JP3159643B2 - 免震落橋防止装置 - Google Patents

免震落橋防止装置

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JP3159643B2
JP3159643B2 JP2467996A JP2467996A JP3159643B2 JP 3159643 B2 JP3159643 B2 JP 3159643B2 JP 2467996 A JP2467996 A JP 2467996A JP 2467996 A JP2467996 A JP 2467996A JP 3159643 B2 JP3159643 B2 JP 3159643B2
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惣一郎 清水
靖之 高野
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東京フアブリック工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に橋桁を免震し
て落橋を防止すると共に、橋桁並びに橋脚又は橋台が破
壊されることを防止することができる免震落橋防止装置
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、落橋を防止するために落橋防
止装置が用いられているが、特に阪神大震災を契機とし
て落橋防止装置を2種以上設置することが望まれてい
る。
【0003】落橋防止装置には種々のものが開発提供さ
れている。主なものを掲げると、ストッパー式落橋防止
装置、連結式落橋防止装置等である。
【0004】ストッパー式落橋防止装置は、橋桁に固定
したストッパー片と、このストッパー片を係止する、橋
台又は橋脚に固定した係止片とから概略構成されるもの
である。
【0005】従来における連結式落橋防止装置は、板状
の鋼材を橋桁間に固定されて落橋を防止するものであ
る。
【0006】さらに近年においては緩衝装置を備えた連
結式落橋防止装置も提供されている。斯かる連結式落橋
防止装置は、各橋桁又は橋台に設けられる緩衝装置と、
これら緩衝装置を連結するPC鋼材(連結材)とを備
え、橋桁同士を連結して前記緩衝装置がPC鋼材に生じ
る衝撃力を緩和することにより落橋するのを防止するも
のである。緩衝装置としては主としてコイルバネ、肉厚
板状の伸縮スポンジ等が使用されている。そして、仮に
桁端部が橋脚から落ちても、PC鋼材により橋桁が地上
へ落下するのを防止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地震による
落橋の態様には種々あるが、その一つに、地震により大
きな加速度振幅及び変位が橋脚又は橋台から橋桁に入力
される際、支承、落橋防止装置等を破壊し、橋脚又は橋
台から橋桁端部が外れることにより生ずるものがある。
【0008】斯かる場合、ストッパー式落橋防止装置に
おいては、前記係止片が前記ストッパー片に衝突して衝
撃的な力が、前記係止片及び前記ストッパー片ひいては
橋桁及び橋脚又は橋台に生じることとなる。
【0009】連結式落橋防止装置は、橋桁間に位相差が
生じた場合及び橋桁の端部が橋脚又は橋台から外れた場
合にのみ稼働するものである。したがって、連結式落橋
防止装置においては、他の落橋防止装置、例えばストッ
パー式落橋防止装置ひいては橋桁及び橋脚又は橋台に衝
撃的な力が生じることとなる。なお、緩衝装置を備えた
連結式落橋防止装置においても、緩衝装置は連結材の衝
撃力を緩和するものであり、地震等により橋桁に入力さ
れる衝撃的な力を(緩衝)免震するものではない。
【0010】その為、橋脚又は橋台からの加速度振幅及
び変位を低減し、他の落橋防止装置並びに橋桁及び橋脚
又は橋台の破損・破壊を防止し、落橋を防止する見地か
ら橋桁の免震が望まれている。
【0011】本発明は斯かる要望を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、橋桁を免震して落橋
を防止すると共に、橋桁並びに橋脚又は橋台が破損・破
壊されることを防止することができる免震落橋防止装置
を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の要
旨は、橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落橋を防止
すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置であっ
て、橋桁の端部に固定され、固定された状態において該
橋桁側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベー
スプレートと、該ベースプレートに取り付けられる、前
