JP6478144B2 - リモコンスイッチ - Google Patents

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Description

この発明は、照明器具などの負荷を、リモコンリレーを介して遠隔からオンオフするためのリモコンスイッチに関する。
オフィスビルに施設された多数の照明器具を遠隔からオンオフ操作するためにリモコンスイッチが用いられている。
特許文献1には、照明器具などを遠隔制御するシステムに用いられる操作用端末器(2)が開示されているが、従来のリモコンスイッチも同文献1の操作用端末器(2)と同様に、プリント基板(47)に実装されたタクトスイッチ(押し釦スイッチSW1〜SW4)が組み込まれた構造となっていた。
この種のタクトスイッチは、押圧操作した際の押込み量が少なく確実な操作感が得られないため、操作後にLED等の表示を見て確認する必要があった。
特開2000−188793号公報 特開平10−106393号公報
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、プリント基板に実装されるタクトスイッチに比べて歯切れの良い操作感と深い操作ストロークを得ることができ、押圧操作した際の操作感をもって同操作の実行を容易に判断することができるリモコンスイッチの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、リモコンリレーを介して照明器具などの負荷をオンオフするために、リモコンリレーと当該リモコンリレーへの給電手段との間に設けられるリモコンスイッチにおいて、
内部に収納空間を有し且つ内底部と対向して開口部が形成されたケース本体と、
このケース本体の開口部に装着された蓋体と、
ケース本体に組み込まれ、リモコンリレーに接続されるリレー接続端子と、
ケース本体に組み込まれ、リモコンリレーへの給電手段に接続される共通接続端子と、
固定接点を有し、ケース本体の内部に組み込まれた固定端子と、
可動接点を有し、ケース本体の内底部側に基端部が配置され、当該基端部を支点として揺動自在な可動接触子と、
長さ方向の一端部に揺動中心を設定し、当該揺動中心部分が蓋体へ揺動自在に支持された作動子と、
作動子とともに揺動する操作ボタンと、
可動接触子と作動子との間に設けられ、操作ボタンの押圧操作による作動子の揺動に伴い、可動接触子を揺動させて可動接点を固定接点に当接させ、一方、操作ボタンへの押圧操作の解除に伴い、作動子を逆向きに揺動させ元の待機位置に復帰させるとともに、可動接触子も逆向きに揺動させて元の静止位置に復帰させるコイルばねと、
固定接点への可動接点の接触に伴い、リモコンリレーを切り替えるための信号電流を出力する回路基板と、を備えたことを特徴とする。
上述したように本発明のリモコンスイッチは、タクトスイッチを用いることなく、操作ボタンの押圧操作をもって作動子を揺動させ、この揺動に伴いコイルばねを介して可動接触子を揺動させて可動接点を固定接点に接触させる構成としたので、タクトスイッチに比べて十分に深い操作ボタンの操作ストローク(揺動量)を得ることができる。
なお、本明細書において、作動子の「待機位置」および可動接触子の「静止位置」とは、操作ボタンに押圧力が作用していないときのそれぞれの位置をいう。
さらに、本発明のリモコンスイッチは、次のように構成することもできる。
すなわち、コイルばねは、下端が可動接触子の上端部に係止されており、
操作ボタンに押圧力が作用していないとき、作動子は、コイルばねからの押圧力によって待機位置に持ち上げられており、可動接触子は、当該コイルばねからの押圧力によって固定端子から離間する方向へ押圧されて、当該コイルばねの中心軸に対し傾いた静止位置で静止しており、
操作ボタンが押圧操作されたとき、作動子が一方向に揺動して、コイルばねが圧縮されるとともに、当該コイルばねを介して可動接触子の上端に固定端子の方向へ向かう横荷重が作用して、当該可動接触子が固定端子へ向かって揺動し、
