JP6478008B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6478008B2
JP6478008B2 JP2014158468A JP2014158468A JP6478008B2 JP 6478008 B2 JP6478008 B2 JP 6478008B2 JP 2014158468 A JP2014158468 A JP 2014158468A JP 2014158468 A JP2014158468 A JP 2014158468A JP 6478008 B2 JP6478008 B2 JP 6478008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
scanning
mirror
image display
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014158468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016035518A (ja
Inventor
恵里 渡辺
恵里 渡辺
中川 淳
淳 中川
強 橋口
強 橋口
鈴木 修一
修一 鈴木
慎 稲本
慎 稲本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014158468A priority Critical patent/JP6478008B2/ja
Publication of JP2016035518A publication Critical patent/JP2016035518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6478008B2 publication Critical patent/JP6478008B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
近年、レーザ光源を用いた走査型画像表示装置が開発され、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなどに適用されている。これらは光源から発生した3色のレーザ光をスキャンデバイスによって光走査し、スクリーンやコンバイナと呼ばれる半透過板などの画像表示部に表示像を投影する。スキャンデバイスの一例として、2次元走査型MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)やガルバノミラーが知られている。これらはミラーを互いに直交する2軸を回転軸として周期的に振動させ、それぞれ相対的に高速な走査方向を正弦波、低速な走査方向をのこぎり波で駆動させることで、ラスタースキャンを行い、画像を描画する。
これらの技術では光源として、レーザが用いられることがあるが、レーザを光源とすることで、色域が拡大され、色再現性の向上が実現できる。さらに、画角の拡大が容易にできる。また、製品の小型化・軽量化が可能となり、ランプを光源として用いた場合に比べ消費電力を大幅に低減することができることが知られている。
しかし、光源をレーザにすることで、レーザの強い干渉性によって投影した画像がちらつくスペックルが生じてしまう。スクリーンやコンバイナなどの反射面は、完全な平面ではなく、微細な凹凸が形成されており、画像表示部に照射されたレーザ光が各点の凹凸構造において散乱される。スペックルが生じるのは、その散乱光の位相が一致した領域(散乱光同士の光路長の差が波長の整数倍)では干渉により光の強度が強くなり、光路長が1/2波長ずれた領域では光の強度が低下するからである。このように、レーザ光のようにコヒーレント性の強い光を光源とした場合の現象として、映し出された画像に強度ムラが生じ、明暗の模様が見えたり、ギラギラして見えたりする。結果として、画質が低下し、観察者に不快感を与えることにつながってしまう。
このようなスペックルノイズを低減する方法として、スクリーンを振動させる方法やスキャンデバイスとスクリーンの間に拡散板を挿入してこれを振動させる方法などがある。スクリーンや拡散板を振動させることで、レーザ光の位相の状態を変化させ、コヒーレント性を落とし、スペックルの低減ができるということが既に知られている。
特許文献1には、レーザ光源を用いたディスプレイ装置におけるスペックルノイズを低減する目的で、レーザの光路上に光を拡散させる拡散素子を配置し、拡散素子を振動・回転させることでレーザのコヒーレント性を低下させてスペックルノイズを低減させるものが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、拡散板やモータなどの部品が増え装置が大型化する、低コスト化が困難となる、騒音が発生するという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、簡便な方法でスペックルを低減でき、小型で低コストの画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、レーザ光源と、前記レーザ光源から射出されたレーザ光を走査する2次元光走査手段と、前記レーザ光が投影される画像表示部とを備え、前記2次元光走査手段は、前記レーザ光の伝搬方向を変化させるミラー部を有し、かつ、前記2次元光走査手段の平面における互いに直交する2軸を第1の軸及び第2の軸としたとき、前記第1の軸及び第2の軸の少なくとも一方を軸として前記ミラー部を揺動させ、前記ミラー部の傾斜角を変化させるとともに、前記ミラー部は、前記ミラー部の厚み方向に振動し、前記2次元光走査手段と前記画像表示部との間に、前記レーザ光の伝搬方向と垂直な方向に対して、前記レーザ光に不規則な位相を付与する透過型の位相差付与手段を備え、前記位相差付与手段は、前記ミラー部の反射光にのみ前記不規則な位相を付与することを特徴とする。
