JP6469629B2 - 水素を吸蔵させたシリカを有効成分とするアレルギー疾患の予防・改善用組成物 - Google Patents

水素を吸蔵させたシリカを有効成分とするアレルギー疾患の予防・改善用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、水素を吸蔵させたシリカを有効成分とするアレルギー疾患の予防・改善用組成物に関する。
近年、水素が、がん、脳梗塞、動脈硬化などの要因となる活性酸素の有害物質を除去することが発表され、注目を集めており、これに即した水素関連商品が市販されている。活性酸素には、免疫反応を促進させる働きがあるといわれているため、水素を摂取することによってこの活性酸素を除去し、過剰な免疫反応の促進を防ぐ抗炎症作用によるアレルギー関連疾患に対しての効果が期待されている。
例えば、下記引用文献1には、一定の浄水処理を施した原料水に、水素ガスを注入して分子状水素のバブルを生成する工程、及び原料水中に生成させた分子状水素のバブルと白金族元素を接触させて、分子状水素を活性化させて原子状水素に変換させ、原料水中に存在する遊離基及び/または遊離基消去性機能水と接触する人体の表皮で発生する遊離基を還元させて消去する工程、を含む遊離基消去性機能水を製造する方法が記載されている。これにより、皮膚の表皮に生成された活性酸素を消去することができれば、アトピー性皮膚炎疾患者に対する生活指導として有効であることが記載されている。また、下記引用文献2には、所定のシート形状を有し、肌に水素を供給するための水素保持層と、前記水素保持層の肌に接しない側を覆うように該水素保持層に積層され、水素ガスバリア材質で形成された水素反射層とを備えたことを特徴とする肌用シートが記載されている。これにより、肌に水素を供給して優れた抗酸化、抗炎症、美容等の効果を発揮できるので、美容、湿疹、かぶれ、アレルギー性皮膚炎、創傷、日焼け、筋肉痛、しみ、くすみ、そばかす、肝斑、しわ、たるみなどに好適であることが記載されている。
一方、微細な多孔質構造を有する珊瑚、牡蛎殼、珪酸カルシウムなどが気体や有機物の吸着材として広く利用されている。
下記引用文献3には、玄米粉とマイナス水素イオンを吸着させたサンゴカルシウムの粉末とを混合して得られた抗酸化組成物が記載されている。これによれば、大豆や玄米が持つ高い栄養価を備えるとともに、カルシウムや鉄分などのミネラル成分を補給でき、且つ、体内の活性酸素を効率的に除去し得るような、総合的な栄養バランスが優れた抗酸化組成物を取得することで、理想的な健康食品を提供することが記載されている。また、下記引用文献4には、骨格内に不可避的に有機物が存在する天然ゼオライトを粉砕し、この天然ゼオライトを非酸化雰囲気で焼成することで前記不可避的に存在する有機物を低分子化し、低分子化によって発生した水素ガスを天然ゼオライトの微細孔表面に物理的に吸着保持させることを特徴とする補助食品用粉体の製造方法が記載されている。
特開2006−348010号公報 特開2014−213064号公報 特開2007−217351号公報 特許第4159598号公報
しかしながら、引用文献1に記載されているような水素ガスを溶解させた液体製品の場合や、引用文献2に記載されているような水素ガスを保持する外用製品の場合には、製品の製造時から水素ガスの脱気が始まっている。このため、消費者が使用する時点で十分な水素ガス濃度が保たれていないことが多かった。
一方、引用文献3に記載されているような抗酸化組成物や引用文献4に記載されているような補助食品用粉体などの水素吸着物は、水素発生量が十分とは言えなかった。
よって、本発明の目的は、高い濃度の水素ガスを発生させることができ、アレルギー性疾患に対して高い効果が期待できる組成物を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、水素を吸蔵させたシリカ(以下「水素吸蔵シリカ」とする)を有効成分とするアレルギー疾患の予防・改善用組成物を提供するものである。
