JP6482593B2 - 引出体、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、引出体、画像形成装置に関する。
特許文献1には、潜像担持体に接触して走行する無端状の転写ベルトと、該転写ベルトを支持する複数の支持ローラと、を備えた画像形成装置において、複数の支持ローラの少なくとも1つの支持ローラが、両端が開口した中空状の金属パイプローラとなっており、転写ベルトの温度を検知するサーミスタを設け、支持ローラの一端開口に向けて大気を導入し、且つ、他端開口から大気を導出するための気流経路を設け、サーミスタの出力に応じて支持ローラを流通する大気の温度を調節し、転写ベルトの温度を制御する構成が開示されている。
特開2005−258116号公報
本発明は、画像形成装置本体から引き出した引出体に対して作業する際に、引出体の外表面の温度が予め定められた温度以下になるまでの時間を短時間にすることを課題とする。
請求項1に係る画像形成装置は、回転軸に沿って回転する回転体を備え、前記回転体の回転に伴って画像を記録媒体に加熱定着する定着部と、前記回転体の幅に亘って設けられ、前記定着部によって加熱された空気を第1の流入口から流通させ、前記回転軸に沿った第1の空気流として流通させる第1流通路と、前記回転体の幅に亘って設けられ、前記第1流通路で流通する空気より低い温度の空気を流通させるように前記第1の流入口とは別の第2の流入口から空気を取り込み、前記第1流通路から分離された空間で、前記回転軸に沿った第2の空気流として流通させる第2流通路と、内部に前記定着部を収容すると共に、前記第1流通路と前記第2流通路を構成する壁部を有し、画像形成装置本体に対して一体に引き出し可能とされた引出体と、を備え、前記壁部は、前記回転軸に沿った方向において、前記第2の空気流が前記第1の空気流全体よりも上側を流れるように、前記第1流通路と第2流通路とを仕切る仕切り壁を備える
第一態様に係る引出体は、画像を記録媒体に加熱定着する定着部と、前記定着部の周囲に設けられ、前記定着部から排出された熱によって加熱された空気を流通させる第1流通路と、前記第1流通路に対する前記定着部とは反対側に配置され、前記第1流通路で流通する空気よりも温度が低い空気が流通する第2流通路と、を備え、画像形成装置本体に対して引き出し可能とされている。
第二態様に係る引出体は、前記第2流通路に対する前記第1流通路とは反対側で前記第2流通路を構成する壁部を含み、前記定着部を開放可能な開閉部を備える。
第三態様に係る画像形成装置は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に設けられ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記定着部が前記画像を前記記録媒体に定着し、前記画像形成装置本体に対して引出可能とされた第一態様又は第二態様に係る引出体と、を備える。
本発明の請求項1の構成によれば、本構成における第2流通路を有さない場合に比べ、画像形成装置本体から引き出した引出体に対して作業する際に、引出体の外表面の温度が予め定められた温度以下になるまでの時間を短時間にすることができる。
第一態様の構成によれば、本構成における第2流通路を有さない場合に比べ、画像形成装置本体から引き出した引出体に対して作業する際に、引出体の外表面の温度が予め定められた温度以下になるまでの時間を短時間にできる。
第二態様の構成によれば、本構成における開閉部を有さない場合に比べ、画像形成装置本体から引き出した引出体の開閉部を開閉する際に、開閉部の壁部の外表面の温度が予め定められた温度以下になるまでの時間を短時間にできる。
第三態様の構成によれば、本構成における引出体を有さない場合に比べ、画像形成装置本体から引き出した引出体の定着部で詰まった記録媒体を除去する際に、引出体の外表面の温度が予め定められた温度以下になるまでの時間を短時間にできる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成ユニットの構成を示す概略図である。 本実施形態に係る引出体の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る定着装置の構成を示す正断面図である。 本実施形態に係る定着装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る流通路の構成を示す側断面図である。 本実施形態に係る、外気を取り込むダクトの構成を示す正面図である。 本実施形態に係る流通路の構成を示す平断面図である。 