本発明によれば、簡便な方法でスペックルを低減でき、小型で低コストの画像表示装置を提供することができる。
本発明に係る画像表示装置の一例を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置における2次元光走査手段の一例を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置におけるレーザ光の動作の一例を示す図である。 本発明に係る画像表示装置における各方向の振動の一例を示すグラフである。 本発明に係る画像表示装置におけるミラー部の変動の一例を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置の他の例を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置における位相差付与手段の一例を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置におけるレーザ光の位相分布パターンの一例を示す模式図である。 本発明に係る画像表示装置における位相差付与手段の他の例を示す模式図である。
以下、本発明に係る画像表示装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
<第1の実施形態>
本実施形態における画像表示装置は、レーザ光源と、前記レーザ光源から射出されたレーザ光を走査する2次元光走査手段と、前記レーザ光が投影される画像表示部とを備え、前記2次元光走査手段は、前記レーザ光の伝搬方向を変化させるミラー部を有し、かつ、前記2次元光走査手段の平面における互いに直交する2軸を第1の軸及び第2の軸としたとき、前記第1の軸及び第2の軸の少なくとも一方を軸として前記ミラー部を揺動させ、前記ミラー部の傾斜角を変化させるとともに、前記ミラー部は、前記ミラー部の厚み方向に振動することを特徴とする。
本実施形態に係る画像表示装置について、図1を用いて説明する。図1には、光源11、12、13、コリメートレンズ21、22、23、反射面31、32、33、2次元光走査手段40、光源制御回路41、光路合成手段42、2次元光走査手段制御回路43、画像表示部44、集光レンズ45が図示されている。
本実施形態における画像表示装置は、赤・緑・青3色のLD光源と、それぞれのレーザ光を合成する光合成手段42と、合成されたレーザ光を2次元的に走査させる2次元光走査手段40と、画像を表示する画像表示部44等から構成されている。
光源としては、レーザ光源であれば特に制限されるわけではなく、またその数も制限されるわけではない。本実施形態においては、赤・緑・青3色のLD(Laser Diode)光源を例として挙げて説明する。
赤色の光(λ1)を出射するレーザ光源である光源11と、緑色の光(λ2)を出射する光源12と、青色の光(λ3)を出射する光源13があり、それぞれに対してコリメートレンズ21、22、23が設置され、出射光はコリメートされる。コリメートされたレーザ光は、光路合成手段42に入射される。光路合成手段42は、3本の光路を1つの光路に合成するものであり、ダイクロイックミラーやダイクロイックプリズムなどが適用できる。本実施形態における光路合成手段42は、3つの反射面31、32、33を有している。なお、コリメートレンズ、反射面の数は特に制限されるものではなく、光源に応じて適宜変更が可能である。
以下、反射面31、32、33を便宜上、第1の反射面31、第2の反射面32、第3の反射面33と称する。本実施形態では、第1の反射面31は、赤色の波長のレーザ光を反射し、緑色、青色の波長のレーザ光を透過するダイクロイック膜が形成されている。また、第2の反射面32は、緑色の波長のレーザ光を反射し、青色の波長のレーザ光を透過するダイクロイック膜が形成されている。第3の反射面33は、青色の波長のレーザ光を反射する。
このようにして、光合成手段42は、3つの光路を1つの光路に合成する。そして、合成されたレーザ光は集光レンズ45を透過し、画像表示部44上でビームが絞られるように調整される。
集光レンズ45を通過したレーザ光は、2次元光走査手段40によって画像表示部44上を2次元に光走査される。例えば、図1においては、X軸、Y軸方向に光走査される。ここで、2次元光走査手段40は、2次元光走査手段制御回路43から得られる信号にしたがって、その角度を変え、画像表示部44に画像を投影させる。このとき、各色の光源には、光源制御回路43より、2次元光走査手段40の走査角度に合わせた映像信号が送られ、その信号に応じて光強度変調されたレーザ光が出射される。このようにして、光源の光強度変調と2次元光走査手段40による光走査により、画像表示部44には目的の画像が表示されることになる。
