JP6468077B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートクッションの後部で起倒可能に配置するシートバックと、シートバックの後面に配設される平板状のバックボードとを備えた乗物用シートに関する。
乗物用シートの分野では、シート性能向上の観点から、シートバックを薄型化したいとの要請がある。例えば乗物室内には、後部座席となる乗物用シートが床面に締結され、この床面の後方に一段高い荷台面が設けられる。そこでシートバックの後面に平板状のバックボードを取付けるとともに、シートクッションに対してシートバックを前倒しして、シートバックの後面をフラット化する。こうしてシートバックの後面を、荷台面のように使用することで乗物室内の荷台スペースを広げることができる。このときシートバックを薄型化することで、シートバックの後面と荷台面との間に過度の段差が生じにくくなり、使い勝手のよいシート構成となる。
しかしシートバックを薄型化することで、シートクッション側に設けられた部材(例えばリクライナやその関連構造を覆うシールド部材)が相対的にシート後方に突出することがある。そしてシートバックを起立状態とした際に、バックボードが、シートクッション側から突出する部材(突出部材)に干渉することが懸念される。このためシートバックを薄型化する際には、シートクッションの突出部材を考慮しつつ、バックボードを、シートバックの後面に配置する必要がある。
ここで特許文献1に開示の乗物用シートでは、正面視で略矩形のシートバックが、シート骨格をなす平板状のシートフレームと、バックボードと、バックボードを覆う面状のカーペットとを有する。このシートフレーム下部の後面角部は、床面に設けたヒンジブラケットに締結されており、このヒンジブラケットを基点として、シートバックが、シートクッションに対して起立状態から前倒し状態に変位する。そして公知技術では、シートフレームの後面角部にヒンジブラケットを締結するため、バックフレームの後面角部から三角状のミニボードを切り取り、このミニボードをカーペット側に取付ける。そしてカーペットの角部をミニボードとともに捲り上げて、露出したバックフレームの後面角部にヒンジブラケットを締結する。
そこで公知技術のように、シートバックの後面にバックボードを設けたのち、このバックボードをカーペット部材で覆う。このとき突出部材と干渉するバックフレームの後面角部から三角状のミニボードを切り取り、このミニボードをカーペット側に取付ける。こうすることでシートバックを起立状態とした際に、シートクッション側の突出部材が、バックボードそのものに干渉することなく、ミニボードだけに当接してそれを後方に傾かせることとなる。
特開2002−274231号公報
しかし上述の構成では、バックボードに対してミニボードが傾いた際に、バックボードの角部が欠けたような外観を呈して、シートの意匠性に悪影響を及ぼすおそれがあった。このため公知技術の構成は、シートの意匠性を考慮すると、すんなり採用できる構成ではなかった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートクッションから突出部材が突出していても、バックボードを、シートバックの後面に性能良く配置することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シートクッションと、シートクッションの後部に配置するシートバックと、シートバックの後面を覆う平板状のバックボードと、シートクッションの両側面に配設されてシート後方に突出する突出部材とを備える。そしてシートバックが、シートクッションに対して起立する起立状態と、シートクッションに向けて前倒しされた前倒し状態との間で変位可能とされる。この種のシート構成では、シートクッション側から突出部材が突出していても、バックボードを、シートバックの後面に性能良く(例えば意匠性良く)配置できることが望まれる。
