JP6472528B2 - 自動二輪車用車体フレーム - Google Patents

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Description

本発明は、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプとは別部材に形成されるとともに前記ヘッドパイプから後下がりに延びるようにして前記ヘッドパイプに結合されるダウンフレームとを備える自動二輪車用車体フレームに関する。
プレス成形された板材の接合で中空状に形成されたフレーム部材が、ヘッドパイプに結合される自動二輪車用車体フレームが特許文献1で既に知られている。
日本特開2013−95252号公報
ところで、上記特許文献1で開示されるような中空状のフレーム部材のヘッドパイプへの結合構造にあっては、その結合構造の簡素化が望まれるが、プレス成形された板材の接合で形成されるフレーム部材をヘッドパイプに結合する場合、その結合構造を簡素かつ強固とすることは難しいという課題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、プレス加工された金属板材の接合で中空状に形成されてヘッドパイプとは別部材に形成されるダウンフレームのヘッドパイプへの結合構造を簡素かつ強固とし得るようにした自動二輪車用車体フレームを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプとは別部材に形成されるとともに前記ヘッドパイプから後下がりに延びるようにして前記ヘッドパイプに結合されるダウンフレームとを備える自動二輪車用車体フレームにおいて、前記ヘッドパイプの後部に、該ヘッドパイプの長手方向に沿って延びて後方に突出する平板状の支持板が突設され、前記ダウンフレームが、プレス加工された金属板材の接合で中空状に形成され、前記ヘッドパイプ側に向かって開放した略U字状の横断面形状を有する補強板が、前記ダウンフレームの前端開口部の下縁よりも下方に延出する延出部を有して前記前端開口部に挿入され、前記延出部が前記ダウンフレームに溶接され、前記補強板に嵌合された状態の前記支持板に、前記ダウンフレームおよび前記補強板が結合されて、前記前端開口部に挿入された前記支持板に前記ダウンフレームの前端部が結合されることを第の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記補強板が、前記ダウンフレームの前記前端開口部を閉じる閉塞板部と、前記支持板を両側から挟むようにして相互に平行に延びるとともに湾曲角部を介して前記閉塞板部の左右両側に連なる左右一対の側板部と、前記閉塞板部および左右一対の前記側板部の下端に連なる前記延出部とを有するように形成され、前記支持板に、前記ダウンフレームおよび前記補強板が、上下に間隔をあけた少なくとも2箇所の締結箇所で締結され、最も下側の締結箇所の締結中心軸線を通って前記ヘッドパイプの中心軸線と直交する仮想平面よりも下方の前記湾曲角部の曲率半径が、前記仮想平面よりも上方の前記湾曲角部の曲率半径よりも大きく設定されることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第1またはの特徴の構成に加えて、前記ダウンフレームの前端部に、前記前端開口部を相互間に形成するようにして前記支持板の両側に配置される左右一対の取付け板部が、前記ダウンフレームのうち前記取付け板部よりも後方のダウンフレーム主部よりも幅を狭くしつつ前記ダウンフレーム主部との間に段部が生じるように形成されることを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ヘッドパイプの後部に突設された支持板に、その支持板を囲むようにしてダウンフレームの前端部が結合されるようにした簡易な構造で、ヘッドパイプおよびダウンフレームの結合力を高めることができる。
しかも、補強板が有する延出部がダウンフレーム前端開口部の下縁よりも下方に延出し、その延出部がダウンフレームに溶接されるので、ダウンフレームの前端開口部を補強板で閉じることでダウンフレームの前端部の強度および剛性の向上を図るとともに、補強板のダウンフレームへの溶接を容易とすることができる。