次に、2次元光走査手段40について、図2を用いて説明する。図2では2軸MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを例として挙げて説明する。図2における2次元光走査手段40は、光源からのレーザ光の伝搬方向を変化させるミラー部50を有しており、図2では、ミラー部50、主走査梁部51、主走査駆動圧電部材52、蛇行状梁部53、副走査駆動圧電部材54、第1の枠部材55、第2の枠部材56が図示されている。
本実施形態では、2次元光走査手段40の平面における互いに直交する2軸を第1の軸(y軸)及び第2の軸(x軸)としたとき、第1の軸及び第2の軸の少なくとも一方を軸としてミラー部50を揺動させ、ミラー部50の傾斜角を変化させる。
図2(a)において、点線で示されるy軸の左右の主走査駆動圧電部材52は、紙面垂直方向(図2(b)で示されるz軸方向)に上下に振動(揺動)する。ここで、主走査駆動圧電部材52に駆動周波数を印加し、主走査梁部51を撓ませることでy軸を回転軸とした周期的振動を発生させる。
一方、図2(a)において、点線で示されるx軸の紙面上下については、ミラー部50と紙面上側の第1の枠部材55と蛇行状梁部53がx軸を軸として揺動する。紙面上側の枠部材55と蛇行状梁部53がz軸プラス方向に位置する場合、紙面下側の枠部材55と蛇行状梁部53はz軸マイナス方向に位置するような振動になる。なお、図2(a)では紙面上側の蛇行状梁部53をA、紙面下側の蛇行状梁部53をBとして便宜的に示している。
ここで、画像表示部44において、第1の軸(y軸)を軸としてミラー部50を揺動させ、レーザ光を走査させるときの走査方向を主走査方向、第2の軸(x軸)を軸としてミラー部50を揺動させ、レーザ光を走査させるときの走査方向を副走査方向と定義する。なお、後述する図3では、主走査方向はY軸方向、副走査方向はX軸方向として図示されている。
次に、2次元光走査手段40が上記のような動きをする場合における、画像表示部44上のレーザ光の動作について一例を図3に示す。ここで、図1におけるX軸、Y軸は図3におけるX軸、Y軸と対応しており、上述したようにY軸方向を主走査方向、X軸方向を副走査方向とする。なお、図3における「スクリーン」は画像表示部44を意味する。
図3におけるレーザ光の動作の概要を説明する。まず、図3の(a)の行において、画像表示部44の主走査方向に(紙面右側方向に)レーザ光が走査され、所定の位置で(b)の行に移る。そして、(b)の行において、画像表示部44の主走査方向に(紙面左側方向に)レーザ光が走査される。これを(c)、(d)の行についても順次行い、所定の行を走査した後、再び(a)の行を走査する。
ここで、主走査方向、副走査方向における駆動の動きの一例を図4に示す。主走査方向においては、図3に示されるような駆動をする場合、図4(a)上側に示されるような連続的な正弦波となる。図2において、主走査梁部51の周辺の主走査駆動圧電部材52に後述するミラー部50の共振周波数と同等の周波数をもつ正弦波を印加し、梁を撓ませることでy軸を回転軸とした周期的振動を発生させる。
一方、副走査方向においては、不連続的な動きとなり、図4(a)下側に示されるようなのこぎり波形を示す。このとき、図2におけるx軸上下の蛇行状梁部53(A、B)は交互に振動することから、図4(a)下側に示されるように、A、Bそれぞれの領域に対して交互に逆向きののこぎり波形を示すこととなる。そして、A、Bに対して図4(a)に示されるような波状の駆動電圧を印加し、蛇行状梁部53の撓みによる小さな変位を重畳させることで、x軸を回転軸とした周期的振動を発生させる。
なお、本実施形態においては、圧電駆動方式の2軸MEMSミラーを例に挙げて説明したが、圧電駆動方式に限られるものではなく、電磁駆動方式、静電駆動方式などを用いることができる。また、走査速度については、特に制限されるものではないが、主走査方向は副走査方向に対して高速であり、副走査方向は主走査方向に対して低速である。
次に、2次元光走査手段40において、2次元光走査手段40の厚み方向の動きについて説明する。図2、図3に示されるように、2次元光走査手段40はx軸、y軸を軸として揺動し、画像表示部44上の主走査方向、副走査方向に光走査を行う。
本実施形態においては、さらにもう1つの軸、すなわち2次元光走査手段40のミラー部50の厚み方向における動きを利用する。図2において、x軸、y軸を軸として揺動させる動きに加え、同時にミラー部50の厚み方向(z軸方向)にも2次元光走査手段40のミラー部50を振動させる。
図5にミラー部50の変動の一例について模式図を示す。図5において、ミラー部50はレーザ光を画像表示部44に反射させていることが図示されている。このとき、z軸方向にミラー部50を振動させると、例えばミラー部50aのように反射位置が変動する。これにより、光源からミラー部50の距離をわずかに変化させ、レーザ光の反射位置を変動させる。
