JP6468917B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに関する。
従来、ナースコール子機と、ナースコール子機からの呼出に対応するナースコール親機とを備えたナースコールシステムがある。従来のナースコールシステムは、ナースコール親機の表示部に、入院患者の各種の情報である患者情報が表示可能とされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−96409号公報
ところで、入院患者が感染症を発症した場合、感染ルート等を特定するために、対象期間における感染症を発生した対象患者の所在を追跡することが要求される。
従来のナースコールシステムでは、対象患者の患者情報をナースコール親機の表示部に表示させることで、対象患者の所在を追跡することが可能である。しかし、表示部に表示されるのは、検索した対象患者の患者情報だけであり、対象患者と同部屋であったために感染が疑われる関連患者の所在を追跡することは困難であった。このため、感染症の拡大を抑制するための処置を医療従事者が迅速かつ有効に行えない場合があった。
本発明は、感染症の拡大を抑制するための処置を医療従事者が迅速かつ有効に行うことを支援することが可能なナースコールシステムを提供することを目的とする。
本発明にかかるナースコールシステムは、
ベッド毎に設置されて呼出操作が行われるナースコール子機と、
前記ナースコール子機からの呼出に応答するためのナースコール親機と、を備え、
前記ナースコール親機は、
親機表示部と、
患者情報を記憶する親機記憶部と、
対象患者及び対象時期の設定により、前記親機記憶部に記憶された前記患者情報に基づいて、前記対象時期以降の前記対象患者の所在及び前記対象時期以降の前記対象患者と同部屋の患者である関連患者の所在を前記親機表示部に表示させる親機表示制御部と、を有する。
この構成のナースコールシステムによれば、例えば、感染症を発症した対象患者及び対象時期を設定すると、対象時期以降の対象患者の所在及び対象時期以降の同部屋の関連患者の所在が親機表示部に表示される。したがって、親機表示部を確認することで、対象患者のみならず関連患者の状況も一目で把握することができ、感染症に対する処置を迅速かつ有効に行うことができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、前記親機表示制御部は、前記対象時期以降の前記対象患者の所在及び前記対象時期以降の前記関連患者の所在からなる時系列の一覧表示を前記親機表示部に表示させるとともに、前記一覧表示における前記対象患者の表示部分を前記関連患者よりも目立つ強調表示とするものでもよい。
この構成のナースコールシステムによれば、親機表示部に表示される対象時期以降の対象患者の所在及び対象時期以降の関連患者の所在からなる時系列の一覧表示を確認することで、例えば、感染症の感染状況を時系列的に一目で確認することができ、さらに迅速に処置することができる。しかも、対象患者の表示が強調表示されるので、一覧表示において、対象患者と関連患者とを容易に識別することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、前記親機記憶部には、病院の所定のエリアにおける各病室のレイアウト情報が記憶され、前記親機表示制御部は、前記親機記憶部に記憶された前記患者情報と前記レイアウト情報とに基づいて、患者名が表示されたベッド表示を含む病室のレイアウトを示すレイアウト画面を前記親機表示部に表示させるとともに、前記対象患者及び前記関連患者以外の非対象患者のベッド表示を、前記対象患者及び前記関連患者よりも目立たない抑制表示とするものでもよい。
この構成のナースコールシステムによれば、親機表示部に表示されるレイアウト画面を確認することで、病室内における対象患者及び関連患者の位置を容易に把握することができる。また、レイアウト画面において、対象患者及び関連患者以外の非対象患者のベッド表示が抑制表示とされるので、特別な処置が必要な対象患者及び関連患者に対して非対象患者のベッドを容易に識別することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、前記親機表示制御部は、前記レイアウト画面における前記対象患者のベッド表示を、前記関連患者よりも目立つ強調表示とするものでもよい。
この構成のナースコールシステムによれば、レイアウト画面において、対象患者のベッド表示が関連患者よりも目立つ強調表示とされるので、病室内における対象患者のベッドを容易に特定することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、前記親機表示制御部は、前記関連患者の移動先のレイアウト画面を前記親機表示部に表示させるとともに、前記レイアウト画面における前記関連患者のベッド表示を行うものでもよい。