本発明の組成物によれば、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患の症状、例えば皮膚の乾燥、かゆみ、炎症等を改善・予防することができる。また、皮膚組織においてコラーゲンとヒアルロン酸の産生量を増加させるので、皮膚炎によってできてしまったしわなどの症状を改善することが期待できる。更に、本発明の組成物によれば、アレルギー反応、及び炎症反応が軽減するので、アレルギー疾患の予防・改善ができる。
本発明の組成物においては、更にフラボノイドを有効成分として含有することが好ましい。これによれば、水素吸蔵シリカにおけるアレルギー疾患への効果を更に高めることができる。
本発明の組成物におけるフラボノイドが、ケルセチン、ルチン、及びジヒドロケルセチン(タケシホフォリン)からなる群から選択されたフラボノイドであることが好ましい。
本発明の組成物におけるルチンはエンジュ(Styphnolobium japonicum)由来のものであることが好ましい。
本発明の組成物は、水分含量が好ましくは5質量%以下の乾燥状態で、カプセル又は非透湿性の包装材に封入されていることが好ましい。この態様によれば、水素吸蔵シリカを乾燥状態に保持できるので、保管中に水分と反応して水素が放出され、吸蔵された水素含量が減少してしまうことを抑制できる。また、携帯性が良いので、日常的に容易に摂取することができ、これによりアレルギー疾患の予防・改善を日常的に図ることができる。
本発明の組成物によれば、アレルギー疾患が、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性胃腸炎、花粉症、喘息、食物アレルギー、薬物アレルギー、及び蕁麻疹から選択された疾患であることが好ましい。
本発明の組成物によれば、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患の症状、例えば皮膚の乾燥、かゆみ、炎症等を改善・予防することができる。また、皮膚組織においてコラーゲンとヒアルロン酸の産生量を増加させるので、皮膚炎によってできてしまったしわなどの症状を改善することが期待できる。更に、本発明の組成物によれば、アレルギー反応、及び炎症反応が軽減するので、アレルギー疾患の予防・改善ができる。
図1は、水素吸蔵シリカの製造方法の一例を示した図である。 図2は、ハプテン塗布による耳介皮膚観察スコアを示した図である。 図3は、ハプテン塗布2回目時の耳介皮膚を示した図である。 図4は、ハプテン塗布4回目時の耳介皮膚を示した図である。 図5は、血漿生化学検査の結果を示した図である。 図6は、皮膚組織中のコラーゲン及びヒアルロン酸濃度を示した図である。 図7は、No.8の被験者のA10P摂取前と摂取後の皮膚の様子を示した図である。 図8は、No.9の被験者のA10P摂取前と摂取後の皮膚の様子を示した図である。 図9は、No.10の被験者のA10P摂取前と摂取後の皮膚の様子を示した図である。 図10は、No.16の被験者のA10P摂取前と摂取後の皮膚の様子を示した図である。
本発明のアレルギー疾患の予防・改善用組成物は、水素吸蔵シリカを有効成分とするものである。
本発明における水素吸蔵シリカは、H-イオンがかご(ケージ)型シリカのマトリックス内部に封埋された状態のハイドライド系化合物のことをいう。
水素吸蔵シリカは、例えば、Synthesis of a novel anionic hydride organosiloxane presenting biochemical properties (International Journal of Hydrogen Energy 28 (2003) 1243-1250に記載の方法で製造することができる。
上記文献に記載された水素吸蔵シリカの製造方法の一例を、図1を参照して簡単に説明する。
