JP2013054299A - 画像形成装置 - Google Patents

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豊 中山
Akira Harada
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Abstract

【課題】帯電手段へ送風するための第1送風手段と帯電手段以外の部材へ送風するための第2送風手段とを有する画像形成装置において、部品点数を減らし製造コストを低減することと、第2送風手段の動作によって、第1送風手段から帯電手段へ送風される空気の流量が変動するのを抑制することを両立する技術を提供すること。
【解決手段】画像形成装置(100)は、帯電手段(22)に空気を導く第1ダクト(251)と、第1ダクト内に設けられ、帯電手段に空気を送風する第1送風手段(256)と、帯電手段以外の部材(21、23、24)へと空気を導く第2ダクト(254)と、第1送風手段の上流側の位置において第1ダクトから第2ダクトへ空気を送り込み、帯電手段以外の部材へ空気を送風する第2送風手段(258)とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の画像をそれぞれ形成する4つの単色画像形成ユニットを備える。各単色画像形成ユニットは、静電潜像を現像剤で現像する現像装置を有する。各現像装置には、例えばトナーカットリッジと呼ばれる現像剤収容器から現像剤搬送路を介して各色の現像剤が供給される。
特許文献1には、像保持体とともにプロセスカートリッジとしてカートリッジ化された現像装置の内部に充填された現像剤の攪拌によって現像剤が発熱することにより生じる熱を効率よく除去するため、現像剤の発熱により温められた空気を、プロセスカートリッジの上部に設けられた排気ダクト及び排気ファンにより排気する画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、現像器を効果的に冷却するため、現像器の現像ローラの軸部に向けて空気を吹き付ける送風機を備えた画像形成装置が記載されている。
また、特許文献3には、コロナ放電により像保持体の表面を帯電させる放電ワイヤを備えた帯電装置を有する画像形成装置において、紙粉やトナー等の浮遊物が放電ワイヤに付着するのを防止したり、オゾンや窒素酸化物などの放電生成物を放電ワイヤの周囲から吹き払ったりするため、放電ワイヤにむけて空気を吹き付ける送風ファン及び送風ダクトを設けることが記載されている。
特開2006−113344号公報 特開2006−259118号公報 特開2006−276175号公報
本発明の目的は、像保持体を帯電させる帯電手段へ空気を送風するための第1送風手段と帯電手段以外の部材へ空気を送風するための第2送風手段とを有する画像形成装置において、部品点数を減らし製造コストを低減することと、第2送風手段の動作によって、第1送風手段から帯電手段へ送風される空気の流量が変動するのを抑制することを両立する技術を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本願の請求項1に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段によって帯電させられた像保持体に対し、画像データに応じた露光を行って静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された静電潜像を現像する現像手段と、前記帯電手段に空気を導く第1ダクトと、前記第1ダクト内に設けられ、前記帯電手段に空気を送風する第1送風手段と、前記帯電手段以外の部材へ空気を導く第2ダクトと、前記第1送風手段の上流側の位置において前記第1ダクトから前記第2ダクトへ空気を送り込み、前記帯電手段以外の部材へ空気を送風する第2送風手段とを有することを特徴とする。
本願の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記第1送風手段の上流で且つ前記第2送風手段が前記第1ダクトから前記第2ダクトへ空気を送り込む位置より下流の位置に配置されたフィルタを更に有する構成を有することを特徴とする。
本願の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記第1送風手段及び前記第2送風手段は回転駆動型の送風機であり、当該画像形成装置は、画像を形成しているとき、前記第1送風手段の回転速度を、前記第2送風手段の回転速度に応じて制御する制御手段を更に有することを特徴とする。
本願の請求項4に係る画像形成装置は、請求項3に記載の構成において、前記制御手段は、画像形成の終了後、前記第2送風手段が動作中の場合、前記第2送風手段の動作を停止し、前記第1送風手段の動作を予め決められた期間維持することを特徴とする。