なお、本実施形態においては、ミラー部50、主走査梁部51、主走査駆動圧電部材52、第2の枠部材56がミラー部50の厚み方向に振動する態様となるが、本発明においては、ミラー部50がミラー部50の厚み方向に振動すればよく、これに制限されるものではない。
通常、画像表示部44上の凹凸構造によって散乱されたレーザ光では、位相が一致した領域と、位相がずれた領域とで、干渉により光の強度に強弱ができる。この強弱がスペックルとなって強度ムラが生じる。
一方、本実施形態の画像表示装置では、ミラー部50の厚み方向の振動によって、図5のようにミラー部50上でレーザ光が反射する位置が変化するため、レーザ光が画像表示部44上に投射する位置がわずかに変動する。この変動により、干渉によって強め合う位置と、弱め合う位置が毎回変わることになる。すなわち、画像表示部44上のある1画素をレーザ光の時間的な重ね合わせによって描画されることになる。
本実施形態においては、厚み方向の振動により、図3に示すように副走査方向でレーザ光が1周期分走査されて、光走査開始位置に戻ってくる度に主走査方向の同じ領域で、干渉による強弱位置が異なる光の重ね合わせとなる。このため、スペックルノイズパターンの平均化が行われ、結果としてスペックルノイズを減少させることが可能になる。
次に、図4(b)に主走査方向のミラー部50の振れ角、副走査方向のミラー部50の振れ角、厚み方向へのミラー部50の振幅の概略図を示す。
主走査方向では、図4(a)に示される駆動波形が連続的に変化する正弦波であるため、ミラー振れ角も連続的に変化する正弦波のようになる。
副走査方向では、図4(a)に示される駆動波形がのこぎり波形であるため、ミラー振れ角ものこぎり波形のようになる。ここで、図4(b)における副走査方向のミラー振れ角は、正弦波で表される厚み方向のミラー振幅の波形を重畳させたものである。
ミラー部50の厚み方向におけるミラー部50の振幅は、本実施形態では、図示されるように連続的に変化する正弦波の例が示されている。この例においては、主走査方向の1周期分の時間よりも長く、副走査方向の1周期分の時間よりも短い時間スケールで振動している。
また、第1の軸(y軸)及び第2の軸(x軸)のうち少なくとも一方を軸とするミラー部50の揺動は、2次元光走査手段40における固有周波数と共振する共振駆動することが好ましい。共振駆動を利用することにより、2次元光走査手段の制御を低電圧で行うことができる。
本実施形態では、2次元光走査手段制御回路43から副走査方向に対して、z方向に振動するよう信号が送られると、ミラー部50の厚み方向の振動によって、ミラー部50の反射位置を変化させることができる。すなわち、2次元光走査手段40が所定の速度で角度を変えて副走査方向に光走査するときに、同時に厚み方向にも2次元光走査手段40を振動させる。この場合、上述したように、厚み方向の振動は副走査方向の1周期分の時間よりも短い時間スケールで厚み方向に振動することになる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る画像表示装置におけるその他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は省略する。本実施形態に係る画像表示装置を図6に示す。本実施形態においては、2次元光走査手段40と画像表示部44との間に、レーザ光の伝搬方向と垂直な方向に対して、レーザ光に不規則な位相を付与する位相差付与手段46を備えている。
なお、位相差付与手段46が設置される位置は、特に制限されるものではなく、適宜変更が可能であるが、例えば2次元光走査手段40から10mm程度離れた箇所に設置することができる。
位相差付与手段46の例を図7に示す。本実施形態の位相差付与手段46は、その面方向に互いに高さの異なる複数の段差部を有し、前記複数の段差部は、前記面方向において不規則に配置されている。図7に示すように、位相差付与手段46は平面状に形成された厚みの異なる複数の段差部からなり、図7に示すような段差構造を有している。
本実施形態における位相差付与手段46は透過型であり、波面のそろったレーザ光が位相差付与手段46を透過すると、入射位置によって透過する厚みのパターンが異なるため、それぞれの透過領域で異なる位相が付与される。これにより、レーザ光は不均一な位相分布を有する波面となって出射される。これは図7に模式的に示されており、図7の紙面下側に示される透過前のレーザ光は波面がそろっていて位相分布は直線状で表されているが、透過後のレーザ光は不均一な位相分布となって出射される。
位相差付与手段46の例としては、SiOやTiO等の透明材料からなる数ミリ〜数センチ四方の板に対して、ランダムなパターンをもち、厚さ方向に高さの異なる複数の段差部をもつ位相差付与手段46が挙げられるが、これに限定されない。また、本実施形態では透過型の位相差付与手段46を例として用いているが、反射型の位相差付与手段46でもよい。
なお、位相差付与手段46の複数の段差部における最小線幅d(後述する図8参照)は、レーザ光の波長と同程度以下であることが好ましい。
