JP6482134B2 - 固定機構 - Google Patents

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Description

本発明は、車椅子の前輪を固定するための固定機構に関する。
従来、車椅子が傾斜して不安定な状態となることを解消するために、左右の前輪間の間隔を変えることが出来る構造を有する車椅子が知られている。例えば、特許文献1には左右傾斜面や段差のある路面で使用する際に左右の前輪間の間隔を広げることが可能な車椅子が記載されている。
特開平11−47195号公報
特許文献1に記載の車椅子では、キャスタを取り付けたロッドをヒンジの片側に組み付けた上、ヒンジの他の側をフレームの取り付け枠に組み付けている。これによりキャスタが外側へ開くように組み付ける。このことによって、ヒンジを開くと、ロッドを介してキャスタの位置が外側に旋回し、左右の間隔を広げることが出来る。
車椅子は、歩道の段差などを乗り越える際に、前後に大きく傾斜して転倒する懸念がある。特許文献1に記載の車椅子ではキャスタを旋回して左右の間隔を広げて左右の傾斜に対応しているが、前後方向の傾斜に対する安定性は十分とはいえない。このことから、発明者はこの車椅子には段差乗り越え時の前後方向の傾斜を小さくする観点で改善する余地があることを認識した。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車椅子の前輪を固定するための固定機構において、段差乗り越え時の前後方向の傾斜を小さくすることが可能な固定機構を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の固定機構は、車椅子の前輪を固定する固定機構であって、車椅子の後輪より前側に配置される支柱と、支柱に対して回動可能な腕構造と、を備える。前輪は腕構造の先に取り付けられ、腕構造は、後輪より前側において、支柱から視て後向きの第1の位置から180度回動した前向きの第2の位置まで回動し、前輪と後輪との間のホイルベースを変化させ、腕構造は、第1の位置および第2の位置にて車椅子に固定される固定部材を含む。
この態様によると、第1の位置と第2の位置の間で回動する腕構造の先に前輪が取り付けられるから、前輪を支柱の後向きの位置と前向きの位置とに切り替えて配置することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、段差乗り越え時の前後方向の傾斜を小さくすることが可能な固定機構を提供することができる。
実施の形態に係る固定機構を備える車椅子を示す側面図である。 実施の形態に係る固定機構を備える車椅子を示す別の側面図である。 腕構造が第1の位置にあるときの固定機構を示す斜視図である。 腕構造が第2の位置にあるときの固定機構を示す斜視図である。 腕構造が第1の位置にあるときの保持部の周辺を拡大して示す説明図である。 腕構造が第2の位置にあるときの保持部の周辺を拡大して示す説明図である。 実施の形態に係る固定機構の支柱の周辺を示す説明図である。 実施の形態に係る固定機構の変形過程を説明する説明図である。 第1変形例に係る固定機構を示す斜視図である。 第2変形例に係る固定機構を示す斜視図である。 第2変形例に係る固定機構を示す別の斜視図である。 第2変形例に係る固定機構を示すさらに別の斜視図である。
発明者は車椅子について検討し以下のような認識を得た。
車椅子は、例えば室内を走行する場合は小回りを容易にするために前後長が短い方が好ましい。つまり、前輪と後輪の接地点の前後の距離であるホイルベースが短い方が小回りが容易になる。また、搭乗者の乗り降り利便性の観点から、前輪は搭乗者の足置きであるフットレストより後ろ側に位置することが望ましい。
一方、車椅子は室外を走行する場合に歩道と車道の段差などを乗り越える機会が多くある。乗り越える過程で、例えば後輪が段差の上段で前輪が段差の下段に位置する状態では、車椅子は大きく前後方向に傾斜する。例えば段差が150mmで、ホイルベースが320mmである場合には傾斜角は28度にもなる。このような傾斜角は搭乗者にかなり大きな不安感を与える上、車椅子が転倒する懸念もある。このことは、車椅子利用者が外出をためらう一因ともなり得る。
