JP6475019B2 - 移動吊り足場装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば原油備蓄タンクや洋上備蓄タンク等の構造物に対して各種作業を行う際に使用される移動吊り足場装置に関するものである。
例えばビル等の補修作業や検査作業は高所作業となる場合が多く、この場合に、ワイヤで吊り下げられて昇降及び水平方向に移動するゴンドラ型の足場装置が使用されることがある(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1の足場装置は、ビルの最上部に吊り持ち手段を介して左右移動装置が設置され、左右移動装置の下に昇降用ウインチが連結され、この昇降用ウインチの下に、作業者が乗る作業床が連結されている。左右移動装置は、吊り持ち手段に連結されるラックレールと、該ラックレールに噛み合うピニオン車輪と、ピニオン車輪を駆動するモーターとを有している。モーターを作動させてピニオン車輪を回転させることで、昇降用ウインチ及び作業床が左右方向に移動し、また、昇降用ウインチを作動させることで作業床が昇降するので、ビルの外壁の各部に対して各種作業を行うことが可能になる。
また、特許文献2の足場装置は、地下式タンクを構築する場合の掘削穴の内側での作業に利用されるものであり、掘削穴の内周面に沿うように延びる内外2本のレールと、走行用トロリと、走行用トロリを駆動するためのモーターとを備えている。モーターを作動させると、走行用トロリを掘削穴の周方向に移動させることができる。
実開平6−6597号公報 特開平8−28031号公報
ところで、特許文献1、2のような移動吊り足場装置を例えば原油備蓄タンクや洋上備蓄タンク等の構造物に使用した場合を想定すると、次のような問題が考えられる。すなわち、上記各種タンクは一般的に円筒状に形成されているので、その側板は円弧を描くように湾曲している。この湾曲した側板に何らかの作業をしようとすると、作業床を側板に沿って移動させる必要がある。
しかしながら、特許文献1では、図2に示されているように各レールが直線状に延びていて、レール同士が直線状に連結されているので、円弧を描くように湾曲した側板に沿って作業床を移動させることはできない。同様に、特許文献2でも図3に示されているように連結されたレールが直線状に延びているので、円弧を描くように湾曲した側板に沿って作業床を移動させることはできない。
そこで、特許文献1、2のレールを側板の曲率に合わせて湾曲させることが考えられる。しかしながら、原油備蓄タンクや洋上備蓄タンク等のタンクは、タンク毎に直径が異なっていることが多く、その直径の差は場合によっては数十m以上となり、かなり大きな差となる。したがって、レールを側板の曲率に合わせて湾曲させるといっても、どのタンクを基準にするかが問題となり、作業床上での作業者の作業性を考慮すると、結局、作業現場毎に曲率の異なったレールを準備する必要がある。その結果、移動吊り足場装置を構成するための資材の種類が増えることになり、その製造コストや保管コスト、管理コストが多くかかり、移動吊り足場装置のコストの高騰を招くという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の構造物の形状に対応するようにレールを連結することができるようにしてレールを共通化し、もって、移動吊り足場装置を構成する資材の種類を減らし、移動吊り足場装置のコストを低減することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、レールとレールとの連結角度を調整することによって様々な形状の構造物に対応するように作業床の移動軌跡を形成し,作業床をその軌跡に沿って移動できるようにした。
第1の発明は、
構造物に固定される吊り持ち手段と、
上記吊り持ち手段に取り付けられ、互いに連結される複数のレールと、
上記レールに取り付けられ、該レールに沿う方向に移動する可動部と、
上記可動部に吊り下げ部材を介して吊り下げられ、作業者が上記構造物に各種作業を行う際に乗る作業床とを備え、
上記可動部を上記レールに沿って移動させることによって上記作業床を上記構造物に対して移動させるように構成された移動吊り足場装置において、
上記レールの長手方向の一端部には、上下方向に延びる第1筒状部材が設けられ、
上記レールの長手方向の他端部には、上記第1筒状部材よりも小径に形成されて該第1筒状部材に挿入可能な第2筒状部材が設けられ、
上記レールの第2筒状部材が、該レールに連結される別の上記レールの第1筒状部材に挿入されて上記レールが連結され、
平面視で、上記レールと、該レールに連結される別の上記レールとのなす角度が調整されることを特徴とする。
この構成によれば、1つ目のレールを2つ目のレールに連結する際に、1つ目のレールと2つ目のレールとの連結部分において両レールのなす角度を変えることが可能になる。これにより、例えば構造物がタンクである場合に、そのタンクの側板に沿うように角度を設定してレールを連結していくことで、直線状のレールであっても作業床の移動軌跡が側板の湾曲形状に対応するような軌跡となる。
また、直径の大きなタンクの場合には、レールの連結部分において両レールのなす角度が大きくなるように角度調整することで、大きな円弧に近似した形状でレールが連結される。また、直径の小さなタンクの場合には、反対に、レールの連結部分において両レールのなす角度が小さくなるように角度調整することで、小さな円弧に近似した形状でレールが連結される。したがって、レールを共通化して資材の種類を減らしながら、複数の構造物の形状に対応するようにレールを連結して作業床を移動させることが可能になる。
また、レールを連結する際に、第2筒状部材を第1筒状部材に挿入するという簡単な作業で済む。そして、レールの角度を調整する際には、例えば第2筒状部材を第1筒状部材の内部で回動させるようにすれば調整が容易に行える。
の発明は、第の発明において、
上記可動部は、転動部材を備え、
上記レールは、上記転動部材が転動して上記可動部を案内する案内板部を備え、
上記レールの上記案内板部における長手方向の一端部には、該レールに連結される別の上記レールの上記案内板部における長手方向の他端部に当接するストッパ部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、レールの案内板部上を可動部の転動部材が転動することで可動部が案内される。レールを連結した状態で角度調整する際には、案内部の長手方向の一端部のストッパ部を、別のレールの長手方向の他端部に当接させることでレールのなす角度が所定範囲を超えなくなる。
の発明は、第の発明において、
上記レールの上記案内板部における長手方向の一端部には、面取り加工が施されていることを特徴とする。
すなわち、レールを連結すると、隣接するレールの案内板部が連続するように配置され、このとき、案内板部の長手方向の一端部に面取り加工が施されていることで、隣接するレールの案内板部の高さが互いに微妙に相違していても、可動部の連動部材がスムーズに移動するようになる。
の発明は、第1からのいずれか1つの発明において、
上記レールには、該レールの延びる方向にラックが設けられ、
上記可動部には、上記ラックに噛み合う噛み合い車輪と、該噛み合い車輪を駆動するモーターとが設けられ、
上記ラックの歯は、板材を切り欠くことによって構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ラックの歯の幅が板材の厚みと略等しいので、歯の幅を狭くすることが可能になり、噛み合い車輪との接触面積が狭くなる。これにより、連結されたレールに角度が設定されている場合に、噛み合い車輪がレールからレールにスムーズに乗り移るようになる。
第1の発明によれば、複数のレールを連結して作業床の移動軌跡を形成する場合に、連結部分において隣り合うレールのなす角度を変えることができるので、移動吊り足場装置を構成する資材の種類を減らしながら、複数の構造物の形状に対応するようにレールを連結して作業床を移動させることができ、移動吊り足場装置のコストを低減できる。
また、レールの一端部に第1筒状部材を設け、レールの他端部に小径の第2筒状部材を設け、レールの第2筒状部材を別のレールの第1筒状部材に挿入してレールを連結するようにしたので、連結作業を簡単にしながら、角度調整を容易に行うことができる。
の発明によれば、レールの案内板部における長手方向の一端部に、該レールに連結される別のレールの案内板部における長手方向の他端部に当接するストッパ部を設けたので、レールのなす角度が所定範囲を超えるのを防止でき、安全性を担保できる。
の発明によれば、レールの案内板部における長手方向の一端部に面取り加工を施したので、レールを連結した際に可動部の転動部材をスムーズに転動させることができる。
の発明によれば、レールに設けたラックの歯が、板材を切り欠くことによって構成されているので、連結されたレールに角度が設定されている場合に、噛み合い車輪がレールからレールにスムーズに乗り移るようになる。
実施形態に係る移動吊り足場装置の斜視図である。 移動吊り足場装置の正面図である。 移動吊り足場装置の側面図である。 吊り持ち部材及びレールの平面図である。 吊り持ち部材の斜視図である。 駆動トロッコの構造を示す概略図である。 従動トロッコの構造を示す概略図である。 レールの正面図である。 レールの拡大正面図である。 レールの平面図である。 レールの底面図である。 レールの左側面図である。 レールの右側面図である。 図9におけるXIV−XIV線断面図である。 図9におけるXV−XV線端面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る移動吊り足場装置1の使用状態を示す斜視図である。この移動吊り足場装置1は、例えば原油備蓄タンクや洋上備蓄タンク、高層ビル、橋梁、煙突、鉄塔等の構造物100に対して各種作業を行う際に使用される。各種作業とは、例えばタンクの場合にはタンクを構成する側板内外の溶接線検査、下地処理、塗装処理があり、また、高層ビルの改修工事、橋梁点検作業、煙突の点検及び塗装作業、鉄塔の点検及び塗装作業等を挙げることができるが、これら作業に限られるものではなく、足場上で行うことができる各種作業が含まれる。この実施形態では、構造物100がタンクである場合について説明する。このタンクは直径が数十m程度の円筒状をなしており、該タンクを構成する側板は円弧状に湾曲している。そして、その側板の上端部に設けられたトップアングルに、移動吊り足場装置1が構造物100の内方に位置するように吊り下げられ、構造物100の側板の内側で作業者Yが各種作業を行う。トップアングルも側板と同様に平面視で湾曲している。
移動吊り足場装置1は、構造物100に固定される複数の吊り持ち部材(吊り持ち手段)10と、複数のレール20、20、…と、駆動トロッコ(可動部)30と、2つの従動トロッコ(可動部)40、40と、従動トロッコ40、40にワイヤー(吊り下げ部材)50を介して吊り下げられるゴンドラ60とを備えている。
図2〜図4にも示すように、吊り持ち部材10にはレール20が取り付けられるようになっている。図5に示すように、吊り持ち部材10はレール20を構造物100に支持するためのものであり、構造物100の側板に沿うように上下方向に延びる縦部材11と、縦部材11の上端部から水平方向に延びる筒状の横部材12と、横部材12に挿入される挿入部材13とを備えている。挿入部材13は、横部材12に挿入された状態で該横部材12の延びる方向に移動可能となっており、任意の位置で該横部材12に固定される。
横部材12にはクランプ12aが設けられている。このクランプ12aによって横部材12を構造物100に固定することができるようになっている。また、挿入部材13の端部には、レール20を取り付けるための取付部13aが設けられている。この取付部13aは上方に開放するコ字状断面を有しており、上方からレール20の上部が挿入され、挿入されたレール20は、ボルト13bによって取付部13aに締結固定される。取付部13aが構造物100の内側に位置するように吊り持ち部材10が構造物100に固定される。
上記複数のレール20は、作業者Y(図1〜図3に示す)から見たときに左右方向に並ぶように配置されて互いに連結され、連結された状態で、図4に示すように平面視で構造物100の側板の形状に沿う形状となる。
図1、2、4では、レール20を3つのみ記載しているが、レール20は構造物100の周方向に連続させて多角形を構成するように連結することができる。この実施形態では説明の便宜上、3つのレール20を連結する場合について説明する。3つのレール20は同じものであるので、以下、そのうちの1つのレール20について詳細に説明する。
図8及び図9に示すように、レール20は、その上部に配置される上側パイプ部材21と、その下部に配置されるラック22と、レール20の設置状態で手前側に位置する手前側案内部材23と、奥側に位置する奥側案内部材24(図14や図15に示す)と、大径筒状部材(第1筒状部材)25と、小径筒状部材(第2筒状部材)26とを備えている。上側パイプ部材21は、左右方向に延びており、その断面は図14や図15に示すように略矩形状である。ラック22は、略鉛直に延びる姿勢状態で配置された平鋼(フラットバー)からなる板材で構成されたものであり、上側パイプ部材21から下方に離れて配置されている。上側パイプ部材21とラック22とは互いに略平行である。図8に示すように、ラック22の略下半部には、複数の歯22aが左右方向に連続するように形成されている。歯22aは、平鋼にレーザーカット加工を施して切り欠くことによって形成されている。ラック22を平鋼で構成したことで、歯22aの歯面の幅は平鋼の厚みと略等しくなるので、十分に狭くすることができる。尚、歯22aの形成方法は、上記した方法に限られるものではなく、各種方法によって平鋼を切り欠くことによって形成することができる。
上側パイプ部材21とラック22とは、それらの長手方向中間部同士が複数の連結部材27によって連結されている。連結部材27は上下方向に延びるものと、傾斜して延びるものとがある。
図14や図15に示すように、手前側案内部材23は、ラック22の手前側(作業者Y側から見たときに手前となる側)に配置される。手前側案内部材23は、ラック22の手前側の側面に固着される固着板部23aと、固着板部23aの下端部から水平方向手前側へ延出する案内板部23bとを備えており、例えばL形鋼で構成することができる。手前側案内部材23の固着板部23aは、ラック22の手前側の側面に沿ってラック22の左右方向(長手方向)両端部近傍に亘って延びている。固着板部23aの下端部は、ラック22の歯22aが形成された部位よりも上に位置している。手前側案内部材23の案内板部23bは、後述する駆動トロッコ30及び従動トロッコ40の転動部材32、42が転動することによって、駆動トロッコ30及び従動トロッコ40を案内するためのものであり、左右方向に連続している。
図10に示す手前側案内部材23の案内板部23bの左端部(ストッパ部)23cは、ラック22から離れるほど、即ち手前側へ行くほど左に位置するように直線状に延びている。この左端部23cの上面には、面取り加工が施されている。
また、手前側案内部材23の案内板部23bの右端部23dは、ラック22から離れるほど、即ち手前側へ行くほど左に位置するように直線状に延びていて、左端部23cと略平行である。この右端部23dの上面にも面取り加工が施されている。
図14や図15に示すように、奥側案内部材24は、ラック22の奥側(作業者Y側から見たときに奥となる側)に配置される。奥側案内部材24は、手前側案内部材23と同様にL形鋼で構成することができ、ラック22の奥側の側面に固着される固着板部24aと、固着板部24aの下端部から水平方向奥側へ延出する案内板部24bとを備えている。奥側案内部材24の固着板部24aは、ラック22の奥側の側面に沿ってラック22の左右方向(長手方向)両端部近傍に亘って延びている。固着板部24aの下端部は、ラック22の歯22aが形成された部位よりも上に位置している。奥側案内部材24の案内板部24bは、手前側案内部材23の案内板部23bと同じ高さに位置しており、後述する駆動トロッコ30及び従動トロッコ40の転動部材32、42が転動することによって、駆動トロッコ30及び従動トロッコ40を案内するためのものである。
奥側案内部材24の案内板部24bの左端部24cは、ラック22から離れるほど、即ち奥側へ行くほど左に位置するように直線状に延びている。この左端部24cの上面には、面取り加工が施されている。また、奥側案内部材24の案内板部24bの右端部24dは、ラック22から離れるほど、即ち奥側へ行くほど左に位置するように直線状に延びていて、左端部24cと略平行である。この右端部24dの上面にも、面取り加工が施されている。
L字断面を有する手前側案内部材23及び奥側案内部材24をラック22に固着することで、ラック22を平鋼で構成してもラック22の変形を抑制することができる。
図9に示すように、大径筒状部材25は、レール20の左端部(長手方向の一端部)に配置されて上下方向に延びている。大径筒状部材25の上端部は、上側パイプ部材21の左端部に固定され、下端部は、ラック22の左端部に固定されている。ラック22の左端部は、大径筒状部材25の下端開口部を横切るように配置されている。大径筒状部材25の下端部は、ラック22の歯22aが形成された部位よりも上に位置している。
大径筒状部材25は、円筒の一部に切欠部25aを形成したものである。図10に示すように、切欠部25aは、大径筒状部材25の周壁部において左側に形成されていて、大径筒状部材25の上端部から下端部よりも若干上の部位(下端部近傍)に亘って連続して延びている。切欠部25aは、大径筒状部材25の上端部で上方に開放されている。切欠部25aの幅は、ラック22の厚みよりも若干広めに設定され、ラック22が切欠部25aに挿入可能となっている。また、切欠部25aの幅は、小径筒状部材26の外径よりも狭く設定されており、挿入された小径筒状部材26が切欠部25aから径方向に抜け出ないようになっている。さらに、図9に示すように、大径筒状部材25の周壁部において右側には、上下方向中間部に開口部25bが形成されている。
小径筒状部材26は、レール20の右端部(長手方向の他端部)に配置されて上下方向に延びている。小径筒状部材26は、大径筒状部材25よりも小径に形成されて該大径筒状部材25に挿入可能な外径となっている。つまり、レール20を連結する際には、隣り合うレール20のうち、一方のレール20の小径筒状部材26を他方のレール20の大径筒状部材25に挿入することによって連結する。
