JP6472598B2 - 制震装置 - Google Patents

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本発明は制震装置に関する。ここで提案される制震装置は、特に、橋や梁などを含む構造体の制震装置として好適である。
例えば、特開2011−141026号公報には、慣性質量を付加質量として利用するTMD機構が開示されている。ここでは、付加ばねと慣性質量ダンパーが直列に接続されており、付加減衰が付加ばねあるいは慣性質量ダンパーに対して並列に接続されている。そして、地震時に慣性質量ダンパーに過大な入力が入らないように、付加ばねの耐力を設定する構造が開示されている。
また、特開2011−12427号公報には、錘と、ばねと、オイルダンパーとを備えたTMD機構に対して、モータ9が取り付けられている。そして、地震時に錘のロックを解除するのに合わせて、モータによって所定の初期変位の位置に錘を移動させることが提案されている。
特開2011−141026号公報 特開2011−12427号公報
上記のように、地震時に対象構造物の振動を小さく抑えるTMD(チューンド・マス・ダンパー)は種々提案されている。これらは、対象構造物の1次固有周期以外の振動数における応答倍率の上限値が過大になるのを防止するため、最適な減衰を付加する必要がある。このため、TMDの動きに連動して作動する減衰装置としてオイルダンパーが用いられている。かかるオイルダンパーを取り付けるための構造が複雑であった。
ここで提案される制震装置は、上部基材と、上部基材に一端が取り付けられたばねと、ばねの他端に取り付けられ、ばねを介して、上部基材から吊り下げられた錘と、上部基材に対して相対的に固定され、かつ、錘に対して対向した対向部材と、錘と対向部材との間に配置され、一端が錘に接続され、他端が対向部材に接続された粘弾性体とを備えている。
ここでは、ばねと、ばねを介して吊り下げられた錘とで構成されたTMDの動きに連動して作動する減衰装置として粘弾性体を用いた制震装置を提案している。粘弾性体は、錘と対向部材との間に配置され、上部基材から吊り下げられた錘が鉛直方向に上下に振動するのに応じてせん断変形する。この場合、粘弾性体は、せん断変形を伴う振動を受けると、一周期毎に、当該ヒステリシスループHで囲まれた面積に相当する量のエネルギを吸収し得る。これにより、比較的簡単な構造で、対象構造物の1次固有周期以外の振動数における応答倍率の上限値が過大になるのを防止することができる。
ここで、粘弾性体は、例えば、対向して配置された一対のプレート間に配置され、当該一対のプレートにそれぞれ接着されているとよい。この場合、当該一対のプレートの一方は錘に接続され、他方が対向部材に接続されているとよい。
また、錘は、平板状の部材であり、かつ、当該錘の平面部の法線が鉛直方向に対して直交するように、上部基材に対して取り付けられていてもよい。対向部材は、錘の法線方向および鉛直方向の両方に直交する方向において、錘の周縁部の外側に対向していてもよい。粘弾性体は、錘の周縁部と、当該周縁部に対向した対向部材との間に配置されていてもよい。
錘は、平板状の部材であり、かつ、当該錘の平面部の法線が鉛直方向に対して直交するように、上部基材に対して取り付けられていてもよい。この場合、対向部材は、錘の法線方向において、錘の平面部に対向しているとよい。粘弾性体は、錘の平面部と、当該平面部に対向した対向部材との間に配置されているとよい。
また、上部基材に対する錘の移動方向を鉛直方向に沿って案内するガイドを備えていてもよい。また、粘弾性体は、錘と対向部材とに着脱自在に取り付けられていてもよい。また、ばねは、上部基材と錘とに着脱可能に取り付けられていてもよい。また、錘の重さが調整可能であってもよい。
また、ここで提案される構造体は、上部構造体と、上部構造体を支持する支持構造体と、制震装置とを備えているとよい。ここで、制震装置は、上部構造体に一端が取り付けられたばねと、ばねの他端に取り付けられ、ばねを介して、上部構造体から吊り下げられた錘と、上部構造体の下面に前記錘に対して対向する対向部材と、錘と対向部材との間に配置され、一端が錘に接続され、他端が対向部材に接続された粘弾性体とを備えているとよい。この場合、ばねの剛性と粘弾性体の剛性との和と、錘の質量とによって計算される固有周期Tdが、上部構造体と前記支持構造体とからなる対象構造物の1次固有周期T1に一致しているとよい。また、この場合、ばねの一端は、上部構造体に取り付けられた上部基材に取り付けられていてもよい。また、この場合、構造体は、上部構造体に対する錘の移動方向を鉛直方向に沿って案内するガイドを備えていてもよい。
