JP6480269B2 - 型枠支持体 - Google Patents
型枠支持体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6480269B2 JP6480269B2 JP2015108271A JP2015108271A JP6480269B2 JP 6480269 B2 JP6480269 B2 JP 6480269B2 JP 2015108271 A JP2015108271 A JP 2015108271A JP 2015108271 A JP2015108271 A JP 2015108271A JP 6480269 B2 JP6480269 B2 JP 6480269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adjustment pipe
- butyl rubber
- rubber layer
- water
- formwork support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000009415 formwork Methods 0.000 title claims description 51
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 38
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 claims description 28
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 20
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 14
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
大深度地下工事や土留め壁の各所から絶えず出水するような場所では、型枠支持体をH鋼に取り付けてから土留め壁を防水シートで覆っている。一方、コンクリート壁の施工を妨げるほど出水が無い場所では、土留め壁を露出させたまま型枠支持体をH鋼に取り付ける。施工完了後、コンクリート壁には多数の型枠支持体が埋め込まれたままの状態になる。後の実施例の項で説明するように、型枠支持体はコンクリート壁を貫通しているから、コンクリート壁との間の密着が悪い場合や地下水による高い水圧がかかった場合には、型枠支持体の表面を伝って地下水がコンクリート壁の内部に漏れ出すおそれがある。従来は、型枠支持体にゴムリングを填めて、弾力を利用した止水壁を設けるようにしていた。しかしながら、全ての型枠支持体にゴムリングを填め込むという煩雑な作業が伴うことから、工事の能率を下げる要因になっていた。
本発明は、上記の課題に着目してなされたもので、工事現場での止水壁取付作業を削減するとともに、コンクリート壁と型枠支持体の境界の止水性能を従来よりも高めた型枠支持体の調整パイプを提供することを目的とする。
<構成1>
土留め壁側に設けられた鋼材に固定された多数の型枠支持体によって、型枠を支持する場合に使用されるものであって、上記型枠支持体は、鋼材に固定されるタップねじと、このタップねじに順に連結される調整パイプとねじ棒とにより構成されており、
上記調整パイプの外周面に、土留め壁と型枠との間に流し込まれて形成されるコンクリート壁と密着一体化するブチルゴム層による走水阻止層と、ブチルゴム層の外表面を覆う水溶性皮膜を備え、
上記のブチルゴム層による走水阻止層は、上記調整パイプの外周面に、その外径に比べて長手方向に長く形成されていることを特徴とする型枠支持体の調整パイプ。
上記のブチルゴム層による走水阻止層は、上記調整パイプの外周面に、その外径に比べて長手方向に長く、かつ、調整パイプの全長の2分の1以上長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の型枠支持体の調整パイプ。
土留め壁に固定された多数の型枠支持体によって、型枠を支持する場合に使用されるものであって、上記型枠支持体は、土留め壁に固定される固定構造と、この固定構造に順に連結される調整パイプとねじ棒とにより構成されており、
外周面に、土留め壁と型枠との間に流し込まれて形成されるコンクリート壁と密着一体化するブチルゴム層と、ブチルゴム層の外表面を覆う水溶性皮膜を備えたことを特徴とする調整パイプまたはねじ棒。
土留め壁側に設けられた鋼材に固定された多数の型枠支持体によって、型枠を支持する場合に使用されるものであって、上記型枠支持体は、鋼材に固定されるタップねじと、このタップねじに順に連結される調整パイプとねじ棒とにより構成されており、
外周面に、土留め壁と型枠との間に流し込まれて形成されるコンクリート壁と密着一体化するブチルゴム層と、ブチルゴム層の外表面を覆う水溶性皮膜を備えたことを特徴とする調整パイプまたはねじ棒。
タップねじと調整パイプとが一体化されていることを特徴とする構成4に記載の調整パイプ。
上記調整パイプと上記タップねじの接続部に、上記調整パイプの外周面を覆うブチルゴム層の1部が割り込むように、このブチルゴム層の1部が調整パイプの端面部分を覆う構造にされていることを特徴とする請求項1または2に記載の型枠支持体の調整パイプ。
調整パイプの内側に、調整パイプの内側の送水を阻止する仕切板を設けたことを特徴とする構成3または4に記載の調整パイプ。
