JP6473218B1 - エレベータかごのかご内用品組立体およびかご内用品組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】かご内用品の意匠性を大きく損なうことなく組み立てることが可能な、エレベータかごのかご内用品組立体、および、かご内用品組立方法を提供することを目的とする。
【解決手段】係止用開口が設けられたエレベータかご10の側板16に対して組み立てられたかご内用品組立体30は、側板16の内側に配置されたかご内用品20と、かご内用品20を側板16に係止する係止部材50と、を備えている。係止部材50は、かご内用品20の側板16に対向する側に接続し係止用開口を貫通する本体部と、本体部のかご内用品20への接続方向と交差する方向に本体部から延び出し、かご内用品20との間に側板16を挿入可能な間隙を形成する延出部と、を含む、エレベータかごのかご内用品組立体
【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、エレベータかごのかご内用品組立体およびかご内用品組立方法に関する。
一般に、エレベータかごの内側には、鏡や操作盤、表示装置、手摺、荷摺等のかご内用品が設けられている。これらのかご内用品は、ボルト等の締結部材およびナット等の固定部材を用いて、エレベータかごの側板に固定される。より詳しくは、かご内用品に設けられた挿通孔に締結部材をエレベータのかご内側から挿通し、かご内用品を、エレベータかごの外側に配置した固定部材に締結することにより、かご内用品は側板に固定される。
特許4335584号公報 特許5141018号公報
しかしながら、上述の方法によりかご内用品をエレベータかごに設置すると、かご内用品の挿通孔や挿通孔内の締結部材が、エレベータかごの内側から視認される。そして、挿通孔や締結部材の数が多いと、かご内用品の意匠性が大きく損なわれてしまう。また、かご内用品をエレベータかごに固定する際、かご内用品の締結作業を行う作業者の他に、締結作業中にかご内用品を側板の適切な位置に支持する作業者が必要となる。すなわち、上述の方法は、複数の作業者を必要とするため、作業効率が悪い。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、かご内用品の意匠性を大きく損なうことなく組み立てることが可能な、エレベータかごのかご内用品組立体、および、かご内用品組立方法を提供すること、を目的とする。また、かご内用品の側板への設置を一人で行うことができる、エレベータかごのかご内用品組立体、および、かご内用品組立方法を提供すること、を目的とする。
一実施の形態によるエレベータかごのかご内用品組立体は、係止用開口が設けられたエレベータかごの側板に対して組み立てられたかご内用品組立体であって、側板の内側に配置されたかご内用品と、かご内用品を側板に係止する係止部材と、を備えている。係止部材は、かご内用品の側板に対向する側に接続し係止用開口を貫通する本体部と、本体部のかご内用品への接続方向と交差する方向に本体部から延び出し、かご内用品との間に側板を挿入可能な間隙を形成する延出部と、を含んでいる。
また、一実施の形態による、エレベータかごの側板に対してかご内用品を組み立てる、エレベータかごのかご内用品組立方法は、側板に係止用開口を設ける工程と、かご内用品に接続される本体部と、本体部のかご内用品への接続方向と交差する方向に本体部から延び出し、かご内用品との間に側板を挿入可能な間隙を形成する延出部と、を有する係止部材を準備する工程と、かご内用品の側板と対向する側に、係止部材を取り付ける工程と、かご内用品に取り付けられた係止部材を側板の内側から係止用開口に挿入して、延出部を側板の外側に配置し、側板をかご内用品と延出部との間に配置して、かご内用品を側板に係止する工程と、を備えている。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータかごの構成を示す概略側面図である。 図2は、図1のエレベータの側板と、側板に対して組み立てられたかご内用品組立体と、を示す正面図である。 図3は、側板の外側に配置された固定部材と、図1に示すかご内用品を固定部材に締結する締結部材と、を示す側面図である。 図4は、側板に設けられた締結用開口と、締結用開口に挿入される図3に示す固定部材と、締結部材と、を示す斜視図である。 図5は、図1に示すかご内用品を側板に係止する係止部材を示す側面図である。 図6は、図5に示す係止部材が取り付けられたかご内用品と、側板に設けられた係止用開口と、を示す斜視図である。 図7は、図6に示す係止部材であって、かご内用品に取り付けられる前の係止部材を示す斜視図である。 図8は、図7に示す係止部材をかご内用品に取り付ける方法を示す図である。 図9(a)〜(c)は、図5〜図8に示す係止部材を用いてかご内用品を側板に係止する方法を説明するための概略図である。 図10は、係止部材とクッション材とが取り付けられたかご内用品を、外側面の側から見た斜視図である。 図11は、側板および補助具の平面図であって、側板に係止用開口を設ける方法を説明するための図である。 図12は、側板および係止部材が設けられたかご内用品を示す斜視図であって、側板にかご内用品を仮設置する方法を説明するための図である。 図13は、側板および側板に係止されたかご内用品を示す斜視図であって、側板の締結用開口の位置を決定する方法を説明するための図である。 図14は、外側に固定部材が配置された側板、および、係止部材が設けられたかご内用品を示す斜視図であって、かご内用品を固定部材に締結する前に側板に仮設置する方法を説明するための図である。 