JP6478480B2 - プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに付与されたインクの乾燥を促進させる送風部を有するインクジェット方式のプリント装置に関する。
インクジェット方式のプリント装置において、シートに付与されたインクの乾燥時間を短縮するためには、インクの乾燥を促進する手段を設けることが好ましい。特許文献1に開示されるプリント装置は、吸引プラテンが備えるファンにより排気した空気を、送風ダクトで上方に戻してプラテンの上に沿って流し、インクミストを効率よる回収する構成となっている。これは、シートの乾燥を促進させることを意図するものではないが、シートの上に気流が形成されるので、結果としてインク乾燥促進の作用も有すると考えらえる。
特開2007−152902号公報
特許文献1の構成は、装置内で気流を形成するファン(送風部)がインクジェットヘッドの下方でさらにプラテンの下に埋め込まれている。吸引プラテンによって吸い込まれた空気にはインクミストが浮遊しているので、直下のファンにはインクミストが付着して汚れやすい。そのため、メンテナンスも頻繁に行う必要があるが、特許文献1の装置は構造的にファンのメンテナンスが容易では無い。
本発明は上述の課題の認識に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、送風部を有するプリント装置において従来よりもメンテナンスを容易にすることができるプリント装置を提供することである。
本発明のプリント装置は、インクをシートに吐出するプリントヘッドと、装置内のメンテナンスのために開閉可能なアクセスカバーと、を備えるプリント装置において、前記アクセスカバーの回転中心に設けられ、気流を作る送風ファンと、前記アクセスカバーに設けられ、該アクセスカバーが閉じた状態で前記送風ファンによって作られた気流をシートのプリント領域に向けて送風するダクトと、を備え、前記アクセスカバーを開くと、前記送風ファン及び前記ダクトが露出することを特徴とする。
本発明によれば、アクセスカバーを開けるとプリントヘッドと送風部が露出して、メンテナンスが容易である。
インクジェットプリント装置の概略断面構成図である。 プリント装置の内部を示した斜視図である。 プリント時にシートを支持するプラテンの斜視図である。 プラテンの断面図である。 プリント装置の構成を示したブロック図である。 プリント装置における送風ファンの斜視断面図である。 プリント装置におけるアクセスカバー開放時の断面図である。 変形例のプリント装置のアクセスカバー開放時の断面図である。 フィルタアタッチメントを示した斜視図である。 変形例におけるプリント装置での装置内のエアフローの概念図である。 プリント装置を示した断面図である。 プリント装置内部を示した斜視図である。 プリント装置を示した断面図である。 プリント装置内部を示した斜視図である。 プリント装置を示した断面図である。 プリント装置を示した断面図である。 プリント装置の送風口とシャッターとを示した図である。 プリント装置の送風口とシャッターとを示した図である。 プリント処理における制御動作フローチャートである。 プリント装置の制御における構成を示したブロック図である。 湿度センサを備えたプリント装置における制御動作フローチャートである。 プリント装置の概略構成を示した断面図である。 プリント装置の概略構成を示した断面図である。 プリント装置の概略構成を示した断面図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、インクジェット方式のプリント装置の概略断面構成図である。プリント装置1では、シートとして最大で1117.6mmの幅を有するロール状シートRが使用される。プリント装置1の給紙部20には、回転自在に両端支持されるスプール軸19が備わっており、ロール状シートRは、スプール軸19に対して取り付けられる。給紙部20から引き出されたロール状のシートRの一端は、Uターン形状の搬送ガイド対18を通して搬送ローラ8とピンチローラ9とにニップされ、搬送ローラ8の駆動に併せてプリント領域2へと順次繰り出されていく。その際、給紙部20のスプール軸19には、不図示のトルクリミッタの作用によって常に回転ブレーキカが働くので、引き出されたシートRには常に所定のテンションが働いて、搬送路内でシートRが弛むことがないように配慮されている。そして、シートRはプリント領域2にて、画像形成プロセスが実行されていく。