送水阻止層は、ゴム弾性体またはコーキング剤によって構成されていることを特徴とする構成1に記載の型枠支持体。
送水阻止層は、金属のフランジによって構成されていることを特徴とする構成1に記載の型枠支持体。
図1の一点鎖線の円A内に示すように、土留め壁12にはH鋼14(あるいはシートパイル)が一定の間隔で立てられている。図示しないコンクリート壁は、図2に示したWの部分、即ち、土留め壁12とコンクリート型枠34との間に形成される。コンクリート壁が固まるまでコンクリート型枠34が使用される。コンクリート型枠34はこのように、土留め壁12側に設けられた鋼材に固定された多数の型枠支持体によって支持される。
図1の実施例では、送水阻止層25が調整パイプ24の長手方向に沿って、例えば、全長の2分の1以上に渡って長く形成されていた。接着部の距離を長くとることにより止水効果の範囲を広げるためである。一方、図3(a)の実施例では、調整パイプ24の外径よりも十分に大きな、例えば、外径の2倍以上の円板状に送水阻止層25を形成した。この構造でも、土留め壁12から調整パイプ24の外周面に沿ってねじ棒30方向に漏れ出ようとする水圧を止めることができる。
(a)の実施例では、調整パイプ24とタップねじ16とがねじこみや溶接または接着により予め一体化されている。タップねじ16は固く特殊な金属加工をしたもので、調整パイプ24は押し出し等により製造された金属製品だから、別々に製造して一体化をしている。一体に製造できる技術があれば、それでも構わない。実施例1と同様に、調整パイプ24の外周面には、送水阻止層25が設けられている。調整パイプ24左端に電動ドライバーを装着してH鋼にタップねじ16をねじ込む。
この図の例では、調整パイプ24の内側に、仕切板40を設けた。このような構造にすると、調整パイプ24の内側も外側も確実に水の流れを阻止する構造になる。従って、調整パイプ24とタップねじ16との接続にそれほど注意を払う必要がなくなる。仕切板40は調整パイプ24のどの部分に設けてもよい。溶接したり圧入した金属塊でもよいし、エポキシ樹脂等のプラスチックでもよい。
14 H鋼
16 タップねじ
20 ゴムリング
24 調整パイプ
25 送水阻止層
26 ブチルゴム層
28 水溶性皮膜
30 ねじ棒
32 型枠支持金具
34 コンクリート型枠
36 フランジ
40 仕切板
Claims (5)
- 土留め壁側に設けられた鋼材に固定された多数の型枠支持体によって、型枠を支持する場合に使用されるものであって、上記型枠支持体は、鋼材に固定されるタップねじと、このタップねじに順に連結される調整パイプとねじ棒とにより構成されており、
上記調整パイプの外周面に、土留め壁と型枠との間に流し込まれて形成されるコンクリート壁と密着一体化するブチルゴム層による走水阻止層と、ブチルゴム層の外表面を覆う水溶性皮膜を備え、
上記のブチルゴム層による走水阻止層は、上記調整パイプの外周面に、その外径に比べて長手方向に長く形成されていることを特徴とする型枠支持体の調整パイプ。 - 上記のブチルゴム層による走水阻止層は、上記調整パイプの外周面に、その外径に比べて長手方向に長く、かつ、調整パイプの全長の2分の1以上長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の型枠支持体の調整パイプ。
- 上記タップねじと上記調整パイプとが一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載の型枠支持体の調整パイプ。
- 上記調整パイプと上記タップねじの接続部に、上記調整パイプの外周面を覆うブチルゴム層の1部が割り込むように、このブチルゴム層の1部が調整パイプの端面部分を覆う構造にされていることを特徴とする請求項1または2に記載の型枠支持体の調整パイプ。
- 上記調整パイプの内側に、その調整パイプの内側の走水を阻止する仕切板を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の型枠支持体の調整パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015108271A JP6480269B2 (ja) | 2015-05-28 | 2015-05-28 | 型枠支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015108271A JP6480269B2 (ja) | 2015-05-28 | 2015-05-28 | 型枠支持体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016223086A JP2016223086A (ja) | 2016-12-28 |
JP6480269B2 true JP6480269B2 (ja) | 2019-03-06 |
Family
ID=57745576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015108271A Active JP6480269B2 (ja) | 2015-05-28 | 2015-05-28 | 型枠支持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6480269B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6570554B2 (ja) * | 2017-01-25 | 2019-09-04 | 鋭一 菅野 | コンクリート型枠の支持金具 |
