JP6468044B2 - 印刷装置および印刷装置におけるメンテナンス方法 - Google Patents

印刷装置および印刷装置におけるメンテナンス方法 Download PDF

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Description

本発明は、インク吐出ヘッドのメンテナンスを行う印刷装置および印刷装置におけるメンテナンス方法に関するものである。
従来、インクを吐出する印刷ヘッドと、印刷ヘッドをワイピングするワイパーと、印刷ヘッドに供給されるインクを貯留するタンクと、タンクと印刷ヘッドとの間でインクを循環させるインク循環機構とを備えたプリンターが知られている。このプリンターは、印刷ヘッドの加圧クリーニングにおいて、インクの循環速度を印刷動作時よりも速い速度まで加速すると共に、インクを加圧することによって、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させた後、インクの加圧を停止した状態で、ワイパーにより印刷ヘッドをワイピングする(特許文献1参照)。
特開2014−172238号公報
本発明者は、以下の課題を見出した。
従来のプリンターのような印刷装置では、ワイピング時のインク循環速度を、印刷動作時のインク循環速度よりも速くすることによって、ワイピング時のインク吐出ヘッドの内部のインクの背圧(以下「ヘッド背圧」という。)を、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くし、ワイピング時にノズルからインク吐出ヘッド内に気泡等が入り込むことを防止している。しかしながら、ワイピング時にインクを循環させる場合には、インクの粘度が変動すると、インク循環流路におけるインクの圧力損失も変動するため、ヘッド背圧を所望の範囲に制御することが困難となる。
本発明は、ワイピング時のヘッド背圧を、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなるように、精度良く制御することができる印刷装置および印刷装置におけるメンテナンス方法を提供することを課題としている。
本発明の印刷装置は、インクを吐出するインク吐出ヘッドと、インク吐出ヘッドをワイピングするワイピング部材と、インク吐出ヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留部と、インク貯留部からインク吐出ヘッドに供給されるインクが流れる循環往路、およびインク吐出ヘッドからインク貯留部に戻るインクが流れる循環復路、を有するインク循環流路と、インク循環流路内でインクを循環させる循環部と、ワイピング部材によりインク吐出ヘッドがワイピングされるワイピング時に、インク貯留部内を、インク吐出ヘッドにより印刷媒体に対してインクを吐出する印刷動作時におけるインク貯留部内の圧力よりも高い第1圧力に加圧する第1加圧部と、を備え、循環部は、ワイピング時に、作動停止することを特徴とする。
この構成では、ワイピング時に、第1加圧部によりインク貯留部内が第1圧力に加圧される。これにより、ワイピング時のヘッド背圧が、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなる。また、ワイピング時に、インクの循環が停止した状態となる。これにより、インクの粘度変化によるヘッド背圧の変動量が低減する。したがって、本構成によれば、ワイピング時のヘッド背圧を、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなるように、精度良く制御することができる。
この場合、インク貯留部内を、第1圧力よりも高い第2圧力に加圧する第2加圧部と、インク貯留部内を加圧する加圧部を、ワイピング時に第1加圧部に切り替え、インク吐出ヘッドからインクが吐出される吐出クリーニング時に、第2加圧部に切り替える切替部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成では、ワイピング時には、インク貯留部内を加圧する加圧部が、第1加圧部に切り替わることにより、インク貯留部内が第1圧力に加圧される。また、吐出クリーニング時には、インク貯留部内を加圧する加圧部が、第2加圧部に切り替わることにより、インク貯留部内が第2圧力に加圧される。したがって、本構成によれば、インク貯留部内を加圧する圧力を、ワイピング時と吐出クリーニング時とで、即座に切り替えることができる。
この場合、切替部は、第1加圧部とインク貯留部とが連通した状態と、第2加圧部とインク貯留部とが連通した状態と、に切り替える切替弁、を有することが好ましい。
この場合、第1加圧部は、加圧源となる加圧ポンプと、加圧ポンプとインク貯留部との間に設けられた第1加圧バッファータンクと、第1加圧バッファータンク内の圧力を検出する第1加圧センサーと、を有し、第1加圧センサーの検出結果に基づいて、加圧ポンプが制御されることが好ましい。
この構成によれば、第1加圧バッファータンク内の圧力が、精度良くコントロールされる。したがって、適正な圧力となった第1加圧バッファータンクにより、インク貯留部内を加圧することができる。
この場合、印刷動作時に、インク貯留部内を大気に開放する大気開放弁、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、印刷動作時に、インク貯留部内の圧力が、大気圧となる。
この場合、インク吐出ヘッドは、インクとして、紫外線硬化型インクを吐出することが好ましい。
この構成では、ワイピング時にUVインクの重合異物がノズルからインク吐出ヘッド内に侵入するおそれがあり、ワイピング時にヘッド背圧を高めることが特に求められこと、および、UVインクの温度による粘度変動量が大きく、UVインクを循環させるとヘッド背圧を精度良くコントロールすることが困難であることから、本発明が特に有用である。