本発明の第の特徴によれば、ヘッドパイプの支持板に、ダウンフレームおよび補強板を締結する少なくとも2箇所の締結箇所のうち最も下側の締結箇所の締結中心軸線を通ってヘッドパイプの中心軸線と直交する仮想平面よりも下方では、補強板の湾曲角部の曲率半径が、仮想平面よりも上方の湾曲角部の曲率半径よりも大きいので、上方の締結箇所では、ヘッドパイプの後面に補強板を近づけてヘッドパイプへのダウンフレーム締結部をコンパクトにすることができ、また補強板がその下端に有する延出部の湾曲角部の曲率半径を大きくすることで、前記湾曲角部にかかる応力を分散しつつ、延出部のダウンフレームへの溶接部の剛性を高め、ダウンフレームをヘッドパイプと別体に形成していても車体フレーム全体の剛性向上に寄与することができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、前端開口部を相互間に形成するようにして支持板の両側に配置される左右一対の取付け板部の幅が、ダウンフレームのうち取付け板部よりも後方のダウンフレーム主部よりも狭く、ダウンフレーム主部との間に段部が生じるので、支持板へのダウンフレームの前端部の取付剛性を高めることができる。
図1は車体フレームの右側面図である。(第1の実施の形態) 図2は車体フレームの一部の右半部を図1の2矢視方向から見て示す平面図である。(第1の実施の形態) 図3は車体フレームのうちヘッドパイプを除く部分の斜視図である。(第1の実施の形態) 図4はスクータ型の自動二輪車の右側面図である。(第1の実施の形態) 図5は図1の5−5線拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図6はヘッドパイプに取付けられる前のダウンフレームの前部を図5と同一方向から見て示す図である。(第1の実施の形態) 図7は図3の7矢視方向から見た斜視図である。(第1の実施の形態) 図8は図1の8−8線に沿う補強板の断面図である。(第1の実施の形態) 図9は図1の9−9線に沿う補強板の平面図である。(第1の実施の形態) 図10は図1の10−10線断面図である。(第1の実施の形態) 図11は図1の11−11線断面図である。(第1の実施の形態) 図12は図1の12矢示部拡大図である。(第1の実施の形態)
16・・・操向ハンドル
17・・・ヘッドパイプ
18・・・ダウンフレーム
18a・・・ダウンフレーム主部
41・・・支持板
43・・・ダウンフレームの前端開口部
43a・・・前端開口部の下縁
44・・・補強板
44a・・・閉塞板部
44b・・・側板部
44c・・・湾曲角部
44d・・・延出部
50・・・取付け板部
51・・・段部
C・・・ヘッドパイプの中心軸線
F・・・車体フレーム
R1,R2・・・湾曲角部の曲率半径
VP・・・仮想平面
以下、本発明の実施の形態について図1〜図12を参照しながら説明する。なお以下の説明で前後、上下および左右の各方向は自動二輪車に搭乗した乗員から見た方向を言うものとする。
第1の実施の形態
先ず図1〜図3において、スクータ型である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを支持するフロントフォーク15および棒状の操向ハンドル16が操向可能に支持されるヘッドパイプ17と、ヘッドパイプ17とは別部材に形成されるとともに前記ヘッドパイプ17から後下がりに延びるようにして前記ヘッドパイプ17に結合されるダウンフレーム18と、ダウンフレーム18の下部の左右両側に接続されて後方に延びる左右一対のロアフレーム19と、それらのロアフレーム19の後端に一体に連なって後上がりに延びる左右一対のライズフレーム20と、左右一対のロアフレーム19の後部間に設けられる第1のクロスメンバ21と、下方に向かって開く略U字状に形成されて左右一対のライズフレーム20の前部間に設けられる第2のクロスメンバ22と、左右一対のライズフレーム20の後部間に設けられる第3のクロスメンバ23とを備え、前記ロアフレーム19の後端部には後方に向けて突出するブラケット24が設けられる。
図4において、前記ブラケット24には、ユニットスイング式のパワーユニットPがリンク25を介して揺動可能に連結され、後輪WRは該パワーユニットPの後部に軸支される。また前記ライズフレーム20および前記パワーユニットPの後部間にはリヤクッションユニット26が設けられる。
前記第2のクロスメンバ22には、図示しない収納ボックスの前部が支持されており、この収納ボックスの前側上部に、該収納ボックスを覆うタンデム型の乗車用シート28が開閉可能に支持される。