本願の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記第1送風手段及び前記第2送風手段の動作を制御する制御手段を更に有し、前記制御手段は、画像形成の終了後、前記第2送風手段が動作中の場合、前記第2送風手段の動作を停止し、前記第1送風手段の動作を予め決められた期間維持することを特徴とする。
請求項1に記載の構成によれば、像保持体を帯電させる帯電手段へ空気を送風するための第1送風手段と帯電手段以外の部材へ空気を送風するための第2送風手段とを有する画像形成装置において、部品点数を減らし製造コストを低減することと、第2送風手段の動作によって、第1送風手段から帯電手段へ送風される空気の流量が変動するのを抑制することを両立させることができる。
請求項2に記載の構成によれば、第2送風手段が第1ダクトから第2ダクトへ空気を送り込む位置より上流の位置にフィルタを配置する場合と比べて、フィルタを通過する空気の流量を低減させることができる。
請求項3に記載の構成によれば、第1送風手段の風量を第2送風手段の風量に応じて制御する制御手段を有さない場合と比べて、第1送風手段から帯電手段へ送風される空気の流量の変動を抑制することができる。
請求項4及び5に記載の構成によれば、画像形成の終了後、第1送風手段の風量制御を行わなくても、第1送風手段から帯電手段へ送風される空気の流量を増加させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を模式的に示す図である。 空気供給部の構成を模式的に示す図である。 図2の矢視III−III方向から見た断面図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る空気供給装置の制御を示す流れ図である。 第1ファンの回転速度の制御に用いられる制御テーブルの一例を示す模式図である。
<1.実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の主要部をなす画像形成部2の構成を示す図である。同図において、符号の末尾に付されたアルファベットの符号は、当該符号が付された要素が取り扱うトナーの色を示している。符号の末尾のアルファベットのみが異なる要素同士は、取り扱うトナーの色は異なるが、構成に大きな差異はない。このため、以下の説明において、これらの要素について特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省いて説明する。また、説明の便宜上、図1において、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、画像形成装置100内を搬送される記録媒体(例えば、紙やプラスチックシート)は、二点鎖線の矢印Cで示された方向に搬送され、画像形成部2は、記録媒体が搬送される間に、当該記録媒体に画像を形成する。
感光体ドラム21は、表面に光導電膜が形成された円筒状の部材であり、表面の露光によって形成された静電潜像を保持する。感光体ドラム21は、中間転写ベルト26と接触状態にあるときに、中間転写ベルト26の移動に伴って、円筒軸を中心として図1中の矢印Aの方向に回転する。感光体ドラム21は、本発明に係る「像保持体」の一例である。
帯電装置22は、例えばコロトロン帯電器或いはスコロトロン帯電器などの非接触型放電方式の帯電装置であり、感光体ドラム21の光導電膜を決められた電位に帯電させる。帯電装置22は、帯電部材として機能する放電ワイヤ221と、放電遮蔽部材として機能するシールドケース222とを有する。放電ワイヤ221は、例えば、タングステン、カーボンタングステン、金メッキタングステン等の金属材料からなるワイヤであり、感光体ドラム21の回転軸に沿って(図1のY軸方向)延び、感光体ドラム21の表面から離間して配置される。放電ワイヤ221に放電用バイアス電源(図示せず)によって高電圧が印加されると、放電ワイヤの周囲でコロナ放電が発生し、感光体ドラム21の表面に正又は負の電荷が与えられる。シールドケース222は感光体ドラム21の軸方向に延びる断面がコ字状の部材であり、放電ワイヤ221を包囲するように且つ感光体ドラム21側に開口するように配置され、感光体ドラム21に対向する側を除いて放電ワイヤ221の放電を遮断する。シールドケース222の上部には、後述する空気供給装置25から送風される空気が放電ワイヤ221へと通過可能なように、長手方向に延びる穴(図示せず)が形成されている。帯電装置22は、本発明に係る「帯電手段」の一例である。
