JP2673606B2 - 動吸振装置 - Google Patents
動吸振装置Info
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- JP2673606B2 JP2673606B2 JP2326678A JP32667890A JP2673606B2 JP 2673606 B2 JP2673606 B2 JP 2673606B2 JP 2326678 A JP2326678 A JP 2326678A JP 32667890 A JP32667890 A JP 32667890A JP 2673606 B2 JP2673606 B2 JP 2673606B2
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
的強制力を受けて振動する構造物における振動の減衰を
増加させる制振装置、いわゆる動吸振装置(動吸振器或
はダイナミックダンパともいう)に関する。
じ固有振動数をもつか、或は該外力の振動数より比較的
小さな固有振動数をもった振動系であり、これを主振動
系に付加して、主振動系の振動を低減するものであり、
その理論は既に公知である。
号公報に示されるように、重錘をばね体で支持する構成
が採用されている。
れを避けることができず、該重錘の横揺れにより所望の
減衰特性を得ることができない。
内する案内手段が望まれるところであるが、通常の案内
手段(例えばローラによるガイド)によっては摩擦力が
発生し、この摩擦力により減衰特性が大幅に減殺され、
特に振幅の小さな微小振動に対してはこの摩擦力により
重錘の動きは完全に阻止され、有効な制振手段とはなら
ないものである。
来のものが使用されているのが実情である。
付けた場合、床面の固有振動周期は設計時と建築竣工時
で多少変化するとともに床面への載荷物によっても変化
するため、動吸振装置と床面の固有振動周期が一致せ
ず、このため振動の減衰特性が低下するという問題があ
った。
て、重錘の横揺れを防止し、且つ重錘の上下変位時の摩
擦抵抗を無視できるとともに動吸振装置の取り付け後
も、その固有振動数の微調整が可能な動吸振装置を提供
することを目的とする。
立設された側板と、側板の上端に取着された取付板とか
らなる外箱と、外箱内に配置された重錘と、前記重錘と
側板との間で、該重錘の周方向に間隔をおいた少なくと
も三か所に設けられ、重錘を支持するとともに重錘の横
方向の変位を規制する薄板ばねと、前記重錘と底板との
間及び重錘と取付板との間に配置され、重錘を支持する
とともに重錘の固有振動数を微調整するばね体とを備
え、前記底板はばね体挿入用孔を有すると共に、このば
ね体挿入用孔は、底板に取り外し可能に取着される蓋で
覆われ、前記重錘には上下に貫通し雌ねじが形成された
ばね体挿入用孔が前記底板に形成されたばね体挿入用孔
に対応した箇所に形成され、前記重錘のばね体挿入用孔
には雄ねじ部材が螺合され、前記ばね体は、重錘のばね
体挿入用孔内で雄ねじ部材の下面と前記蓋との間及び重
錘のばね体挿入用孔内で雄ねじ部材の上面と取付板との
間にわたってそれぞれ挿入されていることを特徴とす
る。
錘の変位に追従して可撓する。
装置のばね体を介して重錘に伝わると、薄板ばねの横剛
性特性により重錘は横方向即ち水平方向のいずれにも殆
ど変位することがない。
摩擦力のない上下動のみとなるので、理想的な動吸振作
用を発揮する。
からばね体の取り付け、取り外しが容易にでき、ばね体
のばね定数を簡単且つ無段階的に調整することができ
る。
面間の距離及び取付板と雄ねじ部材の上面間の距離を変
えることにより、重錘を所定位置に位置決めできると共
にばね体に与張力をあたえ、重錘の所定変位内では常に
バネ体のばね力が作用するようばね力を無段階的に調節
することができる。
明する。
面図、第3図は同底面図を示し、第2図は第3図のA・
B・C・D矢視図、第3図は第2図のE・E矢視図に相
当している。
内に配設された重錘5と、重錘5を支持するコイルスプ
リング7,9と、薄板ばね11及び粘性抵抗部13を含んで構
成されている。
面・半部底面図を示し、第5図に半部断面側面図で示す
ように、矩形状の底板301と、底板301の四辺から立設さ
れた側板303と、側板303の上端にボルト・ナットで着脱
可能に取着される矩形状の取付板307とを備え、取付板3
07は該取付板307に固定されたアンカーボルト308を介し
て主振動系に固定される。
成され、また、この孔311の周囲で矩形の頂点に位置す
るようにコイルスプリング7の挿入用孔313が形成さ
れ、更に、この各挿入用孔313の間にコイルスプリング
9の挿入用孔315が形成されている。