前記車体フレームF、前記パワーユニットPの一部、前記収納ボックスは、車体カバー30で覆われており、この車体カバー30は、前記ヘッドパイプ17を前方から覆うフロントカバー31と、該フロントカバー31に連設されるとともに前記乗車用シート28に座った乗員の脚部を前方から覆うレッグシールド32と、前記乗車用シート28に座った乗員が足を載せるようにして前記レッグシールド32の下部に連設されて前記ロアフレーム19上に配置されるステップフロア33と、該ステップフロア33の両側から下方に垂下される左右一対のスカート部34と、前記乗車用シート28の前部下方に配置されて前記収納ボックスを前方から覆うセンターカウル35と、前記乗車用シート28の下方で前記ライズフレーム20および前記パワーユニットPの一部を側方から覆うサイドカバー36と、左右のサイドカバー36に連設されて両サイドカバー36の後部下方に配置されるリヤカバー37と備える。
前記操向ハンドル16の車幅方向中央部はハンドルカバー38で覆われる。また前記フロントフォーク15には、前輪WFを上方から覆うフロントフェンダ39が取付けられ、前記後輪WRを上方から覆うリヤフェンダ40が、前記リヤカバー37に連設される。
図5〜図7を併せて参照して、前記ヘッドパイプ17の後部には、該ヘッドパイプ17の長手方向に沿って延びて後方に突出する平板状の支持板41が突設される。
一方、前記ダウンフレーム18は、プレス加工された金属板材の接合で中空状に形成される。すなわちダウンフレーム18は、後方に向かって突出する接合鍔部42を有しつつ横断面矩形の筒状となるようにして金属板材の接合で中空状に形成され、このダウンフレーム18の前端開口部43に挿入された前記支持板41に、前記ダウンフレーム18の前端部が結合される。
しかも前記ヘッドパイプ17側に向かって開放した略U字状の横断面形状を有する補強板44が、前記前端開口部43の下縁43aよりも下方に延出する延出部44dを有して前記ダウンフレーム18の前記前端開口部43に挿入されており、前記延出部44dが前記ダウンフレーム18に溶接され、前記補強板44に嵌合された状態の前記支持板41に、前記ダウンフレーム18および前記補強板44が結合される。
図8および図9を併せて参照して、前記補強板44は、前記ダウンフレーム18の前記前端開口部43を閉じる閉塞板部44aと、前記支持板41を両側から挟むようにして相互に平行に延びるとともに湾曲角部44cを介して前記閉塞板部44aの左右両側に連なる左右一対の側板部44bと、前記閉塞板部44aおよび左右一対の前記側板部44bの下端に連なる前記延出部44dとを有するように形成され、前記補強板44の中央部には肉抜き孔45が設けられる。
前記支持板41には、前記ダウンフレーム18および前記補強板44が、上下に間隔をあけた少なくとも2箇所で締結されるものであり、この実施の形態では、前記ダウンフレーム18の前端下部および補強板44の下部が第1のボルト46および第1のナット47で前記支持板41に締結され、前記ダウンフレーム18の前端上部および補強板44の上部が第2のボルト48および第2のナット49で前記支持板41に締結される。
しかも最も下側の締結箇所の締結中心軸線すなわち第1のボルト46および第1のナット47の中心軸線を含んで前記ヘッドパイプ17の中心軸線Cと直交する仮想平面VPよりも下方では、図8で示すように、前記湾曲角部44cの曲率半径R1が比較的大きく設定されるのに対して、前記仮想平面VPよりも上方の前記湾曲角部44cの曲率半径R2は、図9で示すように、前記仮想平面VPよりも下方の前記湾曲角部44cの曲率半径R1よりも小さく設定される。
また前記ダウンフレーム18の前端部に、前記前端開口部43を相互間に形成するようにして前記支持板41の両側に配置される左右一対の取付け板部50が、前記ダウンフレーム18のうち前記取付け板部50よりも後方のダウンフレーム主部18aよりも幅を狭くしつつ前記ダウンフレーム主部18aとの間に段部51が生じるように形成される
図10を併せて参照して、前記ロアフレーム19および前記ライズフレーム20は、プレス加工された金属板材の接合で中空状に形成される。すなわち前記ロアフレーム19および前記ライズフレーム20は、上方に向かって突出する上部接合鍔部52ならびに下方に向かって突出する下部接合鍔部53を有しつつ横断面矩形の筒状となるようにして左右一対の金属板材の接合で中空状に形成される。
しかもロアフレーム19は、その下縁19aが側面視で上方に膨らむように湾曲しつつ、その前後方向中間部の断面積が最小となるようにして中空形状に形成される。
図11を併せて参照して、前記ダウンフレーム18の左右両側面は、その少なくとも下部が上下方向に長く形成されており、前記ダウンフレーム18の下部の左右両側面に、ロアフレーム19が直接溶接される。すなわちロアフレーム19の前部は、前記ダウンフレーム18の下部の左右両側面に向かって内方に湾曲するように形成されており、このロアフレーム19の前端部が接合端部19bとして前記ダウンフレーム18の下部に直接溶接される。
