JP6481126B2 - ディスクの色判別装置および色判別方法 - Google Patents

ディスクの色判別装置および色判別方法 Download PDF

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本発明は、判別対象ディスクの表面の色を判別するディスクの色判別装置および色判別方法に関し、詳しくは、判別対象ディスクの表面を撮像して撮像画像を取得し、当該撮像画像に基づいてディスクの表面の色を判別するディスクの色判別装置および色判別方法に関する。なお、本明細書におけるディスクは、遊技機に用いられるメダルやトークン、通貨である硬貨をも含む概念である。
メダルや硬貨の表面または裏面(本明細書では、総称として「表面」という)を撮像し、撮像画像を用いて当該表面の色を判別する技術は、従来から提案されており、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されたものがある。
特許文献1のコイン選別装置では、コイン面に対して波長が400〜500nm帯域の光を照射して金色と銀色のコインの反射率の違いからコインの色を判別している。すなわち、金色のコインの場合の反射率が約45%であるのに対し、銀色のコインの場合の反射率が約97%であり、そのコントラストの違いで金色と銀色とを判別している。
特許文献2の硬貨判別装置では、異なる波長の光を照射する2種類の発光素子を順次点灯することにより材質の違いによる色の判別を行うようにしている。すなわち、青色発光素子を点灯した場合、青色と補色関係にある黄色系統(金色)の部分は照射光が吸収されて受光素子への入射光が少なくなる。逆に白色系統(銀色)の部分は照射光が吸収されずに反射して受光素子に入射する。次に、赤色発光素子を点灯した場合、黄色系統(金色)の部分と白色系統(銀色)の部分からの反射光はほぼ同一となり、受光素子に入射する。こうして、金色と銀色の部分とを判別するようにしている。
特開2008−90391号公報(図8、段落番号0027) 特開2001−216550号公報(図2、図3、段落番号0015〜0019)
一般に、メダルや硬貨などのディスクは長期間使用することによって汚れや酸化によって表面の反射率が部分的または全体的に低下することが知られている。特許文献1に開示された従来技術では、反射率の違いにより色の判別を行っているため、反射率の低下に伴い判別精度が低下するという問題がある。他方、特許文献2に開示された従来技術では波長の異なる2種類の発光素子を順次点灯する必要があるため、判別に要する時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、長期間の使用によるディスクの汚れや酸化などの影響を受け難く、高い精度での色の判別が可能なディスクの色判別装置および色判別方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、比較的短時間での色の判別が可能なディスクの色判別装置および色判別方法を提供することにある。
ここに明記しない本発明の他の目的は、以下の説明および添付図面から明らかである。
この目的を達成するため、本発明に係るディスクの色判別装置および色判別方法は以下のように構成される。
(1)本発明の第1のディスクの色判別装置は、少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光を判別対象ディスクの表面に投光する投光装置と、前記判別対象ディスクの表面からの反射光を受光して当該判別対象ディスクの表面の撮像画像を取得する撮像装置と、前記撮像画像における前記第1および第2色成分の輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別部と、を備えるディスクの色判別装置である。
本発明の第1のディスク判別装置では、投光装置が少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光を判別対象ディスクの表面に投光する。撮像装置が判別対象ディスクの表面からの反射光を受光して判別対象ディスクの表面の撮像画像を取得する。色判別部が撮像画像における第1色成分と第2色成分との輝度比に基づいてディスクの表面の色を判別する。そのため、第1色成分と第2色成分を適宜に設定することにより、その輝度比から容易にディスクの表面の色を判別することができる。しかも、相対的な輝度比に基づいて色を判別するので、長期間の使用によるディスクの汚れや酸化などの影響を受け難く、高い精度での色の判別が可能となる。また、1種類の光源であるため、比較的短時間での色の判別が可能となる。
(2)本発明の第1のディスクの色判別装置の好ましい例では、前記色判別部が前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域をそれぞれ設定する領域設定部を有し、前記色判別部が前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する。この場合、判別対象ディスクの中心部と周辺部とにおいて異なる色を有するディスクに対しても色判別が可能となる利点がある。
(3)本発明の第1のディスクの色判別装置の他の好ましい例では、前記色判別部が前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記第1色成分の輝度値の総和を前記第2色成分の輝度値の総和で除算した輝度比を算出する輝度比算出部を有しており、前記色判別部が前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記輝度比算出部で算出された輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する。この場合、ディスクの汚れや酸化などの影響をさらに受け難くなり、判別精度が一層向上する利点がある。
(4)本発明の第2のディスクの色判別装置は、判別対象ディスクの表面に白色光を投光する投光装置と、前記判別対象ディスクの表面からの反射光を受光して当該判別対象ディスクの表面のカラー撮像画像を取得する撮像装置と、前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域のそれぞれを前記カラー撮像画像において設定する領域設定部と、前記第1および第2領域のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和と青色画素の輝度値の総和とに基づいて互いの色の輝度比を算出する輝度比算出部と、を有し、前記第1および第2領域のそれぞれにおける輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別部と、を備えるディスクの色判別装置である。
