ4に固定する固定具90を取り付けるための固定具取付孔4sが多数形成されている(図3参照)。
<モールディング部材>
図1及び図2に示すように、モールディング部材5は、前部ドア開口部1b及び後部ドア開口部1cの下端部のサイドシル16の車幅方向外方に配置されて、側面視して、前後方向に略帯状に延設された樹脂製の部材である。そのモールディング部材5の表面には、メッキが施されている。
図3〜図5に示すように、モールディング部材5は、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aと、サイドシルガーニッシュ4の上端部4eとの間に配置されている。モールディング部材5の側面(外面)は、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aよりも車幅方向外側に突出している。また、モールディング部材5の側面は、ガーニッシュ傾斜部4c、及び、ドア傾斜部6e,7eよりも車幅方向外側に配置されている。
図1に示すように、モールディング部材5の車幅方向外側には、前部ドア6の前部6bの下側に配置される前部ドア下方部位5bと、後部ドア7の後部7cの下側に配置される後部ドア下方部位5cと、を有している。前部ドア下方部位5bは、前部ドア6の下端部6aに配置される前部ドア開口部1bの下側開口縁に配置されている。後部ドア下方部位5cは、後部ドア7の下端部7aに配置される後部ドア開口部1cの下側開口縁に配置されている。前部ドア下方部位5bと後部ドア下方部位5cは、図3に示すように、センタピラー12の下部の車幅方向外側に配置されているセンタピラー外方部位5dよりも車幅方向内側に凹んでいる。
<前部ドア及び後部ドア>
図1に示すように、前部ドア6及び後部ドア7は、センタピラー12を介して前後に設けられている。前部ドア6及び後部ドア7の前部6b,7bには、車幅方向内側に凹んで形成されたドア凹部6d,7dを有している。
前部ドア6のドア凹部6dの前端部は、サイドシルガーニッシュ4の下端部から上端部4eに向けて後側に斜めに形成されたガーニッシュ前側凹部4gの前端部の形状に合わせて、後側上方向に斜めに曲線状に形成されている。ドア凹部6dは、前部ドア6の前端下側から少し後方に寄った位置から後端に亘って水平に延設されている。
後部ドア7のドア凹部7dは、前部ドア6のドア凹部6dの後端から後部ドア7の中央部まで車体後方に向かって水平に延びた後、ドア凹部7dの上端が後部ドア7の中央部から後部7cに亘ってやや上方向に向けて斜めに形成されている。
図3〜図5に示すように、前部ドア6及び後部ドア7の下部には、車幅方向外側下方に向かって傾斜するドア傾斜部6e,7eを有している。ドア傾斜部6e,7eとガーニッシュ傾斜部4cとの間には、モールディング部材5が配置されている。ドア凹部6d,7dの下側には、モールディング部材5がドア凹部6d,7dに沿って前後方向に延設されている(図1及び図6参照)。
<ウエザーストリップ>
図3〜図5に示すように、ウエザーストリップ3は、前部ドア開口部1b及び後部ドア開口部1cの開口縁(図2参照)に設けられて、雨、埃、騒音等の浸入を防止するためのゴム製のシール材である。ウエザーストリップ3は、ピン等の固定具90によってサイドシルガーニッシュ4を介在して補強部材8に固定されている。
<補強部材>
補強部材8は、図3及び図5に示すように、サイドシルガーニッシュ4の上部とサイドシル16との間、及び、図4に示すように、サイドシルガーニッシュ4の上部とセンタピラー12との間に配置される部材である。補強部材8は、サイドシルガーニッシュ4に沿って前後方向に延設されている。
≪車両側部構造の作用≫
次に、各図を参照して本発明の実施形態に係る車両側部構造Aの作用を説明する。
図1に示すように、本発明は、センタピラー12を介して前後に設けられた前部ドア6及び後部ドア7と、前部ドア6及び後部ドア7の下方に配置されたサイドシル16(図3〜図5参照)と、サイドシル16に固定されたサイドシルガーニッシュ4と、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aとサイドシルガーニッシュ4の上端部4eとの間に配置され、前部ドア6及び後部ドア7)の下端部7aよりも車幅方向外側に側面が突出したモールディング部材5と、を備え、モールディング部材5は、前部ドア6の前部6bの下側に配置されている前部ドア下方部位5bと、後部ドア7の後部7bの下側に配置されている後部ドア下方部位5cと、センタピラー12の下部の車幅方向外側に配置されているセンタピラー外方部位5dと、を有し、前部ドア下方部位5bと後部ドア下方部位5cは、センタピラー外方部位5dよりも車幅方向内側に凹んでいる。
例えば、車両Vの走行中に、前輪Tから跳ね上げられた小石等のチッピングが前部ドア6の下端部6aを直撃する場合は、図3に示すように、縦断面視して、前部ドア6の下端と前輪T(図1参照)の車幅方向の最外端とを結んだチッピング軌跡C1となる。
これに対して、前部ドア6及び後部ドア7の下側のモールディング部材5は、図3〜図5に示すように、前部ドア6及び後部ドア7の下端(チッピング軌跡C1)よりも、車幅方向外側に突出した状態に配置されている。