前後方向の傾斜を改善するためにホイルベースを長くすることが考えられる。しかし、ホイルベースを長くすると室内の走行容易性が低下する。このことから、発明者は車椅子には室内の走行容易性の確保と前後方向の傾斜の改善とを両立するために、ホイルベースを長短に切替可能にする構成に想到した。例えば、上記の例でホイルベースを640mmに切り替えると傾斜角は14度に小さくなり、車椅子が転倒する可能性を大幅に小さくできる。また、ホイルベースを320mmに切り替えることで室内の走行容易性を維持できる。
また、ホイルベースを切替可能にした場合に前輪の支持が不安定になることが懸念される。例えば、特許文献1に記載の車椅子では、キャスタが一本のロッドの先端に支持される構造であるため、剛性を高くしにくくキャスタの支持が不安定になりやすい。また路面の凹凸によってキャスタが大きくぶれて乗り心地が悪くなることも考えられる。このことから、発明者はこの車椅子には前輪を安定して支持する観点で改善する余地があることを認識した。そこで発明者は前輪を安定的に支持する構成に想到した。
本実施の形態はこのような認識を踏まえて創出されたもので、以下にその具体的な構成を説明する。
[実施の形態]
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施の形態、変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
図1は、実施の形態に係る固定機構10を備える車椅子100を示す側面図であり、腕構造20が第1の位置にある状態を示している。図2は、実施の形態に係る固定機構10を備える車椅子100を示す側面図であり、腕構造20が第2の位置にある状態を示している。以下、XYZ直交座標系をもとに説明する。X軸方向は水平な前後方向に対応し、Y軸方向は水平な左右方向に対応し、Z軸方向は鉛直な上下方向に対応する。Y軸方向Z軸方向はそれぞれX軸方向に直交する。X軸上で正の方向を前方向、負の方向を後方向という。Y軸上で正の方向を左方向、負の方向を右方向という。Z軸上で正の方向を上方向、負の方向を下方向という。第1の位置および第2の位置については後述する。
(車椅子)
車椅子100は、後輪102と、前輪80と、車体104と、固定機構10と、シート(不図示)と、背もたれ(不図示)と、フットレスト122と、を主に含む。車体104は、左右一対のフレーム106を含んで構成される。フレーム106は、バックフレーム112と、アームレストフレーム114と、シートフレーム116と、フロントフレーム118と、支柱12と、アンダーフレーム120と、を主に含む。バックフレーム112と、アームレストフレーム114と、シートフレーム116と、フロントフレーム118と、支柱12と、アンダーフレーム120と、は金属製や樹脂製のパイプ材から形成される。バックフレーム112は、車体104の後方にて上下に延びる部分112dと、部分112dの上端から後方に延びるグリップ112fと、を含む。グリップ112fと部分112dとは略四分円弧状にカーブする部分を挟んで一体に形成される。
アームレストフレーム114は、前向きに延びる部分114fと、下向きに延びる部分114dと、を含む。部分114fと部分114dとは略四分円弧状にカーブする部分を挟んで一体に形成される。部分114fの後端はバックフレーム112の途中に結合され、部分114dの下端はシートフレーム116の途中に結合される。シートフレーム116は、前向きに延びる部分116fを含む。部分116fの前端とフロントフレーム118上端とは略四分円弧状にカーブする部分を挟んで一体に形成される。部分116fの後端はバックフレーム112の途中に結合され、フロントフレーム118の下端はアンダーフレーム120に結合される。支柱12はフロントフレーム118の外側に結合される。支柱12はフロントフレーム118に平行に上下に延びる。支柱12は固定機構10にも含まれる。アンダーフレーム120は前向きに延びる。アンダーフレーム120の後端はバックフレーム112の下方部に結合される。
