JP2008114427A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス費用を少なく抑えるとともに、容易にメンテナンスを行うことができる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】プリンタ1は、プラテン23上の用紙Pに対してインク滴を吐出するインクジェットヘッド22と、インクジェットヘッド22から吐出されたインク滴のうち用紙Pに付着せず浮遊したインクミストを吸引してフィルタ32に付着させる吸引機構30とを備え、フィルタ32は着脱可能に取り付けられている。フィルタ32は、吸引機構30のフィルタ装填部に着脱可能に取り付けられる枠体と、枠体に取り付けられるフィルタ材と、フィルタ装填部への装填時にはダクト部31bに係合し、覆っているフィルタ材の表面を開放するように枠体に開閉自在に設けられる蓋体と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体吐出ヘッドから被処理物に対して処理液の液滴を吐出するとともに、吐出された液滴のうち被処理物に付着せず浮遊したミストをミスト吸引機構により吸引する液体吐出装置に関する。
従来の液体吐出装置として、処理液であるインクの液滴(インク滴)を吐出する液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)を、用紙等の被処理物に対して相対的に移動させることにより、被処理物上に印刷処理を行うインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置においては、近年、写真印刷等、印刷品質の向上に伴い、インクジェットヘッドから吐出されるインク滴の粒径は、益々微細化されている。このため、印刷時にインクジェットヘッドから吐出されたインク滴の一部が被処理物上に付着せずに微小なインクミストとして記録装置内に浮遊しやすくなってきた。このようなインクミストが浮遊していると、用紙等の被処理物を汚して印刷品質の低下を招いたり、記録装置内を汚したりする。さらに、浮遊しているインクミストが記録装置内の搬送機構等に付着して、誤動作を起こす原因となることもある。そのため、吸引ダクトやファンを備えたミスト吸引機構によってミストを吸引することが行われている(例えば特許文献1〜3参照)。
特開平11−138779号公報 特許3535713号公報 特許3642317号公報
ところで、ミスト吸引機構によって吸引されたミストは、ミスト吸引機構内に付着して捕捉される。ミストの付着量が多くなってくると、ミストの吸引効率が低下し、印刷品質の低下や他の機構の汚れが生じやすくなってしまう。
そこで、特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、吸引されたインクミストが付着して汚れた吸引ダクトを交換することにより、吸引効率の向上を図っている。
しかしながら、吸引ダクトの交換は、インクジェット記録装置を使用している一般ユーザにとっては困難な作業であり、専門の技術者によらなければならないためメンテナンスの費用が増加してしまう。また、吸引ダクト全体の交換は、メンテナンス費用の更なる増加を招くことになってしまう。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、メンテナンス費用を少なく抑えるとともに、容易にメンテナンスを行うことができる液体吐出装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、処理基準面上の被処理物に対して処理液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから吐出された液滴のうち前記被処理物に付着せず浮遊したミストを吸引してフィルタに付着させるミスト吸引機構とを備えた液体吐出装置であって、
前記フィルタは、前記ミスト吸引機構のフィルタ装填部に着脱可能に取り付けられる枠体と、前記枠体に取り付けられるフィルタ材と、前記フィルタ装填部への装填時には前記液体吐出装置の一部に係合し、覆っている前記フィルタ材の表面を開放するように前記枠体に開閉自在に設けられる蓋体と、を有することを特徴とする液体吐出装置により達成される。
このように構成された液体吐出装置によれば、液体吐出ヘッドから処理基準面上の被処理物に対して処理液の液滴を吐出した際に、被処理物に付着せず浮遊したミストをミスト吸引機構により吸引してフィルタに付着させるため、浮遊するミストを減少させることができる。そして、フィルタは着脱可能であるため、フィルタに付着したミストの量が多くなった場合には、フィルタを新規のものと交換することで、ミストの吸引効率を容易に回復できる。したがって、常に効率よくミストの吸引を行うことができるため、フィルタの目詰まりによる製品寿命の低下を防止することができるとともに、被処理物に対する処理品質の低下を防止することができる。また、従来のように吸引ダクト全体を交換する必要がなく、フィルタのみの交換でミスト吸引機構のメンテナンスを実施できるため、メンテナンス費用を少なく抑えることができるとともに、メンテナンス作業が容易である。