本発明の第2のディスクの色判別装置では、投光装置が判別対象ディスクの表面に白色光を投光する。撮像装置が判別対象ディスクの表面からの反射光を受光して判別対象ディスクの表面のカラー撮像画像を取得する。色判別部は、カラー撮像画像において判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域と判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域とを設定する領域設定部と、第1および第2領域のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和と青色画素の輝度値の総和とに基づいて互いの色の輝度比を算出する輝度比算出部と、を有している。色判別部は、第1および第2領域のそれぞれにおける輝度比に基づいてディスクの表面の色を判別する。そのため、輝度比算出部で算出された輝度比から容易に判別対象ディスクの表面の色を判別することができる。しかも、相対的な輝度比に基づいて色を判別するので、長期間の使用によるディスクの汚れや酸化などの影響を受け難く、高い精度での色の判別が可能となる。また、1種類の光源であるため、比較的短時間での色の判別が可能となる。しかも、判別対象ディスクの中心部と周辺部とにおいて異なる色を有するディスクに対しても色判別が可能となる。さらに、第1および第2領域において輝度値の総和に基づいて輝度比を算出しているので、ディスクの汚れや酸化などの影響をさらに受け難くなり、判別精度が一層向上する。
(5)本発明の第1のディスクの色判別方法は、少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光を判別対象ディスクの表面に投光する投光工程と、前記判別対象ディスクの表面からの反射光を撮像装置により受光して当該判別対象ディスクの表面の撮像画像を取得する撮像工程と、前記撮像画像における前記第1および第2色成分の輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別工程と、を備えるディスクの色判別方法である。
本発明の第1のディスクの色判別方法では、投光工程において、少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光が判別対象ディスクの表面に投光される。撮像工程において、判別対象ディスクの表面からの反射光を撮像装置により受光して当該判別対象ディスクの表面の撮像画像が取得される。色判別工程において、撮像画像における第1および第2色成分の輝度比に基づいて判別対象ディスクの表面の色が判別される。そのため、第1色成分と第2色成分を適宜に設定することにより、その輝度比から容易にディスクの表面の色を判別することができる。しかも、相対的な輝度比に基づいて色を判別するので、長期間の使用によるディスクの汚れや酸化などの影響を受け難く、高い精度での色の判別が可能となる。また、1種類の光源であるため、比較的短時間での色の判別が可能となる。
(6)本発明の第1のディスクの色判別方法の好ましい例では、前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域と前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域とを前記撮像画像においてそれぞれ設定する領域設定工程を有しており、前記色判別工程では前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する。この場合、判別対象ディスクの中心部と周辺部とにおいて異なる色を有するディスクに対しても色判別が可能となる利点がある。
(7)本発明の第1のディスクの色判別方法の他の好ましい例では、前記撮像画像における前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記第1色成分の輝度値の総和を前記第2色成分の輝度値の総和で除算して輝度比を算出する輝度比算出工程を有し、前記色判別工程では前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記輝度比算出工程で算出された前記輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する。この場合、ディスクの汚れや酸化などの影響をさらに受け難くなり、判別精度が一層向上する利点がある。
(8)本発明の第2のディスクの色判別方法は、判別対象ディスクの表面に白色光を投光する投光工程と、前記判別対象ディスクの表面からの反射光を撮像装置により受光して当該判別対象ディスクの表面のカラー撮像画像を取得する撮像工程と、前記カラー撮像画像において前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域をそれぞれ設定する領域設定工程と、前記第1および第2領域のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和と青色画素の輝度値の総和とに基づいて互いの色の輝度比を算出する輝度比算出工程と、前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別工程と、備えるディスクの色判別方法である。
本発明の第2のディスクの色判別方法では、投光工程において、判別対象ディスクの表面に白色光が投光される。撮像工程では、判別対象ディスクの表面からの反射光を撮像装置により受光して判別対象ディスクの表面のカラー撮像画像が取得される。領域設定工程では、カラー撮像画像において判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域がそれぞれ設定される。輝度比算出工程では、第1および第2領域のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和と青色画素の輝度値の総和とに基づいて互いの色の輝度比が算出される。色判別工程では、第1および第2領域のそれぞれにおいて輝度比に基づいて判別対象ディスクの表面の色が判別される。そのため、輝度比算出工程で算出された輝度比から容易に判別対象ディスクの表面の色を判別することができる。しかも、相対的な輝度比に基づいて色を判別するので、長期間の使用によるディスクの汚れや酸化などの影響を受け難く、高い精度での色の判別が可能となる。また、1種類の光源であるため、比較的短時間での色の判別が可能となる。しかも、判別対象ディスクの中心部と周辺部とにおいて異なる色を有するディスクに対しても色判別が可能となる。さらに、第1および第2領域において輝度値の総和に基づいて輝度比を算出しているので、ディスクの汚れや酸化などの影響をさらに受け難くなり、判別精度が一層向上する。
本発明のディスクの色判別装置および色判別方法では、(a)長期間の使用によるディスクの汚れや酸化などの影響を受け難く、高い精度での色の判別が可能となる、(b)比較的短時間での色の判別が可能となる、という効果が得られる。
本発明の一実施例のディスク判別装置を示す概略ブロック図である。 図1のディスク判別装置を構成する画像取得部を示す要部断面図である。 図1のディスク判別装置を構成する画像処理部および記憶部を示す概略ブロック図である。 図1のディスク判別装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図4の前処理ステップの詳細を示すフローチャートである。 図4の模様対比判定ステップの詳細を示すフローチャートである。 図4の模様対比判定ステップの詳細を示すフローチャートで、図6の続きである。 図7の平行移動ステップの詳細を示すフローチャートである。 図8の平行移動ステップにおける画像の移動を示す模式図である。 図4の色対比判定ステップの詳細を示すフローチャートである。 図10の色対比判定ステップにおける第1および第2領域の設定状態を示す模式図で、(A)は中心部および周辺部で同一の色を有するディスクの場合、(B)は中心部および周辺部で異なる色を有する場合を示す。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(構成)
