JP6469376B2 - 可変コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は静電容量が可変である可変コンデンサに関する。
図13〜図15を用いて、特許文献1等に開示されている従来の可変コンデンサについて説明する。図13に示すように、可変コンデンサ101は、フレーム112とロータ121とステータ131とを備える。ロータ121はステータ131の天面に載置されている。フレーム112はロータ121及びステータ131それぞれを覆う。
図13及び図14に示すように、ロータ121は、一方の片側半分であって厚みが厚くロータ電極122が配されたロータ電極部124と、他方の片側半分であってロータ電極部124より厚みが薄くロータ電極が配されていない非電極部125と、非電極部125のステータ131との対向面からステータ131の天面に向けて伸びるリブ126とを有する。ロータ121のうち、ロータ電極部124及びリブ126のそれぞれのステータ131との対向面はステータ131の天面と接触しており、非電極部125のうちステータ131との対向面はステータ131の天面と離間している。
ロータ121の中心部分にはドライバ107を挿入するための穴123が形成されている。ドライバ107の角が、四角形である穴123の角と接触し、ドライバ107を回転させることでロータ121が回転する。これにより、ロータ121の回転方向の位置の調整が可能である。
図13及び図15に示すようにステータ131は、ステータ電極132とボディ134とを備えている。ステータ電極132はボディ134内部に配されている。
図13に示すように、フレーム112のうちロータ121の穴123近傍はフレーム112がロータ121側へ屈曲する部分となっている。当該屈曲する部分はロータ121の天面と接触しロータ121をステータ131へ押し付けるバネとして機能する。
特開平10‐321467号公報(1998年12月4日公開)
図13に示すように、ロータ121の穴123はロータ121を貫通して形成されている。このため、矢印Z1に示すように、先端に異物109が付着したドライバ107を穴123に挿入すると、当該異物109が、穴123を介してロータ121のうち厚みが薄い非電極部125とステータ131の天面との隙間に入ってしまう。
また、ロータ121の非電極部125とステータ131の天面との隙間近傍は、フレーム112は覆っておらず、ロータ121の非電極部125とステータ131の天面との隙間は開口している。矢印Z2に示すように、当該開口部分を介しても、ロータ121の非電極部125とステータ131の天面との隙間に異物109が入る。
ロータ121の非電極部125とステータ131の天面との隙間に異物109が入った状態のままロータ121を回転させると、当該異物109が、ロータ電極部124の下面とステータ131の天面との間に噛み込んでしまう。このように、ロータ電極部124の下面とステータ131の天面との間に異物109が噛み込むと、急激に静電容量が変化することになる。
なお、ロータ121は、ステータ131と回転軸等で固定されているものではなく、フレーム112により天面側からステータ131へ押し付けられているだけである。このため、穴123に挿入されたドライバ107によって回転したとき、ロータ121はステータ131に対し偏心を生じる。
図15の矢印Rで示す複数の円はロータ121の回転軌跡を表している。このように、ロータ121の回転軸の位置は、一定ではなく、ずれる。可変コンデンサ101によると、このロータ121の偏心により容量偏差が生じることになる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ロータとステータとの間へ異物が入ることが防止された可変コンデンサを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る可変コンデンサは、ステータ電極が配されているステータと、当該ステータに載置されたロータとを備え、上記ロータは、厚さが厚い部分でありロータ電極が配されたロータ電極部と、当該ロータ電極部より厚さが薄く上記ステータと非接触である非電極部と、貫通孔とを有し、上記ステータは、上記ロータが載置された載置面に、上記貫通孔と連通する凹部を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ロータとステータとの間へ異物が入ることを防止するという効果を奏する。
