JP6467299B2 - 泡吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、泡吐出容器、泡吐出容器詰め品、位置合わせ用アタッチメント及び泡造形物作成方法に関する。
ハンドソープ、洗顔料、食器用洗剤、整髪料などの各種の液状の材料(液剤)を空気と混合して泡状にして吐出する容器(泡吐出容器)が提案されている。たとえば特許文献1には、ノズルヘッドを押下操作することにより容器本体に収容された液剤を泡体として吐出させる泡吐出容器が記載されている。この泡吐出容器においては、三角形や五角形の頂点や中心に対応する位置に複数の円形の吐出口が離散して配置されている。この泡吐出容器は、複数の吐出口から吐出された泡体が互いにくっつき合うことにより、キャラクタを模した泡造形物が形成されるように、吐出口の位置と径とが設定されている。
特開2010−149060号公報
本願発明者等の検討によれば、特許文献1の技術のように、単に吐出口の位置や径を設定するだけでは、泡体を狙い通りの形状(目的形状)の泡造形物に成形することができない場合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、泡体を容易に所定の目的形状に成形することが可能な泡吐出容器、泡吐出容器詰め品、位置合わせ用アタッチメント及び泡造形物作成方法に関する。
本願発明者等が実験を繰り返し行った結果、泡吐出容器から吐出された泡体を再現性良く所定の目的形状に成形するためには、吐出口と被吐出体との高低差を所定の距離に調節した状態で、被吐出体に泡体を吐出する必要があることが分かった。特に、泡体の吐出完了時における吐出口と被吐出体との高低差が重要であることが分かった。
本発明は、液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに、吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備える泡吐出容器であって、前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、当該泡吐出容器は、前記被吐出体が載置される台状部を備え、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となる泡吐出容器を提供するものである。
また、本発明は、本発明の泡吐出容器と、前記容器本体に充填された前記液剤と、を備える泡吐出容器詰め品を提供するものである。
また、本発明は、泡吐出容器に装着して用いられる位置合わせ用アタッチメントであって、前記泡吐出容器は、液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに、吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備え、前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、当該位置合わせ用アタッチメントは、前記泡吐出容器に装着される装着部と、前記装着部に固定されているとともに前記被吐出体が載置される台状部と、を備え、前記装着部が前記泡吐出容器に装着されることにより、前記台状部の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置され、前記装着部が前記泡吐出容器に装着され、且つ、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で、前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となる位置合わせ用アタッチメントを提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備える泡吐出容器から前記泡体を吐出して泡造形物を作成する方法であって、前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、前記泡吐出容器は、前記被吐出体が載置される台状部を備え、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となるようになっており、当該方法は、前記台状部に前記被吐出体を載置する工程と、前記吐出操作により前記泡体を前記被吐出体に吐出させることによって、前記泡体を前記目的形状の泡造形物に成形する工程と、を含む泡造形物作成方法を提供するものである。
本発明によれば、泡体を容易に所定の目的形状に成形することが可能である。
第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の側面図であり、ヘッド部が押下操作された状態を示す。 第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の側面図であり、ヘッド部が押下操作されていない状態を示す。 第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の斜視図である。 第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品のヘッド部を含むノズル組立体の側面図である。 図5(a)は第1の実施形態に係る泡吐出容器の位置合わせ用アタッチメントを上方から見た斜視図であり、図5(b)は位置合わせ用アタッチメントの側面図であり、図5(c)は位置合わせ用アタッチメントの平面図である。 第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品のヘッド部を下方から見た斜視図である。 ヘッド部の平面図である。 図7のC−C断面図である。 第1の実施形態に係る泡吐出容器の泡吐出用アタッチメントの斜視図である。 図10(a)は吐出された泡造形物の平面図であり、図10(b)は泡造形物の側面図である。 第2の実施形態に係る泡吐出容器詰め品を上方から見た斜視図である。 第2の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の側面図であり、ヘッド部が押下操作された状態を示す。 第3の実施形態に係る泡吐出容器詰め品を上方から見た斜視図である。 第4の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の側面図である。 第5の実施形態に係る泡吐出容器詰め品を上方から見た斜視図である。 第5の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の位置合わせ用アタッチメントの側面図である。 第6の実施形態に係る泡吐出容器詰め品を上方から見た斜視図である。 図18(a)は第6の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の平面図であり、図18(b)は第6の実施形態における泡造形物の平面図である。 第7の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の側面図である。 図19のD−D矢視断面図である。 第8の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の正面図である。 第8の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の側面図である。 第9の実施形態に係る泡吐出容器詰め品を上方から見た斜視図である。 第10の実施形態に係る泡吐出容器詰め品の構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1の実施形態〕
先ず、第1の実施形態について、図1〜図10を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る泡吐出容器100は、液剤150を貯留する容器本体40と、吐出口20を有しているとともに吐出操作に応じて吐出口20から液剤150を泡体BU(図1)として吐出するヘッド部30と、を備えている。
ヘッド部30は、泡体BUの吐出完了時の吐出口20の位置から所定距離L1(図1)下方の位置に配置された被吐出体H(例えば掌)に対して泡体BUが吐出された場合に、泡体BUが目的形状に成形されるように構成されている。
ここで、目的形状は、例えば、文字、図形または記号などを模した形状とすることができる。このうち図形としては、動物、植物、人間、アニメのキャラクタ、幾何学的な図形などが挙げられる。目的形状の平面形状(平面視における形状)は、例えば、非回転対称形とすることができるが、回転対称形であっても良い。また、目的形状は、平面視非円形であっても良いし、平面視円形であっても良い。平面視円形の形状には、球形、球形を上下方向に押しつぶした形状、円盤形などが含まれる。なお、本実施形態では、目的形状が音符を模した形状(図10)である場合を例示する。
泡体BUの吐出完了時の吐出口20の位置から所定距離L1下方の位置に配置された被吐出体Hに対して吐出口20から泡体BUが吐出された場合に、泡体BUが目的形状となるように、吐出口20の幅(開口幅)及び形状が設定されている。
泡吐出容器100は、被吐出体Hが載置される台状部76を備えており、台状部76に被吐出体Hが載置された状態で被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが目的形状となるようになっている。すなわち、台状部76に被吐出体Hを載置することによって、被吐出体Hを位置合わせ(泡吐出容器100に対して位置合わせ:例えば、吐出口20に対して位置合わせ)することができる。これにより、被吐出体Hを予め定められた高さ位置に位置合わせすることができる。そして、台状部76に被吐出体Hが載置された状態で被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが目的形状の泡造形物FBに成形される。
本実施形態の場合、吐出操作は、ヘッド部30に対する押下操作(図1の矢印A方向への押圧操作)であり、ヘッド部30は、押下操作により容器本体40に対して相対的に下降し、当該下降に伴い吐出口20から泡体BUを吐出する。この場合、泡体BUの吐出完了時の吐出口20の位置は、ヘッド部30の下降位置LP(図1)である。下降位置LPは、例えば、ヘッド部30を下限位置まで押下操作したときの吐出口20の位置とすることができる。ここで、ヘッド部30の下限位置とは、ヘッド部30が押下操作されたときにおけるヘッド部30の下降動作(容器本体40に対する下降動作)が規制されるときの、ヘッド部30の高さ位置、すなわち、ヘッド部30を下死点まで押し下げたときのヘッド部30の高さ位置である。
また、本実施形態の場合、ヘッド部30が押下操作されることにより、ヘッド部30が台状部76に対して相対的に下降する。例えば、容器本体40に対する台状部76の高さ位置は、一定であり、ヘッド部30の押下操作によって変化しないようになっている。
例えば、図1に二点鎖線で示すように掌の甲が台状部76の上面に接するようにして、掌を台状部76に載置することにより、掌の上面が下降位置LPから所定距離L1下方の位置に配置されるようになっている。そのように掌を配置した状態で、ヘッド部30を押下操作して泡体BUを掌の上に吐出することにより、泡体BUが目的形状の泡造形物FBに成形されるようになっている。
なお、所定距離L1は、例えば、5mm以上30mm以下とすることができるが、20mm以下、或いは15mm以下であっても良い。
以下の説明では、掌等の被吐出体Hの上面が泡体BUの吐出完了時の吐出口20の位置から所定距離L1下方に位置するような被吐出体Hの配置位置を、所定の配置位置、又は単に配置位置と称する。
ここで、被吐出体Hの位置が上記配置位置から上又は下にずれた状態で、泡体BUが被吐出体H上に吐出された場合には、泡体BUは所定の目的形状とは異なる形状になってしまう。つまり、例えば、被吐出体Hが下降位置LPに近すぎる場合、及び、下降位置LPから遠すぎる場合のいずれにおいても、泡体BUを所定の目的形状に成形することは困難である。
これに対し、本実施形態では、泡吐出容器100は、被吐出体Hを載置することによって位置合わせするための台状部76を有するため、被吐出体Hを所定の配置位置に対して、容易且つ高精度に位置合わせすることができるので、目的形状の泡造形物FBを容易に成形することが可能である。
また、本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、本実施形態に係る泡吐出容器100の容器本体40に液剤150を充填することにより構成されている。すなわち、泡吐出容器詰め品200は、泡吐出容器100と、容器本体40に充填された液剤150と、を備えている。
本実施形態に係る泡造形物作成方法は、泡吐出容器100(泡吐出容器詰め品200)から泡体BUを吐出して泡造形物FBを作成する方法である。この方法は、台状部76に被吐出体Hを載置する工程と、吐出操作により泡体BUを被吐出体Hに吐出させることによって、泡体BUを目的形状の泡造形物FBに成形する工程と、を含む。
以下、詳細に説明する。
泡吐出容器100は、容器本体40に貯留された液状の内容物である液剤150を泡状にして(泡体BUを生成して)、泡体BUを吐出する容器である。液剤150としてはハンドソープを代表例として挙げることができるが、これに限られず、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用クリーム、ファンデーション等の肌用化粧料、染毛剤、ホイップクレーム等の食品など、泡状で用いられる種々のものを例示することができる。
泡吐出容器100は、例えば、液剤150を貯留する容器本体40と、この容器本体40に装着されて液剤150を吐出するノズル組立体50と、位置合わせ用アタッチメント70と、を備えて構成されている。
液剤150は、常圧で、または加圧されて、容器本体40に貯留されている。泡吐出容器100は、常圧で貯留された液剤150を空気と接触させることにより、または加圧下で貯留された液剤150を吐出時に大気圧に解放させることにより、液剤150を泡状に変化させる。本明細書では、泡状の液剤150を泡体BUと呼称して、容器本体40に貯留されている非泡状の液剤150と区別する。
本実施形態に係る泡吐出容器100は、例えば、機械式のポンプ容器であり、ポンプヘッド部32に対する押下操作により、液剤150を泡体BUとして吐出する。
ただし、本実施形態とは異なり、ボンベ等に貯留された高圧ガスなどを用いて液剤150(泡体BU)を吐出するように、泡吐出容器が構成されていても良い。
容器本体40の形状は特に限定されないが、例えば、図1〜図3に示すように、有底筒状の胴部42と、胴部42の上側に連接されていて上方に向けて内腔断面積が縮小する肩部43と、肩部43の上側に連接された円筒状の口頸部44と、を有する形状となっている。容器本体40は、例えば、合成樹脂により成形されている。口頸部44の上端には開口が形成されている。
口頸部44には、例えば螺合等の止着方法によって、キャップ53が着脱可能に装着されている。これにより、口頸部44には、キャップ53及びヘッド部30を含むノズル組立体50(図4)が装着されている。口頸部44にノズル組立体50が装着されることにより、キャップ53及びヘッド部30等により口頸部44の開口が閉塞されている。
このように、泡吐出容器100は、容器本体40に対して装着されることによりヘッド部30を容器本体40に対して取り付ける取付部(例えばキャップ53)を備えている。
図2〜図4に示すように、例えば、キャップ53には、キャップ53の天面から上方に突出する中間筒34が一体的に設けられている。
ヘッド部30は、例えば、中間筒34及びキャップ53に対して、キャップ53の軸周りに回転可能に軸支されている。このため、ヘッド部30は、容器本体40に対して、口頸部44の軸周りに回転可能となっている。
ヘッド部30は、中間筒34に挿入されて中間筒34と連結された内筒36(図8)と、内筒36の上部の周囲に配置されている外筒35と、外筒35及び内筒36の上側に設けられたポンプヘッド部32と、ポンプヘッド部32に装着された泡吐出用アタッチメント10と、を有している。
ポンプヘッド部32が押下操作されていない通常の状態(常態)においては、後述するバネ体58(図4)の作用により、例えば、図2及び図3に示すように外筒35がキャップ53の上方に離間するとともに、中間筒34が外筒35の下方において外部に露出した状態となる。
一方、ポンプヘッド部32がバネ体58の付勢に抗して押下操作されることにより、図1に示すように、外筒35が中間筒34に対して相対的に下降して外筒35がキャップ53に近づき、外筒35により中間筒34が覆われた状態となる。
すなわち、ヘッド部30は、ユーザーによる押下操作により容器本体40に対して相対的に下降する。この下降の際に、ヘッド部30は、液剤150を吐出口20から泡体BUとして吐出する。本実施形態の場合、吐出口20は泡吐出用アタッチメント10に形成されている。なお、ヘッド部30の下限位置は、ヘッド部30が押下操作されたときにおけるヘッド部30の下降動作が規制されるときの、ヘッド部30の高さ位置であり、例えば、内筒36(図8)がハウジング56に当接するまでヘッド部30が下降したときのヘッド部30の高さ位置である。
ポンプヘッド部32を押下操作する力が解除されると、ヘッド部30は、バネ体58の付勢に従って上昇し、図2及び図3に示される常態に復帰する。
図4に示すように、ノズル組立体50は、ヘッド部30、中間筒34及びキャップ53の他に、ハウジング56、吸引管57および泡生成部51を備えている。ハウジング56は、ピストン55及びバネ体58を収容しているとともに、中間筒34、外筒35、ポンプヘッド部32および泡吐出用アタッチメント10の内部を介して吐出口20と連通している。吸引管57は、ハウジング56の下方に連通して設けられて液剤150を吸い上げる管である。
ノズル組立体50が口頸部44に装着された状態で、ハウジング56及び吸引管57は容器本体40の内部に位置する。
ピストン55は、ハウジング56内において上下方向に往復動可能となっている。ピストン55の下端には球状の弁体59が形成されている。弁体59は、ハウジング56および吸引管57に貯留された液剤150の流下を抑止する。ユーザーが手などでヘッド部30のポンプヘッド部32を押し下げることにより、ピストン55によりその下端の弁体59の上昇(開放)が規制された状態で、ピストン55はハウジング56の内部の空気圧を上昇させる。ピストン55には、ハウジング56とヘッド部30とを連通させる小孔の液流路(図示せず)が設けられている。液流路の開口面積は十分に小さいため、ポンプヘッド部32を押し下げることによってハウジング56の空気圧が上昇し、その後に液剤150はハウジング56からヘッド部30に押し上げられる。ヘッド部30には、外部と連通する空気流路(図示せず)が設けられている。ノズル組立体50の内部には液剤150の流路上に泡生成部51が設けられている。泡生成部51では、液剤150に対して空気が吹き付けられることにより、液剤150が粗い泡になる。この粗い泡が泡生成部51における後段部分に配置されたメッシュを通過することにより、きめ細かく均一な泡体BUとなる。そして、この泡体BUが吐出口20から吐出される。
泡造形物FBの形状保持性を高める観点から、吐出口20から吐出される泡体BUは、空気と液体との体積比、すなわち気液比(空気の体積:液体の体積)を、好ましくは5:1から100:1とすることができ、更に好ましくは10:1から50:1とすることができる。斯かる気液比の泡体BUは、泡生成部51に送られる気体と液体との速度や速度比を調整したり、液体の粘度を調整したりすることによって得ることができる。
ここで、ポンプヘッド部32に対する1回ごとの操作により吐出口20から所定量の泡体BUが吐出される。この所定量は、ピストン55の往復動のストローク等のパラメータによって設定される。1回の操作により吐出される泡体BUの体積は、特に限定されないが、例えば、人の掌に載る程度の量である1cm以上50cm以下とすることができる。
ユーザーがポンプヘッド部32から手などを離すと、バネ体58はピストン55を弾性的に上方に復帰させる。これによりハウジング56の内部は低圧となり、弁体59が開放されて新たな液剤150が吸引管57を介してハウジング56に吸い上げられる。なお、空気流路を通じてヘッド部30を含むノズル組立体50の内部に外部の空気が取り込まれることによってノズル組立体50の内部は大気圧に維持される。
ポンプヘッド部32の内部の構造や、泡吐出用アタッチメント10の構造については、後述する。
なお、ここで説明したノズル組立体50の構造および動作は一例であり、その他の広く知られている構造のものを本実施形態に適用しても何ら差し支えが無い。
次に、台状部76について詳述する。
台状部76は、当該台状部76に被吐出体Hを載置することによって位置合わせされた状態で被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが目的形状の泡造形物FBに成形されるようなものであれば良い。台状部76は、少なくとも被吐出体Hの高さ位置を位置合わせするためのものであり、好ましくは、被吐出体Hの高さ位置と水平方向位置とを位置合わせするためのものである。