図15は、外側に固定部材が配置された側板、および、側板に係止されたかご内用品を示す斜視図であって、かご内用品を固定部材に締結する方法を説明するための図である。 図16は、係止部材の変形例を示す斜視図。 図17(a)〜(c)は、図16に示す係止部材を用いてかご内用品を側板に係止する方法を説明するための概略図である。 図18は、図2に対応する図であって、本発明の第2の実施の形態におけるかご内用品組立体を示す正面図である。 図19は、図18に示すかご内用品を外側面の側から見た斜視図であって、締結用プレートをかご内用品に取り付ける方法を説明するための図である。 図20は、外側に固定部材が配置された側板と、図19に示す締結用プレートが取り付けられたかご内用品の斜視図であって、第2の実施の形態におけるかご内用品組立方法を説明するための斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1乃至図9を用いて、第1の実施の形態によるエレベータかごのかご内用品組立体について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るエレベータかごを示す。図1に示すエレベータかご10では、縦枠11と、縦枠11の下端に取り付けられた下梁12と、縦枠11の上端に取り付けられた上梁13と、からなるかご枠構造10aによって、かご室15が支持されている。かご室15は、かご室15の側壁を成す側板16と、かご床17と、天板18と、かごドアパネル19と、を含む。側板16は、かご室15の内側を向く内側面16fと、かご室15の外側を向く外側面16rと、を含む。かご床17は、床枠構造17aによって支えられている。
図2には、上述したエレベータかご10の内部から見た側板16の正面図が示されている。側板16には、かご内用品20が取り付けられている。図2に示す例では、かご内用品20は、矩形の鏡である。もちろん、かご内用品20としては、これに限られず、例えば、利用者がドアの開閉操作や行き先階登録を行うための操作盤や、エレベータかご10の運転状況を表示する表示装置、手摺、荷摺等であってもよい。かご内用品20は、側板16に対して組み立てられたかご内用品組立体30の一部を成す。
図1および図2に示す例では、かご内用品組立体30は、かご内用品20の他に、側板16の外側(外側面16rの側)に配置された固定部材40と、かご内用品20を側板16の内側から固定部材40に締結する締結部材45と、を備えている。図示の例では、締結部材45がかご内用品20の意匠性を大きく損なうことのないよう、締結部材45は、かご内用品20の上端部の二箇所および下端部の二箇所のみに配置されている。
図1乃至図4を参照して、固定部材40と締結部材45について説明する。図3は、側板16の外側に配置された固定部材40、および、かご内用品20を固定部材40に締結する締結部材45を示す側面図である。また、図4は、図3に示す固定部材40を側板16の内側から外側に配置する方法を説明するための図である。なお、図示の例では、固定部材40はナットであり、締結部材45はボルトである。
まず、図3に示すように、かご内用品20は挿通孔20aを有している。挿通孔20aは、固定部材40および締結部材45に対応して、かご内用品20の上端部に2つ、また下端部に2つ設けられている。また、側板16には、かご内用品20の挿通孔20aに対応して締結用開口16aが設けられている。図示の例では、締結用開口16aは、かご内用品20の4つの挿通孔20aに対応して4つ設けられている。締結用開口16aは、対応する挿通孔20aに対向している。
図3に示すように、固定部材40は、側板16の外側(外側面16rの側)に、締結用開口16aに対応して配置されている。また、締結部材45は、挿通孔20aおよび締結用開口16aを貫通し、かご内用品20を、側板16の内側(内側面16fの側)から固定部材40に締結している。
図3に示すように、固定部材40は、締結部材45が螺合された螺合部40aを有する。螺合部40aは、固定部材40の厚み方向Tに沿って延びている。固定部材40には、固定部材40を側板16に係止するための係止手段41が設けられている。係止手段41は、側板16の内側に当接する当接部42と、締結用開口16aを貫通し、固定部材40の側部と当接部42の対応する縁部とを接続する接続部43と、を含む。当接部42には、締結部材45が貫通する開口42aが設けられている。図3および図4から理解されるように、固定部材40は、係止手段41と共に、いわゆるターンナットを成す。すなわち、係止手段41は、固定部材40に回動可能に接続されている。また、係止手段41の当接部42と固定部材40との距離は、変更可能である。このようなターンナットは、後述するように、固定部材40を、側板16の内側から締結用開口16aを通じて側板16の外側に配置し、側板16に係止することができる。このため、かご内用品20の締結をエレベータかご10の内側のみから行う場合、有用である。
ところで、かご内用品20に設けられた挿通孔20aや挿通孔20aに挿通された締結部材45は、エレベータかご10の内側から視認される。したがって、かご内用品20に設けられる挿通孔20aや締結部材45の数が多いと、かご内用品20の意匠性が大きく損なわれてしまう。そこで、図示の例のように、挿通孔20aおよび締結部材45を、かご内用品20の目立たない箇所(図示の例では、かご内用品20の上端部および下端部)のみに設けることも考えられる。しかしながら、かご内用品20の側板16に固定されている箇所の間隔が大きすぎると、かご内用品20にたわみが生じてしまうことがある。