本発明の印刷装置におけるメンテナンス方法は、インクを吐出するインク吐出ヘッドと、インク吐出ヘッドをワイピングするワイピング部材と、インク吐出ヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留部と、インク貯留部からインク吐出ヘッドに供給されるインクが流れる循環往路、およびインク吐出ヘッドからインク貯留部に戻るインクが流れる循環復路、を有するインク循環流路と、インク循環流路内でインクを循環させる循環部と、を備えた印刷装置において、ワイピング部材によりインク吐出ヘッドがワイピングされるワイピング時に、インク貯留部内を、インク吐出ヘッドにより印刷媒体に対してインクを吐出する印刷動作時におけるインク貯留部内の圧力よりも高い第1圧力に加圧し、ワイピング時に、循環部が作動停止することを特徴とする。
この構成では、ワイピング時に、インク貯留部内が第1圧力に加圧される。これにより、ワイピング時のヘッド背圧が、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなる。また、ワイピング時に、インクの循環が停止した状態となる。これにより、インクの粘度変化によるヘッド背圧の変動量が低減する。したがって、本構成によれば、ワイピング時のヘッド背圧を、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなるように、精度良く制御することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の概略構成図である。 図1に示した印刷装置の外装筐体内におけるキャリッジの移動について説明するための図である。 図1に示した印刷装置のメンテナンスユニットおよびインク供給システムの構成図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る印刷装置Aについて述べる。なお、以下の図面では必要に応じて、装置各部の配置関係を明確にするために、XYZ直交座標系を表示する。
図1を参照して、印刷装置Aの全体構成について説明する。印刷装置Aは、セットされた印刷媒体Sに対して、紫外線硬化型インク(以下「UVインク」という。)を吐出することにより印刷を行う。印刷媒体Sは、帯状の連続紙である。なお、印刷媒体Sの材質としては、特に限定されるものではなく、紙系、フィルム系など、種々のものが用いられる。
印刷装置Aは、繰出部1と、巻取部2と、印刷部3と、制御部4と、外装筐体5とを備えている。また、図1では図示省略したが、印刷装置Aは、メンテナンスユニット6と、インク供給システム8とを備えている(図3参照)。
繰出部1および巻取部2は、印刷部3を間に挟んで、印刷媒体Sをロール・ツー・ロール方式で送る。繰出部1は、繰出軸11と、繰出側ガイドローラー12とを備えている。繰出軸11には、ロール状に巻かれた印刷媒体Sがセットされる。繰出軸11から繰り出された印刷媒体Sは、繰出側ガイドローラー12を経由して印刷部3へ送られる。巻取部2は、巻取軸21と、巻取側ガイドローラー22とを備えている。巻取軸21には、印刷部3から巻取側ガイドローラー22を経由して送られてきた印刷媒体Sが、巻き取られる。
印刷部3は、印刷媒体Sに画像を印刷するものである。印刷部3は、上流側送りローラー対31と、上流側ガイドローラー32と、回転ドラム33と、下流側ガイドローラー34と、下流側送りローラー対35と、プロセスユニット36と、キャリッジ37と、ガイドレール38とを備えている。
上流側送りローラー対31は、繰出部1から繰り出された印刷媒体Sを、上流側ガイドローラー32へ向けて送る。上流側ガイドローラー32は、上流側送りローラー対31と回転ドラム33との間で、印刷媒体Sが折り返されるように、印刷媒体Sの送りをガイドする。回転ドラム33は、Y方向に延びる回転軸39を中心に回転可能な円筒形状のドラムである。回転ドラム33は、回転ドラム33の周面に沿って印刷媒体Sが送られると、周面と印刷媒体Sとの間の摩擦力により、従動回転する。回転ドラム33は、後述するインク吐出ヘッド361に対するプラテンとして機能する。下流側ガイドローラー34は、回転ドラム33と下流側送りローラー対35との間で、印刷媒体Sが折り返されるように、印刷媒体Sの送りをガイドする。下流側送りローラー対35は、下流側ガイドローラー34から送られてきた印刷媒体Sを、巻取部2へ向けて送る。
プロセスユニット36は、6個のインク吐出ヘッド361a〜361fと、6個のUV照射器362a〜362fとを備えている。もちろん、これらの個数は例示に過ぎず、後述する個数についても同様である。
なお、6個のインク吐出ヘッド361a〜361fを区別する必要がない場合には、「インク吐出ヘッド361」と記す。同様に、6個のUV照射器362a〜362fを区別する必要がない場合には、「UV照射器362」と記す。
キャリッジ37は、プロセスユニット36のうち、インク吐出ヘッド361a〜361fと、UV照射器362a〜362eとを搭載している。なお、UV照射器362fは、キャリッジ37に搭載されていない。キャリッジ37およびこれに搭載されたプロセスユニット36は、後述するようにY方向に往復移動可能である。キャリッジ37のX方向両端部には、ガイドレール38がそれぞれ設けられている。ガイドレール38は、キャリッジ37をY方向にスライド可能に支持している。
