JP6482192B2 - 半導体mems共振器 - Google Patents
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(実施の形態1)
図1(a)〜(e)を参照して、本発明に基づく実施の形態1における半導体MEMS共振器の構成例について説明する。図1(a)は共振器の平面図である。図1(b)および(c)は共振器の断面図であり、それぞれ、図1(a)に示されるA−A’とB−B’における断面が示されている。これらの図には、第2の導電性(例えばP型)を有するカンチレバー10が示されている。カンチレバー10は、基台12(例えば絶縁体)に固定された固定領域13で支持されている。第1の導電性(例えばN型)を有する駆動電極14は、空乏層領域15を介してカンチレバー10と一体化されている。
図2(a)〜(c)を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるリング型半導体MEMS共振器の構成について説明する。図2(a)は本実施の形態におけるリング型半導体MEMS共振器の平面図であり、図2(b)は図2(a)のC−C’での断面図である。これらの図には、振動リング20が示されている。リング幅の中央領域には第1の導電性(例えばN型)の領域21が、外周および内周には、第2の導電性(例えばP型)の領域22および23がそれぞれ配置されている。振動リング20の幅の中央(円周に沿っている)には基台24に固定された固定領域25が配置され、振動リング20は、固定領域25によって保持されている。
図3(a)〜(c)を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるリング型半導体MEMS共振器の構成について説明する。かかる構成では、「構造体」は「励振機構」を内包した「振動機構」でもある。これらの図には、構造体としての振動リング(共振リング)30が示されている。振動リング30は、第1の半周状帯領域31と第2の半周状帯領域41とで構成されている。さらに、第1の半周状帯領域31には第1の導電性(例えばN型)を有する第1の領域32がリングの円周方向に沿って配置され、その内周側と外周側には第2の導電性(例えばP型)を有する第2の領域33が隣接して配置されている。また、第2の半周状帯領域41には第2の導電性(例えばP型)を有する第2の領域42がリングの円周方向に沿って配置され、その内周側と外周側には第1の導電性(例えばN型)を有する第1の領域43が配置されている。図3(b)は図3(a)のD−D’での断面図である。なお、図3(b)での寸法は必ずしも図3(a)の寸法とは一致しておらず、説明上デフォルメされている。図3(b)には、当該共振リングの外部に設置された直流電源50,51が示されている。直流電源50,51は、それぞれ「第1の逆バイアス電圧」と「第2の逆バイアス電圧」とを発生している。当該逆バイアス電圧の大きさは必ずしも同一値であるとは限らない。直流電源50は、第1の領域32と第2の領域33とを逆バイアスしている。直流電源51は、第2の領域42と第1の領域43とを逆バイアスしている。配線52は、第2の領域33と第1の領域43とを同電位にするためのものである。かかる構成により、第1の領域32と第2の領域33との間、第2の領域42と第1の領域43との間にはそれぞれ空乏層(図示せず)が形成される。直流電源50,51により、第1の領域32と第2の領域33との組合せ、および、第2の領域42と第1の領域43との組合せには圧縮力が作用する。直流電源50,51にそれぞれ第1の交流信号と第2の交流信号(それぞれの値は異なっていても良い)を重畳(図示せず)させ、当該交流信号の周波数を振動リング30の共振周波数と同じにすると、振動リング30は大きな振動振幅で振動する。当該構成による静電駆動型共振器では、第1の領域32と第2の領域33との組合せ(および第2の領域42と第1の領域43との組合せ)が互いに対向した電極となり、それらの厚さ(紙面では上下方向の厚さ)が電極対向面積に対応している。