このような事情を考慮して、本実施の形態のかご内用品組立体30は、更に、かご内用品20を側板16に係止する係止部材50を備えている。係止部材50は、かご内用品20の側板16に対向する側に設けられている。したがって係止部材50は、かご内用品20の意匠性を損なうことなく、かご内用品20を側板16に係止することができる。図示の例では、係止部材50は、かご内用品20の上下方向の中間領域に、係止部材50が4つ設けられており、かご内用品20が中間領域でたわむことを防止している。
図5乃至図10を参照して、係止部材50について説明する。図5は、かご内用品20を側板16に係止する係止部材50の側面図である。図6は、かご内用品20に取り付けられた係止部材50と、側板16に設けられた係止用開口16bと、を示す斜視図である。図7は、係止部材50の斜視図であり、図8は、係止部材50のかご内用品20への取り付け方法を説明するための図である。また、図9は、係止部材50を用いたかご内用品20の側板16への係止方法を説明するための図である。そして、図10は、かご内用品20を外側面20rの側から見た斜視図である。
まず、図5および図6に示すように、側板16には、係止用開口16bが設けられている。係止用開口16bは、図示の例では、その下部がその上部よりも小径のだるま穴状である。もちろん、係止用開口16bの形状としては、これに限られず、例えば円形状であってもよい。
図5に示すように、係止部材50は、かご内用品20の側板16に対向する側に(外側面20rに)取り付けられている。係止部材50は、かご内用品20の外側面20rに接続する本体部51と、本体部51から延び出す延出部52と、を有する。本体部51は、側板16の係止用開口16bを貫通している。また、延出部52は、本体部51のかご内用品20への接続方向(外側面20rに垂直な方向)と交差する方向(図示の例では直交する方向)に、本体部51から延び出している。そして、延出部52は、かご内用品20との間に、側板16を挿入可能な間隙Nを形成している。なお、延出部52は、係止部材50がかご内用品20に取り付けられた状態において、本体部51の少なくとも下方に延び出している。そして、本体部51の下方で、かご内用品20との間に側板16を挟んでいる。
図6および図7に示す例においては、延出部52は、側板16の内側から外側に向かう方向に見て、本体部51の全周にわたって本体部51から延び出している。そして、本体部51の全周にわたって、かご内用品20との間に間隙Nを形成している。具体的には、本体部51および延出部52は、円柱状に形成されている。延出部52の直径は、本体部51の直径よりも大きい。そして、延出部52は、本体部51の中心軸線Ax方向に見て、本体部51の全周にわたって、本体部51から本体部51の径方向に等距離だけ延び出している。このような係止部材50は、係止部材50をかご内用品20に取り付ける際、係止部材50のどの部分が本体部51の下方に配置されても、本体部51の下方に、上述の間隙Nを形成することができる。したがって、係止部材50の上下方向を気にすることなく、かご内用品20に取り付けることができる。もちろん、本体部51および延出部52は円柱状でなくてもよく、例えば多角柱状であってもよい。
図7に示す係止部材50には、中心軸線Axに沿って延びる貫通孔53が設けられており、係止部材50は、図8に示すように、ハンガーボルト60やワッシャ61,62、ナット63を用いて側板16に取り付けられている。具体的には、以下の方法により、取り付けられている。まず、かご内用品20の外側面20rに、ハンガーボルト60の木ネジ部60aを、当該外側面20rに垂直な方向にねじ込む。次に、外側面20rに固定されたハンガーボルト60のボルト部60bに、係止部材50を装着する。係止部材50は、その本体部51がかご内用品20の側を向いた状態で、貫通孔53にボルト部60bを挿通させることにより装着される。さらに、ボルト部60bに、ワッシャ61,62を装着する。そして、ボルト部60bにナット63を螺着させ、係止部材50をかご内用品20に対して固定する。
なお、係止部材50は、かご内用品20の平面視において、かご内用品20の内側に配置されている。このため、かご内用品20をその内側面20fから外側面20rに向かう方向に見た場合、係止部材50は視認されない。これにより、係止部材50によってかご内用品20の意匠性が損なわれる、ということが防止される。
かご内用品20に取り付けられた係止部材50は、図9に示すような方法で、かご内用品20を側板16に係止することができる。すなわち、まず、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を、側板16の内側から係止用開口16bに挿入し(図9(a)参照)、延出部52を側板16の外側に配置する(図9(b)参照)。そして、かご内用品20を、下方に押し下げ、側板16をかご内用品20と延出部52との間に配置する(図9(c)参照)。以上により、かご内用品20は、側板16に係止される。なお、かご内用品20は、自重により下方に押し下げられた状態に維持される。このため、かご内用品20は、側板16に係止された状態に維持される。また、図示の例では、係止用開口16bは、その下部がその上部よりも小径のだるま穴状であるため、かご内用品20の幅方向の移動も規制される。
図示の例では、図5に示すように、かご内用品20と側板16との間に、スポンジ等のクッション材70が設けられている。クッション材70は、図10に示すように、かご内用品20の側板16と対向する側に(外側面20rに)設けられている。クッション材70は、押圧力が加えられていない状態において十分な厚みを有しており、図9に示すように、かご内用品20が側板16に係止される際、かご内用品20と側板16との間で圧縮される。これにより、かご内用品20は、クッション材70を介して側板16に密着する。この結果、側板16に係止されたかご内用品20に、がたつきが生じることが防止される。
なお、図10に示すように、クッション材70は、挿通孔20aおよび係止部材50に対応する位置に切り欠き部70aを有している。したがって、係止部材50の側板16上への設置や、締結部材45および係止部材50の締結用開口16aおよび係止用開口16bへの挿入が、クッション材70によって妨げられる、ということが防止される。また、図示の例では、クッション材70は、かご内用品20の上下方向に延びる縁部に沿って設けられている。これにより、かご内用品20の幅方向の両側から側板16の開口16a,16bが視認される、ということが防止される。
次に、図10乃至図15を参照して、かご内用品組立体30の組立方法について説明する。なお、図12乃至図15では、明確化のため、クッション材70や係止部材50の本体部51の図示を省略している。同様に、図13においては、係止用開口16bの図示を省略しており、図14においては、係止手段41の図示を省略しており、図15においては、係止用開口16b、締結用開口16aおよび係止手段41の図示を省略している。
まず、図10に示すように、上端部および下端部に挿通孔20aを有するかご内用品20を準備する。また、係止部材50を準備して、かご内用品20の側板16と対向する側に(外側面20rに)取り付ける。より詳細には、係止部材50を、かご内用品20の上下方向の中間領域に取り付ける。さらに、クッション材70を、かご内用品20の側板16と対向する側に(外側面20rに)取り付ける。クッション材70は、その切り欠き部70a内に挿通孔20aおよび係止部材50が配置されるように設けられる。
次に、側板16に係止用開口16bを設ける。具体的には、図11に示すように、側板16に、係止用開口16bの位置の決定を補助する補助具80を配置する。図示の例では、補助具80は、矩形枠状であり、その4つの角部の互いに対する位置は、かご内用品20に取り付けられた係止部材50の互いに対する位置に対応している。補助具80を側板16に配置する際、水平器81等を用いて、補助具80の上下方向を鉛直方向に一致させる。その後、補助具80をガイドにして、側板16の係止用開口16bが設けられる位置に、マーカー等を用いて第1の印を付ける。その後、補助具80を側板16から外し、第1の印が付けられた場所に、工具を用いて係止用開口16bを加工する。
次に、かご内用品20を側板16に仮設置する。具体的には、図12および図9(a)に示すように、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を、側板16の内側(内側面16fの側)から係止用開口16bに挿入して、図9(b)に示すように延出部52を側板16の外側(外側面16rの側)に配置する。そして、図9(c)に示すように、側板16をかご内用品20と延出部52との間に配置して、かご内用品20を側板16に係止する(図13参照)。このとき、水平器81等を用いて、かご内用品20の上下方向を鉛直方向に一致させる。
次に、かご内容品20が側板16に係止された状態で、側板16の、かご内用品20の挿通孔20aに対応する位置に、マーカー等を用いて第2の印を付ける。第2の印は、締結用開口16aが設けられる場所を示す。そして、かご内用品20を側板16から取り外し、第2の印が付けられた場所に、工具を用いて締結用開口16aを加工する。
次に、締結部材45および固定部材40を準備する。そして、側板16の外側の締結用開口16aに対応する位置に、固定部材40を配置する(図14参照)。具体的には、図4に示すように、締結用開口16aを通じて、側板16の外側(外側面16rの側)に固定部材40を配置する。また、固定部材40に設けられた係止手段41の当接部42を、側板16の内側に当接させる。そして、締結部材45等を側板16の内側から締結用開口16aに挿入して、固定部材40の一端を押し、固定部材40を回転させる。そして、固定部材40の螺合部40aと、側板16の締結用開口16aとを対向させる。
次に、かご内用品20を、再び側板16に仮設置する。具体的には、図14および図9(a)に示すように、締結用開口16aが設けられた側板16の内側から、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を挿入して、図9(b)に示すように延出部52を側板16の外側に配置する。そして、図9(c)に示すように、側板16をかご内用品20と延出部52との間に配置して、かご内用品20を側板16に係止する。このとき、水平器81等を用いて、かご内用品20の上下方向を鉛直方向に一致させる。
次に、図15に示すように、締結部材45を、かご内用品20の内側から挿通孔20aおよび締結用開口16aに挿入し、固定部材40の螺合部40aと螺合させる。これにより、かご内用品20が、側板16の内側から固定部材40に締結される。以上のようにして、かご内用品組立体30が、側板16に対して組み立てられる。
このように第1の実施の形態によれば、係止用開口16bが設けられたエレベータかご10の側板16に対して組み立てられたかご内用品組立体30は、側板16の内側に配置されたかご内用品20と、かご内用品20を側板16に係止する係止部材50と、を備えている。そして、係止部材50は、かご内用品20の側板16に対向する側に接続し係止用開口16bを貫通する本体部51と、本体部51のかご内用品20への接続方向と交差する方向に本体部51から延び出し、かご内用品20との間に側板16を挿入可能な間隙Nを形成する延出部52と、を含む。かご内用品20は、例えば、鏡、手摺、操作盤、表示装置又は荷摺である。
第1の実施の形態のかご内用品組立体30では、かご内用品20は、かご内用品20の側板16に対向する側に設けられた係止部材50によって、側板16に係止されている。すなわち、かご内用品20は、その意匠性が大きく損なわれることなく、側板16に設置されている。また、第1の実施の形態のかご内用品組立体30によれば、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を係止用開口16bに挿入し、係止部材50の延出部52とかご内用品20との間に側板16を配置するだけで、かご内用品20を側板16に係止することができる。このようなかご内用品組立体30によれば、かご内用品20を、エレベータかご10の内側からの作業のみによって、一人で側板16に設置することができる。
また、第1の実施の形態によれば、延出部52は、側板16の内側から外側に向かう方向に見て、本体部51の全周にわたって本体部51から延び出している。この場合、係止部材50の延出部52のどの部分が本体部51の下方に配置されても、本体部51の下方に、上述の間隙Nを形成することができる。したがって、係止部材50をかご内用品20に取り付ける際、係止部材50の上下方向に留意する必要がない。
また第1の実施の形態によれば、側板16には、締結用開口16aが設けられており、かご内用品20は、挿通孔20aを有している。そして、かご内用品組立体30は、側板16の外側に配置された固定部材40と、挿通孔20aおよび締結用開口16aを貫通し、かご内用品20を側板16の内側から固定部材40に締結した締結部材45と、を更に備えている。固定部材40と締結部材45とを用いることにより、かご内用品20を、側板16にしっかりと固定することができる。
また第1の実施の形態によれば、かご内用品組立体30は、かご内用品20と側板16との間に設けられたクッション材70を更に有する。この場合、かご内用品20をクッション材70を介して側板16に密着させることができる。そして、側板16に係止されたかご内用品20に、がたつきが生じることが防止される。
また、第1の実施の形態によれば、エレベータかご10の側板16に対してかご内用品20を組み立てる、エレベータかご10のかご内用品組立方法は、側板16に係止用開口16bを設ける工程と、かご内用品20に接続される本体部51と、本体部51のかご内用品20への接続方向と交差する方向に本体部51から延び出し、かご内用品20との間に側板16を挿入可能な間隙Nを形成する延出部52と、を有する係止部材50を準備する工程と、かご内用品20の側板16と対向する側に、係止部材50を取り付ける工程と、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を側板16の内側から係止用開口16bに挿入して、延出部52を側板16の外側に配置し、側板16をかご内用品20と延出部52との間に配置して、かご内用品20を側板に係止する工程と、を備えている。
第1の実施の形態のかご内用品組立方法では、かご内用品20は、かご内用品20の側板16に対向する側に設けられた係止部材50によって、側板16に係止される。すなわち、かご内用品20は、その意匠性が大きく損なわれることなく、側板16に設置される。また、第1の実施の形態のかご内用品組立方法によれば、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を係止用開口16bに挿入し、係止部材50の延出部52とかご内用品20との間に側板16を配置するだけで、かご内用品20を側板16に係止することができる。このようなかご内用品組立方法によれば、かご内用品20を、エレベータかご10の内側からの作業のみによって、一人で側板16に設置することができる。
また第1の実施の形態によれば、かご内用品20は挿通孔20aを有しており、エレベータかご10のかご内用品組立方法は、締結部材45および固定部材40を準備する工程と、かご内用品20を側板16に係止する工程の前に、側板16の挿通孔20aに対応する位置に締結用開口16aを設ける工程と、側板16の外側の締結用開口16aに対応する位置に固定部材40を配置する工程と、かご内用品20を側板16に係止する工程の後に、挿通孔20aおよび締結用開口16aに締結部材45を挿通させてかご内用品20を側板16の内側から固定部材40に締結させる工程と、を更に備えている。固定部材40と締結部材45とを用いることにより、かご内用品20を、側板16にしっかりと固定することができる。また、かご内用品20を固定部材40に締結する際、かご内用品20は、係止部材50によって支持されているため、一人で締結作業を行うことができる。
(係止部材の変形例)
図16および図17を参照して、第1の実施の形態によるかご内用品組立体の係止部材の変形例について説明する。図16および図17に示す変形例において、図1乃至図15に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図16に示す例では、係止部材150は、クリップ状を成している。そして、図17(c)に示すように、かご内用品20の側板16に対向する側に接続し係止用開口16bを貫通する本体部151と、本体部151のかご内用品20への接続方向と交差する方向に本体部151から延び出す延出部152と、を有する。本体部151は、かご内用品20に当接する本体基部151aと、本体基部151aに接続し係止用開口16bを貫通する貫通部151bと、を有する。延出部152は、貫通部151bから下方に延び出して本体基部151aと対向する延出基部152aと、延出基部152aに接続し側板16の外側面16rを付勢する付勢部152bと、を有する。
なお、図16に示す係止部材150には、本体基部151aおよび延出基部152aを貫通する貫通孔153が設けられており、図17に示すように、ハンガーボルト60やワッシャ61,62、ナット63、スペーサ64を用いて側板16に取り付けられている。具体的には、以下の方法によって取り付けられている。まず、かご内用品20の外側面20rに、ハンガーボルト60の木ネジ部60aを、当該外側面20rに垂直な方向にねじ込む。次に、本体基部151aおよび延出基部152aの間に円筒形のスペーサ64を配置し、かご内用品20に固定されたハンガーボルト60のボルト部60bに、係止部材150をスペーサ64と共に装着する。係止部材150およびスペーサ64は、係止部材150の本体基部151aがかご内用品20の側を向いた状態で、貫通孔153およびスペーサ64の中空部分にボルト部60bを挿通させることにより、装着される。さらにボルト部60bにワッシャ61,62を装着する。そして、ボルト部60bにナット63を螺着させ、係止部材150をかご内用品20に対して固定する。
このようにかご内用品20に固定された係止部材50は、図17に示すような方法で、かご内用品20を側板16に係止することができる。すなわち、まず、側板16の内側から係止用開口16bに挿入し(図17(a)参照)、延出部152を側板16の外側に配置する(図17(b)参照)。そして、かご内用品20を、下方に押し下げ、側板16をかご内用品20と延出部152との間の間隙Nに配置する(図9(c)参照)。この状態において、延出部152は、側板16の外側面16rを付勢する。以上により、かご内用品20は、側板16に係止される。
このように本変形例によれば、係止部材150の延出部152は、側板16の外側面16rを付勢している。このような係止部材150によっても、かご内用品20を側板16に係止することができる。
(第2の実施の形態)
図18乃至図20を参照して、第2の実施の形態によるかご内用品組立体の係止部材の変形例について説明する。
図18乃至図20に示す第2の実施の形態においては、かご内用品20に挿通孔20aが設けられておらず、挿通孔200aを有する締結用プレート200が設けられている点が異なる。また、係止部材50が、かご内用品20の上端部にも設けられている点が異なる。その他の構成は、図1乃至図15に示す第1の実施の形態と略同一である。図18乃至図20に示す第2の実施の形態において、図1乃至図15に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図18には、側板16と、側板16に対して組み立てられたかご内用品組立体30と、の正面図が示されている。また、図19には、図18に示すかご内用品20の背面を示す斜視図である。また、図20は、図19に示すかご内用品20を側板16に取り付ける方法を説明するための、かご内用品組立体230の分解斜視図である。図20では、明確化のため、クッション材70や係止部材50の本体部51、係止手段41の図示を省略している。
締結用プレート200は、締結部材45が貫通する挿通孔200aと、締結用プレート200をかご内用品20に固定するための貫通孔200bと、を有する。図19に示すように、締結用プレート200は、係止部材50や、ハンガーボルト60、ワッシャ61,62、ナット63を用いて側板16に取り付けられている。具体的には、以下の方法により取り付けられる。まず、図8に示す方法と同様の方法により、かご内用品20の外側面20rにハンガーボルト60を固定した後、ハンガーボルト60を締結用プレート200の貫通孔200bに挿通させる。さらに、ハンガーボルト60に、係止部材50、ワッシャ61,62およびナット63をこの順で装着する。締結用プレート200は、図20に示すように、かご内用品20の側板16と対向する側と交差する方向に見て(かご内用品20の外側面20rに垂直な方法に見て)、その一部がかご内用品20の周囲に延び出すように固定されている。そして、挿通孔200aが、かご内用品20の周囲に位置している。図示の例では、締結用プレート200は、かご内用品20の側板16に対向する側の下端部に固定され、その一部がかご内用品20の下端部の下方に延び出している。そして、締結用プレート200の挿通孔200aは、かご内用品20の下端部の下方に位置している。
側板16の挿通孔200aに対応する位置には、締結用開口16aが設けられている。そして、側板16の外側には、固定部材40が配置されている。固定部材40は、その螺合部40aが締結用開口16aと対向するように配置されている。挿通孔200aおよび締結用開口16aには、締結用プレート200の側から締結部材45が挿通されている。締結部材45は、締結用プレート200を、側板16の内側から固定部材40に締結している。
次に、図19、図20、図9および図11を参照して、かご内用品組立体230の組立方法について説明する。
まず、図19に示すように、かご内用品20を準備する。また、係止部材50を準備して、かご内用品20の側板16と対向する側に(外側面20rに)取り付ける。より詳細には、係止部材50を、かご内用品20の上端部および上下方向の中間領域に取り付ける。さらに、クッション材70を、かご内用品20の側板16と対向する側に(外側面20rに)取り付ける。