図1は、制震装置100が組み込まれた構造体10を示す正面図である。 図2は、構造体10に組み込まれた制震装置100を示す正面図である。 図3は、制震装置100を上部構造体11から取り外した状態を示している。 図4は、図3の側面図である。 図5は、粘弾性体105およびプレート105a、105bを模式的に示す平面図である。 図6は、粘弾性体が描くヒステリシスループの概略図である。 図7は、他の形態にかかる構造体10Aを示す側面図である。 図8は、図7で用いられた制震装置100Aを示す図である。 図9は、制震装置100Aの断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る制震装置を図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。また、同じ作用を奏する部材または部位には、適宜に同じ符号を付している。また、各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、各図面は、一例を示すのみであり、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。
《構造体10》
図1は、制震装置100が組み込まれた構造体10を示す正面図である。図2は、構造体10に組み込まれた制震装置100を示す正面図であり、図1のII-II断面矢視図である。ここで、図1に示された構造体10は、上部構造体11と、支持構造体12と、制震装置100とを備えている。図1では、構造体10として、具体的には、橋(橋梁)を模式的に示している。ここで、上部構造体11は橋桁であり、支持構造体12は橋台である。
図1に示す上部構造体11としての橋桁は、上梁11aと下梁11bと中間トラス11cとを備えている。上梁11aは、図2に示すように、幅方向に予め定められた間隔を空けて平行に配置された2本のH鋼11a1、11a2と、H鋼11a1、11a2の間に架設された中間梁材11a3とを備えている。この実施形態では、上梁11aの両端は、図1に示すように、支持構造体12に支持されている。下梁11bは、上梁11aの下側に上梁11aと平行に配置されている。中間トラス11cは、上梁11aと下梁11bとの間に架設されたトラスである。
なお、ここで提案される制震装置100は、橋に限らず、種々の構造体に組み込まれる。このため、上部構造体11は、橋桁に限定されない。また、上部構造体11は、ここで例示される構造に限定されない。例えば、構造体10としては、木造建築や鉄骨構造でもよい。木造建築や鉄骨構造の構造体では、例えば、梁のように横向きに渡された部材が上部構造体11となり、当該梁の両端を支える柱が支持構造体12となる。このように上部構造体11は、橋桁や梁のように、凡そ水平に配置された部材であればよい。また、支持構造体12は、上部構造体11を支持する部材である。好適には、支持構造体12は、上部構造体11の両端を支持しているとよい。
《制震装置100》
制震装置100は、図2に示すように、上部基材101と、ばね102と、錘103と、対向部材104と、粘弾性体105と、ガイド106と、下部支持材107とを備えている。ここで、図3は、上部構造体11から取り外された制震装置100を示している。なお、図3では、プレート103aの左上側の部分が破断された状態で図示されている。ここでは、具体的には、制震装置100の上部基材101とばね102と錘103と粘弾性体105とガイド106とを、上部構造体11および対向部材104から取り外した状態を示している。また、図4は、図3の右側面図である。なお、図4では、制震装置100の右側の粘弾性体105および台座103hは省略された状態で図示されている。
上部基材101は、図2に示すように、上部構造体11に取り付けられる部材である。この実施形態では、上部基材101は、ベース111と、取付部材112とを備えている。ベース111は、上部構造体11の梁部分(ここでは、橋桁)の下面に取り付けられる部位である。この実施形態では、ベース111は、上板111aと、中間材111bと、下板111cとを備えている。上板111aは、上部構造体11の下面に取付けられる板材である。上板111aには、図3および図4に示すように、上部構造体11に取り付ける締結材を装着する複数の締結穴111a1が形成されている。中間材111bは、上板111aの締結穴111a1に重ならないように配置された格子状の壁材であり、上板111aの下面に溶接されている。さらに、中間材111bの下面には、下板111cが溶接されている。