この構成のナースコールシステムによれば、親機表示部に表示されるレイアウト画面を確認することで、関連患者の移動先の病室でのベッドの位置を容易に把握することができる。
本発明によれば、感染症の拡大を抑制するための処置を医療従事者が迅速かつ有効に行うことを支援することが可能なナースコールシステムを提供することができる。
本実施形態に係るナースコールシステムの構成図である。 図1に示すナースコールシステムにおける制御機の機能ブロック図である。 図1に示すナースコールシステムにおけるナースコール親機の機能ブロック図である。 ナースコール親機の小型モニタに表示されるトレース設定画面の表示例である。 ナースコール親機の大型モニタに表示される時系列所在一覧表示の表示例である。 ナースコール親機の大型モニタに表示される時系列レイアウト画面を示す図であって、(a)及び(b)は、それぞれ異なる日時における時系列レイアウト画面の表示例である。 ナースコール親機の大型モニタに表示される時系列レイアウト画面の表示例である。
以下、本発明に係るナースコールシステムの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るナースコールシステム1の構成図である。
図1に示すように、ナースコールシステム1は、複数の(本例では4つの)ナースコール子機2a,2b,2c,2d(以下、総称する場合はナースコール子機2と称する)と、ナースコール親機3と、複数の(本例では2つの)廊下灯4a,4b(以下、総称する場合は廊下灯4と称する)と、制御機5と、複数の(本例では4つの)携帯端末6a,6b,6c,6d(以下、総称する場合は携帯端末6と称する)と、基地局61と、交換機62と、を備えている。また、ナースコールシステム1にはハブ(HUB)15を介してオーダリングシステム7が接続されている。
ナースコールシステム1は、例えば患者を収容する病院等の医療,介護施設内に設置されている。
ナースコール子機2は、患者が看護師等の医療従事者を呼び出して通話を行うためのものであり、病室内の病床(ベッド)毎に設置されている。ナースコール子機2は、プレート子機21と、握り子機22と、を有している。プレート子機21は、マイクとスピーカを備え、各患者のベッドの上方の壁面に設置されている。マイク及びスピーカは患者が看護師との間で相互に通話を行うためのものである。握り子機22は、呼出ボタンを備え、プレート子機21にケーブルで接続されている。呼出ボタンは病室内の患者が看護師を呼び出すためのボタンである。ナースコール子機2は、通信ケーブルを通じて廊下灯4に接続されている。
廊下灯4は、各患者からの呼出を検出してその呼出を病室外へ報知するものであり、病室の入口付近に設置されている。本例の廊下灯4は、ハブ15を経由して制御機5と接続されている。本例の廊下灯4には、液晶表示部41が設けられていて、ナースコール子機2から呼び出しがあると、呼び出しをした患者の名前等の患者情報が液晶表示部41に表示されるように構成されている。さらに、ナースコール子機2から呼び出しがあると、廊下灯4に設けられた表示ランプ42が例えば点滅するように構成されている。
ナースコール親機3は、患者からの呼び出しに看護師が応答して通話を行ったり、患者や看護師等の情報を表示する機能を有するものである。ナースコール親機3は、スタッフステーション等の施設内共用部に設置されている。ナースコール親機3は、大型モニタ(親機表示部の一例)31と、小型モニタ32と、通話部33と、を有している。
大型モニタ31は、例えば24型の縦長のタッチパネル画面で構成されており、ナースコール親機3の操作部としても機能することが可能である。小型モニタ32は、例えば7型の横長のタッチパネル画面で構成されている。
通話部33は、患者からの呼出音および患者の音声を出力するスピーカと、患者の呼び出しに看護師が応答して通話を行うための通話機と、を有している。
制御機5は、中継器として設置されており、接続されている各機器の呼出制御あるいは通話制御等を行なうものである。制御機5は、ハブ15及び通信ケーブルを介して、廊下灯4、ナースコール親機3、管理PC34、後述する交換機(例えばIP−PBX)62、オーダリングシステム7と接続されている。
携帯端末6は、ナースコール子機2からの呼び出しを通知するとともに呼び出しに応答して患者と通話するためのものであり、各看護師によって携帯されている。携帯端末6には表示画面が設けられており、ナースコール子機2からの呼び出しが有ると、呼出元である患者の病室番号、ベッド番号、名前等が表示される。携帯端末6としては、例えばPHS6a,6bやスマート端末6c,6d等が用いられ、各携帯端末6a,6b,6c,6dは個別の端末番号を有している。
