JP2006236871A - オーバーヘッドモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】機能の異なるスイッチを1つのスイッチに集約して部品点数を削減する。
【解決手段】スイッチノブ10の下端に端子突起部16が形成され、端子突起部16に凸形状のスイッチ摺動子30が係合する。スイッチノブ10にスライドレール20を挿通可能な中空部18が形成され、中空部18の一方端底面に爪部が形成される。スライドレール20の背面に爪部と係合可能な複数の係合溝が設けられ、プリント配線基板40にスイッチノブ10に取り付けられたスイッチ摺動子30の凸部が突出し摺動可能な開口部42が設けられ、開口部42の下方に複数のランプ50毎に電気的に接続された複数の接点を有する基板が設けられる。スイッチノブ10の爪部がスライドレール20の1つの係合溝22に係合すると、スイッチノブ10が下方に移動し、スイッチ摺動子30が所望のランプ50の接点と接触し点灯させる。
【選択図】図1
【解決手段】スイッチノブ10の下端に端子突起部16が形成され、端子突起部16に凸形状のスイッチ摺動子30が係合する。スイッチノブ10にスライドレール20を挿通可能な中空部18が形成され、中空部18の一方端底面に爪部が形成される。スライドレール20の背面に爪部と係合可能な複数の係合溝が設けられ、プリント配線基板40にスイッチノブ10に取り付けられたスイッチ摺動子30の凸部が突出し摺動可能な開口部42が設けられ、開口部42の下方に複数のランプ50毎に電気的に接続された複数の接点を有する基板が設けられる。スイッチノブ10の爪部がスライドレール20の1つの係合溝22に係合すると、スイッチノブ10が下方に移動し、スイッチ摺動子30が所望のランプ50の接点と接触し点灯させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、オーバーヘッドモジュール、特に、1つのスイッチノブにより複数のランプの点灯および消灯が可能なオーバーヘッドモジュールに関する。
従来のオーバーヘッドモジュールの一例の構成について図9および図10を用いて説明する。
図9に示すように、オーバーヘッドモジュール110は、例えば車両の天井に下向きに装着され、ドームランプ(ルームランプともいう)、スポットランプ(以下「マップランプ」という)が設けられ、これらランプを点灯・消灯可能なスイッチが複数個設けられている。すなわち、図9のオーバーヘッドモジュール110には、マップランプ用スイッチ60,63、ドームランプ用スイッチ62が設けられている。
そして、従来のマップランプ用スイッチ60,63およびドームランプ用スイッチ62は、図10に示すように、個別に形成されており、マップランプ用スイッチ60,63はプッシュ式のスイッチで構成され、ドームランプ用スイッチ62はスライド式のスイッチで構成され、それぞれのスイッチの上面には、スイッチノブ70が嵌着されている。
従来のオーバーヘッドモジュールのスイッチは、機能毎に分かれて形成されているため、車両使用者にとっては機能別に個別にスイッチ操作することができるという利点はある。
しかしながら、例えば、図10に示すように、マップランプ用スイッチ60,63およびドームランプ用スイッチ62を形成する場合、スイッチノブ70を3個、プッシュ式スイッチを2個、スライド式(シーソ式)スイッチを1個の計6個の部品が必要になり、さらに、上述した各種スイッチの部品点数を考慮すると、さらに部品点数が多くなる。
従来のように部品点数が多くなると、組み付け作業が煩雑になるとともに、オーバーヘッドモジュール自体が高価なものになってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、機能の異なるスイッチを1つのスイッチに集約して部品点数を削減するとともに、安価なランプ用スイッチを有するオーバーヘッドモジュールを提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明のオーバーヘッドモジュールは以下の特徴を有する。
(1)複数のランプを配設してなるオーバーヘッドモジュールにおいて、一端をバルブ端子とし他端をスライドベースとし基部にスライドレールを挿通可能な中空部が形成された1個のスイッチノブと、前記スイッチノブのバルブ端子が突出し摺動可能な開口部と前記複数のランプが設けられたプリント配線基板と、前記複数のランプに電気的に接続された複数の接点を有する基板と、を有し、前記スイッチノブの中空部の一方端底面には、爪部が設けられ、前記スライドレールの背面には、前記複数のランプの数に応じて前記爪部に係合可能な複数の係合溝が形成されているオーバーヘッドモジュールである。