実施形態1に係る可変コンデンサの断面図である。 実施形態1に係る可変コンデンサの斜視図である。 実施形態1に係る可変コンデンサの分解斜視図である。 (a)は実施形態1に係る可変コンデンサが有するロータの下面図であり、(b)は(a)に示すロータの下面側からみた斜視図である。 実施形態1に係る可変コンデンサが有するステータの天面図である。 (a)は実施形態1に係る可変コンデンサから切り出した、ロータ電極の回転軌跡部分を示す斜視図であり、(b)は(a)に示すロータ電極の回転軌跡部分を示す断面図である。 (a)は最小容量値を得るときのロータ電極とステータ電極との位置関係を表し、(b)は最大容量値を得るときのロータ電極とステータ電極との位置関係を表す図である。 実施形態2に係る可変コンデンサの断面図である。 実施形態2に係る可変コンデンサの複数の凸部の構成を表す断面図である。 実施形態2に係る可変コンデンサが有するステータの天面図である。 実施形態3に係る可変コンデンサの断面図である。 実施形態3に係る可変コンデンサが有するロータの下面図である。 従来の可変コンデンサの構成を表す断面図である。 従来の可変コンデンサにおけるロータの下面図である。 従来の可変コンデンサにおけるステータの天面図である。
〔実施形態1〕
(可変コンデンサ1の構造)
図1は実施形態1に係る可変コンデンサ1の断面図である。図2は実施形態1に係る可変コンデンサ1の斜視図である。図3は実施形態1に係る可変コンデンサ1の分解斜視図である。図4の(a)は実施形態1に係る可変コンデンサ1が有するロータ21の下面図であり(b)は(a)に示すロータ21の下面側から見た斜視図である。図5は実施形態1に係る可変コンデンサ1が有するステータ31の天面図である。なお、図1において、破線で示すドライバ7によって隠れる一部の断面線の記載を省略している。実施形態2・3で説明する後掲の図8・図11・図13についても同様である。
図1〜図3に示すように、可変コンデンサ1は、ステータ電極32が配されているステータ31と、ステータ31に載置され、ロータ電極22が配されているロータ21と、ステータ31及びロータ21を収納し、ロータ21を回転可能に保持するフレーム11とを備える。可変コンデンサ1は、ロータ21を回転させることで、静電容量の調整が可能なコンデンサである。ロータ21はステータ31の天面(載置面)に載置されている。
図1に示すように、ロータ21は、厚さが厚い部分でありロータ電極22が配されたロータ電極部24と、ロータ電極部24より厚さが薄くステータ31と非接触である非電極部25と、ロータ21を回転操作するドライバ(工具)7を挿入するための貫通した穴(貫通孔)23とを有する。さらに図4に示すように、ロータ21は、非電極部25におけるステータ31との対向面に当該対向面の縁に沿って延伸しロータ電極部24と接続すると共に、ステータ31の上記載置面に、ロータ電極部24と共に接触する高さとなる突起部分であるリブ(第1の突起部)26を有する。
ロータ21は、金属材料からなるロータ電極22が、誘電体であるロータ電極部24に埋め込まれた構造である。ロータ電極22はロータ21のうち、厚みが厚い部分であるロータ電極部24内であってステータ31との対向面近傍に配されている。これにより、ロータ電極22とステータ電極32との間に誘電体が介在することになる。
ロータ21の厚みとは、ロータ21の天面から、ロータ電極部24のうちステータ31の載置面との対向面、または、非電極部25のうちステータ31の載置面との対向面までの距離のことである。なお、本実施形態では、ロータ電極部24及び非電極部25それぞれのステータ31の載置面との対向面、および、ロータ21の天面は、ともに平面であり、かつ、互いに平行であるものとする。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、ロータ21のうち、ロータ電極22が配されているロータ電極部24はロータ電極22をステータ31側へ近づけるため厚みが厚くなっており、ロータ電極22が配されていない非電極部25の厚みは薄くなっている。図4に示すように、ロータ21の形状は、一例として、ロータ21の回転軸に垂直な断面における断面形状は円形状である。なお、ロータ21の形状は円形状に限定されるものではない。
図1及び図4に示すように、ロータ21の穴(貫通孔)23はロータ21の回転軸の位置に設けられている。図4に示すように、ロータ21の穴23は、ロータ21の回転軸に垂直な断面における断面形状が四角形などの多角形である。可変コンデンサ1の薄膜化につながるロータ21の薄膜化のため、ロータ21の穴23はロータ21を貫通して形成されている。あるいは、ロータ21の穴23は、円形の一部が凹(凸)形状であって、ドライバ7の凸(凹)形状部分と係合する形状となっていてもよい。つまり、ロータ21の穴23の断面形状は、ドライバ7と係合する部分を有し、ドライバ7の回転がロータ21に伝わる構成になっていればよい。