図1において、1は水素発生器、2は100mLの脱イオン蒸留水が貯留された水槽、8は反応容器である。水素発生器1で発生した水素は、配管6を通して水槽2に導入され、脱イオン蒸留水中に浸漬されたフィルターストーン12から発泡する。この水素は、配管7を通して反応容器8に導入されるようになっている。
反応容器8内の台9上には、10gの「Microclusterシリカ」(商品名、Flantech Group, Soquel, カリフォルニア)(シリカ0.2g含有)が、ボウル3にに配置されている。「Microclusterシリカ」は、シリカ、クエン酸カリウム、炭酸カリウム、オレイン酸から形成され、シリカを2質量%含有する平均粒径5nm程度の微粒子からなっている。
反応容器8には、直径0.6cm、長さ5cmの2本のタングステン電極5が2mm離して設置されている。それぞれのタングステン電極5は、リード線10を介して、定電流高電圧電源4に接続されている。また、反応容器8には、排気、パージ及びシールリングを行うバルブ11が装着されている。
上記装置を用いて、水素発生器1で発生した水素を、配管6を通して水槽2に供給し、脱イオン蒸留水に浸漬されたフィルターストーン12から発泡させて、流出した水素と水蒸気とを配管7を通して反応容器8に導入する。水素によって、反応容器8内の空気を換気させ、更に172kPaまで昇圧させた状態で反応容器8を封止する。
この状態で2本のタングステン電極5の間に、500Vの電圧を印加し、350〜750Vの範囲の電圧で、2本のタングステン電極5の間で定電圧アークを発生させる。この状態を30秒間維持した後、電流を遮断する。更に、水素を反応容器8に追加導入し、キャプテンプラズマを生成する。この状態で30分間放置した後、反応容器8内からシリカを取出した。その結果、「Microclusterシリカ」の重量は、10.0gから11.70gに増加していた。
こうして得られた水素吸蔵シリカは、H-イオンがかご(ケージ)型シリカのマトリックス内部に封埋された状態のハイドライド系化合物であることが、上記文献の中で立証されている。
このような水素吸蔵シリカは、例えば「シリカハイドライドパウダー」(商品名、株式会社三旺コーポレーション製)などとして市販されており、本発明ではこれらの市販品を用いることもできる。
水素吸蔵シリカを水に添加すると、微細気泡状の水素ガスが発生し、発生した水素ガスが水に溶解して、高濃度の水素水が得られる。また、水素吸蔵シリカをそのまま摂取した場合には、体内にて水分と接触して高濃度の水素ガスが発生する。
水素吸蔵シリカは、上記のように高濃度の水素を発生することにより、抗酸化剤として働く能力、試験管内でNAD+をNADHに還元する能力、運動後の乳酸産生の生体内低減を緩和する能力、試験管内におけるミトコンドリアのATP産生の増加を引き起こす能力を発揮する。そして、アレルギー疾患に対して、顕著な予防・改善効果をもたらすことがわかった。
本発明のアレルギー疾患の予防・改善用組成物は、水素吸蔵シリカの他に、更にフラボノイド(flavonoid)を有効成分として含有することができる。フラボノイドは天然に存在する有機化合物群で、クマル酸CoAとマロニルCoAが重合してできるカルコンから派生する植物二次代謝物の総称のことを指す。フラボノイドを有効成分として含有することによって、水素吸蔵シリカのアレルギー疾患への効果を更に高めることができる。
本発明において、フラボノイドは、その基本骨格からフラボン類、イソフラボン類、フラボノール類、フラバノン類、フラバノール類、フラバノノール類、アントシアニジン類に分類され、フラボン類としてはアピゲニン、ルテオリン、タンゲリチン、ジオスミン、フラボキサートなど、イソフラボン類としては、ダイゼイン、ダイジン、ゲニステインなど、フラボノール類としては、ケンフェロール、ミリセチン、ケルセチン、ルチンなど、フラバノン類としては、エリオジクチオール、ヘスペレチン、ヘスペリジン、ホモエリオジクチオール、ナリンゲニンなど、フラバノール類としては、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキンなど、フラバノノール類としてはジヒドロケルセチン(タキシフォリン)など、アントシアニジン類としては、シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジンなどが挙げられる。