1個のスイッチノブをスライドレールに沿って摺動させ、スライドレールの複数の係合溝のいずれかにスイッチノブの爪部が係合することによって、スイッチノブが鉛直下方に移動しバルブ端子が複数のランプのいずれかの接点を押圧する。これによって、所望のランプ用のスイッチをオン状態にすることができる。一方、スライドレールの複数の係合溝にスイッチノブの爪部が係合していない場合には、スイッチノブが鉛直上方に移動し、バルブ端子が複数のランプのいずれかの接点より離脱するため、ランプのスイッチをオフの状態にすることができる。
(2)上記(1)に記載のオーバーヘッドモジュールにおいて、前記スイッチノブの爪部形成端には、前記爪部を挟むように2本のスリットが形成されているオーバーヘッドモジュールである。
2本のスリットによって、爪部形成端は板バネとして機能し、これにより、スイッチノブの操作節度が得られる。
本発明によれば、機能の異なるスイッチを1つのスイッチに集約して部品点数を削減することができるとともに、安価なランプ用スイッチを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図2に示すように、本実施の形態のオーバーヘッドモジュール100は、例えば車両の天井に下向きに装着され、1個のスイッチノブ10がスライドすることによって、ドームランプ、マップランプのような機能の異なるランプを適宜点灯・消灯することができるものである。
次に、本実施の形態のオーバーヘッドモジュールの構成について、図1から図8を用いて説明する。
図1に示すように、スイッチノブ10の一端には、バルブ(自動車用電球)端子が形成され、バルブ端子は、スイッチノブ10の下端に形成された端子突起部16と凸形状を有するスイッチ摺動子30とからなる。上記端子突起部16の先端には、係合爪部34が形成され、一方、スイッチ摺動子30の凸部先端には上記係合爪部34が係合可能な係合孔32が形成されている。また、スイッチノブ10の他端には、使用者が操作可能なスライドベース12が形成されている。さらに、スイッチノブ10には、図1および図3に示すように、スライドレール20を挿通可能な中空部18が形成され、図3および図4に示すように、中空部18の一方端底面には、爪部24が形成されている。さらに、図5に示すように、スイッチノブ10の中空部18の底面の爪部形成端28には、爪部24を挟むように2本のスリット26が形成され、爪部形成端28は板バネとして機能する。そして、爪部形成端28の板バネ機能により、スイッチノブ10の操作節度が得られる。
また、図1および図6から図8に示すように、スライドレール20の背面には、複数のランプの数に応じて、スイッチノブ10の爪部24と係合可能な複数の係合溝22が設けられている。さらに、スライドレール20の長手方向両側端には、サイドレール21が形成され、このサイドレール21は、スイッチノブ10の中空部18の側壁に係合する。また、スライドレール20の一端部には、折り曲げ形状のストッパ36が形成されている。
また、図1に示すように、プリント配線基板40には、複数のランプ(バルブ)50が並設され、さらに、スイッチノブ10に取り付けられたスイッチ摺動子30の凸部が突出し摺動可能な開口部42が設けられている。そして、この開口部42の下方には、複数のランプ(バルブ)50毎にリード線によって接続された複数の接点(図示せず)を有する基板(図示せず)が設けられている。上記接点とスイッチ摺動子30とは、同種の金属で形成され、接触することによって導通し、非接触の際には非導通となり、プリント配線基板40上のランプ50を適宜点灯/消灯することができる。
次に、図1を用いて、本実施の形態のオーバーヘッドモジュールの組み付けについて説明する。
まず、スイッチノブ10の中空部18に、スライドレール20を挿通させた状態で、スイッチノブ10の端子突起部16をプリント配線基板40の開口部42より下方に突出させるように挿入し、その際、スライドレール20のストッパ36をプリント配線基板40の背面に当接するように挿入する。次いで、プリント配線基板40の背面からスイッチ摺動子30を挿入し、開口部42から突出した端子突起部16の係合爪部34にスイッチ摺動子30の係合孔32を係合させる。次に、複数の接点が形成された基板をプリント配線基板40の背面におき、各接点と各ランプ50とをリード線で接続する。これにより、1つのスイッチノブにより複数のランプを点灯/消灯可能なオーバーヘッドモジュールを形成することができる。なお、各接点と各ランプ50とを1対1に接続するだけでなく、他の接続方法を採用することによって、上記点灯/消灯動作だけでなく、複数ランプの全点灯/全消灯を行うことができる。
次に、本実施の形態のオーバーヘッドモジュールの動作について、図1および図3から図8を用いて説明する。