基地局61は、携帯端末6との間で無線通信を行うためのものであり、スタッフステーションの近辺、および施設内でスタッフステーションから離れた場所に所定の間隔で設置されている。交換機62は、携帯端末6とナースコール子機2とを接続するためのものである。交換機62は、通信ケーブルを通じて制御機5に接続されている。また、交換機62は、ハブ15を経由してナースコール子機2と接続されている。
オーダリングシステム7は、各患者の患者情報を含む病院に関する情報を一括して管理するものであり、例えば施設の管理室等の所定の場所に設置されている。
図2は、制御機5の機能ブロック図である。
図2に示すように、制御機5は、CPU51と、CPU51に接続された記憶部52、廊下灯インターフェース回路(以下、インターフェース回路を「I/F」と称す)53、親機I/F54、交換機I/F55、及びオーダリングI/F56と、を備えている。
廊下灯I/F53は、廊下灯4と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。親機I/F54は、ナースコール親機3と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。交換機I/F55は、交換機62と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。オーダリングI/F56は、オーダリングシステム7と信号伝送路を形成するための通信部を構成するとともに、オーダリングシステム7で管理されている情報を受信するための回路である。
記憶部52には、患者情報記憶部52aと、勤務情報記憶部52bと、レイアウト情報記憶部52cとが設けられている。患者情報記憶部52aには、現在入院している患者の入院日、退院予定日、氏名、性別、年齢、主担当看護師と副担当看護師を含む担当情報、担当医師、病室番号、ベッド番号、感染症情報、救護区分、食事制限の有無、看護必要度、投薬情報などを含んで構成される患者情報が記憶されている。また、患者情報記憶部52aとして記憶される患者情報には、ベッド移動履歴情報、採血室、MR等の検査室、浴室等の所在情報及び同部屋者の履歴情報なども記憶されている。さらに、患者情報記憶部52aには、現在入院している患者だけでなく入院予定の患者の患者情報も含まれる。本例では、患者情報は、オーダリングシステム7から例えば定期的に送信されてきて患者情報記憶部52aに記憶されている。
勤務情報記憶部52bには、各看護師の勤務情報が記憶されている。勤務情報は、例えば一か月単位で、各看護師の勤務日(勤務予定日を含む)、勤務帯(例えば3勤制であれば、日勤、夜勤、準夜勤のいずれか)、休暇日(休暇予定日を含む)等の勤怠に関する情報で構成されている。本例では、勤務情報は、オーダリングシステム7から例えば定期的に送信されてきて勤務情報記憶部52bに記憶されている。
レイアウト情報記憶部52cには、病院の所定のエリア(特定の病棟やフロアなど)における各病室の配置関係を示すレイアウト情報が記憶されている。レイアウト情報には、各病室の病室番号や各患者のベッド番号を特定するための情報も含まれており、患者情報に含まれる各患者の病室情報やベッド番号と対応づけることで、所定のエリアでどの位置にあるどの病室にどの患者が入院しているかを対応づけることができるものである。
CPU51は、例えば、記憶部52に記憶される情報の送受信等の管理、ナースコール子機2からの呼び出しに対する携帯端末6の特定等を行っている。携帯端末6を特定する際には、担当看護師とその看護師が携帯する携帯端末6との対応テーブルが用いられる。
図3は、ナースコール親機3の機能ブロック図である。
図3に示すように、ナースコール親機3は、CPU(親機表示制御部の一例)36と、制御機I/F37と、記憶部(親機記憶部の一例)38と、を備えている。CPU36は、大型モニタ31と、小型モニタ32と、通話部33と接続され、これらの動作を制御する。
制御機I/F37は、制御機5と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。
記憶部38には、制御機5の記憶部52に記憶された患者情報、勤務情報、レイアウト情報が記憶されている。本例では、これらの情報は、制御機5から例えば定期的に送信されてきて記憶部38に記憶される。
CPU36は、例えば、記憶部38に記憶された患者情報、勤務情報、レイアウト情報に基づいて、小型モニタ32及び大型モニタ31に表示させる画面を形成する処理を行う。