本発明においては、上記のようなフラボノイドの高純度精製品を用いることもできるが、上記のようなフラボノイドを高濃度に含有する食品素材を用いることもできる。
上記において、ケルセチン(quercetin)としては、タマネギ由来のものを用いることができる。市販のタマネギ由来のケルセチンとしては、例えば、株式会社インクリースが製造する「ケルセチン組成物」(商品名)やメディエンス株式会社が販売する「ケルセチン」(商品名)が挙げられる。
上記において、ルチン(rutin)としては、マメ科エンジュ(Styphnolobium japonicum)由来のものを用いることができる。市販のエンジュ由来のルチンとしては、例えば、アルプス薬品工業株式会社が製造する「エンジュ抽出物」(商品名)が挙げられる。
上記において、ジヒドロケルセチン(quercetin)(タキシフォリン)としては、カラマツ(Larix kaempferi)由来のものを用いることができる。市販のカラマツ由来のジヒドロケルセチンとしては、例えば、AMETIS JSCが製造、株式会社テレワンが販売する「ジブラリックス」(商品名)が挙げられる。
本発明の組成物は、水素吸蔵シリカ、フラボノイドの他に、更に他の原料を含んでいてもよく、例えば、デキストリン等の賦形剤、防腐剤、増粘剤、乳化剤、着色剤、着香剤などを含むことができる。更に、砂糖、果糖、糖アルコールなどの糖類や、タンパク質、脂質、ミネラルなどの食品素材を含むことができる。
本発明の組成物は、例えば、粉末、顆粒、錠剤などの形態で提供することができる。ただし、本発明の組成物は、水分含量が好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下とされた、乾燥状態で製品化されることが好ましい。水分含有量が高いと、水素吸蔵シリカが水分と反応して水素を放出してしまい、吸蔵する水素含量が経時的に減少してしまうからである。
粉末や顆粒の形態とした場合には、飲み易くするためにカプセルに封入して製品化することができる。1回に服用する量が適当数のカプセルとなるように調製することが好ましい。カプセルとしては、ハードカプセルが好ましく用いられる。ハードカプセルの素材としては、例えばゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等のセルロース誘導体、プルラン等の多糖類、デンプン等が挙げられる。
本発明の組成物を乾燥状態で製品化する方法としては、例えば乾燥状態の組成物を、非透湿性の包装材で密封包装する方法が挙げられる。非透湿性の包装材としては、例えばアルミラミネートフィルム、プラスチック製フィルムが挙げられる。乾燥状態を保つために、必要に応じて、シリカゲル、ゼオライト等の除湿剤を、本発明の組成物と共に包装材内に封入してもよい。
本発明の組成物の有効投与量は、症状の強弱、体調、年齢、投与方法、投与回数、投与時期などによって適宜決定することができる。一般的な投与量を例示すれば、水素吸蔵シリカの投与量として、1日に服用する量の組成物中に含まれる水素吸蔵シリカの含有量は、0.5mg〜100mgが好ましく、1mg〜40mgがより好ましい。1日に服用する量の組成物中に含まれる水素吸蔵シリカの含有量が2mgよりも少ないと、水素による効果が十分に得られない傾向がある。水素吸蔵シリカの含有量が100mgよりも多いと、水素が必要以上に発生して経済的でない。
また、本発明の組成物がフラボノイドを含有する場合、1日に服用する量の組成物中に含まれるフラボノイドの含有量は、精製品換算で1mg〜1000mgが好ましく、5mg〜400mgがより好ましい。1日に服用する量の組成物中に含まれるフラボノイドの含有量が50mgよりも少ないと、フラボノイドの添加効果が十分に得られない傾向があり、1000mgよりも多いと、自律神経の働きに影響を及ぼす可能性がある。