また、フィルタは、フィルタ装填部から取り外された際にフィルタ材の表面を覆う蓋体を有しているので、フィルタ交換時に汚れが周辺に飛散したり、使用後のフィルタ材の表面に不用意に接触して手指等が汚れたりするのを防止できる。更に、蓋体は、フィルタ装填部への装填時に液体吐出装置の一部に係合して開放されるので、フィルタ装填部への装填時には自動的にフィルタ材の表面を露出させることができ、ミスト吸引機構から取り外した際にはフィルタ材の表面の露出を防止することができる。
尚、本発明に係る液体吐出装置において、前記フィルタには、前記フィルタ材の表面を覆う閉塞方向へ前記蓋体を弾性付勢する付勢手段が設けられていることが望ましい。
このように構成された液体吐出装置によれば、蓋体が付勢手段によりフィルタ材の表面を覆う閉塞方向へ付勢されているので、フィルタ装填部からフィルタが取り外された際には、該蓋体がフィルタ材の表面を自動的に覆うことができる。更に、付勢手段の付勢力によって蓋体の閉塞状態を維持させることができるので、磨耗し易いフックなどを備えた複雑な構造のロック機構を不要とすることができ、耐久性に優れたものとすることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置において、前記ミスト吸引機構は、前記処理基準面に設けられた吸引孔と、前記吸引孔と連通した吸引ダクトと、前記吸引ダクトに設けられたファンとを備え、
前記フィルタが、前記吸引ダクト内における前記ファンより上流側に設けられていることが望ましい。
このように構成された液体吐出装置によれば、吸引ダクト内においてファンよりも上流側にフィルタが取り付けられているので、吸引したミストがファンに付着するのを防止することができる。そこで、ファンの性能を長く維持することができ、ミスト吸引機構の長寿命化を図ることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置において、前記蓋体が、前記枠体に対して前記フィルタ装填部への装填方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド蓋により構成されることが望ましい。
このように構成された液体吐出装置によれば、スライド蓋が、フィルタ装填部への装填時に液体吐出装置の一部に係合して装填方向に沿ってスライドさせられることにより、自動的にフィルタ材の表面が露出させられる。そこで、フィルタの着脱に連動してスライド蓋をスムーズに開閉させることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置において、前記蓋体が、前記枠体に対して前記フィルタ装填部への装填方向に沿って伸縮自在な蛇腹構造を有する開閉蓋により構成されることが望ましい。
このように構成された液体吐出装置によれば、蛇腹構造を有する開閉蓋が、フィルタ装填部への装填時に液体吐出装置の一部に係合して装填方向に沿って収縮させられることにより、自動的にフィルタ材の表面が露出させられる。そこで、フィルタの着脱に連動して開閉蓋をスムーズに開閉させることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置において、前記蓋体が、前記枠体に対して前記フィルタ装填部への装填方向に沿って伸縮自在に設けられ、前記枠体の周囲を覆う伸縮チューブにより構成されることが望ましい。
このように構成された液体吐出装置によれば、枠体の周囲を覆う伸縮チューブが、フィルタ装填部への装填時に液体吐出装置の一部に係合して装填方向に沿って収縮させられることにより、自動的にフィルタ材の表面が露出させられる。そこで、フィルタの着脱に連動して伸縮チューブをスムーズに開閉させることができる。
以下、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本実施形態では、液体吐出装置としてインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)を例示して説明する。
図1は本実施形態に係るプリンタの外観斜視図、図2は図1に示したプリンタの内部構成を示す概略側断面図、図3は図1に示したプリンタの内部構成を示す概略平断面図、図4はメインカセットからの給紙可能な状態を示すプリンタの概略側断面図、図5はメインカセットからの給紙可能な状態を示すプリンタの概略平断面図、図6は図1に示したプリンタが備えるミスト吸引機構の斜視図、図7はミスト吸引機構における空気の流れを示す模式図、図8はフィルタの下流面側及び上流面側の全体斜視図、図9はフィルタをプリンタから取り出した状態の上流面側の全体斜視図及びA部の拡大斜視図、図10はフィルタをプリンタに挿入する状態を示す拡大斜視図、図11はプリンタに挿入されたフィルタの先端部を示す拡大平面図、図12はプリンタに挿入されたフィルタの縦断面図及びB部拡大断面図である。