図12を併せて参照して、前記ロアフレーム19および前記ダウンフレーム18の接合部54の上端54aが、前記ロアフレーム19のうち断面積が最小となる部分19cでの中空形状の上端を通る第1の水平線L1よりも上方に配置され、前記接合部54の下端54bが、前記ロアフレーム19のうち断面積が最小となる部分19cでの中空形状の下端を通る第2の水平線L2よりも下方に配置される。
前記ロアフレーム19の前記ダウンフレーム18への接合端部19bは、前記ダウンフレーム18の長手方向に沿って延びる第1および第2の辺55,56を底辺とする台形状に形成されており、その台形形状は、第1および第2の辺55,56のうち前方側の第1の辺55が後方側の第2の辺56より長く設定され、第1および第2の辺55,56の上端間を結ぶ第3の辺57が後下がりに傾斜し、第1および第2の辺55,56の下端間を結ぶ第4の辺58が後上がりに傾斜するように構成されている。ここで前記台形形状は、第1および第2の辺55,56が前記ダウンフレーム18の長手方向に沿って完全に平行に延びるものであってもよいが、第1および第2の辺55,56が第3および第4の辺57,58よりも平行に近いものである場合も含むものとする。
また前記ダウンフレーム18の左右両側面は、その上下幅Wを前方に向かうにつれて大きくするようにした平面状に形成される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、ヘッドパイプ17の後部に、該ヘッドパイプ17の長手方向に沿って延びて後方に突出する平板状の支持板41が突設され、前記ダウンフレーム18が、プレス加工された金属板材の接合で中空状に形成され、前記ダウンフレーム18の前端開口部43に挿入された前記支持板41に前記ダウンフレーム18の前端部が結合されるので、ヘッドパイプ17の後部に突設された支持板41にその支持板41を囲むようにしてダウンフレーム18の前端部が結合されるようにした簡易な構造で、ヘッドパイプ17およびダウンフレーム18の結合力を高めることができる。
しかも前記ヘッドパイプ17側に向かって開放した略U字状の横断面形状を有する補強板44が、前記前端開口部43の下縁43aよりも下方に延出する延出部44dを有して前記ダウンフレーム18の前記前端開口部43に挿入され、前記延出部44dが前記ダウンフレーム18に溶接され、前記補強板44に嵌合された状態の前記支持板41に、前記ダウンフレーム18および前記補強板44が結合されるので、ダウンフレーム18の前端開口部43を補強板44で閉じることでダウンフレーム18の前端部の強度および剛性の向上を図るとともに、補強板44のダウンフレーム18への溶接を容易とすることができる。
また前記補強板44が、前記ダウンフレーム18の前記前端開口部43を閉じる閉塞板部44aと、前記支持板41を両側から挟むようにして相互に平行に延びるとともに湾曲角部44cを介して前記閉塞板部44aの左右両側に連なる左右一対の側板部44bと、前記閉塞板部44aおよび左右一対の前記側板部44bの下端に連なる前記延出部44dとを有するように形成され、前記支持板41に、前記ダウンフレーム18および前記補強板44が、上下に間隔をあけた少なくとも2箇所の締結箇所で締結され、最も下側の締結箇所の締結中心軸線を通って前記ヘッドパイプ17の中心軸線Cと直交する仮想平面VPよりも下方の前記湾曲角部44cの曲率半径R1が、前記仮想平面VPよりも上方の前記湾曲角部44cの曲率半径R2よりも大きく設定されるので、上方の締結箇所では、ヘッドパイプ17の後面に補強板44を近づけてヘッドパイプ17へのダウンフレーム18の締結部をコンパクトにすることができ、また補強板44がその下端に有する延出部44dの湾曲角部44cの曲率半径R1を大きくすることで、前記湾曲角部44cにかかる応力を分散しつつ、延出部44dのダウンフレーム18への溶接部の剛性を高め、ダウンフレーム18をヘッドパイプ17と別体に形成していても車体フレームF全体の剛性向上に寄与することができる。
また前記ダウンフレーム18の前端部に、前記前端開口部43を相互間に形成するようにして前記支持板41の両側に配置される左右一対の取付け板部50が、前記ダウンフレーム18のうち前記取付け板部50よりも後方のダウンフレーム主部18aよりも幅を狭くしつつ前記ダウンフレーム主部18aとの間に段部51が生じるように形成されるので、支持板41へのダウンフレーム18の前端部の取付剛性を高めることができる。