び第8図に第6図のA矢視図、B矢視図で示すように、
平面視矩形状を呈し、その底面の中心には粘性抵抗部13
の挿入用凹部501が形成されている。
所にコイルスプリング7の挿入用凹部503が形成されて
いる。
所にコイルスプリング9の挿入用孔505が貫設され、挿
入孔505の上半部には雌ねじ507が形成されている。
0図に平面図で示すように、雄ねじ部511Aを有する円柱
状の雄ねじ部材511が螺合されている。
れ、各挿入用凹部503内で該凹部503の上面と蓋323とに
わたって重錘5を支持するためのコイルスプリング7が
挿入されている。
れ、各挿入用孔505内で雄ねじ部材511の下面と蓋325と
にわたって重錘5を支持するためのコイルスプリング9
が挿入されている。
の上面とにわたって重錘5を下方に付勢するコイルスプ
リング15が挿入されている。
13,315から容易に取り付け,取り外しが可能であり、上
記コイルスプリング7,9,15のばね定数や配置個数を変え
ることにより、動吸振装置1の取り付け後の固有振動数
の微調整が行なわれる。
記凹部501内に垂設された円板状のピストン1305と、底
板301側に取着されたシリンダ1307とを備える。
Aと、底板1307Aから立設された円筒部1307Bと、円筒部1
307Bの中間部内壁に固定され中心に孔1307Dが形成され
た中間板1307Eとを備え、シリンダ1307内には少なくと
も中間板1307Eよりも上面まで粘性流体Lが充填されて
いる。
が中間板1307Eと底板1307Aの間に配置されている。
れた中間板1307Eとピストン1305による中間室1313と、
ピストン1305と底板1307Aによる下室1315が画成されて
いる。
の側板303との間には、第11図に正面図で、第12図に側
面図で示すように、断面がU字状の薄板ばね11がボルト
・ナット1101及び支持部材1103を介して2枚ずつ取着さ
れている。
の力学的特性を示すものであれば他の素材、例えば銅合
金や繊維強化プラスチック等も使用できる。
の方向にも可撓性を有するが、第11図の左右方向、即ち
薄板ばね11の長手方向に作用する力に対しては剛性(こ
れを横剛性という)を示す。
ち水平方向の変位は相殺され、上下方向の変位のみが可
能となり、水平方向には殆ど変位しない。
る位置に(例えば床面を支持する梁等に)外箱3の取付
板307が適宜固定手段(本実施例ではアンカーボルト)
をもって設置される。
に伝えられる。
振動はコイルスプリング7,9,15を介して重錘5を振動さ
せる。
位になるが、薄板ばね11はその長手方向への剛性を有
し、その他の方向へは殆ど抵抗を示さず、薄板ばね11は
重錘5の四面に配設されているので、結局重錘5は上下
方向のみの変位が許容されることになる。従って重錘5
の振動は横揺れを起こすことなく、上下振動のみとな
る。
抗を示さず、重錘5は微小振動に対して鋭敏に反応す
る。
9に支持された重錘5の上下振動がそのままピストン130
5の変位となり、上室1313と下室1315とに容積変化が生
じ、この容積変化に伴うピストン1305の外周面と円筒部
1307B内面との間の微小間隙を通過する粘性流体Lによ
って重錘5の変位とは反対方向に粘性抵抗が生じ、重錘
5の振動を減衰させることになる。この粘性抵抗は微小
振動に対しても鋭敏に反応する。
る動吸振装置1の固有振動数域帯が広がり、制振作用が
より確実化される。
微小振動特性とが相まって微小振動に対する制振効果が
得られる。
入用孔313,315からコイルスプリング7,9,15の取り付
け,取り外しが容易にできるので、コイルスプリング7,
9,15のばね定数を簡単且つ無段階的に調整することがで
きる。
を上方ならびに下方に付勢するコイルスプリング9,15を
設けたので、雄ねじ部材511を回動操作して蓋325と雄ね
じ部材511の下面間の距離及び取付板307と雄ねじ部材51
1の上面間の距離を変えることにより、重錘5を所定位
置に位置決めできると共にコイルスプリング9,15に与張
力をあたえ、重錘5の所定変位内では常にコイルスプリ
ング9,15のばね力が作用するようばね力を無段階的に調
節することができる。
つ設けたので、主振動系に合わせ用いるコイルスプリン
グ7,9,15の数を調節することが可能となる。
横揺れを防止し、且つ重錘の上下変位時の摩擦抵抗を無
視できる動吸振装置が得られ、微小振動に対しても確実
な制振作用を発揮し、更には、動吸振装置の取り付け後
もその固有振動数を調整することも可能となる。
図、第3図は同底面図、第4図は取付板を取り除いた状
態の外箱の半部平面・半部底面図、第5図は同・半部断
面側面図、第6図は重錘の半部平面・半部底面図、第7
図及び第8図は夫々第6図のA矢視図、B矢視図、第9
図は雄ねじ部材の側面図、第10図は同・平面図、第11図
は薄板ばねの正面図、第12図は同・側面図である。 尚図中1は動吸振装置、3は外箱、5は重錘、7,9,15は
コイルスプリング、11は薄板ばね、15は粘性抵抗部であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】底板と、底板から立設された側板と、側板
の上端に取着された取付板とからなる外箱と、 外箱内に配置された重錘と、 前記重錘と側板との間で、該重錘の周方向に間隔をおい
た少なくとも三か所に設けられ、重錘を支持するととも
に重錘の横方向の変位を規制する薄板ばねと、 前記重錘と底板との間及び重錘と取付板との間に配置さ
れ、重錘を支持するとともに重錘の固有振動数を微調整
するばね体とを備え、 前記底板はばね体挿入用孔を有すると共に、このばね体
挿入用孔は、底板に取り外し可能に取着される蓋で覆わ
れ、 前記重錘には上下に貫通し雌ねじが形成されたばね体挿
入用孔が前記底板に形成されたばね体挿入用孔に対応し
た箇所に形成され、 前記重錘のばね体挿入用孔には雄ねじ部材が螺合され、 前記ばね体は、重錘のばね体挿入用孔内で雄ねじ部材の
下面と前記蓋との間及び重錘のばね体挿入用孔内で雄ね
じ部材の上面と取付板との間にわたってそれぞれ挿入さ
れている、 ことを特徴とする動吸振装置。 - 【請求項2】重錘と底板との間には、底板側で支持され
粘性流体が充填されたシリンダと、重錘側で支持され、
重錘の変位時に前記シリンダ内で粘性流体を移動させ、
粘性抵抗を生じさせるピストンとを備える粘性抵抗部が
設けられている請求項1記載の動吸振装置。 - 【請求項3】前記重錘には底板側に開口する所定深さの
凹部が前記底板に形成されたばね体挿入用孔に対応した
箇所に形成され、この凹部内で該凹部の上面と蓋との間
にわたって前記ばね体が挿入されている請求項1記載の
動吸振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326678A JP2673606B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 動吸振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326678A JP2673606B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 動吸振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04194432A JPH04194432A (ja) | 1992-07-14 |
JP2673606B2 true JP2673606B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=18190437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2326678A Expired - Lifetime JP2673606B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 動吸振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673606B2 (ja) |
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JP4687092B2 (ja) * | 2004-12-10 | 2011-05-25 | オイレス工業株式会社 | 動吸振器及びこれを用いた動吸振装置 |
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JPH0743003B2 (ja) * | 1987-12-09 | 1995-05-15 | オイレス工業株式会社 | 動吸振装置 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP2326678A patent/JP2673606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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JPH04194432A (ja) | 1992-07-14 |
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