ところで、入院患者が感染症を発症した場合、感染ルート等を特定するために、対象期間における感染症を発生した対象患者の所在を追跡することが要求される。このため、本実施形態に係るナースコールシステム1では、ナースコール親機3において、患者の所在を追跡する患者の追跡表示を行うことが可能とされている。
次に、ナースコール親機3における患者の追跡表示について説明する。
図4は、ナースコール親機3の小型モニタ32に表示されるトレース設定画面Trの表示例である。図5は、ナースコール親機3の大型モニタ31に表示される時系列所在一覧表示Ltの表示例である。図6は、ナースコール親機3の大型モニタ31に表示される時系列レイアウト画面GLを示す図であって、(a)及び(b)は、それぞれ異なる日時における時系列レイアウト画面GLの表示例である。
医療従事者等の操作者がナースコール親機3の小型モニタ32をタッチ操作して患者追跡の設定を開始する。すると、図4に示すように、小型モニタ32には、トレース設定画面Trが表示される。このトレース設定画面Trには、所在を追跡したい対象患者を選択する患者選択部71及び追跡の対象時期を入力する対象時期入力部72が設けられている。また、トレース設定画面Trは、検索開始ボタン73、検索結果表示部74及び日時切替部75を有している。
操作者は、トレース設定画面Trの患者選択部71で対象患者を選択し、対象時期入力部72で追跡の対象時期を設定し、検索開始ボタン73をタッチ操作して対象患者のトレースを開始させる。
例えば、患者「中山陽香」が感染症に感染したとし、その感染時期が2014年9月26日21時であった場合には、患者選択部71で「中山陽香」を選択するとともに、対象時期入力部72で「2014/9/26」及び「21時」を設定し、検索開始ボタン73をタッチする。
(検索結果表示)
CPU36は、対象患者の患者IDに基づいて患者情報を記憶部38から引き出す。そして、CPU36は、記憶部38から引き出した対象患者の患者情報に基づいて、対象時期以降の対象患者の所在である病室及びベッド番号を特定し、検索結果表示部74に検索結果を表示させる。この検索結果表示部74には、例えば、設定した対象時期「2014年9月26日21時」における対象患者「中山陽香」が居た603号室の1番ベッドを表すベッド番号「603−1」が表示される。また、この検索結果表示部74に表示される検索結果の表示は、日時切替部75をタッチ操作することで、他の日時に切り替えられる。
(所在時系列一覧表示)
CPU36は、対象患者の病室及びベッド番号から、対象時期以降における対象患者の同部屋患者及び同部屋であった患者の患者IDを特定する。さらに、CPU36は、特定した同部屋の患者の患者IDに基づいて、対象患者と同部屋患者及び同部屋であった患者を関連患者として、その関連患者の患者情報を記憶部38から引き出す。そして、CPU36は、記憶部38から引き出した患者情報から関連患者の所在である病室及びベッド番号を特定する。
図5に示すように、CPU36は、対象時期以降の対象患者の所在及び対象時期以降の関連患者の所在を時系列で表した所在時系列一覧を作成し、所在時系列一覧表示(一覧表示の一例)Ltとして大型モニタ31に表示させる。この所在時系列一覧表示Ltでは、対象患者の表示部分を関連患者の表示部分よりも目立つ強調表示とする。例えば、対象患者の表示欄に着色したり、赤線などの太線で囲むことで、関連患者の表示欄に対して対象患者を容易に識別可能とする。
所在時系列一覧表示Ltには、対象時期以降における所定時間(例えば、18時間)毎の対象患者及び関連患者の氏名、性別、所在である病室番号及びベッド番号、生年月日、年齢、入院日が表示されるとともに、各患者の担当医師名及び担当看護師名が表示される。
図5に示す所在時系列一覧表示Ltでは、2014年9月26日21時に603号室の1番ベッドに居た対象患者である「中山陽香」が2014年9月27日15時以降に605号室の1番ベッドに移動した場合を例示している。
この所在時系列一覧表示Ltでは、2014年9月26日21時における603号室に居た対象患者「中山陽香」の所在情報及び603号室の同部屋患者からなる関連患者「大野友紀子」「水野智賀子」「八幡恵理子」の所在情報に続いて、2014年9月27日15時における605号室に居る対象患者「中山陽香」の所在情報、605号室の同部屋患者である関連患者「石田朋美」「青木克己」「北田健二」の所在情報及び603号室で対象患者と同部屋患者であった関連患者「大野友紀子」「水野智賀子」「八幡恵理子」の所在情報が一覧で表示される。
これにより、操作者は、所在時系列一覧表示Ltを確認することで、対象時期以降の対象患者の所在とともに、対象時期以降に対象患者と同部屋である関連患者及び過去に対象患者と同部屋であった関連患者の所在を一目で把握することができる。
(時系列レイアウト画面)
CPU36は、病院の所定のエリアにおける各病室のレイアウト情報を記憶部38から引き出し、図6(a)、(b)に示すように、対象時期以降における病院の所定エリアのレイアウトを時系列的に作成し、時系列レイアウト画面(レイアウト画面の一例)GLとして大型モニタ31に表示させる。具体的には、この時系列レイアウト画面GLには、病院の所定エリアの病室、病室内のベッド、採血室、浴室等がレイアウトで示され、各ベッドには、患者の氏名及び患者情報が表示される。
また、この時系列レイアウト画面GLでは、対象患者のベッド表示を関連患者のベッド表示よりも目立つ強調表示とする。例えば、対象患者のベッド表示を赤線などの太線で囲んだり、対象患者のベッド表示部分を着色することで、関連患者のベッド表示に対して容易に識別可能とする。さらに、この時系列レイアウト画面GLでは、対象患者及び関連患者以外の非対象患者のベッド表示を、対象患者及び関連患者のベッド表示よりも目立たない抑制表示とする。例えば、非対象患者のベッド表示に網掛けなどのマスキングを施し、対象患者及び関連患者との識別が容易な表示とする。この時系列レイアウト画面GLは、日時切替部75をタッチ操作することで、他の日時のものに切り替え可能である。
図6(a)に示す時系列レイアウト画面GLは、603号室の1番ベッドに対象患者である「中山陽香」が居たときの2014年9月26日21時のレイアウト画面であり、図6(b)に示す時系列レイアウト画面GLは、605号室の1番ベッドに対象患者である「中山陽香」が移動した後の2014年9月27日15時のレイアウト画面である。
図6(a)に示すように、2014年9月26日21時の時系列レイアウト画面GLでは、603号室の対象患者である「中山陽香」のベッド及び同部屋の「大野友紀子」「水野智賀子」「八幡恵理子」のベッドの患者名が表示され、「中山陽香」のベッドが赤線で囲われた強調表示とされている。さらに、対象患者である「中山陽香」のベッドがある603号室と異なる病室の患者のベッドは、マスキングされて目立たない抑制表示とされている。
これにより、操作者は、この時系列レイアウト画面GLを確認することで、2014年9月26日21時の時点において、対象患者の「中山陽香」のベッドの位置を視覚的に迅速に確認することができ、また、同部屋であるために感染の疑いがある関連患者が「大野友紀子」「水野智賀子」「八幡恵理子」であることを迅速に確認することができる。また、この時点で、他に感染の疑いがある関連患者が存在しないことも確認できる。
図6(b)に示すように、2014年9月27日15時の時系列レイアウト画面GLでは、対象患者である「中山陽香」が605号室の1番ベッドに移動したことで、605号室の対象患者である「中山陽香」のベッド及び同部屋の「石田朋美」「青木克己」「北田健二」のベッドの患者名が表示され、「中山陽香」のベッドが赤線で囲われた強調表示とされている。さらに、対象患者である「中山陽香」が以前に居たベッドがある603号室と同部屋であった「大野友紀子」「水野智賀子」「八幡恵理子」のベッドの患者名が表示される。また、603号室で対象患者と同部屋でなかった患者のベッド及び対象患者である「中山陽香」のベッドがある605号室と異なる605号室の患者のベッドは、マスキングされて目立たない抑制表示とされている。
これにより、操作者は、この時系列レイアウト画面GLを確認することで、2014年9月27日15時の時点において、対象患者の「中山陽香」のベッドの位置を視覚的に迅速に確認することができ、また、同部屋であるために感染の疑いがある関連患者が「石田朋美」「青木克己」「北田健二」であり、また、同部屋であったために感染の疑いがある関連患者が「大野友紀子」「水野智賀子」「八幡恵理子」であることを迅速に確認することができる。また、この時点で、他に感染の疑いがある関連患者が存在しないことも確認できる。
ところで、対象患者と同部屋であった関連患者も病室を移動する場合がある。この場合、ナースコール親機3のCPU36は、時系列レイアウト画面GLにおいて、移動した関連患者の移動先のベッドの患者名も表示させる。
図7は、ナースコール親機3の大型モニタ31に表示される時系列レイアウト画面GLの表示例である。
図7に示すように、2014年9月26日21時の時点で対象患者である「中山陽香」と603号室で同部屋であった関連患者の「大野友紀子」が2014年9月27日15時の時点で606号室に移動していた場合、CPU36は、2014年9月27日15時の時系列レイアウト画面GLにおいて、606号室の「大野友紀子」のベッドの患者名を表示させる。
これにより、操作者は、この時系列レイアウト画面GLを確認することで、関連患者の「大野友紀子」の移動先の病室でのベッドの位置を容易に把握することができる。