6個のインク吐出ヘッド361は、回転ドラム33の周面に対向するようにして、印刷媒体Sの送り経路に沿って並び設けられている。6個のインク吐出ヘッド361は、印刷媒体Sの送り上流側から順に、例えば、ホワイト、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックおよびクリアー(透明)の6色のUVインクに対応している。各インク吐出ヘッド361は、インクジェット方式でUVインクを吐出する。インク吐出ヘッド361は、回転ドラム33の周面に支持された印刷媒体Sに対して、UVインクを吐出する。これにより、印刷媒体S上にカラー画像が形成される。なお、インク吐出ヘッド361の内部のUVインクの背圧(以下「ヘッド背圧」という。)は、良好なメニスカスが形成されるように、例えば、−3kPa以上−0.4kPa以下の範囲に維持されることが好ましい。
ホワイトのUVインクを吐出するインク吐出ヘッド361aは、透明の印刷媒体Sに画像を印刷する場合に、ホワイトの背景を印刷媒体Sに形成するために用いられる。イエローのUVインクを吐出するインク吐出ヘッド361b、シアンのUVインクを吐出するインク吐出ヘッド361c、マゼンタのUVインクを吐出するインク吐出ヘッド361d、およびブラックのUVインクを吐出するインク吐出ヘッド361eは、印刷媒体S上に直接、或いはホワイトのUVインクにより形成された白色の背景に重ねて、カラー画像を形成するために用いられる。クリアーのUVインクを吐出するインク吐出ヘッド361fは、カラー画像をクリアーのUVインクで覆うために用いられる。
6個のUV照射器362には、仮硬化用のものと、本硬化用のものとがある。UV照射器362b〜362dは、仮硬化用のものである。UV照射器362bは、インク吐出ヘッド361bとインク吐出ヘッド361cとの間に設けられ、UV照射器362cは、インク吐出ヘッド361cとインク吐出ヘッド361dとの間に設けられ、UV照射器362dは、インク吐出ヘッド361dとインク吐出ヘッド361eとの間に設けられている。仮硬化用のUV照射器362b〜362dは、UVインクが吐出された印刷媒体Sに対して、UVインクの濡れ拡がりが遅くなる程度の積算光量で紫外線を照射する。これにより、インク吐出ヘッド361b〜361eのそれぞれから吐出されたUVインクが混ざり合うことによる混色の発生が抑制される。
一方、UV照射器362a,362e,362fは、本硬化用のものである。UV照射器362aは、インク吐出ヘッド361aとインク吐出ヘッド361bとの間に設けられ、UV照射器362eは、インク吐出ヘッド361eとインク吐出ヘッド361fとの間に設けられ、UV照射器362fは、インク吐出ヘッド361fよりも送り下流側に設けられている。本硬化用のUV照射器362は、UVインクが吐出された印刷媒体Sに対して、UVインクの濡れ拡がりが停止する程度の積算光量で紫外線を照射する。これにより、印刷媒体Sに着弾したUVインクが、完全に硬化し、印刷媒体Sに定着する。
なお、キャリッジ37には、2個のインク供給ユニット87a〜87bが、X方向に並び設けられている。2個のインク供給ユニット87a〜87bを区別する必要がない場合には、「インク供給ユニット87」と記す。各インク供給ユニット87は、3個のインク供給部82(図3参照)と、これを収容した収容部871とを備えている。−X側のインク供給ユニット87aに設けられた3個のインク供給部82は、インク吐出ヘッド361a〜361cに対して各色のUVインクを供給する。+X側のインク供給ユニット87bに設けられた3個のインク供給部82は、インク吐出ヘッド361d〜361fに対して各色のUVインクを供給する。なお、インク供給部82は、後述するインク供給システム8(図3参照)を構成している。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)および各種メモリーを備えている。制御部4は、印刷装置Aの各部を制御する。外装筐体5は、繰出部1、巻取部2、印刷部3、制御部4、メンテナンスユニット6およびインク供給システム8を収容する。
図2を参照して、外装筐体5内におけるキャリッジ37のY方向への移動について説明する。外装筐体5内には、+Y側から順に、印刷領域R1と、自動メンテナンス領域R2と、手作業メンテナンス領域R3とが設けられている。印刷領域R1には、繰出部1、巻取部2および回転ドラム33などが設けられている。自動メンテナンス領域R2には、6個のインク吐出ヘッド361に対応して、6個のメンテナンスユニット6が設けられている(図2では1個のみ示す)。手作業メンテナンス領域R3には、作業者が進入可能な作業空間7が設けられている。
キャリッジ37およびこれに搭載されたプロセスユニット36は、図示しない移動機構によって、+Y側から順に、印刷位置P1と、自動メンテナンス位置P2と、手作業メンテナンス位置P3とに移動可能である。印刷位置P1は、印刷領域R1に設けられ、自動メンテナンス位置P2は、自動メンテナンス領域R2に設けられ、手作業メンテナンス位置P3は、手作業メンテナンス領域R3に設けられている。
プロセスユニット36が印刷位置P1に位置すると、プロセスユニット36が回転ドラム33に対向する。この状態で、回転ドラム33に支持された印刷媒体Sに対して、プロセスユニット36により印刷動作が行われる。プロセスユニット36が自動メンテナンス位置P2に位置すると、メンテナンスユニット6により、インク吐出ヘッド361の各インク吐出ヘッドに対して、メンテナンス処理が自動的に行われる。プロセスユニット36が手作業メンテナンス位置P3に位置すると、プロセスユニット36の−Z側が開放され、手作業スペースが確保される。このため、作業空間7に進入した作業者によって、プロセスユニット36に対して、UVインクの拭き取りなど、手作業によるメンテナンスが行われる。
図3を参照して、メンテナンスユニット6およびインク供給システム8について説明する。なお、上述したように、印刷装置Aは、インク吐出ヘッド361、メンテナンスユニット6およびインク供給部82を6個ずつ備えているが、これらは各6個の間で同様に構成されているため、図3では、インク吐出ヘッド361、メンテナンスユニット6およびインク供給部82を1個ずつ示す。