ロータ電極部24は一例として、ロータ21のうちの一方の片側半分の部分であり、ステータ31との対向面はステータ31の天面と接触している。ロータ電極部24に配されたロータ電極22は、後述するステータ電極32と一対の電極となる。
非電極部25はロータ21のうちの他方の片側半分の部分であり、ステータ31との対向面はステータ31の天面と離間している。非電極部25はステータ31の天面と離間しており、ロータ電極が配されていない。
リブ26は非電極部25を支持する。これにより、ロータ21が傾くことが防止されている。リブ26は、ロータ電極部24と接続する一方の端部から、ロータ電極部24と接続する他方の端部にかけて非電極部25の縁に沿って延伸している。本実施形態においては、リブ26は弧形状である。
図1及び図5に示すように、ステータ31は、ステータ電極32と、土台であるボディ34と、ボディ34の天面に設けられている凹部33とを備える。ボディ34はセラミック等の誘電体からなる。
凹部33は、ロータ21の穴23と連通するように、ボディ34の天面(すなわち、ステータ31の天面)に設けられている。凹部33は、ロータ21の回転軸に対して垂直な断面における断面形状が円形状である。
ステータ電極32はボディ34内部であって天面近傍に配されている。ステータ電極32と、ロータ電極部24との間には、誘電体からなる、天面近傍のボディ34の一部が介在する。ステータ電極32から延伸する端子部は、一端がステータ電極32と接続されており、他端にかけてボディ34の側面に沿って下方に向かって配されており、他端近傍でボディ34の裏面に沿うように屈曲している。
図1〜図3に示すように、フレーム11は、一体として構成されているバネ作用部12及び保持部14・15・16を有する。バネ作用部12は主としてロータ21を覆う。保持部14・15・16はステータ31の3つの側面および裏面の一部を覆う。
図1及び図2に示すように、バネ作用部12の天面(換言するとフレーム11の天面)のうちロータ21の穴23と重なる部分は、穴23およびその近傍のロータ21を露出させる開口部13となっている。開口部13を構成する側面は、フレーム11の天面からロータ21の天面側へ屈曲する部分となっている。開口部13を構成する側面は、先端がロータ21の天面と接触する。これによりバネ作用部12はロータ21をステータ31側へ押し付けるバネとして作用する。
図2及び図3に示すように、保持部14・15・16は、ステータ31及びステータ31に載置されたロータ21をフレーム11で覆った後、中途部分からステータ31の裏面と接触するように折り曲げられる。これによりフレーム11はロータ21及びステータ31を保持する。
(可変コンデンサ1の動作)
容量可変の概念を説明するため、図6に、誘電体が2枚の電極(ロータ電極22とステータ電極32)によって挟まれた構造を示す。図6の(a)は可変コンデンサ1から切り出した、ロータ電極22の回転軌跡部分を示す斜視図であり、(b)は(a)に示すロータ電極の回転軌跡部分を示す断面図である。図7の(a)は最小容量値を得るときのロータ電極22とステータ電極32との位置関係を表し、(b)は最大容量値を得るときのロータ電極22とステータ電極32との位置関係を表す図である。
可変コンデンサ1の静電容量を調整するときは、ロータ21の穴23及びステータ31の凹部33にドライバ7(図1参照)を挿入する。そして、図6の(a)の矢印Dに示すようにロータ電極22を回転させることで、ロータ電極22とステータ電極32との相対位置を調整する。ロータ電極22とステータ電極32との間には、誘電体からなるロータ電極部24の一部及び誘電体からなるボディ34の一部が配されている。
図7の(a)に示すように、可変コンデンサ1の静電容量を最小値としたい場合、ロータ電極22とステータ電極32とが重ならない位置にロータ電極22を配する。図7の(b)に示すように、可変コンデンサ1の静電容量を最大値としたい場合、ロータ電極22とステータ電極32とが重なる位置にロータ電極22を配する。このように、ロータ電極22とステータ電極32とが互いに対向する面積を増減させることで、可変コンデンサ1の静電容量を変化させることができる。
(可変コンデンサ1の主な利点)