以上、説明したように、上記実施形態に係るナースコールシステム1によれば、例えば、感染症を発症した対象患者及び対象時期を設定すると、対象時期以降の対象患者の所在及び対象時期以降の同部屋の関連患者の所在がナースコール親機3の大型モニタ31に表示される。したがって、大型モニタ31を確認することで、対象患者のみならず、感染症に感染した疑いのある関連患者の状況も一目で把握することができ、感染症に対する処置を迅速かつ有効に行うことができる。
特に、ナースコール親機3の大型モニタ31に表示される対象時期以降の対象患者の所在及び対象時期以降の関連患者の所在からなる所在時系列一覧表示Ltを確認することで、例えば、感染症の感染状況を時系列的に一目で確認することができ、さらに迅速に処置することができる。しかも、対象患者の表示が強調表示されるので、一覧表示において、対象患者と関連患者とを容易に識別することができる。
また、ナースコール親機3の大型モニタ31に表示される時系列レイアウト画面GLを確認することで、病室内における対象患者及び関連患者の位置を時系列で容易に把握することができる。また、時系列レイアウト画面GLにおいて、対象患者及び関連患者以外の非対象患者のベッド表示が抑制表示とされるので、特別な処置が必要な対象患者及び関連患者に対して非対象患者のベッドを容易に識別することができる。
しかも、時系列レイアウト画面GLにおいて、対象患者のベッド表示が関連患者よりも目立つ強調表示とされるので、病室内における対象患者のベッドを容易に特定することができる。
さらに、ナースコール親機3では、関連患者の移動先の時系列レイアウト画面GLが大型モニタ31に表示されるとともに、その時系列レイアウト画面GLにおける関連患者のベッド表示が行われるので、大型モニタ31に表示される時系列レイアウト画面GLを確認することで、関連患者の移動先の病室でのベッドの位置も容易に把握することができる。
なお、上記実施形態では、患者が使用しているベッドを患者の所在としたが、この患者の所在には、ベッド以外にも、採血室、MR等の検査室、浴室なども含まれる。したがって、所在時系列一覧表示Lt及び時系列レイアウト画面GLにおける所在の情報として、ベッド以外の採血室、MR等の検査室及び浴室なども含めるようにしても良い。
1:ナースコールシステム、2:ナースコール子機、3:ナースコール親機、31:大型モニタ(親機表示部の一例)、36:CPU(親機表示制御部の一例)、38:記憶部(親機記憶部の一例)、GL:時系列レイアウト画面(レイアウト画面の一例)、Lt:所在時系列一覧表示(一覧表示の一例)

Claims (5)

  1. ベッド毎に設置されて呼出操作が行われるナースコール子機と、
    前記ナースコール子機からの呼出に応答するためのナースコール親機と、を備え、
    前記ナースコール親機は、
    親機表示部と、
    患者情報を記憶する親機記憶部と、
    対象患者及び対象時期の設定により、前記親機記憶部に記憶された前記患者情報に基づいて、前記対象時期以降の前記対象患者の所在及び前記対象時期以降の前記対象患者と同部屋の患者である関連患者の所在を前記親機表示部に表示させる親機表示制御部と、を有する、
    ナースコールシステム。
  2. 前記親機表示制御部は、前記対象時期以降の前記対象患者の所在及び前記対象時期以降の前記関連患者の所在からなる時系列の一覧表示を前記親機表示部に表示させるとともに、前記一覧表示における前記対象患者の表示部分を前記関連患者よりも目立つ強調表示とする、請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 前記親機記憶部には、病院の所定のエリアにおける各病室のレイアウト情報が記憶され、
    前記親機表示制御部は、前記親機記憶部に記憶された前記患者情報と前記レイアウト情報とに基づいて、患者名が表示されたベッド表示を含む病室のレイアウトを示すレイアウト画面を前記親機表示部に表示させるとともに、前記対象患者及び前記関連患者以外の非対象患者のベッド表示を、前記対象患者及び前記関連患者よりも目立たない抑制表示とする、請求項1に記載のナースコールシステム。
  4. 前記親機表示制御部は、前記レイアウト画面における前記対象患者のベッド表示を、前記関連患者よりも目立つ強調表示とする、請求項3に記載のナースコールシステム。
  5. 前記親機表示制御部は、前記関連患者の移動先のレイアウト画面を前記親機表示部に表示させるとともに、前記レイアウト画面における前記関連患者のベッド表示を行う、請求項3または請求項4に記載のナースコールシステム。
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