露光装置33は、帯電装置22により帯電させられた感光体ドラム21に対し、制御部1から出力される画像データに基づいて露光光を照射し、感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成する。露光装置33は、本発明に係る「露光手段」の一例である。
現像装置24は、Y,M,C,Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉などの磁性体キャリアとを含む二成分現像剤を収容しており、感光体ドラム21に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。現像装置24は、本発明に係る「現像手段」の一例である。
中間転写ベルト26は、無端のベルト状の部材であり、回転ロール27、一次転写ロール28及びバックアップロール29によって張力をもった状態で支持され、図中の矢印Bの方向に回転するよう駆動される。回転ロール27は、中間転写ベルト26を支持する円筒状の部材であり、円筒軸を中心として回転する。本実施形態では、画像形成部2は2つの回転ロール27を有しており、その一方はモータ等の駆動装置によって回転駆動され、中間転写ベルト26の駆動を行うドライブロールとして働く。一次転写ロール28は、各色トナー毎に設けられ、中間転写ベルト26を挟んで対応する感光体ドラム21と対向する円筒状の部材である。一次転写ロール28と感光体ドラム21との間に電圧が印加されると、感光体ドラム21と中間転写ベルト26との間に電位差が生じ、この電位差によって感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト26の表面に転写される。
二次転写ロール30は、中間転写ベルト26を挟んでバックアップロール29と対向する円筒状の部材である。二次転写ロール30とバックアップロール29との間に電圧が印加されると、二次転写ロール30と中間転写ベルト26との間に電位差が生じ、この電位差によって、中間転写ベルト26の表面のトナー像が、中間転写ベルト26と二次転写ロール30の間に挟まれた記録媒体に転写される。
搬送ロール31は、図示せぬ駆動装置により駆動され、上記したように図1に示す二点鎖線の矢印Cの方向に記録媒体を搬送する円筒状の部材である。搬送ロール31は、記録用紙が予め定められた搬送速度で搬送されるように回転される。
定着装置32は、加熱ロール321と加圧ロール322とを備えている。定着装置32は、トナー像が転写されて搬送されてくる記録媒体に対し、加熱ロール321と加圧ロール322とにより挟まれた領域Rにおいて熱と圧力とを加える定着処理を施し、トナー像を記録媒体に定着させる。
クリーニング装置23は、感光体ドラム21の表面に押圧されて配置され、感光体ドラム21の表面において中間転写ベルト26に転写されずに残留したトナーを除去する。クリーニング装置23は、本発明に係る「クリーニング手段」の一例である。
空気供給装置25は、帯電装置22の清掃及び現像装置24の冷却のための空気を供給する。以下、本実施形態の空気供給装置25について、図2及び図3を併せて参照し説明する。図2は、X軸方向に沿って見た空気供給装置25を模式的に示す図であり、図3は図2の矢視III−III方向から見た断面図である。図2において矢印は、空気の流れる向きを示す。
図2に示すように、空気供給装置25は、概ねY軸方向(即ち、画像形成装置100の前後方向)に延びる空気通路としての第1ダクト251と、第1ダクト251から分岐した第2ダクト254とを有する。第1ダクト251は、吸気用ダクト252と、吸気用ダクト252の下流側に設けられた送風ダクト253とを有する。吸気用ダクト252と送風ダクト253の間には、吸気用ダクト252から空気を吸い込み送風ダクト253へ送り込む第1ファン256が設けられており、送風ダクト253と吸気用ダクト252は、第1ファン256を介して互いに接続されている。図示されているように、本例において、第1ファン256は羽根車2561を有する遠心送風機(部材の回転によって送風を行う回転駆動型の送風機の一例)であり、羽根車2561の回転による遠心力の作用によって空気を遠心方向に送風し、回転軸方向に空気を吸い込む。尚、以下の記載において、第1ファン256の羽根車2561の回転速度を、単に第1ファン256の回転速度ともいう。
第1ファン256の上流側にはフィルタ257が設置されており、吸気用ダクト252内を流れる空気に含まれる塵埃を捕獲する。フィルタ257は、第2ダクト254が第1ダクト251から分岐する位置(即ち、後述する第2ファン258が第1ダクト251から第2ダクト254へ空気を送り込む位置)よりも下流側に設けられている。
吸気用ダクト252の上流端2521は画像形成装置100の背面側において、画像形成装置100の筐体の外部に開口している。第1ファン256が回転駆動されると、この上流端2521から筐体外部の空気(以下、「外部空気」という)が吸気用ダクト252内に導入される。即ち、吸気用ダクト252の上流端2521は空気取り入れ口として機能する。吸気用ダクト252内に取り込まれた空気は、第1ファン256によって、送風ダクト253に送り込まれる。