本実施形態の場合、より具体的には、台状部76は、取付部の側方、又は、容器本体40の側方に突出している。この台状部76に対して掌等の被吐出体Hを載置することにより、被吐出体Hを容易に上記配置位置に位置合わせできるようになっている。
本実施形態の場合、台状部76は、例えば、取付部であるキャップ53から側方に突出している。台状部76は、口頸部44の軸心を基準として、吐出口20の直下の位置まで側方に突出しているか、又は、吐出口20の直下の位置よりも外方の位置まで側方に突出していることが好ましい。ただし、台状部76における外方側の端部(先端部)が、吐出口20の直下に位置していても良いし、或いは、吐出口20の直下の位置には達しておらず、吐出口20の直下の位置よりも口頸部44の軸心の近くに位置していても良い。
台状部76の突出量は、10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることが更に好ましく、30mm以上であることが一層好ましい。このようにすることにより、台状部76に対して被吐出体Hを容易に位置合わせすることができる。
一方、台状部76の突出量は、200mm以下であることが好ましく、100mm以下であることが更に好ましく、50mm以下であることが一層に好ましい。このようにすることにより、台状部76の嵩張りを抑制できる。
本実施形態の場合、台状部76は、例えば、平面視において吐出口20と重なり得るように形成されている。すなわち、平面視において吐出口20と重なり得る位置まで側方に突出している。つまり、台状部76が吐出口20の直下の位置まで突出していて、吐出口20の下方の位置に台状部76が存在しうるようになっている。ここで、台状部76が平面視において吐出口20と重なり得るとは、ヘッド部30の回転角度に依存する吐出口20の位置と、後述する位置合わせ用アタッチメント70の回転角度に依存する台状部76の位置とが、互いに合致したときに、台状部76と吐出口20とが平面視において重なることを意味する。
台状部76の平面形状は、特に限定されない。図3に示す例では、台状部76は平面視円形状に形成されているが、楕円形状、長円形状などであっても良いし、矩形状などの多角形状であっても良い。
台状部76の上面は、平坦に形成されていても良いし、凹曲面状、凸曲面状などに形成されていても良い。例えば、台状部76は、平坦な平板状に形成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器100は、キャップ53に対して着脱可能な位置合わせ用アタッチメント70(図5)を有し、この位置合わせ用アタッチメント70は、キャップ53に対して装着される装着部71と、装着部71に固定されているとともに被吐出体Hが載置される台状部76と、を有している。すなわち、台状部76は、取付部(キャップ53)に対して着脱可能に構成されている。
このように、本実施形態に係る位置合わせ用アタッチメント70は、泡吐出容器100(この場合、図1〜図3に示す泡吐出容器100から位置合わせ用アタッチメント70を除いたもの)に装着して用いられる。そして、位置合わせ用アタッチメント70は、泡吐出容器100に装着される装着部71と、装着部71に固定されているとともに被吐出体Hが載置される台状部76と、を備えている。
なお、装着部71は、例えば、泡吐出容器100に対して嵌合することにより、泡吐出容器100に装着される。
装着部71が泡吐出容器100に装着されることにより、台状部76の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置され、台状部76の高さ位置が一意に定まるようになっている。従って、装着部71が泡吐出容器100に装着され、且つ、台状部76に被吐出体Hが載置された状態で、被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが目的形状となる。
台状部76は、例えば、取付部(キャップ53)の高さ位置で側方に突出している(図1、図2)。
なお、ヘッド部30は、押下操作される被押下部(ポンプヘッド部32)と、取付部(キャップ53)から上方に起立して設けられているとともに被押下部を支持しているシャフト部(中間筒34)と、を有している。
また、後述する他の実施形態のように、台状部は、取付部ではなく容器本体40に対して着脱可能に構成されていても良い。
また、台状部は、後述する他の実施形態のように、泡吐出容器100のキャップ53又は容器本体40などと一体形成されていても良い。
図5(a)、図5(b)及び図5(c)に示すように、位置合わせ用アタッチメント70は、例えば、キャップ53に装着(例えば着脱可能に装着)される装着部71と、装着部71に一端部が固定されて装着部71から側方に突出している台状部76と、を有している。
装着部71は、例えば、キャップ53の外周面に沿って配置される筒状の周壁部72と、キャップ53の上面に沿って配置される天面部73と、を備えている。天面部73の板面は、例えば、周壁部72の軸心に対して直交している。天面部73は、周壁部72の上端部を閉塞している。ただし、天面部73には、中間筒34を挿通させる挿通孔74が形成されている。挿通孔74は、周壁部72と同軸に形成されていることが好ましい。
装着部71には、挿通孔74の内部空間を周壁部72の周囲の空間と連通させるスリット75が、天面部73及び周壁部72に亘って形成されている。
位置合わせ用アタッチメント70をキャップ53に装着するには、スリット75を介して中間筒34を挿通孔74に挿通させ、周壁部72によってキャップ53の周囲を覆った状態とするとともに、天面部73をキャップ53の上面により支持させる。換言すれば、装着部71がキャップ53と嵌合することにより、装着部71が泡吐出容器100に装着される。
ここで、周壁部72の内径は、例えば、キャップ53の外径よりも若干大きい程度に設定されている。このため、位置合わせ用アタッチメント70は、キャップ53を回転軸として、水平面内で図3の矢印B方向及びその反対方向に回転可能となっている。
すなわち、泡吐出容器100は、取付部(キャップ53)の周囲を回転可能な回転部(例えば、位置合わせ用アタッチメント70において周壁部72と台状部76とにより構成される部分)を含み、回転部が台状部76を有している。このため、位置合わせ用アタッチメント70を回転させることにより、容易に台状部76を吐出口20に対して位置合わせすることができる。或いは、ユーザーが台状部76を用いずに泡体BUを掌等の被吐出体Hの上に吐出させたい場合には、吐出口20の下方を避けた位置に台状部76を待避させることもできる。なお、本実施形態とは異なるが、泡吐出容器100は、容器本体40の周囲を回転可能な回転部を含み、その回転部が台状部を有していても良い。
なお、位置合わせ用アタッチメント70を上に持ち上げた際には、位置合わせ用アタッチメント70に伴い容器本体40が持ち上がることなく、位置合わせ用アタッチメント70がキャップ53から離脱する。このため、キャップ53に対する位置合わせ用アタッチメント70の着脱が容易である。
スリット75の幅は、中間筒34の外径よりも大きくても良いし、中間筒34の外径と等しくても良いし、中間筒34の外径よりも小さくても良い。
スリット75の幅が中間筒34の外径よりも大きい場合、又は、中間筒34の外径と等しい場合は、装着部71を弾性変形させることなく、装着部71をキャップ53に装着できるため、キャップ53に対する位置合わせ用アタッチメント70の着脱が極めて容易となる。これらの場合でも、キャップ53に対して周壁部72及び天面部73が係止されることにより、位置合わせ用アタッチメント70が脱落することなく、位置合わせ用アタッチメント70をキャップ53に対して回転させることができる。
スリット75の幅が中間筒34の外径よりも小さい場合は、位置合わせ用アタッチメント70の少なくとも装着部71は、合成樹脂等の弾性変形可能な材料により構成されていて、スリット75の幅が変化可能となっている。この場合、位置合わせ用アタッチメント70をキャップ53に装着するには、装着部71を弾性変形させてスリット75を介して中間筒34を挿通孔74内に押し込む。
また、位置合わせ用アタッチメント70をキャップ53から取り外すには、位置合わせ用アタッチメント70をキャップ53に装着する動作と逆の動作を行えば良い。
ここで、図5(c)に示すように、平面視において、装着部71の中心C1から台状部76の平面形状における重心C2に向かう方向を前方、当該前方に対する反対方向を後方とすると、スリット75は、後方を避けた位置に配置されている。すなわち、平面視において、中心C1と重心C2とを通過する直線を中心線AXとし、中心C1を基準とした後ろ側における中心線AXと装着部71の外形線との交点を交点P1、P2とすると、平面視において、スリット75は、交点P1と交点P2とを結ぶ線分を避けた位置に配置されている。
このため、台状部76に掌等の被吐出体Hを載置した際に、スリット75を介して中間筒34が脱落して位置合わせ用アタッチメント70がキャップ53から外れてしまうことを抑制することができる。
スリット75の少なくとも一部分は図5(c)に示される角度範囲R1に配置されていることが好ましく、スリット75の全体が図5(c)に示される角度範囲R1に配置されていることが一層好ましい。このようにすることにより、位置合わせ用アタッチメント70がキャップ53から外れてしまうことをより確実に抑制することができる。
ここで、角度範囲R1は、以下のように定義される。
直線L11は、中心C1を通過する台状部76の接線のうちの一方であり、直線L12は、中心C1を通過する台状部76の接線のうちの他方である。
半直線L11aは、直線L11において、中心C1を基準とした後ろ側の部分であり、半直線L12aは、直線L12において、中心C1を基準とした後ろ側の部分である。
角度範囲R1は、半直線L11a及び半直線L12aによって仕切られる2つの領域のうち、前側の領域である。
なお、図5(c)に示される角度範囲R2は、半直線L11a及び半直線L12aによって仕切られる2つの領域のうち、後ろ側の領域であり、スリット75は、角度範囲R2を避けた領域に配置されている。
なお、位置合わせ用アタッチメント70は、キャップ53に対する当該位置合わせ用アタッチメント70の上方移動を規制する係止爪等を有していない。このため、位置合わせ用アタッチメント70がキャップ53に装着された状態で、位置合わせ用アタッチメント70は、容易にキャップ53に対して上方に移動可能である。すなわち、位置合わせ用アタッチメント70は、取付部(キャップ53)に対して相対的に上方移動可能な状態で、取付部に対して装着される。よって、キャップ53からの位置合わせ用アタッチメント70の取り外しを容易に行うことができる。また、位置合わせ用アタッチメント70をキャップ53に装着する操作も容易になる。加えて、キャップ53に対する位置合わせ用アタッチメント70の回転もスムーズに行うことができる。
