JP6466818B2 - 押釦用スイッチ部材およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、押釦用スイッチ部材およびその製造方法に関する。
従来から、メタルドームに代表されるドーム状接点の天面の上方から、操作キーを押し込み、操作キーに接続された押圧部をドーム状接点に接触せしめて座屈させてスイッチをオンにする押圧用スイッチ部材が様々な電子機器に用いられている。かかる押釦用スイッチ部材では、一般的に、押圧部とドーム状接点とが独立して対向配置されており、操作キーの押圧を通じて、押圧部がドーム状接点を座屈変形させてスイッチをオンにする構造を有する。より具体的な構成について、以下、図面を参照しながら説明する。
図8は、従来から公知の押釦用スイッチ部材を備えた電子機器の平面図(8A)、そのX−X線断面図(8B)および該8Bに示す構造の一部を変形した同様のX−X線断面図(8C)をそれぞれ示す。
図8に示す電子機器40(40a)は、筐体51の表側の面に、表示部52(操作面を兼ねていても良い)と、3個の操作キー53を含む押釦用スイッチ部材50(50a)と、を備える。図8(8B)に断面構造を示す電子機器40用の押釦用スイッチ部材50は、筐体51に形成された操作キー53用の穴部から操作キー53の上部を突出させた構成を有する。操作キー53は、その下面に、弾性シート54を配置している。弾性シート54は、その下面における各操作キー53の直下相当位置に、下方に突出する押圧部55を1個ずつ備える。一方、基板56は、各押圧部55の直下位置に、金属の薄板をドーム状に成形して成るドーム状接点57を1個ずつ備える。ドーム状接点57の開口側端面は、基板56からその表面を露出させた状態で基板56内に埋設される電極と電気的に接続されている。ドーム状接点57の開口側と反対側の天面は、押圧部55と固定されておらず、操作キー53の押圧に伴い、押圧部55がドーム状接点57を座屈変形させることによって、ドーム状接点57の内方に配置される電極とドーム状接点57とを導通させることができる。
また、図8(8C)に断面構造を示す電子機器40a用の押釦用スイッチ部材50aは、筐体51に形成された操作キー用の穴部から操作キー53の上部を突出させた構成を持つ。操作キー53は、その下面に、下方に突出する細い押圧部53aを備える。押圧部53aは、筐体51に形成された貫通孔58から下方に突出する。押圧部53aは、貫通孔58の周囲と弾性部材59によって接続されており、操作キー53の押圧とその解除時に上下動可能に構成されている。弾性部材59は、断面L字形状の補強部材60と一体成形された状態で、貫通孔58の周囲を含む領域に形成されている。一方、基板56は、各押圧部53aの直下位置にドーム状接点57を1個ずつ備える。ドーム状接点57の天面は、押圧部53aと固定されておらず、操作キー53の押圧に伴い、押圧部53aがドーム状接点57を座屈変形させることによって、ドーム状接点57の内方に配置される電極とドーム状接点57とを導通させることができる。
上記構造に類似する構造を有する押釦用スイッチ部材として、ドーム状接点の上方に位置する押圧部の先端に軟質樹脂材を備え、操作キー直下のカバー部材と押圧部との密着性を向上し、カバー部材と押圧部の厚み等を容易に任意の値に設定することができるようにした押釦用スイッチ部材も知られている(特許文献1を参照)。
特開2014−216223号公報
しかし、従来から公知の上述の押釦用スイッチ部材には、さらなる特性が求められている。操作キーの直下に位置する押圧部は、ドーム状接点の天面に接するのが理想的である。しかし、各部材の成形精度あるいは各部材の組み立て精度の良し悪しに起因して、必ずしも押圧部が天面に接するとは限らないのが現状である。また、押圧部の形状によっては、ドーム状接点に対する芯出しが難しい場合もある。さらに、上述の精度が良い場合であっても、操作キーを押圧したときに、押圧部がドーム状接点の天面から横方向にずれる可能性もある。
このような状況は、押圧部とドーム状接点とが固定されていないことに起因することから、操作キーの直下にある押圧部とドーム状接点とを接着剤を用いて固定する方法も考えられる。しかし、接着剤の塗布量による操作性の違い、密着力あるいは接着剤の厚みのバラツキに起因する押釦用スイッチ部材の厚さ方向のバラツキが発生する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、接着剤を使用せずに、操作キーとドーム状接点とを固定してそれらの位置ズレを低減可能な押釦用スイッチ部材およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、ドーム状接点と、そのドーム状接点の突出側に対向配置される操作キーと、ドーム状接点と操作キーとの間に配置されると共にドーム状接点側または操作キー側のいずれかに固定される押圧部とを備え、操作キーをドーム状接点の方向に押圧して、ドーム状接点を弾性的に座屈変形可能とする押釦用スイッチ部材であって、押圧部の少なくとも一部を含む面および押圧部の一部と接する操作キー側若しくはドーム状接点側の面のいずれか一方の面に、シロキサン結合を有する第一弾性体層を備える一方、第一弾性体層と接する他方の面に、シロキサン結合を有する第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備え、第一弾性体層と第二弾性体層とを、あるいは第一弾性体層とシランカップリング剤層とを直接接合して成る。
別の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、さらに、押圧部を操作キー側に固定して成り、操作キーのドーム状接点側の面において少なくとも押圧部の頂部を含む面に、第一弾性体層を備えても良い。
別の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、また、押圧部を操作キー側に固定して成り、操作キーのドーム状接点側の面において少なくとも押圧部の頂部を含む面に、第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備えても良い。
別の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、また、押圧部をドーム状接点側に固定して成り、ドーム状接点の操作キー側の面において少なくとも押圧部の頂部を含む面に、第一弾性体層を備えても良い。
別の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、また、押圧部をドーム状接点側に固定して成り、ドーム状接点の操作キー側の面において少なくとも押圧部の頂部を含む面に、第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備えても良い。