送風ダクト253は、帯電装置22の上方において帯電装置22に沿ってY軸方向に延び、下面に帯電装置22に沿った長尺の開口(空気吹き出し口)2531が形成されている。送風ダクト253に送り込まれた空気は、この空気吹き出し口2531から下向きに吹き出て、帯電装置22の放電ワイヤ221周りの紙粉やトナー等の浮遊物やオゾン等の放電生成物を吹き払う。送風ダクト253内には、空気吹き出し口2531から吹き出される空気の流速を帯電装置22の延びる方向に均一化するための複数の仕切板2532が設けられている。尚、画像形成装置100には、空気吹き出し口2531から吹き出された空気を外部に排出する排気装置(図示せず)が設けられており、排気装置と空気供給装置25との協働により、空気が吹き込まれる帯電装置22周りの空間の圧力が概ね一定に保たれるようになっている。
図2と共に図3を合わせて参照すると、吸気用ダクト252は矩形の断面形状を有し、その側面に第2ファン258が取り付けられている。本例において、第2ファン258は、羽根車2581を有する遠心送風機である。第2ダクト254は、第2ファン258の吐出口に接続され、現像装置24へ向かってY軸方向に延びている。図3に示すように、吸気用ダクト252の側面の第2ファン258が取り付けられた位置には、開口2522が設けられている。第2ファン258を回転駆動すると、第2ファン258は、開口2522を通じて吸気用ダクト252から空気を吸引し、第2ダクト254へと送り込む。即ち、第2ファン258は、第1ファン256の上流側の位置において、第1ダクト251から第2ダクト254へ空気を送り込む。第2ダクト254へ送り込まれた空気は、第2ダクト254の下流端に設けられた開口(空気吹き出し口)2541を通じて現像装置24に向けて送風される。これによって、現像装置24の冷却がなされる。現像装置24は、本発明に係る「帯電手段以外の部材」の一例である。
次に、本実施形態における空気供給装置25の制御について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図である。同図に示されるように、画像形成装置100は、制御部1と、画像形成部2と、第1ファン駆動回路3と、第2ファン駆動回路4と、温度センサ241とを備える。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。制御部1のCPUは、ROMに記憶された制御プログラムを実行して、画像形成装置100の各部を制御する。特に本実施形態では、CPUは、第1ファン駆動回路3及び第2ファン駆動回路4を制御することで、空気供給装置25の第1ファン256及び第2ファン258を制御する。
画像形成部2は、前述した如く、記録媒体が画像形成装置100内を搬送される間に、当該記録媒体に画像を形成する。
第1ファン駆動回路3は、制御部1からの制御信号(例えば、第1ファン256の目標回転速度を定める回転速度指令値)に基づいて第1ファン256を駆動する。第2ファン駆動回路4は、制御部1からの制御信号(例えば、第2ファン258の目標回転速度を定める回転速度指令値)に基づいて第2ファン258を駆動する。第1ファン駆動回路3及び第2ファン駆動回路4は、例えば、第1ファン256及び第2ファン258を回転させるモータをPWM(Pulse Width Modulation)制御方式で駆動するモータ駆動回路であってよい。
温度センサ241は、図2に示すように、現像装置24の近傍に配置され、現像装置24の温度を検出する。温度センサ241は異なる位置に複数個設けてもよい。制御部1は、温度センサ241によって検出された現像装置24の温度に基づいて、第2ファン258を制御する。具体的には、温度センサ241によって検出された現像装置24の温度が予め設定された第1基準温度より高い場合、第2ファン258の回転速度を温度センサ241によって検出された現像装置24の温度と第1基準温度との差に応じて変化させる制御がなされるように、第2ファン駆動回路4に制御信号(例えば、回転速度指令値)を供給する。現像装置24の温度が第1基準温度以下の第2基準温度より低くなると、第2ファン258は停止される。第1基準温度と第2基準温度は同じとしてもよいが、第2ファン258の起動/停止が頻繁に繰り返されるのを防ぐため、第2基準温度を第1基準温度より低く設定することが好ましい。