本発明では、起立状態のシートバックを基準として、バックボードが、シートバックの後面に取付けられた第一バックボード部と、第一バックボード部よりも下方に配置して突出部材に対面可能に設けられた第二バックボード部と、第一バックボード部の下端と第二バックボード部の上端の間に形成されてシートバックの後面をシート幅方向に横断する基点部とを有する。第一バックボード部の下端と第二バックボード部の上端とは、直接連結することなく、離間した状態又は互いに突き当てられた状態で、両バックボード部の後面を覆う面状のカーペット部材で連結されており、基点部は、第一バックボード部の下端と第二バックボード部の上端の突き当て部分又は両バックボード部の間に配置するカーペット部材部分で構成されている。そして第二バックボード部が、シートバック後面に対面状に位置する対面姿勢と、基点部を基点として下方に向かうにつれて次第にシート後方に向けて傾斜する傾斜姿勢との間で変位可能とされる。
そこで本発明では、第二バックボード部が、起立状態のシートバックにおいては突出部材に当接して傾斜姿勢で維持されるとともに、シートバックが起立状態から前倒し状態に変位するに従って、突出部材の上方に回りこみながら次第に傾斜姿勢から対面姿勢に変位する構成とした。本発明では、シートクッションから突出部材が突出していても、第二バックボード部を傾斜姿勢として適度に傾斜させることで、バックボードを、シートバックの後面に配置することができる。このとき第二バックボード部全体が、シートバックの後面をシート幅方向に横断する基点部から傾斜するため、バックボードの角部が欠けたような印象を極力与えないシート構成となる。そして前倒し状態のバックボード部においては、第一バックボード部と第二バックボード部がともにシートバックの後面に対面状に配置してフラットな状態とされる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートであって、乗物室内の荷台面の前方に配置し且つ荷台面よりも一段低い床面に配設可能である。またシートバックが、シートクッションの後部にリクライナを介して起倒可能に連結するとともに、突出部材が、シートクッションの両側面に配されてリクライナ及びその関連部材を覆うシールド部材である。そして本発明では、乗物用シートが床面に配設された状態において、前倒し状態のシートバックの後面が、乗物室内の上下方向において床面に比して荷台面に近い位置に配置する。本発明では、前倒し状態のシートバックの後面を、荷台面に極力近づけてフラット化することで、乗物室内の荷台スペースを好適に広げることができる。
本発明に係る第1発明によれば、シートクッションから突出部材が突出していても、バックボードを、シートバックの後面に性能良く配置することができる。また第2発明によれば、バックボードを、シートバックの後面に更に性能良く配置することができる。
乗物室内一部の斜視図である。 乗物用シート一部の透視後面図である。 起立したシートバックを一部透視して示す乗物室内一部の側面図である。 前倒ししたシートバックを一部透視して示す乗物室内一部の側面図である。 バックボードとバックフレーム一部の斜視図である。 バックボード上部とバックフレーム一部の一部を示す斜視図である。 バックボード下部とバックフレーム下部の一部を示す斜視図である。 図2のVIII−VIII線断面に相当するバックボード一部の横断面図である。 変形例1にかかるバックボード一部の縦断面図である。 変形例2にかかるバックボード一部の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図10を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DW、乗物用シート右方に符号R、乗物用シート左方に符号Lを付す。なお図1では、便宜上、一部のシート部位を実線で示し、その他のシート部位を二点破線で示す。
図1の乗物用シート2は、乗物室内の後部座席をなすシートであり、第一シート部位2Aと、第二シート部位2Bと、両部位をつなぐ中間シート部位2Cを有し、複数の乗員が着座可能である。この乗物用シート2は、図1及び図3を参照して、乗物室内の床面FS1にスライドレール9を介して締結して固定されており、この床面FS1は、乗物室内後部に形成された荷台面FS2の前方に配置し且つ荷台面FS2よりも一段低くされている(図1では、便宜上、第一シート部位のスライドレールのみ図示する)。そして荷台面FS2の前面をなす段差面FS3には、後述のカーペット部材50を、図3のようにクリップcmを介して固定可能な孔部(符号省略)が設けられる。