可変コンデンサ1によると、ステータ31は、ロータ21が載置された載置面に、ロータ21の穴23と連通する凹部33を有する。それゆえ、ドライバ7が上記ロータの貫通孔(穴23)に挿入されたとき、ドライバ7に異物9が付着していても、図1の矢印Aに示すように、異物9はステータ31の凹部33に落下し、可変コンデンサ1の特性に影響しない凹部33に収容される。このため、ロータ21の非電極部25とステータ31との間に隙間が存在し、ドライバ7より異物9がロータ21内に持ち込まれたとしても、上記隙間に異物9が入ることを防止することができる。この結果、可変コンデンサ1のサイズを維持したまま、異物が入ることによる急激な容量変化を防ぎ、信頼性を高めることができる。
加えて、ロータ21を回転させる際、ドライバ7は、ロータ21の穴23に挿入されるとステータ31の凹部33にも挿入され、ロータ21の回転操作がなされる。これにより、ステータ31の凹部33によってドライバ7が位置決めされる結果、回転軸が固定されることになるため、ロータ21の回転に伴うロータ21の偏心を防止することができる。このため、ロータ21の偏心による容量偏差が生じることを防止することができる。
図5の矢印Cで示す円はロータ21の回転軌跡を表す。このように、ロータ21の回転軸の位置は一定であり、図15に示したような回転軸のずれが生じない。
また、図3に示すように、ロータ21の回転軸に垂直な断面における断面形状は、ロータ21の穴23は四角形である一方、ステータ31の凹部33は円形である。このため、断面が四角形のドライバ7を穴23及び凹部33の両方に挿入させると、ドライバ7の角は四角形である穴23の角と接触し、ドライバ7を回転させることでロータ21が回転する一方、円形である凹部33の内側側面にはドライバ7の角は接触しない。これにより、ステータ31とロータ21とのうち、ロータ21のみを回転させることができる。
また、可変コンデンサ1によると、ステータ電極32と穴23との位置が一定となる。仮に、ステータ31のボディ34を母材から所定の寸法に切り出すボディカットの位置がずれたとしても、ロータ21は凹部33の位置を基準に回転されるため、ロータ21の回転に伴う静電容量のバラつきを少なくすることができる。
なお、穴23の断面形状は四角形に限定されず、ドライバ7の形状に合わせ、三角形又は五角形以上の多角形であってもよい。あるいは、ロータ21の穴23は、一部が凹(凸)形状であって、ドライバ7の凸(凹)形状部分と係合する形状となっていてもよい。即ち、ロータ21の穴23の断面形状は、ドライバ7の回転がロータ21に伝わる構成になっていればよい。
また、ロータ21は、非電極部25におけるステータ31との対向面に、当該対向面の縁に沿って延伸しロータ電極部24と接続すると共に、ステータ31における上記載置面に、ロータ電極部24と共に接触する高さとなるリブ26を有する。すなわち、ロータ21の非電極部25とステータ31との間の隙間は、ステータ31の天面と接触するリブ26及びロータ電極部24により囲まれた部分であると表現することもできる。さらに、リブ26は、非電極部25と合せてロータ電極部24と同じ厚さとなるとも表現することができる。これにより、図1の矢印Bに示すように、フレーム11と、ステータ31との間の隙間から異物9がフレーム11内に入っても、リブ26により、当該異物9がロータ21の非電極部25とステータ31との間の隙間に入ることを防止することができる。これにより、ロータ電極部24とステータ31との間に異物が入ることを防止することができる。これにより、ロータ21の側面側から、ロータ21とステータ31との間へ異物が入ることを防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図8〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は実施形態2に係る可変コンデンサ2の断面図である。図9は実施形態2に係る可変コンデンサ2の複数の凸部37の構成を表す断面図である。図10は可変コンデンサ2が有するステータ31の天面図である。可変コンデンサ2は、凹部33の底面に配された複数の凸部37が配されている点で可変コンデンサ1と相違する。可変コンデンサ2の他の構成は可変コンデンサ1と同様である。
図8及び図9に示すように、ドライバ7はロータ21を回転させるため、繰り返しロータ21の穴23及びステータ31の凹部33に挿入される。本実施形態においては、凹部33に挿入されるドライバ7の先端部は先端に行くにつれ細くなっているが、実施形態1で示したドライバ7のように細くなっていなくてもよい。ドライバ7の先端部が先端に行くにつれ細くなっている形状の場合、凹部33の内径がロータ21の穴23の内径より小さくてもよい。
可変コンデンサ2によると、凹部33の底面に配された複数の凸部37が配されている。このため、凹部33に挿入されたドライバ7の先端部が複数の凸部37の天面と接触する。そして、ドライバ7を回転させることで、複数の凸部37のそれぞれの天面を含む頭頂部分により、ドライバ7の先端部に付着した異物9を、ドライバ7の先端部から除去することができる。このため、繰り返しロータ21の穴23及びステータ31の凹部33に挿入されるドライバ7の先端部をきれいにすることができる。この結果、ドライバ7をロータ21の穴23及びステータ31の凹部33に挿入させることに起因する、ロータ21とステータ31との間へ異物9が入ることを防止することができる。
さらに、同じドライバ7を使うことで、可変コンデンサ2とは異なる他の可変コンデンサ内へ異物9が運ばれて入ることを防止することができる。
一例として、複数の凸部37はそれぞれ円錐台形状であり、凹部33の底面に隙間なく、または、互いに離間して配されている構成であってもよい。また、複数の凸部37は、必ずしも複数ある必要はなく、一つの凸部37により凹部33の底面に凹凸形状が構成されていてもよい。例えば、ロータ21の回転軸に垂直な断面形状が十字形状である凸部37が凹部33の底面に配されていてもよい。また、凸部37としては、ブラシ状の形状も含まれる。なお、凸部37の形状は、これらに限定されるものではない。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図11〜図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1・2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記しその説明を省略する。
図11は実施形態3に係る可変コンデンサ3の断面図である。図12は実施形態3に係る可変コンデンサ3が有するロータ27の下面図である。可変コンデンサ3はロータ21に換えてロータ27を備える点で可変コンデンサ1と相違する。可変コンデンサ3の他の構成は可変コンデンサ1と同様である。ロータ27はロータ21の構成に加えリブ(第2の突起部)28を有する。
図12に示すように、リブ28は、ロータ21の非電極部25におけるステータ31との対向面であって、ロータ21の穴23の縁に沿って延伸し、ロータ電極部24と接続する。さらに、図11に示すように、リブ28は、ステータ31における上記載置面に、ロータ電極部24と共に接触する高さとなっている。このように、ロータ27は外周にリブ26が配され、さらに、内周にもリブ28が配されている。
これにより、ロータ21の穴23はリブ28及びロータ電極部24により囲まれている。また、リブ28は、非電極部25と合せてロータ電極部24と同じ厚さとなるとも表現することができる。このため、ドライバ7をロータ21の穴23に挿入させることに起因する、ロータ21の非電極部25とステータ31との間の隙間へ異物9が入ることを防止することができる。この結果、ロータ21とステータ31とのそれぞれの接触面間へ異物9が入ることを、より確実に防止することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る可変コンデンサ1〜3は、ステータ電極32が配されているステータ31と、当該ステータ31に載置されたロータ21とを備え、上記ロータ21は、厚さが厚い部分でありロータ電極22が配されたロータ電極部24と、当該ロータ電極部24より厚さが薄く上記ステータ31と非接触である非電極部25と、貫通孔(穴23)とを有し、上記ステータ31は、上記ロータ21が載置された載置面(天面)に、上記貫通孔(穴23)と連通する凹部33を有することを特徴とする。
上記構成によると、上記ステータは、上記ロータが載置された上記載置面に、上記貫通孔と連通する凹部を有するため、上記貫通孔から異物が入ったとしても、当該異物は上記ステータの凹部に収容される。このため、上記ロータと上記ステータとの間に上記異物が入ることを防止することができる。
本発明の態様2に係る可変コンデンサ1〜3は、上記態様1において、上記ロータ21の回転軸に垂直な断面における断面形状が、上記貫通孔(穴23)はロータ21を回転操作する工具(ドライバ7)に係合する部分を有する形状であり、上記凹部33は円形であることが好ましい。
