JP6470905B2 - 二重床構造 - Google Patents

二重床構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6470905B2
JP6470905B2 JP2014018968A JP2014018968A JP6470905B2 JP 6470905 B2 JP6470905 B2 JP 6470905B2 JP 2014018968 A JP2014018968 A JP 2014018968A JP 2014018968 A JP2014018968 A JP 2014018968A JP 6470905 B2 JP6470905 B2 JP 6470905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid member
support
wiring
support leg
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014018968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014169616A (ja
Inventor
愛枝 ▲高▼橋
愛枝 ▲高▼橋
恵英 若山
恵英 若山
浩樹 松尾
浩樹 松尾
仁彦 森田
仁彦 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2014018968A priority Critical patent/JP6470905B2/ja
Publication of JP2014169616A publication Critical patent/JP2014169616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470905B2 publication Critical patent/JP6470905B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は、二重床構造に関する。
従来より、フリーアクセスフロアなどの二重床構造が知られている。具体的には、この二重床構造は、スラブ面に設けられる複数の支持脚と、当該複数の支持脚に支持される複数の矩形状の床パネルと、この床パネルの上に張り付けられたタイルカーペットなどの仕上材と、を備える(特許文献1参照)。
矩形状の床パネルは、隅部同士を突き合わせて並んで配置されており、支持脚は、この床パネルの隅部が集合する箇所を支持している。
この床パネルの少なくとも一辺の中央部には、配線取出し口となる切欠きが設けられており、この切欠きには、蓋部材が取り付けられる(特許文献1、2参照)。この蓋部材は、上述の仕上材で覆われて隠蔽される。
この床パネルでは、床下空間の配線を床上に取り出す場合、仕上材を剥がして、その後、切欠きを覆う蓋部材を取り外し、この切欠きを通して床下空間の配線を取り出す。
特開平11−247417号公報 特開2003−41753号公報
ところで、構造材と仕上材とが一体化したパネルを床パネルとして用いる場合がある。この場合、床パネル上に仕上材を設けないため、従来の二重床構造を採用すると、配線取出し口の箇所数が多くなり、多数の蓋部材が露出することになって、意匠性が低下する、という問題があった。
本発明は、構造材と仕上材とが一体化したパネルを床パネルとして用いる場合に、配線取出し口の箇所数を低減できる二重床構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の二重床構造(例えば、後述の二重床構造1、1A、1B)は、スラブ面(例えば、後述のスラブ面2)に設けられる複数の支持脚(例えば、後述の支持脚10)と、当該複数の支持脚に支持される複数の略矩形状の床パネル(例えば、後述の床パネル20)と、を備える二重床構造であって、前記複数の床パネルは、隅部(例えば、後述の隅部21)同士を突き合わせて並んで配置され、前記支持脚は、前記複数の床パネルの隅部が集合する集合部(例えば、後述の集合部22)を上面で支持し、当該集合部には、蓋部材(例えば、後述の蓋部材30)が着脱可能に設けられ、前記支持脚には、床下空間から当該支持脚の上面に至る通路(例えば、後述の開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、連通孔131、スリット14、開口61)が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、床下空間の配線を床上に取り出す場合、この配線を取り出したい箇所の蓋部材を取り外す。すると、支持脚の上面が露出するので、通路を通して、床下空間の配線を支持脚の上面から取り出す。このようにして、床下空間の配線を容易に取り出すことができる。
従来の二重床構造では、各床パネルについて1つの配線取出し口が設けられるため、配線取出し口の箇所数が多くなっていた。しかしながら本発明では、床パネルの隅部が集合する箇所を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
本発明の二重床構造は、前記床パネルは、構造材と仕上材とが一体化されたパネルであることが好ましい
ここで、構造材と仕上材とが一体化されたパネルとしては、木製、樹脂製、ケイ酸カルシウム板、金属製、金属と樹脂との複合板、金属と水硬性材料との複合板などがある。
この発明によれば、構造材と仕上材とが一体化されたパネルを床パネルとして用いたので、カーペットなどの仕上材が不要となるから、低コストとなる。
請求項に記載の二重床構造は、前記支持脚は、スラブ面に設置された台座(例えば、後述の台座11)と、当該台座の上に設けられた筒状の軸部(例えば、後述の軸部12)と、当該軸部の上に設けられて前記集合部が載置される支持部(例えば、後述の支持部13)と、を備え、前記蓋部材は、前記支持部に磁力で吸着あるいは粘着力で粘着されることを特徴とする。
この発明によれば、蓋部材を支持部に磁力で吸着あるいは粘着力で粘着させたので、歩行者の靴底の衝撃により蓋部材が脱落するのを防止できるうえに、蓋部材を取り外す場合には、吸引機器で蓋部材を吸引して容易に取り外すことができる。
請求項に記載の二重床構造は、前記蓋部材(例えば、後述の蓋部材30C)には、表裏に貫通する貫通孔(例えば、後述のルーバ32同士の隙間、貫通孔33、スリット34)が設けられることを特徴とする。
この発明によれば、蓋部材に貫通孔を設けたので、二重床の床下空間に空気を供給することにより、この供給された空気が蓋部材の貫通孔を通して床上の室内空間に流入するから、蓋部材を給気口として用いることができる。
また、蓋部材に設けた貫通孔を通して、床下空間内の配線を床上に取り出すことができる。
本発明の二重床構造(例えば、後述の二重床構造1D)は、スラブ面(例えば、後述のスラブ面2)に設けられる複数の支持脚(例えば、後述の支持脚10D)と、当該支持脚同士の間に架設された複数の根太材(例えば、後述の根太材70)と、当該複数の根太材同士の間に架設される複数の略矩形状の床パネル(例えば、後述の床パネル20)と、を備え、前記複数の床パネルは、隅部(例えば、後述の隅部21)同士を突き合わせて並んで配置され、前記複数の床パネルの隅部が集合する集合部(例えば、後述の集合部22)には、蓋部材が着脱可能に設けられることが好ましい
この発明によれば、支持脚を集合部の直下に配置しないので、集合部の直下には根太材のみが配置されることになる。よって、床下空間の配線を床上に取り出す場合、この配線を取り出したい箇所の蓋部材を取り外す。すると、根太材の上面が露出するので、根太材と集合部との隙間を通して、床下空間の配線を床上に取り出す。このようにして、床下空間の配線を容易に取り出すことができる。
従来の二重床構造では、各床パネルについて1つの配線取出し口が設けられるため、配線取出し口の箇所数が多くなっていた。しかしながら本発明では、床パネルの隅部が集合する箇所を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
また、支持脚の内部に配線を通すための通路を設ける必要がないので、支持脚として汎用品を用いることができる。
また、支持脚で根太材を支持する構造としたので、各集合部に支持脚を設ける必要がなく、支持脚の個数を削減して、施工費を低減できる。
本発明によれば、床下空間の配線を床上に取り出す場合、この配線を取り出したい箇所の蓋部材を取り外す。すると、支持脚の上面が露出するので、通路を通して、床下空間の配線を支持脚の上面から取り出す。このようにして、床下空間の配線を容易に取り出すことができる。また、床パネルの隅部が集合する箇所を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
本発明の第1実施形態に係る二重床構造の平面図である。 前記実施形態に係る二重床構造の一部を示す斜視図である。 前記実施形態に係る二重床構造の床パネルの平面図および側面図である。 前記実施形態に係る二重床構造の支持脚の斜視図である。 前記実施形態に係る二重床構造の支持脚の断面図である。 本発明の変形例に係る二重床構造の支持脚の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る二重床構造の支持脚の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る二重床構造の支持脚の斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る二重床構造の一部を示す斜視図である。 前記実施形態に係る二重床構造の蓋部材の平面図および縦断面図である。 前記実施形態に係る蓋部材の変形例の平面図および縦断面図である。 本発明の第5実施形態に係る二重床構造の平面図である。 前記実施形態に係る二重床構造の集合部の平面図および縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る二重床構造1の平面図である。図2は、二重床構造1の一部を示す斜視図である。
二重床構造1は、スラブ面2に設けられる複数の支持脚10と、これら複数の支持脚10に支持される複数の略矩形状の床パネル20と、を備える。