そして第一シート部位2Aは、図1を参照して、シートクッション4aと、シートバック6aを有する。これらシート構成部材4a,6aは、各々、シート骨格をなすバックフレーム(4F,6F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S)を有する。また第二シート部位2Bも、第一シート部位2Aと略同一の構成を備えており、シートクッション4b、シートバック6bを有する。そして中間シート部位2Cも、第一シート部位2Aと略同一の構成を備えており、シートクッション4c、シートバック6cを有する。
また各シート部位2A,2Bにおいては、図1〜図4を参照して、各シートクッション4a,4bの両側にシールド部材10(詳細後述)が設けられる(各図では、便宜上、第一シート部位のみ詳細に図示する)。また各シートバック6a,6bの後面には、バックボード20(詳細後述)が設けられる。そして各シートバック6a,6bが、リクライナRMを介して各シートクッション4a,4bに起倒可能に連結しており、起立状態から、各シートクッション4a,4bに向けて倒れる前倒し状態の間で変位可能である(図1では、起立状態を実線で示し、前倒れ状態を破線で示す)。そして各シートバック6a,6bを前倒し状態として、シートバック6a,6bの後面をフラット化することにより乗物室内の荷台スペースを広げる。このとき本実施例では、各シートバック6a,6bが厚み方向に極力薄型化されており、各シートバック6a,6bの後面と、後方に配置する荷台面FS2との間に過度の段差が生じることが好適に回避されている。
そして上述の通り各シートバック6a,6bを薄型化したことに伴い、各シートクッション4a,4bのシールド部材10が相対的にシート後方に突出する。この種のシート構成では、本発明の突出部材に相当するシールド部材10がシート後方に突出していても、バックボード20を、各シートバック6a,6bの後面に配置することが望まれる。そこで本実施例では、後述する構成によって、シールド部材10がシート後方に突出していても、バックボード20を、各シートバック6a,6bの後面に性能良く配置することとした。ここで第一シート部位2Aと第二シート部位2Bは略同一の基本構成を有することから、以下に、第一シート部位2Aを一例に本実施例の構成を詳述することとする。
[シールド部材]
ここでシートクッション4aは、図1を参照して、上方視で略矩形の部材であり、シート幅方向における後部が前部に比して幅狭である。そして本実施例では、シートクッション4aの後部の左右両側面にそれぞれシールド部材10が配設されている。このシールド部材10は、上方側が略半円状とされた側面視で略矩形状の部材であり、周端側が、シートクッション4aの側面に向けて屈曲する。そしてシールド部材10によって、シートクッション4aに設けられたリクライナRM及びその関連構成が被覆される。ここで一般的なリクライナRMは、図示しない各種の部材(スパイラルスプリング,ガイド,ヒンジカム,ポール,ラチェット,外周リング,ロッドなど)で構成されており、その関連構成として、図示しない各種の部材(ロッドを牽引するためのヒンジピンやワイヤなど)を備える。そしてシールド部材10のシート前後方向の寸法は、リクライナRM及びその関連構成を被覆するために必要な寸法に設定される。このシールド部材10の短尺化には一定の限界があり、このため後述のシートバック6aよりもシート後方に突出することとなる。
[シートバック]
シートバック6aは、図1〜図4を参照して、上述の基本構成6F,6P,6Sと、後述のバックボード20を有する。そしてシートバック6aは、正面視で略矩形の部材であり、シート幅方向における下部が上部に比して幅狭である。そして本実施例では、シートバック6aの下部の左右両側面にそれぞれシールド部材10が配置されている。ここでシートパッド6Pは、正面視で略矩形の部材であり、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜40kg/m3)等の発泡樹脂で形成できる。またシートカバー6Sは、シートパッド6Pを被覆する面材であり、例えば布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成できる。
そしてバックフレーム6Fは、図5を参照して、シート骨格をなすアーチ状で金属製の枠体であり、アッパフレーム6Faと、一対のサイドフレーム6Fbと、一対の補強フレーム6Fc,6Fdと、連結ブラケットJMと、後述の複数の支持ワイヤを備える(図5では、一部の部材を除いてバックフレームを二点破線で示す)。アッパフレーム6Faは、バックフレーム6F上部をなすパイプ状の部位である。このアッパフレーム6Faは、正面視で略逆U字状をなしており、中央部分がシート幅方向に延びるとともに両端が下方に向けて屈曲する。そしてアッパフレーム6Faには、一対のホルダHMが、シート幅方向に適宜の間隔をあけて取付けられる。これら一対のホルダHMは、各々、図示しないヘッドレストのヘッドレストステーを挿設可能な四角筒状の部材である。
また一対のサイドフレーム6Fbは、それぞれバックフレーム6F側部をなす平板状の部位であり、シート左右に対面状に配置されてシート上下方向に延びる。そして各サイドフレーム6Fbの下端には、略矩形の平板部材である連結ブラケットJMが固定されており、この連結ブラケットJMの下端にリクライナRMが保持されている。そして一対の補強フレーム6Fc,6Fdは、各々、シート幅方向に延びるパイプ状の部位であり、シート上下方向に並列して配置する。上方の第一補強フレーム6Fcは、シート上下方向における略中央に配置しており、一対のサイドフレーム6Fbの間に橋渡し状に取付けられる。また下方の第二補強フレーム6Fdは、第一補強フレーム6Fcの下方に配置しており、左右の連結ブラケットJMの間に橋渡し状に取付けられる。
そして複数の支持ワイヤは、バックフレーム6Fの枠内で縦横に配置するワイヤ材であり、後述のバックボード20等を支持できる。例えばバックフレーム6F上部には、図5及び図6を参照して、第一支持ワイヤW1と第二支持ワイヤW2と第三支持ワイヤW3が配設されている。第一支持ワイヤW1は、左右のサイドフレーム6Fbの間に掛け渡された直線状のワイヤ材であり、シート幅方向における両端が下方に屈曲する。また第二支持ワイヤW2は、第一支持ワイヤW1の上方に配置する直線状のワイヤ材であり、その両側が下方に屈曲して第一支持ワイヤW1に連結される。また第三支持ワイヤW3は、第一支持ワイヤW1の下方に配置する直線状のワイヤ材であり、第一支持ワイヤW1の下端に連結される。そして第一支持ワイヤW1と第三支持ワイヤW3の両側は、各サイドフレーム6Fbの後面に固定されている。
またバックフレーム6F下部には、図5及び図7を参照して、第四支持ワイヤW4と第五支持ワイヤW5が配設されている。第四支持ワイヤW4は、シート幅方向に延びる直線状のワイヤ材であり、その両端が左右のサイドフレーム6Fbの後面に固定されている。そして第五支持ワイヤW5は、正面視で略U字状に屈曲するワイヤ材であり、シート幅方向で見た第四支持ワイヤW4の中央に固定されてシート下方に突出する。この第五支持ワイヤW5の下端は、第二補強フレーム6Fdのやや下方に突出して配置する。なお本実施例では、第四支持ワイヤW4のシート幅方向に延びる部分が、上方視で略U字状をなすように屈曲してシート後方に向けて突出する。そして第四支持ワイヤW4の突出部分が、第五支持ワイヤW5とともに、後述する第一バックボード部21の組付け溝部30に嵌め込まれることとなる。
なおバックフレーム6Fの枠内には、上述の支持ワイヤW1〜W5のほかに、左右対称となるように複数のワイヤ材Wo,Wi,Wdが配設されている。これら複数のワイヤ材Wo,Wi,Wdの詳細は省略するが、各ワイヤ材Woは、バックフレーム6Fの上部外側部に配設されており、各ワイヤ材Wiは、バックフレーム6Fの上部内側部に配設されており、各ワイヤ材Wdは、バックフレーム6Fの下部中央に配設されている。
[バックボード]
バックボード20は、図2を参照して、シートバック6aの後面を覆う平板状の部材であり、第一バックボード部21と、第二バックボード部22と、後述するカーペット部材50及び基点部23を有する。ここで第一バックボード部21(詳細後述)は、正面視で略矩形状をなす比較的大型の平板部位であり、シート上下方向の寸法が比較的長く設定される。例えば本実施例では、後述のバックボード20の組付け状態時において、第一バックボード部21の上端が第二支持ワイヤW2に対面状に配置し、第一バックボード部21の下端が第二補強フレーム6Fdに対面状に配置する。