本実施形態に係る定着装置の開閉カバーを示す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10の構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。なお、下記の説明で用いるX方向、−X方向、Y方向、−Y方向、Z方向及び−Z方向は、図中に示す矢印方向である。また、図中の「○」の中に「×」が記載されたものは、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味し、図中の「○」の中に「・」が記載されたものは、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。
画像形成装置10は、図1に示されるように、各構成部品が内部に収容される画像形成装置本体11(筐体)を備えている。画像形成装置本体11の内部には、用紙等の記録媒体Pが収容される複数の収容部12と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部14と、収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット22Y、22M、22C、22K(以下、22Y〜22Kと示す)と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト24と、各画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像を中間転写ベルト24に転写する第1転写ロール26と、第1転写ロール26によって中間転写ベルト24に転写されたトナー画像を中間転写ベルト24から記録媒体Pへ転写する第2転写ロール28と、を備えている。なお、画像形成部14は、上記の構成に限られず、他の構成であっても良く、記録媒体Pに画像を形成するものであればよい。
画像形成ユニット22Y〜22Kは、中間転写ベルト24のY方向側(上方側)にX方向に並んで配置されている。また、各画像形成ユニット22Y〜22Kは、図2に示されるように、一方向(例えば、図2における時計回り方向)へ回転する感光体32をそれぞれ有している。なお、各画像形成ユニット22Y〜22Kは、同様に構成されているので、図2には、画像形成ユニット22Y〜22Kを代表して、画像形成ユニット22Yの構成について図示している。
各感光体32の周囲には、感光体32の回転方向上流側から順に、感光体32を帯電させる帯電装置23と、帯電装置23によって帯電した感光体32を露光して感光体32に静電潜像を形成する露光装置36と、露光装置36によって感光体32に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置38と、感光体32に接触して感光体32に残留しているトナーを除去する除去装置40と、が設けられている。
露光装置36は、制御部20(図1参照)から送られた画像信号に基づき静電潜像を形成するようになっている。制御部20から送られる画像信号としては、例えば、制御部20が外部装置から取得した画像信号がある。
現像装置38は、感光体32へ現像剤を供給する現像剤供給体38Aと、現像剤供給体38Aへ付与される現像剤を攪拌しながら搬送する複数の搬送部材38Bと、を備えている。
各露光装置36の上方には、図1に示されるように、画像形成ユニット22Y〜22Kの各現像装置38へ供給されるトナーを収容するトナー収容部39が設けられている。
中間転写ベルト24は、環状に形成されると共に、画像形成ユニット22Y〜22Kの−Y方向側(下方側)に配置されている。中間転写ベルト24の内周側には、中間転写ベルト24が巻き掛けられる巻掛ロール41、42、43、44、45が設けられている。中間転写ベルト24は、一例として、巻掛ロール43が回転駆動することによって、感光体32と接触しながら一方向(例えば、図1における反時計回り方向)へ循環移動(回転)するようになっている。なお、巻掛ロール42は、第2転写ロール28に対向する対向ロールとされている。また、巻掛ロール43の下側には、中間転写ベルト24に付着した付着物を除去する除去装置49(図4参照)が設けられている。
各第1転写ロール26は、中間転写ベルト24を挟んで各感光体32に対向している。第1転写ロール26と感光体32との間が、感光体32に形成されたトナー画像が中間転写ベルト24に転写される第1転写位置とされている。
第2転写ロール28は、中間転写ベルト24を挟んで巻掛ロール42に対向している。第2転写ロール28と巻掛ロール42との間が、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像が記録媒体Pに転写される第2転写位置とされている。