図1〜図3は、本発明の一実施例のディスク判別装置1を示す。このディスク判別装置1は、ディスクDの表面または裏面(以下、総称として「表面」という)の撮像画像を取得し、取得された撮像画像に基づいてディスクDの真偽を判別する機能を有する。ディスク判別装置1は、図1に示すように、画像取得部2、撮像タイミングセンサ3、制御部4、画像処理部5、記憶部6、入出力インターフェース(I/F)7、状態表示器8およびセキュリティボリューム9を含んで構成されている。
まず、図1および図2を参照しながら、画像取得部2について説明する。画像取得部2は、図2に示すように、ディスク搬送路31を搬送されるディスクDの表面の撮像画像を取得し、判別対象のディスクDの撮像画像データIDを制御部4に出力する機能を有する。画像取得部2は、投光装置11、二次元撮像装置12およびハーフミラー26を含んでいる。画像取得部2は、ディスク搬送路31においてディスクDの一面を支持するベース板32に開口された撮像窓33に対応して配置されている。
撮像窓33は、ディスク搬送路31を搬送されるディスクDの撮像領域35を画定する。撮像窓33は、ディスク搬送路31を搬送されるディスクDの搬送方向DLにほぼ平行な一対の長辺と、搬送方向DLにほぼ垂直な一対の短辺を有している。撮像窓33には透光性を有する透光板34が配置され、透光板34のディスク搬送路31側の面はベース板32の表面と、換言すればディスク搬送路31の底面とほぼ面一に構成されている。撮像窓33の一対の長辺の長さは、ディスクDの直径よりも大きく設定されている。撮像窓33の長手方向においてディスクDの直径に関する情報を取得するためである。撮像窓33の各短辺の中点を互いに結ぶ直線とディスク搬送路31を搬送されるディスクDの中心の軌跡とがほぼ一致するように撮像窓33の各短辺が配置されている。ディスクDの表面に関する情報を確実に取得するためである。
投光装置11は、ディスク搬送路31を移動するディスクDの表面に投光する機能を有する。投光装置11は、例えば、面投光装置21である。面投光装置21を用いることにより、ディスクDの回転位相が異なっても影の影響のない撮像が可能となるからである。面投光装置21は、発光素子22、導光板23、反射シート24および拡散シート25を含んでいる。なお、本実施例において、発光素子22はLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)である。
発光素子(すなわち、LED)22は、ディスクDへ光を投光するための光源である。発光素子22には白色LEDが使用され、発光素子22が白色可視光を投光する。しかし、発光素子22として、三色LEDを用いることもできる。発光素子22は、図2に示すように、導光板23の側端面に面して配置されているので、ディスク搬送路31と平行な面内に配置することができ、設置スペースは小さい。なお、図2に示す発光素子22の位置は便宜的に図示したものである。
導光板23は、本実施例において、低コストの観点から樹脂にて製造された矩形薄板状をしており、ディスク搬送路31に対しその面が平行に配置されている。樹脂は、透明または拡散材の混入により乳白色を呈する。拡散材を混入した場合、拡散シート25は不要となる。導光板23は、ガラス基板によって構成することもできる。本実施例では、撮像領域35に導光板23が相対している。
反射シート24は、導光板23からディスク搬送路31の反対側へ光が拡散するのを防止し、ディスク搬送路31側に反射する機能を有する。反射シート24は、導光板23のディスク搬送路31の反対側に位置する面に密着されている。なお、反射シート24に代えて、導光板23に銀膜を蒸着しても良い。
拡散シート25は、導光板23のディスク搬送路31側の面から投光される光を面均一に拡散させる機能を有する。したがって、導光板23によって導かれ、または、反射シート24によって反射された発光素子22からの投射光は、拡散シート25によって面全体に亘って均一な光量にされ、ディスク搬送路31に向けて投光される。これにより、ディスクDに均一な投光がなされる。拡散シート25から投射される投射光は、ディスク搬送路31、換言すれば、ディスク搬送路31を移動するディスクDに対し直角に投射される。これは、ディスクDの平面の凹凸による光学的な影を作らないためである。導光板23、反射シート24および拡散シート25は薄いので、投光装置11を小型にすることができる。
なお、本実施例の面投光装置21は、発光素子22としてのLED、導光板23、反射シート24および拡散シート25を含んで構成されているが、これに限定されない。例えば、複数個のLEDを二次元状に配列させたLEDアレイや、LED等の点光源とレンズとを組み合わせた平行光などを用いることができる。また、本実施例では、発光素子22としてLEDを用いているが、これに限定されることはなく、冷陰極線管やハロゲンランプなどの光源を用いることもできる。
ハーフミラー26は、入射光の一部を反射すると共に、入射光の一部を透過する機能を有する。具体的には、投光装置11からの投光は透過し、ディスクDからの反射光は反射する機能を有する。換言すれば、ハーフミラー26は、投光装置11からの投光をディスク搬送路31におけるディスクDに対し直角に投光し、かつ、ディスクDからの反射光をディスク搬送路31と平行な方向に反射させる。本実施例において、ハーフミラー26は厚みが薄い投光性樹脂で形成された有機ガラスにクロムを反射膜として蒸着またはメッキしたものである。しかしながら、これに限定されることなく、有機ガラスにかえて、硼珪酸ガラス、石英ガラス、ジルコニア、ルビーおよびサファイアなどの光学ガラスを基板ガラスとして用いても構わない。また、反射膜として、クロムにかえて、錫および銀などの金属膜や、酸化チタン、酸化シリコン、五酸化ニオブ、五酸化タンタルおよびフッ化マグネシウム等の誘電体材料を用いても構わない。ハーフミラー26は、撮像領域35の側方において、ディスク搬送路31の面に対し45度の角度で傾斜配置されている。
二次元撮像装置12は、集光レンズ41およびカラー撮像素子42を含んでいる。集光レンズ41は、ハーフミラー26によって反射された光を所定の小さな範囲に集光する機能を有する。集光レンズ41は、上記機能から、所定の屈折率を有する凸レンズであり、ハーフミラー26の側方、換言すればハーフミラー26が傾斜している方向に配置され、ハーフミラー26と同等または小さい直径を有している。投光装置11等の形状を工夫し、集光レンズ41を小型化することが好ましい。これは、二次元撮像装置12の低価格化および小型化のためである。カラー撮像素子42は、集光レンズ41によって集光された像を撮像する機能を有する。カラー撮像素子42は、集光レンズ41に対してハーフミラー26の反対側、かつ集光レンズ41を介してディスクDの表面像が結像する位置に配置されている。カラー撮像素子42は、小型化のため、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが採用される。カラー撮像素子42は、光の赤色成分に対応する赤色画素と、緑色成分に対応する緑色画素と、青色成分に対応する青色画素と、を有している。そのため、カラー撮像素子42は、赤色画素、緑色画素および青色画素のそれぞれの出力信号から撮像画像の赤色成分、緑色成分および青色成分をそれぞれ出力することができる。