本実施形態のプリンタ1は、一例としてフロント給紙・リア排紙タイプのインクジェットプリンタであり、図1に示すように、装置ケース4の前面(図1において左側端面)の中央には、サブカセット装填口5が形成されている。図2に示すように、このサブカセット装填口5には、シート状の大判の被処理物である用紙Pを収容空間S内に収容したサブカセット6が着脱自在に装填されている。このサブカセット6は、後半部分が装置ケース4の内部に装填され、前半部分が装置ケース4から突出している。
また、図1に示すように、装置ケース4の側面(図1において手前側面)には、外方側へ開閉可能な開閉扉7を有する窓部8が設けられており、開閉扉7を開いた状態にて、メインカセット42の出し入れが可能とされている。図2に示すように、このメインカセット42には、小判の被処理物である用紙Pを積層状態にて収容されている。また、装置ケース4の後面(図1において右側端面)には、印刷が終了した用紙Pを受ける排紙トレイ9が設けられている。
図2及び図3に示すように、装置ケース4内には、前部にカセット設置部40が設けられ、カセット設置部40の下流側(すなわち、後方)には給紙部10が設けられている。給紙部10の下流側には印刷処理部20が設けられ、さらに排紙部50が設けられている。また、印刷処理部20の下方および下流側には吸引機構(ミスト吸引機構)30が設けられている。
カセット設置部40では、サブカセット装填口5に内方へ回動可能な開閉カバー5aが設けられており、この開閉カバー5aは、サブカセット装填口5へサブカセット6を差し込むことにより、サブカセット6に当接して内方へ回動してサブカセット装填口5を開き、サブカセット装填口5からサブカセット6を引き抜くことにより、サブカセット装填口5側へ回動してサブカセット装填口5を閉じる。
また、サブカセット装填口5には、開閉カバー5aの開閉によってON・OFFする開閉カバー検出センサ5bが設けられている。
また、サブカセット6を装填したプリンタ1内の装填方向前方側の位置には、サブカセット6のプリンタ1に対する着脱によってON・OFFするサブカセット検出センサ5cが設けられている。
また、装置ケース4内には、メインカセット設置部41が設けられており、このメインカセット設置部41には、メインカセット42が着脱可能に収容される。
このメインカセット42は、その内部に、小判の用紙Pを積層して収容する収容空間Sを有しており、この収容空間S内には、用紙昇降機構43が設けられており、この用紙昇降機構43によって収容空間S内に積層状態にて収容した小判の用紙Pの最上部が所定の高さ位置とされる。
メインカセット設置部41は、メインカセット42が載置される昇降板44を備えており、この昇降板44は、昇降機構44aによって昇降されるようになっている。
また、この昇降板44には、メインカセット設置部41に対するメインカセット42の着脱により出没するピン45によってON・OFFするメインカセット検出センサ46が設けられている。
そして、このメインカセット設置部41では、サブカセット6が取り外された状態にて、昇降機構44aによって上昇されることにより、図4及び図5に示すように、昇降板44上のメインカセット42が給紙ポジションに配置され、この状態にて、ピックアップローラ13による用紙Pの繰り出しが可能とされる。
また、これとは逆に昇降機構44aによって昇降板44が下降されると、メインカセット42は、給紙ポジションから外れた待機ポジションに配置され、この状態にて、装置ケース4の窓部8からのメインカセット42の取り出しが可能とされる。また、サブカセット6は、メインカセット42が待機ポジションに配置された状態にて、サブカセット装填口5からの装填が可能とされる。
そして、メインカセット設置部41には、メインカセット42が給紙ポジションに配置されたことを検出する給紙ポジション検出センサ47及びメインカセット42が待機ポジションに配置されたことを検出する待機ポジション検出センサ48が設けられている。
給紙部10では、装置ケース4内で揺動可能に支持されたフレーム12の先端に支持されたピックアップローラ13が設けられ、このピックアップローラ13は、下方に配置された用紙Pに当接することにより、用紙Pの最上のものを1枚ずつ後方(図2及び図3において右方)へ繰り出し、後方側に設けられた給紙ローラ14とリタードローラ15との間へ送り込む。給紙ローラ14及びリタードローラ15は、送り込まれた用紙Pを挟持しながら後方へ送り出すもので、これら給紙ローラ14及びリタードローラ15の後方には、用紙Pを印刷処理部20に供給するための搬送ローラ16,17が設けられている。
印刷処理部20では、供給された用紙Pに対して用紙Pの幅方向に相対的に移動しながら処理液としてのインクの液滴(インク滴)を吐出して画像を印刷するインクジェットヘッド22が、給紙方向に直交して設けられているガイド軸21,21に沿って移動可能に設けられている。また、インクジェットヘッド22の下方には、被処理物である用紙Pを下方から支持する処理基準面としてのプラテン23が、インクジェットヘッド22に対向して設けられている。