メンテナンスユニット6は、ワイパー61と、キャップ62と、支持部材63と、メンテナンス移動機構64と、洗浄液噴射ヘッド65と、カバー66とを備えている。
ワイパー61は、インク吐出ヘッド361のノズル面3611をワイピングする。ワイパー61としては、例えば、ブレード状のものを用いることができる。キャップ62は、ノズル面3611を封止する。ワイパー61およびキャップ62は、支持部材63に支持されている。
メンテナンス移動機構64は、支持部材63を介して、ワイパー61およびキャップ62を、往復移動させる。洗浄液噴射ヘッド65は、インク吐出ヘッド361の側方に位置して、カバー66の一方の端部に設けられている。洗浄液噴射ヘッド65は、インク吐出ヘッド361の洗浄液噴射ヘッド65側の側面である噴射対象面3612に対して、洗浄液を噴射する。カバー66は、メンテナンス時に発生する、インクや洗浄液等を含む廃液を受ける。また、カバー66は、UV照射器362から照射される紫外線を遮光して、ワイパー61やキャップ62に付着しているUVインクが硬化することを抑制する。
このように構成されたメンテナンスユニット6では、インク吐出ヘッド361からUVインクを吐出させる吐出クリーニング時に、吐出されたUVインクをキャップ62が受けるように、メンテナンス移動機構64により、キャップ62をインク吐出ヘッド361に対向する位置に移動させる。この吐出クリーニングにより、インク吐出ヘッド361のノズルからUVインクと共に気泡や異物等が排出される。なお、インク吐出ヘッド361は、キャップ62に対して離接可能に構成されている。これにより、キャップ62によるインク吐出ヘッド361のキャッピングおよびキャッピングの解除が行われる。
この吐出クリーニングに続いて、メンテナンス移動機構64により、ワイパー61をX方向に移動させる。これにより、ワイパー61によりインク吐出ヘッド361のノズル面3611がワイピングされ、ノズル面3611に付着したUVインクが拭き取られる。なお、ワイピングは、噴射対象面3612に洗浄液が噴射された状態で行われる場合と、噴射対象面3612に洗浄液が噴射されていない状態で行われる場合とがある。
インク供給システム8は、インク補給部81と、インク供給部82と、加減圧ポンプ83と、減圧部84と、タンク加圧部85と、タンク開放弁86とを備えている。なお、加減圧ポンプ83については、6個のインク供給部82に対して、1個のものが共通して用いられる。減圧部84およびタンク加圧部85についても、同様である。
インク補給部81は、インク供給部82へUVインクを補給する。インク補給部81は、カートリッジ装着部811と、補給流路812と、補給ポンプ813とを備えている。
カートリッジ装着部811には、インクカートリッジ(図示省略)が装着される。カートリッジ装着部811に装着されたインクカートリッジから、インク供給部82のサブタンク821を介して、インク吐出ヘッド361にUVインクが供給される。カートリッジ装着部811は、補給流路812を介して、サブタンク821と接続されている。補給流路812には、補給ポンプ813が設けられている。補給ポンプ813は、インクカートリッジに収容されたUVインクを、補給流路812を介して、サブタンク821に送る。
インク供給部82は、インク補給部81から補給されたUVインクを、インク吐出ヘッド361に供給する。インク供給部82は、サブタンク821と、液位センサー822と、インク循環流路823と、循環ポンプ824と、熱交換器825と、脱気モジュール826と、逆止弁827とを備えている。
サブタンク821は、インクカートリッジから送液されたUVインクを、一時的に貯留する。サブタンク821は、開放式のものである。詳細は後述するが、サブタンク821は、印刷動作時には、大気開放され、ワイピング時には、所定の第1圧力に加圧され、吐出クリーニング時には、所定の第2圧力に加圧される。ここで、第1圧力は、印刷動作時におけるサブタンク821内の圧力、つまり大気圧よりも高い圧力であり、例えば、0.1kPa以上2kPa以下の圧力である。また、第2圧力は、第1圧力よりも高い圧力であり、例えば、20kPa以上60kPa以下の圧力である。
液位センサー822は、サブタンク821内のUVインクの液位を検出する。液位センサー822の検出結果に基づいて、制御部4が補給ポンプ813を制御する。これにより、サブタンク821内の液位が、所定の範囲内に維持される。すなわち、サブタンク821の液面と、インク吐出ヘッド361のノズル面3611との水頭差が、所定の範囲内(例えば、約200mm)に維持される。印刷動作時には、UVインクがインク循環流路823内を循環することによりUVインクの圧力損失が発生するため、ヘッド背圧が、例えば、−1kPaに維持され、その結果、インク吐出ヘッド361のノズルにおいて良好なメニスカスが形成される。
インク循環流路823は、サブタンク821からインク吐出ヘッド361を経てサブタンク821に戻るUVインクの流路である。インク循環流路823は、循環往路8231と、循環復路8232とを備えている。
循環往路8231には、サブタンク821からインク吐出ヘッド361へ供給されるUVインクが流れる。循環往路8231の上流端は、サブタンク821に差し込まれている。循環往路8231の下流端は、インク吐出ヘッド361に接続されている。循環往路8231には、上流側から順に、循環ポンプ824、熱交換器825および脱気モジュール826が設けられている。