搬送部16は、各収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、各送出ロール46に送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され各送出ロール46によって送り出された記録媒体Pを第2転写位置へ搬送する複数の搬送ロール50と、が設けられている。
第2転写位置に対する搬送方向下流側には、第2転写ロール28によってトナー画像が転写された記録媒体Pを搬送する搬送部材59が設けられている。搬送部材59は、図4に示されるように、環状(無端状)の搬送ベルト59Aと、搬送ベルト59Aが巻き掛けられた一対のロール59Bと、を有している。搬送ベルト59Aがその外周面に記録媒体Pを保持した状態で、一対のロール59Bの少なくとも一方が回転駆動することで、記録媒体Pを後述の定着装置60へ搬送するようになっている。なお、搬送ベルト59Aは、一例として、搬送ベルト59Aに形成された複数の吸気孔を通じて記録媒体Pが吸引されることで、記録媒体Pを保持する構成となっている。
この搬送部材59に対する搬送方向下流側には、第2転写ロール28によって記録媒体Pに転写されたトナー画像を記録媒体Pに定着させる定着装置60が設けられている。
この定着装置60及び搬送部材59を含み、画像形成装置本体11に対して引出可能に引出体100(図3参照)が設けられている。この引出体100及び定着装置60の具体的な構成については後述する。
さらに、図1に示されるように、定着装置60に対する搬送方向下流側には、トナー画像が定着された記録媒体Pを画像形成装置本体11から後処理装置200へ排出する排出ロール52が設けられている。なお、後処理装置200は、例えば、記録媒体Pを冷却する冷却部(図示省略)、記録媒体Pの湾曲を矯正する矯正部(図示省略)、記録媒体Pに形成された画像を検査する検査部(図示省略)などを含んで構成されている。
さらに、定着装置60の下側であって収容部12の上側には、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを、再び第2転写位置へ送り戻すための搬送路37が配置されている。この搬送路37には、排出ロール52によって後処理装置200へ排出された記録媒体Pが、後処理装置200で反転されて、送り込まれるようになっている。搬送路37に送り込まれた記録媒体Pは、搬送路37に沿って複数配置された搬送ロール対35によって、第2転写位置に向けて搬送される。
(画像形成動作)
次に、本実施形態に係る画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10では、収容部12から送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ロール50によって第2転写位置へ送り込まれる。
一方、画像形成ユニット22Y〜22Kでは、帯電装置23によって帯電した感光体32が、露光装置36によって露光されて感光体32に静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置38によって現像されて感光体32にトナー画像が形成される。画像形成ユニット22Y〜22Kで形成された各色のトナー画像は、第1転写位置にて中間転写ベルト24に重ねられて、カラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト24に形成されたカラー画像が、第2転写位置にて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、搬送部材59によって、定着装置60へ搬送され、転写されたトナー画像が定着装置60により定着される。トナー画像が定着された記録媒体Pは、排出ロール52によって画像形成装置本体11から後処理装置200に排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
(引出体100の構成)
次に、引出体100の構成について説明する。図3は、引出体100の構成を示す斜視図である。
引出体100は、図3に示されるように、定着装置60を有している。さらに、引出体100は、Z方向側に配置されたフレーム102と、−Z方向側に配置されたフレーム104と、−X方向側に配置されたフレーム108と、−Y方向側(下方側)に配置された底板106と、を有している。
底板106は、前述の搬送路37(図1参照)の上側の搬送路面を構成している。底板106には、搬送ロール対35のうちの上側のロール35Aが設けられている。