各床パネル20の隅部21は、斜めに直線状に切り欠かれて形成されており、これら床パネル20は、隅部21同士を突き合わせた状態で並んで配置されている。4つの床パネルの隅部21が集合する部分を集合部22とすると、この集合部22は、平面視で菱形状の空間となる。
集合部22には、平面視で矩形状の蓋部材30が着脱可能に設けられている。蓋部材30の上面は平滑であり、蓋部材30を集合部22に取り付けた状態では、集合部22が塞がれて、蓋部材30の側面と床パネル20の側面との間にほとんど空隙がなく、かつ、蓋部材30の上面と床パネル20の上面とが面一となっている。
また、この蓋部材30の下面には図示しない磁石が内蔵されている。
図3は、床パネル20の平面図および側面図である。
この床パネル20は、構造材と仕上材とが一体化された木製のパネルであり、ベースパネル23と、このベースパネル23の上に設けられた寄せ木張りである仕上層24と、を備えている。
図4は、支持脚10の斜視図であり、図5は、支持脚10の断面図である。
支持脚10は、スラブ面2に設置された矩形平板状の台座11と、この台座11の上に設けられた円筒状の軸部12と、この軸部12の上に設けられて4つの床パネル20の隅部21が載置される矩形平板状の支持部13と、を備える。
支持部13は、隅部21が集合した集合部22を上面で支持している。また、この支持部13はスチール製であり、上述の蓋部材30の底面は、この蓋部材30に内蔵した磁石の磁力により、支持部13の上面に吸着される。
軸部12は、外周面にねじが刻設された円筒状の下側軸部121と、内周面にねじが刻設されて内周面で下側軸部121に螺合された円筒状の上側軸部122と、を備える。
下側軸部121は、台座11に固定されており、上側軸部122は、支持部13に固定されている。
よって、この支持脚では、上側軸部122を下側軸部121に対して回転させることで、支持部13の台座11からの高さを調整可能となっている。
下側軸部121の外周面には、下側軸部121の内部に至る開口123が形成されている。
支持部13の上面には、上側軸部122の内部に連通する連通孔131が形成されている。
この支持脚10では、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131により、床下空間から支持部13の上面に至る通路が形成されている。
よって、図4に示すように、床下空間の配線40を、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131を挿通して、支持部13の上面に取り出すことができる。
なお、支持部13の上面の支持力が不足する場合には、図6に示すように、支持部13に拡張部材50を取り付けてもよい。
この拡張部材50は、平板状の拡張支持部51と、この拡張支持部51の下面に設けられた円筒形状の嵌合部52と、を備える。
拡張支持部51の上面には、嵌合部52の内部に連通する連通孔511が形成されている。
この拡張部材50の嵌合部52を支持部13の連通孔131に嵌め込むとともに、拡張支持部51を支持部13の上に載置することで、支持部13の上に拡張部材50が積層配置されて支持面積が拡張されて、支持力を増大できる。また、支持部13および拡張支持部51は、平面視における横断面積が蓋部材30よりも大きくなっている。
この場合、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131、連通孔511により、床下空間から支持部13の上面に至る通路が形成される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)床下空間の配線40を床上に取り出す場合、この配線40を取り出したい箇所の蓋部材30を取り外す。すると、支持脚10の支持部13の上面が露出するので、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131を挿通して、床下空間の配線40を支持脚10の支持部13の上面から取り出す。このようにして、床下空間の配線40を容易に取り出すことができる。
また、床パネル20の隅部21が集合する集合部22を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
(2)構造材と仕上材とが一体化されたパネルを床パネル20として用いたので、カーペットなどの仕上材が不要となるから、低コストとなる。
(3)蓋部材30を支持部13に磁力で吸着させたので、歩行者の靴底の衝撃により蓋部材30が脱落するのを防止できるうえに、蓋部材30を取り外す場合には、吸引機器で蓋部材30を吸引して容易に取り外すことができる。
(4)蓋部材30を集合部22に取り付けた状態では、蓋部材30の側面と床パネル20の側面との間にほとんど空隙がないので、空隙にヒールが入り込んで歩行者が転倒するのを防止できる。
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態に係る二重床構造1Aの支持脚10Aの斜視図である。
