JP6468077B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
ここでシートクッション4aは、図1を参照して、上方視で略矩形の部材であり、シート幅方向における後部が前部に比して幅狭である。そして本実施例では、シートクッション4aの後部の左右両側面にそれぞれシールド部材10が配設されている。このシールド部材10は、上方側が略半円状とされた側面視で略矩形状の部材であり、周端側が、シートクッション4aの側面に向けて屈曲する。そしてシールド部材10によって、シートクッション4aに設けられたリクライナRM及びその関連構成が被覆される。ここで一般的なリクライナRMは、図示しない各種の部材(スパイラルスプリング,ガイド,ヒンジカム,ポール,ラチェット,外周リング,ロッドなど)で構成されており、その関連構成として、図示しない各種の部材(ロッドを牽引するためのヒンジピンやワイヤなど)を備える。そしてシールド部材10のシート前後方向の寸法は、リクライナRM及びその関連構成を被覆するために必要な寸法に設定される。このシールド部材10の短尺化には一定の限界があり、このため後述のシートバック6aよりもシート後方に突出することとなる。
シートバック6aは、図1〜図4を参照して、上述の基本構成6F,6P,6Sと、後述のバックボード20を有する。そしてシートバック6aは、正面視で略矩形の部材であり、シート幅方向における下部が上部に比して幅狭である。そして本実施例では、シートバック6aの下部の左右両側面にそれぞれシールド部材10が配置されている。ここでシートパッド6Pは、正面視で略矩形の部材であり、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜40kg/m3)等の発泡樹脂で形成できる。またシートカバー6Sは、シートパッド6Pを被覆する面材であり、例えば布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成できる。
バックボード20は、図2を参照して、シートバック6aの後面を覆う平板状の部材であり、第一バックボード部21と、第二バックボード部22と、後述するカーペット部材50及び基点部23を有する。ここで第一バックボード部21(詳細後述)は、正面視で略矩形状をなす比較的大型の平板部位であり、シート上下方向の寸法が比較的長く設定される。例えば本実施例では、後述のバックボード20の組付け状態時において、第一バックボード部21の上端が第二支持ワイヤW2に対面状に配置し、第一バックボード部21の下端が第二補強フレーム6Fdに対面状に配置する。
カーペット部材50は、図2〜図4を参照して、バックボード20の後面側を被覆可能な面材であり、例えば天然繊維又は合成繊維からなる布帛(織物,編物,不職布)や皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成できる。なお荷台面FS2を、他のカーペット部材(図示省略)にて被覆する場合には、この他のカーペット部材とカーペット部材50を同一素材で形成することが望ましい。そしてカーペット部材50は、後述のバックボード20に取付けられた状態を基準として、第二バックボード部22から下方に延びる延長部52が設けられており、この延長部52の末端を、段差面FS3に、クリップcmを介して固定できる。なおバックボード20に対するカーペット部材50の固定方法は特に限定しないが、縫合、接着や融着、クリップ等の締結を例示できる。
図2〜図4を参照して、第一バックボード部21と第二バックボード部22をカーペット部材50で連結してバックボード20を形成したのち、このバックボード20を、シートバック6aの後面に組付ける。本実施例では、カーペット部材50の上部に、第一バックボード部21を固定する。このとき図7を参照して、組付け溝部30にて分割された第一バックボード部21がカーペット部材50にて一体化される。またカーペット部材50の下部に、第二バックボード部22を固定する。このとき第一バックボード部21の下端と第二バックボード部22の上端の間に隙間(図7の隙間CRを参照)を設けることで、カーペット部材50のみで形成された基点部23が設けられる。この基点部23は、シートバック6aの後面をシート幅方向に直線状に横断しつつ、第一バックボード部21の下端と第二バックボード部22の上端の間に配置する。そしてこの基点部23を基点として、第二バックボード部22が、対面姿勢と傾斜姿勢との間で変位可能とされる。第一バックボード部21の下端と第二バックボード部22の上端の間に隙間(図7の隙間CR)の寸法は、第二バックボード部22が相対的に傾動できる限り特に限定しないが、極力短いほうが好ましい。
図2及び図3を参照して、起立状態のシートバック6aにおいては、第二バックボード部22が、シートクッション4aのシールド部材10に当接する。このとき第二バックボード部22が、シート後方に突出するシールド部材10に当接して傾斜姿勢となり、基点部23を基点として下方に向かうにつれて次第にシート後方に向けて傾斜する。このとき第二バックボード部22全体が、シートバック6aの後面をシート幅方向に横断する基点部23から傾斜するため、バックボード20の角部が欠けたような印象を極力与えない意匠性に優れたシート構成となる。
ここでバックボードの構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば変形例1のバックボード20Aでは、第一バックボード部21Aの下端が、厚み方向の断面視で下方に向けて凸の半円状をなし、第二バックボード部22Aの上端が、厚み方向の断面視で上方に向けて凸の半円状をなす。そこで第一バックボード部21Aの下端と第二バックボード部22Aの上端を突き当てて配置するとともに、これらの突き当て部分が基点部23Aとなる。このような構成においても、第二バックボード部22Aが、第一バックボード20に対して相対的に傾動可能に配置して、対面姿勢と、傾斜姿勢の間で変位可能となる。そして本変形例では、第一バックボード部21Aと第二バックボード部22Aの間に隙間がほとんどないことから、対面姿勢の第二バックボード部22Aが、第一バックボード部21Aに一つなぎとなるように配置して、シートバック6aの後面を極力フラット化することができる。
また変形例2のバックボード20Bは、一枚物の平板材で形成されており、第一溝部61と、第二溝部62を有する。第一溝部61は、バックボード20Bの前面に設けた凹部であり、第一バックボード部21Bと第二バックボード部22Bの間に配置してシートバック6aを横断するように延びる。また第二溝部62は、バックボード20Bの後面に設けた凹部であり、第一溝部21の対面位置に設けられてシートバック6aを横断するように延びる。そしてこれら第一溝部61と第二溝部62を配置するバックボード部分が基点部23Bとなり、この基点部23Bは、他のバックボード部分に比して薄肉化されて屈曲しやすくされている。このような構成においても、第二バックボード部22Bが、第一バックボード21Bに対して相対的に傾動可能に配置して、対面姿勢と、傾斜姿勢の間で変位可能となる。そして本変形例においても、対面姿勢の第二バックボード部22Bが、第一バックボード部21Bにほぼ一つなぎとなるように配置して、シートバック6aの後面を極力フラット化することができる。
2A 第一シート部位
2B 第二シート部位
2C 中間シート部位
4a〜4c シートクッション
6a〜6c シートバック
6F バックフレーム
6P シートパッド
6S シートカバー
10 シールド部材
20 バックボード
21 第一バックボード部
22 第二バックボード部
23 基点部
30 組付け溝部
32a〜32c 引掛部
33a,33b 締結部
34 ブラケット部
38 ワイヤ支持部
50 カーペット部材
52 延長部
FS1 床面
FS2 荷台面
FS3 段差面
RM リクライナ
W1〜W5 支持ワイヤ
Claims (2)
- シートクッションと、前記シートクッションの後部に配置するシートバックと、前記シートバックの後面を覆う平板状のバックボードと、前記シートクッションの両側面に配設されてシート後方に突出する突出部材とを備え、前記シートバックが、前記シートクッションに対して起立する起立状態と、前記シートクッションに向けて前倒しされた前倒し状態との間で変位可能とされる乗物用シートにおいて、
起立状態の前記シートバックを基準として、前記バックボードが、前記シートバックの後面に取付けられた第一バックボード部と、前記第一バックボード部よりも下方に配置して前記突出部材に対面可能に設けられた第二バックボード部と、前記第一バックボード部の下端と前記第二バックボード部の上端の間に形成されて前記シートバックの後面をシート幅方向に横断する基点部とを有し、
前記第一バックボード部の下端と前記第二バックボード部の上端とは、直接連結することなく、離間した状態又は互いに突き当てられた状態で、両バックボード部の後面を覆う面状のカーペット部材で連結されており、
前記基点部は、前記第一バックボード部の下端と前記第二バックボード部の上端の突き当て部分又は両バックボード部の間に配置するカーペット部材部分で構成されており、
前記第二バックボード部が、前記シートバックの後面に対面状に位置する対面姿勢と、前記基点部を基点として下方に向かうにつれて次第にシート後方に向けて傾斜する傾斜姿勢との間で変位可能とされ、
前記第二バックボード部が、起立状態の前記シートバックにおいては前記突出部材に当接して傾斜姿勢で保持されるとともに、前記シートバックが起立状態から前倒し状態に変位するに従って、前記突出部材の上方に回りこみながら次第に傾斜姿勢から対面姿勢に変位する構成とした乗物用シート。 - 前記乗物用シートが、乗物室内の荷台面の前方に配置し且つ前記荷台面よりも一段低い床面に配設可能であり、
前記シートバックが、前記シートクッションの後部にリクライナを介して起倒可能に連結するとともに、前記突出部材が、前記シートクッションの両側面に配設されて前記リクライナ及びその関連部材を覆うシールド部材であり、
前記乗物用シートが前記床面に配設された状態において、前倒し状態の前記シートバックの後面が、乗物室内の上下方向において前記床面に比して前記荷台面に近い位置に配置する請求項1に記載の乗物用シート。
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