そして第一バックボード部21は、図5〜図8を参照して、組付け溝部30と、複数の引掛部32a〜32cと、一対の締結部33a,33bと、ブラケット部34と、ワイヤ支持部38を有する。組付け溝部30は、図5及び図7を参照して、第四支持ワイヤW4と第五支持ワイヤW5を嵌込み可能な溝部であり、第一バックボード部21を厚み方向に貫通することで形成される。この組付け溝部30により、第一バックボード部21が複数に分割されるが、これら分割された第一バックボード部21は、後述のカーペット部材50を介して連結されることとなる。
また複数の引掛部32a〜32cは、図5及び図6を参照して、第一支持ワイヤW1に掛け止め可能な部位であり、シート幅方向における第一バックボード部21の中央及び両側にそれぞれ設けることができる。各引掛部32a〜32cは、第一バックボード部21に固定された平板状の基部40と、基部40から突出する掛止片42を有する。この掛止片42は、断面視で略L字状をなす平板部位であり、基部40から突出したのち上方に向けて屈曲する。この掛止片42の上端側を、着座側に向けて次第に傾斜させることで、第一支持ワイヤW1に対する掛け止めがスムーズに行われる。また一対の締結部33a,33bは、それぞれ各サイドフレーム6Fbに第一バックボード部21を締結するための部位である。これら各締結部33a,33bは、図5を参照して、シート幅方向における第一バックボード部21の上部両側に設けられて、対応するサイドフレーム6Fbの後面に対面可能に配置する。各締結部33a,33bは、それぞれ略矩形状の平板材で構成されており、その中央が断面視で略横U字状をなすように着座側に屈曲する。そして各締結部33a,33bの上下端が、それぞれ第一バックボード部21に図示しないボルト材にて固定される。また各締結部33a,33bの突出した中央部分にはボルト材BMを挿設可能な孔部(図示省略)が設けられており、この中央部分を、ボルト材BMを介して対応する各サイドフレーム6Fbに締結できる。
またブラケット部34は、図2、図5及び図8を参照して、底面が開放状とされた略立方体状の箱状をなす部位であり、第一バックボード部21中央(図8の孔部H1)に嵌装されて、シート後方を向く底面側が蓋部44にて覆われる。このブラケット部34には、ベルトなどを取付け可能なシート幅方向に延びる保持ワイヤ46が設けられており、この保持ワイヤ46の両端部は、ブラケット部34から飛び出したのち下方に向けて湾曲する。そして保持ワイヤ46の両端部は、第一バックボード部21に設けた略U字状のワイヤ支持部38によって保持されている。なお保持ワイヤ46の下端部には保護板37が取付けられている。
また第二バックボード部22は、図2を参照して、正面視で略矩形状をなす比較的小型の平板部位であり、シート上下方向の寸法が第一バックボード部21よりも短くされる。そしてシート幅方向における第二バックボード部22の幅寸法WS1は、第一バックボード部21の幅寸法と略同一であり、さらに幅狭とされたバックフレーム6Fの下部の幅寸法WS2よりも長く設定される。このため第二バックボード部22が、後述するシートバック6aの起立状態時において、その下部両側に配置されたシールド部材10に干渉することとなる。そして本実施例では、後述するバックボード20の組付け状態において、第二バックボード部22が、第一バックボード部21に対して傾動可能とされて、対面姿勢と、傾斜姿勢の間で変位可能とされる。傾斜姿勢の第二バックボード部22は、図3を参照して、後述の基点部23を基点として下方に向かうにつれて次第にシート後方に向けて傾斜する。また対面姿勢の第二バックボード部22は、図4を参照して、第一バックボード部21と同様にシートバック6a後面に対面状に配置する。
[カーペット部材]