吐出口20は、ヘッド部30のうちポンプヘッド部32から側方に突出している部位の底面31(図6)に下向きに開口して形成されている。吐出口20から吐出される泡体BUの吐出方向は下向きである。泡体BUは、吐出口20から吐出されて大気圧に開放されることで、全体的には吐出口20の形状を維持しながら膨張する。これにより、ユーザーの掌(図10(a)参照)やスポンジ、またはブラシ等の各種の被吐出体Hの上で、泡体BUは目的形状の泡造形物FBとなる。
なお、吐出口20は、1つの開口を有していても良いし、複数の開口を有していても良い。後者の場合、複数の開口から吐出された泡体BUが互いにくっついて1つの泡造形物FBが形成されても良いし、互いに離間した複数の泡体BUにより1つの泡造形物FBが形成されても良い。
また、泡体BUを目的形状の泡造形物FBに成形するために必要なヘッド部30の押下操作の回数は、1回であっても良いし、ヘッド部30を立て続けに複数回押下操作することによって、目的形状の1つの泡造形物FBが成形されるようになっていても良い。
ヘッド部30は、下端に吐出口20を備える吐出ガイド26を備えている。吐出ガイド26は、例えば、ヘッド部30(具体的には貯留部60:図8参照)から垂下している。吐出ガイド26は、平面視において吐出口20の周囲を取り囲む壁状に形成されており、平面視において吐出口20と同形状の通孔を形成している。このような吐出ガイド26をヘッド部30が備えることにより、吐出される泡体BUがヘッド部30の下面に付着することが抑制されるため、泡体BUの泡切れが良好であり、精細な泡造形物FBを成形することが可能になる。
なお、本発明は、吐出ガイド26がヘッド部30から垂下して設けられた例に限られず、底面31を肉厚に形成し、この底面31に貫通形成した通孔を吐出ガイド26として用いてもよい。
図3に示すように、ヘッド部30の上面(例えば泡吐出用アタッチメント10の上面)には、例えば、パターン表示部15が付されている。このパターン表示部15は、吐出された泡体BUにより成形される泡造形物FB(図10(a)参照)を平面視した形状と対応するパターン形状を表示している。パターン表示部15は、ヘッド部30の上面に対して印刷されていても良いし、ヘッド部30の上面に形成された刻印であっても良いし、ヘッド部30の上面にラベルを貼り付けることにより付されていても良い。
本実施形態では泡造形物FBの目的形状の一例として、音符記号(八分音符)を例示する。ユーザーは、パターン表示部15を目視することにより、泡造形物FBの形状を予め知ることができる。
図6に示すように、吐出口20は、一例として、ライン状(直線状又は曲線状)の細幅開口部22と、この細幅開口部22よりも太幅の太幅開口部24とを有している。太幅開口部24は、細幅開口部22に連続して形成されている。細幅開口部22は、一続きの長尺形状の開口により構成されていても良いし、または間欠的に線状に並んで配置された複数の開口により構成されていても良い。
より具体的には、例えば、細幅開口部22は、直線状の細幅開口部22aと、細幅開口部22aに連続して形成された湾曲形状の細幅開口部22bとにより構成され、且つ、細幅開口部22aと細幅開口部22bとの境界部において折れ曲がっている。より具体的には、細幅開口部22aは直線状に形成され、八分音符の符幹(棒)に対応している。細幅開口部22bは、八分音符の符尾(旗)に対応している。
一方、太幅開口部24は、例えば、細幅開口部22(22a、22b)の幅寸法よりも大径の略円形をなしており、八分音符の符頭(玉)に対応している。
これにより、図10(a)に示したように音符記号(八分音符)を模した目的形状の泡造形物FBを成形することが可能である。細幅開口部22(22a、22b)から吐出された泡体BUは泡造形物FBの細幅部NPを形成し、太幅開口部24から吐出された泡体BUは泡造形物FBの太幅泡部WPを形成する。
図6から図8に示すように、ヘッド部30は、ポンプヘッド部32に泡吐出用アタッチメント10を着脱可能に装着することにより構成されている。
ここで、ポンプヘッド部32は、泡体BUの流路となるノズル部52を内部に有している。ノズル部52の基端は、内筒36の上端に連通しており、ノズル部52は、内筒36を介してハウジング56と連通している。ノズル部52の先端はノズル開口54となっている。泡吐出用アタッチメント10がポンプヘッド部32に装着されることにより、泡吐出用アタッチメント10の吐出口20とノズル開口54とが連通している。
内筒36の下部の内部には泡生成部51が形成されている。泡生成部51にて生成された泡体BUは、内筒36及びノズル部52を介して、ノズル開口54から泡吐出用アタッチメント10の内部に吐出される。
泡吐出用アタッチメント10は、ノズル開口54から吐出される泡体BUを受容し、吐出口20から吐出する。
なお、泡吐出用アタッチメント10がポンプヘッド部32に対して着脱可能であるため、吐出口20の開口形状が互いに異なる複数種類の泡吐出用アタッチメント10のうち所望の形状の吐出口20を有する泡吐出用アタッチメント10をポンプヘッド部32に装着することができる。よって、容器本体40と、ノズル組立体50における泡吐出用アタッチメント10を除く部分と、を共用しつつ、複数種類の目的形状の泡造形物FBを成形することができる。逆に、共通の泡吐出用アタッチメント10を、複数の(例えば複数種類の)容器本体40のノズル組立体50に組み付けることにもできる。
図8および図9に示すように、泡吐出用アタッチメント10は、ポンプヘッド部32の先端部が嵌入する嵌合部16と、ポンプヘッド部32の先端部に対して着脱可能に掛止する掛止部18と、を有している。
掛止部18の具体的な形状は特に限定されない。一例として、掛止部18は、図9に示すように、泡吐出用アタッチメント10の基端側に突出形成されており、当該掛止部18の基端には、上向きに突出する爪状の突起部が形成されている。例えば、嵌合部16を挟んで両側に一対の掛止部18が設けられている。
図6に示すように、ポンプヘッド部32の周縁部33は下方に垂下している。掛止部18の各々は、周縁部33においてノズル部52を挟む両側部分に対して、下方から掛止される。これにより、泡吐出用アタッチメント10がポンプヘッド部32に対して着脱可能に装着される。
図8に示すように、ヘッド部30は泡体BUを貯留する貯留部60を有している。貯留部60は、天面66及び内部底面64を有する空洞部である。貯留部60は、例えば、ポンプヘッド部32側から送出された泡体BUの流速を減速させ、吐出口20の全体に対して泡体BUをより均一に分配する機能を持つ。
貯留部60は、泡体BUの流路上においてノズル開口54と吐出口20との間に配置され、ノズル開口54および吐出口20よりも流路幅が大きく形成されている。
貯留部60の内部底面64は、基端側に向けて下り傾斜する傾斜面62を含む。例えば、傾斜面62の先端側に太幅開口部24が配置され、基端側に細幅開口部22が配置されている。また、図6に示すように、吐出ガイド26は、細幅開口部22を画定する細幅ガイド部27と、太幅開口部24を画定する太幅ガイド部28と、を含んでいる。
貯留部60の内部底面64が傾斜面62を有することにより、ノズル開口54から貯留部60に吐出された泡体BUは傾斜面62に衝突して減速され、貯留部60の内部に均一に充填される。
吐出ガイド26は、貯留部60から下方に延出して設けられている。貯留部60から押し出された泡体BUは、吐出ガイド26に流入して下向きに案内された後、吐出口20から吐出される。
貯留部60の下方に吐出ガイド26が設けれていることにより、吐出口20から吐出された後における泡体BUの膨張が抑制される。すなわち、泡体BUは、液状の液剤150に比して嵩密度が低いため圧縮性が高い。このため、ノズル開口54から送出されて貯留部60に一時的に貯留されているときの泡体BUは圧縮されている。よって、泡体BUが吐出ガイド26を通過する長さ(以下、通過長さ)が短い場合には、吐出後の泡体BUが大きく膨張する。これに対し、通過長さが長い場合には、吐出ガイド26を通過する間に泡体BUを構成する個々の気泡の内圧が徐々に低下し、また吐出ガイド26を通過することで泡体BUの流れが整流される。これにより、吐出される泡体BUの形状が安定するとともに、吐出後の泡体BUの膨張が抑制されるため、目的形状の泡造形物FBが精細に成形される。
泡吐出用アタッチメント10は、上半体10aおよび下半体10bを互いに組み合わせることにより構成されている。下半体10bには吐出口20が形成されている。上半体10aおよび下半体10bは、たとえば合成樹脂材料の射出成形で作製することができる。
本実施形態の場合、泡造形物FBを成形するためには、先ず、吐出口20の下方に台状部76が位置するようにヘッド部30と位置合わせ用アタッチメント70との回転角度を調節する。
次に、台状部76上に掌等の被吐出体Hを配置した状態で、ポンプヘッド部32を押下操作し、吐出口20から泡体BUを吐出させる。
これにより、目的形状(例えば八分音符の形状)の泡造形物FBを成形することができる。
なお、一例として、泡造形物FBの成形の際には、吐出口20或いはヘッド部30における吐出口20の周囲の部分(例えばヘッド部30の底面31)と、被吐出体Hとの間で、泡体BUが押しつぶされながら、泡造形物FBが成形される。すなわち、泡体BUを目的形状の泡造形物FBに成形する工程は、吐出口20又はヘッド部30における吐出口20の周囲の部分と、被吐出体Hとの間で、泡体BUを押しつぶしながら行う。この場合、泡体BUの吐出完了後にポンプヘッド部32を押下操作する力を解除すると、ヘッド部30がバネ体58の付勢に従って上昇することにより、被吐出体Hから吐出口20が離間するので、泡体BUから吐出口20が引き離されることによって被吐出体H上に泡造形物FBを受け取ることができる。この場合、泡体BUの吐出完了時点における泡造形物FBの厚み(例えば、泡造形物FBにおける最大の厚み)は、例えば、所定距離L1と同じとなるか、又は、所定距離L1よりも大きくなる。すなわち、泡体BUの吐出完了時点における泡造形物FBの上端位置は、吐出口20の高さ位置と同じであるか、又は、吐出口20の高さ位置よりも上に位置する。一例として、図8に示すように、吐出口20はヘッド部30の下面(底面31)よりも下方に突出しており、且つ、泡体BUの吐出完了時点における泡造形物FBの厚みは、被吐出体Hの上面と底面31との高低差と同じとなるか、又は、被吐出体Hの上面と底面31との高低差よりも大きくなる。すなわち、一例として、泡体BUの吐出完了時点における泡造形物FBの上端位置は、ヘッド部30の底面31の高さ位置と同じであるか、又は、底面31の高さ位置よりも上に位置する。