さらに、コイルばねの中心軸に対し可動接触子の傾きが零となる揺動位置を境界として、当該境界を越えて作動子が同方向へ揺動したとき、コイルばねのばね力をもって可動接触子が固定端子の方向へ押し倒され、クリック感をもって可動接点が固定接点に当接し、
一方、操作ボタンへの押圧操作が解除されたときは、コイルばねのばね力により、作動子が逆方向に揺動して待機位置に復帰するとともに、当該作動子の揺動に伴い、コイルばねを介して可動接触子の上端に固定端子から離間する方向の横荷重が作用して、当該可動接触子が静止位置に復帰する、構成とすることもできる。
このように構成することで、操作ボタンの押圧操作に歯切れの良いクリック感を得ることができる。
なお、特許文献2に開示されたピアノハンドル式スイッチは、室内に設けられた照明などの負荷を個別にオンオフするための屋内配線スイッチであり、同文献2の段落0023に記載されたとおり、ピアノハンドル(43)の押圧操作に伴い、スライドカム(33)が下降し、反転ハンドル(31)とともにコイルスプリングを反転操作して、可動接点(29)を固定接点(25)に接触させる構成となっている。このピアノハンドル式スイッチは、ピアノハンドル(43)の1回の押圧操作によって可動接点(29)を固定接点(25)に接触させ、そのままこの接触状態を保持する。そして、再びピアノハンドル(43)を押圧操作することで、可動接点(29)を固定接点(25)から離間させる。
これに対して本発明のリモコンスイッチは、スライドカム(33)や反転ハンドル(31)といった複雑な構成要素を含まず、操作ボタンの押圧操作により可動接点を固定接点に接触させ、押圧力の解除とともに可動接点を固定接点から離間させる。よって、構成および作用において、本発明のリモコンスイッチは、特許文献2に開示されたピアノハンドル式スイッチと相違している。
また、本発明のリモコンスイッチは、作動子にコイルばねを支えるための支持壁を形成し、操作ボタンの押圧操作に伴い、作動子が一方向に揺動してコイルばねを圧縮するとき、支持壁がコイルばねの少なくとも一部周面を揺動方向から支える構成とすることもできる。
このような支持壁を形成することで、コイルばねをふらつかせることなく安定して機能させることができる。
また、取付枠に複数個取り付けられ、導電性の連結金具によって各共通接続端子が電気的に接続される構成のリモコンスイッチにおいて、ケース本体の外底部に、連結金具を差し込み配置する溝を形成すれば、ケース本体の外底部からの連結金具の突き出しを無くし、収まりの良い接続状態を実現することができる。
さらに、リレー接続端子および共通接続端子が、ともにケース本体の外底部に露出する平板状の接続面部を有し、この接続面部に端子ねじを用いて配線が接続固定される構成とし、且つ、接続面部を、ケース本体の基準平面に対し傾斜して配置した構成とすることもできる。これにより、接続面部への配線の接続作業を容易化することができる。
なお、本明細書において、ケース本体の「基準平面」とは、ケース本体を水平配置したときに水平面と平行となる仮想平面をいう。
以上説明したように、本発明のリモコンスイッチによれば、プリント基板に実装されるタクトスイッチに比べて歯切れの良い操作感と深い操作ストロークを得ることができ、押圧操作した際の操作感をもって同操作の実行を容易に判断することができる。
本発明の実施形態に係るリモコンスイッチの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチ(操作ボタンは除く)の正面図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチ(操作ボタンは除く)の平面図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチ(操作ボタンは除く)の底面図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチ(操作ボタンは除く)の正面断面図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチにおけるケース本体内に各部品を組み込んだ状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチにおけるケース本体の開口部に回路基板を装着した状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るリモコンスイッチの作用を説明するための正面断面図である。 