次に、第1ファン256を含む空気供給装置25の制御について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、制御部1は画像形成装置100により画像形成が開始されたか否か判定し、開始されている場合(ステップS1;YES)、第1ファン駆動回路3に起動信号を出し、第1ファン256を起動する(ステップS2)。即ち、第1ファン256は画像形成に連動して起動される。
次に、制御部1は、第2ファン258の回転速度N2を取得する(ステップS3)。ここで、制御部1は、第2ファン駆動回路4に供給した回転速度指令値を第2ファン258の回転速度N2とみなしてもよいし、あるいは、第2ファン258の回転速度N2を検出する回転速度センサを設けて、その回転速度センサから第2ファン258の回転速度N2の検出値を読み込んでもよい。第2ファン258が停止している場合、第2ファン258の回転速度N2はゼロである。
続いて、制御部1は、ステップS3で取得した第2ファン258の回転速度N2に基づいて、第1ファン256の回転速度N1を制御する(ステップS4)。図6は、第2ファン258の回転速度N2に基づく第1ファン256の回転速度N1の制御に用いられる制御テーブルの一例を示す模式図である。この制御テーブルは、例えば制御部1のROMに格納されており、制御部1はこの制御テーブルに基づいて第1ファン256の回転速度N1の制御を行う。図6に示すように、第2ファン258の回転速度N2がゼロの場合、制御部1は、第1ファン256が予め決められた初期回転速度N0で回転し、第2ファン258の回転速度N2が増加するにつれて、第1ファン256の回転速度N1が増加するように、第1ファン駆動回路3に制御信号を供給する。図6の例では、第1ファン256の回転速度N1と初期回転速度N0との差が、第2ファン258の回転速度N2に比例して増加するように制御がなされる。
ステップS5では、制御部1は、画像形成装置100による画像形成が終了したか否か判定する。画像形成が終了していない場合(ステップS5;NO)、ステップS3及びS4の処理を繰り返し、第2ファン258の回転速度N2に基づく第1ファン256の回転速度N1の制御を行う。画像形成が終了している場合(ステップS5;YES)、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御部1は、第2ファン258が動作中か否か判定する。第2ファン258が動作中である場合(ステップS6;YES)、ステップS7において、制御部1は、第1ファン256の回転速度制御をせず(即ち、第1ファン256の回転速度N1は変わらない)、第2ファン駆動回路4に停止信号を送り第2ファン258を停止させる。第2ファン258の停止により、第1ファン256の送風量が増加する。第2ファン258が動作中でない場合(ステップS6;NO)、ステップS8において、制御部1は、第1ファン256の回転速度N1を増加させるべく、第1ファン駆動回路3に制御信号を送る。このとき、第1ファン256の回転速度N1が予め決められた増加分だけ増加するようにしてもよいし、或いは、回転速度N1が予め決められた回転速度になるようにしてもよい。第1ファン256の回転速度N1の増加により、第1ファン256の送風量が増加する。
ステップS7における第2ファン258の停止またはステップS8における第1ファン256の回転速度N1の増加の後、ステップS9において、制御部1は、予め決められた期間(例えば、10秒)が経過するのを待ち、ステップS10へ進んで第1ファン256を停止して処理を終了する。
上述したように、本実施形態の空気供給装置25においては、現像装置24に冷却空気を供給する第2ダクト254が、帯電装置22に放電生成物等を吹き払うための空気を供給する第1ダクト251から分岐しており(即ち、第2ファン258によって、第1ダクト251から第2ダクト254へ空気が送り込まれ)、外部空気が取り入れられる吸気用ダクト252が、帯電装置22に送風する空気の取り入れと現像装置24に送風する空気の取り入れとに共通して用いられるので、現像装置24に冷却空気を供給する第2ダクト254用に別個の吸気用ダクトを設ける場合と比べて、部品点数が少なくなり製造コストが低減される。
また、本実施形態の空気供給装置25においては、第1ファン256の上流側において第2ファン258が第1ダクト251から第2ダクト254に空気を送り込むため、第2ファン258が第1ファン256の下流側において第1ダクト251から第2ダクト254に空気を送り込む場合と比べて、第2ファン258の動作によって第1ファン256から送風ダクト253の空気吹き出し口2531を通じて帯電装置22へ送風される空気の流量が変動するのが抑制される。これは、以下の理由によるものと考えられる。即ち、本実施形態の空気供給装置25においては、送風ダクト253に空気を送り込む第1ファン256と第2ダクト254に空気を送り込む第2ファン258のいずれも、吸気用ダクト252の空気取り入れ口2521に直接連通している(即ち、第1ファン256と第2ファン258の一方と空気取り入れ口2521との間に、第1ファン256と第2ファン258の他方が介在しない)。