JP2021120533A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-19 | 鋭一 菅野 | 土留め壁の防水構造部材と防水工法と調整パイプ |
JP7495693B2 (ja) | 2021-06-16 | 2024-06-05 | 株式会社エアテックジャパン | 止水ジョイント |
CN113494156B (zh) * | 2021-07-31 | 2023-05-12 | 湖南省特构工程有限责任公司 | 一种墙体钢筋龙骨及其支护装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4317881Y1 (ja) * | 1964-12-28 | 1968-07-24 | ||
JPS5996349A (ja) * | 1982-11-19 | 1984-06-02 | 株式会社ブリヂストン | 止水板 |
JPS6192239A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-10 | 住友化学工業株式会社 | コンクリ−ト打継目用止水材 |
JPH0685856U (ja) * | 1993-05-24 | 1994-12-13 | 征人 菅野 | コンクリ−ト型枠保持装置 |
JP2775415B2 (ja) * | 1995-11-20 | 1998-07-16 | 株式会社城東アンカー | 壁繋ぎの止水構造 |
JP3083271B2 (ja) * | 1997-07-04 | 2000-09-04 | 征人 菅野 | 壁面の防水方法およびその装置 |
JP2006200173A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Jsp Corp | コンクリート構造物の打継部分の止水機構及び止水部材 |
JP5485657B2 (ja) * | 2009-11-11 | 2014-05-07 | エヌパット株式会社 | 土木建築用ボルト |
-
2015
- 2015-05-28 JP JP2015108271A patent/JP6480269B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016223086A (ja) | 2016-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6480269B2 (ja) | 型枠支持体 | |
JP5273663B2 (ja) | 防食pcストランドを用いたアンカー構造とその構築方法、および複合アンカー部材 | |
JP2008255581A (ja) | マンホールと下水道管との連結構造 | |
JP2009041313A (ja) | 壁面の防水装置と止水部材と連結金具と防水工法 | |
JP2015175191A (ja) | コンクリート型枠支持部の止水構造 | |
JP2016070016A (ja) | コンクリート壁の補強工法 | |
JP5078816B2 (ja) | シールドトンネル用袋体付きセグメントおよびシールドトンネル用セグメント本体への袋体の取り付け方法 | |
KR20140130978A (ko) | 배관 이음매가 보강된 밸브실 | |
JP2008184884A (ja) | 電車線支持用基礎鋼管材及びその製造方法 | |
JP5265323B2 (ja) | 配管施工部の止水構造および止水配管方法 | |
KR101169222B1 (ko) | 볼록 지압 너트와 오목홈을 갖는 판넬의 결합구조 | |
JP4970218B2 (ja) | 耐震可撓継手 | |
KR101497228B1 (ko) | 조립식 구조물 접합부의 실란트 선 충진 누수 차단 방법 | |
JP3207390U (ja) | コンクリート型枠支持部の止水構造 | |
KR20120065619A (ko) | 방수제가 충진된 방수부재 | |
JP2007120026A (ja) | 埋設計器設置方法および埋設計器保持装置 | |
JP7097634B2 (ja) | シールドセグメントのグラウトホール用止水構造 | |
JP5718652B2 (ja) | 鉄筋連結用シール構造 | |
JP7459351B1 (ja) | 水密試験方法 | |
JP2009024383A (ja) | 可とうジョイント、マンホールと下水道本管との連結構造 | |
JP3598080B2 (ja) | マンホールの鞘管の固定方法 | |
KR100738283B1 (ko) | 콘크리트 구조물 벽체와 관로의 관통 연결부의 방수 구조및 그 시공 방법 | |
JP2024080814A (ja) | 充填用器具及び充填方法 | |
JP2006022612A (ja) | グラウト孔用キャップカバーおよびシールドトンネルの構築工法 | |
JP2023182500A (ja) | ダクト埋設工法とこれに用いるダクトパネルと端部保護具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180903 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6480269 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |