JP6471397B2 - パワーウインドウ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に搭載されるパワーウインドウ装置に関する。
自動車には、開閉可能な窓ガラスが設けられており、電動モータ等の駆動源を利用して当該窓ガラスを開閉するパワーウインドウ装置が搭載されている。このパワーウインドウ装置には、パワーウインドウスイッチが設けられており、このパワーウインドウスイッチが操作されることにより、駆動源が駆動され、当該駆動源の動力によって窓ガラスが開閉されるようになっている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
例えば、車両の運転席側と助手席側と後右席側と後左席側にそれぞれ配置される窓ガラスを開閉可能な自動車において、各窓ガラスの近傍には、当該窓ガラスを開閉するためのパワーウインドウスイッチがそれぞれ設けられている。ここで、助手席側、後右席側および後左席側に配置される窓ガラス近傍のパワーウインドウスイッチは、それぞれの窓ガラスを開閉するための窓スイッチであり、運転席側に配置される窓ガラス近傍のパワーウインドウスイッチは、各窓ガラスを開閉するための複数の窓スイッチを備えたものである。
よって、助手席、後右席、後左席に搭乗する搭乗者は、それぞれの窓ガラス近傍に設けられたパワーウインドウスイッチ(窓スイッチ)を操作することにより、それぞれに対応した窓ガラスを開閉することができ、運転席に搭乗する運転者は、運転席窓ガラス近傍に設けられたパワーウインドウスイッチ(運転席パワーウインドウスイッチ)の複数の窓スイッチを操作することにより、各窓ガラスをそれぞれ開閉することができる。
運転席パワーウインドウスイッチにおいては、各窓スイッチが各窓ガラスの配置に対応して配置されており、運転席側の窓ガラスを開閉するための運転席窓スイッチと助手席側の窓ガラスを開閉するための助手席窓スイッチが前列の左右に横並びで配置され、後右席側の窓ガラスを開閉するための後右席窓スイッチと後左席側の窓ガラスを開閉するための後左席窓スイッチが後列の左右に横並びで配置されている。
特許第5402883号公報 実開平5−76824号公報
しかし、運転席パワーウインドウスイッチにおける前列左右および後列左右の全ての窓スイッチを一度に操作することは、運転操作している運転者にとって困難である。よって、全ての窓ガラスを開動作または閉動作する場合には、運転者は窓スイッチの操作を少なくとも二回行わなければならず、例えば、前列左右のスイッチを操作して運転席側の窓ガラスと助手席側の窓ガラスを開動作または閉動作した後に、後列左右のスイッチを操作して後席両側の窓ガラスを開動作または閉動作する。
このような窓スイッチの操作は、運転操作中の運転者にとって煩わしい作業(操作)であるため、簡易なものであることが好ましい。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、パワーウインドウ装置における窓の開閉操作を簡易なものとすることを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係るパワーウインドウ装置は、車両の複数の窓ガラスをそれぞれ動作する駆動手段と、前記駆動手段を駆動するための操作手段と、前記操作手段の操作に応じて前記窓ガラスが開動作または閉動作されるよう前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたパワーウインドウ装置において、前記操作手段、複数の前記窓ガラスに対応する複数の窓スイッチが前記車両の運転席または他席のうち少なくとも一つの席の側に集約して設置されるものであり、前記制御手段が、複数の前記窓スイッチを個々に操作する通常操作が行われた場合には、当該窓スイッチに対応する前記窓ガラスのみが動作されるよう前記駆動手段を制御し、前記窓スイッチに対して前記通常操作とは異なる操作である特殊操作が行われた場合には、全ての前記窓ガラスが動作されるよう前記駆動手段を制御するものであり、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作が、前記通常操作による前記窓ガラスの動作よりも遅くなるよう前記駆動手段を制御するものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係るパワーウインドウ装置は、第一の発明に係るパワーウインドウ装置において、前記制御手段が、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作において、車両の運転席側に設置される前記窓ガラスの動作が、車両の他席側に設置される前記窓ガラスの動作よりも速くなるよう前記駆動手段を制御するものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係るパワーウインドウ装置は、第一またはのいずれか一つの発明に係るパワーウインドウ装置において、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作を搭乗者に報知する報知手段を備えることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係るパワーウインドウ装置は、第の発明に係るパワーウインドウ装置において、前記制御手段が、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作が開始される前に、当該窓ガラスの動作が搭乗者に報知されるよう前記報知手段を制御するものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係るパワーウインドウ装置は、第一から第のいずれか一つの発明に係るパワーウインドウ装置において、前記特殊操作は、複数の前記窓スイッチのうち少なくとも二つの前記窓スイッチを同時に操作する操作であることを特徴とする。
上記課題を解決する第六の発明に係るパワーウインドウ装置は、第一から第五のいずれか一つの発明に係るパワーウインドウ装置において、前記制御手段が、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作において、各前記窓ガラスの動作タイミングが少なくとも一部異なるよう前記駆動手段を制御するものであることを特徴とする。
第一の発明に係るパワーウインドウ装置によれば、簡易な操作で全ての窓ガラスを動作することができる。また、特殊操作による窓ガラスの動作を、通常操作による窓ガラスの動作よりも遅くすることにより、搭乗者の安全性を向上させると共に、特殊操作による窓ガラスの動作に対する搭乗者の注意を喚起することできる。
の発明に係るパワーウインドウ装置によれば、特殊操作による運転席窓ガラスの動作を他席窓ガラスの動作よりも速くすることにより、他席の搭乗者の安全を確保しつつ、運転席窓ガラスの動作が遅いことによる運転者の煩わしさを低減することができる。
の発明に係るパワーウインドウ装置によれば、報知手段によって特殊操作による窓ガラスの動作を報知することにより、当該動作に対する搭乗者の注意を確実に喚起することができる。
の発明に係るパワーウインドウ装置によれば、窓ガラスの動作前に、報知手段によって特殊操作による窓ガラスの動作を報知することにより、当該動作に対する搭乗者の注意を確実に喚起することができる。
の発明に係るパワーウインドウ装置によれば、特殊操作を簡易に行えるとともに、通常操作と特殊操作との区別が明確になるので、通常操作を意図したはずの操作が特殊操作と判別されたり、特殊操作を意図したはずの操作が通常操作と判別されたりすることを防止できる。
第六の発明に係るパワーウインドウ装置によれば、特殊操作による窓ガラスの動作において、各窓ガラスの動作タイミングが少なくとも一部異なるようにすることにより、駆動手段におけるモータ拘束時に流れる過電流のタイミングをずらしたり、各窓ガラスの動作に対する搭乗者の注意を喚起したりすることができる。
実施例1に係るパワーウインドウ装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るパワーウインドウ装置の動作を示すフローチャートである。 実施例1に係るパワーウインドウ装置における運転席パワーウインドウスイッチを示す斜視図である。 実施例1に係るパワーウインドウ装置における窓スイッチを示す側面図である。
以下に、本発明に係るパワーウインドウ装置の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係るパワーウインドウ装置の構成について、図1、図3および図4を参照して説明する。
図1に示すように、自動車1には、パワーウインドウ装置10が備えられており、このパワーウィドウ装置10によって、車両の運転席と助手席と後右席および後左席に配置される窓ガラス(運転席窓ガラス、助手席窓ガラス、後右席窓ガラス、後左席窓ガラス)21,22,23,24が開閉されるようになっている。
パワーウインドウ装置10には、窓ガラス21,22,23,24の近傍にそれぞれ設けられるパワーウインドウスイッチ(運転席パワーウインドウスイッチ、助手席パワーウインドウスイッチ、後右席パワーウインドウスイッチ、後左席パワーウインドウスイッチ)31,32,33,34と、窓ガラス21,22,23,24をそれぞれ開閉動作する窓駆動部(運転席窓駆動部、助手席窓駆動部、後右席窓駆動部、後左席窓駆動部)41,42,43,44と、パワーウインドウスイッチ31,32,33,34の操作に応じて窓駆動部41,42,43,44を制御する制御部50とが設けられている。
パワーウインドウスイッチ31,32,33,34および窓駆動部41,42,43,44は、制御部50と電気的に接続されており、使用者(搭乗者)によってパワーウインドウスイッチ31,32,33,34が操作されると、パワーウインドウスイッチ31,32,33,34の操作情報が入力信号として制御部50に送られ、制御部50からパワーウインドウスイッチ31,32,33,34の操作情報に応じた指令信号が窓駆動部41,42,43,44に出力されるようになっている。