図2は、プリント装置1の内部を示した斜視図であり、図3は、プリント時にシートRを吸引支持するプラテンの斜視図であり、図4は、プラテンの断面図である。次に画像形成プロセスについて説明する。プリント領域2では、インクを吐出する為の不図示の吐出口を備えたプリントヘッドが、シートRの幅方向(主走査方向)に往復動作可能なキャリッジ5に搭載され、プラテン6(吸引プラテン)に裏面から吸引支持されたシートRに対して画像形成を行う。より詳しくは、シートRが搬送停止中にキャリッジ5が往動作または復動作され、その際にプリントヘッドからシートRに対してインク滴を吐出して1ライン分のプリントを行う。1ライン分のプリントが終わるとシートRは、搬送ローラ8とそこに圧接するピンチローラ9とによって、キャリッジ5の走査方向に対して直角な方向へと所定量搬送され、再びキャリッジ5が往動作または復動作して次の1ライン分のプリントが行われる。このようにプリント装置ではシートRの間欠搬送を繰り返しながら、1ライン毎にプリントを重ねて画像形成が行われる。なお、画像形成中は、プラテン6における吐出口と対向する領域に設けられた吸引口6aおよび吸引溝6bがシートRに対して吸引力を働かせることで、シートRはプラテン6上にて略平面に保持される(図4参照)。プラテンファン(吸引ファン)10を回転させることによりシートRに対して吸引力を発生させており、プラテンファン10はプラテン6の下に設けられたバッファ室11を介してシートRに負圧を与える。また、プラテン6の幅方向外側には、予備吐出口12が設けられており、プリントヘッドが予備吐出口12上を通過する際に、吐出口から予備吐出口12に対してプリントに寄与しないインクを吐出するいわゆる予備吐出を行う。予備吐出口12に対する吐出は、定期的に吐出口内のインクを吐出させることで、吐出口内のインクの乾燥による増粘を防いでいる。なお、バッファ室11は、予備吐出口12にも接続されており、予備吐出口12に吐出されたインク滴は、インクミストとなってバッファ室11を介して、プラテンファン10へと流れる(図4参照)。その際、吸気した装置内の空気は、プリント装置の外部へと排出されるが、プラテンファン10の排気口部にはフィルタ80が設けられており、予備吐出口12から流れてくるインクミストを回収し、プリント装置の外部へ漏洩させないよう構成されている。
画像形成プロセスが一般的なインクジェット用のシートに対して行われる場合、プリントヘッドから吐出されたインク滴がシート表面に着弾すると、シート表面のコート層がインク滴の水分を素早く吸水する。その為、キャリッジ5が反転して次のラインのプリントを行う時には、先に着弾したシート表面上のインク滴は、十分に水分が減少しており、隣接位置に着弾する後に着弾するインク滴に対する影響を抑えることができる。
一方、オフセットプリントなどで使用するようなシートは、シート表面のコート層の吸水性が低い為、シート表面に着弾したインク滴の水分を吸水するスピードが遅くなる。その為、キャリッジ5が反転して次のラインのプリントを行う時にはまだ、先に着弾したシート表面上のインク滴の水分は十分に減少していない。その状態で、先に着弾したインク滴の隣接した位置にインク滴が着弾すると、各々のインク滴の表面張力の作用から互いのインク滴同士が引き合うビーディングと呼ばれる現象が起こる。ビーディングが発生するとシート表面上でインク滴が大きくなった状態で定着する為、出力したプリント物は粒状感が目立ってしまい画像劣化が生じる。
ここで、前述した課題をいかに解決しているかを説明する。図1においてプリント装置1は、シートRのプリント領域2に向けて、送風を行う送風ファン25を備えている。送風ファン25は、キャリッジ5より上方に設けられており、送風ファン25で吸い込んだ空気を送風ダクト24を介して送風口21から排出する。送風口21から排出された空気によってシートRのプリント領域(インクが付与された領域)2に向けて送風が行われる。シートRのプリント領域2に向けて送風を行うことによって、シート表面近傍に存在する飽和水蒸気の高湿層を送風方向下流へと吹き飛ばして、シート表面上のインク滴の乾燥を促進させる。つまり、シート表面上のインク滴の水分減少速度が上がる為、ビーディング現象の発生を抑えることができる。シートRに向けての送風における風速は4.0m/sに設定されている。この送風は、キャリッジ5の上方から、かつシート搬送方向における下流から上流方向に向かって行われる(図1の点線矢印を参照)。キャリッジ5の上方から送風を行うのは、送風によるプリントヘッド下への流入気流を極力減らして、インク滴の着弾精度を乱さない狙いがある。送風角度は水平に対しておよそ70°とし、さらに送風口21からの送風方向を側面の投影断面で見ると、送風口21からの送風は、キャリッジ5の斜面5aにかかる位置関係にある。即ち、キャリッジ斜面5aによって送風される風が直接プリントヘッドの下へと向かう事がない。なお、送風角度は、装置の構成に応じて適宜変更してもよい。