図6−1(a1)〜(e2)および図6−2(f1)〜(j2)を参照して、半導体MEMS共振器(図3)の製造方法について説明する。図6−1(a1)〜(e2)および図6−2(f1)〜(j2)には、図3(a)のD−D’およびE−E’での断面図がそれぞれ示されている。なお、図6−1および図6−2での寸法は必ずしも図3(a)で示されていた寸法とは一致しておらず、説明上デフォルメされている。図6−1(a1)および図6−1(a2)においては、シリコン層(シリコンオンインシュレータ(SOI)ウェーハでのデバイス層)60、絶縁層61、シリコン層(基板層)62が示されている。説明の便宜上、シリコン層60およびシリコン層62は第1の導電性(例えばN型)を有している。シリコン層60の表面に絶縁層を設け、周知の技術を用いてパターニングされた絶縁層63を配置する(図6−1(b1)および(b2))。絶縁層63のパターンをマスクとして不純物拡散を行い、第2の導電性(例えばP型)を有する領域64を作成する。なお、同図では領域64の深さは「絶縁層61まで到達する」深さであるが、この限りではない。続いて、絶縁層を配置し、周知の技術を用いてパターニングされた絶縁層65を配置する(図6−1(d1)および(d2))。次に、当該絶縁層65が覆われていない領域をエッチングなどの手法で除去する(図6−1(e1)および(e2))。
図7(a)〜(d)を参照して、本発明に基づく実施の形態5として、半導体MEMS共振器の他の構成と励振方法について説明する。これらの図では前記した第1の導電性領域が「非貫通」の場合が示されている。これらの図は図3(b)に示した構成に対応している。図7(a)および(c)では第2の導電性(例えばP型)の領域84(SOI構成のデバイス層)が例示されている。図7(a)では、第1の導電性(例えばN型)の領域85,86,87が領域84に配置されている。領域85,86,87は領域84を深さ方向に突き抜けることなく、それらの深さは84の厚さよりも小さい。かかる構成は前記した不純物拡散の条件を制御することにより達成される。領域84〜87で構成された各領域には、直流電源90,91が接続されている。かかる電源により、領域84と領域85の間、あるいは領域84と領域86との間で構成されるPN接合は逆バイアスされる。当該直流電源に交流信号が重畳(図示せず)されている場合には、その周波数で当該PN接合が励振される。かかる構成では、図7(b)に例示した振動モード(エクステンショナル(0,1)モード)で励振することができる。
図8(a)〜(c)を参照して、本発明に基づく実施の形態6として、複数の「円弧状帯領域」が振動リングを構成している例について説明する。同図では「白」表示領域が「第1の領域(N型)」、「黒」表示領域が「第2の領域(P型)」を示している。また、円弧状帯領域同士の間の境界は説明の便宜上離れているように図示されているが、実際の構造では互いに隣接して配置されている。図8(a)では4個の円弧状帯領域が円周に沿って配置され、互いに向き合った2個の円弧状帯領域130a,130bには面内振動を励起するPN接合が配置されている。円弧状帯領域131a,131bにはPN接合が配置されていない。図8(b)では6個の円弧状帯領域が円周に沿って配置され、互いに向き合った2個の円弧状帯領域132a,132bにはPN接合が配置されているが、残りの4個の領域には配置されていない。図8(c)では6個の円弧状帯領域が円周に沿って配置されている。この内の4個の領域(円弧状帯領域133a,133b,134a,134b)にはPN接合が配置されているが、残りの2個の円弧状帯領域には配置されていない。また、図8(a)と図8(b)とは異なり、リングの上半分(あるいは下半分)が異なる導電性の円弧状帯領域で構成されている。図8(a)〜(c)に示した本実施の形態においても、逆バイアスおよび交流信号を印加することにより面内振動を励起することが可能である。なお、図8(a)〜(c)はリング構成の一例を示したに過ぎず、他の構成であっても構わない。