ただし、泡造形物FBの成形の際には、泡体BUが、吐出口20或いはヘッド部30における吐出口20の周囲の部分と被吐出体Hとの間で押しつぶされること無く、被吐出体H上に流下しても良い。
以上のような第1の実施形態によれば、泡吐出容器100は、掌等の被吐出体Hが載置される台状部76を備え、台状部76に被吐出体Hが載置された状態で被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが所定の目的形状の泡造形物FBに成形されるようになっている。よって、台状部76に被吐出体Hを載置した状態(被吐出体Hを位置合わせした状態)で、被吐出体Hに泡体BUを吐出することにより、泡体BUを容易に所定の目的形状の泡造形物FBに成形することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、図11及び図12を用いて第2の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器詰め品200は、被吐出体Hを位置合わせするための台状部の高さ位置を複数の高さ位置から選択可能に構成されている。
一例として、泡吐出容器詰め品200は、互いに高さ位置が異なる複数の台状部を含んでいる。これら複数の台状部のうちのいずれか1つの台状部を選択的に被吐出体Hの位置合わせに用いることができるようになっている。例えば、位置合わせ用アタッチメント70は、2つの台状部76、77を含んでいる。台状部77の上面は、台状部76の上面よりも上方に位置している。複数の台状部77、76の形状は、互いに同じであっても良いし、異なっていても良い。
人によって掌の厚みが異なるが、各ユーザーが自分に適した高さ位置の台状部を選択して用いることにより、掌を所定の配置位置に配置させることが可能となる。例えば、図12に示すように、子供などの掌が薄いユーザーが台状部77の上に掌を載置したときの掌の上面の高さ位置と、大人などの掌が厚いユーザーが台状部76の上に掌を載置したときの掌の上面の高さ位置とが互いに同等になるように、台状部76と台状部77との上面の高低差が設定されている。
このため、掌が薄いユーザーは、台状部77の上に掌を載置した状態でポンプヘッド部32を押下操作することにより、また、掌が厚いユーザーは、台状部76の上に掌を載置した状態でポンプヘッド部32を押下操作することにより、それぞれ所定の目的形状の泡造形物FBを掌の上に成形することができる。
位置合わせ用アタッチメント70は、上記の第1の実施形態と同様に、キャップ53を回転軸として水平面内で回転可能となっている。よって、位置合わせ用アタッチメント70を回転させることにより、台状部76及び台状部77のうち所望の台状部を吐出口20の下方に移動させて、当該所望の台状部を選択的に掌等の被吐出体Hの位置合わせに用いることができる。なお、掌の場合だけでなく、スポンジ等の厚みの異なる被吐出体Hを用いる場合にも台状部76、77を選択することができる。また、被吐出体Hの厚みではなく、液剤150の種類や、泡吐出用アタッチメント10の吐出口20の形状を変更した場合に、高さ位置を変更する必要がある場合にも対応が可能となる。
本実施形態の場合も、位置合わせ用アタッチメント70は、取付部(キャップ53)に対して相対的に上方移動可能な状態で取付部に対して装着されているため、キャップ53に対する位置合わせ用アタッチメント70の回転もスムーズに行うことができる。
なお、位置合わせ用アタッチメント70がキャップ53に対して固定されていてキャップ53に対して回転しない場合であっても、ヘッド部30が容器本体40に対して口頸部44の軸周りに回転可能であれば、ヘッド部30を回転させることにより、吐出口20を台状部76又は台状部77の上方に移動させて、所望の台状部を選択的に掌等の被吐出体Hの位置合わせに用いることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、図13を用いて第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器詰め品200は、位置合わせ用アタッチメント70を有していない。その代わりに、台状部46が容器本体40と一体形成されている。台状部46は、例えば、容器本体40の胴部42の上部が側方に突出する(張り出す)ことにより構成されている。台状部46は、第1の実施形態における台状部76と同様に用いることができる。よって、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
台状部46の上面は、例えば、水平な平坦面状又は凹曲面状に形成されている。なお、台状部46の突出長さは特に限定されないが、台状部46が吐出口20の少なくとも一部分の直下位置DBまで側方に突出していることが好ましく、吐出口20の全体の下方をカバーする範囲に台状部46が存在していることが更に好ましい。
台状部46の上面は、例えば、肩部43の上端よりも下方に配置されている。例えば、肩部43の下側、又は、高さ方向において肩部43の中間部に、台状部46の上面が位置している。
本実施形態の場合、容器本体40やノズル組立体50とは別体の位置合わせ用アタッチメント70が不要となる。ただし、台状部46と位置合わせ用アタッチメント70とを併用することも可能である。
なお、前述の通り、ヘッド部30は、容器本体40に対して、口頸部44の軸周りに回転可能となっているため、台状部46を使用しない選択も可能となる。
〔第4の実施形態〕
次に、図14を用いて第4の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器詰め品200は、位置合わせ用アタッチメント70を有していない。その代わりに、台状部78がキャップ(取付部)53と一体形成されている。台状部78は、例えば、キャップ53の側周面から側方に突出している。したがって、台状部78は、取付部(キャップ53)の高さ位置で側方に突出している。このため、被吐出体Hの所定の配置位置が吐出口20の高さ位置に近い場合に、台状部78を適切な高さ位置に配置することができる。台状部78は、第1の実施形態における台状部76と同様の形状のものであり、第1の実施形態における台状部76と同様に用いることができる。よって、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態の場合、容器本体40やノズル組立体50とは別体の位置合わせ用アタッチメント70が不要となる。
なお、前述の通り、ヘッド部30は、容器本体40に対して、口頸部44の軸周りに回転可能となっているため、台状部78を使用しない選択も可能となる。
〔第5の実施形態〕
次に、図15及び図16を用いて第5の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器詰め品200は、位置合わせ用アタッチメント70を有していない代わりに、位置合わせ用アタッチメント90を有している。位置合わせ用アタッチメント90は、容器本体40の胴部42に対して着脱可能に装着できるように構成されている。
図16に示すように、位置合わせ用アタッチメント90は、円筒形状の筒体である装着部91と、装着部91から側方に突出するよう装着部91に設けられた(例えば装着部91と一体形成された)台状部92と、を備えている。装着部91の内径は、胴部42の外径と同等であるか、胴部42の外径よりも若干小さく設定されている。このため、装着部91に胴部42を挿入することにより、位置合わせ用アタッチメント90を容器本体40に装着することができるようになっている。換言すれば、装着部91が胴部42と嵌合することにより、装着部91が泡吐出容器100に装着される。
装着部91の高さ寸法、すなわち装着部91の軸方向における長さ寸法は、例えば、胴部42の高さ寸法と同等に設定することができ、図15の例では、胴部42の高さ寸法よりも若干大きい寸法に設定されている。
台状部92は、位置合わせ用アタッチメント90が容器本体40に装着された状態で、予め定められた高さ位置に配置されるように、装着部91の予め定められた高さ位置に設けられている。例えば、図15及び図16に示すように、装着部91の上端部に台状部92を設けることができる。ただし、装着部91におけるその他の高さ位置に台状部92が設けられていても良い。
すなわち、装着部91が泡吐出容器100に(例えば胴部42に)装着されることにより、台状部92の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置される。例えば、装着部91の下端の高さ位置と胴部42の下端の高さ位置とが揃うように装着部91が胴部42に装着されることにより、台状部92の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置され、台状部76の高さ位置が一意に定まるようになっている。
そして、装着部91が胴部42に装着され、且つ、台状部92に被吐出体Hが載置された状態で、被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが目的形状となるようになっている。
台状部92は、例えば、平板状に形成されている。台状部92の上面は凹曲面状に形成されていても良い。
台状部92は、第1の実施形態における台状部76と同様の形状のものであり、第1の実施形態における台状部76と同様に用いることができる。
なお、本実施形態において、位置合わせ用アタッチメント90は、容器本体40の周囲を回転可能な回転部を含んでいて、その回転部が台状部92を有していても良い。例えば、位置合わせ用アタッチメント90の全体が、容器本体40に対して回転可能となっていても良いし、台状部92が装着部91に対して回転可能に設けられていても良い。
また、図16には、装着部91が、その上端及び下端の双方が開放した筒体である例を示しているが、装着部91は、下端の少なくとも一部分(例えば少なくとも周縁部)が閉塞した有底の筒状に形成されていても良い。なお、装着部91の底部は網目状に形成されていても良い。このように装着部91が有底である場合、例えば、装着部91の底部上に板状のスペーサを挿入することにより、台状部92の高さ位置を調節することが可能となる。
〔第6の実施形態〕
次に、図17、図18(a)及び図18(b)を用いて第6の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、ヘッド部30に対する台状部76の回転角度が特定の回転角度となった状態で、台状部76とヘッド部30とを合わせた平面形状が、所定のキャラクタの形状となるようになっている。ここで、キャラクタとは、例えば、動物、アニメのキャラクタ又は人間などであり、キャラクタの形状は、キャラクタの一部分(顔、手、足など)を模したものであっても良いし、全体を模したものであっても良い。