取付部材112は、ベース111の下面(ここでは、下板111cの下面)に取り付けられている。この実施形態では、取付部材112は、互いに対向する2枚のプレート112a、112bと、複数の取付軸112cとを備えている。ここで、2枚のプレート112a、112bは、上部基材101の下面において、上部基材101から鉛直方向下向きに延び、対向するように配置されている。上部基材101と2枚のプレート112a、112bとは、例えば、溶接のような接合手段によって接合されている。2枚のプレート112a、112bには、取付軸112cを装着するための装着穴が形成されている。取付軸112cは、2枚のプレート112a、112bに形成された装着穴に通して、2枚のプレート112a、112bの間に架け渡されている。この実施形態では、取付軸112cの両端にはねじ溝が形成されている。そして、2枚のプレート112a、112bの装着穴に通された取付軸112cの両端にはナット112c1、112c2が取り付けられている。これによって、取付軸112cは2枚のプレート112a、112bに架け渡された状態で固定されている。
かかる上部基材101は、この実施形態では、図2に示すように、上板111aに設けられた締結穴111a1(図4参照)を通じて、ボルトナット101aによって上部構造体11の下面に取り付けられている。
《ばね102》
次に、ばね102は、この実施形態では、金属製の蔓巻ばねであり、所要の剛性を有している。ばね102の両端にはリング状のフック102a、102bが設けられている。この実施形態では、制震装置100は、4本のばね102を備えている。ばね102の一端(上端)のフック102aは、それぞれ上部基材101のプレート112a、112b間に架け渡された取付軸112cに装着されている。ばね102の他端(下端)のフック102bは、後述するように錘103に取り付けられている。
《錘103》
錘103は、図3および図4に示すように、ばね102の他端(下端)に取り付けられ、ばね102を介して、上部基材101から吊り下げられている。この実施形態では、錘103は、対向する一対のプレート103a、103bと、プレート103a、103bの間に取り付けられた交換錘103cとを備えている。この実施形態では、プレート103a、103bの中間部分には、それぞれ交換錘103cを取付けるための取付穴(図示省略)が形成されている。また、当該取付穴よりも上側には、ばね102の他端(下端)を取付ける取付穴(図示省略)が形成されている。
この実施形態では、当該取付穴を通じて、プレート103a、103bの間に取付軸103dが架け渡されている。さらに、取付軸103dの両端にはナット103d1,103d2が取り付けられている。かかるナット103d1,103d2を締め付けることによって、取付軸103dは2枚のプレート103a、103bに架け渡された状態で固定されている。ばね102の他端(下端)のフック102bは、かかる取付軸103dに装着されている。
交換錘103cは、錘103の全体の重量を調整するための調整用の錘である。交換錘103cは、プレート103a、103bの間に配置される。交換錘103cには、プレート103a、103bの取付穴(図示省略)に合致する位置に貫通穴が形成されており、当該取付穴と貫通穴を通じてボルト103c1が装着され、ナット103c2で止められている。この交換錘103cは、ボルトナット103c1、103c2を取り外すことによって適宜にプレート103a、103bから取り外すことができる。錘103は、交換錘103cを交換することによって、全体の重さを調節することができる。
なお、この実施形態では、プレート103a、103bの両側の縁に粘弾性体105が取り付けられる。プレート103a、103bの両側の縁には、それぞれ粘弾性体105を取り付けるための台座103hが設けられている。この実施形態では、台座103hは、プレート103a、103bの縁に溶接されるフランジ103h1と、粘弾性体105が取り付けるフランジ103h2とを備えている。フランジ103h1と、フランジ103h2とがウェブを介してそれぞれ互いに反対側に向くように配置されている。この実施形態では、H型鋼をウェブの真ん中で切断してT型鋼とし、そのウェブを重ねてボルト103h3によって締結したものである。なお、特に言及されない限りにおいて、台座103hの構造はかかる構造に限定されない。
《対向部材104》
次に、対向部材104は、図2に示すように、上部基材101に対して相対的に固定され、かつ、錘103に対して対向した部材である。この実施形態では、対向部材104は、H鋼で構成されており、上部構造体11の下面から上部基材101に取り付けられた錘103の周縁部103e、103fの側方に対して、H鋼の一平面を向けて対向するように配置されている。この実施形態では、錘103の両側の周縁部103e、103fに対して対向するように、錘103の両側に対向部材104がそれぞれ設けられている。ここで、図2に示すように、上部基材101は、上部構造体11に固定されている。上部基材101と同様に、対向部材104は上部構造体11に固定されている。対向部材104と上部基材101とはともに上部構造体11に固定されている。この結果、対向部材104は上部基材101に直接固定されていないが、上部基材101に対して固定された状態になっている。このように、対向部材104は、上部基材101との関係において、直接固定されているか否かを問わず、上部基材101に対して固定されているとよく。このような関係を、ここでは適宜に、対向部材104は上部基材101に対して相対的に固定されていると称している。
《粘弾性体105》
次に粘弾性体105は、図2に示すように、錘103と対向部材104との間に配置され、一端が錘103に接続され、他端が対向部材104に接続されている。この実施形態では、粘弾性体105は、対向する一対のプレート105a、105bの間に配置され、当該一対のプレート105a、105bに接合されている。この実施形態では、粘弾性体105は、錘103の両側の周縁部103e、103fにおいて、錘103と対向部材104との間にそれぞれ配置されている。そして、粘弾性体105に接着された一方のプレート105aを錘103に取り付け、他方のプレート105bを対向部材104に取り付けている。これによって、対向部材104に対する錘103の相対変位に応じて、粘弾性体105に接着されたプレート105a、105bが変位する。粘弾性体105は、プレート105a、105bの変位に応じてせん断変形が生じる。
ここで、粘弾性体105は、例えば、高減衰性を有する粘弾性ゴム(制震ゴム)で構成されているとよい。この場合、粘弾性体105とプレート105a、105bとは、それぞれ加硫接着によって接着されているとよい。プレート105a、105bには、それぞれボルトを通す穴105a1、105b1が形成されている(図5参照)。そして、プレート105aは、穴105a1を通じてボルトナット105cによって、錘103に取り付けられている。また、プレート105bは、穴105a1を通じてボルトナット105dによって、対向部材104に取り付けられている。
なお、粘弾性体105として用いられる高減衰性を有する粘弾性ゴム(制震ゴム)には、例えば、天然ゴム,スチレンブタジエンゴム(SBR),ニトリルブタジエンゴム(NBR),ブタジエンゴム素材(BR),イソプレンゴム(IR),ブチルゴム(IIR),ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR),クロロプレンゴム(CR)のゴム素材に、高減衰性を発揮する添加剤を加えて生成された高減衰性ゴム組成物を用いることができる。高減衰性を発揮する添加剤としては、例えば、カーボンブラックなど、種々の添加剤が知られている。
〈ヒステリシスループH〉
ここで、図5は、粘弾性体105およびプレート105a、105bを模式的に示す平面図である。図6は、粘弾性体が描くヒステリシスループの概略図である。図5に示すように、プレート105aに対してプレート105bが平行移動すると、粘弾性体105にせん断変形が生じる。このとき、粘弾性体105に生じたせん断変位と、せん断荷重との関係から、図6に示すようなヒステリシスループH(実測ヒステリシス曲線)が描かれる。図6中、横軸はプレート105a、105bのせん断方向の変位を示し、縦軸はその際のせん断荷重を示している。かかるヒステリシスループHによれば、せん断変位の増加につれてせん断荷重が高くなり、粘弾性体105の抵抗力が大きくなることが分かる。この粘弾性体105は、せん断変形を伴う振動を受けると、一周期毎に、当該ヒステリシスループHで囲まれた面積に相当する量のエネルギを吸収し得る。
《ガイド106、下部支持材107》
ガイド106は、錘103の移動方向を鉛直方向に沿って案内する部材である。この実施形態では、対向部材104の下端部に、下部支持材107が架け渡されている。下部支持材107は、錘103の下側の縁の鉛直方向の下側に所要の間隔を開けて配置されている。ガイド106は、かかる下部支持材107の上に取り付けられている。
この実施形態では、ガイド106は、下部基材106aと、案内板106b、106cとを備えている。下部基材106aは、図4に示すように、上板106a1と、中間材106a2と、下板106a3とを備えている。下板106a3は、下部支持材107の上面に取付けられる板材である。下板106a3には、下部支持材107に取り付ける締結材を装着する複数の締結穴106a4が形成されている。中間材106a2は、下板106a3の締結穴106a4に重ならないように配置された格子状の壁材であり、下板106a3に溶接されている。さらに、上板106a1は、中間材106a2の上面に溶接されている。