このため、前輪Tから跳ね上げられた小石等は、サイドシルガーニッシュ4及びモールディング部材5に当たり、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aに当たるのをモールディング部材5で抑制される。よって、本発明の車両側部構造Aは、モールディング部材5をサイドシルガーニッシュ4の上部に設置した簡易な構成でチッピングによる損傷を抑制することができる。
また、図6に示すように、車両Vの走行中に、前輪Tから跳ね上げられた小石等のチッピング軌跡C2は、側面視して、前輪Tの下端から車両後方の上方向に向けて軌跡を描くように形成される。つまり、前輪Tから跳ね上げられた小石等は、サイドシルガーニッシュ4及びモールディング部材5の下側面に向けて跳ね上げられる。
この場合、図4に示すように、モールディング部材5のセンタピラー12の外側に配置されているセンタピラー外方部位5dが、後部ドア7よりも突出した状態に配置されている。このため、モールディング部材5は、前輪Tからのチッピングによって後部ドア7の下端のヘム部が損傷して腐食するのを防止することができる。
また、図7に示すように、モールディング部材5は、前部ドア下方部位5b(図3参照)と、後部ドア下方部位5c(図5参照)とが、センタピラー外方部位5dよりも車幅方向内側に凹んでいる。このため、前部ドア下方部位5bと後部ドア下方部位5cは、車両Vから乗降する乗員Mの脚部Maが、モールディング部材5に当接するのを防止することができる乗降性対応エリアとなる。図6に示すように、モールディング部材5は、センタピラー外方部位5dが車幅方向外側に突出しているので、外観商品性、及び、乗員Mの乗降性を維持したまま、前輪Tからのチッピングによって後部ドア7の下端を直撃するのを防止することができる。つまり、モールディング部材5のセンタピラー外方部位5dは、後部ドア7のピッチングを防止する対応エリアとなる。よって、車体側部1aの下端部は、乗降性と、ピッチングの対応とを両立させたデザインとなっている。
図3〜図5に示すように、センタピラー12を介して前後に設けられた前部ドア6及び後部ドア7と、前部ドア6及び後部ドア7の下方に配置されてサイドシル16に固定されたサイドシルガーニッシュ4と、を備えた車両側部構造Aであって、サイドシルガーニッシュ4には、車幅方向外側上方に向かって傾斜しているガーニッシュ傾斜部4cを有し、前部ドア6及び後部ドア7の下部には、車幅方向外側下方に向かって傾斜するドア傾斜部6e,7eを有し、ガーニッシュ傾斜部4cとドア傾斜部6e,7eとの間には、モールディング部材5が配置され、モールディング部材5は、ガーニッシュ傾斜部4c及びドア傾斜部6e,7eよりも車幅方向外側に配置されている。
これにより、モールディング部材5は、ガーニッシュ傾斜部4c及びドア傾斜部6e,7eよりも、車幅方向外側に配置されていることで、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aにチッピングが衝突するのを解消することができる。
また、図3〜図5に示すように、サイドシルガーニッシュ4は、車幅方向外側上方に向かって傾斜しているガーニッシュ傾斜部4cを有している。このため、ガーニッシュ傾斜部4cは、図7に示すように、車両Vに乗降する乗員Mの脚部Maに接触し難くして、乗降性が悪化するのを抑制することができる。
また、図3〜図5に示すように、モールディング部材5は、最も車幅方向外側に突出した状態に配置されている。このため、モールディング部材5は、車両Vの側面に障害物等が当接した場合に、モールディング部材5に当接するので、前部ドア6及び後部ドア7を障害物から保護することができる。
図3及び図5に示すように、サイドシルガーニッシュ4は、前部ドア6の前部6bに対応するガーニッシュ前部4kと、後部ドア7の後部7cに対応するガーニッシュ後部4mと、を有し、ガーニッシュ前部4kとガーニッシュ後部4mの外面4aには、上方から下方に従って車幅方向内側に向かって傾斜する傾斜部4bがそれぞれ設けられている。
これにより、サイドシルガーニッシュ4は、図7に示すように、上方から下方に向かって車幅方向内側に傾斜する傾斜部4bを有していることで、チッピングを防止するのにあたって必要な箇所だけを外側に突出させることができる。このため、車体側部1aのデザインの自由度を向上させることができる。また、傾斜部4bは、乗降エリアであるガーニッシュ前部4kと、ガーニッシュ後部4mと、に設けたことで、車両Vに乗降する乗員Mの脚部Maにサイドシルガーニッシュ4が当接するのを防止して、乗降性が悪化するのを抑制することができる。
図3〜図5に示すように、サイドシル16は、前後方向に略直線状に延設され、サイドシルガーニッシュ4とサイドシル16との間の車幅方向の距離L1,L2,L3は、センタピラー12の下部が配置されているセンタピラー設置部位4n(図4参照)の距離L2が最も長い。