このような構成においては、第1ファン256の送風量は第2ファン258の動作の影響を多少受けるが概ね第1ファン256の回転速度によって決まり、また、第1ファン256によって送風ダクト253に送り込まれた空気は、その一部が第2ダクト254に流れることなく、空気吹き出し口2531から吹き出される。これに対し、第2ファン258が第1ファン256の下流の位置において第1ダクト251から第2ダクト254に空気を送り込むようにした場合(即ち、第2ファン258が送風ダクト253から第2ダクト254へ空気を送り込むようにした場合)、第2ファン258と空気取り入れ口2521との間に、第1ファン256が位置することになる。その結果、第2ファン258を駆動すると、第1ファン256の回転によって送風ダクト253に送り込まれる空気の一部が、第2ダクト254に流れることとなり、送風ダクト253の空気吹き出し口2531から吹き出る空気の流量が、第2ファン254の駆動/停止によって大きく変動する。
尚、送風ダクト253から送風される空気の流量変動が大きいと、次のような不都合が生じ得る。即ち、送風ダクト253からの送風量が過度に小さくなると、帯電装置22周囲における放電生成物等の除去が十分になされない。一方、送風ダクト253からの送風量が過度に大きくなると、送風ダクト253から吹き出された空気が流れ込む空間内の圧力が上昇する。その結果、結局は送風ダクト253から吹き出される空気の流量が減ることとなり、やはり、帯電装置22周囲における放電生成物等の除去が十分になされなくなる。本実施形態の空気供給装置25においては、第2ファン258の動作状態による送風ダクト253から吹き出される空気の流量変動が小さいので、これらの問題が生じにくい。
また、本実施形態の空気供給装置25においては、第1ファン256の上流側に配置されて外部空気に含まれる塵埃を捕獲するフィルタ257は、第2ダクト254が第1ダクト251から分岐する位置(即ち、第2ファン258の第1ダクト251への取り付け位置)よりも下流側に設けられているため、フィルタ257を第2ダクト254が第1ダクト251から分岐する位置よりも上流(例えば、空気取り入れ口2521の近傍)に設けた場合と比べて、フィルタ257を通過する空気の流量が低減され、フィルタ257の寿命が長くなる。尚、第2ファン258によって第2ダクト254を通じて現像装置24へ送られる空気は現像装置24の冷却に用いられ、清掃に用いられるものではないため、第2ファン258の上流側にフィルタを設ける必要はない。
また、上述したように、第1ファン256及び第2ファン258が軸流送風機のような回転駆動型の送風機の場合、第1ファン256の回転速度N1を、第2ファン258の回転速度N2に応じて制御することで、第2ファン258の回転速度N2の変化に伴う第1ファン256の送風量の変動が低減される。尚、第1ファン256の送風量を検出する流量センサ等を別途設けて送風量の変動を抑制するようフィードバック制御を行うことも可能であるが、そのような流量センサを用いることで構造の複雑化及びコストアップにつながる。
また、画像形成の終了後、第2ファン258が動作中の場合、第2ファン258を停止させ、第1ファン256の動作を予め決められた期間維持することで、第1ファン256の回転速度を増加する制御を行わなくても、第1ファン256の送風量が増加する。それにより、帯電装置22における放電生成物等の除去が、送風量を増加させない場合に比べて、より早くなされる。
<2.変形例>
上記実施形態を次のように変形してもよい。以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、第2ダクト254は、現像装置24を冷却するための空気を供給するものとしたが、本発明はこれに限定されない。第2ダクト254から供給される空気を、現像装置24の周辺の他の熱を発生する部品の冷却に用いてもよい。例えば、感光体ドラム21の回転シャフト内を軸方向に貫通する空洞を設け、この空洞に第2ダクト254からの空気を流し込むことで、感光体ドラム21の冷却を行ってもよい。また、第2ダクト254からクリーニング装置23に空気を送り、クリーニング装置23の冷却を行ってもよい。要は、第2ダクト254は、第1ダクト251を通じて空気を供給される帯電装置25以外の部材へ空気を導くものであってよい。
(変形例2)
上述した実施形態において、第1ファン256及び第2ファン258を遠心送風機としたが、本発明はこれに限定されない。第1ファン256及び第2ファン258は、例えば、軸流送風機、斜流送風機などであってもよい。また、圧縮比(吐出圧力と吸込圧力の比)も特に限定されず、用途に応じて適切な値を有する装置を選択すればよい。