図9を参照して、本発明に基づく実施の形態7におけるリング型共振器について説明する。図9においては、第1の導電型を有する第1の領域である振動リング150が示される。さらに、第2の導電型を有し振動リング150の外周で振動リング150に接して配置された第2の領域151aが示される。さらに、第2の導電型を有し振動リング150の内周で振動リング150に接して配置された第2の領域151bが示される。図9において、第2の領域151aと第2の領域151bとはリングを挟んで対向する位置に配置されている。それぞれの大きさ(円周方向に沿った長さ)には格段の制限がないが、振動モードを考慮するならば、それぞれの「中心角」(リング中心から電極を見込んだ角度に相当)をほぼ等しくすることが好ましい。図9には、さらに固定領域152および「アンカー」領域153が示されている。振動リング150と第2の領域151a(および第2の領域151b)に逆バイアス電圧が重畳された交流信号を供給することにより当該リングは励振される。また逆に、当該リングが振動している時には、振動リング150と第2の領域151a(第2の領域151b)からは当該振動に対応した電気信号(例えば静電容量の変化)が得られる。図9では、当該構成要素群を含む配置構成155a(破線で示す)と同様のものが振動リング150に沿って他に3ヶ所(配置構成155b,155c,155d)配置されている。即ち、合計4ヶ所の配置構成155a,155b,155c,155dが配置されている。図9中の上下に配置された配置構成155aおよび155cをリングの励振用に、図9中の左右に配置された配置構成155bおよび155dを電気信号検出用に用いることができる。かかる構成では、振動リングの共振周波数は振動リング150と配置構成155a(あるいは配置構成155b,155c,155d)の構成(主として平面的な寸法)によって決定される。本実施の形態では、共振周波数のPN接合構造(例えばそれらの厚さ)依存性が低いことから、共振器の設計が容易となり、また作製も容易になるという特徴がある。
図10を参照して、本発明に基づく実施の形態8におけるリング型共振器について説明する。本実施の形態におけるリング型共振器は、図9に示したリング型共振器の構成から配置構成155aと配置構成155cとを排除した構成となっている。図10に示すように、振動リング150を固定する領域は当該リングの円周のうち図10中の左右の2ヶ所のみであるので、より多くの振動モードで動作させることが可能である。
図11を参照して、本発明に基づく実施の形態9におけるリング型共振器について説明する。本実施の形態におけるリング型共振器は、図11に示すように、図10に示した構成のうち配置構成155bおよび155dを分割配置した構成となっている。即ち、本実施の形態における配置構成155eおよび155fが、実施の形態8における配置構成155dに対応し、本実施の形態における配置構成155gおよび155hが、実施の形態8における配置構成155bにそれぞれ対応している。かかる構成では、配置構成155eから配置構成155hへの励振信号(交流信号と逆バイアス信号)を制御することにより、多用な振動モードを選択できる。例えば、配置構成155eと配置構成155gとに同じ励振信号を、配置構成155fと配置構成155hとに別の励振信号(例えば、逆位相の交流信号)を供給すれば、エクステンショナル(1,2)モードで励振することができる。また、配置構成155eから配置構成155hの全てに同じ励振信号を供給すれば、エクステンショナル(0,2)モードで励振することができる。本実施の形態では4組の「ペアー」を配置する例を示したが、より多くの「ペアー」を配置したり、各「ペアー」の配置される領域を変化させることにより、他の振動モードで励振することが可能である。
図12を参照して、本発明に基づく実施の形態10におけるリング型共振器について説明する。本実施の形態におけるリング型共振器は、図12に示すように、2個の振動リング160a,160bを配置し、連結機構161で両者を機械的に結合した構成を備えている。本実施の形態におけるリング型共振器においては、前記した配置構成(配置構成155aなど)と同じ構成の配置構成162a〜162dが配置されている。かかる構成では、配置構成162aおよび162bを励振用に設定し、図12中の左側にある振動リング160aを振動させる。当該振動は連結機構161を介して図12中の右側にある振動リング160bを振動させる。この振動は配置構成162cと配置構成162dとの間から電気信号として検出することができる。振動リング160aと振動リング160bとは同じ形状、同じ大きさであることが好ましいが、これに限らない。例えば、振動リング160aの外径、内径、幅が振動リング160bの外径、内径、幅よりも若干小さい場合には、両者の共振周波数に差が生じる。しかし、連結機構161でこれらの振動が結合され、共振周波数の帯域幅が増大するという利点が発生する。さらに、振動リングの数を増加(2次元的な配置をも含む)させ、それぞれを連結機構で連結させることも可能である。