また、図2に示すように、排紙部50では、インクジェットヘッド22の下流側に、インクジェットヘッド22によりインク滴が吐出されて印刷された用紙Pを挟持して、排紙トレイ9上に排出する上下一対の排紙ローラ51,52が設けられている。
図7に示すように、プラテン23の下方から下流側には、用紙Pに付着せずに浮遊するインクミストMを吸引する吸引機構30が設けられている。吸引機構30は、プラテン23に設けられた吸引孔23aと、吸引孔23aと連通した吸引ダクト31と、吸引ダクト31に設けられたファン33とを備えている。
吸引ダクト31は、プラテン23の下側にあってプラテン23の下面をカバーすべく吸引孔23aと連通した受け部31aと、受け部31aと連通し一旦下降した後に上昇する屈曲した管状のダクト部31bとを有している。受け部31aとダクト部31bは、プラテン23の幅方向略全体にわたって設けられている。ダクト部31bの上昇側には、ファン33が設けられているとともに、ファン33の上流側(図7では下方)にフィルタ32が着脱可能に取り付けられている。なお、ファン33は、ダクト部31bの全幅(すなわち、プラテン23の全幅)をカバーするように、複数個のファンがプラテン23の幅方向に並設されたマルチファン構造となっている。ダクト部31bはフィルタ32及びファン33を内包して上昇し、上昇端には側方(図6において奥方)に延びた後、下降する排気ダクト部31cが接続されている。排気ダクト部31cの下端部には、プリンタ1の外部に開口する排気口31dが設けられている。なお、図7においては、空気の流れをわかりやすく説明するために、図6における奥側に設置されている排気ダクト部31cを右側へ90度回転させて平面的に図示している。
本実施形態に係るフィルタ32は、図8及び図9に示すように、薄肉で細長い直方体形状の枠体32aの内側に、例えば、不織布やハニカムフィルタ等のフィルタ材32bを取り付けたものである。枠体32aの基端部には凹部32cを有するつまみ部32dが設けられており、フィルタ32の出し入れの際に持ち易くなっている。また、枠体32aの上流面側(図8(b)の上面側)には、フィルタ材32bの表面を覆う蓋体60が開閉自在に設けられている。更に、フィルタ32の先端部側面には、データの読み書きが可能なデータ記憶装置としてICチップ(CSIC)34が取り付けられている。
本実施形態の蓋体60は、後述するフィルタ装填部35への装填方向に沿って、枠体32aに対しスライド可能に設けられた複数のスライド蓋61,62により構成されている。
図9に示すように、枠体32aの長手方向に沿った内側縁には、各スライド蓋61,62の両側縁をスライド自在に保持する複数段のガイド溝63が形成されている。最上段のガイド溝63には、上面に係合突起61aが突設されたスライド蓋61が取り付けられ、二段面以降のガイド溝63には、上面に一対のバネ受け部62aが突設された三枚のスライド蓋62がそれぞれ取り付けられる。
そして、枠体32aの内端縁32e又は各スライド蓋62のバネ受け部62aと、上段側のスライド蓋61,62の基端縁61b,62bとの間には、フィルタ材32bの表面を覆う閉塞方向へ各スライド蓋61,62を弾性付勢する付勢手段である圧縮コイルばね65が介装されている。これにより、ガイド溝63にスライド自在に保持されたスライド蓋61,62は、圧縮コイルばね65によってフィルタ材32bの表面を覆う閉塞方向へ付勢されている。
そこで、図9(a)に示すようにフィルタ32をプリンタ1から取り外した状態では、枠体32aの上流面側(図9(a)の上面側)の開口がスライド蓋61,62により自動的に閉塞され、フィルタ材32bの表面が蓋体60で覆われる。この蓋体60は、圧縮コイルばね65の付勢力に抗してスライド蓋61を枠体32aの内端縁32e側に移動させることにより、スライド蓋61,62がフィルタ32の基端部側に重畳した状態となって、開放される(図8(b)参照)。
尚、これらスライド蓋61,62は、圧縮コイルばね65の付勢力によって蓋体60の閉塞状態を維持させることができるので、磨耗し易いフックなどを備えた複雑な構造のロック機構を不要とすることができ、耐久性に優れたものとすることができる。
図1及び図10に示すように、装置ケース4の側面には、フィルタ32を挿入するためのフィルタ挿入口2が開口されている。フィルタ挿入口2に連続する装置ケース4内部には、吸引ダクト31のダクト部31bを貫通してフィルタ装填部35が設けられている(図11参照)。
また、図11に示すように、フィルタ装填部35の奥端部には、フィルタ32の側面に取り付けられているICチップ34に接触して導通する接触端子36が複数設けられている。接触端子36は、例えば板ばね状の金属で形成されており、フィルタ装填部35の内側へ突出して設けられている。接触端子36は、コネクタ37を介して、プリンタ1の制御部(図示省略)に接続されている。なお、プリンタ1には、液晶表示板や表示用ランプ等が設けられ、ICチップ34から読み取ったデータに応じてフィルタ32へのミスト付着量が所定量を超えたと制御部が判断した場合には、フィルタ32の交換時期が来たことをユーザに報知するようになっている。