記橋桁側の面に剪断穴が設けられた免震ゴムと、該免震
ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴とに嵌入
可能な剪断コマと、橋脚又は橋台に固定され、前記免震
ゴムが固定されるブラケットとを備え、前記剪断穴は、
その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、前記橋桁の橋軸
方向の長さよりも長く、前記剪断コマが前記剪断穴の内
部において橋軸方向に摺動可能であることを特徴とする
免震落橋防止装置に存する。請求項2記載の発明の要旨
は、橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落橋を防止す
ると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置であって、
橋桁の端部に固定されるベースプレートと、該ベースプ
レートに固定される、固定された状態において前記橋桁
側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられた免震ゴム
と、橋脚又は橋台に固定され、前記免震ゴムが取り付け
られる、前記橋桁側の面に剪断穴が設けられたブラケッ
トと、該ブラケットの剪断穴と、前記免震ゴムの剪断穴
とに嵌入可能な剪断コマとを備え、前記剪断穴は、その
橋軸方向の長さが前記剪断コマの、前記橋桁の橋軸方向
の長さよりも長く、前記剪断コマが前記剪断穴の内部に
おいて橋軸方向に摺動可能であることを特徴とする免震
落橋防止装置に存する。請求項3記載の発明の要旨は、
橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落橋を防止すると
共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置であって、橋桁
の端部に固定され、固定された状態において該橋桁側の
面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベースプレー
トと、該ベースプレートに取り付けられる、両面のそれ
ぞれに剪断穴が設けられた免震ゴムと、橋脚又は橋台に
固定され、前記免震ゴムが取り付けられる、前記橋桁側
の面に剪断穴が設けられたブラケットと、前記免震ゴム
の剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴とに嵌入可能
な剪断コマと、前記ブラケットの剪断穴と、前記免震ゴ
ムの剪断穴とに嵌入可能な剪断コマとを備え、前記剪断
穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、前記橋桁
の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが前記剪断
穴の内部において橋軸方向に摺動可能であることを特徴
とする免震落橋防止装置に存する。請求項記載の発明
の要旨は、橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落橋を
防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置であ
って、橋桁の端部に固定され、固定された状態において
該橋桁側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベ
ースプレートと、該ベースプレートに取り付けられる、
前記橋桁側の面に剪断穴が設けられた免震ゴムと、該免
震ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴とに嵌
入可能な剪断コマと、前記免震ゴムに固定される支持プ
レートと、橋脚又は橋台に固定され、前記支持プレート
が固定されるブラケットとを備え、設置された状態にお
ける前記ベースプレートの下部には前記橋桁の橋軸方向
に延在し、前記支持プレートの下部がガイドされるガイ
ド部が設けられ、前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが
前記剪断コマの、前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長
く、前記剪断コマが前記剪断穴の内部において橋軸方向
に摺動可能であることを特徴とする免震落橋防止装置に
存する。請求項記載の発明の要旨は、橋桁と、橋脚又
は橋台とに固定されて落橋を防止すると共に、橋桁を免
震する免震落橋防止装置であって、橋桁の端部に固定さ
れるベースプレートと、該ベースプレートに固定され
る、固定された状態において前記橋桁側の面と反対側と
なる面に剪断穴が設けられた免震ゴムと、前記免震ゴム
が取り付けられる、前記橋桁側の面に剪断穴が設けられ
た支持プレートと、該支持プレートの剪断穴と、前記免
震ゴムの剪断穴とに嵌入可能な剪断コマと、橋脚又は橋
台に固定され、前記支持プレートが固定されるブラケッ
トとを備え、設置された状態における前記ベースプレー
トの下部には前記橋桁の橋軸方向に延在し、前記支持プ
レートの下部がガイドされるガイド部が設けられ、前記
剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、前記
橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが前記
剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であることを
特徴とする免震落橋防止装置に存する。請求項記載の
発明の要旨は、橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
であって、橋桁の端部に固定され、固定された状態にお
いて該橋桁側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられ
たベースプレートと、該ベースプレートに取り付けられ
る、両面のそれぞれに剪断穴が設けられた免震ゴムと、
該免震ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴と
に嵌入可能な剪断コマと、前記免震ゴムが取り付けられ
る、前記橋桁側の面に剪断穴が設けられた支持プレート
と、橋脚又は橋台に固定され、前記支持プレートが固定
されるブラケットと、前記支持プレートの剪断穴と、前
記免震ゴムの剪断穴とに嵌入可能な剪断コマとを備え、
設置された状態における前記ベースプレートの下部には
前記橋桁の橋軸方向に延在し、前記支持プレートの下部
がガイドされるガイド部が設けられ、前記剪断穴は、そ
の橋軸方向の長さが前記剪断コマの、前記橋桁の橋軸方
向の長さよりも長く、前記剪断コマが前記剪断穴の内部
において橋軸方向に摺動可能であることを特徴とする免
震落橋防止装置に存する。
【0013】本発明に係る免震ゴムは、地震等により橋
脚又は橋台から橋桁に入力される加速度振幅及び変位を
低減させ、支承及び他の落橋防止装置ひいては橋桁及び
橋脚又は橋台の破損・破壊を防止し、落橋を防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】(実施の形態1) 図1に示すように、実施の形態1に係る免震落橋防止装
置10は、鋼桁Sの端部と橋脚Pとに固定されている。
図1においては、一方の鋼桁Sのみが描かれている。ま
た、当該支承及び他の落橋防止装置並びに床版を省略し
ている。さらに、図1は静定状態を描いているが、鋼桁
Sが温度により伸長した状態となっている。
【0016】免震落橋防止装置10は、鋼桁Sの両側に
設置されており、それぞれ、ウェブWの端部に固定され
ているベースプレート11と、このベースプレート11
に橋軸方向に僅かに摺動可能に取り付けられている免震
ゴム12と、この免震ゴム12が取り付けられている支
持プレート16と、この支持プレート16に固定されて
いると共に橋脚Pに固定されているブラケット14とか
ら概略構成されている。
【0017】ベースプレート11は、図2及び図3に示
すように縦断面略L字状をなし、下部にはガイド部11
aが形成された鋼製部材(SS400等)である。ガイ
ド部11aは、図1に示す鋼桁Sの橋軸方向に延在し、
後述する支持プレート16の下部が橋軸方向にガイドさ
れるように下端部が上方へ折り曲げられている。鋼桁S
側の面と反対側の面には剪断穴11bが設けられてい
る。剪断穴11bは、ベースプレート11の、取付側面
視における略中央に形成されている。形状は、橋軸方向
に長い輪郭直方体をなしている。深さは、ベースプレー
ト11の板厚の約60%となっている。ベースプレート
11の、図1に示すウェブWへの固定はボルトにより行
われている。当該固定の為のボルト孔11cが四隅に開
孔されている。
【0018】免震ゴム12は、図4乃至図6に示すよう
に全体として肉厚の略板状をなしている。厚さ方向中央
には図6に示すように剪断ゴム12aが鋼板12bに挟
着されている。剪断ゴム12aは、矩形の板状体であ
る。鋼板12bは、断面ロの字状をなし、加硫成形によ
り剪断ゴム12aに貼着されている。鋼板12bの中央
には、剪断穴12cが形成されている。この剪断穴12
cはベースプレート11の剪断穴11bと同寸のもので
ある。免震ゴム12の外側面は、図7に示すようにゴム
被覆されゴム層12dが形成されている。また、各鋼材
の一面(図1に示すベースプレート11が摺動する面及
び支持プレート16が摺動する面)にはポリテトラフル
オロエチレンが被覆されている(図示略)。剪断ゴム1
2aの厚さ、材質については、地震力により加わる水平
力等を考慮して定めればよい。
【0019】図14に示すように、斯かる免震ゴム12
の剪断穴12cと、ベースプレート11の剪断穴11b
とにベースプレート側剪断コマ13が橋軸方向に摺動可
能に嵌入されている。ベースプレート側剪断コマ13
は、図8に示すように外輪郭直方体をなす鋼製部材であ
る。高さは、図5及び図6に示す剪断穴12cと同寸で
ある。幅(橋軸方向長さ)は、剪断穴12cの橋軸方向
長さの約半分となっている。
【0020】ブラケット14は、図1に示すようにウェ
ブWの端部の側面に向いて橋脚Pに固定されている。図
9及び図10に示すように、図1に示すウェブWに面す
る取付板14aと、この取付板14aの背面に垂設され
た、補剛板14bと、上板14cと、下板14dとから
構成されている。各構成部材は鋼材(SS400等)で
ある。補剛板14b、上板14c及び下板14dは取付
板14aに溶接されている。下板14dにはボルト孔1
4eが開孔され、このボルト孔14eにアンカーボルト
15が挿通されて図1に示す橋脚Pへ固定されている。
斯かるブラケット14に支持プレート16が固定されて
いる。
【0021】支持プレート16は、図11及び図12に
示すように取り付けられた状態において鋼桁S側の面に
剪断穴16aが設けられた鋼製板状体である。この剪断
穴16aは、図4乃至図6に示す免震ゴム12に設けら
れた剪断穴12cと同寸法のものである。支持プレート
16を補剛するために、背面(剪断穴16aが設けられ
た面の反対側の面)には鉛直板16bと水平板16cが
溶接されている。
【0022】支持プレート16の剪断穴16aと、免震
ゴム12の剪断穴12cとにブラケット側剪断コマ17
が橋軸方向に摺動可能に嵌入されている。図13及び図
14に示されるブラケット側剪断コマ17は、図8に示
すベースプレート側剪断コマ13と同一のものである。
【0023】上記のごとき免震落橋防止装置10を設置
するには、まず、図13に示すようにベースプレート1
1を鋼桁SのウェブWに固定する。次いで、ベースプレ
ート側剪断コマ13、免震ゴム12、ブラケット側剪断
コマ17、ブラケット14を順次、橋軸方向に摺動自在
に取り付け、ブラケット14を橋脚P(図13において
図示略)に固定する。以上の如く固定すると図14に示
す状態となる。別言すれば、免震ゴム12は、ベースプ
レート11及び支持プレート16を介して、ウェブWと
ブラケット14との間に挟装された状態となっている。
なお、工場において各構成部材を組み立て、仮固定し、
現場に搬入・揚重し、仮固定したままの状態で鋼桁Sと
橋脚Pとに固定して設置することもできる。斯かる場合
には現場における設置労力を低減し、設置時間を短縮す
ることもできる。
【0024】斯かる免震落橋防止装置10の動作を図1
5乃至図18を用いて説明する。図15乃至図18は平
面断面図である。鋼桁Sと橋脚P(図示略)との間にお
ける相対変位を理解容易なように鋼桁Sの位置を一定と
し、橋脚Pが紙面左方向に移動する状態で描いている。
図15乃至図18においては鋼桁Sの片側に設置された
免震落橋防止装置10のみを示している。また、視認容
易なように水平断面のみを示している。
【0025】図15に示す静止状態から橋脚Pが振動す
ると(橋脚Pと鋼桁Sとの間に相対変位が生じると)、
図16に示すようにベースプレート側剪断コマ13が、
ベースプレート11及び免震ゴム12の剪断穴11b,
12cの端面に当接する。
【0026】さらに、鋼桁S(橋桁)と橋脚Pとの相対
変位が大きくなると、図17において示すように免震ゴ
ム12が鋼桁S移動方向に移動し、ブラケット側剪断コ
マ17が免震ゴム12及び支持プレート16の剪断穴1
2c,16aの端面に当接する。この時点においては免
震ゴム12は変形しない。なお、ベースプレート11と
免震ゴム12との摩擦力と、免震ゴム12と支持プレー
ト16との摩擦力との関係によっては、ベースプレート
側剪断コマ13の移動と、ブラケット側剪断コマ17の
移動とは同時に起きる場合もある。また、ブラケット側
剪断コマ17の移動が先に起きる場合がある。
【0027】さらに、鋼桁Sと橋脚Pとの相対変位が大
きくなると、図18に示すように各剪断穴11b,12
c,16aの端面にベースプレート側剪断コマ13又は
ブラケット側剪断コマ17が当接することによって免震
ゴム12が変形する。
【0028】なお、鋼桁Sと橋脚Pとの間における相対
移動は、図1並びに図2及び図3に示す、ベースプレー
ト11のガイド部11aにより橋軸方向に規制され、円
滑に行われる。
【0029】図15乃至図18は当該紙面の左方向に橋
脚Pが移動した場合を示しているが、橋脚Pが当該紙面
の右方向に移動した場合も同様の動作を示す。
【0030】実施の形態1に係る免震落橋防止装置10
は以上のように構成されているので、以下に掲げる効果
を奏する。
【0031】地震等により橋脚Pから鋼桁Sに入力され
る加速度振幅及び変位を低減させ、支承及び他の落橋防
止装置(図示略)ひいては橋桁及び橋脚P又は橋台の破
損・破壊を防止し、落橋を防止することができる。
【0032】さらに、免震ゴム12は橋軸直角方向へも
伸縮可能なので、橋桁の橋軸直角方向への振動も免震す
ることができる。
【0033】その結果、本実施の形態1に係る免震落橋
防止装置10は、橋梁の耐振性を向上させることができ
る。
【0034】また、緩衝装置を用いた連結式落橋防止装
置に比べて構造を簡略化、簡素化することができる。そ
の結果、落橋防止装置としての製造費用を低廉化するこ
とができる。
【0035】また、免震落橋防止装置10の橋脚Pへの
設置は、橋脚P及び鋼桁Sに対する加工処理が少ないた
め、連結式落橋防止装置又はストッパー式落橋防止装置
の設置作業に比べて容易に行うことができる。その結
果、当該設置作業時間、当該施工期間を短縮し、施工費
用を低廉化することができる。
【0036】また、地震時における鋼桁S上の走行車両
のスリップ、転倒及び衝突、並びに通行人の転倒及び橋
からの落下等を防止することができる。
【0037】また、高欄、照明設備その他の付帯設備等
の損壊等を防止することができる。
【0038】鋼桁Sは温度により伸縮するが、当該伸縮
を剪断コマよりも橋軸方向に長い剪断穴11b,12
c,16aにより吸収し、免震ゴム12の変形にストレ
スをかけなくて済む。別言すれば鋼桁Sの温度収縮によ
る免震ゴム12の剪断変形を防止することができる。そ
の結果、地震による水平力に対して常に安定した免震力
を保持することができる。
【0039】また、活荷重、風によるヨーイング、ロー
リング、ピッチングその他の振動による常微動を、剪断
穴11b,12c,16aが吸収することができる。そ
の結果、免震ゴム12の当該疲労を防止することができ
る。
【0040】また、ポリテトラフルオロエチレンにより
被覆されているので、免震ゴム12を摺動容易にするこ
とができる。その結果、上記効果を保証することができ
ると共に、免震ゴム12の鋼材、ベースプレート11及
び支持プレート16の磨耗を減少させることができる。
【0041】また、支持プレート16の鉛直板及び水平
板により、鋼桁Sとブラケット14との間に間隔を開け
る(大きくする)ことができるので、橋軸直角方向へ鋼
桁Sが振動する場合においても鋼桁Sの下フランジF
(図14に示す)がブラケット14にぶつかることはな
い。
【0042】なお、剪断穴11b,12c,16aの橋
軸方向長さを、ベースプレート側剪断コマ13或いはブ
ラケット側剪断コマ17の幅(橋軸方向長さ)と等しく
することもできる。
【0043】また、ベースプレート11と免震ゴム12
との間にのみ、或いは免震ゴム12と支持プレート16
との間にのみ剪断コマを設けることもできる。
【0044】また、ベースプレート11と免震ゴム12
とを又は/及び免震ゴム12と支持プレート16とを固
着することもできる。当該固定方法は溶接、融着、ボル
ト締結等、本発明を実施する上で好適な方法で固定する
こともできる。斯かる場合には上記実施の形態1に比し
安価に製造でき、設置作業時間も短縮することができ
る。
【0045】また、更に上記構造を簡略化し、支持プレ
ート16を設けず、鋼桁Sに固定されるベースプレート
11と、このベースプレート11に固定される免震ゴム
12と、この免震ゴム12及び橋脚Pに固定されるブラ
ケット14のみから構成することもできる。
【0046】また、図19に示す免震落橋防止装置20
のようにベースプレート21及び支持プレート26の鉛
直方向長さを延ばせば鉛直方向への振動も免震すること
ができる。斯かる場合にはさらに橋梁の耐振性を向上さ
せることができる。図中、符号22は免震ゴム、符号2
3はベースプレート側剪断コマ、符号24はブラケッ
ト、符号27はブラケット側剪断コマである。
【0047】(実施の形態2) 実施の形態2に係る免震落橋防止装置は、図20及び図
21に示すように鋼桁Sと橋台A(図21において図示
略)とを連結するものである。図20において支承は概
念的に描かれている。
【0048】免震落橋防止装置40は、鋼桁Sのウェブ
Wの端部に固定されるベースプレート41と、このベー
スプレート41上に固定された免震ゴム42と、パラペ
ットLに固定されるブラケット44と、このベースプレ
ート41とブラケット44との間に介装される剪断コマ
43とから概略構成されている。
【0049】ベースプレート41は取付平面視において
鉛直方向に長い矩形をなす鋼製板状体で、ボルトBによ
り鋼桁Sに固定されている。
【0050】免震ゴム42は、図22に示すように外輪
郭直方体をなし、両面(ベースプレート41に固定され
ている面と反対の面)スチールプレート42a,42b
が固定されている。スチールプレート42aには、取付