図8に続く、本発明の実施形態に係るリモコンスイッチの作用を説明するための正面断面図である。 図9に続く、本発明の実施形態に係るリモコンスイッチの作用を説明するための正面断面図である。 リモコンリレーを介して照明器具などの負荷をオンオフ制御するための配線例を示す図である。 取付枠に本実施形態に係るリモコンスイッチを複数並べて取り付けた状態を示す底面図である。 連結金具を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
リモコンスイッチ1は、リモコンリレー2を介して照明器具などの負荷4をオンオフするために、リモコンリレー2とリモコントランス3(給電手段)との間に設けられるスイッチである(図11参照)。
図1に示すように、本実施形態に係るリモコンスイッチ1は、内部に収納空間を有し且つ内底部と対向して開口部11が形成されたケース本体10Aを備えており、このケース本体10Aの収納空間内に、リレー接続端子20A、共通接続端子20B、固定端子30、支持端子45、可動接触子40、コイルばね43の各部品が組み込まれる。そして、ケース本体10Aの開口部11に、フレキシブル回路基板51含む回路基板50が配置され、さらに作動子60が揺動自在に組み込まれた蓋体10Bが当該開口部11に装着される。最後に、作動子60に操作ボタン70が装着されて、図2〜図7に示す構造のリモコンスイッチ1が組み立てられる。なお、本実施形態のリモコンスイッチ1はワンショットリモコンスイッチと称する2線式のリモコンスイッチである。
固定端子30は、金属板で構成され、表面に固定接点31が突出して設けられており、上端には回路接続用の第1突起32が形成してある(図1参照)。この固定端子30は、ケース本体10Aの収納空間内に直立姿勢で組み付け固定される。
支持端子45は、金属板を折曲げ成形して構成されており、基部がケース本体10Aの内底部に配置されて、当該基部の上に可動接触子40の下端が配置される。すなわち、可動接触子40は支持端子45の基部の上で揺動自在に支持される。このときの可動接触子40の揺動支点は、支持端子45の基部に支持された下端である。また、支持端子45の上端には回路接続用の第2突起46が形成してある(図1参照)。
可動接触子40は、金属板で構成され、表面に可動接点41が突出して設けられており、この可動接点41が固定端子30の固定接点31と対向する姿勢で、支持端子45の基部の上に揺動自在に支持されている。また、可動接触子40の上端にはコイルばね43の下端を係止するためのばね係止突起42が形成してある。
次に、蓋体10Bへの作動子60の組み込み構造を説明する。
蓋体10Bは中央部分が開口しており、作動子60はこの中央開口部14から上面61(ボス面)が露出するようにして蓋体10Bに組み込まれる。
蓋体10Bには、中央開口部14における長さ方向の一端部付近で且つ幅方向の両隅部に、外方に突き出して軸受部15が形成してある。一方、作動子60には、上面61における長さ方向の一端部で且つ幅方向の両隅部に、揺動軸部が形成してあり、この揺動軸部を蓋体10Bの軸受部15が揺動自在に支持される。すなわち、作動子60は、揺動軸部が形成された長さ方向の一端部が揺動中心Oとなって揺動する。したがって、作動子60の上面61における長さ方向の他端部側は、大きな揺動ストロークを得ることができる。
蓋体10Bは、ケース本体10Aの開口部に装着され、固定金具16により蓋体10Bとケース本体10Aとが締結されて、その装着状態が保持される。
また、作動子60の上面61における4箇所の隅部には、それぞれ操作ボタン70を係止する係止凸部62が形成してあり、操作ボタン70の裏面に形成した4個の係止爪(図示せず)をこれら係止凸部62に係止して、作動子60の上面61に操作ボタン70が装着される。これにより、操作ボタン70は作動子60と一体に揺動する。
