JP6470905B2 - 二重床構造 - Google Patents
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Description
従来の二重床構造では、各床パネルについて1つの配線取出し口が設けられるため、配線取出し口の箇所数が多くなっていた。しかしながら本発明では、床パネルの隅部が集合する箇所を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
この発明によれば、構造材と仕上材とが一体化されたパネルを床パネルとして用いたので、カーペットなどの仕上材が不要となるから、低コストとなる。
また、蓋部材に設けた貫通孔を通して、床下空間内の配線を床上に取り出すことができる。
また、支持脚の内部に配線を通すための通路を設ける必要がないので、支持脚として汎用品を用いることができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る二重床構造1の平面図である。図2は、二重床構造1の一部を示す斜視図である。
二重床構造1は、スラブ面2に設けられる複数の支持脚10と、これら複数の支持脚10に支持される複数の略矩形状の床パネル20と、を備える。
また、この蓋部材30の下面には図示しない磁石が内蔵されている。
この床パネル20は、構造材と仕上材とが一体化された木製のパネルであり、ベースパネル23と、このベースパネル23の上に設けられた寄せ木張りである仕上層24と、を備えている。
支持脚10は、スラブ面2に設置された矩形平板状の台座11と、この台座11の上に設けられた円筒状の軸部12と、この軸部12の上に設けられて4つの床パネル20の隅部21が載置される矩形平板状の支持部13と、を備える。
下側軸部121は、台座11に固定されており、上側軸部122は、支持部13に固定されている。
支持部13の上面には、上側軸部122の内部に連通する連通孔131が形成されている。
よって、図4に示すように、床下空間の配線40を、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131を挿通して、支持部13の上面に取り出すことができる。
この拡張部材50は、平板状の拡張支持部51と、この拡張支持部51の下面に設けられた円筒形状の嵌合部52と、を備える。
拡張支持部51の上面には、嵌合部52の内部に連通する連通孔511が形成されている。
この場合、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131、連通孔511により、床下空間から支持部13の上面に至る通路が形成される。
(1)床下空間の配線40を床上に取り出す場合、この配線40を取り出したい箇所の蓋部材30を取り外す。すると、支持脚10の支持部13の上面が露出するので、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131を挿通して、床下空間の配線40を支持脚10の支持部13の上面から取り出す。このようにして、床下空間の配線40を容易に取り出すことができる。
また、床パネル20の隅部21が集合する集合部22を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
図7は、本発明の第2実施形態に係る二重床構造1Aの支持脚10Aの斜視図である。
本実施形態では、支持脚10Aの構造が、第1実施形態と異なる。
このスリット14は、下側軸部121の外周面に形成されて上下に延びるスリット141と、上側軸部122の外周面に形成されて上下に延びるスリット142と、支持部13の外縁から内側に向かって延びてスリット142に至るスリット143と、で構成される。
よって、床下空間の配線40を、スリット14を通して軸部12の内部に配置して、連通孔131から支持部13の上面に取り出すことができる。
(5)床下空間の配線40を、スリット14を通して軸部12の内部に配置できるので、配線40の先端に多口コンセントのような大きな部材が接続されていても、この配線40を容易に軸部12の内部に配置できる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る二重床構造1Bの支持脚10Bの斜視図である。
本実施形態では、支持脚10Bの構造が、第1実施形態と異なる。
また、矩形平板状の支持部13の上には、楕円形の円環状の拡張部材60が取り付けられている。これにより、支持部13の外縁と拡張部材60の内縁とで、床下空間から支持部13の上面に至る通路としての開口61が形成されている。
(6)既存の支持脚10Bについても、拡張部材60を取り付けるだけで、床下空間の配線40を容易に取り出すことができる。よって、改修工事においても、本発明を容易に適用できる。