送風口21からプリント領域2のシート搬送方向における下流の排紙口7までの距離が比較的近い場合、インクミストの排紙口7からの漏れを防ぐには、排紙口側であるシート搬送方向の下流から上流方向に向かって送風するとよい。シート表面に吹き付けられた風は、シート表面に沿って流れてプリント領域にあるシート表面の水蒸気およびインクミストを搬送方向上流へと運んでいく。水蒸気やインクミストを含んだ気流は、プリント領域の上流側に設けられたピンチローラホルダ14の上を通過した後、構造体15に当たって気流の向きを鉛直方向上方へと転じる。なお、構造体15は、気流のベクトル方向を鉛直方向上方へと向けやすくするために、気流が当たる面はテーパーまたは湾曲した形状を有していることが望ましい。
構造体15に当たって、向きを鉛直方向上方へと変えられた気流は、再度、送風ファン25に導入されて送風ダクト24を介して送風口21へと送られることで装置内で循環する。このような気流の流れによって、プリント領域をその経路に含んだ気流の循環が行われる。送風ファン25は、プリント装置のプリント領域周辺部のインクジェットプリント装置内空気を内部循環させるための送風部の一部として設けられている。このように、送風部により装置本体の内部で循環する気流を作り出す。送風部は、送風ファン24、送風ダクト24、送風口21、吸気口22、フィルタ23などから構成される。そして、アクセスカバー16に送風部の構成部材の少なくとも一部が保持されおり。アクセスカバー16を開けると保持された送風部材の構成部材も大きく回動してユーザーに対して露出する。
内部循環を行うのはインクミストの発生する吐出中(プリント中)を想定している。プリント領域におけるキャリッジ5以外の部分では、気流の循環を遮るものが無いため、良好な循環サイクルを得ることができる。そのため、小型の送風ファン25で、循環する気流の流量が少なくても、十分にシート表面上のインク滴の乾燥を促進させ、かつインク滴の着弾精度を乱さない気流を得ることができる。
また、プリント装置内の空気は、送風ファン25によって内部循環される一方で、プラテンファン10によってプリント装置外に排出される。プラテンファン10はシートRを吸引支持する吸引力を発生させるとともに、プリント装置内の空気を装置外に排出して装置内を僅かに負圧にさせる役割も担っている。送風ファン25によって装置内の空気を循環させる一方で、プラテンファン10によって排出することで、各々のファンの風量の差に関係なく、プリント装置内の気圧はトータル的に負圧に保たれる。プリント装置内を負圧にすることで、発生したインクミストやインクの揮発成分がプリント装置外に漏洩することを防いでいる。
図5は、プリント装置のシステム構成を示したブロック図である。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムに従ってプリントおよび送風の全体の制御を行う。CPUには、ホストコンピュータからプリントデータ、プリントモード設定情報等が入力インターフェイスを介して入力される。また、CPUはプリントデータ等をRAMに書き込んだり、または読み出したりするように構成されている。CPUはホストコンピュータからのプリントデータ、プリントモード情報を基に制御を行う。ホストコンピュータからプリントデータ、プリントモード設定情報等がプリント装置に転送されると、CPUはプリントモードの設定情報に従ってプリント制御を決定しプリントを開始する。
図6は、プリント装置1における送風ファンの斜視断面図であり、図7は、プリント装置1におけるアクセスカバー開放時の断面図である。
送風ファン25は、キャリッジ5の(構造体15の)およそ上方に位置するとともに、その位置は、回動可能に構成されたアクセスカバー16の回転中心に位置している。アクセスカバー16は、装置内のメンテナンスのために、装置本体の筐体に対して開閉可能に設けられている。ユーザーがプリントヘッドを交換したり、搬送ジャムによりプラテン近傍で詰まったシートを取り除くなどのメンテナンスを行う内にはアクセスカバー16を開ける。送風ダクト24、送風口側のフィルタ23の取り付け部もアクセスカバー16と一体的に構成される。その為、アクセスカバー16の開放時は、交換可能なフィルタ23がプリント装置の正面(つまりユーザーの正面)に向くような位置関係となっており、ユーザーによるフィルタ23の交換性に配慮した構成となっている。また、アクセスカバー16を開くと、送風ファン25が露出することで容易に送風ファン25にアクセスすることができ、送風ファン25のメンテナンスをすることができる。さらには、アクセスカバー16を開いた状態で、送風ダクト24も露出するため、送風ダクト24のメンテナンスも容易に行うことができる。
