JP2016113294A - ランウェイガーダ - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図中同一又は相当する構成には同一の符号を付し、同じ説明を繰り返さない。
(ランウェイガーダの設置状態)
図1は、第1実施形態に係るランウェイガーダ10の設置状態を示す図である。図1に示すように、ランウェイガーダ10は、複数のランウェイガーダユニット1を備える。複数のランウェイガーダユニット1は、例えば、工場等の屋内の天井付近に設けられる。複数のランウェイガーダユニット1上にはレール2が設置される。クレーン3は、レール2上を走行する。なお、図1は、クレーンが同図に位置した場合のランウェイガーダ変形状態を誇張して示した図である。
図2は、ランウェイガーダ10の概略斜視図である。図2に示すように、ランウェイガーダ10は、ランウェイガーダユニット1と、内側ダンパ5と、剛性部材6とを備える。上述した通り、ランウェイガーダ10は複数のランウェイガーダユニット1を備えているが、説明の便宜上、図2には1つのランウェイガーダユニット1のみを示す。
図4は、ランウェイガーダユニット1Aの変形を示す模式図である。説明の便宜上、図4では、ランウェイガーダユニット1Aの変形倍率を増加させている。ランウェイガーダユニット1Aは、クレーンが通過中のランウェイガーダユニットである。ランウェイガーダユニット1Bは、ランウェイガーダユニット1Aの隣に位置するランウェイガーダユニットである。ランウェイガーダユニット1A,1Bは、上述のランウェイガーダユニット1と同じ構成を有する。
(ランウェイガーダユニットの構成)
図5は、第2実施形態に係るランウェイガーダ20のX−Z断面図である。ランウェイガーダ20は、複数の内側ダンパ51,52,53を備えている点で、第1実施形態に係るランウェイガーダ10と異なる。
第2実施形態のランウェイガーダ20では、ランウェイガーダ1のプレート12の内面121上において、複数の内側ダンパ51,52,53が上下方向に並んでいる。このため、クレーン3によってランウェイガーダユニット1が下向きに撓んだ際、より確実にプレート12の動きに抵抗を加えることができる。その結果、各ランウェイガーダユニット1及びランウェイガーダ20の振動を低減することができる。
(ランウェイガーダユニットの構成)
図6は、第3実施形態に係るランウェイガーダ30のX−Z断面図である。ランウェイガーダ30は、複数の内側ダンパ501,502,503を備えている。
第3実施形態のランウェイガーダ30では、内側ダンパ501,502,503のうち、上側に配置される内側ダンパは、下側に配置される内側ダンパの弾性係数よりも大きい弾性係数を有する。このため、プレート12のうち、移動量及び移動速度が大きい上部に対して大きな抵抗を加えることができる。よって、プレート12の振動を効果的に抑制することができ、各ランウェイガーダユニット1及びランウェイガーダ30の振動低減効果を向上させることができる。
(ランウェイガーダユニットの構成)
図7は、第4実施形態に係るランウェイガーダ40のX−Z断面図である。ランウェイガーダ40は、複数の内側ダンパ511,512を備えている。
第4実施形態のランウェイガーダ40では、内側ダンパ511,512のうち、上側に配置される内側ダンパは、下側に配置される内側ダンパの厚みよりも大きい厚みを有する。このため、プレート12のうち、移動量及び移動速度が大きい上部に対して大きな抵抗を加えることができる。よって、プレート12の振動を効果的に抑制することができ、各ランウェイガーダユニット1及びランウェイガーダ40の振動低減効果を向上させることができる。
(ランウェイガーダユニットの構成)
図8は、第5実施形態に係るランウェイガーダ50のX−Z断面図である。ランウェイガーダ50は、内側ダンパ520と、剛性部材620とを備えている。
第5実施形態のランウェイガーダ50では、内側ダンパ520のうち、上側に位置する部分は、下側に位置する部分の厚みよりも大きい厚みを有する。このため、プレート12のうち、移動量及び移動速度が大きい上部に対して大きな抵抗を加えることができる。よって、プレート12の振動を効果的に抑制することができ、各ランウェイガーダユニット1及びランウェイガーダ50の振動低減効果を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
図9にFEM解析モデルを示す。長さ(X方向の長さ)が10m、高さ(Z方向の長さ)が1mの仮想的なランウェイガーダユニットを解析対象とする。ウェブ111、上フランジ112、下フランジ113、及びプレート12の各厚みは15mmとした。解析は、1/2対称モデルにて実施した。
実施例1−1及び1−2の解析ケースを図10、図11、及び表1に示す。図10及び図11に示すように、実施例1−1及び1−2は、プレート12の内面121に6つの内側ダンパ(3つの内側ダンパ5A,5B,5C×2列)を配置したケースである。内側ダンパ5A,5B,5Cの各厚みは20mm、剛性部材6A,6B,6Cの各厚みは10mmとした。実施例1−1では、全ての内側ダンパ5A,5B,5Cの材料特性を同一とした。実施例1−2では、上下方向に並ぶ3つの内側ダンパ5A,5B,5Cのうち、上方に位置するものほど大きい減衰係数を有することとした。比較例は、プレート12の内面121に内側ダンパ5A,5B,5Cを設けないケースである。
