JP6475578B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は遊技場用システムに関する。
遊技者の有利度合いを遊技機設定値(以下、モード)により調整する遊技機を管理対象とした場合、いずれのモードを遊技機に設定するかは遊技場の管理者の任意によるものだが、モードを営業日単位等で頻繁に設定する場合、どの遊技機にいずれのモードを設定するかを毎回想定するのは困難であるため、例えば特許文献1ではアウトや出率のような遊技情報に応じてどの遊技機にいずれのモードを設定するかを提示するシステムが提案されている。
特開2013−22243号公報
このようなシステムの場合、遊技情報によりある程度、モードを推測できるようになるものの、遊技情報によりモードが振り分けられるため、モードが変更される遊技機が多数となれば、モードを推測できない等と遊技者からクレームが来る場合もある。
又、遊技場では常時、オーナーや店長クラスの管理者が閉店時の遊技機を調整する際に居合わせるわけではなく、主任レベルの管理者しかいない場合もあり、その場合に余り多くの遊技機のモードを主任レベルの管理者に変更させたくないオーナーもおり、特許文献1のようなシステムでは、このようなニーズに応えることが難しかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技機設定値を必要以上に変更する虞を低減しながら遊技機設定値を変更する遊技機を提示可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1の発明によれば、据置き台優先振分処理を行うので、必要以上に遊技機設定値を変更する虞を軽減でき、遊技機設定値の推測が難しいという遊技者からのクレームへの対応、或いはオーナー不在の場合に遊技機設定値を余り変更させたくないというニーズに応えることが可能となる。
一実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機の正面図 設定毎の理論上の出率を示す図 機種Aの実績値を示す図 シミュレーション結果を示す図 機種Bの実績情報を示す図 機種Bのモード配分を示す図 機種Aの遊技機毎の実績情報を示す図 機種Aのモード毎の実績情報を示す図 第1ステップのシミュレーション後のモード別の遊技機数を示す図 モード配分を説明するための図 第2ステップのシミュレーション後のモード別の遊技機数を示す図 モード配分を説明するための図 モード毎の振分順を示す図 第3ステップのシミュレーション後のモード別の遊技機数を示す図 モード配分を説明するための図
以下、本発明の一実施形態による遊技場用システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場用システムを構成する遊技場A内には、複数台の遊技機(スロットマシン)1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2が設置されている。これら遊技機1及び遊技装置2は、2台ずつ中継装置3に接続され、遊技機1及び遊技装置2から出力される後述する遊技情報は中継装置3によって場内管理装置(以下、管理装置)4(管理手段、更新前情報特定手段、更新条件設定手段、据置き台特定手段、振分手段、出力手段)に送信される。管理装置4はキーボード5、モニタ6やプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されており、遊技場A内の例えば事務所等に設置され、LAN7を介して各中継装置3と接続されており、遊技機1及び遊技装置2等から出力される各種の遊技情報を管理している。LAN4には景品交換処理を行うPOS等の周辺機器(図示せず)が管理装置4と通信可能に接続されている。
遊技場Aに設置された各遊技機1、各遊技装置2、管理装置4等と同様の構成の遊技場用システムが別の遊技場(図1では遊技場B、遊技場C)にも設置されている。これらの各遊技場A〜Cに設置されている各管理装置4は、インターネットやVPN接続等の公衆回線8を介して遊技情報サーバ(以下、サーバ)9と接続されており、遊技情報の通信が可能に構成されている。各遊技場A〜C内には、図示しないスロットマシンや計数装置等も設置されている。また、図示しないが各遊技場A〜Cには例えば数百台の遊技機が設置され、管理対象となっている。尚、遊技場用システムは、遊技場A〜C以外の多数の遊技場とも、遊技情報の通信が可能に接続されている。
図2は遊技機1の正面図である。遊技機1は、表示ランプ部10、液晶表示部11、スピーカ12、表示窓13、払出数表示部14、クレジット数表示部15、MAXBET釦16、クレジット精算釦17、メダル投入口18、スタートレバー19、ストップ釦20〜22、受皿23等を備えている。遊技者は、表示窓13を通じて内部に設けられた左リール24、中リール25及び右リール26の図柄を視認可能となっている。各図柄は、各リール24〜26の円周面に描かれており、各リール24〜26が停止した状態では、表示窓13の上段、中段及び下段に対応して停止表示される。即ち、遊技機1には、各リール24〜26それぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