次に、撮像タイミングセンサ3について説明する。撮像タイミングセンサ3は、ディスク搬送路31を搬送されるディスクDが撮像領域35上を通過するタイミングを検知する機能を有する。撮像タイミングセンサ3は、ディスクDのほぼ全面がハーフミラー26の上方に達したときに撮像タイミングセンサ3がディスクDまたはディスクDを搬送する搬送部(図示せず)を検知できるよう配置されている。そのため、撮像タイミングセンサ3は、ディスクDを最適に撮像できるタイミングを示すタイミング信号TSをディスクDの検知信号として出力する。
制御部4は、撮像タイミングセンサ3から出力されるタイミング信号TSに基づきカラー撮像素子42および発光素子22の作動を制御すると共に、カラー撮像素子42で取得されたカラー撮像画像(以下、撮像画像という)を記憶部6に記憶させ、記憶された撮像画像に基づいて画像処理部5に所定の画像処理を実行させる機能を有する。図3に示すように、制御部4は、画像取得部2から出力されたディスクDの撮像画像データIDを後述する記憶部6の撮像画像保持部54に出力する。さらに制御部4は、画像処理部5に対する画像処理制御信号PCSを画像処理部5に出力する。また、制御部4は、記憶部6に対する記憶部制御信号MCSを記憶部6に出力する。制御部4は、例えば、所定のプログラムに基づき動作するマイクロコンピュータによって構成される。
画像処理部5は、図3に示すように、前処理部51、模様判別部52および色判別部53を有し、記憶部6に記憶された撮像画像に対して種々の処理を行う機能を有する。画像処理部5は制御部4から出力される画像処理制御信号PCSによって制御される。画像処理部5の詳細については後述する。
次に、記憶部6について説明する。記憶部6は、図3に示すように、撮像画像保持部54、処理画像保持部55、基準画像保持部56および色判定閾値保持部57を有する。撮像画像保持部54は、制御部4から出力された撮像画像データIDに基づいて、判別対象のディスクDのカラー撮像画像を保持すると共に、保持された判別対象のディスクDのそれぞれの撮像画像データIDを画像処理部5の前処理部51に出力する機能を有する。処理画像保持部55は、画像処理部5で処理された画像(以下、処理画像という)を一時的に保持すると共に、保持された処理画像を処理画像データBDとして画像処理部5の模様判別部52に出力する機能を有する。基準画像保持部56は、予め生成された基準画像を保持すると共に、保持された基準画像を基準画像データRIDとして画像処理部5の模様判別部52に出力する機能を有する。撮像画像保持部54および処理画像保持部55は、例えば、データの読み出し/書き込み速度の観点からRAM(Random Access Memory)により構成される。基準画像保持部56は、例えば、データ保持の持続性の観点からEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリで構成される。撮像画像保持部54、処理画像保持部55および基準画像保持部56の動作は、制御部4から出力される記憶部制御信号MCSによって制御される。
入出力インターフェース(I/F)7は、ディスク判別装置1が組み込まれる本体機器(図示せず)に電気的に接続する機能を有する。入出力インターフェース(I/F)7を介して本体機器をディスク判別装置1に接続することにより、本体機器に対して所望の信号を入出力可能である。
状態表示器8は、ディスク判別装置1の動作状態を表示する機能を有する。状態表示器8は、例えば、発光色の異なる複数のLED(図示せず)により構成され、それらLEDの発光が制御部4により制御されることにより、ディスク判別装置1の様々な状態(例えば、正常動作やエラー発生等)が報知される。なお、状態表示器8としては、液晶パネルなどのディスプレイ装置も使用可能である。
セキュリティボリューム9は、ディスク判別装置1において偽ディスクと判別する基準値を設定する機能を有する。制御部4は、セキュリティボリューム9により設定された基準値に基づいて判別対象のディスクDの真偽を判別する。
次に、図3を参照しながら画像処理部5について詳細に説明する。画像処理部5は、判別対象のディスクDの表面の模様を基準画像に基づいて判別すると共に、ディスクDの表面の色を判別する機能を有する。画像処理部5は、前処理部51、模様判別部52および色判別部53を含んでいる。
まず、前処理部51について説明する。前処理部51は、撮像画像保持部54に保持された撮像画像に対し、模様判別部52における模様判別処理を効率よく実行するための所定の処理を行う機能を有する。記憶部6に保持された判別対象のディスクDの撮像画像は、撮像画像データIDとして前処理部51に入力されて前処理部51で処理される。そして、前処理後の撮像画像(以下、前処理画像という)は、記憶部6の処理画像保持部55に出力されて記憶部6の処理画像保持部55により保持される。図3に示すように、前処理部51は、中心抽出部61、エッジ強調部62、二値化部63および膨張・収縮部64を有している。
中心抽出部61は、撮像画像保持部54に保持された撮像画像に基づき、撮像画像におけるディスクの中心位置を抽出する機能を有する。換言すれば、撮像画像においてディスクの中心を示す座標値を算出する。中心位置の抽出には公知の方法が用いられ、例えば、撮像画像において縦軸(Y軸)方向に延びる各ラインに対しディスクの周縁部の一方と他方とを検出し、検出された両周縁部の間隔が最大となるラインにおける両周縁部間の中点をディスクの中心位置とする。しかし、中心位置の抽出には他の方法を用いることもできる。
エッジ強調部62は、撮像画像保持部54に保持された撮像画像においてエッジを強調する機能を有する。エッジ強調とは、画像の輪郭部の濃度勾配を急峻にし、画像をシャープにする処理である。エッジ強調は、もとの画像からその2次微分を引くこと(ラプラシアンフィルタ)やアンシャープマスクにより行なうことができる。
二値化部63は、エッジ強調部62でエッジ強調された画像を二値化する機能を有する。二値化とは、濃淡画像を二値画像に変換する処理である。二値化では、画素値(すなわち、輝度または明度)が所定の閾値以上の場合にその画素値を「1」とし、それ以外の場合に画素値を「0」とする。二値化のための閾値は、二値化する画像の画素値の度数分布に基づいて、判別判別法、モード法、Kittler法、3σ法、p‐tile法などの公知の方法により自動的に決定される。
膨張・収縮部64は、二値化部63で二値化された画像に対し、注目画素の周辺に1画素でも白の画素があれば白に置き換える膨張処理と、注目画素の周辺に1画素でも黒の画素があれば黒に置き換える収縮処理とを繰り返し実行する機能を有する。膨張処理および収縮処理を繰り返し実行することにより、二値化された撮像画像においてノイズが除去されると共にパターン欠陥(特に、線状パターンの欠陥)が修復される。
次に、模様判別部52について説明する。模様判別部52は、画像回転部71、画像移動部72および対比判定部73を有しており、記憶部6の処理画像保持部55に保持された判別対象のディスクDの前処理画像と記憶部6の基準画像保持部56に保持された基準画像とを対比し、その対比結果から判別対象のディスクDの真偽を判別する機能を有する。判別結果は、画像処理部5から制御部4に判別信号ISとして出力される。
画像回転部71は、所望の画像を回転する機能を有する。画像の回転は、公知のアフィン変換を用い、中心抽出部61で抽出されたディスク中心位置を基準に所定の回転角度で実行される。画像回転部71は、処理画像保持部55に保持された前処理画像を回転し、回転された画像を画像データBIDとして処理画像保持部55に出力する。