図12に示すように、ランウェイガーダユニット1のX方向中央において、下フランジ113の下部を応力評価部とした。図13に、実施例1−1、実施例1−2、及び比較例各々の応力評価部における応力履歴を示す。図13から、実施例1−1及び1−2は比較例に比べて振動が小さいことがわかる。また、実施例1−2は、実施例1−1よりも早いタイミングで応力が減衰していることがわかる。
実施例2−1〜2−3、実施例3−1〜3−3、及び実施例4の解析ケースを図14〜図19及び表2に示す。比較例は、解析ケース(1)と同様、プレート12の内面121に内側ダンパを設けないケースである。
解析ケース(1)と同様、ランウェイガーダユニット1のX方向中央において、下フランジ113の下部を応力評価部とした(図12)。
図20に、実施例2−1〜2−3及び比較例各々の応力評価部における応力履歴を示す。図20から、実施例2−1〜2−3では、比較例と比べて応力振動が低減していることがわかる。また、上側に位置する内側ダンパのせん断係数が下側に位置する内側ダンパのせん断係数よりも大きい実施例2−2では、実施例2−1及び2−3よりも応力振動が低減されていることがわかる。
図22Aに、実施例2−1、実施例3−1、及び比較例各々の応力評価部における応力履歴を示す。図22Bに、実施例2−1、実施例4、及び比較例各々の応力評価部における応力履歴を示す。図22A及び図22Bから、実施例2−1、実施例3−1、及び実施例4のいずれも、比較例と比べて応力振動が低減していることがわかる。
1:ランウェイガーダユニット
11:ガーダ本体
12:プレート
5,51,52,53,501,502,503,511,512,520:内側ダンパ
6,61,601,611,612,620:剛性部材
7:外側ダンパ
Claims (9)
- クレーンを走行させるためのランウェイガーダであって、
各々が、前記クレーンの走行方向に延びるガーダ本体と、前記走行方向における前記ガーダ本体の端部に固定され、前記走行方向と交差するプレートとを含み、前記プレートが互いに対向するように配置される複数のランウェイガーダユニットと、
前記プレートの内側に取り付けられる第1剛性部材と、
前記プレートの内面上に配置され、前記プレートと前記第1剛性部材との間に保持され、前記ランウェイガーダユニット及び前記第1剛性部材の弾性係数よりも小さい弾性係数を有する第1内側ダンパと、
を備える、ランウェイガーダ。 - 請求項1に記載のランウェイガーダであって、
前記第1内側ダンパは、前記プレートの上部に配置される、ランウェイガーダ。 - 請求項1又は2に記載のランウェイガーダであって、さらに、
前記第1剛性部材が取り付けられたプレートと対向する別のプレートの内側に取り付けられる第2剛性部材と、
前記別のプレートの内面上に配置され、前記別のプレートと前記第2剛性部材との間に保持され、前記ランウェイガーダユニット及び前記第2剛性部材の弾性係数よりも小さい弾性係数を有する第2内側ダンパと、
を備える、ランウェイガーダ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のランウェイガーダであって、
前記プレートの内面上において、複数の前記第1内側ダンパが上下方向に並んでいる、ランウェイガーダ。 - 請求項4に記載のランウェイガーダであって、
前記複数の第1内側ダンパのうち、上側に配置された第1内側ダンパは、下側に配置された第1内側ダンパの減衰係数よりも大きい減衰係数を有する、ランウェイガーダ。 - 請求項4又は5に記載のランウェイガーダであって、
前記複数の第1内側ダンパのうち、上側に配置された第1内側ダンパは、下側に配置された第1内側ダンパの弾性係数よりも大きい弾性係数を有する、ランウェイガーダ。 - 請求項4から6のいずれか1項に記載のランウェイガーダであって、
前記複数の第1内側ダンパのうち、上側に配置された第1内側ダンパは、下側に配置された第1内側ダンパの厚みよりも大きい厚みを有する、ランウェイガーダ。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載のランウェイガーダであって、
前記第1内側ダンパのうち、上側に位置する部分は、下側に位置する部分の厚みよりも大きい厚みを有する、ランウェイガーダ。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載のランウェイガーダであって、さらに、
前記互いに対向するプレートの間に配置され、前記ランウェイガーダユニットの弾性係数よりも小さい弾性係数を有する外側ダンパを備える、ランウェイガーダ。
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