引出体100のX方向端部及び−X方向端部(フレーム108)には、画像形成装置本体11(図1参照)に設けられた一対の案内部材13(レール部材)に案内される一対の被案内部材110が設けられている。被案内部材110が案内部材13によって−Z方向側へ案内されることで、引出体100が画像形成装置本体11から−Z方向へ引き出されるようになっている。引出体100が画像形成装置本体11から引き出されることで、搬送路37(図1参照)が開放され、搬送路37で詰まった記録媒体Pを除去する処理が可能となる。なお、引出体100は、画像形成装置本体11に対して分離せずに、画像形成装置本体11から引き出されるようになっている。
さらに、引出体100が画像形成装置本体11から引き出された状態において、被案内部材110が案内部材13によってZ方向へ案内されることで、引出体100が画像形成装置本体11へ収容されるようになっている。
(定着装置60の構成)
次に、本実施形態に係る定着装置60の構成を説明する。
定着装置60は、図4に示されるように、筐体80と、筐体80の内部に設けられトナー画像(画像の一例)を記録媒体に加熱定着する定着部62と、を有している。定着装置60は、引出体100に設けられており、後述の第1流通路71及び第2流通路72を含む筐体80及び定着部62が、画像形成装置本体11(図1参照)から一体に引き出されるようになっている。
定着部62は、加熱部材としての定着ベルト64と、加圧部材としての加圧ロール66と、を有している。加圧ロール66は、一例として、アルミニウム製の円柱状のロール本体(図示省略)の外周に、シリコンゴム製の弾性体層が被覆されて構成されている。この弾性体層の外周面には、フッ素系樹脂などより成る剥離層が形成されている。加圧ロール66は、駆動部(図示省略)によって一方向(図4における時計方向)へ回転駆動するようになっている。
定着ベルト64は、一例として、ポリアミドからなる基材の表面にフッ素樹脂を被覆した構成となっており、Z方向及び−Z方向に開放された環状(無端状)を成している。さらに、定着ベルト64は、パッド部材68、第1加熱ロール69、及び第2加熱ロール67に巻き掛けられている。定着ベルト64は、加圧ロール66に従動して一方向(図4における反時計方向)に周回移動する(回転する)ようになっている。なお、第1加熱ロール69及び第2加熱ロール67の少なくとも一方が回転駆動することで、定着ベルト64は、一方向(図4における反時計方向)に周回移動(回転)してもよい。
パッド部材68は、周回移動する定着ベルト64がパッド部材68の−Y側の面(下面)に接触した状態で滑り動くように、定着ベルト64の内周側で筐体80に対して固定されている。そして、パッド部材68は、加圧ロール66からの押付(ニップ)荷重を受けることで、定着ベルト64と加圧ロール66との間にニップ部Nを形成している。パッド部材68内には、ハロゲンヒータ68A等の加熱源が設けられている。
第1加熱ロール69は、定着ベルト64の周回方向におけるパッド部材68よりも下流側に配置されている。第1加熱ロール69は、円筒状に形成され、内周側にハロゲンヒータ69A等の加熱源が設けられている。第1加熱ロール69は、当該加熱源によって、定着ベルト64を加熱するようになっている。
第2加熱ロール67は、定着ベルト64の周回方向における第1加熱ロール69よりも下流側に配置されている。第2加熱ロール67は、円筒状に形成され、内周側にハロゲンヒータ67A等の加熱源が設けられている。第2加熱ロール67は、当該加熱源によって、定着ベルト64を加熱するようになっている。なお、加熱源は、第1加熱ロール69、第2加熱ロール67及びパッド部材68のうちの少なくとも1つに設けられていればよい。
筐体80は、定着ベルト64の上方及び側方を包囲する上部筐体90と、加圧ロール66の下方及び側方を包囲する下部筐体88と、を有している。上部筐体90と下部筐体88との間には、記録媒体Pの進入口89Aが−X方向側が形成され、記録媒体Pの排出口89BがX方向側に形成されている。すなわち、記録媒体Pが、この進入口89Aに対して−X方向側から進入し、排出口89BからX方向側へ排出されるようになっている。
下部筐体88は、記録媒体Pの進入側(−X方向側)に配置された第1側壁81と、記録媒体Pの排出側(X方向側)に配置された第2側壁82と、−Y方向側(下方側)に配置させた底壁84と、を有している。
具体的には、第1側壁81は、底壁84の−X方向端部からY方向側に立設されている。第2側壁82は、底壁84のX方向端部からY方向側に立設されている。また、第2側壁82のY方向端部(上端部)から−X方向側へ案内部85(ガイド)が形成されている。案内部85は、定着ベルト64と加圧ロール66との間のニップ部Nから排出される記録媒体Pを、排出ロール52へ案内する機能を有している。