1個のスイッチノブ10をスライドレール20に沿って摺動させ、スイッチノブ10の爪部24がスライドレール20の複数の係合溝22のいずれかに係合することによって、
スイッチノブ10が鉛直下方に移動し、スイッチ摺動子30が複数のランプ50のいずれかに相当する接点を接触する。これによって、所望のランプ50をオン状態にすることができる。一方、スイッチノブ10をさらにスライドレール20に沿って摺動させ、スライドレール20の複数の係合溝22にスイッチノブ10の爪部24が係合していない状態になった場合には、スイッチノブ10が鉛直上方に移動し、スイッチ摺動子30が複数のランプ50の接点より離脱し非接触となるため、ランプ50をオフの状態にすることができる。
スイッチノブ10が鉛直下方に移動し、スイッチ摺動子30が複数のランプ50のいずれかに相当する接点を接触する。これによって、所望のランプ50をオン状態にすることができる。一方、スイッチノブ10をさらにスライドレール20に沿って摺動させ、スライドレール20の複数の係合溝22にスイッチノブ10の爪部24が係合していない状態になった場合には、スイッチノブ10が鉛直上方に移動し、スイッチ摺動子30が複数のランプ50の接点より離脱し非接触となるため、ランプ50をオフの状態にすることができる。
本発明のオーバーヘッドモジュールは、車両室内用の照明用途に有用であるが、そのほかに、建物内部の小規模照明用途にも有用である。
10 スイッチノブ、12 スライドベース、16 端子突起部、18 中空部、20 スライドレール、21 サイドレール、22 係合溝、24 爪部、26 スリット、28 爪部形成端、30 スイッチ摺動子、32 係合孔、34 係合爪部、36 ストッパ、40 プリント配線基板、42 開口部、50 ランプ。
Claims (2)
- 複数のランプを配設してなるオーバーヘッドモジュールにおいて、
一端をバルブ端子とし他端をスライドベースとし基部にスライドレールを挿通可能な中空部が形成された1個のスイッチノブと、
前記スイッチノブのバルブ端子が突出し摺動可能な開口部と、前記複数のランプが設けられたプリント配線基板と、
前記複数のランプに電気的に接続された複数の接点を有する基板と、を有し、
前記スイッチノブの中空部の一方端底面には、爪部が設けられ、
前記スライドレールの背面には、前記複数のランプの数に応じて前記爪部に係合可能な複数の係合溝が形成されていることを特徴とするオーバーヘッドモジュール。 - 請求項1に記載のオーバーヘッドモジュールにおいて、
前記スイッチノブの爪部形成端には、前記爪部を挟むように2本のスリットが形成されていることを特徴とするオーバーヘッドモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005052281A JP2006236871A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | オーバーヘッドモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005052281A JP2006236871A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | オーバーヘッドモジュール |
Publications (1)
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JP2006236871A true JP2006236871A (ja) | 2006-09-07 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005052281A Pending JP2006236871A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | オーバーヘッドモジュール |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014094678A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toyoda Gosei Co Ltd | 照明装置 |
CN110195831A (zh) * | 2018-02-26 | 2019-09-03 | 提爱思科技股份有限公司 | 照明装置 |
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2005
- 2005-02-28 JP JP2005052281A patent/JP2006236871A/ja active Pending
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