後輪102は、車体104の左右両側に回転可能に取り付けられる。後輪102の外側には、間隔を空けてホイール124が取り付けられる。搭乗者は、ホイール124を握って操作することによって、車椅子100を前進、後退、回転などの操作をする。シートは、搭乗者が腰掛けるために左右両側のシートフレーム116の間に設けられる。背もたれは、搭乗者の背中を支えるために左右両側のバックフレーム112の間に設けられる。フットレスト122は、下向きに延びるパイプ部122dと、パイプ部122dの下端に設けられる台部122eと、を含む。パイプ部122dはアンダーフレーム120の前方部分に結合される。パイプ部122dはフロントフレーム118と一体に形成されてもよい。台部122eは、内向きに延びる上下に薄い板状の部材で、パイプ部122dの下端に結合される。前輪80は、車体104の左右両側に固定機構10を介して車椅子100に固定される自在式のキャスタである。前輪80は、後輪102より小さな直径を有し、後輪102の前側に設けられる。前輪80は、車輪82と、車輪82を回転可能に支持する支持部84と、支持部84から上向きに突出するベース部86と、を主に含む。前輪80のベース部86は腕構造20の先である回動端に取り付けられる。
(固定機構)
図3は、腕構造20が第1の位置にあるときの固定機構10を示す斜視図である。図4は、腕構造20が第2の位置にあるときの固定機構10を示す側面図である。固定機構10は車椅子100の前輪80を固定する機構である。固定機構10は、支柱12と、腕構造20と、を主に備える。支柱12は、フレーム106の一部をなし、前述したようにフロントフレーム118の外側に上下に延在する。支柱12には後述するヒンジ機構50が設けられる。固定機構10の腕構造20は支柱12を中心に回動可能に設けられる。特に、腕構造20は、ヒンジ機構50を介して回動可能にフレーム106に支持される。ここで第1の位置とは、腕構造20が支柱12をから視て後向きに回動した位置をいう(図1、図3を参照)。また、第2の位置とは、腕構造20が支柱12から視て前向きに回動した位置をいう(図2、図4を参照)。第2の位置は腕構造20が第1の位置から180度回動した位置であってもよい。
(腕構造)
腕構造20は前輪80と一体に回動可能に支持される機構である。腕構造20は、ヒンジ機構50に支持され、支柱12を中心に回動可能に設けられる。腕構造20の回動する部分は上面視で支柱12の回りを半円弧状に回動する。特に、腕構造20は、支柱12を中心に後向きの位置である第1の位置から180度回動した前向きの位置である第2の位置まで回動可能に設けられる。前輪80は腕構造20の先である回動端に取り付けられる。したがって、腕構造20が第1の位置にあるとき、前輪80は支柱12の後方に位置して後輪102とのホイルベースWB1は最短(例えば320mm)になる。また、腕構造20が第2の位置にあるとき、前輪80は支柱12の前方に位置して後輪102とのホイルベースWB2は最長(例えば640mm)になる。
腕構造20は、第1アーム21と、第2アーム22と、第3アーム23と、固定部材30と、を含む。第1アーム21と第2アーム22は一例として金属製や樹脂製の角パイプから形成される。第3アーム23は一例として金属製や樹脂製のパイプ材から形成される。第1アーム21は、ヒンジ機構50の上部に取り付けられる吊り元部21bから延伸端21cまで直線的に延びる。第1アーム21は、吊り元部21bから延伸端21cに行くに従って下側に寄る斜め下向きの傾斜を有する。第2アーム22は、ヒンジ機構50の下部に取り付けられる吊り元部22bから延伸端22cまで直線的に延びる。第2アーム22は、吊り元部22bから延伸端22cに行くに従って僅かに上側に寄る斜め上向きの傾斜を有する。第3アーム23は略上下に延びる。第1アーム21の延伸端21cは第3アーム23に結合され、第2アーム22の延伸端22cは延伸端21cの下側の位置で第3アーム23に結合される。第3アーム23の下端には前輪80のベース部86が結合される。延伸端21cと延伸端22cの上下間隔は吊り元部21bと吊り元部22bの上下間隔より小さく形成される。
(固定部材)
固定部材30は腕構造20の一部でありフレーム106に固定される部材である。走行時に前輪が左右にぶれると意図せず進行方向が変化することがある。この場合、進行方向を維持するために車椅子を操作する者の負担が増え、乗り心地も低下する懸念がある。そこで、実施の形態の固定機構10の腕構造20は、第1の位置および第2の位置にて支柱12またはその延長部材に固定される固定部材30を含む。固定部材30がフレーム106の一部をなす支柱12またはその延長部材に固定されることで、前輪80のぶれが抑制される。