また、締結用プレート200と、締結用プレート200をかご内用品20に固定するための係止部材50やハンガーボルト60等を準備する。次に、締結用プレート200を、かご内用品20の側板16と対向する側の下端部に配置する。このとき、かご内用品20の外側面20rに垂直な方法に見て、締結用プレート200の貫通孔200bがかご内用品20と重なり、挿通孔200aがかご内用品20の周囲(かご内用品20の下端部の下方となる位置)に位置するように、締結用プレート200を配置する。そして、図19に示す方法により、締結用プレート200をかご内用品20に固定する。
次に、図11に示す方法と同様の方法により、側板16に係止用開口16bを加工する。さらに、図11に示す方法と同様の方法により、側板16の、締結用プレート200を固定する係止部材50に対応する位置に、逃げ穴16cを加工する。
次に、図9に示す方法と同様の方法により、かご内用品20を側板16に仮設置する。具体的には、図9(a)に示すように、かご内用品20に取り付けられた係止部材50を、側板16の内側(内側面16fの側)から係止用開口16bに挿入して、図9(b)に示すように延出部52を側板16の外側(外側面16rの側)に配置する。そして、図9(c)に示すように、側板16をかご内用品20と延出部52との間に配置して、かご内用品20を側板16に係止する。このとき、水平器81等を用いて、かご内用品20の上下方向を鉛直方向に一致させる。
次に、かご内容品20が側板16に係止された状態で、側板16の、締結用プレート200の挿通孔200aに対応する位置に、印を付ける。当該印は、締結用開口16aが設けられる場所を示す。そして、かご内用品20を側板16から取り外し、当該印が付けられた場所に、工具を用いて締結用開口16aを加工する。
次に、締結部材45および固定部材40を準備する。そして、側板16の外側の締結用開口16aに対応する位置に、固定部材40を配置する。
次に、図9に示す方法と同様の方法により、かご内用品20を、再び側板16に仮設置する。このとき、水平器81等を用いて、かご内用品20の上下方向を鉛直方向に一致させる。
次に、締結部材45を、締結用プレート200の側から挿通孔200aおよび締結用開口16aに挿通させ、固定部材40の螺合部40aと螺合させる。これにより、締結用プレート200が、側板16の内側から固定部材40に締結される。以上のようにして、かご内用品組立体30が、側板16に対して組み立てられる。
このように第2の実施の形態によれば、側板16には、締結用開口16aが設けられている。また、かご内用品組立体230は、挿通孔200aを有する締結用プレート200であって、かご内用品20の側板16と対向する側と交差する方向に見て挿通孔200aがかご内用品20の周囲に位置するように、かご内用品20に固定された締結用プレート200と、側板16の外側に配置された固定部材40と、挿通孔200aおよび締結用開口16aを貫通し、締結用プレート200を側板16の内側から固定部材40に締結した締結部材45と、を更に備えている。
挿通孔200aを有する締結用プレート200がかご内用品20に固定されているので、かご内用品20に締結部材45を挿通するための挿通孔を設けることなく、かご内用品20を側板16にしっかりと固定することができる。このような締結用プレート200は、かご内用品20の下端部等、エレベータかご10内の乗員に視認されにくい位置に配置されれば、かご内用品20の意匠性を大きく損なうことはない。
また第2の実施の形態によれば、かご内用品組立方法は、挿通孔200aを有する締結用プレート200を準備する工程と、締結部材45および固定部材40を準備する工程と、かご内用品20を側板16に係止する工程の前に、かご内用品20の側板16と対向する側と交差する方向に見て挿通孔200aがかご内用品20の周囲に位置するように、締結用プレート200をかご内用品20に固定する工程と、かご内用品20を側板16に係止する工程の前に、側板16の挿通孔200aに対応する位置に締結用開口16aを設ける工程と、側板16の外側の締結用開口16aに対応する位置に固定部材40を配置する工程と、かご内用品20を側板16に係止する工程の後に、挿通孔200aおよび締結用開口16aに締結部材45を挿通させて締結用プレート200を側板16の内側から固定部材40に締結させる工程と、を更に備えている。
挿通孔200aを有する締結用プレート200をかご内用品20に固定するので、かご内用品20に締結部材45を挿通するための挿通孔を設けることなく、かご内用品20を側板16にしっかりと固定することができる。このような締結用プレート200は、かご内用品20の下端部等、エレベータかご10内の乗員に視認されにくい位置に配置されれば、かご内容品20の意匠性を大きく損なうことはない。また、締結部材45で締結用プレート200を固定部材40に締結する際、かご内用品20は、係止部材50によって支持されているため、一人で締結作業を行うことができる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上述してきた実施の形態では、かご内用品20は、締結部材45および固定部材40並びに係止部材50を用いて側板16に対して組み立てられているが、締結部材45および固定部材40を用いることなく側板16に対して組み立てられていてもよい。
これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を、部分的に適宜組み合わせることも可能である。