別の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、また、押圧部を挿入固定可能な凹部を押圧部と対向位置に備え、操作キーとドーム状接点とが押圧部の凹部への挿入により固定されていても良い。
別の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材は、また、第一弾性体層および第二弾性体層の内の少なくとも1つの層をシリコーンゴムとしても良い。
また、一実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の製造方法は、ドーム状接点と、そのドーム状接点の突出側に対向配置される操作キーと、ドーム状接点と操作キーとの間に配置されると共にドーム状接点側または操作キー側のいずれかに固定される押圧部とを備え、操作キーをドーム状接点の方向に押圧して、ドーム状接点を弾性的に座屈変形可能とする押釦用スイッチ部材を製造する方法であって、押圧部の少なくとも一部を含む面および押圧部の一部と接する操作キー側若しくはドーム状接点側の面のいずれか一方の面に、シロキサン結合を有する第一弾性体層を備える一方、第一弾性体層と接する他方の面に、シロキサン結合を有する第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備え、第一弾性体層と、第二弾性体層若しくはシランカップリング剤層との両層の対向面に対して紫外線を照射して、それら対向面に、紫外線の照射前に比べて接着性の高い接着活性層を形成する接着活性層形成工程と、接着活性層同士を直接接合する接合工程とを含む。
本発明によれば、接着剤を使用せずに、操作キーとドーム状接点とを固定してそれらの位置ズレを低減可能な押釦用スイッチ部材を提供できる。
図1は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の図8中のX−X線と同様の線で切断したときの断面図(1A)および当該断面図中の領域Aの拡大断面図(1B)をそれぞれ示す。 図2は、第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の図8中のX−X線と同様の線で切断したときの断面図(2A)および当該断面図中の領域Bの拡大断面図(2B)をそれぞれ示す。 図3は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第3の実施の形態において図1(1A)中の領域Aと同様の領域を拡大した拡大断面図(3A)および第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第4の実施の形態において同様の領域を拡大した拡大断面図(3B)をそれぞれ示す。 図4は、第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第5の実施の形態において図2(2A)中の領域Bと同様の領域を拡大した拡大断面図(4A)および第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第6の実施の形態において同様の領域を拡大した拡大断面図(4B)をそれぞれ示す。 図5は、第3の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第7の実施の形態の拡大断面図(5A)および第8の実施の形態の拡大断面図(5B)をそれぞれ示す。 図6は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第9の実施の形態の拡大断面図(6A)および第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第10の実施の形態の拡大断面図(6B)をそれぞれ示す。 図7は、本発明の押釦用スイッチ部材の製造方法の好適な実施の形態における主要な工程の流れを示す。 図8は、従来から公知の押釦用スイッチ部材を備えた電子機器の平面図(8A)、そのX−X線断面図(8B)および該8Bに示す構造の一部を変形した同様のX−X線断面図(8C)をそれぞれ示す。
次に、本発明に係る押釦用スイッチ部材およびその製造方法の各実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、各実施の形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
1.押釦用スイッチ部材の構成
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の図8中のX−X線と同様の線で切断したときの断面図(1A)および当該断面図中の領域Aの拡大断面図(1B)をそれぞれ示す。
第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1は、電子機器の筐体11に形成された貫通孔から天面部分を露出して配置される3個の操作キー13と、3個の操作キー13の裏側に共通で備える弾性シート14と、当該弾性シート14より内方に配置される基板16と、基板16の一方の面であって弾性シート14と対向する側に配置されるドーム状接点17とを備える。
操作キー13は、筐体11の貫通孔から抜け出ない大きさのフランジ部を備える略ハット形状のキーである。ただし、フランジ部は必須の構成ではない。この点は、他の実施形態でも同様である。操作キー13を構成する材料は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などを含む如何なる種類の樹脂であっても良い。また、樹脂以外の構成材料として、ガラス、金属、セラミックス、グラファイト等を用いて、操作キー13を構成しても良い。
弾性シート14は、筐体11に固定され、操作キー13をそれより内方(すなわち、ドーム状接点17の方向)に押圧したときに、内方に突出するように撓むことのできるシートである。この実施の形態では、弾性シート14は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されるシートである。弾性シート14は、ドーム状接点17の天面若しくはその周囲に向かって突出する押圧部(押し子若しくはプッシャーともいう)15を備える。押圧部15は、この実施の形態では、操作キー13と同数若しくはそれ以上の数にて、弾性シート14に一体的に形成されている。すなわち、押圧部15は、この実施の形態では、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成される。弾性シート14の好適な厚さは、0.2mm〜2.0mmであり、より好ましくは0.3mm〜0.7mmである。押圧部15の好適な厚さは、0.1mm〜2.0mmであり、より好ましくは0.4mm〜1.0mmである。