図13を参照して、本発明に基づく実施の形態11として、音響エネルギの伝播および閉じ込めについて説明する。図13では、図3(a)に示した第1の半周状帯領域31の一部分31’が示されている。図13において、第1の領域32’および第2の領域33’は図3(a)に示した第1の領域32と第2の領域33とにそれぞれ対応している。第1の領域32’と第2の領域33’との間に形成された空乏層(図示せず)には振動リングを振動させる静電気力が発生している。かかる振動が発生した時には、第2の領域33’の内部を伝播する音響波100が発生する。この波は第2の領域33’の内部を径方向に伝播し、第2の領域33’の外側界面と、第1の領域32’と接する内側界面で反射する(101の矢印で例示)。第2の領域33’の幅102および幅103(共に平面内での幅である)を適宜設定することにより、音響波100を定在波にすることができる。かかる構成では振動リングへ与えられたエネルギが外部に漏れ出さないので、効率良くリングを振動させることができる。
図14(a)および(b)を参照して、本発明に基づく実施の形態12として、半導体MEMS共振器の駆動法および信号検出法について説明する。図14(a)は図3(a)と同一のものをしめし、各領域の接続パッドを便宜的にJ,K,L,Mと表記してある。図14(b)は駆動系110および信号検出系111を示す。駆動系110では、入力端子112から供給された交流信号は、正負の逆バイアス用直流電源に重畳され、接続パッドJおよびLから振動リングに供給される。一方、接続パッドKおよびMは、OP1およびOP2でそれぞれ構成された電流増幅回路に接続されている。かかる構成では、当該電流増幅回路の入力インピーダンスはゼロであるので、接続パッドKおよびMは接地(仮想接地である)されていることになる。このため、振動リングを構成しているPN接合には、駆動系110の直流電源から供給された交流信号を含む電圧全てが印加されることになる。即ち、第1の導電性(例えばN型)を有する第1の領域(Jに対応)と第2の導電性(例えばP型)を有する第2の領域(Kに対応)には交流信号が重畳された第1の逆バイアス電圧(+Vで表示)が印加されている。一方、第2の導電性を有する第3の領域(Lに対応)と第1の導電性を有する第4の領域(Mに対応)には当該交流信号が重畳された第2の逆バイアス電圧(−Vで表示)が印加されている。これらの励振条件下で振動リングを振動させている。
図15を参照して、本発明に基づく実施の形態13における半導体MEMS共振器について説明する。図15に示すように、本実施の形態における半導体MEMS共振器の構成は、図3(a)に示した構成に、振動リングの外周および内周の領域に電極120,120’ ,122,122’を付加したものである。かかる構成では、種々の駆動・検出形態を採用することができる。例えば、
(1)第1の領域32と第2の領域33との組合せ、第2の領域42と第1の領域43との組合せで振動リングを励振し、電極120と電極120’との間、および、電極122と電極122’との間から信号を検出する。
(2)電極120と電極120’との組合せ、電極122と電極122’との組合せで振動リングを励振し、第1の領域32と第2の領域33との間、第2の領域42と第1の領域43との間から信号を検出する。
(3)第1の領域32と第2の領域33との組合せ、第2の領域42と第1の領域43との組合せ、電極120と電極120’との組合せ、電極122と電極122’との組合せの全てで振動リングを励振し、第2の領域33と第1の領域43との間から信号を検出する。信号検出法は図14(a)および(b)と同様である。
Claims (6)
- 主面を有する基台を備え、さらに、少なくとも一部が前記主面に固定された半導体で構成された構造体上に、第1の導電性を有する少なくとも1つの第1の領域と、前記第1の導電性とは逆の第2の導電性を有し、前記主面に垂直な方向から見たときに前記第1の領域に隣接する少なくとも1つの第2の領域とを有する第1の構造と、少なくとも1つの前記第2の領域と前記主面に垂直な方向から見たときに該第2の領域に隣接するように配置された少なくとも1つの前記第1の領域とを有する第2の構造とを備え、