遊技機1は、遊技者によってメダル投入口18からメダル(遊技価値)が投入された状態、或いはMAXBET釦16を操作することでクレジットメダル(遊技価値)が投入された状態でスタートレバー19が操作されると(ゲームが開始されると)、内部抽選を実行すると共にリール24〜26の変動を開始させ、ストップ釦20〜22が操作されることによって所謂引込制御(予め規定された引込範囲、例えば4図柄までにある図柄を有効ライン上に引込んで停止表示させる制御)によってリール24〜26の変動を停止する。
遊技機1からは遊技に応じて以下に示す遊技信号が出力される。
・アウト信号=遊技機1から出力。開始操作に応じベット状態のメダルを消費したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(消費価値、使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも対応分を出力。
・セーフ信号=遊技機1から出力。メダルが1枚付与(払出)される毎に1パルス出力されるので、セーフ信号数×1がセーフ(入賞付与価値、払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分を出力。
・BBまたはRB信号=遊技機1から出力。対応するボーナス状態(BB、RB)中にレベル出力されるので、信号入力期間をボーナス状態として特定する。
遊技機1は、遊技機設定値(以下、モード)を変更することによりBB役及びRB役の内部当選確率を変更可能となっている。本実施形態の場合、モードは1〜6の6段階設けられている。このモードは遊技場の管理者によりいずれか1つが選択されて使用される。各モードには、図3に示すようにそれぞれ理論上の出率が対応付けられている。この出率は、上記したボーナス役の内部当選確率により調節される。つまり、遊技機1では、モードが大きいほどボーナス役当選確率が高くなり、それに伴って理論上の出率が大きくなることで遊技者の有利度合いを調整可能としているが、例えば出率に関わらずボーナスや特別状態、或いは後述する天井特典等の特典の付与条件や付与度合等により遊技者の有利度合いが調整されても良い。尚、小役確率については全設定共通であるが、異なっていても良く、小役確率や他の条件等により出率を調整しても良い。
上記したモードは遊技場の管理者が設定キーを使用することで変更される。具体的に説明すると、遊技機1は、遊技可能状態から電源スイッチが操作されて電源がオフされ、設定キーが設定モード切替部(図示せず)のキー穴に挿入されて「遊技」位置から「設定」位置に回動され、その後、電源スイッチが操作されて電源がオンされると、モードを変更可能な設定変更可能状態に移行する。遊技機1は、設定変更可能状態に移行すると、現在のモードをクレジット数表示部15に表示し、遊技場の管理者が設定ボタン(図示せず)を操作する毎にクレジット数表示部15におけるモードを切替えて表示する。そして、遊技機1は、スタートレバー19が操作されると、そのスタートレバー19が操作された時点で表示しているモードを確定し、電源スイッチが操作されて電源がオフされ、設定キーが「設定」位置から「遊技」位置に回動され(戻され)、その後、電源スイッチが操作されて電源がオンされると、電源がオフされる直前に確定したモードを有効化して遊技可能状態に移行し(戻り)、その確定したモードでの遊技を可能とする。尚、遊技機1は、遊技可能状態から電源がオンされたままで設定キーが設定モード切替部のキー穴に挿入されて「遊技」位置から「設定」位置に回動されると、設定キーが「設定」位置に回動されている期間だけ設定確認状態に移行する。遊技機1は、設定確認状態に移行すると、現在のモードをクレジット数表示部15に表示し、設定キーが「設定」位置から「遊技」位置に回動される(戻される)と、遊技可能状態に移行する(戻る)。
遊技装置2は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにて構成される制御部(いずれも図示せず)により動作する。遊技装置2は、貨幣が投入される貨幣投入口27、メダルを貸し出すための貸出釦28、図示しないICカードが挿入されるカード挿入口29、ICカードを発行するための発行釦30、払出操作用の払出釦31、この払出釦31の押下に応じてメダルを遊技機1の受皿23に払出す払出ノズル32等を備えている。
遊技装置2は、所謂貸出機能を搭載しており、貨幣投入口27への貨幣の投入、或いは後述するICカードの受け付けにより遊技者が所有する貨幣を受け付け(貨幣受付処理)すると、遊技装置2に入金額が残高に加算して表示され、残高がある状態で遊技者が貸出釦28を押し下げ(貸出操作、付与操作)すると、払出単位(例えば1000円)分の貸出メダル(対価付与価値)を払出ノズル32から払い出し(対価付与処理)、その対価分を残高から減算する。尚、貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分(例えば1万円まで)を受付可能である。