側面視の中央には内輪郭直方状の剪断穴42dが形成さ
れている。ゴム内の積層鋼板(図示略)は、内部におい
て橋軸直角方向に間隔をおいて積層されている。
【0051】ブラケット44は、図20に示すように取
付側面視において前方後円形をなし、方形部分には直角
に延びる取付片44aが形成されている。この取付片4
4aに開孔されたアンカー孔44c(図23に示す)に
アンカーボルト45が挿通されてパラペットLに固定さ
れている。図中、符号46は座板である。取付側面視に
おける中央にも、図23に示すように剪断穴44bが形
成されている。剪断穴44bは免震ゴム42の剪断穴4
2dに等しい形状である。
【0052】二つの前記剪断穴42d,44bに剪断コ
マ43が嵌入されている。剪断コマ43は、図24に示
すように鋼製の直方体であり、図21に示すように免震
ゴム42とブラケット44とが接するような厚さとなっ
ている。
【0053】免震落橋防止装置40は以上の如く構成さ
れているので、鋼桁Sが橋台Aから落橋するのを防止す
ることができる。
【0054】なお、実施の形態2においても各剪断穴を
橋軸方向に長い穴にすることもできる。斯かる場合にお
いては、実施の形態1に係る免震落橋防止装置の如く、
温度収縮、常微動等を橋軸方向に長い剪断穴を吸収する
ことができる。
【0055】また、上記実施の形態においては、鋼桁S
に適用されたが本発明はそれに限定されず、例えばPC
桁にも適用することもできる。
【0056】また、本発明においては免震ゴムに、積層
ゴムを用いることもできる。係る場合において積層ゴム
に挿入される積層鋼板の数は、本発明を実施する上で好
適なものにすることができる。また、積層ゴムとして
は、例えば鉛芯等を入れたもの(所謂LRB等)を用い
ることもできる。斯かる場合においては、その塑性変形
により減衰効果を高めることができる。
【0057】また、上記構成部材、例えばベースプレー
ト、免震ゴムの位置、形状等は上記実施の形態に限定さ
れず、本発明を実施する上で好適な位置、形状等にする
ことができる。例えば、免震ゴムの形状を円柱状等、本
発明を実施する上で好適なものにすることができる。
【0058】また、実施の形態2においても実施の形態
1と同様に剪断コマが橋軸方向に可動できるようにする
こともできる。
【0059】なお、上図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0060】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。免震ゴムが、地震等に
より橋脚又は橋台から橋桁に入力される加速度振幅及び
変位を低減させ、支承及び他の落橋防止装置ひいては橋
桁及び橋脚又は橋台の破損・破壊を防止し、落橋を防止
することができる。その結果、橋桁を免震して落橋を防
止すると共に、橋桁並びに橋脚又は橋台が破損・破壊さ
れることを防止することができる。その結果、本発明に
よれば地震に対する橋梁の耐震性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る免震落橋防止装置
の斜視図である。
【図2】実施の形態1に係るベースプレートの取付側面
図である。
【図3】実施の形態1に係るベースプレートの取付正面
図である。
【図4】実施の形態1に係る免震ゴムの斜視図である。
【図5】実施の形態1に係る免震ゴムの平面図である。
【図6】図5のAーA断面図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】実施の形態1に係るベースプレート側剪断コマ
の斜視図である。
【図9】実施の形態1に係るブラケットの取付側面図で
ある。
【図10】実施の形態1に係るブラケットの取付正面図
である。
【図11】実施の形態1に係る支持プレートの取付側面
図である。
【図12】実施の形態1に係る支持プレートの取付正面
図である。
【図13】実施の形態1に係る免震落橋防止装置の組立
概念図である。
【図14】実施の形態1に係る免震落橋防止装置の取付
正面断面図である。
【図15】実施の形態1に係る免震落橋防止装置の動作
を示す平面断面図である。
【図16】実施の形態1に係る免震落橋防止装置の動作
を示す平面断面図である。
【図17】実施の形態1に係る免震落橋防止装置の動作
を示す平面断面図である。
【図18】実施の形態1に係る免震落橋防止装置の動作
を示す平面断面図である。
【図19】他の実施の形態に係る免震落橋防止装置の取
付正面断面図である。
【図20】実施の形態2に係る免震落橋防止装置の取付
側面図である。
【図21】実施の形態2に係る免震落橋防止装置の取付
正面図である。
【図22】実施の形態2に係る免震ゴムの斜視図であ
る。
【図23】実施の形態2に係るブラケットの斜視図であ
る。