案内板106b、106cは、下部基材106aから上方に延びるように設けられている。かかる案内板106b、106cは、例えば、下部基材106aの上板106a1に溶接されているとよい。下部基材106aは、締結穴106a4を通じて取り付けられたボルトナット106dによって、下部支持材107に取り付けられる。案内板106b、106cは、錘103のプレート103a、103bの外側面に沿って上方に延びている。錘103のプレート103a、103bの下端部は、かかるガイド106の案内板106b、106cの間に装着されている。かかる構成によって、錘103は、ガイド106の案内板106b、106cによって、プレート103a、103bの法線方向への移動が規制されている。なお、この実施形態では、錘103のプレート103a、103bの上端部は、取付部材112の2枚のプレート112a、112b間に装着されている。錘103の上端部が装着されるプレート112a、112bと、錘103の下端部が装着されるプレート103a、103bとには、それぞれ錘103との摩擦を軽減するために滑り板106b1、106c1、112a1、112b1が貼り付けられている。かかる滑り板106b1、106c1、112a1、112b1には、例えば、フッ素樹脂でコーティングされた板を用いるとよい。
《制震装置100の機能》
このように、制震装置100は、上部基材101と、ばね102と、錘103と、対向部材104と、粘弾性体105とを備えている。ここで、ばね102は、上部基材101に一端が取り付けられている。錘103は、ばね102の他端に取り付けられ、ばね102を介して、上部基材101から吊り下げられている。対向部材104は、上部基材101に対して相対的に固定され、かつ、錘103に対して対向している。粘弾性体105は、錘103と対向部材104との間に配置され、一端が錘103に接続され、他端が対向部材104に接続されている。
この制震装置100は、図2に示すように、上部基材101を構造体10の上部構造体11に取り付ける。この実施形態では、上部基材101は、橋の橋桁であり、橋桁の上梁11aの下面に取り付けられている。また、対向部材104は、上梁11aと下梁11bとの間に、上下に架け渡されている。かかる構成において、錘103はばね102を介して吊り下げられている。ばね102は、鉛直方向に、常時、引っ張られた状態で変形している。例えば、地震や風や交通振動によって構造体10が揺れた際には、当該揺れに対して慣性力を受けて錘103が上下に振動する。錘103の振動に応じて、ばね102と粘弾性体105は、短期荷重を受けて変形する。ここで、ばね102は、引張あるいは圧縮方向に変形する。粘弾性体105は、対向部材104に対する錘103の相対的な変位に応じてせん断変形する。
ここで、粘弾性体105と錘103は、構造体10の揺れに同調して揺れ、当該揺れに応じてばね102と粘弾性体105に変形δが生じる。特に、この実施形態では、図2に示すように、錘103は、ばね102によって吊り下げられており、ばね102は、錘103の振動に応じて伸び縮みする。粘弾性体105は、錘103と対向部材104との間に配置され、一端が錘103に接続され、他端が対向部材104に接続されており、錘103の振動に応じてせん断変形する。かかる構成によって、ばね102と錘103とで構成されるTMD(チューンド・マス・ダンパー)に連動して、粘弾性体105がせん断変形する。粘弾性体105は、せん断変形によって、所要の減衰をTMDに付加する。かかる粘弾性体105によって、構造体10の応答倍率の上限値を低減させる、TMDを構成することができる。
また、この実施形態では、錘103は、4つのばね102で吊り下げられている。かかる4つのばね102は、錘103の重心を通る鉛直方向の線に対して対に配置されている。そして、かかる4つのばね102の剛性は、ともに同じであり、錘103の重心を通る鉛直方向の線に対して左右で均等に錘103を支持している。また、粘弾性体105の錘103の重心を通る鉛直方向の線を対にして左右均等に配置されている。
このため、錘103は、上下に振動する際に、錘103の重心を通る鉛直方向の線に対してばね102と粘弾性体105からそれぞれ均等に力を受ける。このため、上下に振動する際に、錘103が傾くのが防止されている。さらに、この実施形態では、錘103には、錘103がプレート103a、103bの法線方向への移動するのを規制するガイド106が設けられている。このため、錘103は、スムーズに上下に振動する。
この場合、好適には、ばね102の剛性と粘弾性体105の剛性との和と、錘103の質量とによって計算される固有周期Tdが、上部構造体11と支持構造体12とからなる対象構造物の1次固有周期T1に一致しているとよい。つまり、ばね102の剛性と粘弾性体105の剛性との和と、錘103の質量とによって計算される固有周期Tdが、上部構造体11と支持構造体12とからなる対象構造物の1次固有周期T1に一致させるように、ばね102の剛性と、粘弾性体105の剛性と、錘103の質量とを調整するとよい。これによって、構造体10の振動をより小さく抑えることができ、かつ、振動をより早期に減衰させることができる。