遊技装置2は、所謂各台計数機能を搭載しており、計数部へのメダルの投入、或いは後述するICカードの受け付けにより遊技者が獲得したメダルを受付可能で、受け付けた場合には持玉として管理し、その持玉を対価とした払戻処理(価値付与処理)を行った場合はその対価分(払い戻したメダルと同数)を持玉から減算する。そして、残高や持玉が残存する状態で遊技者が発行釦30を押し下げ(発行操作)すると、残高や持玉を特定可能なICカードを発行する。尚、カード挿入口29にてICカードを受け付けた場合は、そのICカードにより特定される残高や持玉を引継ぐ。
遊技装置2は中継装置3とのシリアル通信により管理装置4にて貨幣受付処理や対価付与処理、価値付与処理、残高、持玉、貸出数、払戻数、入金額や計数メダル数や、貸出の対価となる売上額、及び一般カードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能であるが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定しても良い。
管理装置4は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1や遊技装置2との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部等(いずれも図示せず)を備え、遊技機側から出力された遊技信号を受信すると、遊技機1の遊技情報(アウト、セーフ、差数、出率、BB回数、RB回数等)を集計したり売上情報を算出したりする。
管理装置4は、遊技機単位で遊技情報を集計して所定期間分の稼動情報を記憶している。
図4は、管理装置4による例えば機種Aの集計結果(実績値)を示している。図4のような集計は機種単位、営業日単位で行い、複数営業日(例えば400日)分を蓄積し、期間の指定に応じて任意に集計可能としている。尚、図示していないがアウトとセーフとの差を示す差数や、BB(ビッグボーナス)の発生回数等、遊技信号や操作入力等により特定可能なその他の周知の遊技情報も集計対象としている。
図4に示す集計結果には以下の項目が設定されている。
・台番=遊技機ID
・モード(遊技機設定値)=モードで、操作入力により設定
・アウト=消費価値で、遊技信号により特定
・セーフ=入賞付与価値で、遊技信号により特定
・売上=対応する遊技装置2における売上額(遊技信号により特定)
・出率=付与率(セーフ÷アウト)
・補正出率=対応する機種におけるモードに対応する想定出率で、本実施形態では、モードに対応する複数店舗の平均出率を採用(サーバ9より特定、モードに対応する出率の相当値)
尚、メーカ発表値や過去の所定期間における集計値等でも良い。以下の相当値も同様である。
・補正セーフ=アウトに対応するセーフの相当値(アウト×補正出率)
・補玉単価=対応する機種におけるモードに対応する想定玉単価で、本実施形態では、複数店舗の平均玉単価を採用(サーバ9より特定、モードに対応する玉単価(売上額÷アウト)の相当値)
・補正売上=モードに対応する売上の相当値(アウト×補正玉単価)
・補正玉粗利=モードに対応する複数店舗の平均玉粗利(サーバ9より特定、モードに対応する玉粗利(粗利額÷アウト)の相当値)
・補台粗利=モードに対応する台粗利(売上額−(売上玉−差玉)×交換単価)の相当値(アウト×補正玉粗利)。尚、売上玉=売上額÷貸単価、差玉=アウト−セーフ、貸単価、及び交換単価=20円にて演算
・機械割=売上玉(売上額)に対する景品玉(景品額)の割合、所謂営業割数((売上玉−差玉)÷売上玉)
上記の機種Aは一例であり、機種によってはART等のボーナスとは異なる特別状態が発生したり、その特別状態の発生状況や小役確率等のモードに応じて異なったりする等、スペックは機種に応じて異なる。ART等の特別状態を発生可能な機種の場合、ARTの特定は上記のようなBB信号と同様にARTを特定可能なART信号にて特定しても良いし、その信号が出力されない場合にはART時に遊技機にて点灯するランプの点灯を光センサにより検知して特定したり、単位期間(例えば10G)における小役の入賞状況や差数やセーフ等の遊技情報と予め設定される基準値とを比較することにより特定したりする等、周知の特定方法のいずれを採用しても良い。
一方、サーバ9は各遊技場に設置される管理装置4から遊技情報を公衆回線8を介して送受信可能であり、各遊技場が図4のようにしてモードに対応付けて集計した遊技情報を集計することにより、複数店舗で集計した遊技情報をモードに対応付けて管理し、そのモードに対応付けた遊技情報(図4の補正出率等)を各遊技場の管理装置4へと配信する。
管理者は、管理装置4が受信したサーバ9からの遊技情報を参照しながら遊技機1にモードを振分けて設定するが、モードを遊技機1に任意に振分けて設定した場合には遊技場全体の粗利を適切に管理することができないことから、管理装置4は、目標の粗利に応じてモード別の遊技機数(振分台数)を機種毎に配分する振分機能を実行可能となっており、以下、振分機能について説明する。
図5は、遊技場全体の目標となる遊技情報(全体目標粗利)を設定した上でシミュレーション釦33に対する操作(抽出条件の成立、一括処理条件の成立)に応じてシミュレーションした各機種のモードの振分台数等の機種一覧を示している。貸出装置4は、全体目標粗利(図5では60万)が設定された上でシミュレーション釦33が押下げされると、後述する条件を満たすように機種単位でモード別の遊技機数をシミュレーションし、遊技機単位でモードを振分ける振分処理を行い、シミュレーション結果を図5のように表示する。