固定部材30は、レバー32と、レバー32を回動可能に支持するレバーヒンジ部34と、を含む。レバー32の一端部32bは、レバーヒンジ部34に支持される。レバー32の他端部32cは前後に自由に回動できる。レバー32は、例えば金属製や樹脂製のパイプ材から形成される。レバー32は、一端部32bから延びる第1部分32gと、他端部32cから延びる第2部分32hと、第1部分32gと第2部分32hの途中に設けられる屈曲部32jとを含む。屈曲部32jは所定の角度(例えば45度)に曲げられる。
レバーヒンジ部34は、2つの側板34bと、軸部材34eと、を含む。2つの側板34bの端部には孔が穿設される。側板34bは第1アーム21を挟むようにその途中(例えば延伸端21cに寄った位置)に固定される。2つの側板34bの突出端はレバー32の一端部32bを両側から挟む。軸部材34eは、2つの側板34bの突出端と一端部32bとに穿設される孔に挿通される。軸部材34eは、一方の側板34bからレバー32の一端部32bと他方の側板34bまで貫通して両側に突き出ている。
固定部材30のレバー32は、図3に示すように、腕構造20が第1の位置にあるとき、回動して保持部40に保持される。固定部材30のレバー32は、図4に示すように、腕構造が第2の位置にあるとき、回動して保持部40に保持可能な位置に移動するように構成される。この状態で、実施の形態のレバー32では、第1部分32gが第1アーム21と平行になり、第2部分32hがシートフレーム116の前向きに延びる部分116fと平行になるように屈曲部32jの形状が設定される(特に図4を参照)。
(保持部)
保持部40は固定部材30のレバー32をフレーム106に固定するための機構である。図5は、腕構造20が第1の位置にあるときの保持部40の周辺を拡大して示す説明図である。図5はさらに保持部40を水平面で切断したA−A断面を示している。図6は、腕構造20が第2の位置にあるときの保持部40の周辺を拡大して示す説明図である。図6はさらに保持部40を垂直面で切断したB−B断面を示している。図5および図6は保持部40の一部を切り欠いた状態を示している。保持部40はフレーム106に設けられる。実施の形態の保持部40は、シートフレーム116の前向きに延びる部分116fの途中に固定される(図1も参照)。特に、保持部40は、部分116fのアームレストフレーム114の部分114dとの結合部の近傍に設けられる。この場合、保持部40の剛性を確保し易い。
保持部40は、第1保持構造41と、第2保持構造42と、を含む。第1保持構造41は、腕構造20が第1の位置にあるときに、固定部材30のレバー32を収容して保持する構造である。図5の例では、第1保持構造41はレバー32を収容する空間を画定する保持部材41bと保持部材41cを含む。保持部材41bは収容したレバー32を両側から挟む2枚の板状の部材であり、レバー32の左右の移動を規制する。保持部材41cは前後に延びる板状の部材であり、前端がレバー32の後側に当接してレバー32の後方の移動を規制する。
第2保持構造42は、腕構造20が第2の位置にあるときに、固定部材30のレバー32を収容して保持する構造である。図6の例では、第2保持構造42はレバー32を収容する空間を画定する保持部材42bと保持部材42cを含む。保持部材42bは収容したレバー32を両側から挟むように前後に延びる2枚の板状の部材であり、レバー32の左右の移動を規制する。保持部材42cは前後に延びる板状の部材であり、レバー32の下側に当接してレバー32の下向きの移動を規制する。
第1保持構造41は、保持部材41bとレバー32の摩擦力によってレバー32を保持するように構成されてもよい。この摩擦力が所望の大きさになるように、2枚の保持部材41bの間隔はレバー32の収容される部分の左右幅寸法より小さく構成されてもよい。第2保持構造42は、保持部材42bとレバー32の摩擦力によってレバー32を保持するように構成されてもよい。この摩擦力が所望の大きさになるように、2枚の保持部材42bの間隔はレバー32の収容される部分の左右幅寸法より小さく構成されてもよい。第1保持構造41と第2保持構造42とは離れて設けられてもよいが、図5、6の例では一体に設けられている。特に、保持部材41bと保持部材42bは一体に形成され、保持部材41cと保持部材42cは一体に形成される。
(中間保持部)