本実施形態におけるスペックル抑制の原理を説明する。本実施形態における2次元光走査手段40は、副走査方向に1画素分移動する間に、主走査方向に1往復するような動作周波数となっている。2次元光走査手段40が厚み方向に振動しない場合、副走査方向のちょうど1周期後に同じ画素の領域(光走査開始位置)に戻ってくる動作をする。
本実施形態では、上述のように2次元光走査手段40の後方(2次元光走査手段40によって反射された後の位置)に、位相差付与手段46が設置されており、異なった位相分布をもつレーザ光の重ね合わせを行うことができる。
ここで、本実施形態におけるレーザ光の位相分布パターンの変化について、概略図を図8に示す。ミラー部50をz方向に振動させることによって、ミラー部50の反射位置が変化する。図8では、例として反射位置が変化したミラー部50aが図示されている。2次元光走査手段40のミラー部50が振動し、反射位置が変化すると、位相差付与手段46の異なった位置にレーザ光が入射することになる。
ミラー部50が厚み方向に振動することによって、ミラー部50で反射されたレーザ光が位相差付与手段46を透過する位置が変わるため、透過光の位相分布パターンも変化して出射されることになる。そのため、ミラー部50で反射されたレーザ光(実線)が位相差付与手段46を透過した後の位相分布と、ミラー部50aで反射されたレーザ光(破線)が位相差付与手段46を透過した後の位相部分とが異なっていることが図示されている。
ミラー部50が厚み方向に振動することにより、画像表示部44上のある1画素を位相分布パターンが異なったレーザ光の時間的な重ね合わせによって描画することができる。図3に示すように副走査方向でレーザ光が1周期分移動して戻ってくる度に主走査方向の同じ領域でなぞる位相分布パターンの重ね合わせとなるため、スペックルノイズパターンの平均化が行われる。結果として、スペックルノイズを減少させることが可能になり、スペックルノイズを低減させた画像表示が可能となる。
本実施形態では、2軸MEMSミラーを例として説明したが、スペックルの抑制の原理はこれに限定されず、1軸MEMSミラーを組み合わせたものやガルバノミラー等を利用したもの等を用いることができ、同様の原理が成り立つ。
次に、本実施形態におけるより詳細な駆動条件を説明する。
図8において、2次元光走査手段40のミラー部50を厚み方向に上下させる距離(振幅)は、以下の関係を満たすことが好ましい。すなわち、ミラー部50に対するレーザ光の入射角をθ、位相差付与手段46における段差部の最小線幅をd、厚み方向における振幅をΔzとしたとき、
d<2Δzsinθ
の関係が成り立つことが好ましい。
上述したように、レーザ光は主走査方向に周期的に走査しながら、副走査方向に走査していき、所定の位置まで走査した後、すなわち1周期後に同じ画素領域に戻ってきて、再び走査を繰り返す。このとき、上記の関係が成り立つ場合、例えば図3に示されるように、1周期目に光走査した画素と同じ領域において、2周期目以降、毎回異なる位相差付与手段46の領域を透過してくるような光走査とすることができる。このため、より確実に、位相の異なるレーザ光を重ね合わせることができ、スペックルノイズを確実に減少させることができる。なお、上記の関係を満たさない場合、ミラー部50を反射したレーザ光(実線)と、ミラー部50aを反射したレーザ光(破線)とが位相差付与手段46の同じ位相を付与する領域を透過することになるため、好ましくない。
また、位相差付与手段46に対するレーザ光の入射位置の変動量を2Δzsinθとしたとき、前記変動量は、画像表示部44に投射されるレーザ光のビーム径よりも小さいことが好ましい。これにより、より確実に、位相の異なるレーザ光を重ね合わせることができ、スペックルノイズを確実に減少させることができる。
ここで、ミラー部50における厚み方向の振幅Δzは、MEMSミラーのz軸方向の共振を利用して容易に制御することが可能である。共振を利用するため、低電圧の印加でz軸の振動を励起できる。さらに、例えば副走査方向の駆動におけるのこぎり波のA、Bどちらか一方、もしくは両方にMEMSミラーの厚み方向の共振周波数の波を重畳させることで、新たに配線を用いることなく厚み方向のz軸方向の振動を励振させることができる。
また、ミラー部50の厚み方向に対してミラー部50が振動する振動周波数と、第2の軸(x軸)を軸とするミラーの揺動周波数とが非整数比であることが好ましい。これにより、副走査方向の1周期後以降の光走査が、毎回異なる位相パターンのレーザ光の重ね合わせにすることができる。
また、ミラー部50の厚み方向にミラー部50を振動させる振動信号が、副走査方向のミラー部50の揺動信号に重畳され、前記振動信号の周波数が、2次元光走査手段40の厚み方向の共振周波数に等しいことが好ましい。共振を利用するため、低い電圧印加でz軸方向の振動を励起することができる。さらに、図4(a)に示されるようなのこぎり波形の駆動波形をかけたときに、図2に示される蛇行状梁部53のA及び/又はBに2次元光走査手段40の厚み方向の共振周波数を重畳させることで、新たに配線を用いることなく、z方向にミラー部50を励振させることができる。
