JP6570554B2 - コンクリート型枠の支持金具 - Google Patents
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Description
この支持ビットと調整パイプと連結棒を接続したものが連結金具である。調整パイプには連結棒がねじ込まれて連結される。このねじ込み量で、連結金具の長さを微調整できる。また、コンクリート壁の厚さに応じた連結棒を自由に選択して連結できる(特許文献1)。
土留め壁側に一端を固定され他端でコンクリート型枠を支持するためのものであって、下記の特徴を備えるコンクリート型枠の支持金具。
(1)支持ビットに調整パイプを圧着して一体化した構造をしている。
(2)上記支持ビットの先端側には、表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山が設けられている。
(3)上記支持ビットの後端側には、少なくとも1個の環状の山が設けられている。
(4)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットの環状の山に密着させている。
(5)上記調整パイプの他端には、上記コンクリート型枠を支持するための連結棒を連結するための雌ねじを設けた連結部と、上記支持ビットの先端側を上記土留め壁にタッピングにより固定するために上記調整パイプを回転駆動する工具を装着するための工具掛け部とが設けられている。
下記の特徴を備える構成1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
(1)上記支持ビットの後端側には、回り止めネジ山と複数の環状の山が設けられている。
(2)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットの回り止めネジ山と環状の山に密着させている。
下記の特徴を備える構成1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
(1)上記支持ビットの後端側には、回り止め用凸部または凹部と複数の環状の山が設けられている。
(2)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットの回り止め用凸部または凹部と環状の山に密着させている。
上記環状の山の軸と上記タッピング用ネジ山のネジ軸の挟む角を鋭角にしたことを特徴とする構成1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
上記環状の山は、その稜線が欠けもしくは変形していることを特徴とする構成1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
土留め壁側に一端を固定され他端でコンクリート型枠を支持するためのものであって、下記の特徴を備えるコンクリート型枠の支持金具。
(1)支持ビットに調整パイプを圧着して一体化した構造をしている。
(2)上記支持ビットの先端側には、表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山が設けられている。
(3)上記支持ビットの後端側には、ネジ山が設けられている。
(4)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットのネジ山に密着させている。
(5)上記調整パイプの他端には、上記コンクリート型枠を支持するための連結棒を連結するための雌ねじを設けた連結部と、上記支持ビットの先端側を上記土留め壁にタッピングにより固定するために上記調整パイプを回転駆動する工具を装着するための工具掛け部とが設けられている。
上記調整パイプの圧縮により生じた段部に接するようにゴムリングを配置したことを特徴とする構成1乃至6のいずれかに記載のコンクリート型枠の支持金具。
土留め壁側に一端を固定され他端でコンクリート型枠を支持するためのものであって、下記の特徴を備えるコンクリート型枠の支持金具。
(1)支持ビットに調整パイプを圧着して一体化した構造をしている。
(2)上記支持ビットの先端側と後端側には、それぞれ表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山が設けられている。
(3)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲しタッピング接合によりその内面を上記支持ビットの後端側に密着させている。
(5)上記調整パイプの他端には、上記コンクリート型枠を支持するための連結棒を連結するための雌ねじを設けた連結部と、上記支持ビットの先端側を上記土留め壁にタッピングにより固定するために上記調整パイプを回転駆動する工具を装着するための工具掛け部とが設けられている。
環状の山が設けられた支持ビットの後端側を包囲して、調整パイプの一端が圧縮接合されて、空隙無しに密着しているので、支持ビットの後端側表面に沿う水漏れを確実に防止できる。
<構成2の効果>
調整パイプの一端が、回り止めネジ山と複数の環状の山が設けられた支持ビットの後端側を包囲しているので、調整パイプを回転駆動するときに圧縮接合部分が空回りしない。調整パイプを回転駆動するときの駆動力で回り止めネジ山のネジが締まる方向にネジが切られていると、支持ビットと調整パイプの接合力が増す。