送風ファン25としてクロスフローファンを用いている。クロスフローファンは、幅方向に広く、かつ略均一な送風を行うことが可能であるため、幅方向に長いシートRに対し、乾燥のための送風をムラなく行うのに適している。また、効率よく内部循環を行うには、吸気方向と送風方向がおよそ直交する特徴を持つクロスフローファンは適している。また、装置内と連通する吸気口22にはフィルタ23が設けられており、プラテンファン10で回収し切れなかった、プリント装置内で循環する水蒸気やインクミストを回収する。
図8は、開閉可能なアクセスカバーの別の形態を示す断面図である。この例では、アクセスカバー16の回転中心が鉛直方向下方側に設けられ、ユーザーの手前側に開けられる。クロスフローファンおよび交換可能なフィルタ23はプリント装置本体の筐体に設けられ、アクセスカバー16に送風ダクト24が設けられている。ユーザーがアクセスカバー16を開けると、送風部の構成部材の一部である送風ダクト24およびその送風口がアクセスカバーと共に開く。アクセスカバー16を開いた際には、容易に送風ファン25、送風ダクト24やフィルタ23にアクセスすることができ、それぞれのメンテナンスを行うことができる。
フィルタアタッチメント30は、フィルタ23を交換可能にするためにプリント装置本体に着脱自在であり、フィルタ交換の際には、フィルタアタッチメント30ごと交換する。図9(a)、(b)は、フィルタアタッチメント30の概略構成を示した斜視図である。フィルタアタッチメント30には、ユーザー着脱時の摘み部30a、フィルタ23を保持する爪部30b、吸気口22などが設けられている。
図10は、装置内のエアフローの概念図である。上述してきた実施形態は、送風する場所(プリント領域)からプリント領域下流の排紙口7までの距離が比較的近い場合であったが、送風ファン25を逆に回転させることで、気流の循環方向を逆にすることで、排紙口7までの距離を比較的遠くすることができる。
プリント装置では、送風をシート搬送方向の上流から下流へ向けても、送風が排紙口7に到達する前に勢いを失って排紙口7からインクミストが漏れにくい。よりインクミストの漏れを確実に防ぐには、アクセスカバー16の排紙口7を形成する箇所に斜面16bのような斜面を設けることで、上流から吹いてくる送風を上方へと巻き上げることができる。このように、プリント装置の構成によっては送風の方向はシート搬送方向の上流から下流に行うことも可能で、本件は搬送方向成分の送風方向を限定してはいない。
以上のように、アクセスカバーを開くことで露出する送風部を備えることで、送風部を有するプリント装置において、従来よりもメンテナンスを容易にすることができるプリント装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、主として特徴的な構成について説明する。
図11はプリント装置の断面図、図12はプリント装置内部の斜視図である。プラテン6、プリントヘッドが保持されたキャリッジ5、プリント領域にあるシートRに対して内部循環にて送風を行う送風ファン25(送風部の一部)を有する。本例ではプラテン6を介しての吸引を行っておらず、第1の実施形態にあったプラテンファン10は存在しない。吐出口が配列された吐出口列の長さが短いプリントヘッドを採用している場合、一度のプリントによってインク滴が吐出される領域が比較的狭くなるため、プリント時にプラテン6で吸引を行わずともシートRを略平坦に保持することが比較的容易である。同様に、プラテン6の外側にある予備吐出口12の構成も異なり、プラテンファン10が無いため、予備吐出口12には、吐出されたインク滴を吸収する吸収体13が備わっており、予備吐出口12に吐出されたインク滴は、吸収体13に吸収して回収される。
先の第1の実施形態では、循環している装置内の空気の一部をプラテンファン10で吸引して外部に排出することでプリント装置内を負圧に保っている。これに対して、本実施形態ではプラテンファンを備えていない。これに替えて、プリント装置1の装置内を負圧に保ちインクミストの漏洩を防ぐための排出ファン29が別途プリント装置背面側に設けられ、ピンチローラホルダ14の上部の吸気口26から吸気ダクト27で連結されている。吸気口26は、プラテン6の幅方向のほぼ全域に亘って存在して吸気を行っており、吸気によって吸い込んだ空気をプリント装置外部へと排気する。プリント領域から吸気を行う際に、水蒸気やインクミストの一部も合わせて回収されるため、排出ファン29の手前にはインクミストを回収するためのフィルタ28が設けられており、インクミストがプリント装置1の外に漏洩することがないように配慮されている。