図5の機種一覧には次の項目が設定されている。
・台数=対応する機種の設置台数
・モード=シミュレーション結果となるモード別の遊技機数
・条件=操作入力の有効/無効
「条件」が「有」に設定されている場合は操作入力が有効となり、操作入力された場合は、操作入力値が機種Cのモード「5」で示すように識別出力(図5に斜線で示す)される。このような任意の操作入力は、少なくとも該当機種の該当モードには入力した台数分が必ず確定されることを条件とする旨を示すものである。つまり、「条件」は上記のようにいずれかのモードに必須の台数が有る場合には「有」、無い場合は「無」となる。尚、操作入力値とシミュレーション値とが異なる場合には「1→2」等として両者を把握可能に出力される。
・モード配分=振分処理を行う場合の条件となる参照する遊技情報とその振分順(優先、逆順)
本実施形態では、参照する遊技情報は出率、アウト、BB、差数を例示しているが、他にRBやART等の他のボーナス回数や、ゲーム数、閉店時点の直前のボーナスやART等からのゲーム数(所謂最終ゲーム、最終の初期化後ゲーム数)、或いは粗利や売上等様々な遊技情報(いずれも稼動情報)が対象となる。例えば機種Aのような「出率優先」であれば参照する遊技情報を出率として、出率の低い順に遊技者に有利なモードを振分け(本実施形態の場合はモード6から順に振分け)、機種Bのような「アウト逆順」であれば参照する遊技情報をアウトとして、アウトの高い順に遊技者に有利なモードを振分けるという条件となる。また、「シャッフル」として遊技情報を参照せずにランダムにモードを振分けることも可能である。尚、参照する遊技情報は図4のように集計される遊技情報を対象とし、例えば3日間等の過去の指定した期間である指定期間の平均値等が対象となる。
・期間平均台粗利=上述した指定期間における平均台粗利(1営業日1台当り、以下同様)
・期間粗利貢献率=機種別の粗利が全体の粗利に占める割合
・計画台粗利=シミュレーション結果により振分けたモードの配分により想定される機種別の平均台粗利
・全体=機種別のシミュレーション結果を遊技場全体にて集計した結果
ここで、全体の目標粗利から機種別の計画台粗利を特定する方法を例示する。即ち、全体の目標粗利に機種単位で期間粗利貢献率を乗じた機種別の粗利である仮計画粗利を特定する。そして、その仮計画粗利に最も近似するように機種別にモードの組み合わせを特定し、そのモードの組み合わせにより特定される台粗利を計画台粗利として特定する。尚、本実施形態では機種別の期間粗利貢献率により機種別の粗利を振分けているが、例えば特開2014−104059のようにコイン粗(玉粗利)等により機種単位の振分けを行う等、どのような振分け方法を採用しても良い。
また、図示しないがモードの組み合わせから台粗利を特定する場合、図4に示す補正出率以外に参照するアウトや玉単価等を設定する必要があるが(これらを設定すれば図4に示した演算式の関係により台粗利を特定可能)、これは上述した指定期間の平均値、入力した値、或いはそれらからモード別の比率により補正したモード単位の値とする等、どのような値を採用しても良く、斯様な遊技情報により、上述した条件下にてモードの組み合わせを変化させて、最も仮計画粗利に近似する組み合わせにより特定される台粗利を計画台粗利として特定する。この場合、仮計画粗利が所定範囲(例えば±10%)に収まらない場合は、計画台粗利を識別出力等してその旨を示しても良い。尚、台粗利の代わりに機種の粗利や出率、或いは差数等、他の遊技情報を採用しても良いのは勿論である。
さて、閉店時等、モードを変更可能である場合には翌営業日等の次の営業に備えてモードを更新すべく振分処理を行い、この振分処理では図5のように参照する遊技情報等の条件を機種別に設定し、その条件に従いモードを振分けるが、その条件として設定変更を行わない「据置き」を優先するか否かを設定可能となっている。つまり、「据置き」は後述する振分処理を行う場合に据置き台を優先するか否かを示しており、「非優先」の場合は従来と同様に更新前のモードを参照することなくモードを配分する通常振分処理を行う一方、「優先」の場合は更新前のモードを優先してモードを配分する据置き優先振分処理を実行する。尚、次の営業を迎える場合には、モードを変更する場合だけでなく、上述したモードを変更する操作(所謂打替えを含む)を何ら行わない据置き等の場合もモードの更新の概念に含まれる。
ここで、「据置き」が非優先である場合の従来技術(例えば先行技術文献で示した特開2013−22243等と同様)にて遊技機にモードを振分ける通常振分処理について説明する。この通常振分処理では、参照対象の遊技情報を指定期間を対象として集計し、その遊技情報により機種内で順位付けした順位に従いモードを振分ける。
まず、図5の「モード配分」により対象となる遊技情報(出率、アウト、BB、差数等)と、振分順(優先、逆順)とを特定する。