このような光走査が画像表示部44上で行われることにより、以下の効果が得られる。画像表示部44上のある1画素内では、副走査方向の光走査が1周期する度、位相差付与手段46を透過する位置がずれることになる。これにより、位相差付与手段46を透過した光の位相分布パターンが副走査方向における1周期の時間内に変化する。この1画素内での光の位相分布パターンの変化は人間の目で判断できるスピード以上に設定するため、1画素内でのレーザ光は位相分布パターンが変化した光の重ね合わせとすることができる。つまり1画素内で形成されるスペックルパターンが平均化されるため、観察者には均一な光として認識され、スペックルの低減を実現することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る画像表示装置におけるその他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は省略する。本実施形態における2次元光走査手段40及び位相差付与手段46の概略図を図9に示す。本実施形態においては、位相差付与手段46が2次元光走査手段40のミラー部50上に形成されている。
図9に示されるように、本実施形態における位相差付与手段46は、透過型である前記第2の実施形態と異なり、反射型となっている。そのため、本実施形態においては、位相差付与手段46に透明材料を用いる必要がない。従って、本実施形態における位相差付与手段46の材料としては、特に制限されるものではなく、例えば金属等を用いることができる。
本実施形態においては、ミラー部50で反射されたレーザ光(実線)の位相分布と、ミラー部50aで反射されたレーザ光(破線)の位相部分とが異なっている。これにより、異なる位相分布パターンの重ね合わせとなるため、スペックルノイズパターンの平均化が行われ、スペックルノイズを減少させることが可能になり、スペックルノイズを低減させた画像表示が可能となる。
本実施形態においては、2次元光走査手段40の制作プロセスと、位相差付与手段46の制作プロセスとを一体にすることができる。そのため、図1に示されるような画像表示装置に位相差付与手段46を新たに追加するプロセスは必要なく、位相差付与手段46の位置を調整する必要もない。これにより、さらなる低コスト化、小型化が実現することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例を挙げて説明する。なお、本発明はここに例示される実施例に限定されるものではない。以下、実施例2とあるのは、本発明に含まれない参考例2とする。
(実施例1)
実施例1では、図6に示される画像表示装置について、図8に示される位相付与手段46を適用したものを用いた。上記の説明に基づいたMEMS設計例を以下に示す。
2次元光走査は、主走査方向には20kHzでの正弦波による光走査が行われ、副走査方向には400Hzでの光走査を行う2軸のMEMSミラー構造とした。また主走査方向のMEMSミラーのビーム走査全角を30°、副走査方向のビーム走査全角を10°で設計を行った。
実施例1では、MEMSミラーがミラー部50の厚み方向に振動するときの厚み方向の振動を1500Hz、厚み方向の振幅Δzを2μmで設計を行った。
上記MEMSミラーを使用すると、画像表示部44上の副走査方向の画素数50画素とするとき、1画素分を副走査方向に走査する時間は約50μsecであった。主走査方向のスキャンは片側25μsecの時間であった。2500μsec後に同じ領域に重なり合うことになる。
このとき、Δzはd/2sinθに比べ大きく、主走査方向の振動数は副走査方向の振動数に比べて大きく、副走査方向の振動数は人間の目で判断できるスピード以上であった。また、副走査方向の振動数と厚み方向の振動数は非整数比の関係であった。厚み方向の振動によるレーザ光の変動量2Δzsinθはビーム径に対して十分小さいため、ビーム形状に影響しない。
実施例1において、2次元光走査手段40におけるミラー部50は直径1mmの円状のものを用い、最小線幅dは1μm、レーザ光源は赤、緑、青3色のLDを用い、それぞれの波長を640nm、520nm、450nm程度とした。
MEMSミラーの厚み方向の振動は、MEMSミラーの共振を利用して駆動させているため、MEMSミラーの厚み方向の共振周波数と同じ周波数の駆動電圧を図2に示される蛇行状梁部53のA及び/又はBにわずかに加えることで振動が励起されていた。
MEMSミラーによって反射されたレーザ光は、位相差付与手段46を透過する。ランダムな位相分布パターンを形成するための位相差付与手段46は、10mm四方のものをMEMSミラーから10mmに設置した。これにより光路変更されたビームは、図8に示すように反射位置により位相分布パターンの変化した出射ビームとなった。
このようにして副走査方向の1周期ごとの各画素領域においては、位相分布パターンの異なったビームの重ね合わせをすることができ、これにより、スペックルノイズパターンの平均化が図られ、観察者の目には均一なビームとして認識された。
また、実施例1では、共振を利用した駆動方法により、高い駆動電圧を印加する必要がなかった。さらに、副走査の駆動電圧ののこぎり波に厚み方向の共振周波数を重畳させ厚み方向の振動を励振動できるため、配線を追加する必要はなかった。これにより、精密な位置調整や機械的に駆動する部分がないため、装置の小型化を図ることが可能である。