そして、フィルタ装填部35にフィルタ32を挿入してセットする際には、先ず、図10に示すように、蓋体60を設けた枠体32aの上流面側が下向きとなるようにして、フィルタ32を先端側からフィルタ挿入口2に挿入する。
次に、フィルタ32の先端部がフィルタ装填部35のダクト部31bに達すると、枠体32aの上流面側の開口を閉塞しているスライド蓋61の係合突起61aが、プリンタ1の一部であるダクト部31bの上端縁に係合する(図12参照)。
このように係合突起61aがダクト部31bの上端縁に係止された状態で、フィルタ32が押し込まれると、スライド蓋61は圧縮コイルばね65の付勢力に抗して、枠体32aに対してフィルタ32の基端部側へ相対移動する。そして、更にフィルタ32が押し込まれると、スライド蓋61に付勢された複数のスライド蓋62もフィルタ32の基端部側へ順次相対移動する。
そこで、フィルタ32がフィルタ装填部35の所定位置にセットされると、図12に示すように、スライド蓋61,62がフィルタ32の基端部側に重畳した状態となって、フィルタ材32bの表面(上流面)が自動的に開放される。
図7に示すように、フィルタ装填部35にフィルタ32を挿入してセットすると、フィルタ32のフィルタ材32bが吸引ダクト31のダクト部31bを横切って遮る状態となる。このため、ファン33によって吸引された空気は、フィルタ材32bを通過してろ過されて、フィルタ材32bの上流面にインクミストMが付着し、その後、排気口31dからプリンタ1の外部に排気されることになる。また、図11に示すように、フィルタ32の先端部側面に取り付けられているICチップ34が接触端子36に接続され、コネクタ37を介して制御部との間で少なくともフィルタ32に対するミスト付着量に相関するデータのやり取りが行われる。
なお、ミスト付着量を直接知ることは困難であるため、ミスト付着量そのもののデータの代わりに、ミスト付着量に相関するデータを扱う方が都合が良い。フィルタ32に対するミスト付着量に相関するデータとしては、インクジェットヘッド22により吐出されたインク滴の量や、印刷した用紙Pの枚数、用紙Pへの印刷条件(用紙サイズ、解像度、縁あり印刷または縁なし印刷)等に基づいて設定すればよい。
このようなプリンタ1によれば、プラテン23上の用紙Pに対してインクジェットヘッド22からインク滴を吐出して印刷処理を行う際に、用紙Pに付着せず浮遊したインクミストを吸引機構30により吸引して、吸引ダクト31内部のフィルタ32に付着させて回収するため、プリンタ1の内部に浮遊するインクミストMを減少させることができる。そして、吸引ダクト31内部のフィルタ32は、着脱可能に取り付けられているので、フィルタ材32bが目詰まりを起こす前にユーザがフィルタ32を新規なものと交換することで、インクミストMの吸引効率を良好な状態に回復できる。この際、従来のように吸引ダクト31全体を交換する必要がないので、メンテナンス費用を少なく抑えることができるとともに、一般のユーザでも容易にメンテナンス作業を行うことができる。
また、上記吸引機構30では、フィルタ32がファン33よりも上流側(吸引孔23a側)に取り付けられているので、吸引孔23aから吸引したインクミストMがファン33に到達する手前でフィルタ32により捕捉され、ファン33にインクミストMが付着することが防がれる。したがって、ファン33の性能を長く維持することができ、吸引機構33の長寿命化を図ることができる。
そして、フィルタ32を交換する際には、先ず、枠体32aのつまみ部32dを持ってフィルタ32をフィルタ装填部35から抜き出す。枠体32aがフィルタ装填部35から抜き出されると、スライド蓋61,62は圧縮コイルばね65の付勢力によりフィルタ材32bの表面を覆う閉塞方向へ自動的に移動される。
そこで、フィルタ32をプリンタ1から取り外した状態では、枠体32aの上流面側の開口がスライド蓋61,62により自動的に閉塞され、フィルタ材32bの表面が蓋体60で覆われる(図9参照)。
従って、本実施形態に係る吸引機構30によれば、フィルタ32は、フィルタ装填部35から取り外された際にフィルタ材32bの上流面を覆う蓋体60を有しているので、フィルタ材32bの上流面に付着しているインクミストMが周辺に飛散したり、使用後のフィルタ材32bの上流面に不用意に接触して手指等が汚れたりするのを防止できる。
また、フィルタ32にはICチップ34が設けられているため、フィルタ32が吸引機構30に取り付けられてからそのフィルタ32に付着したミスト付着量等、フィルタ32の状態をフィルタ32毎に適時記憶させておくことができる。そして、ICチップ34に記憶させたデータを読み取ることでフィルタ32の状態を知ることができるため、フィルタ32の交換時期を適正に判断することができる。例えば、フィルタ32に対するミスト付着量が、フィルタ材32bが目詰まりを起こさない程度に設定された所定量を超えたと判断された場合に、フィルタ32を交換することにより、常に効率良くインクミストMの回収を行うことができ、フィルタ32bの目詰まりによる製品寿命の低下を防止するとともに、印刷品質の低下を防止することができる。