本実施形態では、支持脚10Aの構造が、第1実施形態と異なる。
すなわち、支持脚10Aには、第1実施形態の開口123が設けられておらず、スリット14が設けられている。
このスリット14は、下側軸部121の外周面に形成されて上下に延びるスリット141と、上側軸部122の外周面に形成されて上下に延びるスリット142と、支持部13の外縁から内側に向かって延びてスリット142に至るスリット143と、で構成される。
この支持脚10Aでは、スリット141、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131により、床下空間から支持部13の上面に至る通路が形成されている。
よって、床下空間の配線40を、スリット14を通して軸部12の内部に配置して、連通孔131から支持部13の上面に取り出すことができる。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)に加えて、以下のような効果がある。
(5)床下空間の配線40を、スリット14を通して軸部12の内部に配置できるので、配線40の先端に多口コンセントのような大きな部材が接続されていても、この配線40を容易に軸部12の内部に配置できる。
〔第3実施形態〕
図8は、本発明の第3実施形態に係る二重床構造1Bの支持脚10Bの斜視図である。
本実施形態では、支持脚10Bの構造が、第1実施形態と異なる。
すなわち、支持脚10Bは、既存の支持脚であり、下側軸部121Bが円筒状ではなく、円柱状であり、内部に空間が設けられていない。
また、矩形平板状の支持部13の上には、楕円形の円環状の拡張部材60が取り付けられている。これにより、支持部13の外縁と拡張部材60の内縁とで、床下空間から支持部13の上面に至る通路としての開口61が形成されている。
このような支持脚10Bによれば、開口61を通して、床下空間の配線を支持部13の上面に取り出すことができる。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)に加えて、以下のような効果がある。
(6)既存の支持脚10Bについても、拡張部材60を取り付けるだけで、床下空間の配線40を容易に取り出すことができる。よって、改修工事においても、本発明を容易に適用できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の各実施形態では、蓋部材30に磁石を内蔵し、この磁石の磁力により蓋部材30を支持部13の上面に吸着したが、これに限らない。すなわち、蓋部材30の底面に粘着両面テープを貼り付けて、粘着テープの粘着力により、この蓋部材30を支持部13の上面に粘着してもよい。
また、上述の各実施形態では、蓋部材30を平面視で矩形状としたが、これに限らず、平面視で円形状としてもよい。
〔第4実施形態〕
図9は、本発明の第4実施形態に係る二重床構造1Cの一部を示す斜視図である。図10(a)、(b)は、二重床構造1Cの蓋部材30Cの平面図および縦断面図である。
本実施形態では、蓋部材30Cの構造が、第1実施形態と異なる。
すなわち、蓋部材30Cは、通気性を有しており、矩形枠状の蓋部材本体31と、この蓋部材本体31の内部に設けられて蓋部材本体31に対する角度を変更可能なルーバ32と、を備える。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)に加えて、以下のような効果がある。
(7)蓋部材30Cを蓋部材本体31とルーバ32とを含んで構成した。よって、二重床の床下空間に空気を供給することにより、図9中矢印で示すように、この供給された空気は、開口123、下側軸部121の内部、上側軸部122の内部、および連通孔131を挿通して、床下空間の配線40を支持脚10の支持部13の上面に到達し、さらに、蓋部材30のルーバ32同士の隙間を通して床上の室内空間に流入するから、蓋部材30Cを給気口として用いることができる。
なお、本実施形態では、蓋部材30Cを給気口として用いたが、これに限らず、蓋部材30Cを、室内空間の空気を床下空間に設けた排気ダクト等に吸い込むための吸引口として用いてもよい。
このとき、図示しないが、蓋部材30Cの周囲つまり蓋部材30Cと床パネル20との間には、パッキンを設けて、蓋部材30Cと床パネル20との間から空気が漏れるのを防止する。
また、図9に示すように、床下空間の配線40を、支持脚10の軸部12の内部および蓋部材30Cのルーバ32同士の間を通して、床上に取り出すことができる。
(8)各集合部22について、通気性を有する蓋部材30Cあるいは通気性を有していない蓋部材30を適宜選択して配置することで、床上空間において所望の空調を実現できる。具体的には、空気を床面から吹き出させる箇所には、集合部22に蓋部材30Cを嵌め込んでおき、空気を床面から吹き出させない箇所には、集合部22に蓋部材30を嵌め込んでおく。
(9)蓋部材30Cを、蓋部材本体31とルーバ32とを含んで構成したので、ルーバ32の角度を変えることで、蓋部材30Cから吹き出す空気の方向を調整できる。