ここで、ばね102の剛性は、例えば、ばね102の弾性変形域における静的な引張試験で荷重と変位との関係の勾配(いわゆるヤング率)によって評価される。また、粘弾性体105は、例えば、正弦波による強制変形を繰り返し与える試験において、横軸に荷重(せん断荷重)と縦軸に変位(せん断変位)をとって、荷重−変位の特性を表すグラフを得る。この際、荷重−変位の特性はループ(例えば、図6に示すようなヒステリシスループH)を描く。ここでは、粘弾性体105の剛性は、例えば、3ループ目のループでの最大変位点δ1での加重P1と、最小変位点δ2での加重P2とから算出される(P1−P2)/(δ1−δ2)によって評価される。
例えば、粘弾性体105は、錘103と対向部材104とに着脱自在に取り付けられているとよい。また、ばね102は、上部基材101と錘103とに着脱可能に取り付けられているとよい。また、錘103の重さは調整可能であるとよい。
例えば、上述した実施形態では、粘弾性体105は、プレート105a、105bにそれぞれ接着されている。かかるプレート105a、105bを錘103と対向部材104から取り外すことによって、粘弾性体105が取り外される。そして、適当な剛性の粘弾性体105を選択して錘103と対向部材104とに取り付けるとよい。
ここで、図4に示すように、ばね102の一端(上端)のフック102aは、上部基材101のプレート112a、112b間に架け渡された取付軸112cに装着されている。ナット112c1,112c2を外すことによって、取付軸112cをプレート112a、112bから取り外すことができ、ばね102の一端(上端)のフック102aを取り外すことができる。また、ばね102の他端(下端)のフック102bは、錘103のプレート103a、103bに架け渡された取付軸103dに装着されている。ここで、ナット103d1,103d2を外すことによって、取付軸103dをプレート103a、103bから取り外すことができ、ばね102の他端(下端)のフック102bを取り外すことができる。
このように、ばね102は、上下のフック102a、102bをそれぞれ取り外すことによって取り外される。そして、適当な剛性のばね102を選択して、上部基材101と錘103とに取り付けるとよい。また、上述した実施形態では、錘103は、上述したように交換錘103cが交換可能で有り、適切な重さの交換錘103cを選択して取り付けることによって、錘103全体の重さを調整することができる。
ここで、固有周期Tdは、以下の式によって計算される。
固有周期Td=2π×√(錘の重量)/√(ばねの剛性と粘弾性体の剛性の和)
例えば、ばねの剛性として上述したヤング率を用い、粘弾性体の剛性として、上述したヒステリシスループ(図6参照)での3ループ目のループでの最大変位点δ1での加重P1と、最小変位点δ2での加重P2とから算出される(P1−P2)/(δ1−δ2)を用いて、固有周期Tdを算出するとよい。
このように、この実施形態では、ばね102と錘103とで構成されるTMDに連動して、粘弾性体105がせん断変形し、所要の減衰を発揮する。このため、構造体10の振動が小さく抑えられ、かつ、早期に減衰する。
ここでは、上部基材101は、上部構造体11に取り付けられている。ばね102の一端102a(上端)は、上部基材101に取り付けられており、ばね102の他端102b(下端)には、錘103が取り付けられている。これによって、錘103は、ばね102を介して、上部基材101から吊り下げられている。対向部材104は、上部基材101に対して相対的に固定され、かつ、錘103に対して対向しており、粘弾性体105は、錘103と対向部材104との間に配置され、一端が錘103に接続され、他端が対向部材104に接続されている。
ここでは、ばね102と錘103とで構成されたTMDの動きに連動して作動する減衰装置として粘弾性体105が用いられている。粘弾性体105は、錘103と対向部材104との間に配置され、上部基材101から吊り下げられた錘103が鉛直方向に上下に振動するのに応じてせん断変形する。この場合、粘弾性体105は、せん断変形を伴う振動を受けると、一周期毎に、当該ヒステリシスループHで囲まれたエネルギに相当するエネルギを吸収し得る。制震装置100は、かかる粘弾性体105の作用によって、対象構造物の1次固有周期以外の振動数における応答倍率の上限値が過大になるのを防止することができる。
この実施形態では、粘弾性体105は、対向して配置された一対のプレート105a、105b間に配置され、当該一対のプレート105a、105bにそれぞれ接着されている。そして、当該一対のプレート105a、105bの一方が錘103に接続され、他方が対向部材104に接続されているとよい。かかる構成によれば、粘弾性体105の成形が容易であり、かつ、プレート105a、105bを介して制震装置100に粘弾性体105が組み込まれるので、粘弾性体105を組み込む作業が簡単であり、粘弾性体105の取り外しが可能である。