ドーム状接点17は、導電性に優れる材料(好適には、金属)を薄いドーム形状に成形した接点である。ドーム状接点17としては、ステンレススチール又は青銅、リン青銅等の銅合金若しくはそれらをめっき又は蒸着したものあるいはポリエステルとカーボン印刷した成形品を好ましく用いることができ、その中でもステンレススチール又はそれらをめっきしたものがより好ましく用いたメタルドームの形態を採用できる。この点は、他の実施形態でも同様である。ドーム状接点17の開口部は、絶縁性に優れた基板16上に表面を露出するように埋設される電極23に電気的に接続されている。また、この実施の形態では、基板16は、ドーム状接点17の開口領域の略中心(突出天面の直下位置)に、スイッチ用電極22を備える。操作キー13をドーム状接点17側に押し込むと、押圧部15によってドーム状接点17の天面部分が座屈変形し、その天面の裏面がスイッチ用電極22に接触する。これによって、ドーム状接点17の開口部と電気的接続されている電極23とスイッチ用電極22とが導通し、スイッチがオンになる。なお、スイッチ用電極22および電極23は、必須の構成部ではなく、これを備えていなくても良い。この場合、ドーム状接点17は、操作キー13からの押圧とその解除によって、弾性変形と元の形状への回復が可能なドーム状の部材であって、スイッチ機能を奏しない。
ドーム状接点17を含めた基板16の表方向の面は、被覆層20にて覆われている。被覆層20は、その構成材料を特に限定されない層である。被覆層20の構成材料には、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴムあるいはスチレンブタジエンゴム等の熱硬化性エラストマー; ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系あるいはフッ素系等の熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの複合物等を用いることができる。また、同構成材料として、ニトリルゴム(NBR)を用いても良い。さらに、被覆層20は、上記ゴム以外の材料から構成される層、例えば、樹脂層でも良い。この実施の形態では、被覆層20は、好ましくは、シリコーンゴムから構成されている。被覆層20の好適な厚さは、0.01mm〜0.2mmであり、より好ましくは0.02mm〜0.1mmである。被覆層20は、ドーム状接点17ごとに形成されていても良い。また、被覆層20を形成せずに、ドーム状接点17の上に、直接、シランカップリング剤層21を形成しても良い。
被覆層20は、その表側の面(押圧部15側の面)に、シランカップリング剤から成るシランカップリング剤層21を備える。シランカップリング剤は、如何なる種類のものでも良く、例えば、信越化学工業株式会社製のKBE−903、1〜2種類のシランカップリング剤を溶媒で希釈してプライマー化したもので構成しても良く、アミノシラン系プライマー(例えば、信越化学工業株式会社製のKPB−40)で構成しても良い。シランカップリング剤層21は、印刷、塗装、塗布、転写、一体成形等のいずれの手法にて被覆層20の表面に形成されても良い。シランカップリング剤層21の好適な厚さは、1μm〜15μmであり、より好ましくは2μm〜8μmである。シランカップリング剤層21と押圧部15とは、直接接合されており、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させない形態で接合されている。このような接合を、本願では、「直接接合」と称する。かかる接合のメカニズムについて、以下、簡単に説明する。
紫外線を照射可能な紫外線照射媒体の一例であるエキシマランプを用いて、押圧部15とシランカップリング剤層21のそれぞれの接合面に、172nmの波長を含む紫外線を照射すると、その紫外線は、周囲の酸素(O)に直接作用して、活性酸素(O(D))を生成する。また、この紫外線は、酸素(O)をオゾン(O)に変化させ、オゾン(O)を酸素(O)と活性酸素(O(D))とに変化させる。なお、接合前の初期状態においては、押圧部15およびシランカップリング剤層21のそれぞれの接合面には、CH基が存在する。ここで、それぞれの接合面に紫外線を照射させると、紫外線と、周囲の酸素に紫外線が照射されることにより発生する活性酸素とによって、それぞれの接合面の表層が酸化される。これによって、それぞれの接合面のCH基が酸化されて、OH基となる。その後、押圧部15とシランカップリング剤層21を貼り合わせ、両者が接する方向に加重をかけて、室温下で所定の時間保持すると、それぞれの接合面のOH基同士が結合して水を発生し、押圧部15側のシリコン(Si)とシランカップリング剤層21側のシリコン(Si)が酸素(O)を介して結合される。このように、押圧部15とシランカップリング剤層21のそれぞれの接合面が何らの接着剤をも介在させずに分子的に結合する状態を、一体的に接合あるいは直接接合という。上記紫外線を照射した後のそれぞれの接合面は、互いに接合しやすい状況下にあるため、その表層部分を「接着活性層」という。なお、エキシマランプ以外に、真空プラズマ処理や大気圧プラズマ処理、フレーム処理やコロナ処理による易接着処理後のそれぞれの両接合面を重ね合わせることにより、一体的に接合しても良い。
このように、押釦用スイッチ部材1は、ドーム状接点17と、そのドーム状接点17の突出側に対向配置される操作キー13と、ドーム状接点17と操作キー13との間に配置されると共に操作キー13側に固定される押圧部15とを備え、操作キー13をドーム状接点17の方向に押圧して、ドーム状接点17を弾性的に座屈変形可能とする。押釦用スイッチ部材1は、押圧部15の少なくとも一部(ここでは、少なくとも頂部)の面を含む弾性シート14(第一弾性体層に相当)を備える一方、その弾性シート14と接する他方の面にシランカップリング剤層21を備え、弾性シート14とシランカップリング剤層21とを直接接合して成る。ここで、押圧部15は、操作キー13側に、弾性シート14と一体で固定されて成る。このような構造を有する押釦用スイッチ部材1は、押圧部15とドーム状接点17上のシランカップリング剤層21とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
(第2の実施の形態)
図2は、第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の図8中のX−X線と同様の線で切断したときの断面図(2A)および当該断面図中の領域Bの拡大断面図(2B)をそれぞれ示す。
第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1aは、電子機器の筐体11に形成された貫通孔から天面部分を露出して配置される3個の操作キー13と、3個の操作キー13の裏側に配置される基板16と、基板16の一方の面であって操作キー13と対向する側に配置されるドーム状接点17とを備える。