<構成3の効果>
回り止め用凸部または凹部が設けられているので、調整パイプを回転駆動するときに圧縮接合部分が空回りしない。
<構成4の効果>
環状の山がネジ軸に対して傾斜した面上に形成されていると、調整パイプを回転駆動するときに圧縮接合部分が空回りしない。
<構成5の効果>
環状の山の一部の稜線が欠けもしくは変形してていると、調整パイプを回転駆動するときに圧縮接合部分が空回りしない。
<構成6の効果>
ネジ山が設けられた支持ビットの後端側を包囲して、調整パイプの一端が圧縮接合されて、空隙無しに密着しているので、支持ビットの後端側表面に沿う水漏れを確実に防止できる。
<構成7の効果>
調整パイプの圧縮により生じた段部に接するようにゴムリングを配置するとゴムリングを移動し難いように位置決めできる。
<構成8の効果>
調整パイプの一端が、支持ビットの後端側を包囲して、タッピングにより接合されているので、両者の密着が良く、支持ビットの後端側表面に沿う水漏れを確実に防止できる。
この支持金具は、土留め壁12側のH鋼14等に一端を固定され、他端で型枠支持金具32によりコンクリート型枠34を支持している。支持ビット16は調整パイプ18を圧着して一体化されている。支持ビット16の先端側(土留め壁12側)には、表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山20が設けられている。
図2(b)に示したように、従来の支持金具では、調整パイプ58の両端付近には内面に雌ねじが切られており、支持ビット56と調整パイプ58はネジ込みにより接続されている。そして、特許文献2に記載されているように、支持ビット56と調整パイプ58の連結部の水漏れ防止のために、支持ビット56にブチルゴムを塗布してから調整パイプ58にねじ込むようにしていた。
図3(a)に示すように、支持ビット16の後端の、回り止めネジ山22と環状の山24を有する部分に、調整パイプ18のAの部分を被せて圧縮する。調整パイプ18は、連結部28の部分のみ雌ねじ加工がされている。圧縮処理をしたことにより、図3(b)に示すように調整パイプ18の一端と支持ビット16の回り止めネジ山22及び環状の山24とが隙間無く密着する。
図4(a)の調整パイプ18には圧縮をして生じた段部にゴムリング36を装着している。図4(b)の例では、段部に接するように、ブチルゴム塗布層37を設けている。
(a)〜(f)は、いずれも、支持ビット16に調整パイプ18を圧着して一体化した構造のものである。コンクリート型枠34を支持するための支持金具の全体構造は上記の実施例と変わらないから、図示を省略した。
調整パイプ18の内面を圧縮接合により支持ビット16のネジ山に密着させている。ねじ込みではなく圧縮接合により、空隙無しに密着しているので、(a)〜(h)の例より水圧の低い部分で使用する場合にはこれでも水漏れを防止できる。
サンプルN−1〜N−4は、図2(b)に示すように支持ビット56と調整パイプ58とをネジ止め接続して、調整パイプ58側から1MPa(メガパスカル)の水圧を24時間加え続けた結果を示す。サンプルN−2以外は水圧を加えた直後に漏水が生じた。サンプルN−2は支持ビット56と調整パイプ58とが十分に硬く密着するようにネジ止めされたためと考えられるが、歩留まりが悪すぎて実用的でない。
は図5の(c)、サンプルR−4は図5の(d)、サンプルR−5は図5の(f)である。これらはいずれも上記実施例で説明したとおり、支持ビット16と調整パイプ18とを圧縮接続して、調整パイプ18側から1MPa(メガパスカル)の水圧を24時間加え続けた結果を示す。いずれも全く漏水が見られなかった。なお、全てのサンプルについては、支持ビットと調整パイプを連結後に、その連結部に2.5t(トン)の張力を加えて耐力試験をして、コンクリート型枠の支持のための性能を満たしていることを確認した。
この実施例でも、支持ビット16に調整パイプ18を圧着一体化している。ここで、図7(a)に示すように、支持ビット16の先端側と後端側には、それぞれ表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山20が設けられている。一方はH鋼14にタッピングによりねじこまれる。そして、他方はタッピングにより調整パイプ18にねじ込まれる。支持ビット16の構造は、上記の実施例と同様であるが、その内径は、支持ビット16をタッピングによってネジ込むことができるように、最適な寸法に設定されている。調整パイプ18は図7(b)に示すように先の実施例と同様である。
14 H鋼
16 支持ビット
18 調整パイプ
20 タッピング用ネジ山
22 回り止めネジ山
23 凹凸
24 環状の山
26 連結棒
28 連結部
30 工具掛け部
32 型枠支持金具
34 コンクリート型枠
36 ゴムリング
37 ブチルゴム塗布層
40 テーパ部
56 支持ビット
58 調整パイプ
Claims (8)
- 土留め壁側に一端を固定され他端でコンクリート型枠を支持するためのものであって、下記の特徴を備えるコンクリート型枠の支持金具。
(1)支持ビットに調整パイプを圧着して一体化した構造をしている。