なお、排出ファン29で回収し切れなかった水蒸気やインクミストは上昇気流にのり、上方に配された送風ファン25の吸気口22へと向かって、送風ファン25の吸気口22に設けられたフィルタ23に回収される。プリント領域の全域にわたる吸気口が2つあるので、水蒸気やインクミストの高い回収効率が期待できる。即ち、乾燥効率が良くなることや、装置寿命を伸ばすことが期待できる。このように、プラテンファンを備えない構成のプリント装置においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。図13は、プリント装置の断面図、図14はプリント装置内部の斜視図である。先の第2の実施形態と同様の吸気口26、吸気ダクト27、フィルタ28、排出ファン29を備えている。そして、各ファンにはインクミストを回収するフィルタが備えられている。そのため、送風ファン25、プラテンファン10、排出ファン29の3つのファンによって、インクミストや水蒸気の回収が行われるので、よりプリント装置内に水蒸気やインクミストが滞留しにくくなる。
このように、送風ファン、プラテンファン、吸気ファンの3つのファンを備えた構成のプリント装置においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第4の実施形態を説明する。図15、図16はプリント装置を示した断面図である。本実施形態の特徴として、送風ファン25がプリント装置内の空気を吸引するための吸気口22aと、装置外の外気を取り込むための吸気口22bとを備えている。さらには、吸気口22a、22bには、それぞれの吸気口22a、22bを開閉可能なシャッター40a、40bが設けられている。これらシャッター40a、40bを開閉することにより、送風ファン25による送風を、装置内循環送風と外気取り入れ送風とに切替えることができる。
インクミストや水蒸気を回収するフィルタを備えた構成では、フィルタの水分が飽和することにより装置内の湿度が上昇し、乾燥効率の低下を招くことがある。そこで、装置外の外気を取り込むための吸気口22bを設け、シャッターの開閉によって、装置内の湿度が高くなった時には、内部循環送風から外気取り入れ送風に切替えて、外気をとりいれることで、装置内の高くなった湿度を下げる。
シャッター40aが、図15のように開状態の場合、構造体15によって上方に転じた空気は、吸気口22aから吸い込まれる。送風ファン25は、プリント装置のプリント領域周辺部の空気を内部循環させている。送風ファン25が装置内部循環送風を行うのは、インクミストの発生する吐出中を想定している。
しかしながら、このまま内部循環による送風を続けていくと、装置内の湿度が高まり、乾燥効率が低下する可能性がある。そこで、状況に応じてシャッター40aを図16のような閉状態にし、シャッター40bを開状態にする。こうすることで外部と連通する吸気口22bが開き、装置内部と外気とが連通するようになる。送風ファン25は内部循環をやめて相対的に湿度の低い外気を装置内に取り入れ、装置内湿度を低下させることが可能となる。
図17は、装置内と連通する吸気口22aのシャッター40aが開、装置外と連通する吸気口22bのシャッター40bが閉の状態を示した図であり、装置内循環での送風が可能な状態である。図18は、装置内側のシャッター40aが閉、装置外側のシャッター40bが開であり、外気取り入れでの送風が可能な状態である。図17の装置内循環での送風が可能な状態から、図18の外気取り入れでの送風が可能な状態へと切り替える場合、モータ41を反時計回りに回転させる。するとその駆動がモータプーリ42からギア43、44、46へと伝達され、シャッター40aが閉状態へと直線移動される。また、モータ41を反時計回りに回転させた駆動は、ギア43から45、47へも伝達され、シャッター40bが開状態へと直線移動される。これらにより吸気口22aは封鎖され、反対に吸気口22bが開口されることによって、外気取り入れでの送風が可能な状態へと移行される。
図18の外気取り入れでの送風が可能な状態から、図17の装置内循環での送風が可能な状態へと切り替える場合には、モータ41を時計回りに回転させることで行う。
図19は制御動作フローチャートである。以下、フローチャートに沿って、図15の装置内循環の状態から図16の外気取り入れ状態に移行するタイミング等の一連の動作を説明する。