窓駆動部41,42,43,44は、電動モータ等の図示しない駆動源を有し、当該駆動源の動力によって図示しない駆動機構を介して窓ガラス21,22,23,24を開動作または閉動作(上下動)することができるものである。前述した制御部50の指令信号が窓駆動部41,42,43,44に送られることによって、窓駆動部41,42,43,44が駆動され、窓ガラス21,22,23,24が開閉(上下動)される。
図1および図3に示すように、運転席パワーウインドウスイッチ31には、窓ガラス21,22,23,24に対応した複数(本実施例においては四つ)の窓スイッチ(運転席窓スイッチ、助手席窓スイッチ、後右席窓スイッチ、後左席窓スイッチ)31a,31b,31c,31dが設けられており、これらの窓スイッチ31a,31b,31c,31dが操作されることによっても、窓ガラス21,22,23,24は開閉されるようになっている。
運転席パワーウインドウスイッチ31における窓スイッチ31a,31b,31c,31dは、車両における窓ガラス21,22,23,24の配置に対応して配置されている。つまり、運転席窓スイッチ31aは、車両における運転席と同様に前列右側に配置され、助手席窓スイッチ31bは、車両における助手席と同様に前列左側に配置され、後右席窓スイッチ31cおよび後左席窓スイッチ31dは、車両における後席(右側および左側)と同様に後列右側および後列左側にそれぞれ配置されている。
これら窓スイッチ31a,31b,31c,31dは、図4に示すように、車両に固定される固定部60と、この固定部60に回転可能に支持される回転部61とから構成され、固定部60に対して回転部61が回転軸部62を中心として回転するようになっている。回転部60の操作端部60aが窓ガラス21,22,23,24の動作方向と同じ方向に移動するように、窓スイッチ31a,31b,31c,31dを操作する(回転部60を回転する)ことにより、運転席パワーウインドウスイッチ31から制御部50に操作信号が送られるようになっている。
つまり、窓ガラス21,22,23,24を開動作する場合には、回転部61の操作端部60aを下側へ押し下げるように、回転部61を回転(図4においては、左回転)する。一方、窓ガラス21,22,23,24を閉動作する場合には、回転部61の操作端部60aを上側へ引き上げるように、回転部61を回転(図4においては、右回転)する。
パワーウインドウ装置10における運転席パワーウインドウスイッチ31の操作には、窓スイッチ31a,31b,31c,31dを個々に操作する通常操作と、窓スイッチ31a,31b,31c,31dに対して通常操作とは異なる操作である特殊操作とがある。
通常操作として、例えば、運転席窓スイッチ31aのみが、上側へ引き上げるように操作された場合には、当該運転席窓スイッチ31aに対応する運転席窓ガラス21のみが閉動作されるようになっている。
特殊操作として、例えば、運転席窓スイッチ31aと助手席窓スイッチ31bとが同時に上側へ引き上げるように操作された場合には、全ての窓ガラス21,22,23,24が閉動作されるようになっている。本実施例において、特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作は、全ての窓ガラス21,22,23,24を全開(開動作)または全閉(閉動作)するものである。
なお、特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作は、パワーウインドウスイッチ31,32,33,34における所定の操作によって停止可能なものとする。特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作を停止する操作として、例えば、特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作方向と反対の操作が挙げられる。つまり、窓ガラス21,22,23,24の開動作中においては、窓ガラス21,22,23,24の少なくとも一つを閉動作するための操作がなされた場合に、当該特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の開動作を停止し、窓ガラス21,22,23,24の閉動作中においては、窓ガラス21,22,23,24の少なくとも一つを開動作するための操作がなされた場合に、当該特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の閉動作を停止するものとする。
特殊操作として、前述したように運転席窓スイッチ31aと助手席窓スイッチ31bを同時に操作する、すなわち、窓スイッチ31a,31b,31c,31dのうち少なくとも二つを同時に操作すること(同時操作)により、通常操作との違いを明確にすることができる。もちろん、本発明における特殊操作は、本実施例のような同時操作に限定されることはない。