上部筐体90は、定着ベルト64に対向するようにY方向側(上方側)に配置された上壁94と、記録媒体Pの進入側(−X方向側)に配置された第1側壁91と、記録媒体Pの排出側(X方向側)に配置された第2側壁92と、第2側壁92の−Y方向側(下側)に配置された案内部99(ガイド)と、を有している。
具体的には、第1側壁91は、上壁94の−X方向端部から−Y方向側(下方側)に延出すると共に、−Y方向側部分(下部)が、−Y方向側(下方側)にいくにつれてX方向側に傾斜している。第2側壁92は、上壁94のX方向端部から−Y方向側(下方側)に延出すると共に、−Y方向側部分(下部)が、−Y方向側(下方側)にいくにつれて−X方向側に傾斜している。案内部99は、定着ベルト64と加圧ロール66との間のニップ部Nから排出される記録媒体Pを、案内部85と共に排出ロール52へ案内する機能を有している。
さらに、上部筐体90は、上壁94のY方向(上方)に配置された外壁96と、上壁94及び外壁96の−X方向端部同士を連結する第1連結壁93(側壁)と、上壁94及び外壁96のX方向端部同士を連結する第2連結壁95(側壁)と、上壁94と外壁96との間の空間を上層空間と下層空間とに仕切る仕切壁98と、を有している。
第1連結壁93は、上壁94の−X方向端部からY方向(上方)へ立設されている。この第1連結壁93には、定着部62(具体的には定着ベルト64)から排出された熱によって加熱された空気(以下、熱気という)が流入する流入口93Aが形成されている。流入口93Aは、図5及び図6に示されるように、Z方向に沿って複数形成されている。また、複数の流入口93Aによる開口密度が、Z方向に行くにつれて、段階的に小さくなるように、複数の流入口93Aの大きさ及び配置間隔が設定されている。
第2連結壁95は、図4に示されるように、上壁94のX方向端部からY方向(上方)へ直立する直立部95Bと、直立部95BのY方向端部(上端部)からY方向側にいくにつれて−X方向に傾斜する傾斜部95Cと、を有している。
傾斜部95Cは、Y方向端部(上端部)が外壁96のX方向端部に連結されると共に、Y方向の中間部で仕切壁98のX方向端部と連結されている。傾斜部95Cにおける仕切壁98に対する−Y方向側(下側)には、定着部62(具体的には定着ベルト64)からの熱気が流入する流入口95Aが形成されている。また、直立部95Bにも、定着部62(具体的には定着ベルト64)からの熱気が流入する流入口95Dが形成されている。流入口95A、95Dは、それぞれ、図3に示されるように、Z方向に沿って複数形成されている。また、複数の流入口95A、95Dによる開口密度が、Z方向に行くにつれて、段階的に小さくなるように、複数の流入口95A、95Dの大きさ及び配置間隔が設定されている。
仕切壁98の−X方向端部は、図4に示されるように、上方へ突出する突出部98Aを介して、外壁96と連結されている。これにより、仕切壁98が、上壁94と外壁96との間の空間を、下層空間で構成される第1流通路71と、上層空間で構成される第2流通路72と、に仕切っている。すなわち、第1流通路71は、上壁94と、仕切壁98と、第1連結壁93と、第2連結壁95の直立部95B及び傾斜部95Cの一部(仕切壁98よりも−Y方向部分)に囲まれて構成されている。また、第2流通路72は、外壁96、仕切壁98、連結壁95の傾斜部95Cの一部(仕切壁98よりもY方向部分)に囲まれて構成されている。つまり、第2流通路72は、第1流通路71に対する定着部62とは反対側に配置されている。
第1流通路71には、流入口93A、95A、95Dを通じて、定着部62からの熱気が流入するようになっている。第2流通路72は、第1流通路71から分離された空間とされており、第2流通路72には、流入口93A、95A、95Dから流入した熱気が流入しないようになっている。
さらに、第1流通路71及び第2流通路72には、図6に示されるように、それぞれ、外気が供給される供給口73、74が、−Z方向側に形成されている。供給口73、74に対する−Z方向側には、図5及び図6に示されるように、外気が取り込まれるダクト78、79が配置されている。ダクト78、79は、図5及び図7に示されるように、画像形成装置本体11に設けられた開閉部としてのフロントカバー18、19にそれぞれ取り付けられている。フロントカバー18、19は、それぞれ、ダクト78、79と一体に観音開きされるように構成されている。