プリント装置1は、プリント処理が開始されると、ステップS001で、電源が入り、ステップS002でプリントジョブを受信すると、ステップS003で、装置内吸気口が開いているかを確認する。装置内吸気口が閉じている場合、つまり外気取り入れ時はステップS005へと移行して送風を開始する。ステップS003で、装置内吸気口が開いている場合、つまり装置内循環である場合には、ステップS004へと移行する。ステップS004では、吸気口切替えモータ41を反時計回りに回転させ、装置外側のシャッター40bを開状態、装置内側のシャッター40aを閉状態にする。その後、ステップS005で送風を開始する。送風を開始すると、インクジェットプリント装置外からの外気取り入れでの送風が可能になり、相対的に低湿の外気が取り込まれる。このようにしてプリント前に装置内の湿度を低下させておき、プリント中の乾燥効率を高めている。外気取り入れでの送風を行った場合、装置内が正圧になりやすくなるが、インクの吐出が行われていないためインクミストの発生は無く、装置外へのインクミストの漏洩を最小限に抑えることができる。
その後、ステップS006で、プリントスキャン指令が出ると、ステップS007で、吸気口切替えモータ41を時計回りに回転させる。吸気口切替えモータ41の回転により、装置外側と連通する吸気口22bのシャッター40bを閉状態、装置内と連通する吸気口22aのシャッター40aを開状態にし、装置内循環による送風が開始される。こうすることでプリントを行っている最中には装置内循環による送風を行い、前述のインクミストの装置外への漏洩を抑えた大風量の送風を行うことを実現している。
ステップS008でプリントが開始され、ステップS009で、プリントスキャン中でなく、かつプリントスキャン指令が出ていないかどうかを確認する。ステップS009でYesであれば、ステップS010に移行して、装置内循環かどうか、つまり装置内と連通する吸気口22aが開いているかを確認する。ステップS010で装置内と連通する吸気口22aが閉じている場合、つまり外気取り入れ時は、ステップS012へ移行する。ステップS009における確認でNoであれば、ステップS015に移行して、装置内循環かどうか、つまり装置内と連通する吸気口22aが開いているかを確認する。ステップS015で装置内と連通する吸気口22aが開いている場合、つまり装置内循環時はステップS012へ移行する。
ステップS010で、装置内と連通する吸気口22aが開いている場合、つまり装置内循環時は、ステップS011へ移行して、吸気口切替えモータ41を反時計回りに回転させる。これによって、装置外側と連通する吸気口22bのシャッター40bを開状態、装置内側と連通する吸気口22aのシャッター40aを閉状態にする。ステップS015で装置内と連通する吸気口22aが閉じている場合、つまり外気取り入れ時は、ステップS016へ移行して、吸気口切替えモータ41を時計回りに回転させる。これによって、装置外側と連通する吸気口22bのシャッター40bを閉状態、装置内側と連通する吸気口22aのシャッター40aを開状態にし、装置内循環による送風が開始される。その後、ステップS009へと戻り処理を繰り返す。
ステップS012でプリントが終了していない場合にもステップS009に戻りステップS009から処理を繰り返す。ステップS012でプリントが終了している場合は、ステップS013に移行して送風を終了し、ステップS014で次のプリントジョブが有るか確認する。プリントジョブが有れば、ステップS002に戻りステップS002からの処理を繰り返す。ステップS014で次のプリントジョブが無ければプリント処理は終了となる。
このように、プリント装置内の空気を吸引するための吸気口22aと、装置外の外気を取り込むための吸気口22bとを備えた構成のプリント装置においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第5の実施形態を説明する。本実施形態では、装置内外の湿度に応じて、外気取り入れ送風と装置内循環による送風とを切替える。そのため、装置外の湿度を検知する装置外湿度センサと装置内の湿度を検知する装置内湿度センサとを備えている。
図20は、プリント装置の制御システムの構成を示したブロック図である。プリント装置の外部および内部に湿度センサ(湿度計)を備えている場合、外部および内部の湿度センサはそれぞれCPUと接続されている。CPUは、ホストコンピュータからのプリントデータ、プリントモード情報、装置内外の湿度計からの湿度情報、吸気口開閉センサからのデータを基に、プリントヘッド、搬送モータ、キャリッジモータ、吸引ファン、送風ファン、送風口切替えモータの制御を行う。
図21は、外部および内部に湿度センサを備えたプリント装置における制御動作フローチャートである。以下、フローチャートに沿ってプリント処理を説明する。