循環復路8232には、インク吐出ヘッド361からサブタンク821に戻るUVインクが流れる。つまり、サブタンク821から循環往路8231を介してインク吐出ヘッド361に供給されたUVインクのうち、インク吐出ヘッド361から吐出されなかったUVインクが、循環復路8232を介してサブタンク821に戻る。循環復路8232の上流端は、インク吐出ヘッド361に接続されている。循環復路8232の下流端は、サブタンク821に差し込まれている。
循環ポンプ824は、サブタンク821に貯留されたUVインクを、インク吐出ヘッド361側に向けて送る。循環ポンプ824の回転速度は、印刷動作時における回転速度である通常速度と、吐出クリーニング時における回転速度である高速速度とに可変である。なお、循環ポンプ824としては、脈動を抑制でき、経時的な流量変動が少ないことから、ギアポンプを好適に用いることができる。
熱交換器825は、図示しない温水タンクから供給される温水と、インク循環流路823を流れるUVインンクとの間で、熱交換を行うことにより、インク循環流路823を流れるUVインクを、所定の温度(例えば、35℃以上40℃以下)に加熱する。この所定の温度とは、インク吐出ヘッド361に供給されるUVインクが、インク吐出ヘッド361からの吐出に適した粘度となる温度である。印刷装置Aは、印刷装置Aの立上げ時には、所定の温度よりも低温のUVインクを、熱交換器825により所定の温度に加熱してから、印刷動作を開始する。
脱気モジュール826は、インク循環流路823を流れるUVインクを脱気する。これにより、気泡を含んだUVインクがインク吐出ヘッド361に供給されることが防止される。脱気モジュール826は、後述する負圧供給流路845を介して、減圧部84に接続されている。なお、脱気モジュール826としては、例えば複数本の中空糸膜を備えたものを用いることができる。
逆止弁827は、循環復路8232に設けられている。逆止弁827は、循環復路8232において、サブタンク821からインク吐出ヘッド361へUVインクが流れることを抑制する。
加減圧ポンプ83は、後述する減圧バッファータンク841に対する負圧源として、また、後述する第2加圧バッファータンク8521に対する加圧源として機能する。加減圧ポンプ83の吸気口は、減圧バッファータンク841に接続され、加減圧ポンプ83の排気口は、第2加圧バッファータンク8521に接続されている。なお、加減圧ポンプ83としては、例えば、ダイヤフラムポンプを用いることができる。
減圧部84は、脱気モジュール826を減圧する。減圧部84は、減圧バッファータンク841と、負圧導入流路842と、減圧切替弁843と、負圧センサー844と、負圧供給流路845とを備えている。
減圧バッファータンク841は、その内部空間に負圧を蓄圧可能である。減圧バッファータンク841の加減圧ポンプ83側には、負圧導入流路842が接続され、減圧バッファータンク841の脱気モジュール826側には、負圧供給流路845が接続されている。減圧切替弁843は、負圧導入流路842に設けられている。減圧切替弁843は、大気開放ポートを有する三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。減圧切替弁843がOFF状態になると、負圧導入流路842が閉塞され、加減圧ポンプ83の吸気口が大気開放される。減圧切替弁843がON状態になると、負圧導入流路842の閉塞が解除され、減圧バッファータンク841内が減圧される。
負圧センサー844は、減圧バッファータンク841内の圧力を検出する。この負圧センサー844の検出結果に基づいて、制御部4が減圧切替弁843および加減圧ポンプ83を制御する。すなわち、制御部4は、負圧センサー844の検出結果に基づいて、減圧バッファータンク841内の圧力が所定の値よりも高いと判断すると、加減圧ポンプ83を作動させると共に、減圧切替弁843をON状態にする。これにより、減圧バッファータンク841内が減圧される。一方、制御部4は、負圧センサー844の検出結果に基づいて、減圧バッファータンク841内の圧力が所定の値よりも低いと判断すると、加減圧ポンプ83を作動停止させると共に、減圧切替弁843をOFF状態にする。このようにして、減圧バッファータンク841内が所定の圧力に維持される。
タンク加圧部85は、サブタンク821内を加圧する。タンク加圧部85は、第1加圧ユニット851と、第2加圧ユニット852と、ユニット切替弁853と、共通加圧流路854とを備えている。
第1加圧ユニット851は、サブタンク821内を、所定の第1圧力に加圧する。詳細は後述するが、制御部4は、ワイピング時に、サブタンク821内が、第1加圧ユニット851によって第1圧力に加圧されるように、各部を制御する。第1加圧ユニット851は、加圧ポンプ8517と、第1加圧バッファータンク8511と、第1加圧導入流路8512と、第1加圧切替弁8513と、第1加圧センサー8514と、第1加圧供給流路8515と、第1加圧解除弁8516とを備えている。
加圧ポンプ8517は、第1加圧バッファータンク8511に対する加圧源として機能する。加圧ポンプ8517の排気口は、第1加圧バッファータンク8511に接続されている。なお、加圧ポンプ8517としては、例えば、ダイヤフラムポンプを用いることができる。
第1加圧バッファータンク8511は、その内部空間に加圧を蓄圧可能である。第1加圧バッファータンク8511の加圧ポンプ8517側には、第1加圧導入流路8512が接続され、第1加圧バッファータンク8511のサブタンク821側には、第1加圧供給流路8515が接続されている。なお、第1加圧バッファータンク8511の容量は、加圧ポンプ8517の能力が0.05〜0.15リットル/minである場合、1リットル以上であることが好ましい。これにより、第1加圧バッファータンク8511内の圧力を、0.1kPa単位で管理可能となる。第1加圧切替弁8513は、第1加圧導入流路8512に設けられている。第1加圧切替弁8513は、大気開放ポートを有する三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。第1加圧切替弁8513がOFF状態になると、第1加圧導入流路8512が閉塞され、加圧ポンプ8517の排気口が大気開放される。第1加圧切替弁8513がON状態になると、第1加圧導入流路8512の閉塞が解除され、第1加圧バッファータンク8511内が加圧される。