ダクト78、79は、それぞれ、フロントカバー18とフロントカバー19との隙間Sから画像形成装置本体11に入り込んだ外気を取り込む取込口78A、79Aと、取込口78A、79Aから取り込まれた外気が通る通路78B、79Bと、通路78B、79Bを通った外気を第1流通路71の供給口73、第2流通路72の供給口74に排出する排出口78C、79Cと、を有している。
排出口78C、79Cと、第1流通路71の供給口73、第2流通路72の供給口74とは、それぞれ、フロントカバー18、19が閉じられた状態において、排出口78C、79Cと供給口73、74との縁部同士が接触して通じるようになっている。当該縁部には、密着性を高めるための弾性部材が設けられていてもよい。なお、フロントカバー18、19が開放された場合には、ダクト78、79がフロントカバー18、19と一体に移動するため、当該縁部同士は離間した状態となる。
さらに、第1流通路71及び第2流通路72には、図6に示されるように、それぞれ、空気が排出される排出口75、76が、Z方向側に形成されている。排出口75、76に対するZ方向側には、排出口75、76から排出された空気が流入するダクト115が配置されている。ダクト115は、画像形成装置本体11に設けられたZ方向側の壁部17(リアフレーム)に取り付けられている。ダクト115は、−Z方向端部が排出口75、76と通じており、Z方向端部が、壁部17に形成された排出口15と通じている。ダクト115内には、送風部(排風部)としてのファン116が設けられている。ファン116は、駆動により、ダクト115内の空気をZ方向へ送るようになっている。これにより、ダクト78、79、第1流通路71及び第2流通路72内の空気が吸引されて、矢印に示されるように、ダクト78、79から取り込まれた外気や、定着部62からの熱気が流通するようになっている。なお、ファン116としては、例えば、シロッコファンや軸流ファン等が用いられる。
このように、第1流通路71は、定着部62からの熱気を外気と共に流通させる流通路として構成されている。さらに、第2流通路72は、流入口93A、95A、95Dから流入した熱気が流通せず、外気が流通するように構成されている。すなわち、第2流通路72は、第1流通路71で流通する空気よりも温度が低い空気が流通する流通路として構成されている。
なお、第1流通路71には、図8に示されるように、流入口93A、95A、95Dから流入した熱気がZ方向へ効率よく流通するように、整流板117が設けられている。
さらに、定着装置60の上部筐体90は、図9に示されるように、上壁94、外壁96(壁部の一例)、第1連結壁93、第2連結壁95及び仕切壁98を含む開閉カバー97(開閉部の一例)を有している。この開閉カバー97が開けられることで、定着部62(定着ベルト64)を含む定着装置60の内部が開放(露出)するようになっている。これにより、定着装置60に対する保守点検(メンテナンス)や、部品交換、定着装置60内で詰まった記録媒体Pの除去などがなされるようになっている。
(本実施形態に係る作用)
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
本実施形態では、定着ベルト64が、第1加熱ロール69、第2加熱ロール67及びパッド部材68によって加熱される。この加熱された定着ベルト64から排出される熱気は、ファン116(図6参照)を駆動することで、図5及び図6に示されるように、流入口93A、流入口95A、流入口95D(図3参照)を通じて第1流通路71に流入する。
一方、第1流通路71の供給口73及び第2流通路72の供給口74には、フロントカバー18とフロントカバー19との隙間Sから画像形成装置本体11に入り込んだ外気が、ダクト78、79を通じて供給される。
第1流通路71では、定着ベルト64からの熱気と外気とが混ざって流通する。一方、第2流通路72は、流入口93A、95A、95Dから流入した熱気が流通せず、外気が流通する。このため、第2流通路72は、第1流通路71で流通する空気よりも温度が低い空気が流通する。
そして、第1流通路71を流通した熱気と外気とが、第2流通路72を流通した外気とが、ダクト115で合流し、ダクト115を通じて排出口15から画像形成装置本体11の外部へ排出される。
このように、定着ベルト64から排出される熱気を外気と混ぜながら排出するので、定着装置60の周辺の構成部材の温度上昇が抑制される。特に、本実施形態のように、中間転写ベルト24が定着装置60のY方向側(上方側)に配置される構成では、中間転写ベルト24の温度上昇が効果的に抑制される。これにより、中間転写ベルト24において、トナーの表面が融解してトナー同士が凝集したり、装置内の構成部材に固着したりする現象(ブロッキング現象)が発生することが抑制される。