(2)上記支持ビットの先端側には、表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山が設けられている。
(3)上記支持ビットの後端側には、少なくとも1個の環状の山が設けられている。
(4)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットの環状の山に密着させている。
(5)上記調整パイプの他端には、上記コンクリート型枠を支持するための連結棒を連結するための雌ねじを設けた連結部と、上記支持ビットの先端側を上記土留め壁にタッピングにより固定するために上記調整パイプを回転駆動する工具を装着するための工具掛け部とが設けられている。 - 下記の特徴を備える請求項1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
(1)上記支持ビットの後端側には、回り止めネジ山と複数の環状の山が設けられている。
(2)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットの回り止めネジ山と環状の山に密着させている。 - 下記の特徴を備える請求項1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
(1)上記支持ビットの後端側には、回り止め用凸部または凹部と複数の環状の山が設けられている。
(2)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットの回り止め用凸部または凹部と環状の山に密着させている。 - 上記環状の山の軸と上記タッピング用ネジ山のネジ軸の挟む角を鋭角にしたことを特徴とする請求項1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
- 上記環状の山は、その稜線が欠けもしくは変形していることを特徴とする請求項1の記載のコンクリート型枠の支持金具。
- 土留め壁側に一端を固定され他端でコンクリート型枠を支持するためのものであって、下記の特徴を備えるコンクリート型枠の支持金具。
(1)支持ビットに調整パイプを圧着して一体化した構造をしている。
(2)上記支持ビットの先端側には、表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山が設けられている。
(3)上記支持ビットの後端側には、ネジ山が設けられている。
(4)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲し圧縮接合によりその内面を上記支持ビットのネジ山に密着させている。
(5)上記調整パイプの他端には、上記コンクリート型枠を支持するための連結棒を連結するための雌ねじを設けた連結部と、上記支持ビットの先端側を上記土留め壁にタッピングにより固定するために上記調整パイプを回転駆動する工具を装着するための工具掛け部とが設けられている。 - 上記調整パイプの圧縮により生じた段部に接するようにゴムリングを配置したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のコンクリート型枠の支持金具。
- 土留め壁側に一端を固定され他端でコンクリート型枠を支持するためのものであって、下記の特徴を備えるコンクリート型枠の支持金具。
(1)支持ビットに調整パイプを圧着して一体化した構造をしている。
(2)上記支持ビットの先端側と後端側には、それぞれ表面硬化処理を施したタッピング用ネジ山が設けられている。
(3)上記調整パイプの一端は上記支持ビットの後端側を包囲しタッピング接合によりその内面を上記支持ビットの後端側に密着させている。
(5)上記調整パイプの他端には、上記コンクリート型枠を支持するための連結棒を連結するための雌ねじを設けた連結部と、上記支持ビットの先端側を上記土留め壁にタッピングにより固定するために上記調整パイプを回転駆動する工具を装着するための工具掛け部とが設けられている。
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JP2017011231A JP6570554B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | コンクリート型枠の支持金具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017011231A JP6570554B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | コンクリート型枠の支持金具 |
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Family Applications (1)
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JP2017011231A Active JP6570554B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | コンクリート型枠の支持金具 |
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