第1加圧センサー8514は、第1加圧バッファータンク8511内の圧力を検出する。この第1加圧バッファータンク8511内の検出結果に基づいて、制御部4が第1加圧切替弁8513および加圧ポンプ8517を制御する。すなわち、制御部4は、第1加圧センサー8514の検出結果に基づいて、第1加圧バッファータンク8511内の圧力が第1圧力よりも低いと判断すると、加圧ポンプ8517を作動させると共に、第1加圧切替弁8513をON状態にする。これにより、第1加圧バッファータンク8511内が加圧される。一方、制御部4は、第1加圧センサー8514の検出結果に基づいて、第1加圧バッファータンク8511内の圧力が第1圧力よりも高いと判断すると、加圧ポンプ8517を作動停止させると共に、第1加圧切替弁8513をOFF状態にする。このようにして、第1加圧バッファータンク8511内が第1圧力に維持される。
第1加圧解除弁8516は、第1加圧供給流路8515に設けられている。第1加圧解除弁8516は、大気開放ポートを有する三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。第1加圧解除弁8516がON状態になると、第1加圧供給流路8515が閉塞され、第1加圧バッファータンク8511内のエアーが大気に放出される。第1加圧解除弁8516がOFF状態になると、第1加圧供給流路8515の閉塞が解除される。第1加圧解除弁8516は、例えば、印刷装置Aの稼動停止前に第1加圧バッファータンク8511内のエアーを抜く場合や、第1加圧バッファータンク8511内の設定圧力を下げる場合などに、ON状態にされる。
第2加圧ユニット852は、サブタンク821内を、所定の第2圧力に加圧する。詳細は後述するが、制御部4は、吐出クリーニング時に、サブタンク821内が、第2加圧ユニット852によって第2圧力に加圧されるように、各部を制御する。第2加圧ユニット852は、第2加圧バッファータンク8521と、第2加圧導入流路8522と、第2加圧切替弁8523と、第2加圧センサー8524と、第2加圧供給流路8525と、第2加圧解除弁8526とを備えている。
第2加圧バッファータンク8521は、その内部空間に正圧を蓄圧可能である。第2加圧バッファータンク8521の加減圧ポンプ83側には、第2加圧導入流路8522が接続され、第2加圧バッファータンク8521のサブタンク821側には、第2加圧供給流路8525が接続されている。第2加圧切替弁8523は、第2加圧導入流路8522に設けられている。第2加圧切替弁8523は、大気開放ポートを有する三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。第2加圧切替弁8523がOFF状態になると、第2加圧導入流路8522が閉塞され、加減圧ポンプ83の排気口が大気開放される。第2加圧切替弁8523がON状態になると、第2加圧導入流路8522の閉塞が解除され、第2加圧バッファータンク8521内が加圧される。
第2加圧センサー8524は、第2加圧バッファータンク8521内の圧力を検出する。この第2加圧バッファータンク8521内の検出結果に基づいて、制御部4が第2加圧切替弁8523および加減圧ポンプ83を制御する。すなわち、制御部4は、第2加圧センサー8524の検出結果に基づいて、第2加圧バッファータンク8521内の圧力が第2圧力よりも低いと判断すると、加減圧ポンプ83を作動させると共に、第2加圧切替弁8523をON状態にする。これにより、第2加圧バッファータンク8521内が加圧される。一方、制御部4は、第2加圧センサー8524の検出結果に基づいて、第2加圧バッファータンク8521内の圧力が第2圧力よりも高いと判断すると、加減圧ポンプ83を作動停止させると共に、第2加圧切替弁8523をOFF状態にする。このようにして、第2加圧バッファータンク8521内が第2圧力に維持される。
第2加圧解除弁8526は、第2加圧供給流路8525に設けられている。第2加圧解除弁8526は、大気開放ポートを有する三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。第2加圧解除弁8526がON状態になると、第2加圧供給流路8525が閉塞され、第2加圧バッファータンク8521内のエアーが大気に放出される。第2加圧解除弁8526がOFF状態になると、第2加圧供給流路8525の閉塞が解除される。第2加圧解除弁8526は、例えば、印刷装置Aの稼動停止前に第2加圧バッファータンク8521内のエアーを抜く場合や、第2加圧バッファータンク8521内の設定圧力を下げる場合などに、ON状態にされる。
ユニット切替弁853は、サブタンク821内を加圧する加圧ユニットを、第1加圧ユニット851と第2加圧ユニット852との間で切り替える。ユニット切替弁853は、三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。ユニット切替弁853の共通ポートには、サブタンク821に連なる共通加圧流路854が接続され、他の2つのポートには、第1加圧供給流路8515および第2加圧供給流路8525が接続されている。ユニット切替弁853がON状態になると、共通加圧流路854(サブタンク821)が、第1加圧供給流路8515(第1加圧ユニット851)と連通する。これにより、サブタンク821内が、第1加圧ユニット851により第1圧力に加圧される。ユニット切替弁853がOFF状態になると、共通加圧流路854(サブタンク821)が、第2加圧供給流路8525(第2加圧ユニット852)と連通する。これにより、サブタンク821内が、第2加圧ユニット852により第2圧力に加圧される。