例えば、窓スイッチ31a,31b,31c,31dのうち少なくとも一つを複数回連続して操作する、すなわち、設定時間(予め決めた所定時間)内に設定回数(予め決めた所定回数)操作すること(連続操作)により、通常操作との違いを明確にすることができる。連続操作として、例えば、運転席窓スイッチ31aが1〜2[sec]以内に二回引き上げるように操作された場合には、全ての窓ガラス21,22,23,24が閉動作されるようにする。
また、窓スイッチ31a,31b,31c,31dのうち少なくとも一つを通常操作よりも長い設定時間(予め決めた所定時間)操作すること(長時間操作)により、通常操作との違いを明確にすることができる。長時間操作として、例えば、運転席窓スイッチ31aが2[sec]以上引き上げるように操作された場合には、全ての窓ガラス21,22,23,24が閉動作されるようにする。
また、特殊操作として、上述した操作を組み合わせたものであっても良い。例えば、運転席窓スイッチ31aと助手席窓スイッチ31bが300[msec]以上引き上げるように操作され、運転席窓スイッチ31aと助手席窓スイッチ31bが操作されない状態(図4において実線で示す中立位置)で300[msec]以上経過し、運転席窓スイッチ31aと助手席窓スイッチ31bが300[msec]以上引き上げるように操作された場合には、全ての窓ガラス21,22,23,24が閉動作されるようにする。
このような特殊操作によって、全ての窓ガラス21,22,23,24を動作する場合には、窓ガラス21,22,23,24の動作タイミングが異なるようにしている。例えば、窓ガラス21,22,23,24の閉動作(もしくは開動作)における全閉(もしくは全開)位置での停止するタイミングを複数回に分ける(ずらす)ことにより、各窓駆動部41,42,43,44におけるモータ拘束時に流れる過電流のタイミングをずらすことができる。なお、窓ガラス21,22,23,24の異なるタイミングでの動作停止は、窓駆動部41,42,43,44において把握されている窓ガラス21,22,23,24の開口量(窓開口量)に基づいてなされる。
また、窓ガラス21,22,23,24の動作が開始するタイミングを複数回に分ける、例えば、最初に運転席窓ガラス21の動作を開始し、次に助手席窓ガラス22の動作を開始し、最後に後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24の動作を開始することにより、当該特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作に対する搭乗者の注意を喚起することができる。
このとき、運転席窓ガラス21の動作が開始されてから助手席窓ガラス22の動作が開始されるまでの時間を長く(例えば、三秒)設定することにより、当該特殊操作を行った運転手以外の搭乗者の注意を確実に喚起することができると共に、窓駆動部41,42,43,44におけるモータ拘束時に流れる過電流のタイミングをずらすことができる。
また、助手席窓ガラス22の動作が開始されてから後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24の動作が開始されるまでの時間を短く(例えば、一秒)設定することにより、搭乗者の注意を確実に喚起することができると共に、窓駆動部42,43,44におけるモータ拘束時に流れる過電流のタイミングをずらすことができる。
このように、運転席窓ガラス21の動作が開始されてから助手席窓ガラス22の動作が開始されるまでの時間は、運転手以外の搭乗者への注意喚起のために、助手席窓ガラス22の動作が開始されてから後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24の動作が開始されるまでの時間よりも長く設定することが好ましい。
また、特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作速度を、通常操作による窓ガラス21,22,23,24の動作速度と異なるようにしている。特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作を、通常操作による窓ガラス21,22,23,24の動作よりも遅くすることにより、搭乗者の安全性を向上させることができる。また、特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作のうち、運転席窓ガラス21の動作を、他席の窓ガラス(助手席窓ガラス、後右席窓ガラス、後左席窓ガラス)22,23,24の動作よりも速くすることにより、他の搭乗者の安全を確保しつつ、運転席窓ガラス21の動作が遅いことによる運転者の煩わしさを低減することができる。