(変形例3)
上述した実施形態において、第1ファン256の回転速度N1と初期回転速度N0との差が、第2ファン258の回転速度N2に比例して増加する(即ち、第1ファン256の回転速度N1と初期回転速度N0との差の第2ファン258の回転速度N2に対する増加率が一定)ように制御したが、本発明はこれに限定されない。第1ファン256の回転速度N1と初期回転速度N0との差の第2ファン258の回転速度N2に対する増加率が、第2ファン258の回転速度N2の増加に応じて変化してもよい。また、第1ファン256の回転速度N1と初期回転速度N0との差が、第2ファン258の回転速度N2が増加するにつれてステップ状に増加してもよい。図6に示した制御テーブルは、送風ダクト253や画像形成装置100の筐体の形状や寸法等に応じて、第1ファン256により送風ダクト253から吹き出される空気の流量の第2ファン258の動作に応じた変動が極力小さくなるように実験的に定めてもよい。
(変形例4)
上述した実施形態において、空気供給装置25の空気取り入れ口2521は画像形成装置100の筐体の背面側において開口するものとしたが、本発明はこれに限定されない。空気取り入れ口2521は、例えば、画像形成装置100の筐体の側面部に開口していてもよい。
1…制御部、2…画像形成部、3…第1ファン駆動回路、4…第2ファン駆動回路、21…感光体ドラム、22…帯電装置、23…クリーニング装置、24…現像装置、25…空気供給装置、26…中間転写ベルト、27…回転ロール、28…一次転写ロール、29…バックアップロール、30…二次転写ロール、31…搬送ロール、32…定着装置、33…露光装置、100…画像形成装置、221…放電ワイヤ、222…シールドケース、241…温度センサ、251…第1ダクト、252…吸気用ダクト、253…送風ダクト、254…第2ダクト、256…第1ファン、257…フィルタ、258…第2ファン、321…加熱ロール、322…加圧ロール、2521…空気取り入れ口、2531…空気吹き出し口、2532…仕切板、2541…空気吹き出し口、2561…羽根車、2581…羽根車、2582…開口

Claims (5)

  1. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電させられた像保持体に対し、画像データに応じた露光を行って静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された静電潜像を現像する現像手段と、
    前記帯電手段に空気を導く第1ダクトと、
    前記第1ダクト内に設けられ、前記帯電手段に空気を送風する第1送風手段と、
    前記帯電手段以外の部材へ空気を導く第2ダクトと、
    前記第1送風手段の上流側の位置において前記第1ダクトから前記第2ダクトへ空気を送り込み、前記帯電手段以外の部材へ空気を送風する第2送風手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記第1送風手段の上流で且つ前記第2送風手段が前記第1ダクトから前記第2ダクトへ空気を送り込む位置より下流の位置に配置されたフィルタを更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1送風手段及び前記第2送風手段は回転駆動型の送風機であり、
    当該画像形成装置は、画像を形成しているとき、前記第1送風手段の回転速度を、前記第2送風手段の回転速度に応じて制御する制御手段を更に有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、画像形成の終了後、前記第2送風手段が動作中の場合、前記第2送風手段の動作を停止し、前記第1送風手段の動作を予め決められた期間維持することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1送風手段及び前記第2送風手段の動作を制御する制御手段を更に有し、前記制御手段は、画像形成の終了後、前記第2送風手段が動作中の場合、前記第2送風手段の動作を停止し、前記第1送風手段の動作を予め決められた期間維持することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014791A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 シャープ株式会社 送風システム及びそれを備えた画像形成装置
JP2017194638A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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