大径筒状部材25の上端部は、連結板28を介して上側パイプ部材21の右端部に固定され、下端部は、ラック22の右端部に固定されている。連結板28は上下方向に延びており、連結板28の右端部が小径筒状部材26の外面に固着されている。平面視で、連結板28はラック22と重複するように配置されている。また、連結板28の厚みは、切欠部25aの幅よりも若干薄く設定されており、連結板28が切欠部25aに挿入可能となっている。
小径筒状部材26の下端部は、ラック22の歯22aが形成された部位よりも上に位置している。小径筒状部材26の周壁部において右側には、上下方向中間部に開口部26aが形成されている。
図10に示すように、小径筒状部材26の周壁部と、手前側案内部材23の案内板部23bの右端部23dとの間には、上記大径筒状部材25が挿入可能な隙間が形成されている。同様に、小径筒状部材26の周壁部と、奥側案内部材24の案内板部24bの右端部24dとの間にも、上記大径筒状部材25を挿入可能な隙間が形成されている。
図6に示すように、駆動トロッコ30は、上下方向に延びる基板31と、複数の転動部材32、32と、噛み合い歯車33と、噛み合い車輪33を駆動するモーター34(図1、図3及び図4に示す)とを備えている。基板31は、ラック22、手前側案内部材23及び奥側案内部材24を挟むように2枚設けられている。図6ではそのうちの手前側に位置するものを省略した状態を示している。
転動部材32はローラーで構成されていて、基板31に回転可能に支持されている。転動部材32は、手前側案内部材23の案内板部23b上を転動するものと、奥側案内部材24の案内板部24b上を転動するものとがあり、回転中心線は手前側から奥側へ向かって略水平に延びている。
噛み合い歯車33は、基板31に設けられた支軸33aと、支軸33aに対して回転可能に支持されてラック22の歯22aに噛み合う複数の噛み合い部材33bとを有している。支軸33aは、手前側から奥側へ向かって略水平に延びている。噛み合い部材33bは、支軸33aの周方向に互いに間隔をあけて配置されている。
モーター34は、例えば減速機構を内蔵したギアードモータで構成することができ、正逆転可能なものである。モーター34が噛み合い歯車33を回転させると、噛み合い歯車33が支軸33a周りに回転して周方向に並ぶ噛み合い部材33bが順にラック22の歯22aに噛み合い、駆動トロッコ30が左右方向に移動する。
図7に示すように、従動トロッコ40は、上下方向に延びる基板41と、複数の転動部材42、42とを備えている。基板31は、ラック22、手前側案内部材23及び奥側案内部材24を挟むように2枚設けられている。図7ではそのうちの手前側に位置するものを省略した状態を示している。
転動部材42はローラーで構成されていて、基板41に回転可能に支持されている。転動部材42は、手前側案内部材23の案内板部23b上を転動するものと、奥側案内部材24の案内板部24b上を転動するものとがあり、回転中心線は手前側から奥側へ向かって略水平に延びている。
図2等に示すように、2つの従動トロッコ40、40は駆動トロッコ30を左右から挟むように配置されている。各従動トロッコ40と駆動トロッコ30とは連結棒70によって連結されており、従動トロッコ40と駆動トロッコ30との間には所定の離間距離が設定されている。連結棒70の一端部は、図6に示すように駆動トロッコ30の基板31に取り付けられる。また、連結棒70の他端部は、図7に示すように従動トロッコ40の基板41に取り付けられる。これにより、駆動トロッコ30の駆動力が従動トロッコ40、40に伝達されて従動トロッコ40、40が駆動トロッコ30と一体に左右方向に移動可能になる。
図1〜図3に示すように、従動トロッコ40、40の下端部には、それぞれワイヤー50の上端部が連結されている。ゴンドラ60は、ワイヤー50に吊り下げられており、作業床61と、作業床61に設けられた手すり62と、左右のウインチ63、63とを備えている。作業床61に作業者Yが乗って作業を行うことができるようになっている。ウインチ63、63は、従来周知の構造のものであり、手すり62や作業床61に取り付けることができる。各ウインチ63は、ワイヤー50の中間部に係合してワイヤー50に対して昇降動作可能となっている。つまり、ウインチ63、63を作動させることで作業床61を昇降させることができる。
次に、上記のように構成された移動吊り足場装置1を構造物100に設置する場合について説明する。構造物100の側板の上端部には、複数の吊り持ち部材10を構造物100の周方向に互いに間隔をあけて固定する。そして、吊り持ち部材10の取付部13aにレール20を取り付けていく。
このとき、例えば図2の中央に位置するレール20に左側のレール20及び右側のレール20を連結するのであるが、連結する順番はどちらからであってもよい。連結作業について具体的に説明すると、図10に示すように、中央のレール20の小径筒状部材26を右側のレール20(仮想線で示す)の大径筒状部25に上方から挿入して中央のレール20と右側のレール20と連結する。中央のレール20のラック22の右側及び連結板部28は、右側のレール20の大径筒状部25の切欠部25aに挿入される。そして、中央のレール20のラック22の右側が、右側のレール20の大径筒状部25の切欠部25aの下縁部に当接することで、中央のレール20と右側のレール20の上下方向の位置決めが行われる。位置決めされた状態では、中央のレール20の案内板部23b、24bと、右側のレール20の案内板部23b、24bとが略同一面上に位置するようになり、従動トロッコ40、40が駆動トロッコ30の案内面を形成する。
中央のレール20と右側のレール20と連結した状態では、中央のレール20の案内板部23bの右端部23dと、右側のレール20の案内板部23bの左端部23cとが当接するまで、右側のレール20を中央のレール20に対して回動させることができる。これにより、平面視で、中央のレール20と、該中央のレール20に連結される別のレール20、即ち右側のレール20とのなす角度が調整される。
図4に示すように、中央のレール20と右側のレール20が平面視で同一直線X上に位置するように連結された場合に対して、その直線Xと、右側のレール20とのなす角度が角度αとなる。
また、右側のレール20は、構造物100の形状によっては反対側に回動させることもできる。中央のレール20と右側のレール20と連結した状態では、中央のレール20の案内板部24bの右端部24dと、右側のレール20の案内板部24bの左端部24cとが当接するまで、右側のレール20を中央のレール20に対して回動させることができる。このことによっても、平面視で、中央のレール20と、該中央のレール20に連結される別のレール20、即ち右側のレール20とのなす角度が調整される。
反対側に回動させたときには、中央のレール20と右側のレール20とが平面視で同一直線X(図4に示す)上に位置するように連結された場合に対して、その直線Xと、右側のレール20とのなす角度が角度βとなる。角度α及びβは、この実施形態では5°に設定しているが、5°よりも大きくても小さくてもよい。また、角度α及びβは、同じにしてもよいし、異なっていてもよい。
右側のレール20を中央のレール20に対して回動させる際、右側のレール20は、中央のレール20の小径筒状部材26周りに回動さればよいので作業性は良好である。また、中央のレール20を右側のレール20に対して回動させることもでき、この場合、中央のレール20は、右側のレール20の大径筒状部材25周りに回動さればよいので作業性は良好である。
また、中央のレール20と左側のレール20とを連結する際には、図10に仮想線で示す左側のレール20の小径筒状部材26を中央のレール20の大径筒状部25に上方から挿入する。この場合も左側のレール20を中央のレール20に対して両側に回動させることができる。
このようにしてレール20の角度を調整することで、構造物100の側板の円弧に近似する多角形状となるようにレール20を連結することができる。例えば直径の大きなタンクが構造物100である場合には、図4における角度αや角度βを小さくし、言い換えると、隣り合うレール20、20のなす角度が大きくなるように角度調整することで、大きな円弧に近似した形状でレール20が連結される。また、直径の小さなタンクが構造物100である場合には、反対に、レール20の連結部分において両レール20のなす角度が小さくなるように角度調整することで、小さな円弧に近似した形状でレール20が連結される。したがって、レール20を共通化して資材の種類を減らしながら、複数の構造物100の形状に対応するようにレール20を連結して作業床61を左右に移動させることが可能になる。
作業床61を移動させる際には、駆動トロッコ30による駆動力を利用する。駆動トロッコ30が右方向に移動する際には、図6に示す転動部材32が中央のレール20の案内板部23b、24bから右側のレール20の案内板部23b、24bに乗り移ることになる。左方向に移動させる際には逆に乗り移ることになる。このとき、レール20の案内板部23b、24bの左端部23c、24c及び右端部23d、24dの上面に面取り加工を施しているので、転動部材32はスムーズに転動して乗り移りが可能になる。従動トロッコ40の転動部材42も同様にスムーズに転動する。