図6は機種Bの実績情報を示している。機種Bを対象としていることから、図5より機種Bのモード配分として対象となる遊技情報はアウト、振分順は逆順となるので、図4のような実績値を対象として指定期間の台単位の平均アウトを図6に示す「期間アウト(抽出稼動情報)」として遊技機単位で集計し、そのアウトにより機種内にて「順位」に示すように遊技機を順位付けする。
次に、図5より設定対象となるモード別の遊技機数を特定する。機種Bではモード1〜モード5までが其々1台となっており、上述した通り逆順であるので、対象となるモードに対してアウト順位が上位の遊技機から順に遊技者に有利なモードを図7のように振分ける。
ここで、指定期間について補足する。指定期間は上述した通り3日間等であり、最新の遊技情報を採用することが望ましいが、遊技場の営業中に振分処理を行う場合、例えば18時以前であれば当日の遊技情報が不十分であることから、前日分から遡った3日間が対象となる一方、18時以降であれば当日の遊技情報でもほぼ十分であるとみなせるので、当日分から遡った3日間が対象となる。この場合、18時等の基準時刻以降であるか否かに応じて抽出対象期間を変更した上で遊技情報を抽出するが、この抽出は別途操作の受付や、例えば1時間毎の定時抽出等により抽出しておく等、予め設定される抽出条件の成立に応じて抽出される。
尚、シミュレーション釦33の押下に拠らず、所定の抽出条件の成立に応じて複数の機種を対象とした振分処理を行っても良い(いずれも一括処理条件の成立となる)。
そして、管理者は、図7のように通常振分処理により確定されたモードに従って機種Bの遊技機に対してモードを設定する。
ところで、通常振分処理では、上述したように更新前のモードに関わらずモードを更新することから、モードが変更される遊技機が大多数となるのが一般的であり、遊技者が更新前のモードから更新後のモード(更新後設定値)を推測することは困難であることから、遊技者からクレームが来る虞がある。
このような事情から、管理装置4は、上述のようにシミュレーション結果に基づいてモードを振り分ける際に、モードを変更しない据置きとする遊技機である据置き台を優先して確定する据置き優先振分処理を実行可能となっており、以下、据置き優先振分処理について説明する。
具体的に、機種Aを例として据置き台を確定する手順について説明する。
(第1ステップ)
第1ステップでは、据置き台として必然的に確定可能な据置き台を確定する。つまり、シミュレーション結果により更新後と更新前との台数の差が0以上となるモードが設定されている遊技機は必然的に確定可能であることから、斯様な遊技機を据置き台として確定する。
まず、機種Aについて、指定期間を対象として参照対象の遊技情報を集計すると共に更新前の各遊技機に設定されるモードを特定する。
図8は、図6と同様に機種Aの指定期間分の遊技情報(モード及び期間出率)を集計した例である。図5より機種Aのモード配分として対象となる遊技情報は出率で、振分順は優先となるので、指定期間を対象として台単位で集計した出率を期間出率(抽出稼動情報)として特定する。
ここで、機種Aは機種Bとは異なり「据置き」が優先となっていることから設定更新前のモード(更新前設定値、更新前情報)を対応付けて特定する。
図9は、図8を集計した設定更新前の最新のモード別の遊技機数を「台数」にて示している。図9に示す例では、モード1が10台、それ以外が其々2台ずつの計20台が据置き優先振分処理の対象となる。
図10は機種Aを対象として図5によるシミュレーション後のモード別の遊技機数(更新後台数)を「台数」にて示している。
図10において「差」は更新前の遊技機数である図9の台数と更新後の遊技機数である図10の台数との差を示している。図10に示す例では、シミュレーションの結果、モード1は5台(10台から5台減少)、モード2は6台(2台から4台増加)、モード3は2台(2台のまま)、モード4は4台(2台から2台増加)、モード5は1台(1台減少)、モード6は2台(2台のまま)に振り分ける旨を示している。
図11は、図9の設定更新前のモード別の台数から図10のような設定更新後のモード別の台数とするための据置き優先振分処理を説明するための図である。「前モード」は図8に示す設定更新前のモードで、「後モード」は第1ステップを行うことで特定済みとなったモードを示しており、以下の図も同様である。
ここで、図10に示す「差」が「0」、即ち台数が変わらないモード(図10の場合「3」「6」)が設定されている遊技機は図6の「備考」に○数字で示す1,2のように据置き台とする。つまり、モード3の場合、更新前の2台(○数字の1で示す7番台、14番台)を据置き台とし、モード6の場合、更新前の2台(○数字の2で示す1番台、20番台)を据置き台とする。
また、「差」がプラス、即ち台数を増加させるモード(図10の場合「2」「4」)が設定されている遊技機も其々据置き台とする。つまり、モード2の場合、更新前の2台(○数字の3で示す9番台、12番台)を据置き台とし、モード4の場合、更新前の2台(○数字の4で示す5番台、16番台)を据置き台とする。
以上のようにして、更新前のモードを更新後もそのまま使用する据置き台を最初に確定することができる。
(第2ステップ)
第2ステップでは残りの据置き台を確定する。つまり、前回から台数が変更無または増加するモードが設定される遊技機については、上述のようにして据置き台を確定したことから、図10の「差」がマイナス、即ち台数を減少させるモード(図10の場合「1」「5」)が設定される遊技機を対象として、遊技情報により据置き台とするか否かを特定する。