本発明の組成物は、1日に服用する水素吸蔵シリカ及びフラボノイドの含有量が上記範囲内にある限り、1日1〜数回に分け、又は任意の期間及び間隔で服用され得る。
本発明の組成物が適応対象とするアレルギー性疾患とは、免疫反応が、特定の抗原に対して過剰に起こることに由来する疾患であり、具体的には、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性胃腸炎、花粉症、喘息、食物アレルギー、薬物アレルギー、蕁麻疹などが含まれるが、これらの具体的疾患には限定されない。
本発明の組成物は、カプセル又は粉末状態でそのまま摂取して、体内にて水分と反応させて水素を発生させることができる。また、本発明の組成物を、水や、牛乳などの飲料に添加分散させて、水や飲料中で水素ガスを発生させた後に、該水や飲料を摂取することもできる。
本発明の組成物は、典型的に、例えば医薬品、医薬部外品、機能性食品、栄養補助食品、サプリメント、健康食品、動物用医薬品、動物用医薬部外品、動物用機能性食品、動物用栄養補助食品、動物用サプリメント、動物用健康食品など各種の製品形態で使用されることが可能である。あるいはそれら製品と組み合わせて使用されることが可能である。また各種の飲食品と組み合わせて使用してもよい。
以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるものではない。
実施例I.水素吸蔵シリカを有効成分とする組成物
<1.水素吸蔵シリカ>
水素吸蔵シリカとしては、「シリカハイドライドパウダー」(商品名、株式会社三旺コーポレーション製)(以下「SHP」とする)を用いた。なお、SHPは水素吸蔵シリカ(2質量%)、クエン酸カリウム、炭酸カリウム、オレイン酸を含む微粒子からなっている。
<2.水素ガス発生量の測定>
耐圧ねじ口瓶に、SHP1.00gと超純水(pH=7.2)100mLを入れ、室温下で攪拌させながら23時間水素ガスを発生させた。発生した水素ガスをアルミニウムバッグに回収した。回収した水素ガスは、熱伝導度検出器付きガスクロマトグラフ(GC(TCD))で分析し、回収した水素ガスの濃度を測定した。また、水素ガス濃度測定後、回収した水素ガスの体積を注射筒で測定した。なお、水素ガス濃度の測定に用いたGC(TCD)の測定条件は表1のとおりである。
測定結果を表2に示す。測定の結果、SHP1.00gを水100mLに投入して、室温で23時間攪拌した場合、93vol%濃度の水素ガスが発生し、該水素ガスの発生量は220mLであった。
<3.抗アレルギー作用検討試験>
SHP投与による抗アレルギー作用について、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いて比較検討した。
(1)材料と方法
i)モデルマウス
モデルマウスとして、NC/NgaTndCrlj系統(SPFグレード)(日本チヤールズリバー)、雄、6週齢(試験開始適齢)を用い、設定温湿度は24±1℃、55±50%、飼料は固形飼料CRF−1(オリエンタル酵母工業)を自由摂取、給水は蒸留水を給水瓶にて自由摂取の条件の下で飼育した。
ii)器具、機材、及び試薬
・冷却遠心機(MX300型:TOMY)
・プレートリーダー(ImmunoMini NJ-2300:バイオテック)
・Picryl Chloride(2,4,6-trinitocholorobenzene、以下、PCL:東京化成工業)
・エタノール(和光純薬工業)
・アセトン(和光純薬工業)
・食用オリーブオイル(Filippo Berio:J-オイルミルズ)
・マウスIgE測定キット(MS341:モリナガ)
・IL-4, Mouse, ELISA Kit(ELM-IL4-1:RayBiO)
・IFN-γ, Mouse, ELISA Kit(ELM-IFNg-1:RayBIO)