カーペット部材50は、図2〜図4を参照して、バックボード20の後面側を被覆可能な面材であり、例えば天然繊維又は合成繊維からなる布帛(織物,編物,不職布)や皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成できる。なお荷台面FS2を、他のカーペット部材(図示省略)にて被覆する場合には、この他のカーペット部材とカーペット部材50を同一素材で形成することが望ましい。そしてカーペット部材50は、後述のバックボード20に取付けられた状態を基準として、第二バックボード部22から下方に延びる延長部52が設けられており、この延長部52の末端を、段差面FS3に、クリップcmを介して固定できる。なおバックボード20に対するカーペット部材50の固定方法は特に限定しないが、縫合、接着や融着、クリップ等の締結を例示できる。
[バックボードの組付け作業(基点部の形成作業)]
図2〜図4を参照して、第一バックボード部21と第二バックボード部22をカーペット部材50で連結してバックボード20を形成したのち、このバックボード20を、シートバック6aの後面に組付ける。本実施例では、カーペット部材50の上部に、第一バックボード部21を固定する。このとき図7を参照して、組付け溝部30にて分割された第一バックボード部21がカーペット部材50にて一体化される。またカーペット部材50の下部に、第二バックボード部22を固定する。このとき第一バックボード部21の下端と第二バックボード部22の上端の間に隙間(図7の隙間CRを参照)を設けることで、カーペット部材50のみで形成された基点部23が設けられる。この基点部23は、シートバック6aの後面をシート幅方向に直線状に横断しつつ、第一バックボード部21の下端と第二バックボード部22の上端の間に配置する。そしてこの基点部23を基点として、第二バックボード部22が、対面姿勢と傾斜姿勢との間で変位可能とされる。第一バックボード部21の下端と第二バックボード部22の上端の間に隙間(図7の隙間CR)の寸法は、第二バックボード部22が相対的に傾動できる限り特に限定しないが、極力短いほうが好ましい。
つぎに図5〜図7を参照して、第一バックボード部21を、バックフレーム6Fに組付けながら固定するとともに、この第一バックボード部21に対して第二バックボード部22を相対的に傾動可能に配置する。このとき第一バックボード部21の上部を、シートバック6aの後面上部にあてがいつつ、各引掛部32a〜32cに第一支持ワイヤW1を挿入して掛け止める。そして第一支持ワイヤW1を基点として、第一バックボード部21の下部側を徐々にシートバック6aの後面に近づけながら、組付け溝部30に、第四支持ワイヤW4と第五支持ワイヤW5を嵌込む。この状態で第一バックボード部21の各締結部33a,33bを、ボルト材BMを介して各サイドフレーム6Fbに締結して固定することができる。そして第一バックボード部21の下方に第二バックボード部22が配置される。この第二バックボード部22は、シートバック6aの後面に直接固定されていないため、第一バックボード部21に対して相対的に傾動可能に配置することとなる。そして図3を参照して、第二バックボード部22からはみ出したカーペット部材50の延長部52を下方に向けて弛ませながら、延長部52の末端を、段差面FS3に、クリップcmを介して固定する。こうしてバックボード20を、シートバック6aの後面に組付けて固定することができる。
[シートバックの起倒動作]
図2及び図3を参照して、起立状態のシートバック6aにおいては、第二バックボード部22が、シートクッション4aのシールド部材10に当接する。このとき第二バックボード部22が、シート後方に突出するシールド部材10に当接して傾斜姿勢となり、基点部23を基点として下方に向かうにつれて次第にシート後方に向けて傾斜する。このとき第二バックボード部22全体が、シートバック6aの後面をシート幅方向に横断する基点部23から傾斜するため、バックボード20の角部が欠けたような印象を極力与えない意匠性に優れたシート構成となる。
そして図4を参照して、シートバック6aを、起立状態から前倒し状態に変位させる。このとき第二バックボード部22が、シートバック6aの状態変位に従って、シールド部材10の上方に回りこみながら次第に傾斜姿勢から対面姿勢に変位する。そして対面姿勢の第二バックボード部22が、第一バックボード部21と同様にシートバック6aの後面に対面状に配置することで、シートバック6aの後面がフラットな状態とされて荷台面FS2と同様に使用できる。そして本実施例では、シートバック6aを薄型化したことで、前倒し状態のシートバック6aの後面が、乗物室内の上下方向において床面FS1に比して荷台面FS2に近い位置に配置する。このように前倒し状態のシートバック6aの後面を、荷台面FS2に極力近づけてフラット化することで、乗物室内の荷台スペースを好適に広げることができる。
