JP6466818B2 - 押釦用スイッチ部材およびその製造方法 - Google Patents
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Description
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の図8中のX−X線と同様の線で切断したときの断面図(1A)および当該断面図中の領域Aの拡大断面図(1B)をそれぞれ示す。
図2は、第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の図8中のX−X線と同様の線で切断したときの断面図(2A)および当該断面図中の領域Bの拡大断面図(2B)をそれぞれ示す。
図3は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第3の実施の形態において図1(1A)中の領域Aと同様の領域を拡大した拡大断面図(3A)および第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第4の実施の形態において同様の領域を拡大した拡大断面図(3B)をそれぞれ示す。
図4は、第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第5の実施の形態において図2(2A)中の領域Bと同様の領域を拡大した拡大断面図(4A)および第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第6の実施の形態において同様の領域を拡大した拡大断面図(4B)をそれぞれ示す。
図5は、第3の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第7の実施の形態の拡大断面図(5A)および第8の実施の形態の拡大断面図(5B)をそれぞれ示す。
図6は、第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第9の実施の形態の拡大断面図(6A)および第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材の一部を変形した第10の実施の形態の拡大断面図(6B)をそれぞれ示す。
図7は、本発明の押釦用スイッチ部材の製造方法の好適な実施の形態における主要な工程の流れを示す。
第1の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図1を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14の押圧部15と接合する側の面にシランカップリング剤層21を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性シート14の押圧部15とシランカップリング剤層21とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第2の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図2を参照)は、操作キー13側に弾性層25(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性層25と接合する側の面にシランカップリング剤層21を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性層25とシランカップリング剤層21とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第3の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図3(3A)を参照)の製造方法は、ドーム状接点17側に被覆層20(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、被覆層20の押圧部15と接合する側の面にシランカップリング剤層31を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、被覆層20の押圧部15とシランカップリング剤層31とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第4の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図3(3B)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14と接合する側の面にシランカップリング剤層21(押圧部15aを含む)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、シランカップリング剤層21の押圧部15aと弾性シート14とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第5の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図4(4A)を参照)は、操作キー13側に弾性層25(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性層25と接合する側の面にシランカップリング剤層21を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性層25とシランカップリング剤層21とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第6の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図4(4B)を参照)は、ドーム状接点17側に被覆層20(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、被覆層20と接合する側の面にシランカップリング剤層35を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、被覆層20とシランカップリング剤層35とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第7の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図5(5A)を参照)の製造方法は、ドーム状接点17側に被覆層20(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、被覆層20の押圧部15と接合する側の面にシランカップリング剤層31(嵌合凹部31aを含む)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、シランカップリング剤層31の嵌合凹部31aと被覆層20の押圧部15とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。この接合工程では、嵌合凹部31aと押圧部15との嵌合も行われる。
第8の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図5(5B)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(嵌合凹部14aを含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14の嵌合凹部14aと接合する側の面にシランカップリング剤層21(押圧部15を覆う層)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性シート14の嵌合凹部14aとシランカップリング剤層21側の押圧部15とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。この接合工程では、嵌合凹部14aと押圧部15との嵌合も行われる。
第9の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1(図6(6A)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性シート14(押圧部15を含み、第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性シート14の押圧部15と接合する側の面に被覆層20(第二弾性体層に相当)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性シート14の押圧部15と被覆層20とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
第10の実施の形態に係る押釦用スイッチ部材1a(図6(6B)を参照)の製造方法は、操作キー13側に弾性層25(第一弾性体層に相当)を形成する第一弾性体層形成工程(S100)と、弾性層25と接合する側の面に被覆層20(第二弾性体層に相当)を形成するシランカップリング剤層等形成工程(S200)と、弾性層25と被覆層20とのそれぞれの接合面に対して紫外線を照射して接着活性層を形成する接着活性層形成工程(S300)と、形成された接着活性層同士を接合する接合工程(S400)と、を含む。
以上、本発明の押釦用スイッチ部材およびその製造方法の好適な各実施の形態について説明したが、本発明は、上記形態に限定されることなく、種々変形して実施可能である。
17 ドーム状接点
13 操作キー
13a,15,15a 押圧部
14 弾性シート(第一弾性体層)
14a,31a 嵌合凹部(凹部)
20 被覆層(第一弾性体層または第二弾性体層)
21,31,35 シランカップリング剤層
25 弾性層(第一弾性体層)
Claims (8)
- ドーム状接点と、
そのドーム状接点の突出側に対向配置される操作キーと、
前記ドーム状接点と前記操作キーとの間に配置されると共に前記ドーム状接点側または前記操作キー側のいずれかに固定される押圧部と、
を備え、前記操作キーを前記ドーム状接点の方向に押圧して、前記ドーム状接点を弾性的に座屈変形可能とする押釦用スイッチ部材であって、
前記押圧部の少なくとも一部を含む面および前記押圧部の前記一部と接する前記操作キー側若しくは前記ドーム状接点側の面のいずれか一方の面に、シロキサン結合を有する第一弾性体層を備える一方、前記第一弾性体層と接する他方の面に、シロキサン結合を有する第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備え、
前記第一弾性体層と前記第二弾性体層とを、あるいは前記第一弾性体層と前記シランカップリング剤層とを直接接合して成る押釦用スイッチ部材。 - 前記押圧部を前記操作キー側に固定して成り、
前記操作キーの前記ドーム状接点側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第一弾性体層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。 - 前記押圧部を前記操作キー側に固定して成り、
前記操作キーの前記ドーム状接点側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第二弾性体層または前記シランカップリング剤層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。 - 前記押圧部を前記ドーム状接点側に固定して成り、
前記ドーム状接点の前記操作キー側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第一弾性体層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。 - 前記押圧部を前記ドーム状接点側に固定して成り、
前記ドーム状接点の前記操作キー側の面において少なくとも前記押圧部の頂部を含む面に、前記第二弾性体層または前記シランカップリング剤層を備える請求項1に記載の押釦用スイッチ部材。 - 前記押圧部を挿入固定可能な凹部を前記押圧部と対向位置に備え、前記操作キーと前記ドーム状接点とが前記押圧部の前記凹部への挿入により固定されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の押釦用スイッチ部材。
- 前記第一弾性体層および前記第二弾性体層の内の少なくとも1つの層をシリコーンゴムとする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の押釦用スイッチ部材。
- ドーム状接点と、そのドーム状接点の突出側に対向配置される操作キーと、前記ドーム状接点と前記操作キーとの間に配置されると共に前記ドーム状接点側または前記操作キー側のいずれかに固定される押圧部とを備え、前記操作キーを前記ドーム状接点の方向に押圧して、前記ドーム状接点を弾性的に座屈変形可能とする押釦用スイッチ部材を製造する方法であって、
前記押圧部の少なくとも一部を含む面および前記押圧部の前記一部と接する前記操作キー側若しくは前記ドーム状接点側の面のいずれか一方の面に、シロキサン結合を有する第一弾性体層を備える一方、前記第一弾性体層と接する他方の面に、シロキサン結合を有する第二弾性体層またはシランカップリング剤層を備え、
前記第一弾性体層と、前記第二弾性体層若しくは前記シランカップリング剤層との両層の対向面に対して紫外線を照射して、前記対向面に、紫外線の照射前に比べて接着性の高い接着活性層を形成する接着活性層形成工程と、
前記接着活性層同士を直接接合する接合工程と、
を含む押釦用スイッチ部材の製造方法。
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