画像移動部72は、所望の画像を平行移動する機能を有する。画像の平行移動は、公知のアフィン変換を用い、所定の方向および移動距離で実行される。換言すれば、画素で示されたX軸方向およびY軸方向の移動距離(例えば、X軸方向に1ピクセル、Y軸方向に0ピクセル)に基づき、画像全体が平行移動される。画像移動部72は、処理画像保持部55に保持された前処理画像または画像回転部71で回転された回転画像を平行移動し、平行移動された画像を画像データBIDとして処理画像保持部55に出力する。
対比判定部73は、所望の二の画像の各画素について画素値を比較し、二の画像の相違する度合い(以下、相違度という)または一致する度合い(以下、一致度という)に基づいて二の画像が一致するか否かを判定する機能を有する。例えば、相違度で判定する場合、画素値の一致しない画素数の合計値が記憶部6に保持された所定の閾値に対して大きい場合、それら二の画像が一致しないと判定される。他方、一致度で判定する場合、画素値の一致する画素数の合計値が記憶部6に保持された所定の閾値に対して大きい場合、それら二の画像が一致すると判定される。本実施例では、相違度により判定する。
次に、色判別部53について説明する。色判別部53は、領域設定部81、輝度比算出部82および色判定部83を有しており、記憶部6の撮像画像保持部54に保持された判別対象のディスクDの撮像画像の色を判別する機能を有する。判別結果は、画像処理部5から制御部4に判別信号ISとして出力される。
領域設定部81は、図11(A)に示すように判別対象のディスクDの中心部CAに対応する正方形の第1領域A1を設定すると共に、周辺部PAに対応する6つの正方形の第2領域B1〜B6を設定する。
輝度比算出部82は、領域設定部81で設定された第1領域A1と第2領域B1〜B6のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和を青色画素の輝度値の総和で除算した輝度比を算出する。
色判定部83は、輝度比算出部82で算出された輝度比に基づいて第1領域A1および第2領域B1〜B6のそれぞれにおける色を判定する。例えば、図11(A)に示すように、判別対象のディスクDの表面の全体に亘って銀色である場合、第1領域A1において輝度比が所定の閾値未満となる。それにより、色判定部83が第1領域A1は銀色であると判定する。第2領域B1〜B6においても、第1領域A1の場合と同様に、輝度比が所定の閾値未満となることにより、色判定部83が第2領域B1〜B6は銀色であると判定する。他方、図11(B)に示すように、中心部CAが銀色で周辺部PAが金色である場合、図11(A)の場合と同様に、第1領域A1については輝度比が所定の閾値未満となることにより、色判定部83が第1領域A1は銀色であると判定する。これに対して、周辺部PAは金色であるため、青色画素の輝度値が相対的に減少する。これにより、第2領域B1〜B6の輝度比が増加し、所定の閾値以上となる。その結果、色判定部83が第2領域B1〜B6は金色であると判定する。
なお、画像処理部5を構成する中心抽出部61、エッジ強調部62、二値化部63、膨張・収縮部64、画像回転部71、画像移動部72、対比判定部73、領域設定部81、輝度比算出部82および色判定部83は、それぞれの機能を有するものであれば、ハードウェアおよびソフトウェアのいずれで構成してもよい。一部をハードウェアとし残りをソフトウェアとすることも可能である。
(動作)
次に、図4〜図10を参照しながら、ディスク判別装置1の動作について説明する。なお、本実施例では、記憶部6の基準画像保持部56に予め複数の基準画像が保持されていることを前提とする。具体的には、ディスクDの表面および裏面のそれぞれの基準画像と、当該基準画像をその中心の周りに回転角度差θd(=3.6°)で360度回転した複数の基準画像が保持されているものとする。この場合、ディスクDの表面または裏面を示す面番号kと各画像の回転角度θという2つのパラメータに対応付けされて複数の基準画像が基準画像保持部56に保持される。
まず、図4に示すように、ステップS1において、初期化がなされる。初期化では、カラー撮像素子42のフレームレート、撮像タイミングセンサ3の感度などが設定される。
次のステップS2において、撮像タイミングセンサ3がオンしたか否かが判定される。換言すれば、ディスク搬送路31を移動するディスクDが撮像位置に到達したか否かが判定される。ディスクDが撮像位置に到達した場合、撮像タイミングセンサ3がオンする。すなわち、ディスク搬送路31におけるディスクDの移動に対応して、撮像タイミングセンサ3がオンする。撮像タイミングセンサ3がオンの場合、ステップS3に進む。ディスクDが撮像位置に到達しない場合、撮像タイミングセンサ3がオフの状態に保たれ、ステップS2が繰り返し実行される。換言すれば、ディスクDが撮像位置に到達する迄は、待機状態となる。
次のステップS3では、制御部4が発光素子22に点灯制御信号LCSを出力し、発光素子22が点灯制御信号LCSに基づいて短時間点灯(すなわち、フラッシュ)される。これにより、投光装置11から撮像窓33に向かう拡散光が発せられ、撮像窓33と相対するディスクDが投光される。
次のステップS4では、制御部4がカラー撮像素子42に撮像制御信号ICSを出力し、カラー撮像素子42が撮像制御信号ICSに基づいて判別対象のディスクDを撮像する。換言すれば、二次元撮像装置12により判別対象のディスクDのカラー撮像画像が取得される。カラー撮像素子42は、取得された撮像画像データIDを制御部4に出力する。制御部4は、供給された撮像画像データIDを記憶部6に転送する。記憶部6は、送られた撮像画像データIDに基づく撮像画像を撮像画像保持部54に格納し保持する。
なお、ステップS4で取得される撮像画像は、判別対象のディスクDにおける表面および裏面のいずれかの画像である。そのため、判別対象のディスクDの表面および裏面の模様が異なる場合、後述の表面および裏面のそれぞれの基準画像と対比する必要がある。本実施例では、判別対象のディスクDの表面および裏面の模様が異なるものとして説明する。
次のステップS5では、画像処理部5の前処理部51が撮像画像保持部54に保持された撮像画像に対し前処理を実行する。前処理は、図5に示すように、中心抽出、エッジ強調、二値化、膨張・収縮の順で実行される。まず、ステップS21において、中心抽出部61が撮像画像保持部54に保持された撮像画像における中心位置を抽出する。抽出された中心位置の座標値は記憶部6の図示しない記憶領域に格納される。
次のステップS22では、エッジ強調部62が撮像画像保持部54に保持された撮像画像についてエッジ強調の処理を実行する。エッジ強調された画像は、記憶部6の処理画像保持部55に保持される。
続くステップS23では、二値化部63が処理画像保持部55に保持されたエッジ強調後の画像を二値化する。二値化された画像は、処理画像保持部55に保持される。
その後、ステップS24において、膨張・収縮部64が処理画像保持部55に保持された二値化後の画像に対し膨張・収縮処理を実行する。膨張・収縮処理により、二値化された画像のノイズ除去やパターン欠陥の修復等がなされる。膨張・収縮された画像は、処理画像保持部55に保持される。
こうして図4のステップS5の前処理が完了し、当該前処理が施された撮像画像が被判別画像として処理画像保持部55に保持される。