・Mouse C-Reactive Protein/CRP Quantikine ELISA Kit(MCRPOO:R&D)
・TARC, Mouse, ELISA Kit, Quantikine M <CCL17, ELISA Kit>(MCC170:R&D)
iii)試験群の設定
試験は、Normal群(正常群)、Control群(対照群)、SHP群をそれぞれ6匹ずつ用いた試験群を設定した。
iv)試験項目及び方法
[1]予備飼育期間(7日間)
動物入荷時より本試験前日まで予備飼育を行い、馴化した。予備飼育最終日に体重を考慮し群分けを行った。
[2]本試験(32日間)
a)スケジュール
本試験は表3のスケジュールで行った。
b)動物のアトピー性皮膚炎誘導
感作(免疫)用PCL溶液は、エタノール:アセトン=4:1混合溶液を溶媒とし、PCL5%濃度に調製したものを用いた。ハプテン(連続チャレンジ)用PCL溶液は、食用オリーブオイルを溶媒とし、PCL1%濃度に調製したものを用いた。
バリカンにて剃毛した胸・腹部と両足足裏部に、マイクロピペットを用いて感作溶液150μLを塗布した。塗布量は胸部50μL、腹部50μL、左右足裏部に各25μLとした。感作溶液塗布後4日目より試験終了時まで1週間毎に、左右耳介部と背下部にマイクロピペットを用いてハプテン溶液を塗布した。塗布量は左右耳介部に各10μL、背下部50μLとした。
c)SHPの投与(当日調製)
SHPは、下記調製方法により調製し、感作溶液塗布開始日より、胃ゾンデを用いて連日強制胃内投与した。1回の投与量については、体重10gあたり0.2mLとした。なお、感作溶液及びハプテン塗布日については、塗布前に投与を行った。
調製方法
Normal群:蒸留水
Control群:蒸留水
SHP群:SHP6.68mgを蒸留水にて4mLに調製
d)皮膚表面の肉眼的観察
ハプテン塗布日前日及び解剖日に下記のアトピー性皮膚炎症の臨床症状の評価基準に基づき評価観察を行い、重篤度の指標とした。評価部位は左右耳介部とし、観察はSHPの投与前に実施した。
評価観察
項目:掻痔感、発赤(出血)、浮腫、擦創、痴皮形成(乾燥)
スコア:0=無症状、1=軽症、2=中等度、3=高度
e)解剖
SHP投与終了翌日に、ソムノペンチル(40mkg/g)麻酔下にて開腹し、後大静脈よりEDTA加採血を行った。得られた血液については、遠心分離(4℃、3000rpm、20分)後、血漿を採血して、60℃にて凍結保存した。
次に、肉眼的観察を行った後、背下部のハプテン塗布部位の皮膚を採取、−60℃にて凍結保存した。
f)生化学検査
上記のe)で得られた血漿は、下記項目について測定を行った。
測定項目
IgE、IL−4、IFN−γ、CRP、TARC
g)統計処理
試験結果は平均値±標準誤差で表した。データについては一元配置分散分析を行い、分散分析で有意差が認められた項目については、Tukey法を用いて多重比較検定を行った。有意差の判定は分散分析及び多重比較ともに、p<0.05を有意と判定した。
(2)結果及び考察
i)耳介の皮膚観察スコア(表4、図2)
4日目より1週間毎にハプテン溶液を塗布し、皮膚の変化について観察を行った。結果を表4、及び図2に示す。
Normal群に対してControl群は、1回目塗布後の観察よりスコアの上昇が認められ、2回目塗布後の観察以降は有意な上昇が認められた。Control群に対するSHP群のスコアは、1回目塗布後の観察より最終観察日まで低値を示し、2回目塗布後の観察以降は有意差も認められた。
ii)耳介の肉眼的観察(図3,4)
ハプテン塗布2回目時、及び4回目時の耳介の写真を図3,4に示す。
ハプテン塗布2回目時において、Normal群の耳介に発赤が認められないのに対して、Control群の耳介は発赤が認められる。SHP群でも耳介に発赤が認められるが、Control群に対しては発赤の程度は低いことが認められる(特に、No.4,5)。ハプテン塗布4回目時においても、Normal群の耳介に発赤が認められないのに対して、Control群の耳介には発赤が認められる。SHP群でも耳介に発赤が認められるが、Control群に対しては発赤の程度は低いことが認められる(特に、No.2,4,5)。