例えば、上述の各実施形態では、蓋部材30に磁石を内蔵し、この磁石の磁力により蓋部材30を支持部13の上面に吸着したが、これに限らない。すなわち、蓋部材30の底面に粘着両面テープを貼り付けて、粘着テープの粘着力により、この蓋部材30を支持部13の上面に粘着してもよい。
図9は、本発明の第4実施形態に係る二重床構造1Cの一部を示す斜視図である。図10(a)、(b)は、二重床構造1Cの蓋部材30Cの平面図および縦断面図である。
本実施形態では、蓋部材30Cの構造が、第1実施形態と異なる。
(7)蓋部材30Cを蓋部材本体31とルーバ32とを含んで構成した。よって、二重床の床下空間に空気を供給することにより、図9中矢印で示すように、この供給された空気は、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131を挿通して、床下空間の配線40を支持脚10の支持部13の上面に到達し、さらに、蓋部材30のルーバ32同士の隙間を通して床上の室内空間に流入するから、蓋部材30Cを給気口として用いることができる。
なお、本実施形態では、蓋部材30Cを給気口として用いたが、これに限らず、蓋部材30Cを、室内空間の空気を床下空間に設けた排気ダクト等に吸い込むための吸引口として用いてもよい。
また、図9に示すように、床下空間の配線40を、支持脚10の軸部12の内部および蓋部材30Cのルーバ32同士の間を通して、床上に取り出すことができる。
例えば、図11(a)、(b)に示すように、蓋部材30Cに複数の小径の貫通孔33を設けてもよい。このようにすれば、吹出口としての貫通孔33を目立たなくできるうえに、貫通孔33を通して床下空間に落下する塵埃を少量に抑えることができる。
図12は、本発明の第5実施形態に係る二重床構造1Dの平面図である。図13は、二重床構造1Dの集合部22の平面図および縦断面図である。
本実施形態では、支持脚10Dの構成、および、根太材70を設けた点が、第1実施形態と異なる。
この支持脚10Dは、複数の床パネル20の隅部21が集合する集合部22の直下ではない位置に配置されている。具体的には、根太材70に沿って、床パネル20の2枚分の間隔を置いて配置されている。
(10)支持脚10Dを集合部22の直下に配置しないので、集合部22の直下には根太材70のみが配置されることになる。よって、図13に示すように、床下空間の配線40を床上に取り出す場合、まず、この配線40を取り出したい箇所の蓋部材30を取り外す。すると、根太材70の上面が露出するので、根太材70と集合部22との隙間dを通して、床下空間の配線40を床上に引き出す。このようにして、床下空間の配線40を容易に取り出すことができる。
また、支持脚10Dの内部に配線を通すための通路を設ける必要がないので、支持脚10Dとして汎用品を用いることができる。
1、1A、1B、1C、1D…二重床構造
2…スラブ面
10、10A、10B、10D…支持脚
11…台座
12、12B…軸部
13…支持部
14…スリット
20…床パネル
21…隅部
22…集合部
23…ベースパネル
24…仕上層
30、30C…蓋部材
31…蓋部材本体
32…ルーバ
33…貫通孔
34…スリット
35…風量調整部材
40…配線
50…拡張部材
51…拡張支持部
52…嵌合部
60…拡張部材
61…開口
70…根太材
121、121B…下側軸部
122…上側軸部
123…開口
131…連通孔
141、142、143…スリット
511…連通孔
Claims (1)
- スラブ面に設けられる複数の支持脚と、
当該複数の支持脚に支持される複数の略矩形状の床パネルと、を備える二重床構造であって、
前記複数の床パネルは、隅部同士を突き合わせて並んで配置され、
前記支持脚は、前記複数の床パネルの隅部が集合する集合部を上面で支持し、
当該集合部には、前記支持部に磁力で吸着あるいは粘着力で粘着される蓋部材が着脱可能に設けられ、
前記支持脚には、床下空間から当該支持脚の上面に至る通路が設けられており、
前記蓋部材は、通気性を有しており、矩形枠状の蓋部材本体と、当該蓋部材本体の内部に設けられて前記蓋部材本体に対する角度を変更可能なルーバと、を備え、
前記支持脚は、スラブ面に設置された台座と、当該台座に固定された円筒状の下側軸部と、当該下側軸部と螺合される高さ調整可能な円筒状の上側軸部と、当該上側軸部の上に設けられて前記集合部が載置される支持部と、を備えており、
前記下側軸部の外周面および前記上側軸部の外周面には、上下に延びるスリットが形成されているとともに、
前記支持部には、当該支持部の外縁から内側の通路に至るスリットが形成されていることを特徴とする二重床構造。
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