次のステップS6では、模様対比判定が実行される。模様対比判定では、予め登録された基準画像とステップS5において処理画像保持部55に保持された被判別画像とを対比し、その対比結果により判別対象のディスクDの真偽が判別される。換言すれば、基準画像との対比結果が所定の基準を満たした場合に一致(真正ディスク)と判定され、それ以外の場合に不一致(偽ディスク)と判定される。このステップS6における模様対比判定の詳細については後述する。
次のステップS7では、色対比判定が実行される。色対比判定では、記憶部6の撮像画像保持部54に保持された判別対象のディスクDの撮像画像についての色判別が行われる。このステップS7における色対比判定の詳細については後述する。
次のステップS8では、ステップS6の模様対比判定における結果およびステップS7における色対比判定の結果が画像処理部5から制御部4に出力される。制御部4は、判別対象のディスクDが真正ディスクであるか偽ディスクであるかに応じた処理を行うことができる。例えば、真正ディスクと偽ディスクとを選別することができる。ステップS8の実行後、ステップS2に戻り、ステップS2〜S8の各処理が繰り返し実行される。
(模様対比判定)
次に、図6および図7を参照しながら、図4のステップS6で実行される模様対比判定について説明する。
まず、ステップS31において面番号kに「0」が設定される。換言すれば、面番号kが初期化される。
次のステップS32では、回転角度θに「0」が設定される。換言すれば、回転角度θが初期化される。
次のステップS33では、基準画像保持部56に保持された複数の基準画像の内の面番号k、回転角度θに対応する基準画像が選択される。
次のステップS34では、ステップS33で選択された基準画像と処理画像保持部55に保持された被判別画像(すなわち、図4のステップS5において前処理が施された判別対象のディスクDの二値画像)とが比較される。この画像比較では、被判別画像および基準画像を画素単位で比較し、画素値の相違する画素数をカウントすることにより相違度DFが算出される。
次のステップS35では、回転角度θが「0」であるか否かが判定される。「θ=0」の場合にはステップS37に進み、「θ≠0」の場合にはステップS36に進む。
ステップS37および次のステップS38では、相違度DFの最小値を示す最小相違度DFmと、相違度DFが最小となる最小相違度回転角度θmとが設定される。すなわち、ステップS37において最小相違度DFmとして現在の相違度DFが設定され、ステップS38において最小相違度回転角度θmとして現在の回転角度θが設定される。設定された最小相違度DFmおよび最小相違度回転角度θmは、記憶部6の図示されない領域に格納される。
ステップS35において「θ≠0」の場合、ステップS36において、ステップS34で算出された相違度DFが最小相違度DFm未満であるか否かが判定される。「DF<DFm」の場合、すなわち、ステップS34で算出された相違度DFが既に設定されている最小相違度DFmより小さい場合、ステップS37に進み、最小相違度DFmが現在の相違度DFで更新された後、続くステップS38において最小相違度回転角度θmが現在の回転角度θで更新される。「DF≧DFm」の場合、ステップS39に進み、現在の最小相違度DFmおよび最小相違度角度θmがそのまま維持される。
次のステップS39では、現在の回転角度θに回転角度増分θdを加算して得られた値が新たな回転角度θとして設定される。換言すれば、回転角度θが更新される。回転角度増分θdは、基準画像の場合と同様に「3.6°」である。
次のステップS40では、ステップS39で更新された回転角度θが「360°」以上であるか否かが判定される。「θ<360°」の場合、ステップS33に戻り、ステップS33〜S40が繰り返し実行される。換言すれば、「θ=0」の場合を含めて回転角度の異なる複数の基準画像と被判別画像との対比がなされる。このとき、基準画像および被判別画像の対比は、所定の画素領域の全体に亘って実行される。こうして、基準画像に対する被判別画像の凡その回転角度ずれ量が算出される。
ステップS40において「θ≧360°」の場合、図7のステップS41に進み、回転角度カウント数mとして「0」が設定される。回転角度カウント数mは、記憶部6の図示されない領域に保持される。
次のステップS42では、回転角度カウント数mが「0」と一致するか否かが判定される。「m=0」の場合、ステップS43において、回転角度θとして負の最小相違度回転角度「−θm」が設定された後、ステップS47に進む。「m≠0」の場合、ステップS44に進む。
次のステップS44では、回転角度カウント数mが「1」と一致するか否かが判定される。「m=1」の場合、ステップS45において、回転角度θとして負の最小相違度回転角度「−θm」から回転角度増分θsを減算した「−θm−θs」が設定された後、ステップS47に進む。「m≠1」の場合、ステップS46において、回転角度θとして負の最小相違度回転角度「−θm」に回転角度増分θsを加算した「−θm+θs」が設定された後、ステップS47に進む。ここでの回転角度増分θsは「1°」である。
次のステップS47では、撮像画像保持部54に保持された被判別画像がステップS43、S45、S46で設定された回転角度で画像回転部71によって回転される。回転された被判別画像は、処理画像保持部55に保持される。
次のステップS48では、基準画像保持部56に保持された回転角度θが「0」の基準画像とステップS47で回転された被判別画像とを対比する画像比較が実行されて相違度DFが算出される。このとき、基準画像および被判別画像の対比は、所定の画素領域の全体に亘って実行される。
次のステップS49では、ステップS48で算出された相違度DFが所定閾値以下か否かが判定される。閾値以下の場合、ステップS56に進み、一致判定がなされ、図4のステップS6に戻る。相違度DFが閾値を超えている場合、ステップS50に進む。
次のステップS50では、画像移動カウント数nに「0」が設定される。換言すれば、画像移動カウント数nが初期化される。
次のステップS51では、図8の平行移動処理が実行される。図8の平行移動処理では、処理画像保持部55に保持された被判別画像が、画像移動カウント数nに対応した所定の方向に平行移動される。平行移動された被判別画像は、処理画像保持部55に保持される。すなわち、ステップS71では、画像移動カウント数が「0」か否かが判定され、「n=0」の場合、ステップS78において被判別画像が右上方に1ピクセル移動(図9(A)の位置P1に移動、すなわち、X軸方向およびY軸方向に各「+1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠0」の場合、ステップS72に進み、画像移動カウント数nが「1」か否かが判定される。「n=1」の場合、ステップS79において被判別画像が上方に1ピクセル移動(図9(B)の位置P2に移動、すなわち、Y軸方向に「+1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠1」の場合、ステップS73に進み、画像移動カウント数nが「2」か否かが判定される。「n=2」の場合、ステップS80において被判別画像が左上方に1ピクセル移動(図9(C)の位置P3に移動、すなわち、X軸方向に「−1」およびY軸方向に「+1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠2」の場合、ステップS74に進み、画像移動カウント数nが「3」か否かが判定される。