なお、本実施形態では、蓋部材30Cを蓋部材本体31およびルーバ32を含んで構成したが、これに限らず、複数の貫通孔が形成されていればどのような形状でもよい。
例えば、図11(a)、(b)に示すように、蓋部材30Cに複数の小径の貫通孔33を設けてもよい。このようにすれば、吹出口としての貫通孔33を目立たなくできるうえに、貫通孔33を通して床下空間に落下する塵埃を少量に抑えることができる。
また、図11(c)、(d)に示すように、スリット34が形成された2つの風量調整部材35を積層して、蓋部材30Cを構成してもよい。このようにすれば、これら2つの風量調整部材35の向きを変えて積層することで、吹き出す空気の向きや風量を調整できる。
また、蓋部材30Cを、ウレタンフォームや、カラ、マツ、リサイクル素材からなる中密度繊維板など、多孔質の材料で形成してもよい。
〔第5実施形態〕
図12は、本発明の第5実施形態に係る二重床構造1Dの平面図である。図13は、二重床構造1Dの集合部22の平面図および縦断面図である。
本実施形態では、支持脚10Dの構成、および、根太材70を設けた点が、第1実施形態と異なる。
すなわち、二重床構造1Dは、スラブ面2に設けられる複数の支持脚10Dと、これら複数の支持脚10D同士の間に架設された複数の根太材70と、これら複数の根太材70同士の間に架設される複数の略矩形状の床パネル20と、を備える。
支持脚10Dは、汎用品であり、第1実施形態の支持脚10のように軸部が円筒形状となっていない。
この支持脚10Dは、複数の床パネル20の隅部21が集合する集合部22の直下ではない位置に配置されている。具体的には、根太材70に沿って、床パネル20の2枚分の間隔を置いて配置されている。
根太材70の幅寸法は、平面視で菱形状の集合部22の対角線の長さ寸法よりも小さく、集合部22と根太材70との間には、隙間dが形成されている。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(10)支持脚10Dを集合部22の直下に配置しないので、集合部22の直下には根太材70のみが配置されることになる。よって、図13に示すように、床下空間の配線40を床上に取り出す場合、まず、この配線40を取り出したい箇所の蓋部材30を取り外す。すると、根太材70の上面が露出するので、根太材70と集合部22との隙間dを通して、床下空間の配線40を床上に引き出す。このようにして、床下空間の配線40を容易に取り出すことができる。
また、床パネル20の隅部21が集合する集合部22を配線取出し口とするので、配線取出し口の箇所数を低減できる。
また、支持脚10Dの内部に配線を通すための通路を設ける必要がないので、支持脚10Dとして汎用品を用いることができる。
また、支持脚10Dで根太材70を支持する構造としたので、各集合部22に支持脚10Dを配置する必要がなく、支持脚10Dの個数を削減して、施工費を低減できる。
(11)床下空間の配線40を、隙間dを通して床上に取り出すことで、吹出口としての隙間dを目立たなくできるうえに、隙間dを通して床下空間に落下する塵埃を少量に抑えることができる。
(12)根太材70と支持脚10Dとを工場にて予め一体化しておくことで、現場での施工性を向上できる。
d…隙間
1、1A、1B、1C、1D…二重床構造
2…スラブ面
10、10A、10B、10D…支持脚
11…台座
12、12B…軸部
13…支持部
14…スリット
20…床パネル
21…隅部
22…集合部
23…ベースパネル
24…仕上層
30、30C…蓋部材
31…蓋部材本体
32…ルーバ
33…貫通孔
34…スリット
35…風量調整部材
40…配線
50…拡張部材
51…拡張支持部
52…嵌合部
60…拡張部材
61…開口
70…根太材
121、121B…下側軸部
122…上側軸部
123…開口
131…連通孔
141、142、143…スリット
511…連通孔

Claims (1)

  1. スラブ面に設けられる複数の支持脚と、
    当該複数の支持脚に支持される複数の略矩形状の床パネルと、を備える二重床構造であって、
    前記複数の床パネルは、隅部同士を突き合わせて並んで配置され、
    前記支持脚は、前記複数の床パネルの隅部が集合する集合部を上面で支持し、
    当該集合部には、前記支持部に磁力で吸着あるいは粘着力で粘着される蓋部材が着脱可能に設けられ、
    前記支持脚には、床下空間から当該支持脚の上面に至る通路が設けられており、
    前記蓋部材は、通気性を有しており、矩形枠状の蓋部材本体と、当該蓋部材本体の内部に設けられて前記蓋部材本体に対する角度を変更可能なルーバと、を備え
    前記支持脚は、スラブ面に設置された台座と、当該台座に固定された円筒状の下側軸部と、当該下側軸部と螺合される高さ調整可能な円筒状の上側軸部と、当該上側軸部の上に設けられて前記集合部が載置される支持部と、を備えており、
    前記下側軸部の外周面および前記上側軸部の外周面には、上下に延びるスリットが形成されているとともに、
    前記支持部には、当該支持部の外縁から内側の通路に至るスリットが形成されていることを特徴とする二重床構造。