図12では図10の「差」を第1ステップ後にモードが特定されていない遊技機数を示す「振分残」とし、当該「差」がマイナスとなるモードが設定されている遊技機に対して、機種内でモード別に参照する遊技情報による順位付けを行う。
図13はモード別での順位付けを示している。この場合、機種Aの場合は出率優先によりモード配分を行うので、出率による順位付けを行うが、第1ステップにて据置き台と特定された遊技機は除外してモード単位で順位付けする。
ここで、モード単位の順位付けはモード別に設定される振分設定に従って行う。
図14はモード別に設定される振分設定を示しており、「据置き」は据置き台を特定する際の振分順を示している。「高」はモード内で遊技情報が上位の遊技機を優先して据置き台とし、「低」はモード内で遊技情報が下位の遊技機を優先して据置き台とすることを示す設定である。図14に示す例では、モード1は「高」、それ以外のモードは「低」に設定されている。つまり、モード1を「高」に設定した場合は、出率の高い遊技機を据置き台とする一方、モード6を「低」に設定した場合は、出率の低い遊技機を据置き台とする出率優先の考え方と同様の設定となる。
図13に示す例では、同図のように特定した順位と図14とにより、モード「1」は期間出率が上位の遊技機から振分残分の遊技機を据置き台として確定する。即ち、図12ではモード「1」の振分残は5台なので、期間出率上位5台(図13の場合、11,10,13,8,19番台)を据置き台として確定する。同様に図14よりモード「5」は期間出率が下位の遊技機を優先して据置き台とするので、振分残分として下位1台(3番台)を据置き台として確定する。
尚、図14は機種別に予め設定可能であり、例えばモード「2」を「高」とする等、その設定内容を任意に変更可能である。また、図14は図5の「モード配分」が優先の場合で、逆順の場合には「高」「低」を入替えたり、別途設定したりして、モード配分が優先か逆順かで異なる設定が対象となるが、同一の設定を対象としても勿論良い。
又、図14は上記の様に「モード配分」の設定状況により変更することが望ましいが、別途設定する場合に「モード配分」に応じて変更せず固定値としても良い。また、例えばボーナス回数や最終ゲーム等「モード配分」の対象として設定された遊技情報以外の遊技情報を対象として別途設定を行い「高」「低」を変更しても良い。
特にボーナスの発生により初期化条件の成立を特定してからのゲーム数である初期化後ゲーム数であって、閉店時(最終)の初期化後ゲームである最終ゲームの場合、遊技者の中には最終ゲームを覚えておいて遊技機を選択する遊技者もおり、この様な遊技者を対象としたモードの推測をサポートできるが、所謂天井特典(ボーナスの発生やモード変更等により初期化されるゲーム数(=遊技機初期化後ゲーム数)が所定の天井設定ゲーム数(例えば1000ゲーム)に達した場合にARTを発生させる等の遊技者にとって有利な特典)を付与する様な遊技機の場合、天井特典を得やすい初期化後ゲーム数の遊技機は、モードの変更により遊技機初期化後ゲーム数が初期化されて天井特典が得られ難くなることで出率が下がる等、遊技者にとって不利となるが、初期化後ゲーム数が遊技機初期化後ゲーム数に対応していることから、この点を考慮した上で据置き台や、モードを特定できるようになるので、その点を考慮した遊技者や遊技場管理者のニーズに応えることが可能となる。尚、初期化後ゲーム数として遊技信号により必ずしも全ての初期化条件の成立を特定できるとは限らないので、少なくともボーナスの発生等の初期化条件の一部を特定して初期化すれば良い。
(第3ステップ)
第3ステップでは、残りの据置き台を確定する。つまり、上述のようにして全てのモードに関して、モードを変更しない据置き台を確定したことから、残りの遊技機は通常振分処理と同様にモードによる区別のない順位付けに基づきモードを振分け、その結果を出力する。
図15の「振分残」は図12から第2ステップ後の振分残を示している。
まず、図15の振分残の対象となる遊技機の期間出率により図16のようにモードに関わらず順位付けする。図14と特定した順位とにより、図5にて機種Aはモード配分が「出率優先」であるため、図15に示す振分残が残存するモードを対象として、期間出率が下位から順に遊技者に有利なモードへと振分残の対象となる遊技機を振分ける。即ち、据置き台ではなく変更台となる振分残の6台の内、期間出率下位2台の遊技機(○数字の7で示す6,15番台)を振分残の残るモードの内、最も遊技者に有利なモード「4」に振分け、残りの遊技機(○数字の8で示す2,4,17,18番台)を次に遊技者に有利なモード「2」へと振分ける。
即ち、第3ステップでは据置き台を除いた変更台(据置き台以外の遊技機)を対象として、図6の通常振分処理と同様の振分処理を行う。