iii)生化学検査(表5、図5)
試験終了日に採取した血漿中のIgE、IL−4、IFN−γ、CRP、TARCついて分析を行った。結果を表5、及び図4に示す。
Control群は、Normal群に対して血漿IgE、IL−4、IFN−γ、CRP、TARCの5項目全てにおいて有意に高値を示した。
Conrtol群に対するSHP群の各項目のデータについては、血漿IgEでは、Control群に対してSHP群は低い値を示したが、有意差は認められなかった。
血漿IL−4では、Control群に対してSHP群は有意に低値を示した。
血漿IFN−γでは、Control群に対してSHP群は有意に低値を示した。
血漿CRPでは、Control群に対してSHP群で低い値を示したが、有意差は認められなかった。
血漿TARCでは、Control群に対してSHP群は有意に低値を示した。
iii)総括
今回、アトピー性皮膚炎モデル動物のNC/Ngaマウスを用い、SHPの抗アレルギー作用について検討を行った。
本試験において、感作後ハプテン塗布を経日的に行ったControl群は、感作後ハプテン塗布を行わなかったNormal群と比較して、耳介皮膚観察スコアや生化学検査データから、アトピー性皮膚炎症状が確認されている。
そのControl群と同様に発症させたマウスを用い、SHPの抗アレルギー作用について検討を行った。
その結果、Control群との比較において、SHP群は個体により耳介皮膚の状態に違いが認められたが、アトピー性皮膚炎症状を軽減する作用を有することが示唆された。
<4.皮膚組織分析試験試験>
(1)材料と方法
i)対象組織
上記「3.抗アレルギー作用検討試験」にて得られた背部皮膚組織、Normal群、Control群、及びSHP群のそれぞれ6検体を使用した。
ii)器具、機材、試薬・冷却遠心機(MX300型:TOMY)
・プレートリーダー(ImmunoMini NJ2-300:バイオテック)
・Moues Type I Collagen Detection kit(#6012:Chondrex.Inc.)
・Hyaluronan Quantikine ELISA kit (DHYAL0:R&D Systems,Inc.)
iii)分析項目及び方法
凍結保存している各組織を、氷上にて解凍した後、はさみを用いて細切し、各分析に必要な量を素早く秤量した。秤量した組織は、各分析項目の添付所に準じてコラーゲン濃度とヒアルロン酸濃度を測定し分析を行った。
iv)統計処理
試験結果は平均値±標準誤差で表した。データについては一元配置分散分析を行い、分散分析で有意差が認められた項目については、Tukey法を用いて多重比較検定を行った。有意差の判定は分散分析及び多重比較ともに、p<0.05を有意と判定した。
(2)結果
i)コラーゲン濃度(表6、図6)
Control群はNormal群に対して有意に低値を示した。SHP群はControl群に対して有意に高値を示した。
ii)ヒアルロン酸濃度(表6、図6)
Control群はNormal群に対して有意に低値を示した。SHP群はControl群に対して高い値を示したが、有意差は認められなかった。
実施例II.水素吸蔵シリカとルチンを有効成分とする組成物
<1.水素吸蔵シリカとルチンを有効成分とする組成物の製造>
実施例Iで用いたSHP166mgと、更にエンジュ抽出物(商品名、アルプス薬品工業株式会社)33mgとを(以下「A10P」とする)を1カプセルとして封入したものを製造した。
<2.抗アレルギー作用検討試験>
(1)試験対象者ならびに試験方法
i)試験対象者(被験者)