操作キー13は、筐体11の貫通孔から抜け出ない大きさのフランジ部を備えると共に、ドーム状接点17の天面方向に徐々に径を小さくしながら伸びる細長い押圧部13aを備える。操作キー13は、第1の実施の形態と同様の選択的な材料候補から好適に形成可能である。筐体11は、操作キー13のフランジ部より上方の部位を表側に露出可能な貫通孔を備える面と、その面より内方にあって押圧部13aのみを貫通させてフランジ部を貫通させない貫通孔18を備える面との二段に形成されている。操作キー13は、これら2つの面の間の領域にて上下動可能に配置されている。押圧部13aは、ドーム状接点17側の少なくとも先端面に、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成される弾性層25を備える。弾性層25は、押圧部13aの先端面のみならず、その先端から連続する側面にも延出して形成されていても良い。また、弾性層25の厚さは、特に制約されないが、ドーム状接点17の座屈変形時に、良好なクリック感を奏するためには、できるだけ薄い方が好ましい。弾性層25の好適な厚さは、0.01mm〜2.0mmであり、より好ましくは0.02mm〜0.5mmである。
ドーム状接点17、被覆層20、シランカップリング剤層21、スイッチ用電極22および電極23は、第1の実施の形態で説明したものと同様である。ただし、この実施の形態における被覆層20およびシランカップリング剤層21は、ドーム状接点17の突出側の面を覆うだけであって、ドーム状接点17の周囲の面を覆っていない点で、第1の実施の形態と異なる。シランカップリング剤層21は、印刷、塗装、塗布、転写、一体成形等のいずれの手法にて被覆層20の表面に形成されても良い。この実施の形態においても、被覆層20は、好ましくは、シリコーンゴムから構成されている。
筐体11の押圧部13aを貫通させる面は、その表側の面および貫通孔18の内周囲に、ゴム状弾性体19を備える。当該ゴム状弾性体19は、その内部に、断面略L字状の補強部材26を備える。補強部材26とゴム状弾性体19とは、好ましくは一体成形あるいは接着されている。ゴム状弾性体19の材料は、特に制約なく、被覆層20と同様の選択肢から選択可能である。操作キー13は、ゴム状弾性体19の弾性を利用して、ドーム状接点17を座屈変形可能に上下動する。シランカップリング剤層21と弾性層25とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。シランカップリング剤層21と弾性層25とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1aは、押圧部13aの少なくとも一部を含む面に弾性層25(第一弾性体層に相当)を備える一方、弾性層25と接するドーム状接点17側の面にシランカップリング剤層21を備え、弾性層25とシランカップリング剤層21とを直接接合して成る。ここで、押圧部13aは、操作キー13側に固定されて成る。弾性層25とドーム状接点17上のシランカップリング剤層21とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
(第3の実施の形態および第4の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第3の実施の形態において図1(1A)中の領域Aと同様の領域を拡大した拡大断面図(3A)および第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第4の実施の形態において同様の領域を拡大した拡大断面図(3B)をそれぞれ示す。
第3の実施の形態および第4の実施の形態において、第1の実施の形態と共通する構成部分については、第1の実施の形態と同じ符号を付け、その重複した説明を省略する。
第3の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1は、3個の操作キー13の内方側の面(下面)を覆うシランカップリング剤層31を備える。基板16のシランカップリング剤層31に対向する面は、ドーム状接点17を含み、被覆層20で覆われている。被覆層20において、ドーム状接点17の天面には、シランカップリング剤層31に向かって突出する押圧部15が形成されている。すなわち、被覆層20と同じ材料で形成されている押圧部15は、操作キー13側ではなく、ドーム状接点17側に形成されている。シランカップリング剤層31の好適な厚さは、1μm〜15μmであり、より好ましくは2μm〜8μmである。被覆層20は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されるシートである。
シランカップリング剤層31と押圧部15とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。シランカップリング剤層31と押圧部15とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1は、ドーム状接点17側の押圧部15を含む面に被覆層20(第一弾性体層に相当)を備える一方、押圧部15と接する操作キー13側にあって被覆層20の一部(押圧部15)と接する面にシランカップリング剤層31を備え、押圧部15とシランカップリング剤層31とを直接接合して成る。ここで、押圧部15は、ドーム状接点17側に固定して成る。押圧部15とシランカップリング剤層31とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
第4の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1は、3個の操作キー13の内方側の面(下面)を覆う弾性シート14を備える。この実施の形態では、第1の実施の形態と同様、弾性シート14は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されるシートである。基板16の弾性シート14に対向する面は、ドーム状接点17を含み、シランカップリング剤層21で覆われている。シランカップリング剤層21において、ドーム状接点17の天面には、弾性シート14に向かって突出する押圧部15aが形成されている。押圧部15aの内部には、ドーム状接点17の天面に備えるシート基材15bが含まれている。シート基材15bとしては、SUS、PET、TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)等の材料から好適に構成される。すなわち、シランカップリング剤層21は、シート基材15bごとドーム状接点17の上面を覆っている。なお、シート基材15bをドーム状接点17の天面に配置する代わりに、ドーム状接点17に絞り加工を施して、操作キー13側に突出する突出部を形成しても良い。このように、シランカップリング剤層21と同じ材料で形成されている押圧部15aは、操作キー13側ではなく、ドーム状接点17側に形成されている。押圧部15aの好適な厚さは、0.1mm〜2.0mmであり、より好ましくは0.4mm〜1.0mmである。