また、パワーウインドウ装置10には、動作予告音出力部70が設けられており、パワーウインドウスイッチ31,32,33,34の特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作(開動作または閉動作)が動作予告音として搭乗者に報知されるようになっている。
この動作予告音出力部70は、制御部50と電気的に接続されており、使用者(運転者)によって運転席パワーウインドウスイッチ31の特殊操作が行われると、運転席パワーウインドウスイッチ31の操作情報が入力信号として制御部50に送られる。そして、制御部50から、窓駆動部41,42,43,44への指令信号が出力されるより前に、運転席パワーウインドウスイッチ31の操作情報に応じた指令信号が動作予告音出力部70に出力され、動作予告音出力部70から特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作を予告する動作予告音(報知音)が発せられるようになっている。
このように、特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作が開始される前に、動作予告音出力部70から動作予告音が発せられる(出力される)ことにより、当該動作に対する搭乗者の注意を喚起することができる。
なお、上述した異なる動作タイミングおよびその時間差の設定、動作速度の設定、ならびに、動作予告音の出力タイミング等は、図示しない機器設定ツールやナビゲーションシステムによって行うことができるものとする。
本発明の実施例1に係るパワーウインドウ装置の特殊操作による動作について、図1および図2を参照して説明する。
図2には、運転席窓ガラス21の動作が開始されてから助手席窓ガラス22の動作が開始されるまでの時間を3秒とし、助手席窓ガラス22の動作が開始されてから後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24の動作が開始されるまでの時間を1秒としたときの動作の流れを示している。尚、図2に示す時間間隔はあくまで例であり、必ずしもこれに限定されるものではない。
図2に示すように、ステップS1において、特殊操作がなされると、ステップS2において、動作予告音の出力がなされた後、ステップS3において、運転席窓ガラス21の開動作または閉動作がなされる。
つまり、使用者(運転者)によって、運転席パワーウインドウスイッチ31における特殊操作、例えば、前列の左右二つの運転席窓スイッチ31aおよび助手席窓スイッチ31b、または、後列の左右二つの後右席窓スイッチ31cおよび後左席窓スイッチ31dが同時に二回連続で操作されると、その特殊操作の操作信号が制御部50に送られる。そして、制御部50から動作予告音出力部70に指令信号が出力され、動作予告音出力部70において動作予告音(報知音)が発せられる。その後、制御部50から運転席窓駆動部41に開動作または閉動作の指令信号が出力され、運転席窓駆動部41が駆動され、運転席窓ガラス21が動作される。
このように、運転席窓ガラス21の動作前、すなわち、全ての窓ガラス21,22,23,24の動作前に、動作予告音出力部70から動作予告音(報知音)が発せられることにより、特殊操作による動作に対する搭乗者の注意が喚起される。また、運転席窓ガラス21が最初に動作されることによっても、特殊操作による動作に対する搭乗者の注意が喚起される。
次に、ステップS4において、運転席窓ガラス21の動作開始から三秒以上経過すると、ステップS5において、助手席窓ガラス22の開動作または閉動作がなされる。
つまり、制御部50の指令によって運転席窓駆動部41が駆動し、運転席窓ガラス21が動作してから三秒以上が経過した後、制御部50から助手席窓駆動部42に開動作または閉動作の指令信号が出力される。そして、この制御部50の指令によって助手席窓駆動部42が駆動され、助手席窓ガラス22が動作される。
このように、運転席窓ガラス21の動作が開始してから三秒以上が経過した後に助手席窓ガラス22の動作が開始されることにより、搭乗者の安全性が向上すると共に、窓駆動部41,42,43,44におけるモータ拘束時に流れる過電流のタイミングをずらすことができる。
次に、ステップS6において、助手席窓ガラス22の動作開始から一秒以上経過すると、ステップS7において、後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24の開動作または閉動作がなされる。
つまり、制御部50の指令によって、助手席窓駆動部42が駆動され、助手席窓ガラス22が動作してから一秒以上が経過した後、制御部50から後右窓駆動部43および後左窓駆動部44に開動作または閉動作の指令信号が出力される。そして、この制御部50の指令によって、後右席窓駆動部43および後左窓駆動部44が駆動され、後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24が動作される。
このように、助手席窓ガラス22の動作が開始してから一秒以上が経過した後に後右席窓ガラス23および後左席窓ガラス24の動作が開始されることにより、搭乗者の安全性を向上することができると共に、窓駆動部42,43,44におけるモータ拘束時に流れる過電流のタイミングをずらすことができる。