プリント装置1は、プリント処理が開始されると、ステップS801で、電源が入り、ステップS802で装置内外の湿度検知を開始する。その後、ステップS803でプリントジョブを受信すると、ステップS804で、装置内湿度−装置外湿度の値が閾値より大きいかどうかを確認する。装置内湿度−装置外湿度>閾値ではない場合には、ステップS830に移行し、装置内湿度−装置外湿度>閾値の場合にはステップS805へと移行する。ステップS804からステップS830に移行した場合は、ステップS830で送風ファン25による送風を開始する。シャッター40aには図示しない開閉検知センサが設けられており、装置内側と連通する吸気口22aの開閉状態を検知できるようになっている。ステップS831では、装置内側と連通する吸気口22aが開いているかを確認する。そして、装置内吸気口22aが閉じている場合、つまり外気取り入れ時はステップS809へと移行する。装置内吸気口が開いている場合、つまり装置内循環している場合にはステップS810へと移行する。
ステップS804からステップS805に移行した場合は、ステップS805で装置内吸気口22aが開いているかどうかを確認する。ステップS805で、装置内吸気口22aが閉じている場合、つまり外気取り入れ時はステップS807へと移行し、装置内吸気口22aが開いている場合、つまり装置内循環している場合にはステップS806へと移行する。ステップS806では、吸気口切替えモータ41を反時計回りに回転させ、装置外側と連通する吸気口22bのシャッター40bを開状態、装置内側と連通する吸気口22aのシャッター40aを閉状態にする。そして、ステップS807で送風を開始する。送風を開始すると、外気取り入れでの送風が可能になり、相対的に低湿の外気を取り入れた送風を行い、プリント前に装置内の湿度を低下させておき、プリント中の乾燥効率を高めることができる。外気取り入れでの送風を行った場合、装置内が正圧になりやすくなるが、インクの吐出が行われていないためインクミストの発生は無く、装置内への漏洩を最小限に抑えることができる。
ステップS807で送風を開始した後、ステップS808で、再度、装置内湿度−装置外湿度の値が閾値より大きいかどうかを確認する。装置内湿度−装置外湿度>閾値ではない場合にはステップS809に移行し、装置内湿度−装置外湿度>閾値の場合には、ステップS808の確認を繰り返す。そして、装置内湿度−装置外湿度>閾値ではなくなるまで外気取り入れを続けた後、ステップS809へと移行する。ステップS809では、吸気口切替えモータ41を時計回りに回転させ、装置外側のシャッター40bを閉状態、装置内側と連通する吸気口22aのシャッター40aを開状態にし、装置内循環による送風が開始される。こうすることでプリントを行っている最中には装置内循環による送風を行い、前述のインクミストの装置外漏洩を抑えた大風量の送風を行うことを実現している。その後、ステップS810でプリントが開始され、ステップS811で、装置内湿度−装置外湿度の値が閾値より大きいかどうかを確認する。装置内湿度−装置外湿度>閾値でない場合には、ステップS811の確認を繰り返す。そして、装置内湿度−装置外湿度>閾値となるまでステップS811の確認を繰り返した後、ステップS812へと移行する。ステップS812では、プリントスキャン中以外で且つプリントスキャン指令が出ていないかどうかを確認する。プリントスキャン中以外で且つプリントスキャン指令が出ていない場合には、ステップS813へと移行し、それ以外の場合はステップS840へと移行する。ステップS840では、装置内吸気口が開いているかどうかを確認し、装置内吸気口が閉じている場合、つまり外気取り入れ時はステップS841へ移行し、装置内吸気口が開いている場合、つまり装置内循環している場合には、ステップS815へと移行する。ステップS841では、吸気口切替えモータ41を時計回りに回転させ、装置外側と連通する吸気口22bのシャッター40bを閉状態、装置内側と連通する吸気口22aのシャッター40aを開状態にする。これにより外気取り入れによる送風状態となり、装置内の湿度を低下させることができる。その後、ステップS815へと移行する。
そして、ステップS815でプリントが終了かどうかを確認して、プリントが継続される場合には、ステップS812へと移行してプリント終了までこれらを繰り返す。また、プリント終了の場合は、ステップS816で、装置内湿度−装置外湿度>閾値になるのを待った後、ステップS817で送風を終了し、ステップS818で、次のプリントジョブが有るか確認する。プリントジョブが有れば、ステップS803に戻りステップS803からの処理を繰り返す。ステップS818で次のプリントジョブが無ければ、プリント処理は終了となる。