また、ICチップ34には、ミスト付着量に相関するデータ以外のデータも記憶させておくことができる。例えば、フィルタ32の抜き差しフラグを記憶させておき、使用済みのフィルタ32の再挿入防止を図ることもできる。あるいは、フィルタ32の製造年月日等も記録することができる。なお、フィルタ32にICチップ34を設ける代わりに、プリンタ1のメモリにフィルタ32のデータを記憶させても良い。
以上説明したように、上記実施形態のプリンタ1は、フィルタ32を適切な時期に交換して常に効率よくインクミストMの吸引を行うことができるため、フィルタ32の目詰まりによる製品寿命の低下を防止することができるとともに、用紙Pに対する汚れを防いで処理品質を良好に維持できる。また、従来のように吸引ダクト31の全体を交換せず、フィルタ32のみの交換で吸引機構30のメンテナンスを実施するため、メンテナンス費用を少なく抑えることができるとともに、メンテナンス作業が容易である。
なお、本発明に係る液体吐出装置は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
例えば、前述した実施形態において、フィルタ材の表面を覆うように枠体に開閉自在に設けられるフィルタの蓋体として、枠体32aに対してフィルタ装填部35への装填方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド蓋61,62により構成された蓋体60を例示したが、これに限るものではない。
図13は、本発明の他の実施形態に係るフィルタをプリンタから取り出した状態及び挿入した状態における上流面側の全体斜視図である。尚、本実施形態に係るフィルタ132は、上記実施形態に係るフィルタ32の蓋体60に換えて、蓋体70を設けた以外は略同様の構成であるので、共通の構成部材については同符号付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係るフィルタ132は、図13に示すように、薄肉で細長い直方体形状の枠体32aの内側に、フィルタ材32bを取り付けたものである。また、枠体32aの上流面側(図13の上面側)には、フィルタ材32bの表面を覆う蓋体70が開閉自在に設けられている。
本実施形態の蓋体70は、フィルタ装填部35への装填方向に沿って、枠体32aに対し伸縮自在な蛇腹構造を有する開閉蓋71により構成されている。
枠体32aの長手方向に沿った内側縁には、開閉蓋71の両側縁に形成された係合突起をスライド自在に保持するガイド溝73が形成されている。
そして、弾性材料からなる開閉蓋71は、それ自体の弾性復元力によって伸張状態となり、フィルタ材32bの表面を覆う閉塞方向へ付勢されている。
そこで、図13(a)に示すように、フィルタ132をプリンタ1から取り外した状態では、枠体32aの上流面側(図13の上面側)の開口が伸張状態の開閉蓋71により自動的に閉塞され、フィルタ材32bの表面が蓋体70で覆われる。
この蓋体70は、開閉蓋71自体の弾性復元力に抗して開閉蓋71の先端部を枠体32aの内端縁32e側に移動させることにより、開閉蓋71がフィルタ132の基端部側に収縮した状態となって、開放される(図13(b)参照)。
尚、開閉蓋71は、それ自体の弾性復元力によって蓋体70の閉塞状態(伸張状態)を維持させることができるので、磨耗し易いフックなどを備えた複雑な構造のロック機構を不要とすることができ、耐久性に優れたものとすることができる。
そして、フィルタ装填部35にフィルタ132を挿入してセットする際には、フィルタ132の先端部がフィルタ装填部35のダクト部31bに達すると、枠体32aの上流面側の開口を閉塞している開閉蓋71の先端係合部71aが、プリンタ1の一部であるダクト部31bの上端縁に係合する。
このように先端係合部71aがダクト部31bの上端縁に係止された状態で、フィルタ132が押し込まれると、開閉蓋71はフィルタ132の基端部側に弾性変形して収縮した状態となって、フィルタ材32bの表面(上流面)が自動的に開放される(図13(b)参照)。
そして、フィルタ132を交換する際には、先ず、枠体32aのつまみ部32dを持ってフィルタ132をフィルタ装填部35から抜き出す。枠体32aがフィルタ装填部35から抜き出されると、開閉蓋71は自体の弾性復元力により伸張され、フィルタ材32bの表面を自動的に覆う。
そこで、フィルタ132をプリンタ1から取り外した状態では、枠体32aの上流面側の開口が開閉蓋71により自動で閉塞され、フィルタ材32bの表面が蓋体70で覆われる(図13(a)参照)。