【図24】実施の形態2に係る剪断コマの斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 橋台 B ボルト F 下フランジ L パラペット P 橋脚 S 鋼桁 W ウェブ 10 免震落橋防止装置 11 ベースプレート 11a ガイド部 11b 剪断穴 11c ボルト孔 12 免震ゴム 12a 剪断ゴム 12b 鋼板 12c 剪断穴 12d ゴム層 13 ベースプレート側剪断コマ 14 ブラケット 14a 取付板 14b 補剛板 14c 上板 14d 下板 14e ボルト孔 15 アンカーボルト 16 支持プレート 16a 剪断穴 16b 鉛直板 16c 水平板 17 ブラケット側剪断コマ 20 免震落橋防止装置 21 ベースプレート 22 免震ゴム 23 ベースプレート側剪断コマ 24 ブラケット 26 支持プレート 27 ブラケット側剪断コマ 40 免震落橋防止装置 41 ベースプレート 42 免震ゴム 42a,42b スチールプレート 42d 剪断穴 43 剪断コマ 44 ブラケット 44a 取付片 44b 剪断穴 44c アンカー孔 45 アンカーボルト 46 座板

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
    橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
    であって、 橋桁の端部に固定され、固定された状態において該橋桁
    側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベースプ
    レートと、 該ベースプレートに取り付けられる、前記橋桁側の面に
    剪断穴が設けられた免震ゴムと、 該免震ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴と
    に嵌入可能な剪断コマと、 橋脚又は橋台に固定され、前記免震ゴムが固定されるブ
    ラケットとを備え、 前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、
    前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが
    前記剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であるこ
    とを特徴とする免震落橋防止装置。
  2. 【請求項2】 橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
    橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
    であって、 橋桁の端部に固定されるベースプレートと、 該ベースプレートに固定される、固定された状態におい
    て前記橋桁側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられ
    た免震ゴムと、 橋脚又は橋台に固定され、前記免震ゴムが取り付けられ
    る、前記橋桁側の面に剪断穴が設けられたブラケット
    と、 該ブラケットの剪断穴と、前記免震ゴムの剪断穴とに嵌
    入可能な剪断コマとを備え、 前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、
    前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが
    前記剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であるこ
    とを特徴とする免震落橋防止装置。
  3. 【請求項3】 橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
    橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
    であって、 橋桁の端部に固定され、固定された状態において該橋桁
    側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベースプ
    レートと、 該ベースプレートに取り付けられる、両面のそれぞれに
    剪断穴が設けられた免震ゴムと、 橋脚又は橋台に固定され、前記免震ゴムが取り付けられ
    る、前記橋桁側の面に剪断穴が設けられたブラケット
    と、 前記免震ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴
    とに嵌入可能な剪断コマと、 前記ブラケットの剪断穴と、前記免震ゴムの剪断穴とに
    嵌入可能な剪断コマとを備え、 前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、