このように、プリント装置の外部および内部に湿度センサ(湿度計)を備え、湿度センサの検知結果によってシャッターの開閉を行う構成でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第6の実施形態を説明する。図22、図23はプリント装置の概略構成を示した断面図である。送風ファン25に対する吸気口22a、22bを切替える切替え扉60を備えている。切替え扉60は駆動用のモータと連結しており、モータを駆動することによる切替え扉60の開閉動作によって、吸気口22a、22bの開閉を切替えることができる。装置内循環での送風を行う場合は、図22のように、切替え扉60で吸気口22bを閉じて、吸気口22aから装置内の空気を吸気し、外気取り入れでの送風を行う場合は、図23のように、切替え扉60で吸気口22aを閉じて、吸気口22bから外気を吸気する。このようにして、装置内循環と外気取り入れとの送風を切替え扉60によって切り替える。その他の基本的な機能や構成は、第1の実施形態と同じである。なお、切替え扉60はモータに限らず、エアシリンダのような他のアクチュエータで駆動してもよい。
このように、切替え扉を用いて送風ファンのよる送風を装置内循環と外気取り入れとに切替える制御することで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第7の実施形態を説明する。図24はプリント装置の概略構成を示した断面図である。送風ファン70、71の2つの送風ファンを備えており、それぞれのファンによって生じる空気の流れの流路は分かれている。送風ファン70の流路には、吸気口22aと送風口72とがあり、送風ファン71の流路には、吸気口22bと送風口21がある。装置内循環での送風を行う場合は、送風ファン71を停止させ、送風ファン70のみを使用して装置内の空気を吸気して送風を行う。また、外気取り入れでの送風を行う場合は送風ファン70を停止させ、送風ファン71のみを使用して外気を吸気して送風を行う。このようにして装置内循環と外気取り入れとの送風を切り替える。その他の基本的な機能や構成は、第1の実施形態と同じである。
このように複数の吸気用のファンを用いて吸気の流れを制御することで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、ここまで示してきた第1から第7の実施形態では、プリントヘッドを搭載したキャリッジ5がシートRの幅方向(主走査方向)に往復動作可能な構成を有するいわゆるシリアル方式のプリントについて述べてきた。しかし、本件はシリアル方式のプリントに限定されるものではなく、プリントヘッドがプリント領域全幅に亘って存在し、キャリッジによる往復動作を伴うことなくプリント可能ないわゆるライン方式のプリントについても適用可能である。
1 プリント装置
2 プリント領域
5 キャリッジ
6 プラテン
10 プラテンファン
11 バッファ室
21 送風口
16 アクセスカバー
22 吸気口
22a 吸気口
22b 吸気口
23 フィルタ
25 送風ファン
29 吸気ファン
41 吸気口切替えモータ
60 切替え扉
70 送風ファン
71 送風ファン
R シート

Claims (6)

  1. インクをシートに吐出するプリントヘッドと、装置内のメンテナンスのために開閉可能なアクセスカバーと、を備えるプリント装置において、
    前記アクセスカバーの回転中心に設けられ、気流を作る送風ファンと、
    前記アクセスカバーに設けられ、該アクセスカバーが閉じた状態で前記送風ファンによって作られた気流をシートのプリント領域に向けて送風するダクトと、を備え、
    前記アクセスカバーを開くと、前記送風ファン及び前記ダクトが露出することを特徴とするプリント装置。
  2. 前記ダクトの前記プリント領域に向けて送風する送風口にフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記プリントヘッドを搭載してシートの幅方向に移動可能なキャリッジを備え、前記送風ファンは前記キャリッジの上方に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 前記ダクトから前記プリント領域への送風は、前記キャリッジの上方から、かつシートの搬送方向において下流から上流へ向かって行われることを特徴とする請求項3に記載のプリント装置。
  5. 前記プリントヘッドと対向する位置でシートを支持するプラテンと、該プラテンにシートを吸引支持するための吸引力を発生させるプラテンファンを備えることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のプリント装置。
  6. 前記プラテンファンによって装置内の空気が装置外に排出されることを特徴とする請求項5に記載のプリント装置。
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