以上のようにして、据置き台を優先してモードを振分ける据置き優先振分処理を行うことができる。尚、図8〜16は説明のために図示したもので、図14のような設定情報以外については特定結果を出力するのみで出力対象としなくとも良い。特定結果としては、図14の「台番」と「後モード」とを少なくとも出力すれば良いが、「前モード」を出力対象としても勿論良く。また、据置き台か否かを識別可能な識別出力を行うことが望ましい。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置4は、モードを遊技機1に対して振り分ける際にモードを変更しない据置き台を優先して振分ける据置き台優先振分処理を実行可能であるので、必要以上にモードを変更する虞を軽減でき、モードの推測が難しいという遊技者からのクレームへの対応、或いはオーナー不在の場合にモードを余り変更させたくないというニーズに応えることが可能となる。
据置きの優先と非優先を変更可能としたので、例えば遊技者からクレームがあった場合やオーナー不在の場合等に据置き優先振分処理を行い、他の場合は通常振分処理を行う等、遊技場の実情に見合った振分処理が可能となる。
機種毎に条件を設定した上でシミュレーション釦33の押し下げ(一括処理条件の成立)に応じて全機種一斉にモード振分けを行うようにしたので、例えば新たな抽出条件の成立以降の抽出稼動情報と、それ以前の前回の抽出条件成立時点の抽出稼動情報とで抽出対象期間が異なる場合、機種単位で独立した操作等により振分処理を行うと、その振分処理時点が抽出条件の成立以降であるか否かにより、抽出対象期間が相違した状態で更新後のモードが特定される可能性が高くなるが、一括処理条件の成立に応じて複数の機種を対象として振分処理を行うので、その様な虞を軽減できると共に、機種単位で更新条件を設定できるので、機種単位の営業方針に沿った振分処理が可能となる。
シミュレーションの結果、更新後台数が更新前台数よりも少ない場合、更新前のモード単位での順位付けと更新後台数とを比較することにより据置き台を特定するので、特定対象となるモードを更新前のモードとする遊技機が更新後台数よりも多い場合に、いずれの遊技機を据置き台とするのかを抽出稼動情報に応じて特定可能となり、このような場合でも遊技機の実情に見合った据置き台を特定可能となる。
変更台は期間情報によるモードを問わない順位付けに応じてモードを特定するので、据置き台以外の遊技機はモードに関わらず行った順位付けに応じて変更後のモードを特定するので、据置き台以外の遊技機についても遊技場の実情に見合った据置き台を特定可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
モードの振分けを行う振分処理を、遊技場全体の目標粗利に基づくモード別の遊技機数の振分けに応じて行ったが、粗利だけでなく例えば出率等他の遊技情報を目標値としても良いし、遊技場全体の目標値を機種単位で割振る場合だけでなく、機種単位で任意の出率や粗利を指定したり、単純にモード別の遊技機数を指定したりすることにより更新後台数を設定しても良い。勿論、目標値を特に定めず更新後台数を設定しても良い。
基準値との比較等として「超過」と「以上」とのいずれを採用しても良い。また、「未満」と「以下」とを含め、達しているとの表現は正負の符号が同一の基準値に対してその絶対値が「超過」或いは「以上」になるとの概念となる場合がある。
据置き台以外のモードを遊技情報の順位により特定することを例示したが、図5にて示したシャッフル等、モード別の更新後台数となればどのように特定しても良い。
モード別の設定更新前後の台数比較により据置き台を特定することを例示したが、例えば若番の台番から順番に設定更新前のモードを設定更新後のモードとすることで、モード別の更新後台数に達したモードを据置き台の特定済みのモードとして特定すること等によっても振分処理は可能なので、必ずしも設定更新前のモード別の台数を特定する必要はない。
例示した設定情報は予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置4の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部や遊技機メーカ等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良いし、実績値をそのまま設定しても良い。
例示した全ての遊技情報は遊技信号により直接的に特定しても演算式等を利用して間接的に特定しても良い。
管理装置4におけるモードの特定は管理者による操作入力により特定すれば良いが、遊技機からのモードを特定可能な遊技信号や前日のシミュレーション結果により特定する等、どのような設定方法を採用しても良い。また、図4のように振分処理前に入力されたモードを抽出することにより更新前のモードを特定することを例示したが、振分処理を行う際に操作入力等により特定しても良い。
機種としては同一の遊技機だけでなく、例えばスペックが似通っているとか、メーカが同じ等どのようなグループ分けとしても良い。
対象となる遊技機は、モードにより調整可能なスロットマシンやパチンコ遊技機等が例示出来るが、遊技媒体を排出せずデータ上のポイントを遊技に応じて更新する所謂封入式の遊技機等も想定できるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用する場合がある。
特定結果の出力としては遊技場管理者向けの情報表示が例示できるが、遊技者向けの情報開示として呼出ランプ等にて遊技者向けに情報表示しても良い。