従って、本実施形態のフィルタ132は、上記実施形態のフィルタ32と同様に、フィルタ装填部35から取り外された際にフィルタ材32bの上流面を覆う蓋体70を有しているので、フィルタ材32bの上流面に付着しているインクミストMが周辺に飛散したり、使用後のフィルタ材32bの上流面に不用意に接触して手指等が汚れたりするのを防止できる。
図14は、本発明の別の実施形態に係るフィルタをプリンタに挿入した状態における上流面側の全体斜視図である。尚、本実施形態に係るフィルタ232は、上記実施形態に係るフィルタ32の蓋体60に換えて、蓋体80を設けた以外は略同様の構成であるので、共通の構成部材については同符号付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係るフィルタ232は、図14に示すように、薄肉で細長い直方体形状の枠体32aの内側に、フィルタ材32bを取り付けたものである。また、枠体32aの周囲には、フィルタ材32bと伴に枠体32aの周囲を覆う蓋体80が開閉自在に設けられている。
本実施形態の蓋体80は、フィルタ装填部35への装填方向に沿って枠体32aに対して伸縮自在に設けられ、該枠体32aの周囲を覆う伸縮チューブ81により構成される。伸縮チューブ81の一端部は、枠体32aの基端部側端に固定されている。
そして、弾性材料からなる伸縮チューブ81は、それ自体の弾性復元力によって伸張状態となり、フィルタ材32bと伴に枠体32aの周囲を覆う閉塞方向へ付勢されている。
そこで、フィルタ232をプリンタ1から取り外した状態では、枠体32aの上流面側及び下流面側の開口が伸張状態の伸縮チューブ81により自動的に閉塞され、フィルタ材32bの表面が蓋体80で覆われる。
この蓋体80は、伸縮チューブ81自体の弾性復元力に抗して伸縮チューブ81の先端部を枠体32aの基端部側に移動させることにより、伸縮チューブ81がフィルタ232の基端部側に収縮した状態となって、開放される(図14参照)。
尚、伸縮チューブ81は、それ自体の弾性復元力によって蓋体80の閉塞状態(伸張状態)を維持させることができるので、磨耗し易いフックなどを備えた複雑な構造のロック機構を不要とすることができ、耐久性に優れたものとすることができる。
そして、フィルタ装填部35にフィルタ232を挿入してセットする際には、フィルタ232の先端部がフィルタ装填部35のダクト部31bに達すると、枠体32aの周囲を覆っている伸縮チューブ81の先端係合部81aが、プリンタ1の一部であるダクト部31bの上端縁に係合する。
このように先端係合部81aがダクト部31bの上端縁に係止された状態で、フィルタ232が押し込まれると、伸縮チューブ81はフィルタ232の基端部側に弾性変形して収縮した状態となって、フィルタ材32bの表面(上流面及び下流面)が自動的に開放される(図14参照)。
そして、フィルタ232を交換する際には、先ず、枠体32aのつまみ部32dを持ってフィルタ232をフィルタ装填部35から抜き出す。枠体32aがフィルタ装填部35から抜き出されると、伸縮チューブ81は自体の弾性復元力により伸張され、フィルタ材32bの表面を自動的に覆う。
そこで、フィルタ232をプリンタ1から取り外した状態では、枠体32aの上流面側及び下流面側の開口が伸縮チューブ81により自動で閉塞され、フィルタ材32bの表面が蓋体80で覆われる。
従って、本実施形態のフィルタ232は、上記実施形態のフィルタ32,132と同様に、フィルタ装填部35から取り外された際にフィルタ材32bの表面を覆う蓋体80を有しているので、フィルタ材32bの表面に付着しているインクミストMが周辺に飛散したり、使用後のフィルタ材32bの表面に不用意に接触して手指等が汚れたりするのを防止できる。
尚、本実施形態のフィルタ232は、蓋体80が枠体32aの周囲を覆う構成であるので、フィルタ材32bの表面である上流面及び下流面の双方が伸縮チューブ81により開閉される。通常、インクミストMは、フィルタ材32bの上流面に多く付着するので、少なくともフィルタ材32bの上流面を覆っていれば十分であるが、蓋体80が上流面及び下流面の双方を覆うことで、インクミストMが周辺に飛散したり、使用後のフィルタ材32bの表面に不用意に接触して手指等が汚れたりするのをより完全に防止できる。
一方、上記各実施形態のフィルタ32,132では、蓋体60又は蓋体70がフィルタ材32bの上流面のみを覆う構成としたが、フィルタ材32bの下流面側にも蓋体60又は蓋体70を設け、フィルタ材32bの上流面及び下流面の双方を覆う構成とすることもできる。この場合、汚れたフィルタ材32bをユーザに見えなくさせることができる。
また、上記各実施形態の蓋体60,70,80におけるスライド蓋61,62、開閉蓋71及び伸縮チューブ81を、それぞれ透明な材料で形成することにより、使用後のフィルタ32,132,232の汚れ具合を外から目視可能とすることもできる。
更に、上記実施形態では、ファン33よりも上流側に1つのフィルタ32を取り付けた場合を例示したが、ファン33よりも下流側にフィルタを取り付ける場合にも応用できることは勿論である。また、上記実施形態のフィルタ32,132,232は、それぞれ吸引ダクト31のダクト部31bに対し垂直に貫通して配置された場合を例示したが、ダクト部に平行または傾斜して取り付けることもできる。