以上説明したとおり本実施例では、シートクッション4aからシールド部材10が突出していても、第二バックボード部22を傾斜姿勢として適度に傾斜させることで、バックボード20を、シートバック6aの後面に配置することができる。このとき第二バックボード部22全体が、シートバック6aの後面をシート幅方向に横断する基点部23から傾斜するため、バックボード20の角部が欠けたような印象を極力与えないシート構成となる。そして前倒し状態のバックボード20においては、第一バックボード部21と第二バックボード部22がともにシートバック6aの後面に対面状に配置してフラットな状態とされる。また本実施例では、前倒し状態のシートバック6aの後面を、荷台面FS2に極力近づけてフラット化することで、乗物室内の荷台スペースを好適に広げることができる。このため本実施例によれば、シートクッション4aからシールド部材10が突出していても、バックボード20を、シートバック6aの後面に性能良く配置することができる。
[変形例1]
ここでバックボードの構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば変形例1のバックボード20Aでは、第一バックボード部21Aの下端が、厚み方向の断面視で下方に向けて凸の半円状をなし、第二バックボード部22Aの上端が、厚み方向の断面視で上方に向けて凸の半円状をなす。そこで第一バックボード部21Aの下端と第二バックボード部22Aの上端を突き当てて配置するとともに、これらの突き当て部分が基点部23Aとなる。このような構成においても、第二バックボード部22Aが、第一バックボード20に対して相対的に傾動可能に配置して、対面姿勢と、傾斜姿勢の間で変位可能となる。そして本変形例では、第一バックボード部21Aと第二バックボード部22Aの間に隙間がほとんどないことから、対面姿勢の第二バックボード部22Aが、第一バックボード部21Aに一つなぎとなるように配置して、シートバック6aの後面を極力フラット化することができる。
[変形例2]
また変形例2のバックボード20Bは、一枚物の平板材で形成されており、第一溝部61と、第二溝部62を有する。第一溝部61は、バックボード20Bの前面に設けた凹部であり、第一バックボード部21Bと第二バックボード部22Bの間に配置してシートバック6aを横断するように延びる。また第二溝部62は、バックボード20Bの後面に設けた凹部であり、第一溝部21の対面位置に設けられてシートバック6aを横断するように延びる。そしてこれら第一溝部61と第二溝部62を配置するバックボード部分が基点部23Bとなり、この基点部23Bは、他のバックボード部分に比して薄肉化されて屈曲しやすくされている。このような構成においても、第二バックボード部22Bが、第一バックボード21Bに対して相対的に傾動可能に配置して、対面姿勢と、傾斜姿勢の間で変位可能となる。そして本変形例においても、対面姿勢の第二バックボード部22Bが、第一バックボード部21Bにほぼ一つなぎとなるように配置して、シートバック6aの後面を極力フラット化することができる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、バックボード20の構成(形状,寸法,構成部位など)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば本実施例では、バックボード部を、第一バックボード部と第二バックボード部に分割(区分け)したが、これら各部を更に分割(区分け)することもできる。また第一バックボード部と第二バックボード部を、ヒンジ部材等の別部材を介して連結することもできる。また基点部23は、シートバックを横断するように形成されていればよく、シート幅方向に直線状に延びる場合のほか、ジグザグ状や波状に伸びていてもよく、傾斜状に延びていてもよい。またシート上下方向における基点部の配置位置は特に限定されず、本実施例のように荷台面よりも上方でもよく、荷台面と同位置でもよく、荷台面よりも下方でもよい。