一例として、図17及び図18には、キャラクタの形状がウサギの顔である場合を示している。すなわち、台状部76がウサギの一方の耳(図18(a)では右耳)を、泡吐出用アタッチメント10がウサギの他方の耳(図18(a)では左耳)を模した形状となっていて、ポンプヘッド部32がウサギの顔(耳を除く)を模した形状となっている。
なお、ポンプヘッド部32の上面には、上記所定のキャラクタと対応する表示であるキャラクタ表示部17が付されていることが好ましい。図18(a)の例では、キャラクタ表示部17は、ウサギの目、鼻及び口を模した図柄の表示となっている。このため、キャラクタ表示部17、台状部76及びヘッド部30が、総体として、所定のキャラクタであるウサギの顔の形状を表している。ポンプヘッド部32の上面にキャラクタ表示部17を付す手法は特に限定されず、印刷であっても良いし、刻設であっても良いし、キャラクタの表示が付されたラベルの貼り付けにより付されていても良い。
本実施形態によれば、泡吐出容器詰め品200を使用する際の興趣を一層高めることができ、例えば幼い子供の自発的な手洗いを促すことなどが可能となる。
また、図18(a)及び図18(b)に示すように、上記所定のキャラクタの形状と上記の目的形状とが互いに同形状であることが好ましい。すなわち、例えば、図18に示すように、泡造形物FBの平面形状(図18(b))を、台状部76とヘッド部30とを合わせた平面形状(図18(a)参照)と同様の形状とすることができる。これにより、泡吐出容器詰め品200を使用する際の興趣を更に一段高めることができる。
〔第7の実施形態〕
次に、図19及び図20を用いて第7の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器詰め品200は、被吐出体Hを位置合わせするための台状部の高さ位置を複数の高さ位置から選択可能に構成されている。例えば、泡吐出容器詰め品200は、台状部86の高さ位置を調節可能とさせる位置調節機構を備えている。例えば、その位置調節機構は位置合わせ用アタッチメント70に備えられている。
一例として、位置合わせ用アタッチメント70は、装着部71と、装着部71に対して上下動可能に連結された可動部材85と、を有している。
装着部71の周壁部72には、上下に延在する波形スリット81が形成されている。図20に示すように、波形スリット81は、相対的に幅寸法が小さい細幅部81aと、相対的に幅寸法が大きい太幅部81bと、を上下方向において交互に有している。波形スリット81は、少なくとも太幅部81bを複数有している。例えば、図20のように、波形スリット81は、複数の太幅部81bと複数の細幅部81aとを有している。
一方、可動部材85は、第1の実施形態における台状部76と同様の台状部86と、台状部86の側端面から一方に突出している棒状のスリット通過体87と、スリット通過体87の先端に設けられた抜止体88と、を有している。台状部86は周壁部72の外側に配置され、抜止体88は周壁部72の内側に配置され、スリット通過体87は波形スリット81を貫通しているとともに台状部86と抜止体88とを相互に連結している。抜止体88はスリット通過体87を通過不能な形状及び寸法に形成されており、波形スリット81からのスリット通過体87の脱落を規制している。スリット通過体87は、例えば、丸棒状に形成されており、その外径は、細幅部81aの幅よりも若干大きく、且つ、太幅部81bの幅よりも小さく設定されている。
位置調節機構は、波形スリット81、スリット通過体87及び抜止体88により構成されている。
スリット通過体87がいずれかの太幅部81bに挿通されている状態から、可動部材85を装着部71に対して相対的に上方又は下方に移動させると、スリット通過体87は、細幅部81aを通過して、隣の太幅部81bに移動する。スリット通過体87が細幅部81aを通過する際には、装着部71が弾性変形することにより一時的に細幅部81aの幅寸法が拡大し、通過後には、装着部71が弾性復帰することにより細幅部81aの幅が元の幅に戻る。
台状部86を含む可動部材85の高さ位置は、スリット通過体87がいずれかの太幅部81bを通過する高さ位置に調節することができる。なお、細幅部81aはスリット通過体87の外径よりも細幅であるため、スリット通過体87は、可動部材85の自重では、細幅部81aを通過して下側の太幅部81bには移動しないようになっている。
本実施形態によれば、掌等の被吐出体Hの厚さに応じて、台状部86の高さ位置を所要の位置に調節して、泡吐出容器詰め品200を用いることができる。
なお、第2の実施形態のように泡吐出容器詰め品200が互いに高さ位置が異なる複数の台状部を含んでいる場合に、そのうち少なくとも何れか1つ以上の台状部について、高さ位置を調節可能とさせる位置調節機構を備えていても良い。
〔第8の実施形態〕
次に、図21及び図22を用いて第8の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器詰め品200は、位置合わせ用アタッチメント70を有していない代わりに、位置合わせ用アタッチメント120を有している。位置合わせ用アタッチメント120は、ヘッド部30のポンプヘッド部32又は泡吐出用アタッチメント10に吊り下げて用いられるものである。例えば、図21及び図22に示すように、位置合わせ用アタッチメント120をポンプヘッド部32に装着して(例えば吊り下げて)用いることができる。なお、図21はポンプヘッド部32を押下操作していない状態を示し、図22はポンプヘッド部32を押下操作した状態を示す。
位置合わせ用アタッチメント120は、例えば、ポンプヘッド部32に係止される係止部(装着部)121と、係止部121よりも下方に位置していて掌等の被吐出体Hが載置される台状部122と、台状部122と係止部121とを相互に連結している一対の連結部123と、を備えている。
台状部122は、例えば、平板状に形成されており、台状部122の両端部がそれぞれ連結部123によって係止部121から吊り下げられている。したがって、係止部121をポンプヘッド部32に係止することにより、図21に示すように位置合わせ用アタッチメント120の全体をポンプヘッド部32から吊り下げた状態とすることができる。換言すれば、装着部(係止部121)がポンプヘッド部32と嵌合することにより、装着部が泡吐出容器100に装着される。台状部122は、例えば、係止部121及び連結部123から水平に突出している。台状部122に掌等の被吐出体Hが載置されたときに、被吐出体Hの上面と吐出口20との高低差が上記所定距離L1となるようになっている。
すなわち、装着部(係止部121)が泡吐出容器100に(例えば泡吐出用アタッチメント10に)装着されることにより、台状部122の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置される。そして、装着部が泡吐出用アタッチメント10に装着され、且つ、台状部122に被吐出体Hが載置された状態で、被吐出体Hに対して泡体BUが吐出されることにより、泡体BUが目的形状となるようになっている。
本実施形態の場合、ポンプヘッド部32が押下操作されたときに、ポンプヘッド部32の下降に伴い、位置合わせ用アタッチメント120もポンプヘッド部32及び泡吐出用アタッチメント10と一体的に下降する。換言すれば、台状部122はヘッド部30に装着されており、ヘッド部30が押下操作されることにより、ヘッド部30と一体的に台状部122が下降する。このため、押下操作によるポンプヘッド部32の下降位置にかかわらず、被吐出体Hの上面と吐出口20との高低差は上記所定距離L1に維持される。よって、第1の実施形態と同様に、所定の目的形状の泡造形物FBを被吐出体H上に成形することができる。
〔第9の実施形態〕
次に、図23を用いて第9の実施形態を説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器詰め品200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と相違し、その他の点では上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器詰め品200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、台状部76は、被吐出体Hを水平方向において位置決めするための起立壁部131を有している。
図23の例では、平面視における装着部71の中心位置からの距離が互いに等しい位置に、一対の起立壁部131が配置されている。一対の起立壁部131は、例えば、それぞれ平板状に形成され、且つ、それぞれの板面が平面視における装着部71の径方向と平行に配置されている。したがって、一対の起立壁部131は互いに平行に対向している。
起立壁部131によって掌等の被吐出体Hをガイドさせることにより、被吐出体Hを水平方向においても所定の配置位置に位置決めできるようになっている。これにより、被吐出体Hを台状部76上に安定的に配置した状態で、被吐出体H上に泡体BUを吐出し、泡造形物FBを成形することができる。
〔第10の実施形態〕
次に、図24を用いて第10の実施形態を説明する。
上記の各実施形態では、手動式の泡吐出容器100を説明したが、本実施形態の場合、泡吐出容器100は電動式である。
本実施形態に係る泡吐出容器100は、液剤150を容器本体40から送出する液体送出アクチュエータ(例えば液体ポンプ193)と、気体を送出する気体送出アクチュエータ(例えば気体ポンプ194)と、を備え、ヘッド部30は、液体送出アクチュエータにより送出される液剤150と、気体送出アクチュエータにより送出される気体と、を混合することにより生成された泡体BUを吐出口20から吐出する。
液体ポンプ193は、吸引管195を介して、容器本体40内の液剤150を吸引し、該液剤150を、泡生成部51に送出する。
一方、気体ポンプ194は、周囲の空気を吸引し、該空気を、泡生成部51を介して泡吐出用アタッチメント10の吐出口20に送出する。
泡生成部51では、第1の実施形態と同様に、泡体BUが生成される。すなわち、液体ポンプ193によって泡生成部51に供給された液剤150に対して、気体ポンプ194により送気された空気が吹き付けられることにより、先ず、液剤150が粗い泡になり、この粗い泡が泡生成部51のメッシュを通過することにより、きめ細かく均一な泡体BUが生成される。
泡生成部51にて生成された泡体BUは、気体ポンプによる送気によって付勢されて、泡吐出用アタッチメント10に送出され、第1の実施形態と同様に吐出口20から吐出される。