これにより、サイドシル16は、前後方向に略直線状に延設されて、従来と同様な構造にすることができる。このため、サイドシル16に車幅方向外側に配置されているサイドシルガーニッシュ4及びモールディング部材5は、成形性の良好な樹脂で形成しているので、チッピングを抑制する形状の部材に、容易に形成することができる。また、サイドシルガーニッシュ4は、センタピラー設置部位4n(図4参照)が最も車幅方向外側に突出して配置されているので、側面衝突の際の衝突ストロークを確保することができる。
図6に示すように、前部ドア6の下端部6aには、前後方向に沿って車幅方向内側に凹んで形成されたドア凹部6dを有し、ドア凹部6dの下側には、モールディング部材5が配置されている。
一般に、車両Vのデザインによって前部ドア6にドア凹部6dを形成した場合は、前輪Tからのチッピングが生じ易くなる。これに対して、本発明の車両側部構造Aは、ドア凹部6dの下側にモールディング部材5を設けたことで、チッピングから前部ドア6及び後部ドア7を保護することができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、サイドシルガーニッシュ4及びモールディング部材5は、樹脂製のものを例に挙げて説明したが、材料は特に限定されず、金属製のものであっても構わない。
また、モールディング部材5は、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aに取り付けてもよい。このようにすれば、前部ドア6及び後部ドア7の下端部6a,7aに小石等のチッピングが当たるのをさらに確実に防止することができる。
また、前部ドア6及び後部ドア7は、車体側部1aに配置されたサイドドアであればよく、スライドドアやガルウィングドアであってもよい。
1 車体
2 センタピラー
3 サイドシル
4 サイドシルガーニッシュ
4a 外面
4b 傾斜部
4c ガーニッシュ傾斜部(サイドシルガーニッシュ傾斜部)
4e 上端部
4n センタピラー設置部位
5 モールディング部材
5b 前部ドア下方部位
5c 後部ドア下方部位
5d センタピラー外方部位
6 前部ドア
6a,7a 下端部
6b,7b 前部
6d,7d ドア凹部
6e,7e ドア傾斜部
7 後部ドア
A 車両側部構造
L1,L2,L3 サイドシルガーニッシュとサイドシルとの間の車幅方向の距離
V 車両

Claims (5)

  1. センタピラーを介して前後に設けられた前部ドア及び後部ドアと、
    前記前部ドア及び前記後部ドアの下方に配置されたサイドシルと、
    前記サイドシルに固定されたサイドシルガーニッシュと、
    前記前部ドア及び前記後部ドアの下端部と前記サイドシルガーニッシュの上端部との間に配置され、前記前部ドア及び前記後部ドアの下端部よりも車幅方向外側に側面が突出したモールディング部材と、を備え、
    前記モールディング部材は、前記前部ドアの前部の下側に配置されている前部ドア下方部位と、
    前記後部ドアの後部の下側に配置されている後部ドア下方部位と、
    前記センタピラーの下部の車幅方向外側に配置されているセンタピラー外方部位と、を有し、
    前部ドア下方部位と後部ドア下方部位は、前記センタピラー外方部位よりも車幅方向内側に凹んでいること、
    を特徴とする車両側部構造。
  2. 前記サイドシルガーニッシュは、前記前部ドアの前部に対応するガーニッシュ前部と、
    前記後部ドアの後部に対応するガーニッシュ後部と、を有し、
    前記ガーニッシュ前部と前記ガーニッシュ後部の外面には、上方から下方に従って車幅方向内側に向かって傾斜する傾斜部がそれぞれ設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記サイドシルは、前後方向に略直線状に延設され、
    前記サイドシルガーニッシュと前記サイドシルとの間の車幅方向の距離は、前記センタピラーの下部が配置されているセンタピラー設置部位の距離が最も長いこと、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両側部構造。
  4. 前記前部ドアの下端部には、前後方向に沿って車幅方向内側に凹んで形成されたドア凹部を有し、
    前記ドア凹部の下側には、前記モールディング部材が配置されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の車両側部構造。
  5. センタピラーを介して前後に設けられた前部ドア及び後部ドアと、前記前部ドア及び前記後部ドアの下方に配置されてサイドシルに固定されたサイドシルガーニッシュと、を備えた車両側部構造であって、
    前記サイドシルガーニッシュには、車幅方向外側上方に向かって傾斜しているサイドシルガーニッシュ傾斜部を有し、
    前記前部ドア及び前記後部ドアの下部には、車幅方向外側下方に向かって傾斜するドア傾斜部を有し、
    前記サイドシルガーニッシュ傾斜部と前記ドア傾斜部との間には、モールディング部材が配置され、
    前記モールディング部材は、前記サイドシルガーニッシュ傾斜部及び前記ドア傾斜部よりも車幅方向外側に配置されること、
    を特徴とする車両側部構造。
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