    前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが
    前記剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であるこ
    とを特徴とする免震落橋防止装置。
  4. 【請求項4】 橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
    橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
    であって、 橋桁の端部に固定され、固定された状態において該橋桁
    側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベースプ
    レートと、 該ベースプレートに取り付けられる、前記橋桁側の面に
    剪断穴が設けられた免震ゴムと、 該免震ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴と
    に嵌入可能な剪断コマと、 前記免震ゴムに固定される支持プレートと、 橋脚又は橋台に固定され、前記支持プレートが固定され
    るブラケットとを備え、 設置された状態における前記ベースプレートの下部には
    前記橋桁の橋軸方向に延在し、前記支持プレートの下部
    がガイドされるガイド部が設けられ、 前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、
    前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが
    前記剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であるこ
    とを特徴とする免震落橋防止装置。
  5. 【請求項5】 橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
    橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
    であって、 橋桁の端部に固定されるベースプレートと、 該ベースプレートに固定される、固定された状態におい
    て前記橋桁側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられ
    た免震ゴムと、 前記免震ゴムが取り付けられる、前記橋桁側の面に剪断
    穴が設けられた支持プレートと、 該支持プレートの剪断穴と、前記免震ゴムの剪断穴とに
    嵌入可能な剪断コマと、 橋脚又は橋台に固定され、前記支持プレートが固定され
    るブラケットとを備え、 設置された状態における前記ベースプレートの下部には
    前記橋桁の橋軸方向に延在し、前記支持プレートの下部
    がガイドされるガイド部が設けられ、 前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、
    前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが
    前記剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であるこ
    とを特徴とする免震落橋防止装置。
  6. 【請求項6】 橋桁と、橋脚又は橋台とに固定されて落
    橋を防止すると共に、橋桁を免震する免震落橋防止装置
    であって、 橋桁の端部に固定され、固定された状態において該橋桁
    側の面と反対側となる面に剪断穴が設けられたベースプ
    レートと、 該ベースプレートに取り付けられる、両面のそれぞれに
    剪断穴が設けられた免震ゴムと、 該免震ゴムの剪断穴と、前記ベースプレートの剪断穴と
    に嵌入可能な剪断コマと、 前記免震ゴムが取り付けられる、前記橋桁側の面に剪断
    穴が設けられた支持プレートと、 橋脚又は橋台に固定され、前記支持プレートが固定され
    るブラケットと、 前記支持プレートの剪断穴と、前記免震ゴムの剪断穴と
    に嵌入可能な剪断コマとを備え、 設置された状態における前記ベースプレートの下部には
    前記橋桁の橋軸方向に延在し、前記支持プレートの下部
    がガイドされるガイド部が設けられ、 前記剪断穴は、その橋軸方向の長さが前記剪断コマの、
    前記橋桁の橋軸方向の長さよりも長く、前記剪断コマが
    前記剪断穴の内部において橋軸方向に摺動可能であるこ
    とを特徴とする免震落橋防止装置。
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