ここで、操作ボタン70の裏面には導光体71が組み込まれ、さらに操作ボタン70にはスリット状の表示窓72が形成してあり、導光体71の光出射面がこの表示窓72に対向して配置されている。フレキシブル回路基板51には、負荷4がオン状態のとき点灯するオン表示用LED52と、負荷4がオフ状態のとき点灯するオフ表示用LED53とが搭載されており、これら各LED52,53からの光線が導光体71を経由して表示窓72に導かれる。
なお、オン表示用LED52とオフ表示用LED53には、異なる発光色のLED(発光ダイオード)がそれぞれ適用されている。
また、作動子60には、各LEDからの光線を透過するための開口63が形成してあり、この開口に透明な樹脂板で形成した敷板64が嵌め込んである。
さらに、作動子60の上面61には固定ばね65が装着してあり、この固定ばね65により導光体71を操作ボタン70の裏面にがたつきなく固定させるとともに、作動子60と操作ボタン70との間のがたつきも抑制している。
コイルばね43は、可動接触子40の上端部と作動子60との間に設けられる。すなわち、作動子60の裏面中央脇付近には、ばね支持用の筒部66が形成してあり、コイルばね43の上端部がこの筒部66に嵌め込まれて支持されている。また、コイルばね43の下端は、可動接触子40の上端に形成したばね係止突起42に係止されている。
このコイルばね43は、操作ボタン70の押圧操作による作動子60の揺動に伴い、可動接触子40を揺動させて可動接点41を固定接点31に当接させる。一方、操作ボタン70への押圧操作の解除に伴い、作動子60を逆向きに揺動させ元の待機位置に復帰させるとともに、可動接触子40も逆向きに揺動させて元の静止位置に復帰させる。
ここで、図8〜図10を参照して、作動子60、コイルばね43、可動接触子40の作用を説明する。
図8に示すように、操作ボタン70に押圧力が作用していないとき、作動子60は、コイルばね43からの押圧力によって持ち上げられた位置(待機位置)に静止している。また、可動接触子40は、当該コイルばね43からの押圧力によって固定端子30から離間する方向へ押圧されて、当該コイルばね43の中心軸に対し傾いた位置(静止位置)で静止している。
次に、図9に示すように、操作ボタン70が押圧操作されたときは、作動子60が一方向(図9の時計方向)に揺動して、コイルばね43が圧縮されるとともに、このコイルばね43を介して可動接触子40の上端に固定端子30の方向(図9の左方向)へ向かう横荷重が作用する。可動接触子40は、この横荷重の作用により固定端子30へ向かって揺動する。
そして、コイルばね43の中心軸に対して可動接触子40の傾きが零となる位置を越えて可動接触子40が揺動したとき、図10に示すように、コイルばね43のばね力をもって可動接触子40が固定端子30の方向へ押し倒され、クリック感をもって可動接点41が固定接点31に当接する。
すなわち、コイルばね43の中心軸に対し可動接触子40の傾きが零となる揺動位置を境界として、この境界を越えるまでは可動接触子40に対し元の静止位置へ戻そうとする方向へコイルばね43のばね力が作用するが、当該境界位置を越えると反転して、可動接触子40に対し固定端子30の方向へ押し倒す方向へコイルばね43のばね力が作用する。よって、境界位置を越えたときにクリック感をもって可動接触子40が押し倒されて、可動接点41が固定接点31に当接する。
次に、操作ボタン70への押圧操作が解除されたときは、コイルばね43のばね力により、作動子60が逆方向に揺動して待機位置に復帰するとともに、当該作動子60の揺動に伴い、コイルばね43を介して可動接触子40の上端に固定端子30から離間する方向の横荷重が作用して、可動接触子40が静止位置に復帰する(図8参照)。