シランカップリング剤層21に形成された押圧部15aと弾性シート14とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。押圧部15aと弾性シート14とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1は、押圧部15aの一部(ここでは、頂部)と接する操作キー13側の面に、弾性シート14(第一弾性体層に相当)を備える一方、弾性シート14と接する面にシランカップリング剤層21を備え、弾性シート14とシランカップリング剤層21の押圧部15aの頂部とを直接接合して成る。ここで、押圧部15aはドーム状接点17側に固定して成る。また、ドーム状接点17の操作キー13側の面において少なくとも押圧部15aの頂部を含む面にはシランカップリング剤層21が備えられている。押圧部15aと弾性シート14とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
(第5の実施の形態および第6の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第5の実施の形態において図2(2A)中の領域Bと同様の領域を拡大した拡大断面図(4A)および第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第6の実施の形態において同様の領域を拡大した拡大断面図(4B)をそれぞれ示す。
第5の実施の形態および第6の実施の形態において、第2の実施の形態と共通する構成部分については、第2の実施の形態と同じ符号を付け、その重複した説明を省略する。
第5の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1aは、ドーム状接点17を覆う被覆層20およびその上からさらに覆うシランカップリング剤層21を、ドーム状接点17のみならずその周囲の基板16をも覆っている点で、第2の実施の形態と異なる。第5の実施の形態における上記以外の構成は、第2の実施の形態と同様である。弾性層25は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されている。シランカップリング剤層21と弾性層25とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。シランカップリング剤層21と弾性層25とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1aは、押圧部13aの少なくとも一部(ここでは、頂部)を含む面に弾性層25(第一弾性体層に相当)を備える一方、押圧部13aの頂部と接するドーム状接点17側の面にシランカップリング剤層21を備え、弾性層25とシランカップリング剤層21とを直接接合して成る。ここで、押圧部13aは操作キー13側に固定して成る。弾性層25とシランカップリング剤層21とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
第6の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1aは、ドーム状接点17を含みその周囲の基板16の表側の面を覆う被覆層20を備える。被覆層20は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されている。押圧部13aは、ドーム状接点17側の少なくとも先端面に、シランカップリング剤層35を備える。シランカップリング剤層35は、押圧部13aの先端面のみならず、その先端から連続する側面にも延出して形成されていても良い。また、シランカップリング剤層35の厚さは、特に制約されないが、ドーム状接点17の座屈変形時に、良好なクリック感を奏するためには、できるだけ薄い方が好ましい。シランカップリング剤層35の好適な厚さは、1μm〜15μmであり、より好ましくは2μm〜8μmである。第6の実施の形態における上記以外の構成は、第2の実施の形態と同様である。シランカップリング剤層35と被覆層20とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。シランカップリング剤層35と被覆層20とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1aは、押圧部13aの一部(ここでは、頂部)と接するドーム状接点17側の面に被覆層20(第一弾性体層に相当)を備える一方、被覆層20と接する押圧部13aにシランカップリング剤層35を備え、被覆層20とシランカップリング剤層35とを直接接合して成る。ここで、押圧部13aは操作キー13側に固定して成る。被覆層20とシランカップリング剤層35とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
(第7の実施の形態および第8の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第7の実施の形態の拡大断面図(5A)および第8の実施の形態の拡大断面図(5B)をそれぞれ示す。
第7の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1は、操作キー13の直下位置に貼付した環状筒部32aを備える樹脂シート32の表面にシランカップリング剤層31を形成し、環状筒部32aの表面に形成されたシランカップリング剤層31の嵌合凹部31aにて、ドーム状接点17を覆う被覆層20の一部としての押圧部15を嵌合している点で、第3の実施の形態と異なり、その他の構成を第3の実施の形態と共通している。押圧部15は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されている。シランカップリング剤層31の少なくとも嵌合凹部31aの凹部内周領域と押圧部15とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。すなわち、嵌合凹部31aと押圧部15とは、直接接合に加え、嵌合をもって固定されている。シランカップリング剤層31の嵌合凹部31aと押圧部15とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1は、押圧部15を含む面に被覆層20(第一弾性体層に相当)を備える一方、被覆層20の押圧部15と接する操作キー13側の面にシランカップリング剤層31を備え、被覆層20上の押圧部15とシランカップリング剤層31とを直接接合して成る。また、押圧部15を挿入固定可能な嵌合凹部31a(凹部に相当)を押圧部15と対向位置に備え、操作キー13とドーム状接点17とが押圧部15の嵌合凹部31aへの挿入により固定されている。押圧部15とシランカップリング剤層31とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。加えて、押圧部15と嵌合凹部31aとの嵌合により、両者15,31aの固定をより強固にすることができる。