共通加圧流路854の一方の端部は、ユニット切替弁853に接続され、共通加圧流路854の他方の端部は、サブタンク821の上部空間に接続されている。共通加圧流路854には、タンク開放弁86が設けられている。
タンク開放弁86は、大気開放ポートを有する三方弁であり、制御部4によりON/OFF制御されている。タンク開放弁86がOFF状態になると、共通加圧流路854が閉塞され、サブタンク821内が大気開放される。タンク開放弁86がON状態になると、共通加圧流路854の閉塞が解除され、タンク加圧部85によるサブタンク821内の加圧が可能となる。タンク開放弁86は、印刷動作時に、OFF状態にされ、ワイピング時や吐出クリーニング時に、ON状態にされる。
このように構成された印刷装置Aにおいて行われる吐出クリーニング処理およびワイピング処理について説明する。印刷装置Aでは、例えば、電源投入時や、メンテナンス実行の指令を受けた場合に、プロセスユニット36が自動メンテナンス位置P2に移動し(図2参照)、吐出クリーニング処理およびワイピング処理をこの順に行う。
吐出クリーニング処理では、メンテナンス移動機構64によりキャップ62をインク吐出ヘッド361に対向する位置に移動させ、キャップ62によりインク吐出ヘッド361のキャッピングを行う。また、循環ポンプ824が高速速度で作動する。そして、ユニット切替弁853がOFF状態となり、第2加圧ユニット852により、サブタンク821内を第2圧力に加圧する。その後、キャッピングを解除することで、インク吐出ヘッド361のノズルからキャップ62に対してUVインクが吐出される。
続くワイピング処理では、ユニット切替弁853がON状態となり、第1加圧ユニット851により、サブタンク821内を、第2圧力よりも低い第1圧力に加圧する。また、循環ポンプ824が作動停止する。この状態で、メンテナンス移動機構64によりワイパー61を移動させ、インク吐出ヘッド361のノズル面3611をワイピングする。これにより、吐出クリーニングによりノズル面3611に付着したUVインクが拭き取られる。
ところで、ワイピング時のヘッド背圧は、印刷動作時におけるヘッド背圧(例えば、−1kPa)よりも高いことが好ましく、例えば、−0.75kPa以上−0.45kPa以下であることが好ましい。ワイピング時のヘッド背圧が、この範囲よりも低いと、ワイピングによりインク吐出ヘッド361のノズルから気泡や異物(例えば、UVインクの重合物)が入るおそれがある。この点、インク吐出ヘッド361のノズル面3611とサブタンク821の水面との水頭差(例えば、約200mm)のみでは、ワイピング時のヘッド背圧が、所望の範囲よりも低くなってしまう。
これに対し、ワイピング時に、インク循環流路823におけるインク循環速度を印刷動作時よりも速くする、すなわち循環ポンプ824の回転速度を速くすることによってUVインクの圧力損失を発生させ、ヘッド背圧を所望の範囲に制御することが考えられる。しかしながら、ワイピング時にUVインクを循環させる場合には、UVインクの温度が変化することによってUVインクの粘度が変動すると、インク循環流路823におけるUVインクの圧力損失も変動するため、循環ポンプ824の回転速度を制御するだけでは、ヘッド背圧を所望の範囲に制御することができない。そこで、印刷装置Aでは、ワイピング時にUVインクを循環させる代わりに、サブタンク821内を第1圧力で加圧することにより、ワイピング時のヘッド背圧が、所望の範囲となるように制御している。
以上のように、本実施形態の印刷装置Aは、UVインクを吐出するインク吐出ヘッド361と、インク吐出ヘッド361をワイピングするワイパー61と、インク吐出ヘッド361に供給されるUVインクを貯留するサブタンク821と、循環往路8231および循環復路8232を有するインク循環流路823と、インク循環流路823内でUVインクを循環させる循環ポンプ824と、ワイピング時に、サブタンク821内を、印刷動作時におけるサブタンク821内の圧力(大気圧)よりも高い第1圧力に加圧する第1加圧ユニット851とを備えている。循環ポンプ824は、ワイピング時に、作動停止する。
この構成では、ワイピング時に、第1加圧ユニット851によりサブタンク821内が第1圧力に加圧される。これにより、ワイピング時のヘッド背圧が、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなる。また、ワイピング時に、UVインクの循環が停止した状態となる。これにより、UVインクの粘度変化によるヘッド背圧の変動量が低減する。したがって、本構成によれば、ワイピング時のヘッド背圧を、印刷動作時のヘッド背圧よりも高くなるように、精度良く制御することができる。
本実施形態の印刷装置Aは、サブタンク821内を第1圧力よりも高い第2圧力に加圧する第2加圧ユニット852と、ユニット切替弁853とをさらに備えている。ユニット切替弁853は、サブタンク821内を加圧する加圧ユニットを、ワイピング時に第1加圧ユニット851に切り替え、吐出クリーニング時に第2加圧ユニット852に切り替える。