以上のようにして、運転席パワーウインドウスイッチ31における前列二つ(左右)の運転席窓スイッチ31aおよび助手席窓スイッチ31b、または、後列二つ(左右)の後右席窓スイッチ31cおよび後左席窓スイッチ31dを同時に二回連続で操作することにより、全ての窓ガラス21,22,23,24の閉動作または開動作がなされるので、運転中の運転者にとっては煩雑な作業(操作)とならない。
また、運転席パワーウインドウスイッチ31の特殊操作による窓ガラス21,22,23,24の動作速度を、パワーウインドウスイッチ31,32,33,34の通常操作による窓ガラス21,22,23,24の動作速度よりも遅くしていることにより、搭乗者の安全性を向上することができる。
また、運転席パワーウインドウスイッチ31の特殊操作による運転席窓ガラス21の動作速度を、他の窓ガラス22,23,24の動作速度よりも速くしていることにより、他の搭乗者の安全を確保しつつ、運転席窓ガラス21の動作が遅いことによる運転者の煩わしさを低減することができる。
1 自動車
10 パワーウインドウ装置
21 運転席窓ガラス
22 助手席窓ガラス
23 後右席窓ガラス
24 後左席窓ガラス
31 運転席パワーウインドウスイッチ(操作手段)
31a 運転席窓スイッチ(操作手段)
31b 助手席窓スイッチ(操作手段)
31c 後右席窓スイッチ(操作手段)
31d 後左席窓スイッチ(操作手段)
32 助手席パワーウインドウスイッチ
33 後右席パワーウインドウスイッチ
34 後左席パワーウインドウスイッチ
41 運転席窓駆動部(駆動手段)
42 助手席窓駆動部(駆動手段)
43 後右席窓駆動部(駆動手段)
44 後左席窓駆動部(駆動手段)
50 制御部(制御手段)
60 固定部
60a 操作端部
61 回転部
62 回転軸部
70 動作予告音出力部(報知手段)

Claims (6)

  1. 車両の複数の窓ガラスをそれぞれ動作する駆動手段と、前記駆動手段を駆動するための操作手段と、前記操作手段の操作に応じて前記窓ガラスが開動作または閉動作されるよう前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたパワーウインドウ装置において、
    前記操作手段、複数の前記窓ガラスに対応する複数の窓スイッチが前記車両の運転席または他席のうち少なくとも一つの席の側に集約して設置されるものであり、
    前記制御手段が、複数の前記窓スイッチを個々に操作する通常操作が行われた場合には、当該窓スイッチに対応する前記窓ガラスのみが動作されるよう前記駆動手段を制御し、前記窓スイッチに対して前記通常操作とは異なる操作である特殊操作が行われた場合には、全ての前記窓ガラスが動作されるよう前記駆動手段を制御するものであり、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作が、前記通常操作による前記窓ガラスの動作よりも遅くなるよう前記駆動手段を制御するものであ
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。
  2. 前記制御手段が、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作において、車両の運転席側に設置される前記窓ガラスの動作が、車両の他席側に設置される前記窓ガラスの動作よりも速くなるよう前記駆動手段を制御するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のパワーウインドウ装置。
  3. 前記特殊操作による前記窓ガラスの動作を搭乗者に報知する報知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載のパワーウインドウ装置。
  4. 前記制御手段が、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作が開始される前に、当該窓ガラスの動作が搭乗者に報知されるよう前記報知手段を制御するものである
    ことを特徴とする請求項に記載のパワーウインドウ装置。
  5. 前記特殊操作は、複数の前記窓スイッチのうち少なくとも二つの前記窓スイッチを同時に操作する操作である
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のパワーウインドウ装置。
  6. 前記制御手段が、前記特殊操作による前記窓ガラスの動作において、各前記窓ガラスの動作タイミングが少なくとも一部異なるよう前記駆動手段を制御するものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のパワーウインドウ装置。
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