第8の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1は、ドーム状接点17を覆う被覆層20およびその上からさらに覆うシランカップリング剤層21を備える。被覆層20は、ドーム状接点17の天面から操作キー13の方向に突出する押圧部15を備える。押圧部15の表面は、シランカップリング剤層21にて覆われている。一方、3個の操作キー13の裏側には、これらに共通に備える弾性シート14が配置されている。弾性シート14は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されている。弾性シート14の少なくとも嵌合凹部14aの凹部内周領域と押圧部15の表面を覆うシランカップリング剤層21とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。すなわち、嵌合凹部14aと押圧部15の表面を覆うシランカップリング剤層21とは、直接接合に加え、嵌合をもって固定されている。
このように、押釦用スイッチ部材1は、押圧部15の少なくとも一部(ここでは頂部)と接する操作キー13側の面に弾性シート14(第一弾性体層に相当)を備える一方、弾性シート14に接する面にシランカップリング剤層21を備え、弾性シート14とシランカップリング剤層21とを直接接合して成る。また、押圧部15を挿入固定可能な嵌合凹部14a(凹部に相当)を押圧部15と対向位置に備え、操作キー13とドーム状接点17とが押圧部15の嵌合凹部14aへの挿入により固定されている。押圧部15とシランカップリング剤層21とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。加えて、押圧部15と嵌合凹部14aとの嵌合により、両者15,14aの固定をより強固にすることができる。
(第9の実施の形態および第10の実施の形態)
図6は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第9の実施の形態の拡大断面図(6A)および第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第10の実施の形態の拡大断面図(6B)をそれぞれ示す。
第9の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1は、ドーム状接点17を覆う被覆層20の上にシランカップリング剤層21を設けずに、弾性シート14に一体的に固定されている押圧部15を被覆層20に直接接合させている点で、第1の実施の形態と異なり、その他の構成を第1の実施の形態と共通している。押圧部15を含めた弾性シート14および被覆層20は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されている。押圧部15と被覆層20とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。押圧部15と被覆層20とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1は、押圧部15の少なくとも一部(ここでは、少なくとも頂部)の面を含む弾性シート14(第一弾性体層に相当)を備える一方、その弾性シート14と接する他方の面に被覆層20(第二弾性体層に相当)を備え、押圧部15と被覆層20とを直接接合して成る。ここで、押圧部15は、操作キー13側に、弾性シート14と一体で固定されて成る。押圧部15とドーム状接点17上の被覆層20とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
第10の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1aは、ドーム状接点17を覆う被覆層20の上にシランカップリング剤層21を設けずに、押圧部13aの先端に設けられた弾性層25を被覆層20に直接接合させている点で、第2の実施の形態と異なり、その他の構成を第2の実施の形態と共通している。弾性層25および被覆層20は、シロキサン結合を有する弾性体、例えば、シリコーンゴムにて好適に構成されている。弾性層25と被覆層20とは、両者の境界部分に何らの接着剤をも介在させずに、直接接合されている。弾性層25と被覆層20とのそれぞれの接合面に対する紫外線の照射は、第1の実施の形態で説明した方法にて行うことができる。そのメカニズムも同様である。
このように、押釦用スイッチ部材1aは、押圧部13aの一部(ここでは、頂部)と接するドーム状接点17側の面に被覆層20(第一弾性体層に相当)を備える一方、被覆層20と接する押圧部13aに弾性層25(第二弾性体層に相当)を備え、弾性層25と被覆層20とを直接接合して成る。ここで、押圧部13aは操作キー13側に固定して成る。弾性層25と被覆層20とを直接接合しているため、操作キー13の押圧時に、確実にドーム状接点17の天面から真下に座屈変形させることができる。
2.押釦用スイッチ部材の製造方法
図7は、本発明の押釦用スイッチ部材の製造方法の好適な実施の形態における主要な工程の流れを示す。
この実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の製造方法は、第一弾性体層と、第二弾性体層若しくはシランカップリング剤層との両層の対向面に対して紫外線を照射して、当該対向面に、紫外線の照射前に比べて接着性の高い接着活性層を形成する接着活性層形成工程と、接着活性層同士を直接接合する接合工程と、を含む。より詳細には、次のとおりである。