また、この実施形態では、ラック22の歯22aの幅が平鋼の厚みと略等しいので、歯22aの幅が狭くなっている。これにより、噛み合い車輪33と歯22aとの接触面積が狭くなるので、連結されたレール20に角度が設定されている場合に、歯22aの幅が広い場合に比べて、噛み合い車輪33がレール20から別のレール20にスムーズに乗り移るようになる。
以上説明したように、この実施形態に係る移動吊り足場装置1によれば、複数のレール20を連結して作業床61の移動軌跡を形成することができる。そして、レール20の連結部分において隣り合うレール20のなす角度を変えることができるので、移動吊り足場装置1を構成する資材の種類を減らしながら、複数の構造物100の形状に対応するようにレール20を連結して作業床61を移動させることができ、移動吊り足場装置1のコストを低減できる。
また、レール20の左端部に大径筒状部材25を設け、レール20の右端部に小径筒状部材26を設けたので、小径筒状部材26を隣りのレール20の大径筒状部材25に挿入してレール20を連結することができる。これにより、レール20の連結作業を簡単にしながら、角度調整を容易に行うことができる。
尚、上記実施形態では、大径筒状部材25をレール20の左端部に設け、小径筒状部材26をレール20の右端部に設けているが、これに限らず、例えば、大径筒状部材25をレール20の右端部に設け、小径筒状部材26をレール20の左端部に設けてもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る移動吊り足場装置は、例えば、原油備蓄タンクや洋上備蓄タンク、高層ビル、橋梁、煙突、鉄塔等の構造物に対する各種作業を行う際に使用することができ、この場合の各種作業とは、例えばタンクを構成する側板内外の溶接線検査、下地処理、塗装処理の他、高層ビルの改修工事、橋梁点検作業、煙突の点検及び塗装作業、鉄塔の点検及び塗装作業等である。
1 移動吊り足場装置
20 レール
22 ラック
22a 歯
23b 案内板部
23c 左端部(ストッパ部)
24b 案内板部
25 大径筒状部材(第1筒状部材)
26 小径筒状部材(第2筒状部材)
30 駆動トロッコ(可動部)
32 転動部材
33 噛み合い車輪
40 従動トロッコ(可動部)
42 転動部材
61 作業床
100 構造物

Claims (4)

  1. 構造物に固定される吊り持ち手段と、
    上記吊り持ち手段に取り付けられ、互いに連結される複数のレールと、
    上記レールに取り付けられ、該レールに沿う方向に移動する可動部と、
    上記可動部に吊り下げ部材を介して吊り下げられ、作業者が上記構造物に各種作業を行う際に乗る作業床とを備え、
    上記可動部を上記レールに沿って移動させることによって上記作業床を上記構造物に対して移動させるように構成された移動吊り足場装置において、
    上記レールの長手方向の一端部には、上下方向に延びる第1筒状部材が設けられ、
    上記レールの長手方向の他端部には、上記第1筒状部材よりも小径に形成されて該第1筒状部材に挿入可能な第2筒状部材が設けられ、
    上記レールの第2筒状部材が、該レールに連結される別の上記レールの第1筒状部材に挿入されて上記レールが連結され、
    平面視で、上記レールと、該レールに連結される別の上記レールとのなす角度が調整されることを特徴する移動吊り足場装置。
  2. 請求項に記載の移動吊り足場装置において、
    上記可動部は、転動部材を備え、
    上記レールは、上記転動部材が転動して上記可動部を案内する案内板部を備え、
    上記レールの上記案内板部における長手方向の一端部には、該レールに連結される別の上記レールの上記案内板部における長手方向の他端部に当接するストッパ部が設けられていることを特徴とする移動吊り足場装置。
  3. 請求項に記載の移動吊り足場装置において、
    上記レールの上記案内板部における長手方向の一端部には、面取り加工が施されていることを特徴とする移動吊り足場装置。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の移動吊り足場装置において、
    上記レールには、該レールの延びる方向にラックが設けられ、
    上記可動部には、上記ラックに噛み合う噛み合い車輪と、該噛み合い車輪を駆動するモーターとが設けられ、
    上記ラックの歯は、板材を切り欠くことによって構成されていることを特徴とする移動吊り足場装置。
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