JP2014018968A 2013-02-08 2014-02-03 二重床構造 Active JP6470905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014018968A JP6470905B2 (ja) 2013-02-08 2014-02-03 二重床構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023892 2013-02-08
JP2013023892 2013-02-08
JP2014018968A JP6470905B2 (ja) 2013-02-08 2014-02-03 二重床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014169616A JP2014169616A (ja) 2014-09-18
JP6470905B2 true JP6470905B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=51692171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014018968A Active JP6470905B2 (ja) 2013-02-08 2014-02-03 二重床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6470905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7353118B2 (ja) * 2019-10-04 2023-09-29 フクビ化学工業株式会社 フロアパネル材

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117944U (ja) * 1984-01-17 1985-08-09 トヨタ自動車株式会社 フリ−アクセスフロア
EP0529073A4 (en) * 1990-04-27 1993-06-30 Naka Corporation Support device of floor panels
JPH05344633A (ja) * 1992-06-05 1993-12-24 Mitsui Constr Co Ltd 配電床設備
JPH06288066A (ja) * 1993-04-04 1994-10-11 Koichi Miura 免震二重床
JPH0932251A (ja) * 1995-07-25 1997-02-04 Tajima Inc 二重床用分割溝蓋とそれを用いた二重床の構造
JPH09203555A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 N T T Facilities:Kk フロア用風量調整パネル
JP5545705B2 (ja) * 2009-06-02 2014-07-09 オーエム機器株式会社 二重床用の石貼り床パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014169616A (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040154240A1 (en) Sound insulating floor structure
EP2588814B1 (en) Fan device
JP6409137B2 (ja) 床材
JP6006551B2 (ja) 建物
JP6470905B2 (ja) 二重床構造
JP6571343B2 (ja) 二重床
JP6788449B2 (ja) 建物
JP3171358B2 (ja) 床構造
JP6918416B2 (ja) 二重壁
JP6826406B2 (ja) 床構造および天井構造
EP1196670B1 (en) Screening arrangement in a ventilation system
JP2020115059A (ja) 空調空気吹出部構造
JP5995738B2 (ja) 建物
JP7089387B2 (ja) 天井構造
JP6774271B2 (ja) 建物
US20050005576A1 (en) Liquid impervious apparatus for wallboard
JP4068396B2 (ja) 二重床における隙間確保方法と二重床用スペーサ部材
JP2007285067A (ja) 床下換気構造
JP2004257059A (ja) 二重床構造
JP2024078569A (ja) 巾木
JP4394410B2 (ja) 床下収納部構造
JP6494559B2 (ja) 袋入り断熱材及びそれを含む断熱構造体
JP2023005953A (ja) 住宅
JP4989168B2 (ja) 建物
JP2009091740A (ja) 補強床パネル及び床下地構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150