またプレス加工された金属板材の接合で中空状に形成される左右一対のロアフレーム19が、ダウンフレーム18の少なくとも下部の上下方向に長く形成された左右両側面に直接溶接されるので、接続用ステーを用いるものに比べて加工工数の低減および軽量化を図ることができる。しかも前記ロアフレーム19および前記ダウンフレーム18の接合部54の上端54aが、前記ロアフレーム19のうち断面積が最小となる部分19cでの中空形状の上端を通る第1の水平線L1よりも上方に配置され、前記接合部54の下端54bが、前記ロアフレーム19のうち断面積が最小となる部分19cでの中空形状の下端を通る第2の水平線L2よりも下方に配置されるので、ロアフレーム19を上下方向に小さく構成してもロアフレーム19のダウンフレーム18への溶接長さを確保することができ、ダウンフレーム18にロアフレーム19を強固に接合することができる。
また前記ロアフレーム19の前記ダウンフレーム18への接合端部19bが、前記ダウンフレーム18の長手方向に沿って延びる第1および第2の辺55,56を底辺とする台形状に形成されるので、ロアフレーム19のダウンフレーム18への接合長さを長くすることができ、第1および第2の辺55,56のうち前方側の第1の辺55が後方側の第2の辺56より長く設定されるので、車両前後方向の幅が狭いダウンフレーム18にあっても、台形のうち底辺となる第1および第2の辺55,56の両端間を結ぶ第3および第4の辺57,58を傾斜させて接合長さを確保することができる。
また前記ダウンフレーム18の左右両側面が、上下幅Wを前方に向かうにつれて大きくするようにした平面状に形成されるので、ダウンフレーム18およびロアフレーム19の接合面を大きく確保することができる。
さらに前記ロアフレーム19の下縁19aが、側面視で上方に膨らむように湾曲して形成されるので、ロアフレーム19のコンパクト化を図りつつ前後方向の剛性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

Claims (3)

  1. 操向ハンドル(16)を操向可能に支持するヘッドパイプ(17)と、該ヘッドパイプ(17)とは別部材に形成されるとともに前記ヘッドパイプ(17)から後下がりに延びるようにして前記ヘッドパイプ(17)に結合されるダウンフレーム(18)とを備える自動二輪車用車体フレームにおいて、
    前記ヘッドパイプ(17)の後部に、該ヘッドパイプ(17)の長手方向に沿って延びて後方に突出する平板状の支持板(41)が突設され、前記ダウンフレーム(18)が、プレス加工された金属板材の接合で中空状に形成され、前記ヘッドパイプ(17)側に向かって開放した略U字状の横断面形状を有する補強板(44)が、前記ダウンフレーム(18)の前端開口部(43)の下縁(43a)よりも下方に延出する延出部(44d)を有して前記前端開口部(43)に挿入され、前記延出部(44d)が前記ダウンフレーム(18)に溶接され、前記補強板(44)に嵌合された状態の前記支持板(41)に、前記ダウンフレーム(18)および前記補強板(44)が結合されて、前記前端開口部(43)に挿入された前記支持板(41)に前記ダウンフレーム(18)の前端部が結合されることを特徴とする自動二輪車用車体フレーム。
  2. 前記補強板(44)が、前記ダウンフレーム(18)の前記前端開口部(43)を閉じる閉塞板部(44a)と、前記支持板(41)を両側から挟むようにして相互に平行に延びるとともに湾曲角部(44c)を介して前記閉塞板部(44a)の左右両側に連なる左右一対の側板部(44b)と、前記閉塞板部(44a)および左右一対の前記側板部(44b)の下端に連なる前記延出部(44d)とを有するように形成され、前記支持板(41)に、前記ダウンフレーム(18)および前記補強板(44)が、上下に間隔をあけた少なくとも2箇所の締結箇所で締結され、最も下側の締結箇所の締結中心軸線を通って前記ヘッドパイプ(17)の中心軸線(C)と直交する仮想平面(VP)よりも下方の前記湾曲角部(44c)の曲率半径(R1)が、前記仮想平面(VP)よりも上方の前記湾曲角部(44c)の曲率半径(R2)よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用車体フレーム。
  3. 前記ダウンフレーム(18)の前端部に、前記前端開口部(43)を相互間に形成するようにして前記支持板(41)の両側に配置される左右一対の取付け板部(50)が、前記ダウンフレーム(18)のうち前記取付け板部(50)よりも後方のダウンフレーム主部(18a)よりも幅を狭くしつつ前記ダウンフレーム(18)主部との間に段部(51)が生じるように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車用車体フレーム。
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