また、本実施形態では、図9に示すように、操作ボタン70をケース本体10Aの基準平面と平行となる直近の位置まで押圧揺動させたときに、上述した境界位置を越えてコイルばね43が反転し、クリック感をもって可動接触子40が押し倒されて、可動接点41が固定接点31に当接するように設定してある。すなわち、操作ボタン70がケース本体10Aの基準平面と平行となる位置まで押圧揺動されたとき、コイルばね43は基準平面とほぼ直交する姿勢となり、可動接触子40はそのコイルばね43の中心軸に対して傾きが零となる境界位置を越えて僅かに傾いた状態となるように設定してある。可動接触子40は境界位置を越えるとコイルばね43のばね力により押し倒されて、可動接点41が固定接点31に当接する。
なお、本実施形態では、図10に示すように、操作ボタン70をケース本体10Aの基準平面と平行となる位置よりもさらに深くまで押し込むことができるように、操作ボタン70の押し込み量を調整してある。これにより、操作ボタン70の押圧操作に際して、いっそう深い操作ストロークを得ることができる。
また、本実施形態では、図5や図8〜図10等に示すように、作動子60の裏面中央脇付近に形成した筒部66の端縁からさらに支持壁67を延出してある。この支持壁67は、操作ボタン70の押圧操作に伴い、作動子60が一方向に揺動してコイルばね43を圧縮するとき、揺動に伴い支持壁67がコイルばね43の少なくとも一部周面に接触し、当該一部周面を揺動方向から支える。このように支持壁67に支えられたコイルばね43は、作動子60の揺動に伴い円滑に姿勢を変えて境界位置で反転するため、安定して可動接点41と固定接点31との間の接触・離間動作が行われる。
図11はリモコンリレー2を介して照明器具などの負荷4をオンオフ制御するための配線例を示す図である。
リモコンリレー2は照明器具などの負荷4と電源との間に挿入されており、これらの間の線路をオンオフする。リモコンリレー2の制御端子にはリモコントランス3(給電手段)に繋がる配線と、リモコンスイッチ1に繋がる配線とが接続されている。そして、リモコンスイッチ1には、リレー接続端子20Aにリモコンリレー2に繋がる配線が接続されるとともに、共通接続端子20Bにリモコントランス3に繋がる配線が接続される。
リレー接続端子20Aと共通接続端子20Bは、ともに金属板で形成され、図1に示すように、底部に平板状の接続面部21を有し、この接続面部21の両端縁から側面部22が起立している。ここで、リレー接続端子20Aにおける側面部22の上端には、回路接続用の第3突起23が形成してある。同様に、共通接続端子20Bにおける側面部22の上端には、回路接続用の第4突起24が形成してある。
また、ケース本体10Aの内底部には2つの底部開口12が形成されており、リレー接続端子20Aと共通接続端子20Bは、各々の底部開口12から接続面部21を露出させている。接続面部21の裏面側には締付座金26が配置してあり、接続面部21に形成した透孔21aに端子ねじ25を差し込み、締付座金26のねじ孔に螺合することで、接続面部21の表面と端子ねじ25との間に配線を挟持することができる。
さらに、接続面部21と側面部22の境界となる角部には配線差込み用の切欠き孔27が形成してある。そして、切欠き孔27を透して接続面部21と締付座金26の間に配線を差し込み、端子ねじ25によって締め付けて挟持することができる。
ここで、切欠き孔27は並べて2つ形成してあり、それぞれの切欠き孔27から配線を差し込み、同時に2本の配線を挟持できるようになっている。なお、ケース本体10Aにおける2つの切欠き孔27の前方両脇と中間位置には、それぞれ仕切壁13が形成してあり、この仕切壁13によって配線を各切欠き孔27へ案内するとともに、各切欠き孔27に差し込まれた配線の重なりを防止している。
このように、本実施形態のリレー接続端子20Aと共通接続端子20Bは、接続面部21の表面側と裏面側のそれぞれで配線を挟持できる構成を備えている。例えば、丸形圧着端子やU字形圧着端子を先端に有する配線は接続面部21の表面側と端子ねじ25との間に挟持することができ、また単線や撚り線のみの配線は接続面部21の裏面側と締付座金26との間に差し込み挟持することができる。なお、本実施形態では後述するように、共通接続端子20Bに連結金具80a,80bを接続している。