次に図4を参照して中間支持部60について説明する。乗り心地改善の観点で走行中の固定部材30のぶれは小さいことが望ましい。特に、レバー32が一端部32bからより離れた位置で保持される状態では、固定部材30のぶれは大きくなり易い。そこで、実施の形態の固定機構10では、保持部40から離れた位置にて固定部材30を支持する支持部である中間支持部60が設けられる。中間支持部60は支柱12またはその延長部材であるフレーム106に支持されてもよい。中間支持部60は腕構造20が第2の位置にて固定部材30が保持部40に保持される状態において、固定部材30を支持する。固定部材30が保持部40と中間支持部60とに支えられることにより、固定状態での固定部材30のぶれひいては腕構造20のぶれを抑制して、乗り心地を改善することができる。
図4の例では、中間支持部60はレバー32を収容する空間を画定する2枚の支持部材60bと支持面部60cとを含む。2枚の支持部材60bは収容したレバー32を両側から挟む板状の部材であり、レバー32の左右の移動を規制する。支持面部60cはレバー32の下側に当接する部材で、レバー32の下向きの移動を規制する。中間支持部60はフレーム106の任意の箇所に設けられてもよい。図4の中間支持部60は支柱12の上方に設けられる。特に、2つの支持部材60bは吊り元部21bの左右両側に固定され、支持面部60cは第1アーム21の吊り元部21bと一体に設けられる。中間支持部60は、支持部材60bとレバー32の摩擦力によってレバー32を支持するように構成されてもよい。この摩擦力が所望の大きさになるように、2枚の支持部材60bの間隔はレバー32の収容される部分の左右幅寸法より小さく構成されてもよい。
(支柱)
図7は固定機構10の支柱12の周辺の断面を示す模式図である。図7は部材の関係を強調するため寸法比率を変えて示している。図7は腕構造20が第1の位置から90度回動した位置にある状態を示している。既述したように、支柱12は、フロントフレーム118と平行に上下に延在し、フロントフレーム118の外側に結合される。支柱12には腕構造20を回動可能に支持するヒンジ機構50が設けられる。ヒンジ機構50は腕構造20を回動可能に支持しうる構成であれば特別の制限はない。一例として、実施の形態のヒンジ機構50は、スリーブ51と、ブッシュ52、53と、シャフト部54と、吊り元部21b、22b、を含んで構成される。
スリーブ51は、上下に延びる中空部51bを環囲する円筒状の部材であり、例えば金属製や樹脂製のパイプ材から形成される。スリーブ51は一体に形成されてもよいが、実施の形態では、軽量化のため上下に分離して2体に形成される。ブッシュ52、53は、静止部と可動部の間に介在してその間の摩擦を軽減する摺動部材である。ブッシュ52、53は、例えば樹脂材料から形成される中空円筒状の部材である。ブッシュ52、53は、ラジアル方向の摩擦を軽減する円筒部52b、53bを含む。円筒部52b、53bの上端または下端には、スラスト方向の摩擦を軽減する鍔部52c、53cが設けられる。ブッシュ52、53は、円筒部52b、53bが中空部51bに挿入され、鍔部52c、53cがスリーブ51の上端および下端の一部を覆う。
シャフト部54はスリーブ51内に回転可能に設けられる芯棒である。シャフト部54は上下に延びる円筒状の部材で、例えば金属製や樹脂製の棒材から形成される。シャフト部54は、ブッシュ52、53の円筒部52b、53bに挿入される。シャフト部54は、ブッシュ52の上端から突き出る一端部54cと、ブッシュ53の下端から突き出る他端部54dと、を有する。一端部54cは第1アーム21の吊り元部21bに穿設された孔21eに挿入・固定される。他端部54dは第2アーム22の吊り元部22bに穿設された孔22eに挿入・固定される。このように構成されたヒンジ機構50によって、第1アーム21および第2アーム22が回動可能に支持され、ひいては腕構造20が回動可能に支持される。
(変形過程)