10:かご、16:側板、16a:締結用開口、16b:係止用開口、20:かご内用品、20a,200a:挿通孔、30:かご内用品組立体、40:固定部材、45:締結部材、50,150:係止部材、51,151:本体部、52,152:延出部、53,153:貫通孔、70:クッション材、70a:切り欠き部、200:締結用プレート、N:間隙

Claims (8)

  1. 係止用開口が設けられたエレベータかごの側板に対して組み立てられたかご内用品組立体であって、
    前記側板の内側に配置されたかご内用品と、前記かご内用品を前記側板に係止する係止部材と、を備え、
    前記係止部材は、
    前記かご内用品の前記側板に対向する側に接続し前記係止用開口を貫通する本体部と、
    前記本体部の前記かご内用品への接続方向と交差する方向に前記本体部から延び出し、前記かご内用品との間に前記側板を挿入可能な間隙を形成する延出部と、を含み、
    前記側板には、締結用開口が設けられており、
    前記かご内用品組立体は、
    挿通孔を有する締結用プレートであって、前記かご内用品の前記側板と対向する側と交差する方向に見て、その一部が前記かご内用品の周囲に延び出して前記挿通孔が前記かご内用品の周囲に位置するように、前記かご内用品に固定された締結用プレートと、
    前記側板の外側に配置された固定部材と、
    前記挿通孔および前記締結用開口を貫通し、前記締結用プレートを前記側板の内側から前記固定部材に締結する締結部材と、を更に備えた
    ことを特徴とするエレベータかごのかご内用品組立体。
  2. 前記延出部は、前記側板の内側から外側に向かう方向に見て、前記本体部の全周にわたって前記本体部から延び出している
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごのかご内用品組立体。
  3. 前記延出部は、前記側板の外側面を付勢している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごのかご内用品組立体。
  4. 前記側板には、更なる締結用開口が設けられており、
    前記かご内用品は、挿通孔を有し、
    前記かご内用品組立体は、
    前記側板の外側に配置された更なる固定部材と、
    前記かご内用品の挿通孔および前記更なる締結用開口を貫通し、前記かご内用品を前記側板の内側から前記更なる固定部材に締結する更なる締結部材と、を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエレベータかごのかご内用品組立体。
  5. 前記かご内用品と前記側板との間に設けられたクッション材を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエレベータかごのかご内用品組立体。
  6. 前記かご内用品は、鏡、手摺、操作盤、表示装置又は荷摺である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエレベータかごのかご内用品組立体。
  7. エレベータかごの側板に対してかご内用品を組み立てる、エレベータかごのかご内用品組立方法であって、
    前記側板に係止用開口を設ける工程と、
    前記かご内用品に接続される本体部と、前記本体部の前記かご内用品への接続方向と交差する方向に前記本体部から延び出し、前記かご内用品との間に前記側板を挿入可能な間隙を形成する延出部と、を有する係止部材を準備する工程と、
    前記かご内用品の前記側板と対向する側に、前記係止部材を取り付ける工程と、
    前記かご内用品に取り付けられた前記係止部材を前記側板の内側から前記係止用開口に挿入して、前記延出部を前記側板の外側に配置し、前記側板を前記かご内用品と前記延出部との間に配置して、前記かご内用品を前記側板に係止する工程と、を備え
    前記エレベータかごのかご内用品組み立て方法は、更に、
    挿通孔を有する締結用プレートを準備する工程と、
    締結部材および固定部材を準備する工程と、
    前記かご内用品を前記側板に係止する工程の前に、前記かご内用品の前記側板と対向する側と交差する方向に見て、前記締結用プレートの一部が前記かご内用品の周囲に延び出して前記挿通孔が前記かご内用品の周囲に位置するように、前記締結用プレートを前記かご内用品に固定する工程と、
    前記かご内用品を前記側板に係止する工程の前に、前記側板の前記挿通孔に対応する位置に締結用開口を設ける工程と、
    前記側板の外側の前記締結用開口に対応する位置に前記固定部材を配置する工程と、
    前記かご内用品を前記側板に係止する工程の後に、前記挿通孔および前記締結用開口に前記締結部材を挿通させて前記締結用プレートを前記側板の内側から前記固定部材に締結させる工程と、を備えた
    ことを特徴とするエレベータかごのかご内用品組立方法。
  8. 前記かご内用品は挿通孔を有しており、
    更なる締結部材および更なる固定部材を準備する工程と、
    前記かご内用品を前記側板に係止する工程の前に、前記側板の前記かご内用品の挿通孔に対応する位置に更なる締結用開口を設ける工程と、
    前記側板の外側の前記更なる締結用開口に対応する位置に前記更なる固定部材を配置する工程と、
    前記かご内用品を前記側板に係止する工程の後に、前記かご内用品の挿通孔および前記更なる締結用開口に前記更なる締結部材を挿通させて前記かご内用品を前記側板の内側から前記更なる固定部材に締結させる工程と、を更に備えた
    ことを特徴とする請求項に記載のエレベータかごのかご内用品組立方法。
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