さらに、本実施形態のリレー接続端子20Aと共通接続端子20Bは、接続面部21をケース本体10Aの基準平面に対し傾斜して配置してある。このように接続面部21を傾斜して配置することで、後述するように取付枠100に複数並べて取り付けられたリモコンスイッチ1の各リレー接続端子20Aと共通接続端子20Bの接続面部21に対し、隣接するリモコンスイッチ1のケース本体10Aの外底部やそれに接続された配線と同じ高さ位置からの配線挿入を避けて、ケース本体10Aの外底部斜め方向から配線を挿入することができ、配線の接続作業を容易化することができる。
本実施形態に係るリモコンスイッチ1は、図12に示すように、1枚の取付枠100に複数個を並べて取り付けて、複数箇所に設けられた照明など負荷4を一箇所で集中してオンオフ操作できるように施設される。
ここで、取付枠100に取り付けられた各リモコンスイッチ1における共通接続端子20Bは、ともにリモコントランス3(給電手段)に繋げられる(図11参照)。したがって、配線の混雑を解消するために、各共通接続端子20Bは、図13に示すような連結金具80a,80bを用いてそれぞれ電気的に接続しておき、1本の配線で一括してリモコントランス3(給電手段)に接続することが好ましい。
本実施形態では、このように連結金具80a,80bを用いて共通接続端子20Bを接続するときのために、図12に示すように、ケース本体10Aの外底部において連結金具80a,80bが配置される部位に、連結金具80a,80bを差し込み配置する溝17を形成してある。連結金具80a,80bは、ケース本体10Aの外底部から突き出すことなく溝17内に挿入配置されるので、収まりの良い接続状態を実現することができる。
次に、回路基板50は、柔軟に変形できるフレキシブル回路基板51を含んでおり、固定接点31への可動接点41の接触に伴いリモコンリレー2を切り替えるための信号電流を出力する電気回路を構成している。
回路基板50には、図7に示すように、上述した固定端子30に形成した第1突起32、支持端子45に形成した第2突起46、リレー接続端子20Aに形成した第3突起23、共通接続端子20Bに形成した第4突起24がそれぞれ半田付けされ、これら各突起が回路基板50上の電気回路に接続されている。なお、図7には回路基板50上に形成された電気回路は描かれていない。
そして、支持端子45と電気的に繋がる可動接点41が、固定端子30に形成した固定接点31に接触する毎に、回路基板50上の電気回路からリレー接続端子20Aに信号電流が出力され、この信号電流によりリモコンリレー2が切り替えられて、負荷4のオンオフ制御が実行される。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施や応用実施が可能であることは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、互いに別部品である操作ボタン70が作動子60に装着され、作動子60と一体になって揺動する構成であったが、操作ボタンと作動子とをはじめから一つの部品として一体成形することもできる。一方、操作ボタンが作動子と一体化されず、操作ボタンに連動して作動子が揺動する構成とすることもできる。
1:リモコンスイッチ、2:リモコンリレー、3:リモコントランス、4:負荷、
10A:ケース本体、11:開口部、12:底部開口、13:仕切壁、
10B:蓋体、14:中央開口部、15:軸受部、16:固定金具、17:溝
20A:リレー接続端子、20B:共通接続端子、21:接続面部、21a:透孔、22:側面部、23:第3突起、24:第4突起、25:端子ねじ、26:締付座金、27:切欠き孔、
30:固定端子、31:固定接点、32:第1突起、
40:可動接触子、41:可動接点、42:ばね係止突起、43:コイルばね、45:支持端子、46:第2突起、
50:回路基板、51:フレキシブル回路基板、52:オン表示用LED、53:オフ表示用LED、
60:作動子、61:上面(ボス面)、62:係止凸部、63:開口、64:敷板、65:固定ばね、66:筒部、67:支持壁、
70:操作ボタン、71:導光体、72:表示窓、
80a,80b:連結金具、
100:取付枠

Claims (5)