次に、このように構成された固定機構10の変形過程を説明する。図8は固定機構10の変形過程を説明する説明図である。図8は、腕構造20が第1の位置にある状態(図1も参照)から第2の位置にある状態(図2も参照)まで変形する中間の過程を示す。図8中の(a)は、腕構造20が第1の位置にある状態にて、固定部材30のレバー32を矢印R1に示すように前向きに回動して、保持部40から外した形態を示す。例えば、搭乗者または介助者がレバー32の第2部分32hを手で握り引き上げることで保持部40から外すことができる。図8中の(b)は、腕構造20が90度回動した位置にある状態を示す。例えば、搭乗者または介助者がレバー32を矢印R2に示すようにフレーム106から外向き離れる向きで前方に回動させることで、腕構造20を回動させることができる。図8中の(c)は、腕構造20が第2の位置にある状態にて、レバー32が保持部40に保持される前の形態を示す。例えば、搭乗者または介助者がレバー32をフレーム106に近づく向き(内向き)で前方に回動させることで、腕構造20を回動することができる。さらに、レバー32を矢印R3に示すように保持部40に向けて引き下ろすことで保持部40に嵌入して、保持することができる(図2も参照)。このように、固定機構10はレバー32を操作することで、手動にてホイルベースを短い状態と長い状態との間で容易に切り替えることができる。ホイルベースの長短のいずれの場合であっても固定部材30が保持部40に保持されるから、前輪のぶれを抑制することができる。この操作は介助者だけでなく搭乗者自身でも容易になし得る。
次に、このように構成された実施の形態の固定機構10の作用・効果を説明する。
実施の形態の固定機構10は、車椅子本体のフレーム106の一部をなす支柱12と、支柱12から視て後向きの位置である第1の位置から180度回動した前向きの第2の位置まで回動可能な腕構造20と、を備え、前輪80は腕構造20の先に取り付けられ、腕構造20は、第1の位置および第2の位置にて支柱12またはその延長部材に固定される固定部材30を含む。この構成によれば、前輪80を腕構造20の先である回動端に取り付け、その前輪80を支柱12の前方位置と後方位置とに切替えて配置することが可能になる。このことにより、平坦路面走行時はホイルベースを短くして小回りを容易にし、段差乗り越え時はホイルベースを長くして傾斜角を抑制して転倒しにくくすることができる。また、固定部材30を含むことで腕構造20および前輪80のぶれを抑制することができる。
実施の形態の固定機構10では、支柱12またはその延長部材には、腕構造20が第1の位置および第2の位置にあるとき、固定部材30を着脱可能に保持する保持部40が設けられる。この構成によれば、固定部材30を保持部40から外して、腕構造20を回動した後、固定部材30を再び保持部40に嵌入して保持することで、腕構造20を第1の位置(0度の位置)と第2の位置(180度の位置)との間で容易に切り替えることができる。
実施の形態の固定機構10では、固定部材30は当該固定部材30であるレバー32の一端部32bを中心に回動可能に構成される。この構成によれば、固定部材30の他端側であるレバー32の他端部32c側を回動させることで、固定部材30を保持部40から外す操作、腕構造20を回動させる操作および固定部材30を保持部40に装着する操作を小さな力で簡単にすることが可能になり、操作者の負担を軽減することができる。
実施の形態の固定機構10では、腕構造20が第2の位置にあって、固定部材30であるレバー32が保持部40に保持されるとき、保持部40から離れた位置にてレバー32を支持する支持部である中間支持部60が設けられる。この構成によれば、固定部材30を保持部40と中間支持部60とで支えることによって、保持して固定される状態における固定部材30のぶれをひいては腕構造20に支持される前輪80のぶれを抑制して、乗り心地を改善することができる。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形・変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形・変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以下、変形例について説明する。変形例の図面説明では、実施の形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施の形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
(第1変形例)