「n=3」の場合、ステップS81において被判別画像が左方に1ピクセル移動(図9(D)の位置P4に移動、すなわち、X軸方向に「−1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠3」の場合、ステップS75に進み、画像移動カウント数nが「4」か否かが判定される。「n=4」の場合、ステップS82において被判別画像が右方に1ピクセル移動(図9(E)の位置P5に移動、すなわち、X軸方向に「+1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠4」の場合、ステップS76に進み、画像移動カウント数nが「5」か否かが判定される。「n=5」の場合、ステップS83において被判別画像が右下方に1ピクセル移動(図9(F)の位置P6に移動、すなわち、X軸方向に「+1」およびY軸方向に「−1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠5」の場合、ステップS77に進み、画像移動カウント数nが「6」か否かが判定される。「n=6」の場合、ステップS84において被判別画像が下方に1ピクセル移動(図9(G)の位置P7に移動、すなわち、Y軸方向に「−1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。「n≠6」の場合、ステップS85に進み、被判別画像が左下方に1ピクセル移動(図9(H)の位置P8に移動、すなわち、X軸方向およびY軸方向に各「−1」ピクセル移動)された後、図7のステップS51に戻る。なお、図9では、平行移動の方向を明瞭に示すため、便宜的に移動距離を大きく示している。
図7のステップS51の実行後、次のステップS52において現在の画像移動カウント数nに「1」が加算され、新たな画像移動カウント数nが設定される。換言すれば、画像移動カウント数nが更新される。
次のステップS53では、画像移動カウント数nが「8」以上であるか否かが判定される。画像移動カウント数nが「8」以上でない場合(すなわち、「n<8」の場合)、ステップS54に進み、基準画像保持部56に保持された基準画像とステップS51で平行移動された被判別画像とを対比する画像比較が実行されて相違度DFが算出される。このとき、基準画像および被判別画像の対比は、所定の画素領域の全体に亘って実行される。
次のステップS55では、ステップS52で算出された相違度DFが所定閾値以下か否かが判定される。閾値以下の場合、ステップS56に進み、一致判定がなされ、図4のステップS6に戻る。相違度DFが閾値を超えている場合、ステップS51に戻り、ステップS51〜S55が繰り返し実行される。すなわち、基準画像と被判別画像との対比が、平行移動の方向を変えながら繰り返し実行される。
ステップS53において画像移動カウント数nが「8」以上の場合(すなわち、「n≧8」の場合)、ステップS57に進み、新たな回転角度カウント数mとして現在の回転角度カウント数mに「1」を加算した「m+1」を設定する。
次のステップS58では、回転角度カウント数mが「2」以下であるか否かを判定する。「m≦2」の場合、ステップS42に戻り、ステップS42〜S55が繰り返し実行される。こうして、回転角度を変えながら平行移動された被判別画像と基準画像との対比が行われて、判別対象のディスクDの模様の判別が実行される。
ステップS58において「m>2」の場合、ステップS59に進み、現在の面番号kに「1」が加算され、新たな面番号kが設定される。換言すれば、面番号kが更新される。
次のステップS60では、面番号kが「2」以上であるか否かが判定される。面番号kが「2」未満(すなわち、「k<2」)の場合、図6のステップS32に戻る。これにより、ステップS59において更新された面番号kについて、ステップS32〜S60の処理が繰り返し実行される。こうして、異なる面番号kの基準画像と被判別画像の対比が行われる。
ステップS60において「k≧2」と判定された場合、次のステップS61に進み、不一致判定がなされた後、図7のステップS6に戻る。
上述したように、模様対比判定では、まず、回転角度の異なる複数の基準画像と被判別画像との対比が行われ、相違度DFが最小となる最小相違度角度θmが求められる。その後、最小相違度角度θmを基準に回転角度差θsを用いて3つの回転角度「−θm」、「−θm−θs」および「−θm+θs」を設定し、それらの回転角度を用いて被判別画像を回転しつつ平行移動させることで回転角度ずれおよび位置ずれを補正しながら相違度DFが算出される。そして、算出された相違度が所定の閾値以下の場合に一致判定がなされる。算出された相違度が所定の閾値以下にならない場合には、不一致判定がなされる。
(色対比判定)
次に、図10を参照しながら、図4のステップS7で実行される色対比判定について説明する。
まず、ステップS91では、記憶部6の撮像画像保持部54に保持された判別対象のディスクDの撮像画像(カラー撮像画像)に図11(A)で示すように、中心部CAに対応する領域に第1領域A1を設定すると共に、周辺部PAに対応する領域に第2領域B1〜B6を設定する。周辺部PAに対応する領域として複数の第2領域B1〜B6に分割配置することにより、ディスクの汚れや酸化などが局所的に発生している場合にその影響を受け難くすることができる。
次のステップS92では、第1領域A1における緑色画素の画素値の総和SG1を算出する。続くステップS93では、第1領域A1における青色画素の画素値の総和SB1を算出する。
次のステップS94で、第1領域A1における緑色画素の画素値の総和SG1を青色画素の画素値の総和SB1で除算した輝度比BR1を算出した後、ステップS95では、その輝度比BR1が閾値THC以上であるか否かを判断する。
ステップS95において輝度比BR1が閾値THC以上である(BR1≧THC)場合には、ステップS96に進み、中心部CAが金色であると判別する。ステップS95において輝度比BR1が閾値THC未満である(BR1<THC)場合には、ステップS96に進み、中心部CAが銀色であると判別する。
次のステップS98では、第2領域B1〜B6における緑色画素の画素値の総和SG2を算出する。続くステップS99では、第2領域B1〜B6における青色画素の画素値の総和SB2を算出する。
次のステップS100で、第2領域B1〜B6における緑色画素の画素値の総和SG2を青色画素の画素値の総和SB2で除算した輝度比BR2を算出した後、ステップS101では、その輝度比BR2が閾値THC以上であるか否かを判断する。
ステップS101において輝度比BR2が閾値THC以上である(BR2≧THC)場合には、ステップS102に進み、周辺部PAが金色であると判別する。ステップS101において輝度比BR2が閾値THC未満である(BR2<THC)場合には、ステップS103に進み、周辺部PAが銀色であると判別する。
こうして、判別対象のディスクDの中心部CAおよび周辺部PAが金色であるか銀色であるかを判別した後、図4のステップS7に戻る。そして、次のステップS8において、模様対比判定の結果と色対比判定の結果とを総合的に判断し、判別対象のディスクDの真偽が判別される。例えば、模様対比判定の結果より真正であると判別され、色対比判定の結果より中心部CAおよび周辺部PAが共に銀色であると判別された場合に、ディスクDが真正ディスクであると判定され、それ以外の場合にディスクDが偽ディスクであると判定することができる。この判定結果は画像処理部5から制御部4に判別信号ISとして出力される。
(変形例)