押釦用スイッチ部材の製造方法は、図7に示すように、操作キー13側若しくはドーム状接点17側に第一弾性体層を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、当該第一弾性体層と接合する側の面に第二弾性体層若しくはシランカップリング剤層(シランカップリング剤層等という)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、第一弾性体層とシランカップリング剤層等とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。接着活性層形成工程は、紫外線を照射した面の接着性を高める一種の表面処理である。かかる表面処理後、できるだけ早く接合工程を実行するのが好ましい。接合工程は、常温(20〜25℃)でも容易に行うことができるが、常温から25〜90℃の範囲の任意の温度まで加熱して行っても良い。また、接合工程において、接合両面間に互いに接合する方向から加重するのが好ましい。さらに、接合工程後、しばらく放置するのが好ましい。なお、第一弾性体層とシランカップリング剤層等とは、互いに接合する方向に力が加わった状態(ただし、ドーム状接点17を変形させない程度)にて接合されている方が好ましい。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図1を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14の押圧部15と接合する側の面にシランカップリング剤層21を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性シート14の押圧部15とシランカップリング剤層21とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図2を参照)は、操作キー13側に弾性層25(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性層25と接合する側の面にシランカップリング剤層21を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性層25とシランカップリング剤層21とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図3(3A)を参照)の製造方法は、ドーム状接点17側に被覆層20(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、被覆層20の押圧部15と接合する側の面にシランカップリング剤層31を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、被覆層20の押圧部15とシランカップリング剤層31とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図3(3B)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14と接合する側の面にシランカップリング剤層21(押圧部15aを含む)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、シランカップリング剤層21の押圧部15aと弾性シート14とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図4(4A)を参照)は、操作キー13側に弾性層25(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性層25と接合する側の面にシランカップリング剤層21を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性層25とシランカップリング剤層21とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図4(4B)を参照)は、ドーム状接点17側に被覆層20(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、被覆層20と接合する側の面にシランカップリング剤層35を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、被覆層20とシランカップリング剤層35とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第7の実施の形態)
第7の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図5(5A)を参照)の製造方法は、ドーム状接点17側に被覆層20(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、被覆層20の押圧部15と接合する側の面にシランカップリング剤層31(嵌合凹部31aを含む)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、シランカップリング剤層31の嵌合凹部31aと被覆層20の押圧部15とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。この接合工程では、嵌合凹部31aと押圧部15との嵌合も行われる。
(第8の実施の形態)
第8の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図5(5B)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(嵌合凹部14aを含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14の嵌合凹部14aと接合する側の面にシランカップリング剤層21(押圧部15を覆う層)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性シート14の嵌合凹部14aとシランカップリング剤層21側の押圧部15とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。この接合工程では、嵌合凹部14aと押圧部15との嵌合も行われる。
(第9の実施の形態)
第9の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図6(6A)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14の押圧部15と接合する側の面に被覆層20(第二弾性体層に相当)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性シート14の押圧部15と被覆層20とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
(第10の実施の形態)
第10の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図6(6B)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性層25(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性層25と接合する側の面に被覆層20(第二弾性体層に相当)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性層25と被覆層20とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