第1変形例について説明する。図9は第1変形例に係る固定機構11を示す斜視図である。図9は図3に対応する。固定機構11は固定機構10に対して、中間支持機構66を備える点で相違し他は同様である。中間支持機構66は、腕構造20が第1の位置にあって、固定部材30であるレバー32が保持部40に保持されるとき、保持部40から離れた位置にてレバー32を支持する機構である。図9の例では、中間支持機構66はレバー32を収容する空間を画定する2つの支持部材66bを含む。2つの支持部材66bは収容したレバー32を両側から挟む板状の部材であり、レバー32の左右の移動を規制する。中間支持機構66はフレーム106の任意の箇所に設けられてもよい。
図9の例では、中間支持機構66はアームレストフレーム114の下向きに延びる部分114dからさらに下向に延長される部分114eに設けられる。特に、2つの支持部材66bは部分114eの左右両側に固定される。中間支持機構66は、支持部材66bとレバー32の摩擦力によってレバー32を支持するように構成されてもよい。この摩擦力が所望の大きさになるように、2枚の支持部材66bの間隔はレバー32の収容される部分の左右幅寸法より小さく構成されてもよい。
第1変形例に係る固定機構11は、固定機構10と同様の作用効果を奏する。また固定機構11によれば、腕構造20が第1の位置にある状態で、レバー32は保持部40と中間支持機構66とで支持されるから、レバー32ひいては腕構造20のぶれを抑制して乗り心地を改善することができる。
(第2変形例)
第2変形例について説明する。図10は第2変形例に係る固定機構15を示す斜視図である。図10は腕構造25が第1の位置にある状態を示す。図11は第2変形例に係る固定機構15を示す別の斜視図である。図11は腕構造25が第2の位置にある状態を示す。図10は図3に対応し、図11は図4に対応する。固定機構15は固定機構10に対応し、主に固定部材35の動作が固定部材30と相違する。固定機構15は支柱12と腕構造25とを主に備える。腕構造25は腕構造20に対応し、第1アーム61と、第2アーム62と、第3アーム63と、固定部材35と、を含む。第1アーム61は第1アーム21に、第2アーム62は第2アーム22に、第3アーム63は第3アーム23に、固定部材35は固定部材30に対応する。第1アーム61と第2アーム62は略平行に設けられる。第1アーム61と、第2アーム62と、支柱12と、第3アーム63と、は略矩形状または平行四辺形状に組み合わされる。
固定部材35は固定部材30に対応しレバー64を含む。実施形態のレバー32が屈曲しているのに対して第2変形例のレバー64は直線状に形成される。レバー64は、レバー支持部71、72によって第1アーム61に支持される。図10のレバー支持部71、72は前後に離れた位置にて第1アーム61に固定される。レバー64はレバー支持部71、72の前後に貫通する貫通孔にスライド可能に挿通される。図10のレバー64は、後方側の一端にキャップ64cが、前方側の他端にキャップ64dが設けられる。キャップ64c、64dは、レバー支持部71、72の貫通孔の内径より大きな外径を有し、抜け止めとして機能する。図10(a)は、レバー64が最も後方にスライドした状態を示す。図10(b)は、レバー64が最も前方にスライドした状態を示す。
固定機構15は、固定機構10の保持部40に対応する保持部45を含む。保持部45は固定部材35のレバー64を保持して固定する。図10の例では、保持部45はフレーム106のシートフレーム116の前向きに延びる部分116fに固定される。保持部45は、レバー64を収容して保持する空間を画定する保持部材45bと保持部材45cを含む。保持部材45b、45cは一体に形成され正面視でL文字状の輪郭を有する。図10は、腕構造25が支柱12から視て後向きの位置である第1の位置にある状態を示す。図10の例では、保持部45が画定する空間にレバー64が収容される。保持部材45cは、部分116fから外向きに延びる板状の部材であり、レバー64の下側への移動を規制する。保持部材45bは、保持部材45cの外端から上向きに延びる板状の部材であり、収容したレバー64の外側への移動を規制する。
図10中の(a)の状態では、レバー64が保持部45に保持されることで、第1の位置にて腕構造25の回動が規制される。したがって、車椅子はホイルベースが短い状態で走行可能になる。図10中の(b)の状態では、レバー64は保持部45から外れ、第1の位置にて腕構造25の回動が可能な状態になる。したがって、腕構造25を第2の位置に向かって回動させホイルベースを切り替えることができる。図10中の(a)の状態と図10中の(b)の状態とは、レバー64を前後にスライドすることで容易に切り替えることができる。