  1. リモコンリレーを介して負荷をオンオフするために、前記リモコンリレーと当該リモコンリレーへの給電手段との間に設けられるリモコンスイッチにおいて、
    内部に収納空間を有し且つ内底部と対向して開口部が形成されたケース本体と、
    このケース本体の開口部に装着された蓋体と、
    前記ケース本体に組み込まれ、前記リモコンリレーに接続されるリレー接続端子と、
    前記ケース本体に組み込まれ、前記リモコンリレーへの給電手段に接続される共通接続端子と、
    固定接点を有し、前記ケース本体の内部に組み込まれた固定端子と、
    可動接点を有し、前記ケース本体の内底部側に基端部が配置され、当該基端部を支点として揺動自在な可動接触子と、
    長さ方向の一端部に揺動中心を設定し、当該揺動中心部分が前記蓋体へ揺動自在に支持された作動子と、
    前記作動子とともに揺動する操作ボタンと、
    前記可動接触子と前記作動子との間に設けられ、前記操作ボタンの押圧操作による前記作動子の揺動に伴い、前記可動接触子を揺動させて前記可動接点を前記固定接点に当接させ、一方、前記操作ボタンへの押圧操作の解除に伴い、前記作動子を逆向きに揺動させ元の待機位置に復帰させるとともに、前記可動接触子も逆向きに揺動させて元の静止位置に復帰させるコイルばねと、
    前記固定接点への前記可動接点の接触に伴い、前記リモコンリレーを切り替えるための信号電流を出力する回路基板と、を備え、
    かつ、前記コイルばねは、下端が前記可動接触子の上端部に係止されており、
    前記操作ボタンが押圧操作されたとき、前記作動子が一方向に揺動して、前記コイルばねが圧縮されるとともに、当該コイルばねを介して前記可動接触子の上端に前記固定端子の方向へ向かう横荷重が作用して、当該可動接触子が前記固定端子へ向かって揺動し、
    さらに、前記コイルばねの中心軸に対し前記可動接触子の傾きが零となる揺動位置を境界として、当該境界を越えて前記可動接触子が同方向へ揺動したとき、前記コイルばねのばね力をもって前記可動接触子が前記固定端子の方向へ押し倒され、クリック感をもって前記可動接点が前記固定接点に当接する、
    構成としたことを特徴とするリモコンスイッチ。
  2. 前記操作ボタンに押圧力が作用していないとき、前記作動子は、前記コイルばねからの押圧力によって前記待機位置に持ち上げられており、前記可動接触子は、当該コイルばねからの押圧力によって前記固定端子から離間する方向へ押圧されて、当該コイルばねの中心軸に対し傾いた前記静止位置で静止しており、
    一方、前記操作ボタンへの押圧操作が解除されたときは、前記コイルばねのばね力により、前記作動子が逆方向に揺動して前記待機位置に復帰するとともに、当該作動子の揺動に伴い、前記コイルばねを介して前記可動接触子の上端に前記固定端子から離間する方向の横荷重が作用して、当該可動接触子が前記静止位置に復帰する、
    構成としたことを特徴とする請求項1のリモコンスイッチ。
  3. 前記作動子に前記コイルばねを支えるための支持壁を形成し、
    前記操作ボタンの押圧操作に伴い、前記作動子が一方向に揺動して前記コイルばねを圧縮するとき、前記支持壁が前記コイルばねの少なくとも一部周面を揺動方向から支える構成としたことを特徴とする請求項1又は2のリモコンスイッチ。
  4. 取付枠に複数個取り付けられ、導電性の連結金具によって前記各共通接続端子が電気的に接続される構成のリモコンスイッチにおいて、
    前記ケース本体の外底部に、前記連結金具を差し込み配置する溝を形成したことを特徴とする請求項1又は2のリモコンスイッチ。
  5. 前記リレー接続端子および前記共通接続端子は、ともに前記ケース本体の外底部に露出する平板状の接続面部を有し、この接続面部に端子ねじを用いて配線が接続固定される構成であって、
    且つ、前記接続面部は、前記ケース本体の基準平面に対し傾斜して配置してあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリモコンスイッチ。
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