本実施形態の場合、吐出操作は、例えば、ユーザーが掌等の被吐出体Hを吐出口20の下にかざすことである。
泡吐出容器100は、吐出口20の下に被吐出体Hがかざされたことを検知する検知部196と、検知部196による検知結果に基づいて液体ポンプ193及び気体ポンプ194を制御する制御部192と、電池などの電源部191と、を備えている。電源部191は、制御部192、液体ポンプ193、気体ポンプ194及び検知部196に対して給電する。
検知部196としては、一例として、赤外線の送受信機を有する反射式センサを用いることができる。
制御部192は、検知部196が吐出操作を検知した場合に、液体ポンプ193及び気体ポンプ194を駆動させて、所定量の泡体BUを吐出口20から吐出させる。
泡吐出容器100は、更に、筐体199を備えている。筐体199内には、容器本体40、電源部191、制御部192、液体ポンプ193、気体ポンプ194、泡生成部51、泡吐出用アタッチメント10及び検知部196が設けられている。
本実施形態の場合、泡吐出用アタッチメント10は、筐体199に対して着脱不能に固定されていても良いし、筐体199に対して着脱可能に装着されていても良い。泡吐出用アタッチメント10の吐出口20は、ヘッド部30において筐体99から露出している。より具体的には、例えば、筐体199の一部分が庇状に突出することによりヘッド部30が構成されており、ヘッド部30の下面に吐出口20が露出している。
なお、本実施形態の場合、吐出口20の高さ位置は変動しないため、泡体BUの吐出完了時の吐出口20の位置は、泡体BUの吐出開始時などにおける吐出口20の位置と同じである。
本実施形態の場合、泡吐出容器100は、筐体199の側面から側方に突出する台状部76を有している。台状部76の基端部は筐体199の側面に固定されている。台状部76は、吐出口20の下方に配置されている。台状部76は、例えば、平面視において吐出口20と重なる位置まで側方に突出している。すなわち、台状部76が吐出口20の直下の位置まで突出していて、吐出口20の下方の位置に台状部76が存在している。なお、台状部76は、吐出口20の直下の位置よりも外方の位置まで側方に突出していても良い。
本実施形態の場合、台状部76に掌等の被吐出体Hを載置して位置合わせすることにより、検知部196が被吐出体Hを検知するので、制御部192の制御下で被吐出体H上に泡体BUが吐出される。泡吐出用アタッチメント10及びその吐出口20は、第1の実施形態と同様であるため、本実施形態においても、被吐出体H上に目的形状の泡造形物FBを作成することができる。
なお、本実施形態において、液体送出アクチュエータ及び気体送出アクチュエータがそれぞれポンプである例を説明したが、液体送出アクチュエータ及び気体送出アクチュエータは、モータであっても良い。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記実施形態では、位置合わせ用アタッチメント70がキャップ53に対して着脱可能な例を説明したが、キャップ53の下端と容器本体40の口頸部44の下部との間に位置合わせ用アタッチメント70の装着部71が挟持されることによって、位置合わせ用アタッチメント70が容器本体40及びキャップ53に対して固定されるようになっていても良い。
また、上記実施形態では、ポンプヘッド部32に対して着脱可能な泡吐出用アタッチメント10から泡体BUが吐出される例を説明したが、泡吐出用アタッチメント10と同様に所定の目的形状の泡造形物FBを成形する機能を有する泡吐出部が、ポンプヘッド部32と一体的に形成されていても良い。
また、上記実施形態では、一塊の泡造形物FBを吐出成形することを例示したが、本発明はこれに限られない。複数の塊部分を有する泡造形物FBを吐出成形する場合には、それぞれの塊部分に対応する複数の吐出部を有する吐出口とすればよい。
また、図4に示したノズル組立体50の構造はあくまで一例であり、容器本体40に貯留された液剤150を泡吐出用アタッチメント10に送出する機構は種々の構成を採用することができる。
また、上記実施形態では容器本体40に貯留された液状の液剤150が泡状に変えられてから泡吐出用アタッチメント10に導入されることを例示した。具体的には、ノズル組立体50の内部に、メッシュを含む泡生成部51を配置した(図8参照)。これに代えて、泡吐出用アタッチメント10の内部に泡生成部を設けてもよい。すなわち、容器本体40から液状の液剤150が泡吐出用アタッチメント10に導入され、泡吐出用アタッチメント10の内部で液剤150を泡状に変えて吐出口20から吐出してもよい。具体的には、吐出口20に泡生成部を設けてもよい。
その他、互いに相反しない限りにおいて、上記各実施形態の相互間で、構成要素を組み合わせることができる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
<1>液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに、吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備える泡吐出容器であって、前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、当該泡吐出容器は、前記被吐出体が載置される台状部を備え、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となる泡吐出容器。
<2>前記台状部は、平面視において前記吐出口と重なり得るように形成されている<1>に記載の泡吐出容器。
<3>前記吐出操作は、前記ヘッド部に対する押下操作であり、前記ヘッド部は、前記押下操作により前記容器本体に対して相対的に下降し、当該下降に伴い前記吐出口から前記泡体を吐出する(1)又は(2)に記載の泡吐出容器。
<4>前記台状部は、前記容器本体に対して装着されることにより前記ヘッド部を前記容器本体に対して取り付ける取付部の側方、又は、前記容器本体の側方に突出している(3)に記載の泡吐出容器。
<5>前記台状部は、前記吐出口の直下の位置まで側方に突出しているか、又は、前記吐出口の直下の位置よりも外方の位置まで側方に突出している<4>に記載の泡吐出容器。
<6>前記取付部又は前記容器本体の周囲を、回転可能な回転部を備え、前記回転部が前記台状部を有している<4>又は<5>に記載の泡吐出容器。
<7>前記ヘッド部に対する前記台状部の回転角度が特定の回転角度となった状態で、前記台状部と前記ヘッド部とを合わせた平面形状が、所定のキャラクタの形状となる<6>に記載の泡吐出容器。
<8>前記台状部は、前記容器本体に対して装着されることにより前記ヘッド部を前記容器本体に対して取り付ける取付部又は前記容器本体に対して着脱可能に構成されている<3>から<7>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<9>前記台状部は、前記容器本体に対して装着されることにより前記ヘッド部を前記容器本体に対して取り付ける取付部と一体形成されている<3>から<5>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<10>前記ヘッド部が前記押下操作されることにより、前記ヘッド部が前記台状部に対して相対的に下降する<4>から<9>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<11>前記台状部は前記ヘッド部に装着され、前記ヘッド部が前記押下操作されることにより、前記ヘッド部と一体的に前記台状部が下降する<4>から<7>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<12>前記被吐出体を位置合わせするための前記台状部の高さ位置を複数の高さ位置から選択可能である<1>から<11>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<13>互いに高さ位置が異なる複数の前記台状部を備える<12>に記載の泡吐出容器。
<14>前記台状部の高さ位置を調節可能とさせる位置調節機構を備えている<12>又は<13>に記載の泡吐出容器。
<15>前記液剤を前記容器本体から送出する液体送出アクチュエータと、気体を送出する気体送出アクチュエータと、を備え、前記ヘッド部は、前記液体送出アクチュエータにより送出される前記液剤と、前記気体送出アクチュエータにより送出される前記気体と、を混合することにより生成された前記泡体を前記吐出口から吐出する<1>から<3>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<16><1>から<15>のいずれか一項に記載の泡吐出容器と、前記容器本体に充填された前記液剤と、を備える泡吐出容器詰め品。
<17>泡吐出容器に装着して用いられる位置合わせ用アタッチメントであって、前記泡吐出容器は、液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに、吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備え、前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、当該位置合わせ用アタッチメントは、前記泡吐出容器に装着される装着部と、前記装着部に固定されているとともに前記被吐出体が載置される台状部と、を備え、前記装着部が前記泡吐出容器に装着されることにより、前記台状部の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置され、前記装着部が前記泡吐出容器に装着され、且つ、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で、前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となる位置合わせ用アタッチメント。
<18>液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備える泡吐出容器から前記泡体を吐出して泡造形物を作成する方法であって、前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、前記泡吐出容器は、前記被吐出体が載置される台状部を備え、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となるようになっており、当該方法は、前記台状部に前記被吐出体を載置する工程と、前記吐出操作により前記泡体を前記被吐出体に吐出させることによって、前記泡体を前記目的形状の泡造形物に成形する工程と、を含む泡造形物作成方法。