図11は、腕構造25が180度回動されて支柱12から視て前向きの位置である第2の位置にある状態を示す。図11の例では、保持部45が画定する空間にレバー64のキャップ64dが被った部分が収容される。図11中の(a)の状態では、レバー64が保持部45に保持されることで、第2の位置にて腕構造25の回動が規制される。したがって、車椅子はホイルベースが長い状態で走行可能になる。図11中の(b)の状態では、レバー64は保持部45から外れ、第2の位置にて腕構造25の回動が可能な状態になる。したがって、腕構造25を第1の位置に向かって回動させホイルベースを切り替えることができる。図11中の(a)の状態と図11中の(b)の状態とは、レバー64を前後にスライドすることで容易に切り替えることができる。
(変形過程)
次に、このように構成された固定機構15の変形過程を説明する。図12は第2変形例に係る固定機構15を示すさらに別の斜視図である。図12は固定機構15の変形の途中過程にて、腕構造25が第1の位置から90度回動したいわば中間の位置にある状態を示す。まず、図10中の(a)の状態にてレバー64を前向きにスライドさせることで、図10中の(b)に示すようにレバー64を保持部45から外す。この状態で腕構造25を回動させることで図12の状態に至る。この状態からレバー64を外向きにスライドさせる。さらに回動させることで腕構造25は第2の位置に至る。このとき、レバー64は図11中の(b)に示す位置にある。レバー64を後向きにスライドさせることでレバー64を保持部45に装着することができる。この状態で、図11中の(a)に示すように腕構造25は第2の位置で回動が規制される状態に至る。
これら一連の変形動作はレバー64を操作することで実現することができる。つまり、固定機構15は、手動にてレバー64を操作することで、ホイルベースを短い状態と長い状態との間で容易に切り替えることができる。ホイルベースの長短のいずれの場合であっても固定部材35が保持部45に保持されるから、前輪のぶれを抑制することができる。これらの操作は介助者だけでなく搭乗者自身でも容易になし得る。
第2変形例に係る固定機構15は、このように構成されることにより、固定機構10と同様の作用効果を奏する。
説明に使用した図面では、部材の関係を明瞭にするために一部の部材にハッチングを施しているが、当該ハッチングはこれらの部材の素材や材質を制限するものではない。
10・・固定機構、 12・・支柱、 20・・腕構造、 30・・固定部材、 40・・保持部、 60・・中間支持部、 80・・前輪、 100・・車椅子、 102・・後輪、 104・・車体、 106・・フレーム。

Claims (4)

  1. 車椅子の前輪を固定する固定機構であって、
    前記車椅子の後輪より前側に配置される支柱と、
    前記支柱に対して回動可能な腕構造と、
    を備え、
    前記前輪は前記腕構造の先に取り付けられ、
    前記腕構造は、前記後輪より前側において、前記支柱から視て後向きの第1の位置から180度回動した前向きの第2の位置まで回動し、前記前輪と前記後輪との間のホイルベースを変化させ、
    前記腕構造は、前記第1の位置および前記第2の位置にて前記車椅子に固定される固定部材を含むことを特徴とする固定機構。
  2. 前記車椅子には、前記腕構造が前記第1の位置および前記第2の位置にあるとき、前記固定部材を着脱可能に保持する保持部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の固定機構。
  3. 前記固定部材は当該固定部材の一端部を中心に回動可能に設けられることを特徴とする請求項2に記載の固定機構。
  4. 前記腕構造が前記第2の位置にあって、前記固定部材が前記保持部に保持されるとき、前記保持部から離れた位置にて前記固定部材を支持する支持部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の固定機構。
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