前記第1の構造における前記第1の領域および前記第2の領域と、前記第2の構造における前記第1の領域および前記第2の領域とが、前記主面に平行で該2つの領域が配置された面内において、互いに分断するように形成されており、前記第1の構造および前記第2の構造の少なくとも1つの該2つの領域間に交流信号が重畳された逆バイアス電圧を印加し、前記交流信号により、前記主面に平行で該2つの領域が配置された面内で前記構造体を面内振動させる、半導体MEMS共振器。 - 前記第1の構造および前記第2の構造のいずれにおいても、前記構造体が振動する方向における、前記第1の領域の寸法と前記第2の領域の寸法とが異なる、請求項1に記載の半導体MEMS共振器。
- 前記第1の構造および前記第2の構造のいずれにおいても、前記構造体が振動する方向における、前記第1の領域および前記第2の領域の少なくとも1つの領域の寸法が、前記構造体が振動する方向における、前記構造体の振動機構の寸法よりも大きい、請求項1に記載の半導体MEMS共振器。
- 半導体で構成された構造体上に、第1の導電性を有する少なくとも1つの第1の領域と、前記第1の導電性とは逆の第2の導電性を有し、前記第1の領域に隣接する少なくとも1つの第2の領域とを有する第1の構造と、少なくとも1つの前記第2の領域と該第2の領域に隣接するように配置された少なくとも1つの前記第1の領域とを有する第2の構造とを備え、
前記第1の構造における前記第1の領域および前記第2の領域と、前記第2の構造における前記第1の領域および前記第2の領域とが、該2つの領域が配置された面内において、互いに分断するように形成されており、前記第1の構造および前記第2の構造の少なくとも1つの該2つの領域間に交流信号が重畳された逆バイアス電圧を印加し、前記交流信号により、該2つの領域が配置された面内で前記構造体を面内振動させる、半導体MEMS共振器であって、
少なくとも1つの前記第1の領域と該第1の領域に隣接するように配置された少なくとも1つの前記第2の領域とを有する第1の円弧状帯領域と、
少なくとも1つの前記第2の領域と該第2の領域に隣接するように配置された少なくとも1つの前記第1の領域とを有する第2の円弧状帯領域と、
の組み合わせの少なくとも1組からなるリング状の前記構造体であって、
前記第1の円弧状帯領域における前記第1の領域と前記第2の領域との間に第1の交流信号が重畳された第1の逆バイアス電圧を印加し、前記第2の円弧状帯領域における前記第2の領域と前記第1の領域との間に第2の交流信号が重畳された第2の逆バイアス電圧を印加し、前記第1の交流信号及び前記第2の交流信号により、前記リングが配置された面内で前記構造体を面内振動させる、半導体MEMS共振器。 - 前記第1および前記第2の円弧状帯領域が半周状帯領域である、請求項4に記載の半導体MEMS共振器。
- 半導体で構成された構造体上に、第1の導電性を有する少なくとも1つの第1の領域と、前記第1の導電性とは逆の第2の導電性を有し、前記第1の領域に隣接する少なくとも1つの第2の領域とを有する第1の構造と、少なくとも1つの前記第2の領域と該第2の領域に隣接するように配置された少なくとも1つの前記第1の領域とを有する第2の構造とを備え、
前記第1の構造における前記第1の領域および前記第2の領域と、前記第2の構造における前記第1の領域および前記第2の領域とが、該2つの領域が配置された面内において、互いに分断するように形成されており、前記第1の構造および前記第2の構造の少なくとも1つの該2つの領域間に交流信号が重畳された逆バイアス電圧を印加し、前記交流信号により、該2つの領域が配置された面内で前記構造体を面内振動させる、半導体MEMS共振器であって、
前記第1の領域からなるリングの外周に隣接させた前記第2の領域と、
該第2の領域と前記リングを挟んで対向する内周の位置に隣接させた前記第2の領域と、の組み合わせの少なくとも1組からなるリング状の前記構造体であって、
前記リングと前記1組の領域間に交流信号が重畳された逆バイアス電圧を印加し、前記交流信号により、前記リングが配置された面内で前記構造体を面内振動させる、半導体MEMS共振器。
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