また本実施形態では、バックボード20にカーペット部材50を設ける例を説明した。延長部の末端の取付け位置は、段差面や床面や荷台面の適宜の位置に設定できる。またカーペット部材は、バックボードのみを被覆する構成(延長部を省略した構成)であってもよい。また変形例2の構成の場合や、第一バックボード部と第二バックボード部が別部材で連結される場合には、カーペット部材を省略することもできる。
また本実施形態では、シールド部材10を突出部材の一例として例示した。突出部材として、シートクッションから突出する各種の部材や、床面から突出してシートクッション側に配置するヒンジブラケット(特許文献1を参照)を例示できる。
本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。そして乗物用シートの構成は適宜変更可能であり、また乗物用シートとして、乗物室内の前部座席をなす一人用の乗物用シートを例示できる。また乗物室内の構成も適宜変更可能であり、例えば荷台面を省略することもできる。
2 乗物用シート
2A 第一シート部位
2B 第二シート部位
2C 中間シート部位
4a〜4c シートクッション
6a〜6c シートバック
6F バックフレーム
6P シートパッド
6S シートカバー
10 シールド部材
20 バックボード
21 第一バックボード部
22 第二バックボード部
23 基点部
30 組付け溝部
32a〜32c 引掛部
33a,33b 締結部
34 ブラケット部
38 ワイヤ支持部
50 カーペット部材
52 延長部
FS1 床面
FS2 荷台面
FS3 段差面
RM リクライナ
W1〜W5 支持ワイヤ

Claims (2)

  1. シートクッションと、前記シートクッションの後部に配置するシートバックと、前記シートバックの後面を覆う平板状のバックボードと、前記シートクッションの両側面に配設されてシート後方に突出する突出部材とを備え、前記シートバックが、前記シートクッションに対して起立する起立状態と、前記シートクッションに向けて前倒しされた前倒し状態との間で変位可能とされる乗物用シートにおいて、
    起立状態の前記シートバックを基準として、前記バックボードが、前記シートバックの後面に取付けられた第一バックボード部と、前記第一バックボード部よりも下方に配置して前記突出部材に対面可能に設けられた第二バックボード部と、前記第一バックボード部の下端と前記第二バックボード部の上端の間に形成されて前記シートバックの後面をシート幅方向に横断する基点部とを有し、
    前記第一バックボード部の下端と前記第二バックボード部の上端とは、直接連結することなく、離間した状態又は互いに突き当てられた状態で、両バックボード部の後面を覆う面状のカーペット部材で連結されており、
    前記基点部は、前記第一バックボード部の下端と前記第二バックボード部の上端の突き当て部分又は両バックボード部の間に配置するカーペット部材部分で構成されており、
    前記第二バックボード部が、前記シートバックの後面に対面状に位置する対面姿勢と、前記基点部を基点として下方に向かうにつれて次第にシート後方に向けて傾斜する傾斜姿勢との間で変位可能とされ、
    前記第二バックボード部が、起立状態の前記シートバックにおいては前記突出部材に当接して傾斜姿勢で保持されるとともに、前記シートバックが起立状態から前倒し状態に変位するに従って、前記突出部材の上方に回りこみながら次第に傾斜姿勢から対面姿勢に変位する構成とした乗物用シート。
  2. 前記乗物用シートが、乗物室内の荷台面の前方に配置し且つ前記荷台面よりも一段低い床面に配設可能であり、
    前記シートバックが、前記シートクッションの後部にリクライナを介して起倒可能に連結するとともに、前記突出部材が、前記シートクッションの両側面に配されて前記リクライナ及びその関連部材を覆うシールド部材であり、
    前記乗物用シートが前記床面に配設された状態において、前倒し状態の前記シートバックの後面が、乗物室内の上下方向において前記床面に比して前記荷台面に近い位置に配置する請求項1に記載の乗物用シート。
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