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、本実施例では、判別対象ディスクDの真偽を模様および色の双方で判定しているが、ディスクDの色のみで判定することも勿論可能である。その場合には、図4のステップS5およびステップS6を省略することにより容易に実現できる。また、本実施例では、緑色画素の総和を青色画素の総和で除算した輝度比に基づいて色判別を行っているが、青色画素の総和を緑色画素の総和で除算した輝度比に基づいて色判別を行うことも勿論可能である。
さらに言えば、本発明は上記実施例に限定されない。すなわち、少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光を判別対象のディスクDの表面に投光し、判別対象のディスクDの表面からの反射光を撮像素子42で受光して撮像画像を取得し、当該撮像画像における第1および第2色成分の輝度比に基づいて判別対象のディスクDの表面の色を判別すればよい。
1 ディスク判別装置
2 画像取得部
3 撮像タイミングセンサ
4 制御部
5 画像処理部
6 記憶部
7 入出力インターフェース(I/F)
8 状態表示器
9 セキュリティボリューム
11 投光装置
12 二次元撮像装置
21 面投光装置
22 発光素子
23 導光板
24 反射シート
25 拡散シート
26 ハーフミラー
31 ディスク搬送路
32 ベース板
33 撮像窓
34 透光板
35 撮像領域
41 集光レンズ
42 カラー撮像素子
51 前処理部
52 模様判別部
53 色判別部
54 撮像画像保持部
55 処理画像保持部
56 基準画像保持部
57 色判定閾値保持部
61 中心抽出部
62 エッジ強調部
63 二値化部
64 膨張・収縮部
71 画像回転部
72 画像移動部
73 対比判定部
81 領域設定部
82 輝度比算出部
83 色判定部
D ディスク
DL 搬送方向
ICS 撮像制御信号
IS 判別信号
LCS 点灯制御信号
TS タイミング信号
MCS 記憶部制御信号
PCS 画像処理制御信号
ID 撮像画像データ
BD 処理画像データ
RID 基準画像データ
DF 相違度
DFm 最小相違度
CA 中心部
PA 周辺部
A1 第1領域
B1〜B6 第2領域
BR1、BR2 輝度比
SB1、SB2 青色画素の画素値の総和
SG1、SG2 緑色画素の画素値の総和
THC 閾値

Claims (8)

  1. 少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光を判別対象ディスクの表面に投光する投光装置と、
    前記判別対象ディスクの表面からの反射光を受光して当該判別対象ディスクの表面の撮像画像を取得する撮像装置と、
    前記撮像画像における前記第1および第2色成分の輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別部と、
    を備えるディスクの色判別装置。
  2. 前記色判別部が前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域をそれぞれ設定する領域設定部を有し、前記色判別部が前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する請求項1に記載のディスク判別装置。
  3. 前記色判別部が前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記第1色成分の輝度値の総和を前記第2色成分の輝度値の総和で除算した輝度比を算出する輝度比算出部を有しており、前記色判別部が前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記輝度比算出部で算出された輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する請求項2に記載のディスク判別装置。
  4. 判別対象ディスクの表面に白色光を投光する投光装置と、
    前記判別対象ディスクの表面からの反射光を受光して当該判別対象ディスクの表面のカラー撮像画像を取得する撮像装置と、
    前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域のそれぞれを前記カラー撮像画像において設定する領域設定部と、前記第1および第2領域のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和と青色画素の輝度値の総和とに基づいて互いの色の輝度比を算出する輝度比算出部と、を有し、前記第1および第2領域のそれぞれにおける輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別部と、
    を備えるディスクの色判別装置。
  5. 少なくとも第1色成分と当該第1色成分とは波長の異なる第2色成分とを含む光を判別対象ディスクの表面に投光する投光工程と、
    前記判別対象ディスクの表面からの反射光を撮像装置により受光して当該判別対象ディスクの表面の撮像画像を取得する撮像工程と、
    前記撮像画像における前記第1および第2色成分の輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別工程と、
    を備えるディスクの色判別方法。
  6. 前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域と前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域とを前記撮像画像においてそれぞれ設定する領域設定工程を有しており、前記色判別工程では前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する請求項5に記載のディスク判別方法。
  7. 前記撮像画像における前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記第1色成分の輝度値の総和を前記第2色成分の輝度値の総和で除算して輝度比を算出する輝度比算出工程を有し、前記色判別工程では前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記輝度比算出工程で算出された前記輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する請求項6に記載のディスク判別方法。
  8. 判別対象ディスクの表面に白色光を投光する投光工程と、
    前記判別対象ディスクの表面からの反射光を撮像装置により受光して当該判別対象ディスクの表面のカラー撮像画像を取得する撮像工程と、
    前記カラー撮像画像において前記判別対象ディスクの中心部に対応する第1領域および前記判別対象ディスクの周辺部に対応する第2領域をそれぞれ設定する領域設定工程と、
    前記第1および第2領域のそれぞれにおいて緑色画素の輝度値の総和と青色画素の輝度値の総和とに基づいて互いの色の輝度比を算出する輝度比算出工程と、
    前記第1および第2領域のそれぞれにおいて前記輝度比に基づいて前記判別対象ディスクの表面の色を判別する色判別工程と、
    を備えるディスクの色判別方法。
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