上記構成によると、上記貫通孔はロータを回転操作する工具に係合する断面形状を有しているため、上記工具を上記貫通孔及び上記凹部の両方に挿入させたとき、上記ステータと上記ロータとのうち、上記ロータのみを回転させることができる。それゆえ、上記ロータの貫通孔に上記工具を挿入し、当該ロータを回転させることで、上記ロータの上記ロータ電極部及び上記非電極部と上記ステータ電極との相対位置を調整することができる。この結果、上記可変コンデンサの静電容量を調整することができる。そして、上記ロータを回転させる際、上記工具は、上記ロータの貫通孔に挿入されると共に上記ステータの凹部にも挿入され、上記ロータの回転操作がなされる。これにより、上記ステータの凹部によって上記工具が位置決めされる結果、回転軸が固定されることになるため、上記ロータの回転に伴う当該ロータの偏心を防止することができる。
本発明の態様3に係る可変コンデンサ2は、上記態様1又は2において、上記凹部の底面には凸部37が配されていることが好ましい。上記構成によると、上記凸部により、上記凹部に挿入された工具の先端部に付着する異物を除去することができる。このため、上記工具が繰り返し使用されても、当該工具を上記貫通孔及び上記凹部に挿入させることに起因する、上記ロータと上記ステータとの間への異物が入ることを防止することができる。
本発明の態様4に係る可変コンデンサ1〜3は、上記態様1〜3において、上記ロータ21は、上記非電極部25における上記ステータ31の上記載置面との対向面に、当該対向面の縁に沿って延伸し上記ロータ電極部24と接続すると共に、上記ステータ31の上記載置面に、上記ロータ電極部24と共に接触する高さの第1の突起部(リブ26)を有してもよい。上記構成により、上記ロータの側面側から、上記ロータと上記ステータとの間へ異物が入ることを防止することができる。
本発明の態様5に係る可変コンデンサ3は、上記態様1〜4において、上記ロータ27は、上記非電極部25における上記ステータ31の上記載置面との対向面に、上記貫通孔(穴23)の縁に沿って延伸し上記ロータ電極部24と接続すると共に、上記ステータ31の上記載置面に、上記ロータ電極部24と共に接触する高さの第2の突起部(リブ28)を有してもよい。上記構成により、上記工具を上記貫通孔に挿入させることに起因する、上記ロータと上記ステータとのそれぞれの接触面間へ異物が入ることを、より確実に防止することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、可変コンデンサに利用することができる。
1〜3 可変コンデンサ
7 ドライバ(工具)
9 異物
11 フレーム
21・27 ロータ
22 ロータ電極
23 穴(貫通孔)
24 ロータ電極部
25 非電極部
26 リブ(第1の突起部)
28 リブ(第2の突起部)
31 ステータ
32 ステータ電極
33 凹部
34 ボディ
37 凸部

Claims (4)

  1. ステータ電極が配されているステータと、当該ステータに載置されたロータとを備え、
    上記ロータは、厚さが厚い部分でありロータ電極が配されたロータ電極部と、当該ロータ電極部より厚さが薄く上記ステータと非接触である非電極部と、貫通孔とを有し、
    上記ステータは、上記ロータが載置された載置面に、上記貫通孔と連通する凹部を有し
    上記凹部の底面には凸部が配されていることを特徴とする可変コンデンサ。
  2. 上記ロータの回転軸に垂直な断面における断面形状が、上記貫通孔は上記ロータを回転操作する工具に係合する部分を有する形状であり、上記凹部は円形であることを特徴とする請求項1に記載の可変コンデンサ。
  3. 上記ロータは、上記非電極部における上記ステータの上記載置面との対向面に、当該対向面の縁に沿って延伸し上記ロータ電極部と接続すると共に、上記ステータの上記載置面に、上記ロータ電極部と共に接触する高さの第1の突起部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の可変コンデンサ。
  4. 上記ロータは、上記非電極部における上記ステータの上記載置面との対向面に、上記貫通孔の縁に沿って延伸し上記ロータ電極部と接続すると共に、上記ステータの上記載置面に、上記ロータ電極部と共に接触する高さの第2の突起部を有していることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の可変コンデンサ。
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