試験対象者はアトピー性皮膚炎患者とした。但し、下記除外基準のいずれにも該当しない場合を適格とした。つまり、試験2週間前から試験終了まで、被験部を日焼けし、または予定の方、皮膚過敏症の方、検査結果に影響する可能性のあると思われる薬を服用または塗布している方、現在皮膚科に通っている方、アルコール依存症の方、留意すべき消化器系の慢性疾患あるいは障害を有する方、留意すべき腎臓機能に関わる症状の治療中の方、他の臨床試験に参加している方、試験担当医師が本モニターの参加に適切でないと判断した方、及びタトゥーがある方のいずれにも該当しない場合を適格とした。更に、試験期間中に以下管理事項を遵守できない方に該当する場合を非適格とした。つまり、試験期間中は、試験開始以前と同様の生活環境(睡眠、食事、水分摂取量、運動、生活全般)を維持すること、初回来院前日から最終来院日は、不規則な生活(睡眠不足、暴飲暴食など)を送らないこと、何らかの食物アレルギーがある場合、普段避けている食品(小麦、卵、乳製品等)があれば、試験期間中も同様の食事を摂取すること、及び万が一、試験期間中に食物アレルギーを含む食品の摂取により、アレルギー性湿疹など皮膚症状が悪化した場合は必ず日誌に記載することを遵守できない方に該当する場合を非適格とした。
ii)試験対象
試験対象としてA10Pを用い、起床後(朝食前)、就寝前の空腹時に各毎1〜3カプセルをお水又は、白湯にて摂取した。
iii)試験方法および試験項目
a)試験方法
A10Pの摂取前後における皮膚状態の観察から、アトピー性皮膚炎への影響評価を検証する。試験人数は30人とし、30日の期間行った。被験者の初来院日を試験開始日とし、初来院日から30日後を終了日とした。被験者の2度目の来院は、原則、試験終了日の翌日(31日後)とした。
試験開始日に、問診票、同意書の作成、診察・診断、サプリメントの摂取方法(用量、用法)の説明、写真撮影を行った。また、試験終了日の翌日に、アンケートの作成、サプリメント摂取状況の確認、診察・診断、写真撮影を行った。
b)皮膚状態の観察
試験開始日及び終了日の翌日の計2回で皮膚の観察を行い、更に皮膚の写真撮影を行った。
(2)結果
男性5人、女性22人の計27人(平均年齢31歳)を被験者とした。
試験終了日の翌日に行ったアンケートでは(表7,8)、皮膚症状の改善を認めたという結果が23人中、17人に得られた。回答からは、皮膚以外に重篤な副作用が治験例からは認められなかった。
皮膚の観察では、No.8の被験者においては、A10Pの摂取前は頬から首にかけて炎症が認められたが、試験終了日の翌日(摂取後)には改善が認められた(図7)。No.9の被験者においては、摂取前はこめかみから頬にかけて赤みを伴う炎症が認められたが、摂取後には赤みが薄れて改善が認められた(図8)。No.10の被験者においては、摂取前は首背部に炎症が認められたが、摂取後には改善が認められた(図9)。No.16の被験者においては、顔全体に赤みを伴う炎症や乾燥が認められたが、摂取後には赤みが薄れて改善が認められた(図10)。
(3)考察
A10Pを、ヒトアトピー性皮膚炎罹患者に投与した今回の試験では、肌状態に関するアンケート調査では、「痒みの改善」や「乾燥しなくなった」など、回答があった23人中17名で自覚症状の改善があった。A10Pが、アレルギー反応やアトピー性皮膚炎に対し、何らかの影響を及ぼしていることが示唆される。
1 水素発生器
2 水槽
3 ボウル
4 定電流高電圧電源
5 タングステン電極
6 配管
7 配管
8 反応容器
9 台
10 リード線
11 バルブ
12 フィルターストーン

Claims (2)

  1. - イオンがかご(ケージ)型シリカのマトリックス内部に封埋された状態のハイドライド系化合物である水素吸蔵シリカとエンジュ(Styphnolobium japonicum)抽出物とを有効成分とするアトピー性皮膚炎の予防・改善用組成物。
  2. 水分含量が5質量%以下の乾燥状態で、カプセル又は非透湿性の包装材に封入されている、請求項1に記載のアレルギー疾患の予防・改善用組成物。

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