<19>前記所定のキャラクタの形状と前記目的形状とが互いに同形状である<7>に記載の泡吐出容器。
<20>前記台状部は、前記吐出口の直下の位置まで当該泡吐出容器の側方に突出している上記いずれかの泡吐出容器。
<21>前記台状部の突出量が10mm以上である上記いずれかの泡吐出容器。
<22>前記取付部又は前記容器本体に対して着脱可能に装着される位置合わせ用アタッチメントを備え、前記位置合わせ用アタッチメントは、前記取付部又は前記容器本体に着脱可能に装着される装着部と、前記装着部から側方に突出している前記台状部と、を有している上記いずれかの泡吐出容器。
<23>前記装着部は、前記取付部又は前記容器本体に対して回転可能に設けられている<22>に記載の泡吐出容器。
<24>前記台状部は、前記ヘッド部から吊り下げられており、前記ヘッド部に対する押下操作の量にかかわらず、前記吐出口と前記台状部との高低差が一定に維持される上記いずれかの泡吐出容器。
<25>前記台状部は、前記被吐出体を水平方向において位置決めするための起立壁部を有する上記いずれかの泡吐出容器。
<26>前記吐出口は前記ヘッド部の下面よりも下方に突出しており、且つ、前記泡体の吐出完了時点における前記泡造形物の厚みは、前記被吐出体の上面と前記ヘッド部の前記下面との高低差と同じとなるか、又は、前記被吐出体の上面と前記ヘッド部の前記下面との高低差よりも大きくなる上記いずれかの泡吐出容器。
<27>前記ヘッド部は、押下操作される被押下部と、前記取付部から上方に起立して設けられているとともに前記被押下部を支持しているシャフト部と、を有し、
前記位置合わせ用アタッチメントは、前記取付部に着脱可能に装着される装着部と、前記装着部から側方に突出している前記台状部と、を有し、
前記装着部は、前記取付部の外周面に沿って配置される筒状の周壁部と、前記取付部の上面に沿って配置される天面部と、を有し、
前記天面部には、前記シャフト部を挿通させる挿通孔が形成され、
前記装着部には、前記挿通孔の内部空間を前記周壁部の周囲の空間と連通させるスリットが形成され、
平面視において、前記装着部の中心から前記台状部の平面形状における重心に向かう方向を前方、当該前方に対する反対方向を後方とすると、前記スリットは、後方を避けた位置に配置されている上記いずれかの泡吐出容器。
<28>前記泡体を前記目的形状の前記泡造形物に成形する工程は、前記吐出口又は前記ヘッド部における前記吐出口の周囲の部分と、前記被吐出体との間で、前記泡体を押しつぶしながら行う、<18>に記載の泡造形物作成方法。
10 泡吐出用アタッチメント
10a 上半体
10b 下半体
15 パターン表示部
16 嵌合部
17 キャラクタ表示部
18 掛止部
20 吐出口
22 細幅開口部
22a 細幅開口部
22b 細幅開口部
24 太幅開口部
26 吐出ガイド
27 細幅ガイド部
28 太幅ガイド部
30 ヘッド部
31 底面
32 ポンプヘッド部
33 周縁部
34 中間筒
35 外筒
36 内筒
40 容器本体
42 胴部
43 肩部
44 口頸部
46、76、77、78、86、92 台状部
50 ノズル組立体
51 泡生成部
52 ノズル部
53 キャップ(取付部)
54 ノズル開口
55 ピストン
56 ハウジング
57 吸引管
58 バネ体
59 弁体
60 貯留部
62 傾斜面
64 内部底面
66 天面
70 位置合わせ用アタッチメント(回転部)
71 装着部
72 周壁部
73 天面部
74 挿通孔
75 スリット
81 波形スリット(位置調節機構)
81a 細幅部
81b 太幅部
85 可動部材
87 スリット通過体(位置調節機構)
88 抜止体(位置調節機構)
90 位置合わせ用アタッチメント
91 装着部
100 泡吐出容器
120 位置合わせ用アタッチメント
121 係止部(装着部)
122 台状部
123 連結部
131 起立壁部
150 液剤
191 電源部
192 制御部
193 液体ポンプ(液体送出アクチュエータ)
194 気体ポンプ(気体送出アクチュエータ)
195 吸引管
196 検知部
199 筐体
200 泡吐出容器詰め品
BU 泡体
FB 泡造形物
H 被吐出体

Claims (18)

  1. 液剤を貯留する容器本体と、
    吐出口を有しているとともに、吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、
    を備える泡吐出容器であって、
    前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、
    当該泡吐出容器は、前記被吐出体が載置される台状部を備え、
    前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となる泡吐出容器。
  2. 前記台状部は、平面視において前記吐出口と重なり得るように形成されている請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記吐出操作は、前記ヘッド部に対する押下操作であり、
    前記ヘッド部は、前記押下操作により前記容器本体に対して相対的に下降し、当該下降に伴い前記吐出口から前記泡体を吐出する請求項1又は2に記載の泡吐出容器。
  4. 前記台状部は、前記容器本体に対して装着されることにより前記ヘッド部を前記容器本体に対して取り付ける取付部の側方、又は、前記容器本体の側方に突出している請求項3に記載の泡吐出容器。
  5. 前記台状部は、前記吐出口の直下の位置まで側方に突出しているか、又は、前記吐出口の直下の位置よりも外方の位置まで側方に突出している請求項4に記載の泡吐出容器。
  6. 前記取付部又は前記容器本体の周囲を、回転可能な回転部を備え、
    前記回転部が前記台状部を有している請求項4又は5に記載の泡吐出容器。
  7. 前記ヘッド部に対する前記台状部の回転角度が特定の回転角度となった状態で、前記台状部と前記ヘッド部とを合わせた平面形状が、所定のキャラクタの形状となる請求項6に記載の泡吐出容器。
  8. 前記台状部は、前記容器本体に対して装着されることにより前記ヘッド部を前記容器本体に対して取り付ける取付部又は前記容器本体に対して着脱可能に構成されている請求項3から7のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  9. 前記台状部は、前記容器本体に対して装着されることにより前記ヘッド部を前記容器本体に対して取り付ける取付部と一体形成されている請求項3から5のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  10. 前記ヘッド部が前記押下操作されることにより、前記ヘッド部が前記台状部に対して相対的に下降する請求項4から9のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  11. 前記台状部は前記ヘッド部に装着され、
    前記ヘッド部が前記押下操作されることにより、前記ヘッド部と一体的に前記台状部が下降する請求項4から7のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  12. 前記被吐出体を位置合わせするための前記台状部の高さ位置を複数の高さ位置から選択可能である請求項1から11のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  13. 互いに高さ位置が異なる複数の前記台状部を備える請求項12に記載の泡吐出容器。
  14. 前記台状部の高さ位置を調節可能とさせる位置調節機構を備えている請求項12又は13に記載の泡吐出容器。
  15. 前記液剤を前記容器本体から送出する液体送出アクチュエータと、
    気体を送出する気体送出アクチュエータと、
    を備え、
    前記ヘッド部は、前記液体送出アクチュエータにより送出される前記液剤と、前記気体送出アクチュエータにより送出される前記気体と、を混合することにより生成された前記泡体を前記吐出口から吐出する請求項1から3のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の泡吐出容器と、
    前記容器本体に充填された前記液剤と、
    を備える泡吐出容器詰め品。
  17. 泡吐出容器に装着して用いられる位置合わせ用アタッチメントであって、
    前記泡吐出容器は、
    液剤を貯留する容器本体と、
    吐出口を有しているとともに、吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、
    を備え、
    前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、
    当該位置合わせ用アタッチメントは、前記泡吐出容器に装着される装着部と、前記装着部に固定されているとともに前記被吐出体が載置される台状部と、を備え、
    前記装着部が前記泡吐出容器に装着されることにより、前記台状部の高さ位置が予め定められた高さ位置に配置され、
    前記装着部が前記泡吐出容器に装着され、且つ、前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で、前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となる位置合わせ用アタッチメント。
  18. 液剤を貯留する容器本体と、吐出口を有しているとともに吐出操作に応じて前記吐出口から前記液剤を泡体として吐出するヘッド部と、を備える泡吐出容器から前記泡体を吐出して泡造形物を作成する方法であって、
    前記ヘッド部は、前記泡体の吐出完了時の前記吐出口の位置から所定距離下方の位置に配置された被吐出体に対して前記泡体が吐出された場合に、前記泡体が目的形状に成形されるように構成されており、
    前記泡吐出容器は、前記被吐出体が載置される台状部を備え、
    前記台状部に前記被吐出体が載置された状態で前記被吐出体に対して前記泡体が吐出されることにより、前記泡体が前記目的形状となるようになっており、
    当該方法は、
    前記台状部に前記被吐出体を載置する工程と、
    前記吐出操作により前記泡体を前記被吐出体に吐出させることによって、前記泡体を前記目的形状の泡造形物に成形する工程と、
    を含む泡造形物作成方法。
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