管理装置4が行う処理の一部を遊技装置2、中継装置3、或いは情報表示装置等にて行っても良い。また、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを変更したりしても良いし、変形例を含む例示した構成をどのように組み合わせても良いし、適宜構成を除外しても良い。
図面中、1は遊技機、4は管理装置(管理手段、更新前情報特定手段、更新条件設定手段、据置き台特定手段、振分手段、出力手段)である。

Claims (6)

  1. 複数設けられる遊技機設定値のいずれかを設定することにより遊技者の有利度合いを調整可能な遊技機側から出力される遊技信号、及び操作入力の少なくとも一方により特定される遊技機の設定情報を遊技機単位で管理する管理手段と、
    遊技機に設定する遊技機設定値を更新する場合における当該更新前に遊技機に設定されていた遊技機設定値である更新前設定値を特定可能な情報を少なくとも含む遊技情報である更新前情報を遊技機単位で特定する更新前情報特定手段と、
    遊技機設定値を更新する場合における条件であって、当該更新後の遊技機数である更新後台数を遊技機設定値単位で特定可能な更新条件を設定する更新条件設定手段と、
    遊技機設定値を変更しなくとも前記更新後台数となる遊技機設定値が前記更新前設定値として特定される遊技機である据置き台を特定する据置き台特定手段と、
    前記据置き台は前記更新前設定値を前記更新後の遊技機設定値である更新後設定値として特定する一方、前記据置き台以外の遊技機は前記更新条件を満たすように前記更新後設定値を特定することで、遊技機単位で前記更新後設定値を特定する据置き優先振分処理を行う振分手段と、
    前記振分手段による特定結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記更新条件は、前記据置き台を優先するか否かを特定可能であり、
    前記振分手段は、前記更新条件により据置き台が優先される旨が特定可能である場合には前記据置き優先振分処理を行う一方、前記更新条件により据置き台が優先されない旨が特定可能である場合には前記据置き台に関わらず前記更新条件を満たすように前記更新後設定値を特定することで、遊技機単位で前記更新後設定値を特定する通常振分処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記更新条件設定手段は、機種単位で前記更新条件を設定可能であり、
    前記管理手段は、遊技機の稼動状況に応じた遊技情報である稼動情報を管理対象とし、
    前記更新前情報は、前記稼動情報を過去の指定期間分抽出することにより特定される抽出稼動情報を含み、
    前記更新前情報特定手段は、前記抽出稼動情報を予め設定される抽出条件が成立することにより特定し、
    前記振分手段は、遊技機単位で前記更新後設定値を特定する振分処理を複数の機種を対象として行うための一括処理条件が成立した場合に、対象となる複数の機種の其々について前記抽出稼動情報による順位付けを行い、その順位付けと前記更新後台数とを比較することで、機種単位で設定される前記更新条件が成立するように前記振分処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記管理手段は、遊技機の稼動状況に応じた遊技情報である稼動情報を管理対象とし、
    前記更新前情報は、前記稼動情報を過去の指定期間分抽出することにより特定される抽出稼動情報を含み、
    前記据置き台特定手段は、前記抽出稼動情報による順位付けを前記更新前設定値単位で行い、当該更新前設定値の前記更新後台数と、前記順位とを比較することにより前記据置き台を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記管理手段は、遊技機の稼動状況に応じた遊技情報である稼動情報を管理対象とし、
    前記更新前情報は、前記稼動情報を過去の指定期間分抽出することにより特定される抽出稼動情報を含み、
    前記振分手段は、据置き台以外の遊技機の前記更新後設定値を特定する場合に、当該遊技機を対象として前記抽出稼動情報による順位付けを前記更新前設定値に関わらず行い、当該順位に応じて前記遊技機設定値単位の前記更新後台数となるように遊技機を振分けることで前記更新条件を満たすように前記更新後設定値を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
  6. 遊技機は、遊技機にて実行したゲーム数、及び当該ゲーム数を初期化するための初期化条件の成立を特定可能な遊技信号を出力可能であり、
    前記管理手段は、遊技機側から出力される遊技信号により、前記初期化条件が成立してからのゲーム数である初期化後ゲーム数を管理し、
    前記抽出稼動情報は、前記過去の所定期間における最終の前記初期化後ゲーム数を抽出することにより特定されることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技場用システム。
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