(実施例2)
実施例1において、図8に示される位相差付与手段46を図9に示される位相差付与手段46に変更した以外は、実施例1と同様の画像表示装置を用いた。図9に示されるように、位相差付与手段46の位置を2次元光走査手段40上に配置した。これにより、厚み方向の振動ごとに反射されるレーザ光の位相状態が変化し、位相分布パターンの異なったビームの重ね合わせをすることができ、スペックルノイズパターンの平均化が図られ、観察者の目には均一なビームとして認識された。
11、12、13 光源
21、22、23 コリメートレンズ
31、32、33 反射面
40 2次元光走査手段
41 光源制御回路
42 光路合成手段
43 2次元光走査手段制御回路
44 画像表示部
45 集光レンズ
46、46a 位相差付与手段
50、50a ミラー
51 主走査梁部
52 主走査駆動圧電部材
53 蛇行状梁部
54 副走査駆動圧電部材
55 第1の枠部材
56 第2の枠部材
特開平6−208089号公報

Claims (9)

  1. レーザ光源と、
    前記レーザ光源から射出されたレーザ光を走査する2次元光走査手段と、
    前記レーザ光が投影される画像表示部とを備え、
    前記2次元光走査手段は、前記レーザ光の伝搬方向を変化させるミラー部を有し、かつ、前記2次元光走査手段の平面における互いに直交する2軸を第1の軸及び第2の軸としたとき、前記第1の軸及び第2の軸の少なくとも一方を軸として前記ミラー部を揺動させ、前記ミラー部の傾斜角を変化させるとともに、
    前記ミラー部は、前記ミラー部の厚み方向に振動し、
    前記2次元光走査手段と前記画像表示部との間に、前記レーザ光の伝搬方向と垂直な方向に対して、前記レーザ光に不規則な位相を付与する透過型の位相差付与手段を備え
    前記位相差付与手段は、前記ミラー部の反射光にのみ前記不規則な位相を付与することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1の軸及び第2の軸のうち少なくとも一方を軸とする前記ミラー部の揺動は、前記2次元光走査手段における固有周波数と共振する共振駆動することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記位相差付与手段は、その面方向に互いに高さの異なる複数の段差部を有し、
    前記複数の段差部は、前記面方向において不規則に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記ミラー部に対する前記レーザ光の入射角をθ、前記複数の段差部における最小線幅をd、前記ミラー部の厚み方向における振幅をΔzとしたとき、
    d<2Δzsinθ
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記位相差付与手段に対する前記レーザ光の入射位置の変動量を2Δzsinθとしたとき、前記変動量は、前記画像表示部に投射される前記レーザ光のビーム径よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示部において、前記第1の軸を軸として前記ミラー部を揺動させ、前記レーザ光を走査させるときの走査方向を主走査方向、前記第2の軸を軸として前記ミラー部を揺動させ、前記レーザ光を走査させるときの走査方向を副走査方向としたとき、
    前記主走査方向の走査速度は、前記副走査方向の走査速度よりも速く、
    前記ミラー部の厚み方向に対して前記ミラー部が振動する振動周波数と、前記第2の軸を軸とするミラーの揺動周波数とが非整数比であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記ミラー部の厚み方向に前記ミラー部を振動させる振動信号が、前記副走査方向の前記ミラー部の揺動信号に重畳され、
    前記振動信号の周波数が、前記2次元光走査手段の厚み方向の共振周波数に等しいことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記位相差付与手段は、前記ミラー部に接していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像表示装置。
  9. 前記光源が、互いに波長の異なるレーザ光を射出する複数のレーザ光源からなり、
    前記画像表示装置は、前記複数のレーザ光源から射出されたレーザ光の光路を一つに合成する光路合成手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像表示装置。
JP2014158468A 2014-08-04 2014-08-04 画像表示装置 Active JP6478008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158468A JP6478008B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158468A JP6478008B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016035518A JP2016035518A (ja) 2016-03-17