なお、本発明に係る液体吐出装置は、上記実施形態で例示したインクジェットプリンタをはじめとして、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材吐出ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材吐出ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物吐出ヘッド等の液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いた液体吐出装置、精密ピペットとしての試料吐出装置等にも適用できる。
本発明に係る液体吐出装置の実施形態の例であるプリンタの外観斜視図である。 図1に示したプリンタの内部構成を示す概略側断面図である。 図1に示したプリンタの内部構成を示す概略平断面図である。 メインカセットからの給紙可能な状態を示すプリンタの概略側断面図である。 メインカセットからの給紙可能な状態を示すプリンタの概略平断面図である。 図1に示したプリンタが備えるミスト吸引機構の斜視図である。 ミスト吸引機構における空気の流れを示す模式図である。 図6に示したフィルタの下流面側及び上流面側の全体斜視図である。 フィルタをプリンタから取り出した状態における(a)上流面側の全体斜視図、及び(b)A部の拡大斜視図である。 フィルタをプリンタに挿入する状態を示す斜視図である。 プリンタに挿入されたフィルタの先端部を示す拡大平面図である。 プリンタに挿入されたフィルタの(a)縦断面図、及び(b)B部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係るフィルタの(a)プリンタから取り出した状態の上流面側の全体斜視図、及び(b)プリンタに挿入した状態の上流面側の全体斜視図である。 本発明の別の実施形態に係るフィルタをプリンタに挿入した状態における上流面側の全体斜視図である。
符号の説明
1…プリンタ(液体吐出装置),20…印刷処理部,22…インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド),23…プラテン(処理基準面),30…吸引機構(ミスト吸引機構),31…吸引ダクト,32…フィルタ,32a…枠体、32b…フィルタ材,33…ファン,34…ICチップ(データ記憶装置),35…フィルタ装填部,60…蓋体,61,62…スライド蓋,65…圧縮コイルばね(付勢手段),P…用紙(被処理物)。

Claims (6)

  1. 処理基準面上の被処理物に対して処理液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから吐出された液滴のうち前記被処理物に付着せず浮遊したミストを吸引してフィルタに付着させるミスト吸引機構とを備えた液体吐出装置であって、
    前記フィルタは、前記ミスト吸引機構のフィルタ装填部に着脱可能に取り付けられる枠体と、前記枠体に取り付けられるフィルタ材と、前記フィルタ装填部への装填時には前記液体吐出装置の一部に係合し、覆っている前記フィルタ材の表面を開放するように前記枠体に開閉自在に設けられる蓋体と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記フィルタには、前記フィルタ材の表面を覆う閉塞方向へ前記蓋体を弾性付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出装置であって、
    前記ミスト吸引機構は、前記処理基準面に設けられた吸引孔と、前記吸引孔と連通した吸引ダクトと、前記吸引ダクトに設けられたファンとを備え、
    前記フィルタが、前記吸引ダクト内における前記ファンより上流側に設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置であって、
    前記蓋体が、前記枠体に対して前記フィルタ装填部への装填方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド蓋により構成されることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置であって、
    前記蓋体が、前記枠体に対して前記フィルタ装填部への装填方向に沿って伸縮自在な蛇腹構造を有する開閉蓋により構成されることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置であって、
    前記蓋体が、前記枠体に対して前記フィルタ装填部への装填方向に沿って伸縮自在に設けられ、前記枠体の周囲を覆う伸縮チューブにより構成されることを特徴とする液体吐出装置。
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