また、上述した実施形態では、錘103は、平板状の部材であり、当該錘103の平面部103gの法線が鉛直方向に対して直交するように、上部基材101に対して取り付けられている。ここでは、図1および図2に示すように、上部基材101は上部構造体11に取り付けられている。そして、上部基材101が上部構造体11に取り付けられた状態において、錘103の平面部103gの法線が鉛直方向に対して直交するように、上部基材101に対して取り付けられている。対向部材104は、錘103の法線方向および鉛直方向の両方に直交する方向において、錘103の周縁部103e、103fの外側に対向している。粘弾性体105は、錘103の周縁部103e、103fと、周縁部103e、103fに対向した対向部材104との間に配置されている。この場合、制震装置100の各部材が、平板状の部材で構成できるので、製造が容易であり、コストを抑えることができる。
また、図2に示すように、上部基材101(換言すれば、上部構造体11)に対する錘103の移動方向を鉛直方向に沿って案内するガイド106を備えていてもよい。かかるガイド106を設けることによって、錘103の振動方向が安定するので、ばね102や粘弾性体105の変形方向が安定する。これにより、制震装置100は、安定した性能を発揮しうる。
《制震装置100Aと構造体10Aの他の形態》
次に、制震装置100Aの他の形態を説明する。
図7は、他の形態にかかる構造体10Aを示す側面図である。また、図8は、図7で用いられた制震装置100Aを示す図であり、図9は、制震装置100AのIX−IX断面矢視図である。
この実施形態では、構造体10Aは、図7に示すように、上部構造体としての梁11Aと、梁11Aを支持する支持構造体12を備えている。支持構造体12は、梁11Aの両端を支持している。
制震装置100Aは、梁11Aに取り付けられている。この実施形態では、制震装置100Aは、梁11Aの中間部分に取り付けられている。ここで、制震装置100Aは、図8および図9に示すように、上部基材101Aと、ばね102Aと、錘103Aと、対向部材104Aと、粘弾性体105Aとを備えている。ここで、上部基材101Aとばね102Aと錘103Aとは、凡そ図2に示す制震装置100の上部基材101とばね102と錘103と、凡そ同様の構成を有している。図8および図9において、対応する構成要素には、図2で示された形態と同じ符号を付しており、重複する説明は適宜に省略する。
図8に示す形態では、対向部材104Aは、上部基材101Aにばね102を取り付けるプレート112a、112bによって構成されている。この実施形態では、図9に示すように、上部基材101の下板111cは、幅が広くなっている。当該下板111cに取り付けられたプレート112a、112bは、錘103のプレート103a、103bの外側よりも間隙を十分に広く、かつ、錘103のプレート103a、103bの外側に対向している。そして、粘弾性体105Aに接着されたプレート105a、105bのうち、一方のプレート105aを錘103側のプレート103a、103bに取り付け、他方のプレート105bを対向部材104Aとしてのプレート112a、112bに取り付けている。これによって、粘弾性体105Aは、対向部材104Aとしてのプレート112a、112bに対する錘103Aの動きに応じて、せん断変形が生じる。
この制震装置100Aでは、ばね102Aと錘103Aとで構成されるTMD(チューンド・マス・ダンパー)に連動して、粘弾性体105Aがせん断変形し、所要の減衰を発揮するので、構造体10Aの振動が小さく抑えられ、かつ、早期に減衰する。
この場合、対向部材104Aは、錘103Aの法線方向において、錘103Aの平面部103gに対向している。粘弾性体105Aは、錘103Aの平面部103gと、当該平面部103gに対向した対向部材104Aとの間に配置されている。この場合でも、制震装置100の各部材が、平板状の部材で構成されているので、製造が容易であり、コストを抑えることができる。
また、この実施形態では、錘103Aは、複数(ここでは、4つ)のばね102Aで吊り下げられている。かかる複数のばね102Aは、錘103Aの重心を通る鉛直方向の線に対して対に配置されている。そして、かかる複数のばね102Aの剛性は、ともに同じであり、錘103Aの重心を通る鉛直方向の線の左右で均等に錘103Aを支持している。また、粘弾性体105Aは、錘103Aの平面部103gの両面において、錘103Aの重心を通る鉛直方向の線を対にして均等に配置されている。
このため、錘103Aは、上下に振動する際に、錘103Aの重心を通る鉛直方向の線に対してばね102Aと粘弾性体105Aからそれぞれ均等に力を受ける。このため、上下に振動する際に、錘103Aが傾くのが防止されている。
この実施形態では、錘103Aには、錘103Aがプレート103a、103bの法線方向への移動するのを規制するガイド106(図2参照)が設けられていない。ガイド106は、錘103Aがスムーズに上下に振動するのを補助する。かかるガイド106は、制震装置100Aにおいて設けてもよいし、また、制震装置100Aが適切に機能する場合にはなくてもよい。