3.その他の実施の形態
以上、本発明の押釦用スイッチ部材およびその製造方法の好適な各実施の形態について説明したが、本発明は、上記形態に限定されることなく、種々変形して実施可能である。
例えば、ドーム状接点17の突出面側に形成される被覆層20は、シロキサン結合を有する弾性体、好ましくはシリコーンゴムから成るが、その上にシランカップリング剤層21を形成する場合には、シロキサン結合を有する弾性体以外の材料から成る層でも良い。操作キー13の直下に被覆層20に相当する層を形成して、その次にシランカップリング剤層を形成する場合にも同様に、当該層は、シロキサン結合を有する弾性体、好ましくはシリコーンゴムから成るが、シロキサン結合を有する弾性体以外の材料から成る層でも良い。なお、シロキサン結合を有する弾性体は、シリコーンゴム以外に、シリコーンゴムやシリコーン樹脂と他のゴムや樹脂との複合体でも良い。
第7の実施の形態(図5(5A)を参照)において、シランカップリング剤層31を弾性シート14に代えても良い。また、ドーム状接点17側の押圧部15に代えて凹部を、操作キー13側の嵌合凹部31aに代えて凸部をそれぞれ備えて、当該凹部と当該凸部を嵌合しても良い。さらに、ドーム状接点17側の押圧部15に代えて凹部を、操作キー13側の嵌合凹部14aに代えて凸部をそれぞれ備えて、当該凹部と当該凸部を嵌合しても良い。
第1〜第10の各実施の形態における押釦用スイッチ部材1,1aの構成要素は、組み合わせ不可能な場合を除き、互いに任意に組み合わせることができる。一例を挙げると、第5の実施の形態および第6の実施の形態において、第7の実施の形態および第8の実施の形態における嵌合凹部31a,14aに相当する凹部を、ドーム状接点17側に形成しても良い。
本発明に係る押釦用スイッチ部材は、例えば、携帯通信機器、PC、カメラ、車載用電子機器、家庭用オーディオ機器、家庭用電化製品などの操作キーを備える各種機器に利用することができる。
1,1a 押釦用スイッチ部材
17 ドーム状接点
13 操作キー
13a,15,15a 押圧部
14 弾性シート(第一弾性体層)
14a,31a 嵌合凹部(凹部)
20 被覆層(第一弾性体層または第二弾性体層)
21,31,35 シランカップリング剤層
25 弾性層(第一弾性体層)

Claims (8)

  1. ドーム状接点と、
    そのドーム状接点の突出側に対向配置される操作キーと、
    前記ドーム状接点と前記操作キーとの間に配置されると共に前記ドーム状接点側または前記操作キー側のいずれかに固定される押圧部と、
    を備え、前記操作キーを前記ドーム状接点の方向に押圧して、前記ドーム状接点を弾性的に座屈変形可能とする押釦用スイッチ部材であって、
    前記押圧部の少なくとも一部を含む面および前記押圧部の前記一部と接する前記操作キー側若しくは前記ドーム状接点側の面のいずれか一方の面に、シロキサン結合を有する第一弾性体層を備える一方、前記第一弾性体層と接する他方の面に、シロキサン結合を有する第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備え、
    前記第一弾性体層と前記第二弾性体層とを、あるいは前記第一弾性体層と前記シランカップリング剤層とを直接接合して成る押釦用スイッチ部材。
  2. 前記押圧部を前記操作キー側に固定して成り、
    前記操作キーの前記ドーム状接点側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第一弾性体層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。
  3. 前記押圧部を前記操作キー側に固定して成り、
    前記操作キーの前記ドーム状接点側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第二弾性体層または前記シランカップリング剤層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。
  4. 前記押圧部を前記ドーム状接点側に固定して成り、
    前記ドーム状接点の前記操作キー側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第一弾性体層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。
  5. 前記押圧部を前記ドーム状接点側に固定して成り、
    前記ドーム状接点の前記操作キー側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第二弾性体層または前記シランカップリング剤層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。
  6. 前記押圧部を挿入固定可能な凹部を前記押圧部と対向位置に備え、前記操作キーと前記ドーム状接点とが前記押圧部の前記凹部への挿入により固定されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の押釦用スイッチ部材。
  7. 前記第一弾性体層および前記第二弾性体層の内の少なくとも1つの層をシリコーンゴムとする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の押釦用スイッチ部材。
  8. ドーム状接点と、そのドーム状接点の突出側に対向配置される操作キーと、前記ドーム状接点と前記操作キーとの間に配置されると共に前記ドーム状接点側または前記操作キー側のいずれかに固定される押圧部とを備え、前記操作キーを前記ドーム状接点の方向に押圧して、前記ドーム状接点を弾性的に座屈変形可能とする押釦用スイッチ部材を製造する方法であって、
    前記押圧部の少なくとも一部を含む面および前記押圧部の前記一部と接する前記操作キー側若しくは前記ドーム状接点側の面のいずれか一方の面に、シロキサン結合を有する第一弾性体層を備える一方、前記第一弾性体層と接する他方の面に、シロキサン結合を有する第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備え、
    前記第一弾性体層と、前記第二弾性体層若しくは前記シランカップリング剤層との両層の対向面に対して紫外線を照射して、前記対向面に、紫外線の照射前に比べて接着性の高い接着活性層を形成する接着活性層形成工程と、
    前記接着活性層同士を直接接合する接合工程と、
    を含む押釦用スイッチ部材の製造方法。
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