さらに、本実施形態では、第2流通路72において、第1流通路71で流通する空気よりも温度が低い空気が流通するので、外壁96の温度上昇、すなわち、引出体100(定着装置60)の外表面(上面)の温度上昇が抑制される。
これにより、画像形成装置本体11から引出体100を引き出して、当該引出体100に対して作業する際に、引出体100(定着装置60)の外表面(上面)の温度が予め定められた温度に以下になるまでの時間が短時間になる。なお、当該「短時間になる」には、時間を必要としない場合も含まれる。
これにより、当該引出体100に対して行う作業の作業性が向上する。引出体100に対して行う作業としては、開閉カバー97を開閉する作業、定着装置60の構成部品の保守点検(メンテナンス)や部品交換する作業、定着装置60の内部で詰まった記録媒体Pの除去作業などがある。
(変形例)
本実施形態では、第2流通路72が第1流通路71のY方向側(上方側)に配置されていたが、これに限られず、例えば、第1流通路71が定着ベルト64のX方向側(−X方向側)に配置される場合には、第2流通路72は、第1流通路71のX方向側(−X方向側)に配置される。すなわち、第2流通路72は、第1流通路71に対する定着部62とは反対側に配置されていればよい。
また、本実施形態では、第1流通路71及び第2流通路72によって流通路が構成されていたが、これに限られず、3つ以上の流通路で構成されていてもよい。具体的には、例えば、第2流通路72内を上下の層に仕切る仕切部を設けて、第2流通路72を2つの流通路として構成する態様がある。
第2流通路72は、画像形成装置本体11の外部から取り込んだ外気を流通させていたが、画像形成装置本体11内部の空気を取り込むようにしてもよい。この構成では、例えば、定着部62から離れた位置で、画像形成装置本体11内部の空気を取り込むことで、第1流通路71で流通する空気より低い温度の空気を流通させる構成とされる。
また、本実施形態では、引出体100は、画像形成装置本体11に対して分離せずに画像形成装置本体11から引き出されるようになっていたが、引出体100は、画像形成装置本体11に対して分離する構成であってもよい。すなわち、引出体100は、画像形成装置本体11から取り外される構成であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 画像形成装置
11 画像形成装置本体
14 画像形成部
62 定着部
71 第1流通路
72 第2流通路
96 外壁(壁部の一例)
97 開閉カバー(開閉部の一例)
100 引出体
P 記録媒体

Claims (4)

  1. 回転軸に沿って回転する回転体を備え、前記回転体の回転に伴って画像を記録媒体に加熱定着する定着部と、
    前記回転体の幅に亘って設けられ、前記定着部によって加熱された空気を第1の流入口から流通させ、前記回転軸に沿った第1の空気流として流通させる第1流通路と、
    前記回転体の幅に亘って設けられ、前記第1流通路で流通する空気より低い温度の空気を流通させるように前記第1の流入口とは別の第2の流入口から空気を取り込み、前記第1流通路から分離された空間で、前記回転軸に沿った第2の空気流として流通させる第2流通路と、
    内部に前記定着部を収容すると共に、前記第1流通路と前記第2流通路を構成する壁部を有し、画像形成装置本体に対して一体に引き出し可能とされた引出体と、
    を備え、
    前記壁部は、前記回転軸に沿った方向において、前記第2の空気流が前記第1の空気流全体よりも上側を流れるように、前記第1流通路と前記第2流通路とを仕切る仕切り壁を備え
    前記第2流通路は前記定着部の上側に位置するとともに、前記第2流通路を構成する壁部の一部は前記引出体の外壁の一部を構成している
    画像形成装置。
  2. 前記第1流通路、または、前記第2流通路は、前記壁部により複数の流通路に構成されている
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記引出体を引き出すために開閉される開閉部を備え、前記第2の流入口は、前記開閉部側に設けられている
    請求項1または2のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1流通路および前記第2流通路を流通したそれぞれの空気は、合流した後に、前記画像形成装置の外部へ排出される
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
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