また、上述した実施形態では、ばね102Aの一端(上端)は、上部基材101Aに取り付けられており、上部基材101Aを介して上部構造体11に取り付けられている。これに対して、ばね102Aの一端(上端)は、上部構造体11に直接取り付けてもよい。また、上部構造体11に対向部材104Aとなりうる部位があれば、当該部位を対向部材104Aとして利用してもよい。また、かかる制震装置100Aが取り付けられた構造体10Aは、上述したようにばね102Aの剛性と粘弾性体105Aの剛性との和と、錘103Aの質量とによって計算される固有周期Tdが、上部構造体11と支持構造体12とからなる対象構造物の1次固有周期T1に一致しているとよい。
以上、ここで提案される制震装置と構造体とについての一実施形態を説明したが、ここで提案される制震装置と構造体は、上述した実施形態に限定されない。
10、10A 構造体
11、11A 梁
11a 上梁
11b 下梁
11c 中間トラス
12 支持構造体
100、100A 制震装置
101、101A 上部基材
102 ばね
102a ばねの一端
102b ばねの他端
103、103A 錘
103a、103b プレート
103c 交換錘
103d 取付軸
103e、103f 周縁部
103g 平面部
103h 台座
104、104A 対向部材
105、105A 粘弾性体
106 ガイド
107 下部支持材
111 ベース
112 取付部材
112a、112b プレート
112c 取付軸

Claims (8)

  1. 上部基材と、
    前記上部基材に一端が取り付けられたばねと、
    前記ばねの他端に取り付けられた平板状の部材であり、かつ、平面部の法線が鉛直方向に対して直交するように、前記ばねを介して前記上部基材から吊り下げられた錘と、
    前記上部基材に対して相対的に固定され、かつ、前記錘の法線方向および鉛直方向の両方に直交する方向において、前記錘の周縁部の外側に対向した対向部材と、
    前記錘の下側の縁に対して鉛直方向の下側に間隔を開けて、前記対向部材の下端部に架け渡された下部支持材と、
    前記錘の平面部の法線において、前記錘の下端部を間に挟むように、前記下部支持材から上方に延びた一対の案内板を備えており、前記上部基材に対する前記錘の移動方向を鉛直方向に沿って案内するガイドと、
    前記錘の周縁部と、当該周縁部に対向した対向部材との間に配置され、一端が前記錘に接続され、他端が前記対向部材に接続された粘弾性体と
    を備えた、
    制震装置。
  2. 前記粘弾性体は、対向して配置された一対のプレート間に配置され、当該一対のプレートにそれぞれ接着しており、当該一対のプレートの一方は錘に接続され、他方が前記対向部材に接続されている、請求項に記載された制震装置。
  3. 前記粘弾性体は、前記錘と前記対向部材とに着脱自在に取り付けられている、請求項1または2に記載された制震装置。
  4. 前記ばねは、前記上部基材と前記錘とに着脱可能に取り付けられている、請求項1からまでの何れか一項に記載された制震装置。
  5. 前記錘の重さが調整可能である、請求項1からまでの何れか一項に記載された制震装置。
  6. 上部構造体と、
    前記上部構造体を支持する支持構造体と、
    制震装置と
    を備え、
    前記制震装置は、
    前記上部構造体に一端が取り付けられたばねと、
    前記ばねの他端に取り付けられた平板状の部材であり、かつ、平面部の法線が鉛直方向に対して直交するように、前記ばねを介して前記上部構造体から吊り下げられた錘と、
    前記上部構造体に対して相対的に固定され、かつ、前記錘の法線方向および鉛直方向の両方に直交する方向において、前記錘の周縁部の外側に対向した対向部材と、
    前記錘の下側の縁に対して鉛直方向の下側に間隔を開けて、前記対向部材の下端部に架け渡された下部支持材と、
    前記錘の平面部の法線において、前記錘の下端部を間に挟むように、前記下部支持材から上方に延びた一対の案内板を備えており、前記上部構造体に対する前記錘の移動方向を鉛直方向に沿って案内するガイドと、
    前記錘の周縁部と、当該周縁部に対向した対向部材との間に配置され、一端が前記錘に接続され、他端が前記対向部材に接続された粘弾性体と
    を備えた、
    構造体。
  7. 前記ばねの剛性と前記粘弾性体の剛性との和と、前記錘の質量とによって計算される固有周期Tdが、前記上部構造体と前記支持構造体とからなる対象構造物の1次固有周期T1に一致している、請求項に記載された構造体。
  8. 前記ばねの一端は、前記上部構造体に取り付けられた上部基材に取り付けられている、請求項6または7に記載された構造体。
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