JP6478008B2 true JP6478008B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=55523398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014158468A Active JP6478008B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6478008B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072251A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Nippon Signal Co Ltd:The プレーナ型アクチュエータ
US7866831B2 (en) * 2005-03-16 2011-01-11 Panasonic Corporation Image projector
JP5414187B2 (ja) * 2008-03-18 2014-02-12 スタンレー電気株式会社 光偏向器
JP5157835B2 (ja) * 2008-11-12 2013-03-06 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
JP5706169B2 (ja) * 2010-02-03 2015-04-22 リコー光学株式会社 偏光解消素子及びその素子を用いた光学機器
JP5505121B2 (ja) * 2010-06-22 2014-05-28 株式会社リコー 集光光学ユニット、光走査装置、投影型画像表示装置及び電子機器
US20120206782A1 (en) * 2011-02-16 2012-08-16 Hong Kong Applied Science and Technology Research Institute Company Limited Device for reducing speckle effect in a display system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016035518A (ja) 2016-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5315756B2 (ja) 画像表示装置
JP5687880B2 (ja) 画像表示装置
JP4612043B2 (ja) 画像投影装置
KR101643077B1 (ko) 헤드업 디스플레이 장치
JP6168353B2 (ja) 光偏向装置、画像形成装置、車両、光偏向装置の制御方法、及び光偏向装置の調整方法
TWI469915B (zh) 在一顯示系統中減少斑點效應之元件
JP6903875B2 (ja) 光走査装置、プロジェクタ装置およびヘッドアップディスプレイ装置
US10401640B2 (en) Micro-projection device with anti-speckle vibration mode
JP5358451B2 (ja) 面状照明装置及び画像表示装置
JP2017097268A (ja) 画像表示装置および車両
WO2016072372A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5549459B2 (ja) 画像表示装置
WO2012111698A1 (ja) 走査型画像表示装置及びその画像表示方法
WO2011061914A1 (ja) 走査型画像表示装置
JP4840175B2 (ja) 画像表示装置
JP2016027368A (ja) 光偏向装置、画像形成装置、画像表示装置、移動体装置、及び光偏向装置の調整方法
JP2012226292A (ja) 照明装置および表示装置
US20150070659A1 (en) Method for reducing speckles and a light source used in said method
JP2010145769A (ja) 画像表示装置
JP6485013B2 (ja) 光偏向器、画像表示装置及び物体装置
JP6478008B2 (ja) 画像表示装置
JP6011850B2 (ja) 画像表示装置
WO2018034131A1 (ja) 画像表示装置
JP6508563B2 (ja) 光偏向装置、画像形成装置、画像表示装置、物体装置及び光偏向器の駆動方法
JP2016011975A (ja) プロジェクタおよびヘッドアップディスプレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190122

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6478008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151