この構成では、ワイピング時には、サブタンク821内を加圧する加圧ユニットが、第1加圧ユニット851に切り替わることにより、サブタンク821内が第1圧力に加圧される。また、吐出クリーニング時には、サブタンク821内を加圧する加圧ユニットが、第2加圧ユニット852に切り替わることにより、サブタンク821内が第2圧力に加圧される。したがって、本構成によれば、サブタンク821内を加圧する圧力を、ワイピング時と吐出クリーニング時とで、即座に切り替えることができる。吐出クリーニング処理およびワイピング処理を、6個のインク吐出ヘッド361に対して、1個ずつ順次行う場合には、サブタンク821内を加圧する加圧ユニットの切替えを、頻繁に行うことになるが、その場合にも、本構成によれば全体の処理時間を短縮することができる。
本実施形態の印刷装置Aでは、第1加圧ユニット851が、加圧ポンプ8517と、加圧ポンプ8517とサブタンク821との間に設けられた第1加圧バッファータンク8511と、第1加圧バッファータンク8511内の圧力を検出する第1加圧センサー8514とを備えている。この第1加圧センサー8514の検出結果に基づいて、加圧ポンプ8517が制御される。
この構成によれば、第1加圧バッファータンク8511内の圧力が、精度良くコントロールされる。したがって、適正な圧力となった第1加圧バッファータンク8511により、サブタンク821内を加圧することができる。
なお、ワイパー61は、「ワイピング部材」の一例である。サブタンク821は、「インク貯留部」の一例である。循環ポンプ824は、「循環部」の一例である。第1加圧ユニット851は、「第1加圧部」の一例である。第2加圧ユニット852は、「第2加圧部」の一例である。ユニット切替弁853は、「切替弁」の一例である。タンク開放弁86は、「大気開放弁」の一例である。
本発明は上記した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、印刷装置Aに用いられるインクは、UVインクに限定されるものではなく、水性インク、油性インク、溶剤インク、昇華型インクなどであってもよい。
61 :ワイパー
361 :インク吐出ヘッド
821 :サブタンク
823 :インク循環流路
824 :循環ポンプ
851 :第1加圧ユニット
8231 :循環往路
8232 :循環復路
A :印刷装置
S :印刷媒体

Claims (7)

  1. インクを吐出するインク吐出ヘッドと、
    前記インク吐出ヘッドをワイピングするワイピング部材と、
    前記インク吐出ヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留部と、
    前記インク貯留部から前記インク吐出ヘッドに供給される前記インクが流れる循環往路、および前記インク吐出ヘッドから前記インク貯留部に戻る前記インクが流れる循環復路、を有するインク循環流路と、
    前記インク循環流路内で前記インクを循環させる循環部と、
    前記ワイピング部材により前記インク吐出ヘッドがワイピングされるワイピング時に、前記インク貯留部内を、前記インク吐出ヘッドにより印刷媒体に対して前記インクを吐出する印刷動作時における前記インク貯留部内の圧力よりも高い第1圧力に加圧する第1加圧部と、を備え、
    前記循環部は、前記ワイピング時に、作動停止することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記インク貯留部内を、前記第1圧力よりも高い第2圧力に加圧する第2加圧部と、
    前記インク貯留部内を加圧する加圧部を、前記ワイピング時に前記第1加圧部に切り替え、前記インク吐出ヘッドから前記インクが吐出される吐出クリーニング時に、前記第2加圧部に切り替える切替部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記切替部は、前記第1加圧部と前記インク貯留部とが連通した状態と、前記第2加圧部と前記インク貯留部とが連通した状態と、に切り替える切替弁、を有することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1加圧部は、
    加圧源となる加圧ポンプと、
    前記加圧ポンプと前記インク貯留部との間に設けられた第1加圧バッファータンクと、
    前記第1加圧バッファータンク内の圧力を検出する第1加圧センサーと、を有し、
    前記第1加圧センサーの検出結果に基づいて、前記加圧ポンプが制御されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷動作時に、前記インク貯留部内を大気に開放する大気開放弁、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記インク吐出ヘッドは、前記インクとして、紫外線硬化型インクを吐出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. インクを吐出するインク吐出ヘッドと、
    前記インク吐出ヘッドをワイピングするワイピング部材と、
    前記インク吐出ヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯留部と、
    前記インク貯留部から前記インク吐出ヘッドに供給される前記インクが流れる循環往路、および前記インク吐出ヘッドから前記インク貯留部に戻る前記インクが流れる循環復路、を有するインク循環流路と、
    前記インク循環流路内で前記インクを循環させる循環部と、を備えた印刷装置において、
    前記ワイピング部材により前記インク吐出ヘッドがワイピングされるワイピング時に、前記インク貯留部内を、前記インク吐出ヘッドにより印刷媒体に対して前記インクを吐出する印刷動作時における前記インク貯留部内の圧力よりも高い第1圧力に加圧し、
    前記ワイピング時に、前記循環部が作動停止する
    ことを特徴とする印刷装置におけるメンテナンス方法。
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